JP3162243U - 構造物出入口等の雪庇防止柵 - Google Patents

構造物出入口等の雪庇防止柵 Download PDF

Info

Publication number
JP3162243U
JP3162243U JP2010004009U JP2010004009U JP3162243U JP 3162243 U JP3162243 U JP 3162243U JP 2010004009 U JP2010004009 U JP 2010004009U JP 2010004009 U JP2010004009 U JP 2010004009U JP 3162243 U JP3162243 U JP 3162243U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
fence
convex
prevention
inclined surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2010004009U
Other languages
English (en)
Inventor
勝二郎 平田
勝二郎 平田
広明 田中
広明 田中
Original Assignee
株式会社ホクエイ
株式会社ノースプラン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ホクエイ, 株式会社ノースプラン filed Critical 株式会社ホクエイ
Priority to JP2010004009U priority Critical patent/JP3162243U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3162243U publication Critical patent/JP3162243U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

【課題】 覆道やトンネル等の構造物出入口の上縁部分に設置する雪庇発生防止装置において、雪庇防止柵の風上側の積雪に対して太陽光が照らして融雪を促がして積雪で埋まって機能を失うのを防ぎ、付着した雪が融けても風下側に水滴が落下しないため氷柱が発生しない構造物出入口等の雪庇防止柵を提供する。【解決手段】 雪庇防止柵は上下に複数段に設けた横長の防雪板5で構成され、防雪板5は側面視が略凸な板であり、防雪板5の上下端部は垂直な取付面6とし、防雪板5の取付面6の間を風下側に緩く凸な凸部8とし、防雪板5の凸部8の上側傾斜面のほぼ全面に多数の透孔9を設けた。【選択図】図6

Description

本考案は、覆道やトンネル等の構造物出入口の上縁部分に設置する雪庇発生防止装置に関する。
降雪地域では、冬季間の降雪時に一定方向の季節風(主に北西風)があると、屋上がほぼ平らな構造物(覆道やトンネル及びシェルターなど)風下側の上縁部分に屋上の積雪が迫り出してきて雪庇が発生する。この雪庇は、屋上を吹き越す風がその構造物の風下側で風速を落して下方に向かって巻き込む渦となり、運ばれてきた雪がその粘着性によって屋上の積雪に付着することにより発生するもので、それは徐々に風下に向かって成長してゆく。大きく成長した雪庇は、自重により落下するので通過する車両や通行人に損害や危害を与えることがある。
このような、雪庇による危害や損害を防止するため、屋上の南端から東端にかけて取り付ける雪庇発生防止装置が知られている。
例えば、特許第3020466号公報に示されるように、建造物又は構造物の端部上縁の長手方向に設けられた雪庇防止装置であって、上記端部上縁から建造物又は構造物の外側に向かって張り出すように前傾する前傾面部と、この前傾面部の上端から建造物又は構造物の上側に向かって低くなるように水平面に対して45°〜60°で傾斜する傾斜面部とを備えた物が知られている。
この発明によれば、シェルター上を雪を伴った風が吹き、吹き付けた風が上記雪庇発生防止柵を通過するとき、風は傾斜面部に沿って風速を速め、上方にしかも遠くに誘導されるので、下方に雪を巻き込むことがない。このため、雪がシェルターの壁面に接触しにくい。しかも、雪庇発生防止装置の前傾面部は風下側に前傾しているので、なおさら雪が付着しにくい。したがって、雪庇の発生が有効に防止されるとされている。
また、特開2006−90116号公報に示されるように、風受面と、該風受面に形成された複数の傾斜面と、該傾斜面に形成された透孔とを有し、風を透孔を通過させることにより風圧荷重を減少させる防風パネルであり、前記傾斜面が敷地側方向に向かって斜下向きに形成され、敷地側方向に向かって斜上向きにガイド傾斜面が形成され、これら傾斜面とガイド傾斜面とが交互に配置されている物が知られている。つまり、透孔を有する傾斜面は凸部の下半分に設けられ、無孔のガイド傾斜面は凸部の上半分に設けられ、凸部側から風が吹き付けるものである。
この発明によれば、傾斜面とガイド傾斜面とが交互に配置されているので、ガイド傾斜面に当接した風は、ガイド傾斜面に案内されて上方へ流れて傾斜面に案内される。したがって、風を効率良く透孔に導くことができ、また、風向をより上方にすることができるとされている。
また、意匠登録第718308号公報に示されるように、道路への吹雪を和らげる防雪柵の防雪板として、断面半円状に凸な板のほぼ全面に多数の透孔を設けたものが知られている。この防雪板は、多数の透孔を吹雪が通り抜けることにより和らげようとするもので、風向を変えようとするものではない。
特許第3020466号公報 特開2006−90116号公報 意匠登録第718308号公報
上記の、特許第3020466号公報に示されるものでは、風は傾斜面部に沿って風速を速め、上方にしかも遠くに誘導されるもので、傾斜面部が積雪で埋まってしまうと、雪庇発生防止装置側から太陽に照らされることがないため積雪が融けず、その機能を発揮することができなくなる。
また、特開2006−90116号公報に示されるものを雪庇防止柵に応用したとすると、風上側の無孔のガイド傾斜面に積雪すると風を透孔に導く機能を失ってしまう。また、風下側の透孔を有する傾斜面への積雪が融けると、一部の水滴は透孔から落下するが、残りの水滴は傾斜面とガイド傾斜面の境から落下し、積雪が日中に融けて夜間に氷柱となり、日中に路面に落下する危険が有る。
そこで本考案は、雪庇防止柵の風上側の積雪に対して太陽光が照らして融雪を促がして積雪で埋まって機能を失うのを防ぎ、付着した雪が融けても風下側に水滴が落下しないため氷柱が発生しない構造物出入口等の雪庇防止柵を提供することを目的とする。
請求項1の考案の構造物出入口等の雪庇防止柵は、構造物出入口等の屋上端部に取り付けた雪庇防止柵1,21において、雪庇防止柵1,21は上下に複数段に設けた横長の防雪板5,15,22で構成され、防雪板5,15,22は側面視が略凸な板であり、防雪板5,15,22の上下端部は垂直な取付面6,16とし、防雪板5,15,22の取付面6,16の間を風下側に緩く凸な凸部8,18とし、防雪板5,15の凸部8,18の上側傾斜面のほぼ全面に多数の透孔9,19を設けたものである。
請求項1の考案によれば、防雪板5,15,22の取付面6,16の間を風下側に緩く凸な凸部8,18とし、防雪板5,15の凸部8,18の上側傾斜面のほぼ全面に多数の透孔9,19を設けたから、雪庇防止柵1,21の防雪板5,15,22の凸部8,18がほぼ南向きとなり、太陽光が多数の透孔9,19を通過でき、ほぼ北向きの風上側の積雪に対して太陽光が照らして融雪を促がして積雪で埋まって機能を失うのを防ぐことができる。
また、風下側の透孔9,19を有する凸部8,18上側傾斜面への積雪が融けると、大半の水滴Wは透孔9,19から落下するが、残りの水滴Wは緩く凸な凸部8,18としたことにより下側傾斜面に伝わり、下段の透孔9,19から落下するから、付着した雪が融けても風下側に水滴Wが落下しないため氷柱が発生しない。
図1は構造物出入口等の雪庇防止柵の実施例1を示す正面図である。 図2は図1の側面図である 図3は図1の平面図である。 図4は図1の斜視図である。 図5は図1の部分拡大図である。 図6は図5の縦断面図である。 図7は図6の別な実施例を示す図である。 図8は構造物出入口等の雪庇防止柵の実施例2を示す斜視図である。
雪庇防止柵の風上側の積雪に対して太陽光が照らして融雪を促がして積雪で埋まって機能を失うのを防ぎ、付着した雪が融けても風下側に水滴が落下しないため氷柱が発生しない構造物出入口等の雪庇防止柵を提供するという目的を、雪庇防止柵1,21は上下に複数段に設けた横長の防雪板5,15,22で構成され、防雪板5,15,22は側面視が略凸な板であり、防雪板5,15,22の上下端部は垂直な取付面6,16とし、防雪板5,15の取付面6,16の間を風下側に緩く凸な凸部8,18とし、防雪板5,15,22の凸部8,18の上側傾斜面のほぼ全面に多数の透孔9,19を設けたことにより実現した。
図1は、本考案の実施例1に係る構造物出入口等の雪庇防止柵1である。
この雪庇防止柵1は、屋上が平らな覆道やシェルターの、季節風により雪庇が発生する南から東方向の出入口の屋上端部に取り付けられ、雪庇防止柵1の風下側が出入口となる。
雪庇防止柵1には、側面視が略Lの字状の柵枠2を設け、柵枠2は構造物屋上にアンカーボルト等で固定される。
複数の柵枠2は連結杆3で互いに連結され、屋上の幅に見合った雪庇防止柵1が構成される。
柵枠2の上端には上方が風下側に傾斜した薄い板である雪切板4を取り付け、雪庇防止柵1への積雪を極力避け、吹き付けた風雪を上方に誘導する。
雪切板4の下方の柵枠2には上下に複数段に横長の防雪板5を取り付ける。防雪板5は側面視が半円弧状に凸な板である。
防雪板5上下端部は垂直な取付面6とし、取付面6に設けた取付孔7により柵枠2に取り付ける。防雪板5の取付面6の間を風下側に緩く凸な凸部8とし、防雪板5の凸部8の上側傾斜面のほぼ全面に多数の透孔9を設ける。防雪板5に吹き付けた風雪を凸部8の下側傾斜面で案内し上側傾斜面の透孔9から上方に誘導する。
実施例1では、防雪板5の高さ約25センチメートル、長さ約110センチメートルとし、直径が約1.4センチメートルの透孔9を約300個設け、凸部8が取付面6より約7センチメートル突出させた。その防雪板5を、9段に取り付けた高さ約220センチメートルの雪庇防止柵1を示している。
このとき、防雪板5の取付面6の間を風下側に緩く凸な凸部8とし、防雪板5の凸部8の上側傾斜面のほぼ全面に多数の透孔9を設けたから、雪庇防止柵1の防雪板5の凸部8がほぼ南向きとなり、太陽光が多数の透孔9を通過でき、ほぼ北向きの風上側の積雪に対して太陽光が照らして融雪を促がして積雪で埋まって機能を失うのを防ぐことができる。
また、風下側の透孔9を有する凸部8の上側傾斜面への積雪が融けると、大半の水滴Wは透孔9から落下するが、残りの水滴Wは緩く凸な凸部8としたことにより下側傾斜面に伝わり、下段の透孔9から落下するから、付着した雪が融けても風下側に水滴Wが落下しないため氷柱が発生しない。
図7に示すのは、防雪板5の別な実施例を示す防雪板15である。防雪板15は側面視が台形状に凸な板である。
防雪板15の上下端部は垂直な取付面16とし、防雪板15の取付面16の間を風下側に緩く凸な凸部18とし、凸部18には上側傾斜面18aと下側傾斜面18bを設け、凸部18の上側傾斜面18aと下側傾斜面18bの間に僅かな垂直面を設けて鈍角につなげ、防雪板15の凸部18の上側傾斜面18aのほぼ全面に多数の透孔19を設ける。防雪板15に吹き付けた風雪を凸部18の下側傾斜面18bで案内し上側傾斜面18aの透孔19から上方に誘導する。
このとき、防雪板15の取付面16の間を風下側に緩く凸な凸部18とし、防雪板15の凸部18の上側傾斜面18aのほぼ全面に多数の透孔19を設けたから、雪庇防止柵1の防雪板15の凸部18がほぼ南向きとなり、太陽光が多数の透孔19を通過でき、ほぼ北向きの風上側の積雪に対して太陽光が照らして融雪を促がして積雪で埋まって機能を失うのを防ぐことができる。
また、風下側の透孔19を有する凸部18の上側傾斜面18aのへの積雪が融けると、大半の水滴Wは透孔19から落下するが、残りの水滴Wは緩く凸な凸部18としたことにより下側傾斜面18bに伝わり、下段の透孔19から落下するから、付着した雪が融けても風下側に水滴Wが落下しないため氷柱が発生しない。
図8は、本考案の実施例2に係る構造物出入口等の雪庇防止柵21である。
この雪庇防止柵21は、屋上が略円弧状なトンネル20の、季節風により雪庇が発生する南から東方向のトンネル20出入口の屋上端部に取り付けられ、雪庇防止柵1の風下側が出入口となる。
雪庇防止柵21は上下に複数段に設けた横長の防雪板22で構成され、円弧状の屋上に扇形に取り付けられ、防雪板22は上段ほど長さが長くなっている。
防雪板22は側面視が略凸な板であり、防雪板22の上下端部は垂直な取付面とし、防雪板22の取付面の間を風下側に緩く凸な凸部とし、防雪板22の凸部の上側傾斜面のほぼ全面に多数の透孔を設ける。
以上の実施例では、構造物出入口等として覆道やトンネル及びシェルターを示したが、ビルディングや木造家屋などでも、屋上がほぼ平らなものであれば良い。
また、防雪板が半円弧状に凸な防雪板5や台形状に凸な防雪板15の例を示したが、防雪板は取付面の間を風下側に緩く凸な凸部としたものであれば良く、水滴が落下するような鋭角な水切り部分が無ければ良い。
1 雪庇防止柵
5 防雪板
6 取付面
8 凸部
9 透孔
15 防雪板
16 取付面
18 凸部
18a 上側傾斜面
19 透孔
21 雪庇防止柵

Claims (1)

  1. 構造物出入口等の屋上端部に取り付けた雪庇防止柵において、雪庇防止柵は上下に複数段に設けた横長の防雪板で構成され、防雪板は側面視が略凸な板であり、防雪板の上下端部は垂直な取付面とし、防雪板の取付面の間を風下側に緩く凸な凸部とし、防雪板の凸部の上側傾斜面のほぼ全面に多数の透孔を設けた構造物出入口等の雪庇防止柵。
JP2010004009U 2010-06-14 2010-06-14 構造物出入口等の雪庇防止柵 Expired - Lifetime JP3162243U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004009U JP3162243U (ja) 2010-06-14 2010-06-14 構造物出入口等の雪庇防止柵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004009U JP3162243U (ja) 2010-06-14 2010-06-14 構造物出入口等の雪庇防止柵

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3162243U true JP3162243U (ja) 2010-08-26

Family

ID=54865082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010004009U Expired - Lifetime JP3162243U (ja) 2010-06-14 2010-06-14 構造物出入口等の雪庇防止柵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3162243U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008144552A (ja) 雪庇防止装置
JP4712141B2 (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュールの設置構造
JP2004332384A (ja) 太陽エネルギー利用アレイ
JP2019027032A (ja) 雪庇防止ユニット、およびそれを利用した雪庇防止装置
KR20170099093A (ko) 옥상방수시스템
JP3162243U (ja) 構造物出入口等の雪庇防止柵
US6230427B1 (en) Billboard with droppings tray
JP2001349019A (ja) 屋根構造
JP2006278671A (ja) 太陽光発電システム
JP5006574B2 (ja) 雪庇除去装置
JP3222532U (ja) 雪崩予防柵の雪庇防止部材
JP4295155B2 (ja) 防雪柵
JP3165310U (ja) 防風雪等の孔開きフェンス
JP2017038503A (ja) 山並型ソーラーパネル複合傾斜架台
JP3186192U (ja) パラペット設置型のソーラーパネル
US20030074844A1 (en) Stormwater downpipe
JP4774425B2 (ja) 雪庇防止構造
JP2021014764A (ja) 太陽光パネル付カーポート
JP3093672U (ja) 凍結緩和型軒先消雪具
KR100491349B1 (ko) 방풍 및 방사ㆍ방설용 펜스
JP2020200733A (ja) 屋根用雪止め具及び装置
JP2009293345A (ja) 雪庇防止装置
JP2003161053A (ja) 建築物の雪庇防止構造体
JP3939411B2 (ja) 屋根
JP2003206604A (ja) 屋根構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3162243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term