JP2007204077A - カートリッジ収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ読み書きに問題のでない耐衝撃性を保持しつつ、収納作業効率の高いカートリッジ収納ケースを得ること。
【解決手段】磁気テープ巻回リール23が内設される扁平体状のカートリッジ25を収納するカートリッジ収納ケース100であって、複数のカートリッジ25を厚さ方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群33を保持する区画室31が形成され、区画室31から突出したフランジ35に引き出し用の取手孔37が形成され、取手孔37の内周の少なくとも一部に内周壁59を形成したカートリッジ収納ケース100。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジを収納するカートリッジ収納ケースに関し、特に、収納されたカートリッジに対する耐衝撃性を高め、カートリッジの収納作業効率を高める改良技術に関する。
従来、ワンリール型の磁気記録テープカートリッジを集積包装する場合、図5に示すように、各カートリッジ1を1巻単位でケース3に収納し、そのケース3を複数個毎に段ボール箱5に詰めて緩衝性を保持していた。
しかし、この集積包装の場合、カートリッジ1が段ボール箱5内に収納されるため、カートリッジ1の有無や種別等を確認するためには段ボール箱5を開封する必要があり、利便性に問題があった。また、段ボールで水濡れした場合に、内包されるカートリッジ1、更には磁気テープまで濡れてしまう状況もあった。当然、段ボール箱5が壊れてしまうという問題もあった。
このようなことから、水に濡れてもケース強度に支障を来さず、中身の見える透明のプラスチックでカートリッジ1を集積包装する例えば図6に示すケース7が非特許文献1に開示され、市場に提供されるようになった。
UTO−Ultrium L−pack、[online]、TDK株式会社、[平成17年11月14日検索]、インターネット<URL:http://www.tdk.com/professional/lto/ltopack.html> 特開2003−285424号公報
しかしながら、上記非特許文献1記載のケース7は、その外周部にフランジ部17を備え、省スペースや衝撃の吸収のためにもフランジ部17が段ボール箱の内壁に殆ど接触した状態で収納されている。この状態で、例えば、段ボール箱を搬送した後に開封する際、ケース7を段ボール箱から取り出そうとしても、フランジ部17と段ボール箱の内壁との間には、殆ど手を入れる部位がないために、取り出し難い。更には、無理矢理手を入れたりするとケース7のエッジ部分で指を損傷する虞がある。ここで、通常のLTO型でカートリッジ1が20巻収納されているようなものでは、その質量が4.0gと比較的大きい。このようなケース7に簡単な終電取っ手を設けても、取手孔のエッジ部分が手に食い込むような状況が発生し、ケースの取り扱い性が悪い。
特に、ケース7の持ち運びでは、完全に両手が塞がり、取り扱いが面倒となっていた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、容易に支障なく取り出しを行えるとともに、収納・取り扱いの作業効率の高いカートリッジ収納ケースを提供することを目的とする。
本発明に係る上記課題は、下記構成により達成される。
(1)磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジを収納するカートリッジ収納ケースであって、複数の前記カートリッジを厚さ方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群を保持する少なくとも1つの区画室と、前記区画室の外周の少なくとも一部で前記カートリッジ厚さ方向に平行に突出したフランジに開けられた取手孔と、前記取手孔の内周の少なくとも前記区画室対向辺に内周壁が備えられているカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、例えば、段ボール箱等から取り出す際に、フランジに有する取手孔の内周の少なくとも前記区画室対向辺に設けた内周壁によって取手孔が手や指に食い込まない。これにより、手を傷つけてしまったりすることなく容易に支障なく引き出すことができる。
また、取手孔がこのような内周壁を備えることで握り易く、特に、片手で収納ケースを持ち上げる際、フランジ内周辺が手に食い込むことが無く、収納ケースの持ち運びが手軽となる。
(2)前記内周壁の縁部が折り曲げ形状となっている上記(1)項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、取手孔に設けられた内周壁の縁部が折り曲げ形状を有することで、取手孔周辺の剛性を高めることができるので、フランジ部の破損等を生ずることなく製品の品質を保障することができる。
(3)相互に係合する凸部と凹部とを備えた同一構造の上ケース及び下ケースを、重ね合わせて該凸部と該凹部とを係合することで前記区画室が形成される上記(1)項又は(2)項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、例えば、ケースのセンター線を対称に、左右に相互係合可能な凹凸部を形成しておくことで、同一ケースを重ね合わせることによって凹凸を係合させて、一つの収納容器を構成することが可能となる。本収納ケースの構成においても、同様に、同一構造のケースを上ケース、下ケースとして利用する。つまり、一つのケースが、蓋としても、身としても使用されることとなる。これにより、一つの金型により成形した一種類のケースを用いて、凹凸部により開閉が可能となる区画室の形成されるカートリッジ収納ケースが構成可能となる。
(4)前記区画室が複数形成され、各区画室同士は相互間に仕切り部を介して連設されている上記(1)項〜(3)項のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、複数のカートリッジからなるカートリッジ群が収納される区画室同士の間に、仕切り部が介在することで、例えば落下等により各カートリッジ群毎に衝撃が加わった場合であっても、仕切り部が衝撃を吸収し、カートリッジ群同士の慣性による衝撃力が、相互に影響を及ぼさなくなる。
(5)前記上ケースと前記下ケースのそれぞれが、可塑性樹脂の一体成形品からなる上記(1)項〜(4)項のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、比較的入手の容易な材料を用いて、高精度な上ケース、下ケースが容易かつ安価に量産可能となる。
(6)前記可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかを含む上記(5)項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかとなることで、材料の容易な入手が可能となるとともに、容易かつ安価な真空成型が可能となる。
(7)前記可塑性樹脂が、透光性を有する上記(5)項又は(6)項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、上ケース、下ケースが係合され、区画室が密閉状態となった場合においても、区画室内に収納されるカートリッジが外部より視認可能となり、密閉区画室内のカートリッジ収納状況が容易に把握可能となる。
(8)0.5〜2.0mmの厚みを有する前記可塑性樹脂のシートを延伸加工して形成した上記(5)項〜(7)項のいずれかに1項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、厚みが0.5〜2.0mmの可塑性樹脂のシートを延伸加工して形成したすることで、複数のカートリッジ群を収納する区画室の最低構造強度が経済的に確保されるとともに、ケース全体の重量も最低強度を満足しつつ最小とすることができる。また、上記厚さで形成されることで、外力が加えられた際の適度な変形が可能となり、カートリッジに対する衝撃吸収作用を最適に確保することが可能となる。つまり、これより薄いと、変形が容易となり過ぎ、衝撃吸収効果が低下する。また、これより厚いと、変形し難くなり、衝撃力がカートリッジに直接伝達されてしまうことになる。本構成では、可塑性樹脂のシート厚みが上記厚さに設定されることで、最適な衝撃吸収部(クラッシャブルゾーン)の形成が可能となる。
本発明に係るカートリッジ収納ケースによれば、フランジに有する取手孔の内周の少なくとも前記区画室対向辺に設けた内周壁によってによって取手孔が手や指に食い込むことなく、段ボール箱等から容易に支障なく取り出しを行うことができる。また、取手孔に設けられた内周壁の縁部が折り曲げ形状を有することで、取手孔周辺の剛性を高めることができるので、フランジ部の破損等を生ずることなく製品の品質を保障することができる。このように、収納・取り扱いの作業効率を大幅に向上させ、更には、取手孔を開けた状態でもフランジの剛性を保つことができる。
以下、本発明に係るカートリッジ収納ケースの好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るカートリッジ収納ケースの上ケースと下ケースとの分離された分解斜視図、図2は図1に示した下ケースの平面視を(a)その側面視を(b)に示した下ケース説明図、図3は図1に示したカートリッジ収納ケースの上ケースと下ケースとを重ね合わせて組み付けた際の斜視図、図4は図3のI−I線断面図である。
本実施の形態に係るカートリッジ収納ケース(以下、単に「収納ケース」とも称す。)100は、磁気テープ21を巻回した磁気テープ巻回リール23が内設される扁平体状のカートリッジ25を収納する場合に好適に用いることができる。
カートリッジ25は、磁気テープ巻回リール23を、軸線が厚さ方向となる向きで内設している。本実施の形態では、カートリッジ25が正方形の扁平体である場合を例に説明するが、カートリッジ25は、この他、矩形状の扁平体状であってもよい。
収納ケース100は、同一構造の上ケース27と、下ケース29とを上下から重ね合わせて係合することにより、開閉可能となる。これら上ケース27と下ケース29とを係合することにより、その内部に複数の区画室31が形成されるようになっている。本実施の形態では、4つの区画室31が形成される。それぞれの区画室31には、複数のカートリッジ25を図1に示すように、厚さ方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群33を保持可能としている。なお、カートリッジ25は、図1に示すように、強度の弱いテープ取り出し口を区画室31の中央側になるように、テープ取り出し口を上にする向きで配置する。さらに好ましくは、テープ取り出し口を区画室31毎で相互に向かい合わせる配置とするとよい。その場合には、テープ取り出し口が収納ケース100の中央側に向けられて、ケース外方からの衝撃からテープ取り出し口を保護することができる。
本実施の形態では、1つの区画室31が、5つのカートリッジ25からなるカートリッジ群33の体積と、略同一の収納容積を形成している。したがって、各区画室31には、カートリッジ25を無造作に詰め込んでも、個々のカートリッジ25に対する仕切壁がないので、簡単に入れることができる。例えば、カートリッジ25の2〜3個は纏めて掴んで詰め込むことができ、一つ一つ掴んで挿入する従来品とは、収納の作業効率が格段に向上されている。
このように、複数のカートリッジ25が、ブロック状に纏めて収納される分、フランジ部を含めた収納ケース7との同一の収納面積(規格により決定される種類のもの)で、複数のカートリッジ25が分散収納される場合に比べ、収納に寄与しない余剰面積が確保可能となる。収納ケース100では、この余剰面積部分が衝撃吸収部(所謂クラッシャブルゾーン)として、つまり、収納ケース7のフランジに比較して本実施形態のフランジ35のようにより広い面積として利用されている。
上ケース27、下ケース29の磁気テープ巻回リール23の軸線方向両端側には、衝撃吸収部であるフランジ35,35が横方向に延設されている。更に、それぞれのフランジ35には、中央部を角孔形状に切除した取手孔37が形成されている。つまり、上ケース27と下ケース29とが係合された収納ケース100は、いずれか一方の取手孔37に手(指)を入れて、他方のフランジ35が下方となるようにして持ち運びすることが可能となっているとともに持ち上げることが可能になっている。これとは異なり、収納ケース100は、両手で両側の取手孔37,37を掴んで、水平方向に持ち運んだり垂直方向に持ち上げたりすることもできる。
上記のように、一方の取手孔37を片手で掴み、他方のフランジ35が下方となるようにして収納ケース100を持ち運ぶ際、仮に収納ケース100が手から滑り落ちると、収納ケース100は、下方のフランジ35が床面に衝突する。この際、衝撃吸収部となるフランジ35は、収納ケース100及びカートリッジ群33の荷重により変形し、その変形によって衝撃エネルギーが吸収されて、収納されたカートリッジ25に対する衝撃が穏和されるようになっている。
一般に、カートリッジ25は、厚み方向であるリール軸方向に加わる衝撃に弱い。これは、磁気テープ21の巻き取りで、巻きテープ端面が完全な平面状体に揃えられて巻回されることがなく、巻きテープ端面にテープ飛び出しが発生している。このテープ飛び出しによりテープ端が衝撃により磁気テープ巻回リール23のフランジに当たることで、テープが潰れたり折れ曲がった状態での収納が続くと、凹凸を含んだ傷となり、磁気テープ21の円滑な巻き取り繰り出しが阻害され、更には、記録にも支障をきたすためである。本実施の形態では、カートリッジ25のリール軸線方向に、衝撃吸収部となるフランジ35を配設することにより、衝撃に対して脆弱なリール軸線方向の耐衝撃性が向上されるようになっている。
収納ケース100は、相互に係合する凸部(凸条)43,と凹部(凹溝)45とを備えた同一構造の上ケース27と下ケース29からなる。本実施の形態では、4つの区画室31を包囲する周囲に、図2(a)のケースセンター線47を対称に、上下に凸条43と凹溝45とが形成されている。すなわち、上ケース27、下ケース29は、ケースセンター線47を挟み、一方にコ字状の凸条43が連続して形成され、他方にコ字状の凹溝45が連続して形成されている。
また、本実地の形態では、4方に配設された区画室31を4つに仕切るように十字方向の仕切り部49が形成されている。
上ケース27と下ケース29との最外周には、周縁を互いに湾曲形状に僅かに折り曲げた段曲げ部51が形成されている。この段曲げ部51は、上記の凸条43と凹溝45と同様に、ケースセンター線47を対称にいずれか一方に形成されている。これにより、上ケース27と下ケース29とを重ね合わせた際に、段曲げ部51が他方の周縁に被さり、防塵性及び防水性が向上されるようになっている。
さらに、各区画室31の外部底面部には、相互に遊嵌可能な大小の四角枠部53,55が膨出されている。これらにより、収納ケース100が上下方向に積載されても、上側の収納ケース100下面の四角枠部53,55が、下側の収納ケース100上面の四角枠部53,55に嵌合して、相対的な横ずれが規制されて段積み時の崩れ防止が図られるようになっている。
上ケース27、下ケース29のそれぞれは、可塑性樹脂の一体成形品からなる。このため、比較的取り扱い性が容易な材料を用いて、カートリッジ25を確実に保護する堅牢性と、適宜な衝撃吸収性を備えた上ケース27、下ケース29が容易かつ安価に量産可能となっている。
この可塑性樹脂は、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかを含むものとすることができる。可塑性樹脂が、ポロエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかとなることで、材料の入手が容易となるとともに、廃品となった後の回収・再利用が可能で、容易かつ安価な真空成形が可能となる。
また、可塑性樹脂は、透光性を有するものであることが好ましい。これにより、上ケース27、下ケース29が係合され、区画室31が密閉状態となった場合においても、区画室31内に収納されるカートリッジ25が外部より視認可能となり、密閉された区画室31内のカートリッジ25における収納状況が容易に把握可能となる。
また、厚みが0.5〜2.0mmの可塑性樹脂のシートを用いて、延伸加工により形成することで、複数のカートリッジ群33を収納する区画室31の最低構造強度が経済的に確保されるとともに、ケース全体の重量も最低強度を満足しつつ最小とすることができる。また、上記厚さで形成されることで、外力が加えられた際の適度な変形が可能となり、カートリッジ25に対する衝撃吸収作用を最適に確保することが可能となる。つまり、これより薄いと、変形が容易となり過ぎ、衝撃吸収効果が低下する。また、これより厚いと、変形し難くなり、衝撃力がカートリッジ25に直接伝達されてしまうことになる。本構成では、最薄部が上記厚さに設定されることで、最適な衝撃吸収部(クラッシャブルゾーン)の形成が可能となる。
図3に示すように、カートリッジ群33を収納し、上ケース27を下ケース29に重ね合わせて組み付けられた収納ケース100は、外形状と略同一の内形状となった段ボール箱80に収容される。そして、段ボール箱80が開封されてから収納ケース100を取り出すに際し、フランジ35に形成されている取手孔37に指等を挿入することで容易に引き出しを行うことができる。また、段ボール箱80からの取り出し性をさらに良好とするため、フランジ35の両側には略45度の傾斜辺となった面取り部57が形成されている。これにより、段ボール箱80に収容された収納ケース100は、段ボール箱内壁面との間に、この面取り部57による三角穴が形成されるために、手指の挿入による容易な取り出しを行えるようになっている。
図4に示すように、上ケース27を下ケース29に重ね合わせて組み付けられた収納ケース100は、上ケース27の取手孔37内周及び下ケース29の取手孔37の内周に、内周壁59がそれぞれ形成されている。上ケース27の取手孔37における内周壁59は、取手孔37の周縁から下方へ向けて筒形状に突出してから、その先端部61において断面視L字形状に折り曲げ形状となっている。下ケース29の取手孔37における内周壁59は、上ケース27と同様にして、取手孔37の周縁から上方へ向けて筒形状に突出してから、その先端部61において断面視L字形状に折り曲げ形状となっている。
このような内周壁59により、握りやすくなっており、片手によるケース持ち上げを容易にしている。
これら内周壁59には、フランジ35の基端側及び先端側のそれぞれに上記の先端部61が形成されており、それら先端部61は、1〜2mm程度の幅寸法L1を有する。そのため、取手孔37の周辺の剛性を高めることができる。
ここで、内周壁59の形成工程としては、射出成形によって上ケース27及び下ケース29が成形される際に、フランジ35に有底の取手孔成形部を形成してから、後工程において、その底板を切断除去することにより作成される。この切断除去の際、先端部61の折り曲げ形状が残される。この先端部61は、予め面取り加工を施しておくのが好ましく、その面取り加工により端縁部分を丸みを帯びる形成するのが良い。
このように、内周壁59は、取手孔37に手や指を差し込んで上ケース27及び下ケース29を引き上げる際に、取手孔37が手や指に食い込まないようにすることができる。これにより、手を傷つけてしまったりすることなく、段ボール箱80からの引き出しを容易にすることができる。
したがって、上記のカートリッジ収納ケース100によれば、内周壁59によって取手孔37が手や指に食い込むことなく、段ボール箱80から容易に支障なく取り出しを行うことができる。また、複数のカートリッジ25をブロック状に纏めた分、ケース7で同一の収納面積で複数のカートリッジ25を分散収納する場合に比べ、収納に寄与しない余剰面積を確保することができる。そして、この余剰面積部分をフランジとして衝撃吸収部(所謂クラッシャブルゾーン)に利用することにより、ケース落下時等の衝撃を吸収し、カートリッジ25に対する耐衝撃性を向上させることができる。また、フランジ35の基端側及び先端側のそれぞれに上記の先端部61が形成されており、それら先端部61により、取手孔37の周辺の剛性を高めることができる。このように、収納・取り扱いの作業効率を大幅に向上させることができる。
本発明に係るカートリッジ収納ケースの上ケースと下ケースとの分離された分解斜視図である。 図1に示した下ケースの平面視を(a)その側面視を(b)に示した下ケース説明図である。 図1に示したカートリッジ収納ケースの上ケースと下ケースとを重ね合わせて組み付けた際の斜視図である。 図3のI−I線断面図である。 従来の段ボール箱収納方式を表した説明図である。 従来の収納ケースを表した斜視図である。
符号の説明
23 磁気テープ巻回リール
25 カートリッジ
27 上ケース
29 下ケース
31 区画室
33 カートリッジ群
35 フランジ
37 取手孔
43 凸部(凸条)
45 凸部(凹溝)
49 仕切り部
59 内周壁
61 直線部(直線部分)
100 カートリッジ収納ケース

Claims (8)

  1. 磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジを収納するカートリッジ収納ケースであって、
    複数の前記カートリッジを厚さ方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群を保持する少なくとも1つの区画室と、
    前記区画室の外周の少なくとも一部で前記カートリッジ厚さ方向に平行に突出したフランジに開けられた取手孔と、
    前記取手孔の内周の少なくとも前記区画室対向辺に内周壁が備えられているカートリッジ収納ケース。
  2. 前記内周壁の縁部が折り曲げ形状となっている請求項1記載のカートリッジ収納ケース。
  3. 相互に係合する凸部と凹部とを備えた同一構造の上ケース及び下ケースを、重ね合わせて該凸部と該凹部とを係合することで前記区画室が形成される請求項1又は請求項2記載のカートリッジ収納ケース。
  4. 前記区画室が複数形成され、各区画室同士は相互間に仕切り部を介して連設されている請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
  5. 前記上ケースと前記下ケースのそれぞれが、可塑性樹脂の一体成形品からなる請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
  6. 前記可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかを含む請求項5記載のカートリッジ収納ケース。
  7. 前記可塑性樹脂が、透光性を有する請求項5又は請求項6記載のカートリッジ収納ケース。
  8. 0.5〜2.0mmの厚みを有する前記可塑性樹脂のシートを延伸加工して形成した請求項5〜請求項7のいずれかに1項記載のカートリッジ収納ケース。
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