JP2007197082A - カートリッジ収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】上ケースと下ケースとに互いに離反する方向に無理な力が上ケースと下ケースに加わっても、両者が分離することのない強固なカートリッジ収納ケースを提供する。
【解決手段】複数個のカートリッジを並置させて収容する区画室を形成されたカートリッジ収納上ケース23と、前記区画室と対向する位置に実質同じ形状の区画室が形成されたカートリッジ収納下ケース25と、から成り、相互に係合する凸部と凹部とを備えた同一構造の上ケース23と下ケース25を重ね合わせることで内部に前記区画室の倍の広さの区画室が形成されるカートリッジ収納ケースにおいて、上ケース23と下ケース25とを重ね合わせた状態で上下のフランジ領域に貫通孔23h、25hを形成し、この貫通孔23h、25hに抜け止めピン92を差し込み固定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジを収納するカートリッジ収納ケースに関し、特にカートリッジ収納ケースを構成する上ケースと前記下ケースとが簡単に分離しないようにする技術に関する。
従来、ワンリール型の磁気記録テープカートリッジを集積包装する場合、図7に示すように、各カートリッジ1を1巻単位でケース3に収納し、そのケース3を複数個毎に段ボールの箱5に詰めて緩衝性を保持していた。
しかし、この集積包装の場合、カートリッジ1が段ボール箱5内に収納されるため、カートリッジ1の有無や種別等を確認するためには段ボール箱5を開封する必要があり、利便性に問題があった。また、段ボール詰めでは浸水時に濡れてしまい、段ボール箱5が壊れてしまうという問題もあった。
このようなことから、水に濡れてもケース強度に支障を来さず、中身の見える透明のプラスチックでカートリッジ1を集積包装する例えば図8に示すケース7が非特許文献1に開示され、市場に提供されるようになった。
UTO−Ultrium L−pack、[online]、TDK株式会社、[平成17年11月14日検索]、インターネット<URL:http://www.tdk.com/professional/lto/ltopack.html>
しかしながら、上記非特許文献1記載のケース7は、個々のカートリッジ1を収納するための収納空間9が複数の仕切り突起11に区画され、この収納空間9にカートリッジ1を1巻単位で保管するものであった。つまり、カートリッジが分散収納されていた。このため、実際の収納作業ではカートリッジ1を一つ一つ納めることとなり、特にカートリッジ1が大量にある場合には使い勝手が悪くなる問題があった。また、上記ケース7においては、収納空間9が一つ一つで区画されているため、収納面積(すなわち、ケース7の上面開口面積)の全体が個々の収納空間9によって等分割される。このため、最端部のケース部位13,15では、収納カートリッジの略全数の荷重が集中し、耐衝撃性に乏しくなり、落下時における衝撃吸収能力が低くなるという問題があった。
本出願人は上記状況に鑑みて、耐衝撃性を保持しつつ、収納作業効率の高いカートリッジ収納ケースを開発した。
図4〜図6は本発明に係る特徴を備えた区画室を4つ形成して成るカートリッジ収納ケースを説明する図で、図4はその上ケース、下ケースの分離された分解斜視図、図5は図4に示した上ケースの平面視を(a)その側面視を(b)に示した上ケース説明図、図6はカートリッジ収納ケースを説明する図で、(a)は図5のA矢視図、(b)は区画室の外壁面に設けられる緩衝リブを表したカートリッジ収納ケースの要部外観図である。
カートリッジ収納ケース100は、例えば磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジ21を収納する場合に好適に用いることができる。
カートリッジ21は、不図示の磁気テープ巻回リールを、軸線が厚み方向となる向きで内設している。本実施の形態では、カートリッジ21が正方形の扁平体である場合を例に説明するが、カートリッジは、この他、矩形状の扁平体状であってもよい。
カートリッジ収納ケース100は、同一構造の上ケース23と、下ケース25とを上下から重ね合わせて係合することにより、開閉可能となる。これら上ケース23と下ケース25とを係合することにより、その内部には複数の区画室27が形成されるようになっている。本実施の形態では、4つの区画室27が形成される。それぞれの区画室27には、複数のカートリッジ21を図4に示すように、厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群29を保持可能としている。なお、カートリッジ21は、図4に示すように、強度の弱いテープ取り出し口を区画室27の中央側になるように、テープ取り出し口を上にする向きで配置する。さらに好ましくは、テープ取り出し口を区画室27毎で相互に向かい合わせる配置とするとよい。その場合には、テープ取り出し口がカートリッジ収納ケース100の中央側に向けられて、ケース外方からの衝撃からテープ取り出し口を保護することができる。
ここでは、1つの区画室27が、5つのカートリッジ21からなるカートリッジ群29の体積と、略同一の収納容積を形成している。したがって、各区画室27には、カートリッジ21を無造作に詰め込んでも、個々のカートリッジ21に対する仕切壁がないので、簡単に入れることができる。例えば、カートリッジ21の2〜3個は纏めて掴んで詰め込むことができ、一つ一つ掴んで挿入する従来品とは、収納の作業効率が格段に向上されている。
このように、複数のカートリッジ21が、ブロック状に纏めて収納される分、同一の収納面積で複数のカートリッジ21が分散収納される場合に比べ、収納に寄与しない余剰面積が確保可能となる。カートリッジ収納ケース100では、この余剰面積部分が衝撃吸収部(所謂クラッシャブルゾーン)として利用されている。
すなわち、上ケース23、下ケース25の磁気テープ巻回リール軸線方向両端側には、衝撃吸収部であるフランジ31,31が延設されている。それぞれのフランジ31にはケース持ち運び用の取っ手となる取っ手開口33が穿設されている。つまり、上ケース23と下ケース25とが係合されたカートリッジ収納ケース100は、いずれか一方の取って開口33に手を入れて、他方のフランジ31が下方となるようにして持ち運びすることが可能となっている。また、カートリッジ収納ケース100は、両手で両側の取っ手開口33、33を掴んで、水平方向にして持ち運びしてもよい。
上記のように、一方の取っ手開口33を片手で掴み、他方のフランジ31が下方となるようにしてカートリッジ収納ケース100を持ち運ぶ際、仮にカートリッジ収納ケース100が手から滑り落ちると、カートリッジ収納ケース100は、下方のフランジ31が床面に衝突する。この際、衝撃吸収部となるフランジ31は、カートリッジ収納ケース100及びカートリッジ群29の荷重により変形し、その変形によって衝撃エネルギーが吸収されて、収納されたカートリッジ21に対する衝撃が緩和されるようになっている。
一般に、カートリッジ21は、リール軸方向に加わる衝撃に弱い。これは、巻きテープの端面にはテープ飛び出しが発生している場合があり、このテープ飛び出しによりテープ端がリールフランジに当たることで、テープが潰れたり折れ曲がる等すると、磁気テープの円滑な巻き取り繰り出しが阻害され、最悪の場合、読み書きができなくなってしまうためである。本実施の形態では、カートリッジ21のリール軸線方向に、衝撃吸収部となるフランジ31を配設することにより、衝撃に対して脆弱なリール軸線方向の耐衝撃性が向上されるようになっている。
図6(b)は区画室の外壁面に設けられる緩衝リブを表したカートリッジ収納ケースの要部外観図である。
また、各区画室27の壁面には、区画室27から外方へ突出する緩衝リブ35が形成されている。したがって、外部から物体がカートリッジ収納ケース100に衝突した場合であっても、緩衝リブ35により、ケース外壁面とカートリッジ21との間には空隙が形成されることとなり、この緩衝リブ35がクッション材となって耐衝撃性が高まるようになっている。
カートリッジ収納ケース100は、相互に係合する凸部(凸条)41,と凹部(凹溝)43とを備えた同一構造の上ケース23と下ケース25とからなる。本実施の形態では、4つの区画室27を包囲する周囲に、図5のケースセンター線45を対称に、上下に凸条41と凹溝43とが形成されている。すなわち、上ケース23、下ケース25は、センター線45を挟み、一方にコ字状の凸条41が連続して形成され、他方にコ字状の凹溝43が連続して形成されている。
同一構造である上ケース23と下ケース25とが、上下に組み合わされたときに、凸条41が凹溝43に入り込み、双方が係合する。これにより、区画室27が密閉されて、耐水性を得ることができ、水に浮くことも可能である。また、ほこり、湿気、跳ねかけられた水、及び他の有害物質に対してカートリッジ21を保護することができる。つまり、一つのケースが、蓋としても、身としても使用されることとなる。このことから一つの金型により成形した一種類のケースを用いて、凸条41、凹溝43により開閉が可能となる区画室27の形成されるカートリッジ収納ケース100が構成されている。
また、各区画室27同士の間には、仕切り部47が設けられている。この仕切り部は、衝撃に対する変形が容易となるようにその形状及び後述の厚みで形成されている。すなわち、落下時に仕切り部47が変形することでその衝撃を緩和する。仕切り部47は、落下方向がフランジ31のある側からであっても、或いはそれと垂直方向であってもよいように、いずれの方向にも介在している。本実施の形態では、4方に配設された区画室27を4つに仕切るように十字方向の仕切り部47が形成されている。
カートリッジ収納ケース100は、カートリッジ群29が収納される区画室27同士の間に、仕切り部47が介在することで、例えば落下等により各カートリッジ群29毎に衝撃が加わった場合であっても、仕切り部47が衝撃を吸収し、カートリッジ群29群同士の慣性による衝撃力が、相互に影響を及ぼさないようになっている。
ところで、カートリッジ群29を収納したカートリッジ収納ケース100は、外形状と略同一の内形状となった不図示の段ボール箱に収容される。このため、当該段ボール箱からの取り出し性を良好とするため、フランジ31の両側には略45度の傾斜辺となった面取り部49が形成されている。これにより、段ボール箱に収容されたカートリッジ収納ケース100は、段ボール箱内壁面との間に、この面取り部49による三角穴が形成されて、手指の挿入による容易な取り出しが行えるようになっている。
さらに、この面取り部49には、図示は省略するが、面取り部49に摘み片を延設した構成としてもよい。この場合には、同一構造の上ケース23と下ケース25とが図4に示すように、区画室27を形成して上下方向から重ねられたとき、双方の摘み片51を上下に離反することにより、上ケース23と下ケース25との係合が解除され易くなる。
さらに、上ケース23と下ケース25との最外周には、周縁を僅かに折り曲げた段曲げ部が形成されている。この段曲げ部は、上記の凸条41と凹溝43と同様に、センター線45を対称にいずれか一方に形成されている。これにより、上ケース23と下ケース25とを重ね合わせた際に、段曲げ部が他方の周縁に被さり、防塵性、防水性が向上されるようになっている。
さらに、各区画室27の外部底面部には、相互に遊嵌可能な大小の四角枠部53a,53bが膨出されている。これにより、カートリッジ収納ケース100が上下方向に積載されても、上側カートリッジ収納ケース100下面の四角枠部53a,53bが、下側カートリッジ収納ケース100上面の四角枠部53b,53aに嵌合して、相対的な横ずれ規制されて、段積み時の崩れ防止が図られるようになっている。
上ケース23、下ケース25のそれぞれは、可塑性樹脂の一体成形品からなる。このため、比較的取り扱い性が容易な材料を用いて、ケートリッジを確実に保護する堅牢性と、適宜な衝撃吸収性を備えた上ケース23、下ケース25が容易かつ安価に量産可能となっている。
この可塑性樹脂は、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかを含むものとすることができる。可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかとなることで、材料の入手が容易となるとともに、廃品となった後の回収・再利用が可能で、容易かつ安価な真空成形が可能となる。
また、可塑性樹脂は、透光性を有するものであることが好ましい。これにより、上ケース23、下ケース25が係合され、区画室27が密閉状態となった場合においても、区画室27内に収納されるカートリッジ21が外部より視認可能となり、密閉区画室27内のカートリッジ収納状況が容易に把握可能となる。
また、厚みが0.5〜2.0mmの可塑性樹脂のシートを用いて、延伸加工により形成することで、複数のカートリッジ群を収納する区画室の最低構造強度が経済的に確保されるとともに、ケース全体の重量も最低強度を満足しつつ最小とすることができる。また、上記厚みで形成されることで、外力が加えられた際の適度な変形が可能となり、収納カートリッジに対する衝撃吸収作用を最適に確保することが可能となる。つまり、これより薄厚であれば、変形が容易となり過ぎ、衝撃吸収効果が低下する。
また、これより厚くなれば、変形し難くなり、衝撃力が直接収納カートリッジに伝達されてしまうことになる。本構成では、可塑性樹脂のシート厚みが上記厚みに設定されることで、最適な衝撃吸収部(クラッシャブルゾーン)の形成が可能となる。
このようなカートリッジ収納ケースによれば、複数のカートリッジを厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群を保持する少なくとも一つの区画室を形成し、かつ区画室のコーナー部分に空間部を形成したので、複数のカートリッジをブロック状に纏めた分、複数のカートリッジを纏めて区画室に納めることができ、短時間に効率の良い収納が可能となり、収納作業効率を大幅に向上させることができ、かつ空間部がケース落下時等の衝撃を吸収し、収容カートリッジに対する耐衝撃性を向上させることができる。
このように上記カートリッジ収納ケースはいろいろな点で優れていることが判ったが、ただ克服すべき弱点もあることに気がついた。それは、カートリッジ収納ケースを手で提げて運搬している最中などに、上ケースと下ケースとに互いに離反する方向に無理な力が上ケースと下ケースに加わると、両者が分離して、中の収納物であるカートリッジがバラケて落下して破損するおそれがあることが判った。
本発明はかかる欠点を解決するためになされたもので、上ケースと前記下ケースとに互いに離反する方向に無理な力が上ケースと下ケースに加わっても、両者が分離することのないカートリッジ収納ケースを提供することを目的としている。
上記欠点を解決するため、請求項1記載の発明はカートリッジ収納ケースに係り、磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジの複数個を厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群を保持する区画室を形成されかつ前記区画室を挟む反対の両側にフランジを延設した略矩形状のカートリッジ収納上ケースと、前記区画室と対向する位置に実質同じ形状の区画室が形成されかつ前記区画室を挟む反対の両側にフランジを延設した略矩形状のカートリッジ収納下ケースと、から成り、相互に係合する凸部と凹部とを前記フランジに備えた同一構造の前記上ケースと前記下ケースを重ね合わせて前記凸部と前記凹部とを係合することで内部に前記区画室の倍の広さの区画室が形成されるカートリッジ収納ケースにおいて、前記上ケースと前記下ケースとを重ね合わせた状態で前記上下のフランジ領域に貫通孔が形成されていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のカートリッジ収納ケースにおいて、前記貫通孔が前記フランジ領域のコーナー部に形成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のカートリッジ収納ケースにおいて、前記貫通孔が前記フランジ領域の複数のコーナー部に形成されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケースにおいて、前記上ケースと前記下ケースとを結束させる結束部材を前記貫通孔に取り付けたことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のカートリッジ収納ケースにおいて、前記結束部材は結束帯又は抜け止めピンであることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケースにおいて、取っ手用貫通長孔が、前記両フランジ領域を通る前記矩形の中心線を横切るように形成されていることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケースにおいて、セキュリティシールを前記フランジの領域に貼り付けたことを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のカートリッジ収納ケースにおいて、セキュリティシールを前記取っ手用貫通長孔に取り付けたことを特徴としている。
上記の構成により、カートリッジをカートリッジ収納ケースに収納した状態で、カートリッジ収納ケースの上ケースと前記下ケースとに互いに離反する方向に無理な力が加わっても、両者が分離することのないカートリッジ収納ケースが得られる。
以下、本発明に係るカートリッジ収納ケースの好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
〈実施例1〉
図1は本発明の実施例1に係るカートリッジ収納ケースで、(a)は本発明に使用する市販の結束部材を示し、(1)結束帯、(2)は抜け止めピンである。
図の(1)の結束帯91はプラスチック材質で形成され、1個の係止孔91aを備えた係止部91Aとこの係止部91Aに連接され多数の被係止リブ91bを両側に備えた帯状物91Bとから構成されている。そこで、帯状物91Bを結束対象物に巻き付け、帯状物91Bの先端を係止部91Aの係止孔91aに通した後、強く引くことにより、帯状物91Bの被係止リブ91bが係止孔91a内に係止することで結束が行われる。
図の(2)の抜け止めピン92は係止ヘッド92Aと係止ヘッド92Aに固定された貫通部材92Bとで構成されて成り、そこで、貫通部材92Bを結束対象物の貫通孔に貫通させると、貫通部材92Bび先端部92Cが貫通孔の貫通中は縮退するが貫通孔を通過後は拡張することになるので逆戻りできなくなり、結束が行われる。
図1(b)は、図1(a)の結束部材によって結束されるカートリッジ収納ケースの結束位置を示す図で、(イ)は平面図、(ロ)および(ハ)は縦断面図、(1)はカートリッジ収納ケースの下ケース25、(2)は上ケース23である。
図1(b)の(イ)の平面図において、hはフランジ領域に形成されている貫通孔、gは図で左右の両フランジ領域を通る矩形の中心線を横切るように形成されている取っ手用貫通長孔である。23は上ケース、25は下ケースである。したがって、23hは上ケースの貫通孔、25hは下ケースの貫通孔、23gは上ケースの取っ手用貫通長孔、25gは下ケースの取っ手用貫通長孔である。貫通孔23h、25hはフランジ領域のコーナー部に形成されている。
図1(b)の(ロ)の平面図に示すように、(1)の下ケース25の上に(2)の上ケース23を被せることにより、図1(b)の(ハ)の平面図に示すように、下ケース25と上ケース23が一体となり、両者に形成されている貫通孔25hと23hが同心となるので、図(a)の結束部材(図では抜け止めピン92)を使用して貫通孔25hと23hに通し、固定することにより、下ケース25と上ケース23が一体結合され、この後は運搬中に大きな力が上ケースと下ケースの離間方向に加わっても、両者が分離することがなくなる。
なお、運搬終了後、カートリッジを取り出して使用するときは、結束部材は切断すればよい。
〈実施例2〉
実施例2は上ケースと下ケースの一体となったカートリッジ収納ケースの取っ手にセキュリテイシールを巻回することにより、上ケースと下ケースの一体結合を確保するとともに、セキュリテイ性も確保するものである。
図2は実施例2を説明する図で、(a)〜(d)は貫通孔と抜け止めピンの数が異なる各カートリッジ収納ケース100〜103の平面図で、すべてのカートリッジ収納ケース100〜103にセキュリテイシール100sが用いられている。セキュリティシール100は取っ手用貫通長孔100gに巻き付け、上ケースと下ケースが離れ難くしている。そして、セキュリテイシール100sを破らなければ上ケースと下ケースを離すことができないので、収納物であるカートリッジセキュリテイ性が確保できる。
もちろん、実施例1の結束部材を併用することで、上ケースと下ケースの一体結合がさらに強固になる。
図2の(a)は貫通孔4箇所と抜け止めピン4個を用いたカートリッジ収納ケース100、(b)は貫通孔4箇所と抜け止めピン2個を用いたカートリッジ収納ケース101、(c)は貫通孔2箇所と抜け止めピン2個を用いたカートリッジ収納ケース102、(c)は貫通孔6箇所と抜け止めピン6個を用い各たカートリッジ収納ケース103をそれぞれ示している。
〈実施例3〉
実施例1では上ケースと下ケースに貫通孔を開けていたが、実施例3は貫通孔を開けなくても上ケースと下ケースの一体結合を確保できる手法である。
図3は実施例3を説明する図で、(a)はカートリッジ収納ケース104のフランジ領域端部を示し、(b)はカートリッジ収納ケース104の平面図である。
図において、93は市販のクリップで、このクリップ93を図(b)のカートリッジ収納ケース104の端部6箇所で上ケースと下ケースを一体に挟み込んでいる。このことにより上ケースと下ケースの一体結合を確保でき、しかも貫通孔を開ける製造工程が不要となる。
以上のことから判るように、カートリッジをカートリッジ収納ケースに収納した状態で上ケースと前記下ケースとに互いに離反する方向に無理な力が上ケースと下ケースに加わっても、両者が分離することのない強固なカートリッジ収納ケースが得られる。
本発明の実施例1を説明する図である。 本発明の実施例2を説明する図である。 本発明の実施例3を説明する図である。 本発明に係るカートリッジ収納ケースの上ケース、下ケースの分離された分解斜視図である。 図4に示した上ケースの平面視を(a)その側面視を(b)に示した上ケース説明図である。 カートリッジ収納ケースを説明する図で、(a)は図5のA矢視図、(b)は区画室の外壁面に設けられる緩衝リブを表したカートリッジ収納ケースの要部外観図である。 複数校のカートリッジを収納する従来方法1の説明図である。 複数校のカートリッジを収納する従来方法2の説明図である。
符号の説明
21 カートリッジ
23 上ケース
23g 上ケース取っ手用貫通長孔
23h 上ケース貫通孔
25 下ケース
25g 下ケース取っ手用貫通長孔
25h 下ケース貫通孔
27 区画室
29 カートリッジ群
41 凸条(凸部)
43 凹溝(凹部)
47 仕切り部
91 結束帯
91a 係止孔
91b 被係止リブ
91A 係止部
91B 帯状物
92 抜け止めピン
92A 係止ヘッド
92B 貫通部材
92C 先端部
93 クリップ
100〜104 カートリッジ収納ケース
100s セキュリテイシール
100g 取っ手用貫通長孔

Claims (8)

  1. 磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジの複数個を厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群を保持する区画室を形成されかつ前記区画室を挟む反対の両側にフランジを延設した略矩形状のカートリッジ収納上ケースと、前記区画室と対向する位置に実質同じ形状の区画室が形成されかつ前記区画室を挟む反対の両側にフランジを延設した略矩形状のカートリッジ収納下ケースと、から成り、相互に係合する凸部と凹部とを前記フランジに備えた同一構造の前記上ケースと前記下ケースを重ね合わせて前記凸部と前記凹部とを係合することで内部に前記区画室の倍の広さの区画室が形成されるカートリッジ収納ケースにおいて、
    前記上ケースと前記下ケースとを重ね合わせた状態で前記上下のフランジ領域に貫通孔が形成されていることを特徴とするカートリッジ収納ケース。
  2. 前記貫通孔が前記フランジ領域のコーナー部に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカートリッジ収納ケース。
  3. 前記貫通孔が前記フランジ領域の複数のコーナー部に形成されていることを特徴とする請求項2記載のカートリッジ収納ケース。
  4. 前記上ケースと前記下ケースとを結束させる結束部材を前記貫通孔に取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
  5. 前記結束部材は結束帯又は抜け止めピンであることを特徴とする請求項4項記載のカートリッジ収納ケース。
  6. 取っ手用貫通長孔が、前記両フランジ領域を通る前記矩形の中心線を横切るように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
  7. セキュリティシールを前記フランジの領域に貼り付けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
  8. セキュリティシールを前記取っ手用貫通長孔に取り付けたことを特徴とする請求項7記載のカートリッジ収納ケース。
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