JP2005187026A - リール梱包シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 資源の有効利用による環境負荷の軽減を図ることができ、紙粉が発生するおそれもないリール梱包シートを提供する。
【解決手段】 複数枚のほぼ円盤状のリールLを重ねた状態で梱包するリール梱包シートDであって、合成樹脂により形成される部材からなり、一端側から他端側に向けて、重ねた状態の前記リールLの一部を覆うカバー部1とヒンジ部2とを交互に備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数枚のほぼ円盤状のリールLを重ねた状態で梱包するリール梱包シートDであって、合成樹脂により形成される部材からなり、一端側から他端側に向けて、重ねた状態の前記リールLの一部を覆うカバー部1とヒンジ部2とを交互に備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、電子部品等を収容したキャリアテープが巻かれたリールを梱包するために用いられるリール梱包シートに関する。
従来より、電子部品を収容したキャリアテープが巻かれたリールは、例えば段ボール箱やコートボール箱などの紙製の箱を用いて梱包された後、工場等に搬入されている。
しかし、前記紙製の箱は、収容していたリールが全て取り出されて空になると、再使用されることなく廃棄されていたため、資源の有効利用につながらず、地球環境に及ぼす影響が問題となるおそれがあった。
また、前記紙製の箱からは紙粉が発生する可能性があるため、特にクリーンルーム化を図っているような工場内には紙製の箱で梱包した状態のリールを持ち込めないこともあった。
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、資源の有効利用による環境負荷の軽減を図ることができ、紙粉が発生するおそれもないリール梱包シートを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のリール梱包シートは、複数枚のほぼ円盤状のリールを重ねた状態で梱包するリール梱包シートであって、合成樹脂により形成される部材からなり、一端側から他端側に向けて、重ねた状態の前記リールの一部を覆うカバー部とヒンジ部とを交互に備えた(請求項1)。
また、前記カバー部が、重ねた状態の前記リールの外周面に沿う曲面部と、この曲面部の円弧状の辺部分に連設され、重ねた状態のリールの側面に沿う平面部とを有しているとしてもよい(請求項2)。
さらに、前記カバー部にリブを形成してあってもよく(請求項3)、前記カバー部が3つ設けられていてもよい(請求項4)。
また、リール梱包シートが、一端に係止部を有するとともに、他端に前記係止部が係止される被係止部を有していてもよい(請求項5)。
また、リール梱包シートが透明または半透明であってもよい(請求項6)。
請求項1に係る発明によれば、資源の有効利用による環境負荷の軽減を図ることができ、紙粉が発生するおそれもないリール梱包シートを提供することが可能となる。
すなわち、この発明のリール梱包シートでは、比較的に耐久性および強度のある合成樹脂を用いて形成してあることから、繰り返し使用することが可能であり、一度工場に搬入され、収容していたリールが取り出されて空となった後も、再びリールの梱包に用いることができる。
また、前記リール梱包シートは、紙製ではなく合成樹脂製としてあることから、紙粉が発生するおそれもなく、クリーンルーム化を図っているような工場への搬入に用いることも可能である。
請求項2に係る発明では、前記カバー部によってリールを確実に保持できるとともに、リールおよびこのリールに巻かれたテープを保護することもでき、前記テープが電子部品を収容するキャリアテープであるときには、その電子部品の保護を図ることもできる。
請求項3に係る発明では、カバー部に適宜の強度・剛性を持たせることが可能になるとともに、カバー部に加わる衝撃を緩衝することもでき、ひいてはリール梱包シート内のリールおよびこのリールに巻かれたテープを保護するという機能が一層向上することとなる。
請求項4に係る発明では、リール梱包シートを用いてリールを梱包する際の作業性の向上を図るとともに、梱包したリールを保持する機能の向上を図ることが可能となる。
請求項5に係る発明では、重ねた状態のリールを巻き込むようにカバー部をヒンジ部で折り曲げた後、前記係止部を被係止部に係止させるだけでリールの梱包を行うことができ、リールの梱包作業をより容易に行うことが可能となる。
請求項6に係る発明では、リール梱包シート内にあるリールの数や状態をリール梱包シートの外側から確認することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るリール梱包シートDの構成を概略的に示す斜視図、図2は、リールLを収容した状態のリール梱包シートDの構成を概略的に示す正面図、図3(A)および(B)は、前記リール梱包シートDの構成を概略的に示す平面図および側面図である。
リール梱包シートDは、複数枚(例えば10枚程度)のほぼ円盤状のリールLを重ねた状態で梱包するために用いられ、真空成形または圧空成形によって形成される1部材からなり、一端側から他端側に向けて、重ねた状態の前記リールLの一部を覆うカバー部1とヒンジ部2とを交互に備えている。
図1は、本発明の一実施例に係るリール梱包シートDの構成を概略的に示す斜視図、図2は、リールLを収容した状態のリール梱包シートDの構成を概略的に示す正面図、図3(A)および(B)は、前記リール梱包シートDの構成を概略的に示す平面図および側面図である。
リール梱包シートDは、複数枚(例えば10枚程度)のほぼ円盤状のリールLを重ねた状態で梱包するために用いられ、真空成形または圧空成形によって形成される1部材からなり、一端側から他端側に向けて、重ねた状態の前記リールLの一部を覆うカバー部1とヒンジ部2とを交互に備えている。
また、リール梱包シートDは、合成樹脂により形成され、詳しくは、ポリプロピレン(PP)などの熱可塑性樹脂からなり、透明または半透明となっている。なお、リール梱包シートDの材料は、PPに限られず、例えば、ポリスチレン(PS)やポリエチレンテレフタレート(PET)などでもよい。
前記リールLは、例えば、ICチップや抵抗体などの電子部品を収容したキャリアテープ(図示せず)が巻かれたものである。前記キャリアテープは、複数の凹入部が形成されたテープにもう1枚のテープを接着することで前記凹入部内に電子部品を保持するように構成されている。
また、前記リールLには、直径が約178mm(7インチ)、約254mm(10インチ)、約330mm(13インチ)、約380mm(15インチ)のものがあるため、各規格のリールLに対応させてリール梱包シートDを製作すればよい。
前記カバー部1は、本実施例では計3つ設けられている。そして、各カバー部1は、重ねた状態の前記リールLの外周面Laに沿う曲面部3と、この曲面部3の円弧状の辺部分3aから上向きに連設され、重ねた状態のリールLの側面(外周面Laと隣り合うまたは異なる面、図1では手前側および奥手側の2つの面)Lbに沿うほぼ山形状の2つの平面部4とを有している。
また、前記カバー部1の曲面部3および平面部4のいずれにも、互いに平行な複数のリブ5が適宜の間隔をおいて形成されている。リブ5は、リールLを梱包したときに外側となる面側(外面側)に突出するように形成されている。ここで、曲面部3に形成されるリブ5は、曲面部3の2つの円弧状の辺部分3aの一方から他方に向けて、平面視において辺部分3aと垂直となる方向にのびており、平面部4に形成されるリブ5は、曲面部3のリブ5に連なる状態で上下方向にのびている。そして、本実施例では、各曲面部3および平面部4には5つのリブ5が形成されている。
なお、前記リブ5の構成は上記のものに限られない。例えば、各曲面部3および平面部4に設けられるリブ5の数は5つに限られず、4つ以下でもよいし6つ以上でもよい。また、リブ5を曲面部3のみに設け、平面部4には設けないようにしてもよい。
前記ヒンジ部2は、断面ほぼコの字形状をしており、隣り合うカバー部1,1間に1つずつ設けられ、一端側のカバー部1と係止部6(後述する)との間に1つ設けられ、他端側のカバー部1と被係止部7(後述する)との間に1つ設けられる。本実施例では前記カバー部1が計3つ設けられていることから、ヒンジ部2は計4つ設けられている。
図4(A)および(B)は、係止部6および被係止部7の構成を概略的に示す斜視図および縦断面図である。
また、リール梱包シートDは、一端に係止部6を有するとともに、他端に前記係止部6が係止される被係止部7を有している。
また、リール梱包シートDは、一端に係止部6を有するとともに、他端に前記係止部6が係止される被係止部7を有している。
前記係止部6は、断面ほぼコの字形状の突条部分6aを有するシート形状をしており、被係止部7は、断面ほぼコの字形状で前記突条部分6aを嵌め込み可能な突条部分7aと、この突条部分7aよりも先端側に設けられ、前記係止部6を挿通可能とする挿通孔7bとを有するシート形状をしている。
前記係止部6の突条部分6aおよび被係止部7の突条部分7aは、ともにリールLを梱包したときに外側となる面側(外面側)に突出するように形成されており、また、前記突条部分6aよりも突条部分7aのほうが少し大きく、突条部分7aの内部に突条部分6aを嵌め込むことができるように構成されている。
そして、前記係止部6を被係止部7に係止させるには、係止部6を被係止部7の挿通孔7bにその外面側から内面側へと向かうように挿通させた後、突条部分6aを突条部分7aに嵌め込めばよい。
なお、前記係止部6および被係止部7の構成は、上記のものに限られない。
上記の構成からなるリール梱包シートDを用いて複数枚のリールLを梱包するには、展開した状態のリール梱包シートDの1つのカバー部1内に重ねた状態のリールLを収容した後、この重ねた状態のリールLを巻き込むように他のカバー部1をヒンジ部2で折り曲げ、最後に、上述したように前記係止部6を被係止部7に係止させればよい。
このようにリールLを梱包したリール梱包シートDは、通い箱(外箱)に複数(例えば、4つ程度)収容された状態で工場等に搬送される。そして、この通い箱も従来は紙製であったが、合成樹脂製とすることが望ましい。
また、前記リール梱包シートDは、積み重ねたときにコンパクトになるよう、前記平面部4に開口側(図1では上方側)ほど広がる若干のテーパがつけられている。
なお、前記カバー部1の数は2つでもよく、4つ以上でもよいが、カバー部1の数を多くしすぎると、各カバー部1(平面部4)が浅くなり、不都合が生じるおそれがあるため、カバー部1の数は2つ〜4つとすることが好ましい。特に、リール梱包シートDを用いてリールLを梱包する際の作業性の向上を図るとともに、梱包したリールLを保持する機能の向上を図るには、カバー部1の数を3つとすることが最も望ましい。
また、前記ヒンジ部2の構成も上記のものに限られない。例えば、ヒンジ部2の形状としても、断面ほぼコの字形状ではなく、ほぼ波形状など様々な形状を採用できる。また、例えば、一端側のカバー部1と係止部6との間にヒンジ部2を設けなくともよく、他端側のカバー部1と被係止部7との間にヒンジ部2を設けなくともよい。
1 カバー部
2 ヒンジ部
D リール梱包シート
L リール
2 ヒンジ部
D リール梱包シート
L リール
Claims (6)
- 複数枚のほぼ円盤状のリールを重ねた状態で梱包するリール梱包シートであって、合成樹脂により形成される部材からなり、一端側から他端側に向けて、重ねた状態の前記リールの一部を覆うカバー部とヒンジ部とを交互に備えたことを特徴とするリール梱包シート。
- 前記カバー部が、重ねた状態の前記リールの外周面に沿う曲面部と、この曲面部の円弧状の辺部分に連設され、重ねた状態のリールの側面に沿う平面部とを有している請求項1に記載のリール梱包シート。
- 前記カバー部にリブを形成してある請求項1または2に記載のリール梱包シート。
- 前記カバー部が3つ設けられている請求項1〜3のいずれかに記載のリール梱包シート。
- 一端に係止部を有するとともに、他端に前記係止部が係止される被係止部を有する請求項1〜4のいずれかに記載のリール梱包シート。
- 透明または半透明である請求項1〜5のいずれかに記載のリール梱包シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003432783A JP2005187026A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | リール梱包シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003432783A JP2005187026A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | リール梱包シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005187026A true JP2005187026A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34790380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003432783A Pending JP2005187026A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | リール梱包シート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005187026A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101955016A (zh) * | 2009-07-16 | 2011-01-26 | 株式会社村田制作所 | 封装件 |
JP2011020713A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Murata Mfg Co Ltd | パッケージ |
JP2011020712A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Murata Mfg Co Ltd | パッケージ |
CN107555261A (zh) * | 2017-08-31 | 2018-01-09 | 太仓市林源电线电缆有限公司 | 一种组装式线缆料架及其使用方法 |
KR20240001860A (ko) * | 2022-06-28 | 2024-01-04 | 두양텍(주) | 휴대용 보빈 커버 |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003432783A patent/JP2005187026A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101955016A (zh) * | 2009-07-16 | 2011-01-26 | 株式会社村田制作所 | 封装件 |
JP2011020713A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Murata Mfg Co Ltd | パッケージ |
JP2011020712A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Murata Mfg Co Ltd | パッケージ |
CN101955016B (zh) * | 2009-07-16 | 2012-05-30 | 株式会社村田制作所 | 封装件 |
CN102514820A (zh) * | 2009-07-16 | 2012-06-27 | 株式会社村田制作所 | 封装件 |
KR101188763B1 (ko) | 2009-07-16 | 2012-10-10 | 도판 인사츠 가부시키가이샤 | 패키지 |
KR101188767B1 (ko) * | 2009-07-16 | 2012-10-10 | 도판 인사츠 가부시키가이샤 | 패키지 |
TWI399328B (zh) * | 2009-07-16 | 2013-06-21 | Murata Manufacturing Co | Package body |
CN107555261A (zh) * | 2017-08-31 | 2018-01-09 | 太仓市林源电线电缆有限公司 | 一种组装式线缆料架及其使用方法 |
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KR102707863B1 (ko) * | 2022-06-28 | 2024-09-23 | 두양텍(주) | 휴대용 보빈 커버 |
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