JP4295156B2 - 防雪柵 - Google Patents

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本発明は、冬期間における道路等への積雪量を軽減し、かつ視程障害を緩和するため、道路脇に設置する防雪柵に関する。
従来、防雪板の下段を路面上に向けて下向き傾斜の吹き払い部とし、上段を路面上に向けて上向き傾斜の整流部とした防雪柵の気流制御方法は知られている。
例えば、特開2002−227138号公報には、風流入側の一端部が曲面に形成されている風向変換板を使用して、上段に道路上空吹払い風層形成部を設けるとともに、下段に道路面吹払い風層形成部を設ける防雪柵が示されている。
この防雪柵は、上段に道路上空吹払い風層形成部を設けるとともに、下段に道路面吹払い風層形成部を設けることにより、流入風は上下方向に変換増速され、道路上空吹払い風層及び道路面吹払い風層に分離するとともに、上記風層の中間部に長楕円形の弱風帯が形成される。したがって、幅の広い道路でも除雪効果が向上するとともに、ドライバーに対する視程障害が改善するという効果が示されている。
また、風流入側の一端部が曲面に形成されている風向変換板を、断面形状の厚さが変化しない薄鋼板としたもの、断面形状が中空の翼型としたものが示されている。
特開2002−227138号公報
前記の特開2002−227138号公報における技術では、下段に道路面吹払い風層形成部を設けるものであるが、道路除雪によりこの吹払い風層形成部を埋めてしまうと、道路を強く吹き払うことができずに視程障害緩和の機能が失われる場合が多い。
その機能を確保するため、吹払い風層形成部を除雪することが行われるが、冬季間を通じて除雪すると費用が必要以上にかさむという問題があった。
また、一般的な吹き止め柵は、冬季間のうちに防雪柵の風上側に形成する吹き溜まりが柵を越えないよう柵高を設定するが、そのため柵高が5m以上と非常に高くなってしまい、その設置費用がかさむという問題があった。
そこで本発明は、冬季間のうち初めは下段の吹き払い部の機能により視程障害を緩和するが、道路除雪により下段の吹き払い部を埋めた場合には、防雪柵の風上に顕著な吹き溜まりを形成して視程障害を緩和する吹き止め柵として機能することにより、除雪費用を低減させること、防雪柵の風上側に形成する吹き溜まりが防雪柵を越えにくく、設置費用を低減させることを目的とする。
請求項1の発明による防雪柵は、道路の風上側に所定間隔ごとに支柱2を立設し、支柱2間に複数枚の防雪板3を配置した防雪柵において、防雪板3の下段を路面上に向けて下向き傾斜の吹き払い部4とし、防雪板3の中段を通風を妨げる吹き止め部5とし、防雪板3の上段を整流部6とし、整流部6に路面上に向けて上向き傾斜の整流板7を設け、整流板7は上下に配置した複数枚で構成され、上下に配置した複数枚の整流板7が上方ほど路面上から遠ざかる風上側に位置するよう傾斜して配置したものである。
請求項2の発明による防雪柵は、整流部6の整流板7を翼型断面21,22としたものである。
請求項1の発明によれば、防雪板3の下段を路面上に向けて下向き傾斜の吹き払い部4とし、防雪板3の中段を通風を妨げる吹き止め部5とし、初めは下段の吹き払い部の機能により視程障害を緩和し、道路除雪等により下段の吹き払い部4を埋めた場合には防雪柵の風上に顕著な吹き溜まりを形成して視程障害を緩和する吹き止め柵として機能し、下段の吹き払い部4を除雪しなくても機能が継続するから、除雪費用を低減させることができる。
また、防雪板3の上段の整流部6が上下に配置した複数枚の整流板7で構成され、上下に配置した複数枚の整流板7が上方ほど路面上から遠ざかる風上側に位置するよう傾斜して配置し、整流板7が防雪柵の風上側に形成する吹き溜まりに接近し、整流部6の強く雪を吹き払う作用が増すから、より防雪柵の風上側に形成する吹き溜まりが防雪柵を越えにくく、比較的低い柵でも吹き止め柵としての機能を継続でき、設置費用低減させることができる
請求項2の発明によれば、整流部6の整流板7を翼型断面21,22としたから、より整流部6の強く雪を吹き払う作用が増し、より防雪柵の風上側に形成する吹き溜まりが防雪柵を越えにくい。
道路除雪により下段の吹き払い部を埋めた場合には、防雪柵の風上に顕著な吹き溜まりを形成して視程障害を緩和する吹き止め柵として機能することにより、除雪費用を低減させるという目的を、防雪板3の下段を路面上に向けて下向き傾斜の吹き払い部4とし、防雪板3の中段又は中上段は通風を妨げる吹き止め部5として実現した。
図1は、本発明の実施例に係る防雪柵の正面図であって、道路脇の風上側地面Eに埋設される基礎コンクリート1と、基礎コンクリート1に固定され所定間隔ごとに支柱2を立設し、支柱2間に複数枚の横長の防雪板3を上下に配置する。その柵高は3.5m程度である。
防雪板3の下段には、吹き払い部としての吹き払い防雪板4を設け、吹き払い防雪板4は路面上に向けて下向き傾斜として上下二段に支柱2に取り付け、その傾斜角度は垂直から20〜40度とした。
上側の吹き払い防雪板4を下側のものより垂直に近く配置すると、より吹き払いの効果が得られる。また、その傾斜角度を調節自在としても良い。
防雪板3の中段には、吹き止め部としての無孔板5を設け、無孔板5は一枚か複数枚を上下に密着して並べ、ほとんど風を通さないよう支柱2に固定される。
吹き止め部としては、無孔板5のほかに、細密有孔板のように多数の小孔を有するものなど、ほとんど風を通さないものや適度に通風するものなど、通風を妨げるであれば良い。
防雪板3の上段に整流部6を設ける。整流部6は上下に配置した複数枚の整流板7で構成され、整流板7は路面上に向けて上向き傾斜とする。実施例では、整流部6を4枚の整流板7で構成し、整流板7の傾斜角度は水平から30度とした。なお、整流板7の傾斜角度を調節自在としても良い。
整流部6に対応する支柱2上端部は路面上から遠ざかる風上側に傾斜させ、傾斜した支柱2に取り付けた複数枚の整流板7が上方ほど路面上から遠ざかる風上側に位置するように傾斜して配置される。実施例では、支柱2の傾斜角度を垂直から30度とした。
図5に示すのは、整流部6の整流板7を翼型断面としての翼型整流板21としたもので、厚さが一様な板の中間部を曲面に曲げて形成したものである。
図6に示すのは、整流部6の整流板7を翼型断面としての翼型整流板22としたもので、厚さが一様な板を複数箇所折り曲げて、全体として翼型に形成したものである。
翼型断面の整流板7としては、飛行機の翼のように、中空断面で上下の曲率が異なるような形状としても良い。
次に、本発明の防雪柵の機能を効果と共に説明する。
図3に示すのは、冬季間のうちの初めや下段の吹き払い部4を除雪した状態の風層であり、防雪柵に流入する地吹雪風層10は、吹き払い部4により下向きに偏向された道路面上を通過するの吹き払い風層11と、整流部6により上向きに偏向され道路上空を通過する上空通過風層12とに分かれる。
この下段の吹き払い部4が機能する間は、吹き払い部4による下降流の吹き払い作用により、防雪柵の風上側に形成される吹き溜まりの成長を押える。
このとき、地吹雪風層10は吹き払い風層11と上空通過風層12とに分かれ、視程障害を緩和する。
図4に示すのは、道路除雪等により下段の吹き払い部4を埋めた状態の風層であり、防雪柵に流入する地吹雪風層10は、一部は吹き止め部としての無孔板5に吹き止められて防雪柵の風上側に吹き溜まりを形成し、一部は整流部6により上向きに偏向され道路上空を通過する上空通過風層12となる。
この場合の防雪柵の風上側に形成される吹き溜まりの成長は、下段の吹き払い部4が機能する間に比べて顕著となる。
このとき、防雪柵の風上に顕著な吹き溜まりを形成して視程障害を緩和する吹き止め柵として機能し、下段の吹き払い部4を除雪しなくても機能が継続するから、除雪費用を低減させることができる。
防雪柵の気流制御方法及び防雪柵の一実施例を示す正面図である。 その側面図である。 その吹き払い部4が機能する間の機能説明図である。 その吹き払い部4が機能しない間の機能説明図である。 その整流板7の別な実施例である。 その整流板7のさらに別な実施例である。
符号の説明
2 支柱
3 防雪板
4 吹き払い部
5 吹き止め部
6 整流部
7 整流板
21 翼型断面としての翼型整流板
22 翼型断面としての翼型整流板

Claims (2)

  1. 道路の風上側に所定間隔ごとに支柱を立設し、支柱間に複数枚の防雪板を配置した防雪柵において、防雪板の下段を路面上に向けて下向き傾斜の吹き払い部とし、防雪板の中段を通風を妨げる吹き止め部とし、防雪板の上段を整流部とし、整流部に路面上に向けて上向き傾斜の整流板を設け、整流板は上下に配置した複数枚で構成され、上下に配置した複数枚の整流板が上方ほど路面上から遠ざかる風上側に位置するよう傾斜して配置した防雪柵。
  2. 整流部の整流板を翼型断面とした請求項1記載の防雪柵。
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