JP2005042471A - 吹払式防雪柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吹払式防雪柵の複数の防雪板の間を通る風をロスなく円滑に下部に絞り込み、最下部の防雪板の下方を吹き抜ける横風によって風の流れを路面上に滑らかに導くようにすること。
【解決手段】 複数の防雪板1〜4を取り付けた柵に吹き付ける風を該防雪板により下部に導き、下部の空隙6から吹き抜ける強い横風と合流させ、加速させて路面5上の雪を吹き払う吹き払い防雪柵において、上記防雪板1〜4を平板状のものとし、その設置位置を最上部の防雪板1から最下部の防雪板4に行くに従い垂直横方向からみて、外側に凹状に湾曲した曲線に沿って順次道路5側にずらして配置し、且つ、通常4枚の各防雪板1〜4の取付け角度も、最上部1より最下部4に行くに従って垂直とのなす角度(傾斜角)を順次大きく設定したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は複数(通常4枚)の防雪板を取付けた柵に吹き付ける風を該防雪板により下部に導き、下部の空隙から吹き抜ける強い横風と合流させ、加速させて路面上の雪を吹き払うようにした吹払式防雪柵に関する。
最初に開発された吹き払い柵は仮設式で柵の柱は主柱と控え柱に分離しており、そのため主柱の設置位置は路肩で、控え柱の設置は排水路を越えた農用地内が設置位置となるケースが殆どである。(例えば実公昭54−36506号公報参照)。
また、道路の風上側側縁に沿って立設した支柱間に、複数の翼型防雪板を上下に間隔をあけて、且つ吹き込み側が高くなるように傾斜させて取付け、この翼型防雪板の断面形状を下に凸の形状としたものもある。
特開2002−138417号公報
実公昭54−36506号公報のものは前記したように主柱の設置位置は路肩で控え柱の設置は排水路を越えた農用地内となるケースが殆どのため用地の取得もしくは借り上げが必要となり費用の面、手続の面等から敬遠され、現在は新規に採用されることは皆無となっている。
また、特開2002−138417号公報のものは、主柱と控え柱を合体させ直柱することにより道路用地内での設置を可能にし用地の取得借り上げの問題を解消しており、且つ風の向きと反対方向の翼型による揚力により風で翼型防雪柵が吹き飛ばされる恐れもないが、防雪板を翼型に形成する加工工程が必要となった。
本発明は、防雪板を単なる平板状のものとし、数多くの風洞実験の繰り返しのもとに、より吹き払い性能の高い防雪柵を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために本発明の採った手段は、
複数の防雪板を取り付けた柵に吹き付ける風を該防雪板により下部に導き、下部の空隙から吹き抜ける強い横風と合流させ、加速させて路面上の雪を吹き払う吹払式防雪柵において、 上記防雪板を平板状のものとし、その設置位置を、最上部の防雪板から最下部の防雪板に行くに従い垂直横方向からみて、外側に凹状に湾曲した曲線に沿って順次道路側にずらして配置し、且つ、通常4枚の各防雪板の取付け角度も、最上部より最下部に行くに従って垂直方向となす角度(傾斜角)を順次大きく設定したことを特徴としている。
また、別の課題を解決するために請求項1の手段に対し、最上部の防雪板に有孔板を採用したことを特徴としている。
さらに、別の課題を解決するために請求項1又は2の手段に対し、上記した最上部から最下部の各防雪板は、道路の風上側側縁に沿って立設した垂直方向の主柱の頂部から、上方に凹状に湾曲した曲線状の支柱に取付けられ、該上方に凹状に湾曲した該曲線状の支柱の下端は、上記垂直方向の主柱の風下側に間隔を隔てて垂直方向に平行に設けられ、強い横風が吹き抜ける高さの短支柱に、取付け支持されたことを特徴としている。
次に、本発明の実施の形態を図面に記載した実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の吹払式防雪柵を垂直横方向からみた側面図であり、図2は、斜視図である。
図において、4枚の防雪板の最上部の防雪板を1とし、下方に行くに従って、防雪板2、防雪板3および最下部の防雪板4がそれぞれ図示のように、外側(上方)に凹状に湾曲した曲線に沿って順次道路5側にずらして配置し、且つ4枚の各防雪板1〜4の取付け角度を最上部防雪板1より最下部防雪板4に行くに従って垂直方向となす角度(傾斜角度)を順次大きく設定している。
上記のようにして形成した4枚の防雪板を全体的にみて流線型状を呈しているとみることができる。
なお、最上部の防雪板1を、柵頂部から越流した風が柵風下に巻き込み渦流となり視覚障害を発生させるのを緩和させるために、有孔板を採用している。
また、上記した最上部から最下部の各防雪板1〜4は、道路5の風上側側縁に沿って立設した垂直方向の主柱7の頂部7aから、上方に凹状に湾曲した曲線状の支柱8(図2参照)に取り付けられ、該上方に凹状に湾曲した曲線状の支柱8の下端8aは、上記垂直方向の主柱7の風下側に間隔を隔てて垂直方向平行に設けられ強い横風が空隙6を吹き抜ける高さの短支柱9(図2)に取付け支持されている。
次に、作用について説明すると、防雪板1〜4の取付け傾斜角度をそれぞれ15゜、20゜、25゜、30゜とすると、図1において右から左へ吹き付けられた風は、傾斜角度を異にした各防雪板1〜4の間を通り抜け、柵の下方に絞り込む力を増加させ、最下部の防雪板4の下方の空隙6を吹き抜ける強い横風と相俟って吹き払う風速を増大させることが風洞実験の結果確認されている。
なお、上記風洞実験では、模型雪として、一番雪粒子に近いとされている活性白土を使用した。
上記のように、図1において、右から左へ吹き付けられた風は、傾斜角度を下方に行くに従って大きくした各防雪板1〜4の間を通り抜け柵の下方に絞り込む力を増加しているので、図2において主柱7と支柱8と防雪板の裏側によって空間(図1の破線部分)が形成される。この空間は大きければ大きいほど、風の力を誘い込む力が備えられ、その蓄えられた風力は、下方の空隙6を吹き抜ける強い横風と相俟って吹き払う風速を増大させて、所望の吹き払い可能な風力が得られる作用を生じる。
上記した実施例において防雪板を4枚にした実施例について説明したが、通常最も多く使用される例であって、防雪板の枚数はこれに限るわけではない。
図3は、最上部の防雪板を無孔板で形成した場合の模型による風の流れを示し、図4は、最上部の防雪板を有孔板で形成した場合の同じく風の流れを示している。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明によれば、複数の防雪板を取り付けた柵に吹き付ける風を該防雪板により下部に導き、下部の空隙から吹き抜ける強い横風と合流させ、加速させて路面上の雪を吹き払う吹払式防雪柵において、 上記防雪板を平板状のものとし、その設置位置を、最上部の防雪板から最下部の防雪板に行くに従い垂直横方向からみて、外側に凹状に湾曲した曲線に沿って順次道路側にずらして配置し、且つ、通常4枚の各防雪板の取付け角度も、最上部より最下部に行くに従って垂直方向となす角度(傾斜角)を順次大きく設定したことを特徴としたことにより、次のような効果が奏される。
(i) 上記のように配設された各防雪板によって風上から横方向に防雪板に吹き付けた風を効率よく下部に絞り込むことができ、且つ最下部の防雪板の下方に形成された空隙から吹き抜ける横方向の風によって風の流れを路面上になめらかに導くことができる。
(ii)これによって図3に示すように、路面を完全に吹き払っている距離がほぼ7m、路盤が所々顔を出し吹き払い効果が現れていることろまで10mぐらいになっており、垂直支柱に防雪板をすべて同じ角度に取り付けた従来型に比較して、約1.5倍の吹き払い効果を発揮することができる。
また、請求項2のように最上部の防雪板に有孔板を採用したことにより、図4に示すように、路盤が8m位までは完全に吹き払われており、路盤の一部が出ており吹き払い効果が認められる所までは、14m〜15mとなっており、上記した現在使用されている従来型に比較すると、約1.8倍〜2.0倍の吹き払い効果を発揮しており、図4に示すように、渦流を長い範囲に亘り抑制するので視覚障害の緩和にも非常に優れた効果を発揮することができる。
(iii) 防雪板の設置位置を最上部の防雪板から最下部の防雪板に行くに従い垂直横方向からみて、外側に凹状に湾曲した曲線に沿って順次道路側にずらして配置したことにより、主柱7と支柱8と防雪板の裏側に形成される空間(図1の破線部分)の真下側に、雪が積もりにくい状態が生じる。それは、防雪板を道路側にずらして形成したことにより、三角状の屋根が形成されて上記空間がその真下に位置するためである。よって、上記、「主柱7と支柱8と防雪板の裏側に形成される空間(図1の破線部分)の真下側」には、その屋根効果により雪は閉ざされて積もりにくい。そして、主柱7と支柱8と防雪板の裏側に形成される空間ならびに、その真下には積雪が比較的多い場合でも、比較的空間が開きやすい条件が得られ、比較的積雪が多い状態でも風の力を誘い込む力が衰えずに蓄えられ、その蓄えられた風力は、下方の空隙6を吹き抜ける強い横風と相俟って吹き払う風速を増大させて、所望の吹き払い可能な風力が得られる。
重ねて言い換えると、上記屋根効果により、最下位置にある防雪板の道路とは逆側において、雪が積もりにくい構造としたので、屋根効果の無いタイプに比較して、上記空間が開きやすい条件が得られ、積雪が多い状態でも風の力を誘い込む力が安定して備えられ、その蓄えられた風力は、下方の空隙6を吹き抜ける強い横風と相俟って吹き払う風速を増大させて、所望の吹き払い可能な風力が得られる。さらに、道路側に積もった雪は、上記十分に得られた吹き払い可能な風力により飛ばされる。これに対して従来の屋根効果の無いタイプでは上記空間が雪で埋まるか小さくなり、風の力の誘い込む力も衰える。つまり、垂直方向にならんだ防雪板の角度を調節しただけの構造では、比較的積雪の多い状態において風の誘い込む力が衰えるどころではなく、入口が塞がれて吹き抜けなくなる最悪の現象が生じる。本発明ではこのような最悪の現象も比較的生じにくくする効果がある。
また、請求項3のように構成したことにより、本発明の目的とする吹払式防雪柵を容易にしかも強固に組立て構成することができる。
本発明の吹払式防雪柵の風の流れを示す説明用側面図である。 本発明の吹払式防雪柵の組立て斜視図である。 本発明の吹払式防雪柵の最上部の防雪板を無孔板で構成した場合の風の流れを示す説明用側面図である。 同様に最上部の防雪板を有孔板で構成した場合の風の流れを示す説明用側面図である。
符号の説明
1 防雪板
2 防雪板
3 防雪板
4 防雪板
5 道路
6 横方向の風を通す空隙
7 主柱
7a 主柱の上端部
8 曲線状支柱
8a 支柱の下端部
9 短支柱

Claims (3)

  1. 複数の防雪板を取り付けた柵に吹き付ける風を該防雪板により下部に導き、下部の空隙から吹き抜ける強い横風と合流させ、加速させて路面上の雪を吹き払う吹払式防雪柵において、 上記防雪板を平板状のものとし、その設置位置を、最上部の防雪板から最下部の防雪板に行くに従い垂直横方向からみて、外側に凹状に湾曲した曲線に沿って順次道路側にずらして配置し、且つ、通常4枚の各防雪板の取付け角度も、最上部より最下部に行くに従って垂直方向となす角度(傾斜角)を順次大きく設定したことを特徴とする吹払式防雪柵。
  2. 最上部の防雪板に有孔板を採用したことを特徴とする請求項1記載の吹払式防雪柵。
  3. 上記した最上部から最下部の各防雪板は、道路の風上側側縁に沿って立設した垂直方向の主柱の頂部から、上方に凹状に湾曲した曲線状の支柱に取付けられ、該上方に凹状に湾曲した該曲線状の支柱の下端は、上記垂直方向の主柱の風下側に間隔を隔てて垂直方向に平行に設けられ、強い横風が吹き抜ける高さの短支柱に、取付け支持されたことを特徴とする請求項1又は2記載の吹払式防雪柵。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105019368A (zh) * 2015-07-20 2015-11-04 甘肃省治沙研究所 倾斜式路基导沙墙
CN109024326A (zh) * 2018-08-27 2018-12-18 山西尚风科技股份有限公司 一种道路阻沙阻雪装置
CN113931094A (zh) * 2021-11-09 2022-01-14 石河子大学 一种自适应弹塑性偏转芦苇束式沙障

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