JP2005041537A - ロール状物梱包ユニット、ロール状物梱包体およびロール状物梱包方法 - Google Patents

ロール状物梱包ユニット、ロール状物梱包体およびロール状物梱包方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ロール状物を保護すると共にロール状物の巻ずれを防止することができるロール状物梱包ユニット、ロール状物梱包体およびロール状物梱包方法を提供すること。
【解決手段】 ロール状物梱包体1は、ロール状物2とロール状物梱包ユニット3とによって構成される。ロール状物2は、中空円筒体の巻芯4に巻回されてロール状となった長尺状のシート材5を含んで構成されている。ロール状物梱包ユニット3は、ロール状物2が収容される梱包用収容箱10と、ロール状物2の両端側に配される支持部材11、クッション部材12および端面保護部材13と、によって構成される。支持部材11は、ロール状物2の端面から張り出した巻芯4の張り出し部20が挿通される貫通孔21を有し、ロール状物2の端面の外周よりもロール状物2の端面の径方向に張り出した状態で、ロール状物2の端面と巻芯4の端面との間に配される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、巻芯に巻回された長尺状のシート材を有するロール状物を梱包する際に用いられるロール状物梱包ユニット、上記ロール状物を梱包してなるロール状物梱包体およびロール状物梱包方法に関する。
巻芯に巻回された長尺状のシート材を有するロール状物としては、例えば、シート材が感光材料からなるロール状感光材料包装体(以下、包装体という)がある。一般に、包装体は、長尺状の感光材料シートを遮光包装することによって構成される。このような包装体の保管、運搬などに際しては、巻芯の両端に保護部材を装着し、包装体が外箱に接触しないように空中支持した状態で梱包するのが一般的である。これにより、落下等による衝撃から感光材料シートを保護できると共に、外箱への接触による包装体の品質劣化などを防ぐことができる。
このようにして梱包する包装体としては、例えば、下記の特許文献1や特許文献2に記載されたものが知られている。これらの特許文献に記載の包装体では、凸部が一体的に形成された矩形の基板を有する一対の側板(保護部材)を用いる。そして、包装体の巻芯の中空部内に側板の凸部を両端側からそれぞれ嵌入し、包装体を空中で保持することによって、外箱に接触しないような状態で包装体を梱包する。
特開平7−287350号公報 特開平11−327089号公報
しかしながら、上記特許文献に記載のものは、感光材料シート(シート材)の幅が巻芯の長さに対して短い場合、包装体の端面と保護部材との間に空隙ができてしまう。このため、輸送時の衝撃等により包装体(ロール状物)に巻ずれが発生する虞がある。
本発明の目的は、ロール状物を保護すると共にロール状物の巻ずれを防止することができるロール状物梱包ユニット、ロール状物梱包体およびロール状物梱包方法を提供することである。
本発明のロール状物梱包ユニットは、巻芯に巻回された長尺状のシート材を有するロール状物が収容される梱包用収容箱と、ロール状物の端面から張り出した巻芯の張り出し部が挿通される貫通孔を有し、ロール状物の端面と巻芯の端面との間に、ロール状物の端面の外周よりもロール状物の端面の径方向に張り出した状態に配される支持部材と、を備え、ロール状物の両端側に配された支持部材は、梱包用収容箱の内壁面に当接して、梱包用収容箱に収容されたロール状物を空中に浮かせた状態で支持することを特徴とするものである。
本発明によれば、ロール状物の各端部から張り出した巻芯の各張り出し部に、支持部材の貫通孔を挿通させることによって、支持部材をロール状物の両端側に配置する。そして、両端側に支持部材が配された状態のロール状物を梱包用収容箱内に収容する。このとき、支持部材は、ロール状物の端面の外周よりもロール状物の端面の径方向に張り出した状態となっているため、梱包用収容箱の内壁面には支持部材のみが接触し、ロール状物は接触しない。従って、梱包用収容箱内においてロール状物を空中に浮かせた状態で支持することができるため、梱包用収容箱に接触することによる品質劣化などからロール状物を保護することができる。
また、支持部材は、貫通孔に巻芯を挿通するこによってロール状物の両端側に配置するため、ロール状物の端面に近づけることができる。このため、支持部材とロール状物との間の間隙がほぼ存在しない状態でロール状物を支持することができる。従って、運搬の際の衝撃などによって生じるロール状物の巻ずれを防止することができる。
好ましくは、梱包用収容箱の内側壁と支持部材との間隙に配され、梱包用収容箱の内側壁と支持部材との間隔よりも長く、柔軟性を有するクッション部材を備える。この場合、クッション部材は、梱包用収容箱の内側壁と支持部材との間隙に縮められた状態で配されるため、支持部材には、ロール状物側に押す方向にクッション部材の復元力による圧力が加わる。従って、支持部材は、ロール状物とクッション部材とによって挟まれた状態となり、ロール状物の両端側に安定して配されるため、ロール状物の巻ずれをより確実に防止することができる。このような柔軟性を有するクッション部材は、例えば、ポリエチレンから形成される。
この場合、クッション部材の長さは、梱包用収容箱の内側壁と支持部材との間隔より0.1mm〜30mm長いのが好ましい。これにより、梱包用収容箱の内側壁と支持部材との間隔へのクッション部材の取り付けや取り出しをスムーズにしつつ、ロール状物の巻ずれを抑制する圧力を支持部材に加えることができる。
また、好ましくは、ロール状物の端面と支持部材との間に配され、ロール状物の端面を覆うように取り付けられる端面保護部材を備える。これにより、支持部材との接触による損傷などを防止し、ロール状物の端面を保護することができる。
本発明のロール状物梱包体は、巻芯に巻回された長尺状のシート材を有するロール状物を、上記のロール状物梱包ユニットによって梱包してなることを特徴としている。
このような本発明のロール状物梱包体によれば、上記のロール状物梱包ユニットを用いてロール状物を梱包しているため、保管や運搬などに際して生じる、ロール状物の損傷や巻ずれを低減させることができる。
このようなロール状物梱包体に好適なロール状物の一つとしては、感光性材料を含むシート材を巻芯に巻回した後、遮光包装したものが挙げられる。
また、ロール状物には、更に、ロール状物の端面を覆う保護シートが備えられているのが好ましい。これにより、ロール状物の端面を保護することができる。
また、巻芯は、ポリエチレン樹脂を主成分として形成され、0.5mm〜1.6mmの肉厚を有する中空円筒体であるのが好ましい。これにより、中実円筒体に比して軽量化できると共に、ロール状物が自重によって撓むことによりロール状物に皺が発生するのを防止することができる。
本発明は、巻芯に巻回された長尺状のシート材を有するロール状物を梱包用収容箱に収容して梱包するロール状物梱包方法であって、ロール状物の端面から張り出した巻芯の張り出し部が挿通される貫通孔を有し、ロール状物の端面の外周よりもロール状物の端面の径方向に張り出した状態に配される支持部材を準備するステップと、支持部材の貫通孔に巻芯の張り出し部を挿通して、ロール状物の端面と巻芯の端面との間に支持部材を配するステップと、支持部材が両端側に配された状態のロール状物を梱包用収容箱に収容するステップと、含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、支持部材は、ロール状物の端面の外周よりもロール状物の端面の径方向に張り出した状態となっているため、両端側に支持部材が配された状態のロール状物を梱包用収容箱内に収容した際、梱包用収容箱の内壁面には支持部材のみが接触し、ロール状物は接触しない。従って、梱包用収容箱内において、ロール状物を空中に浮かせた状態で支持することができるため、梱包されたロール状物を保護することができる。また、支持部材は、貫通孔に巻芯を挿通することによってロール状物の両端側に配置するので、ロール状物の端面に近接させた状態にすることができる。従って、支持部材とロール状物との間の間隙がほとんど存在しない状態でロール状物を支持することができるため、運搬の際の衝撃などによって生じるロール状物の巻ずれを防止することができる。
本発明によれば、ロール状物を保護すると共にロール状物の巻ずれを防止することができるロール状物梱包ユニット、ロール状物梱包体およびロール状物梱包方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るロール状物梱包体の斜視分解図であり、図2は、図1に示すロール状物梱包体に含まれるロール状物を示す斜視図である。図1に示すように、ロール状物梱包体1は、ロール状物2とロール状物梱包ユニット3とによって構成されている。
ロール状物2は、図2に示すように、中空円筒体の巻芯4に巻回されてロール状となった、感光材料を含む長尺状のシート材5と、このロール状のシート材5を包装する包装材6とによって構成されている。
本実施形態でのシート材5は、広幅長尺の感光材料シートを示している。広幅長尺の感光材料シートとは、例えば、一般的には幅が400mm〜2000mmであり、長さが100m〜1000mである感光材料を指す。しかし、もちろん、これ以外の幅と長さを有していてもよい。
このようなシート材5としては、例えば、日立化成工業(株)製の商品名フォテック、旭化成工業(株)製の商品名サンフォート、ニチゴー・モートン(株)製の商品名アルフォ,ラミナー,ダイナマスク,コンフォマスク、デュポン社製の商品名リストン等が挙げられる。
包装材6は、遮光防湿材料を含んで構成され、シート材5の全体を覆った状態で、粘着テープ7などによって固定されている。このとき、包装材6は、巻芯4の両端の開口部4a,4bにおいて巻芯4の中空部内に折り込まれており、シート材5に光や湿気が侵入しないようにシート材5の全体を覆っている。
巻芯4は、ポリエチレン樹脂やFPC樹脂などを主成分として構成される中空円筒体となっている。感光材料シートであるシート材5を巻き取る巻芯は、肉厚が0.4mmのものが一般的である。しかし、肉厚が0.4mmあるいはそれより小さいと、広幅長尺状のシート材5を巻き取って長期間放置した場合に、シート材5の自重により巻芯がたわみ、シート材5に皺が発生する虞がある。一方、肉厚が厚すぎると、経済性、作業性の観点から好ましくない。従って、巻芯4の肉厚は、0.5mm〜1.6mmであるのが望ましく、より望ましくは0.8mmである。
また、ロール状物2には、端面を覆う保護シート8が備えられている。この保護シート8は、例えば、端面接触部用フィルムと乾燥剤層の2層以上の多層構造や、低透湿フィルムと乾燥剤層からなる単層構造などになっている。このような保護シート8をロール状物2の端面に備えることにより、ロール状物2の端面を保護することができると共に、シート材5からの水分の除去やシート材5への水分の浸入を防ぐことができる。
保護シート8は、例えば図2に示すように、粘着テープ9などによってロール状物2に固定させる。これにより、輸送時、ハンドリング時の巻ずれを防ぐことができる。また、粘着テープ9の接着箇所は、ロール状物2の一方の端部について、1ヶ所では巻ずれを防ぐ作用が十分に機能せず、9ヶ所以上では作業性、経済性の観点から望ましくないため、2〜8ヶ所とするのが好ましく、4ヶ所がより好ましい。
ところで、ロール状物は、巻芯に近いほどロール状物の外周側から加わる圧力が大きく、感光材料シートなどのように樹脂層を有するシート材を巻回したロール状物では、この圧力により樹脂組成物がはみ出る現象、すなわちエッジフュージョン現象(感光性エレメントロール側面部の融着現象)が生じ易い。そして、この現象は、湿度の影響を受けることによって助長される。そこで、上記したような乾燥剤層を備える保護シート8を、ロール状物2の端面に備えることにより、エッジフュージョン現象を生じ難くすることができる。
図3は、図1に示すロール状物梱包ユニット3によってロール状物2が梱包された状態を示す図である。尚、図3は、ロール状物2が収容された後述する梱包用収容箱10の内部を示している。以下に、図1および図3を参照して、ロール状物梱包ユニット3について説明する。
ロール状物梱包ユニット3は、ロール状物2が収容される梱包用収容箱10と、ロール状物2の両端側に配される支持部材11、クッション部材12および端面保護部材13と、によって構成される。そして、支持部材11、クッション部材12および端面保護部材13が両端側に配されたロール状物2が、梱包用収容箱10に収容されて梱包されることにより、ロール状物梱包体1が構成される。
梱包用収容箱10は、支持部材11、クッション部材12及び端面保護部材13が両端側に配されたロール状物2が収容される本体部14と、ロール状物2が収容された本体部14に蓋をする蓋部15とから構成される。このような梱包用収容箱10は、シート材5に遮光性の材料を含んだ包装材6が備えられていない場合などでは、遮光性の材料で形成されるのが好ましい。
支持部材11は板状の形状となっており、その略中心に、ロール状物2の端面から張り出した巻芯4の張り出し部20が挿通される貫通孔21を有している。この貫通孔21の径は、張り出し部20と遊嵌する大きさとなっている。このような支持部材11は、梱包時の安定性や巻ずれ防止などの観点から、梱包用収容箱10の本体部14内の幅方向に嵌合する大きさとし、厚さを0.5mm以上とするのが好ましい。
また、本実施形態に係る支持部材11は、ロール状物2の端面の面積より大きい面積を有している。従って、貫通孔21に張り出し部20が挿通されてロール状物2の端面と巻芯4の端面との間に配された場合、ロール状物2の端面の外周よりもロール状物2の端面の径方向に張り出した状態となる。
上記した支持部材11および梱包用収容箱10に使用する材料は、例えば、使用後のリサイクル適性、作り易さ、取り扱い性、環境負荷及び強度を考慮して、熱可塑性樹脂、パルプと樹脂を混合した材料などが好ましい。熱可塑性樹脂としては、射出成形又はブロー成形ができれば特に限定は無いが、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリプロピレンなどの一般の樹脂が使用でき、また、ポリエチレンとポリプロピレンのブロック共重合体を用いても良い。また、熱可塑性樹脂にパルプを混合した材料としては、例えば、ロジン、ロジンから誘導される類似物質、石油樹脂の一種、またはそれらの混合物を可塑剤として選択することにより紙成分を15〜60%含有する熱可塑性組成物や、樹脂の流動性を上げメルティングフローレイト(MFR)を20〜100とすることにより植物繊維を20〜60質量%含有する熱可塑性樹脂や、非木材繊維を50質量%以上含有する熱可塑性組成物や、植物繊維と非塩素系熱可塑性樹脂などが挙げられる。製造方法としては、例えば、実用プラスチック成形加工便覧(全日本プラスチック成形工業連合会編)に記載されているような、射出成形、フロー成形方法を用いて製造する。
クッション部材12は、ポリエチレンからなる柔軟性を有する中空円筒体であり、その軸線方向に沿って、巻芯4の張り出し部20が挿通する貫通孔22が形成されている。このクッション部材12は、貫通孔22に張り出し部20が挿通されることにより、支持部材11に対してロール状物2の反対側に配される。クッション部材12の軸線方向の長さは、梱包用収容箱10の内側壁と支持部材11との間の距離よりも長くなっている。従って、クッション部材12は、図3に示すように、梱包用収容箱10の内側壁と支持部材11との間隙を埋めるように配される。このような、クッション部材12のその他の材質としては、ポリプロピレンなどが挙げられる。
端面保護部材13は、巻芯4の張り出し部20が挿通する貫通孔23を有するリング状の部材となっている。貫通孔23は、例えば、巻芯の径よりも0.1mm〜20mm大きい径となっており、張り出し部20と遊嵌するようになっている。この端面保護部材13は、貫通孔23に張り出し部20が挿通されることにより、支持部材11とロール状物2との間に位置し、ロール状物2の端面を覆うように配される。端面保護部材13の厚さは、例えば、0.3mm以上とし、ロール状物2の端面に対向する面は、ロール状物2の端面を完全に覆うことができる大きさとするのが望ましい。また、端面保護部材13の材質としては、ポリエチレンテレフタラート、塩化カルシウム系無機化合物複合体などが挙げられる。このような端面保護部材13は、ロール状物2の端面を保護し、例えば、支持部材11との接触によるロール状物2の端面の損傷などを防止する機能を有する。
以上のようなロール状物梱包ユニット3によってロール状物2を梱包する場合は、まず、端面保護部材13の貫通孔23に巻芯4の張り出し部20を挿通させることにより、ロール状物2の両端に端面保護部材13を取り付ける。次に、支持部材11の貫通孔21に張り出し部20を挿通させ、ロール状物2の端面と巻芯4の端面との間に、ロール状物2とによって端面保護部材13を挟むように支持部材11を取り付ける。次いで、クッション部材12の貫通孔22に巻芯4の張り出し部20を挿通させることにより、支持部材11に対してロール状物2の反対側にクッション部材12を取り付ける。そして、その状態で、ロール状物2を梱包用収容箱10の本体部14内に収容し、蓋部15を閉じる。ロール状物2を本体部14内に収容する際は、クッション部材12を軸心方向に縮めながら本体部14内にロール状物2を収容する。これにより、ロール状物2が梱包され、ロール状物梱包体1を得ることができる。
以上のようなロール状物梱包体1は、ロール状物2の端面の外周よりもロール状物2の端面の径方向に張り出した状態となる支持部材11によって、ロール状物2を挟んだ状態となっている。従って、梱包用収容箱10の内壁面には支持部材11のみが接触し、ロール状物2は空中に浮いた状態で支持される。これにより、梱包用収容箱10への接触によるロール状物2の品質劣化などを防ぐことができる。また、本実施形態に係る支持部材11は、梱包用収容箱10の本体部14内の幅方向に嵌合する大きさとなっているため、輸送時などにおいて梱包用収容箱10内で移動する量が低減され、安定して梱包することができる。
また、支持部材11は、貫通孔21に巻芯4が挿通されることによってロール状物2の両端側に配置されるため、ロール状物2と巻芯4の端面との間に間隙をつくることなく、端面保護部材13を介してロール状物2を挟むことができる。これにより、運搬の際の衝撃などによって生じるロール状物2の巻ずれを防止することができる。
更に、ポリエチレンからなり柔軟性を有するクッション部材12が、梱包用収容箱10の本体部14の内側壁と支持部材11との間隙に縮められた状態で配されている。このため、支持部材11に対して、ロール状物2側に押す方向にクッション部材12の復元力による圧力が加わる。従って、ロール状物2は2つの支持部材11によって両端側から押さえ込まれた状態となるため、ロール状物2の巻ずれがより確実に防止される。
なお、この場合、クッション部材12の長さは、梱包用収容箱10の本体部14の内側壁と支持部材11との間隔より0.1mm〜30mm長くするのが望ましい。これにより、梱包用収容箱10の内側壁と支持部材11との間隔へのクッション部材12の取り付けや取り出しをスムーズにしつつ、ロール状物2の巻ずれを抑制する圧力を支持部材11に加えることができる。また、クッション部材12の端面は、巻ずれ防止のための十分な力を支持部材11に伝えるために、支持部材11のロール状物2に対向する面の面積の50%以上と接触するような面積を有しているのが望ましい。
また、本実施形態に係るロール状物梱包ユニット3は、ロール状物2を取り出した後も、繰り返し利用することができる。このため、廃棄物の発生量が少なくなり、環境面に及ぼす影響を低減することができる。
また、2つの支持部材11の間に位置し梱包用収容箱10の内側壁とロール状物2とに囲まれた領域にも、柔軟性を有するクッション部材を配置してもよい。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、ロール状物2を構成するシート材5を感光材料シートとしているが、他にも、セロファンシート、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなど、様々なシート材を適用することができ、特に樹脂層を含むシート材が好適である。
本発明の実施形態に係るロール状物梱包体の斜視分解図である。 図1に示すロール状物梱包体に含まれるロール状物を示す斜視図である。 図1に示すロール状物梱包ユニットによってロール状物が梱包された状態を示す図である。
符号の説明
1…ロール状物梱包体、2…ロール状物、3…ロール状物梱包ユニット、4…巻芯、5…シート材、6…包装材、8…保護シート、10…梱包用収容箱、11…支持部材、12…クッション部材、13…端面保護部材、14…本体部、15…蓋部、20…張り出し部、21,22,23…貫通孔。

Claims (10)

  1. 巻芯に巻回された長尺状のシート材を有するロール状物が収容される梱包用収容箱と、
    前記ロール状物の端面から張り出した前記巻芯の張り出し部が挿通される貫通孔を有し、前記ロール状物の端面と前記巻芯の端面との間に、前記ロール状物の端面の外周よりも前記ロール状物の端面の径方向に張り出した状態に配される支持部材と、を備え、
    前記ロール状物の両端側に配された前記支持部材は、前記梱包用収容箱の内壁面に当接して、前記梱包用収容箱に収容された前記ロール状物を空中に浮かせた状態で支持することを特徴とするロール状物梱包ユニット。
  2. 前記梱包用収容箱の内側壁と前記支持部材との間隙に配され、前記梱包用収容箱の内側壁と前記支持部材との間隔よりも長く、柔軟性を有するクッション部材を備えることを特徴とする請求項1記載のロール状物梱包ユニット。
  3. 前記クッション部材は、ポリエチレンからなることを特徴とする請求項2記載のロール状物梱包ユニット。
  4. 前記クッション部材の長さは、前記梱包用収容箱の内側壁と前記支持部材との間隔より0.1mm〜30mm長いことを特徴とする請求項2または3記載のロール状物梱包ユニット。
  5. 前記ロール状物の端面と前記支持部材との間に配され、前記ロール状物の端面を覆うように取り付けられる端面保護部材を備えることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項記載のロール状物梱包ユニット。
  6. 巻芯に巻回された長尺状のシート材を有するロール状物を、請求項1〜5いずれか一項記載のロール状物梱包ユニットによって梱包してなるロール状物梱包体。
  7. 前記ロール状物は、感光性材料を含む前記シート材を巻芯に巻回した後、遮光包装したものであることを特徴とする請求項6記載のロール状物梱包体。
  8. 前記ロール状物には、更に、前記ロール状物の端面を覆う保護シートが備えられていることを特徴とする請求項6または7記載のロール状物梱包体。
  9. 前記巻芯は、ポリエチレン樹脂を主成分として形成され、0.5mm〜1.6mmの肉厚を有する中空円筒体であることを特徴とする請求項6〜8いずれか一項記載のロール状物梱包体。
  10. 巻芯に巻回された長尺状のシート材を有するロール状物を梱包用収容箱に収容して梱包するロール状物梱包方法であって、
    前記ロール状物の端面から張り出した前記巻芯の張り出し部が挿通される貫通孔を有し、前記ロール状物の端面の外周よりも前記ロール状物の端面の径方向に張り出した状態に配される支持部材を準備するステップと、
    前記貫通孔に前記張り出し部を挿通して、前記ロール状物の端面と前記巻芯の端面との間に前記支持部材を配するステップと、
    前記支持部材が両端側に配された状態の前記ロール状物を前記梱包用収容箱に収容するステップと、
    を含むことを特徴とするロール状物梱包方法。
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