JP2007191181A - カートリッジ収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】耐衝撃性を保持しつつ、収納作業効率の高いカートリッジ収納ケースを得る。
【解決手段】磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジ21を収納するカートリッジ収納ケース100であって、複数のカートリッジ21を厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群29を保持する少なくとも一つの区画室27を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジを収納するカートリッジ収納ケースに関し、特に、収納されたカートリッジに対する耐衝撃性を高め、かつカートリッジの収納作業効率を高める改良技術に関する。
従来、ワンリール型の磁気記録テープカートリッジを集積包装する場合、図6に示すように、各カートリッジ1を1巻単位でケース3に収納し、そのケース3を複数個毎に段ボールの箱5に詰めて緩衝性を保持していた。
しかし、この集積包装の場合、カートリッジ1が段ボール箱5内に収納されるため、カートリッジ1の有無や種別等を確認するためには段ボール箱5を開封する必要があり、利便性に問題があった。また、段ボール詰めでは浸水時に濡れてしまい、段ボール箱5が壊れてしまうという問題もあった。
このようなことから、水に濡れてもケース強度に支障を来さず、中身の見える透明のプラスチックでカートリッジ1を集積包装する例えば図7に示すケース7が非特許文献1に開示され、市場に提供されるようになった。
UTO−Ultrium L−pack、[online]、TDK株式会社、[平成17年11月14日検索]、インターネット<URL:http://www.tdk.com/professional/lto/ltopack.html>
しかしながら、上記非特許文献1記載のケース7は、個々のカートリッジ1を収納するための収納空間9が複数の仕切り突起11に区画され、この収納空間9にカートリッジ1を1巻単位で保管するものであった。つまり、カートリッジが分散収納されていた。このため、実際の収納作業ではカートリッジ1を一つ一つ納めることとなり、特にカートリッジ1が大量にある場合には使い勝手が悪くなる問題があった。また、上記ケース7においては、収納空間9が一つ一つで区画されているため、収納面積(すなわち、ケース7の上面開口面積)の全体が個々の収納空間9によって等分割される。このため、最端部のケース部位13,15では、収納カートリッジの略全数の荷重が集中し、耐衝撃性に乏しくなり、落下時における衝撃吸収能力が低くなるという問題があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、耐衝撃性を保持しつつ、収納作業効率の高いカートリッジ収納ケースを得ることを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1)磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジを収納するカートリッジ収納ケースであって、複数の前記カートリッジを厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群を保持する少なくとも一つの区画室が形成されたことを特徴とするカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、複数のカートリッジがブロック状に纏めて収納される分、同一の収納面積で複数のカートリッジが分散収納される場合に比べ、収納に寄与しない余剰面積が確保可能となり、この余剰面積部分が衝撃吸収部(所謂クラッシャブルゾーン)として利用可能となる。また、従来のように、複数のカートリッジを個々に収納する必要がなくなり、厚み方向に重ねて保持した複数のカートリッジを纏めて区画室に納めることが可能となる。
(2)相互に係合する凸部と凹部とを備えた同一構造の上ケース及び下ケースを、重ね合わせて前記凸部と前記凹部とを係合することで前記区画室が形成されることを特徴とする(1)項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、例えば、ケースのセンター線を対称に、左右に相互係合可能な凹凸部を形成しておくことで、同一ケースを重ね合わせることで、凹凸を係合させて、一つの収納容器を構成することが可能となる。本収納ケースの構成においても、同様に、同一構造のケースを上ケース、下ケースとして使用する。つまり、一つのケースが、蓋としても、身としても使用されることとなる。これにより、一つの金型により成形した一種類のケースを用いて、凹凸部により開閉が可能となる区画室の形成されるカートリッジ収納ケースが構成可能となる。
(3)前記区画室が複数形成され、各区画室同士は相互間に仕切り部を介して連設されていることを特徴とする(1)項又は(2)項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、複数のカートリッジからなるカートリッジ群が収納される区画室同士の間に、仕切り部が介在することで、例えば落下等により各カートリッジ群毎に衝撃が加わった場合であっても、仕切り部が衝撃を吸収し、カートリッジ群同士の慣性による衝撃力が、相互に影響を及ぼさなくなる。
(4)前記上ケースと前記下ケースのそれぞれが、可塑性樹脂の一体成形品からなることを特徴とする(1)項〜(3)項のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、比較的入手の容易な材料を用いて、高精度な上ケース、下ケースが容易かつ安価に量産可能となる。
(5)前記可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかを含むことを特徴とする(4)項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかとなることで、材料の容易な入手が可能となるとともに、容易かつ安価な真空成形が可能となる。
(6)前記可塑性樹脂が、透光性を有することを特徴とする(4)項又は(5)項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、上ケース、下ケースが係合され、区画室が密閉状態となった場合においても、区画室内に収納されるカートリッジが外部より視認可能となり、密閉区画室内のカートリッジ収納状況が容易に把握可能となる。
(7)0.5〜2.0mmの厚みを有する前記可塑性樹脂のシートを延伸加工して形成したことを特徴とする(4)項〜(6)項のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
このカートリッジ収納ケースによれば、厚みが0.5〜2.0mmの可塑性樹脂のシートを延伸加工して形成することで、複数のカートリッジ群を収納する区画室の最低構造強度が経済的に確保されるとともに、ケース全体の重量も最低強度を満足しつつ最小とすることができる。また、上記厚みで形成されることで、外力が加えられた際の適度な変形が可能となり、収納カートリッジに対する衝撃吸収作用を最適に確保することが可能となる。つまり、これより薄厚であれば、変形が容易となり過ぎ、衝撃吸収効果が低下する。また、これより厚くなれば、変形し難くなり、衝撃力が直接収納カートリッジに伝達されてしまうことになる。本構成では、可塑性樹脂のシート厚みが上記厚みに設定されることで、最適な衝撃吸収部(クラッシャブルゾーン)の形成が可能となる。
本発明に係るカートリッジ収納ケースによれば、複数のカートリッジを厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群を保持する少なくとも一つの区画室を形成したので、複数のカートリッジをブロック状に纏めた分、同一の収納面積で複数のカートリッジを分散収納する場合に比べ、収納に寄与しない余剰面積を確保することができる。そして、この余剰面積部分を衝撃吸収部(所謂クラッシャブルゾーン)として利用することにより、ケース落下時等の衝撃を吸収し、収容カートリッジに対する耐衝撃性を向上させることができる。また、従来のように、複数のカートリッジを個々に収納する必要がないので、厚み方向に重ねて保持した複数のカートリッジを纏めて区画室に納めることができ、短時間に効率の良い収納が可能となり、収納作業効率を大幅に向上させることができる。
以下、本発明に係るカートリッジ収納ケースの好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る収納ケースの上ケース、下ケースの分離された分解斜視図、図2は図1に示した上ケースの平面視を(a)その側面視を(b)に示した上ケース説明図、図3は図2のA矢視図である。
本実施の形態に係るカートリッジ収納ケース(以下、単に「収納ケース」とも称す。)100は、例えば磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジ21を収納する場合に好適に用いることができる。
カートリッジ21は、不図示の磁気テープ巻回リールを、軸線が厚み方向となる向きで内設している。本実施の形態では、カートリッジ21が正方形の扁平体である場合を例に説明するが、カートリッジは、この他、矩形状の扁平体状であってもよい。
収納ケース100は、同一構造の上ケース23と、下ケース25とを上下から重ね合わせて係合することにより、開閉可能となる。これら上ケース23と下ケース25とを係合することにより、その内部には複数の区画室27が形成されるようになっている。本実施の形態では、4つの区画室27が形成される。それぞれの区画室27には、複数のカートリッジ21を図1に示すように、厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群29を保持可能としている。なお、カートリッジ21は、図1に示すように、強度の弱いテープ取り出し口を区画室27の中央側になるように、テープ取り出し口を上にする向きで配置する。さらに好ましくは、テープ取り出し口を区画室27毎で相互に向かい合わせる配置とするとよい。その場合には、テープ取り出し口が収納ケース100の中央側に向けられて、ケース外方からの衝撃からテープ取り出し口を保護することができる。
本実施の形態では、1つの区画室27が、5つのカートリッジ21からなるカートリッジ群29の体積と、略同一の収納容積を形成している。したがって、各区画室27には、カートリッジ21を無造作に詰め込んでも、個々のカートリッジ21に対する仕切壁がないので、簡単に入れることができる。例えば、カートリッジ21の2〜3個は纏めて掴んで詰め込むことができ、一つ一つ掴んで挿入する従来品とは、収納の作業効率が格段に向上されている。
このように、複数のカートリッジ21が、ブロック状に纏めて収納される分、同一の収納面積で複数のカートリッジ21が分散収納される場合に比べ、収納に寄与しない余剰面積が確保可能となる。収納ケース100では、この余剰面積部分が衝撃吸収部(所謂クラッシャブルゾーン)として利用されている。
すなわち、上ケース23、下ケース25の磁気テープ巻回リール軸線方向両端側には、衝撃吸収部であるフランジ31,31が延設されている。それぞれのフランジ31にはケース持ち運び用の取っ手となる取っ手開口33が穿設されている。つまり、上ケース23と下ケース25とが係合された収納ケース100は、いずれか一方の取って開口33に手を入れて、他方のフランジ31が下方となるようにして持ち運びすることが可能となっている。また、収納ケース100は、両手で両側の取っ手開口33、33を掴んで、水平方向にして持ち運びしてもよい。
上記のように、一方の取っ手開口33を片手で掴み、他方のフランジ31が下方となるようにして収納ケース100を持ち運ぶ際、仮に収納ケース100が手から滑り落ちると、収納ケース100は、下方のフランジ31が床面に衝突する。この際、衝撃吸収部となるフランジ31は、収納ケース100及びカートリッジ群29の荷重により変形し、その変形によって衝撃エネルギーが吸収されて、収納されたカートリッジ21に対する衝撃が緩和されるようになっている。
一般に、カートリッジ21は、リール軸方向に加わる衝撃に弱い。これは、巻きテープの端面にはテープ飛び出しが発生している場合があり、このテープ飛び出しによりテープ端がリールフランジに当たることで、テープが潰れたり折れ曲がる等すると、磁気テープの円滑な巻き取り繰り出しが阻害され、最悪の場合、読み書きができなくなってしまうためである。本実施の形態では、カートリッジ21のリール軸線方向に、衝撃吸収部となるフランジ31を配設することにより、衝撃に対して脆弱なリール軸線方向の耐衝撃性が向上されるようになっている。
図4は区画室の外壁面に設けられる緩衝リブを表した収納ケースの要部外観図である。
また、各区画室27の壁面には、区画室27から外方へ突出する緩衝リブ35が形成されている。したがって、外部から物体が収納ケース100に衝突した場合であっても、緩衝リブ35により、ケース外壁面とカートリッジ21との間には空隙が形成されることとなり、この緩衝リブ35がクッション材となって耐衝撃性が高まるようになっている。特に、各区画室27のコーナー部には、図4に示すように、カートリッジ21の稜線部を包囲するような緩衝リブ37が形成され、カートリッジ21を収納した状態で、収納ケース100を落下させた場合等の、カートリッジ稜線部の変形を効果的に阻止する衝撃吸収機能が備えられている。
収納ケース100は、相互に係合する凸部(凸条)41,と凹部(凹溝)43とを備えた同一構造の上ケース23と下ケース25とからなる。本実施の形態では、4つの区画室27を包囲する周囲に、図2のケースセンター線45を対称に、上下に凸条41と凹溝43とが形成されている。すなわち、上ケース23、下ケース25は、センター線45を挟み、一方にコ字状の凸条41が連続して形成され、他方にコ字状の凹溝43が連続して形成されている。
同一構造である上ケース23と下ケース25とが、上下に組み合わされたときに、凸条41が凹溝43に入り込み、双方が係合する。これにより、区画室27が密閉されて、耐水性を得ることができ、水に浮くことも可能である。また、ほこり、湿気、跳ねかけられた水、及び他の有害物質に対してカートリッジ21を保護することができる。つまり、一つのケースが、蓋としても、身としても使用されることとなる。このことから一つの金型により成形した一種類のケースを用いて、凸条41、凹溝43により開閉が可能となる区画室27の形成される収納ケース100が構成されている。
また、各区画室27同士の間には、仕切り部47が設けられている。この仕切り部は、衝撃に対する変形が容易となるようにその形状及び後述の厚みで形成されている。すなわち、落下時に仕切り部47が変形することでその衝撃を緩和する。仕切り部47は、落下方向がフランジ31のある側からであっても、或いはそれと垂直方向であってもよいように、いずれの方向にも介在している。本実施の形態では、4方に配設された区画室27を4つに仕切るように十字方向の仕切り部47が形成されている。
収納ケース100は、カートリッジ群29が収納される区画室27同士の間に、仕切り部47が介在することで、例えば落下等により各カートリッジ群29毎に衝撃が加わった場合であっても、仕切り部47が衝撃を吸収し、カートリッジ群29群同士の慣性による衝撃力が、相互に影響を及ぼさないようになっている。
ところで、カートリッジ群29を収納した収納ケース100は、外形状と略同一の内形状となった不図示の段ボール箱に収容される。このため、当該段ボール箱からの取り出し性を良好とするため、フランジ31の両側には略45度の傾斜辺となった面取り部49が形成されている。これにより、段ボール箱に収容された収納ケース100は、段ボール箱内壁面との間に、この面取り部49による三角穴が形成されて、手指の挿入による容易な取り出しが行えるようになっている。
さらに、この面取り部49には、図示は省略するが、面取り部49に摘み片を延設した構成としてもよい。この場合には、同一構造の上ケース23と下ケース25とが図1に示すように、区画室27を形成して上下方向から重ねられたとき、双方の摘み片51を上下に離反することにより、上ケース23と下ケース25との係合が解除され易くなる。
さらに、上ケース23と下ケース25との最外周には、周縁を僅かに折り曲げた段曲げ部が形成されている。この段曲げ部は、上記の凸条41と凹溝43と同様に、センター線45を対称にいずれか一方に形成されている。これにより、上ケース23と下ケース25とを重ね合わせた際に、段曲げ部が他方の周縁に被さり、防塵性、防水性が向上されるようになっている。
さらに、各区画室27の外部底面部には、相互に遊嵌可能な大小の四角枠部53a,53bが膨出されている。これにより、収納ケース100が上下方向に積載されても、上側収納ケース100下面の四角枠部53a,53bが、下側収納ケース100上面の四角枠部53b,53aに嵌合して、相対的な横ずれ規制されて、段積み時の崩れ防止が図られるようになっている。
上ケース23、下ケース25のそれぞれは、可塑性樹脂の一体成形品からなる。このため、比較的取り扱い性が容易な材料を用いて、ケートリッジを確実に保護する堅牢性と、適宜な衝撃吸収性を備えた上ケース23、下ケース25が容易かつ安価に量産可能となっている。
この可塑性樹脂は、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかを含むものとすることができる。可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかとなることで、材料の入手が容易となるとともに、廃品となった後の回収・再利用が可能で、容易かつ安価な真空成形が可能となる。
また、可塑性樹脂は、透光性を有するものであることが好ましい。これにより、上ケース23、下ケース25が係合され、区画室27が密閉状態となった場合においても、区画室27内に収納されるカートリッジ21が外部より視認可能となり、密閉区画室27内のカートリッジ収納状況が容易に把握可能となる。
また、厚みが0.5〜2.0mmの可塑性樹脂のシートを用いて、延伸加工により形成することで、複数のカートリッジ群を収納する区画室の最低構造強度が経済的に確保されるとともに、ケース全体の重量も最低強度を満足しつつ最小とすることができる。また、上記厚みで形成されることで、外力が加えられた際の適度な変形が可能となり、収納カートリッジに対する衝撃吸収作用を最適に確保することが可能となる。つまり、これより薄厚であれば、変形が容易となり過ぎ、衝撃吸収効果が低下する。また、これより厚くなれば、変形し難くなり、衝撃力が直接収納カートリッジに伝達されてしまうことになる。本構成では、可塑性樹脂のシート厚みが上記厚みに設定されることで、最適な衝撃吸収部(クラッシャブルゾーン)の形成が可能となる。
図5は本発明に係る収納ケースを梱包した段ボール箱の配列例を(a)(b)(c)で表すパレット積載パターン説明図である。
さらに、上記のように構成される収納ケース100は、所定外形寸法の段ボール箱61に収容されることがある。この場合、段ボール箱61の平面寸法は、一定の値となることが好ましい。これは、貨物運搬用パレット63,65,67の形状が、日本国、米国、欧州で異なるためである。このため、段ボール箱61の平面寸法は、縦300mm、横400mmとされている。これにより、図5(a)に示すように、日本国の1100mm×1100mmのパレット63の場合には図示のような配置が可能となり、図5(b)に示すように、米国の1219mm×1016mmのパレット65の場合には図示のような配置が可能となり、図5(c)に示すように、欧州の1200mm×800mmのパレット67の場合には図示のような配置が可能となり、流通時における各国パレット63,65,67に効率良く積載できる。
したがって、上記のカートリッジ収納ケース100によれば、複数のカートリッジ21を厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群29を保持する少なくとも一つの区画室27を形成したので、複数のカートリッジ21をブロック状に纏めた分、同一の収納面積で複数のカートリッジ21を分散収納する場合に比べ、収納に寄与しない余剰面積を確保することができる。そして、この余剰面積部分を衝撃吸収部(所謂クラッシャブルゾーン)として利用することにより、ケース落下時等の衝撃を吸収し、収納されたカートリッジ21に対する耐衝撃性を向上させることができる。
また、従来のように、複数のカートリッジ21を個々に収納する必要がないので、厚み方向に重ねて保持した複数のカートリッジ21を纏めて区画室27に納めることができ、短時間に効率の良い収納が可能となり、収納作業効率を大幅に向上させることができる。
本発明に係る収納ケースの上ケース、下ケースの分離された分解斜視図である。 図1に示した上ケースの平面視を(a)その側面視を(b)に示した上ケース説明図である。 図2のA矢視図である。 区画室の外壁面に設けられる緩衝リブを表した収納ケースの要部外観図である。 本発明に係る収納ケースを梱包した段ボール箱の配列例を(a)(b)(c)で表すパレット積載パターン説明図である。 従来の段ボール箱収納方式を表した説明図である。 従来の収納ケースを表した斜視図である。
符号の説明
21 カートリッジ
23 上ケース
25 下ケース
27 区画室
29 カートリッジ群
41 凸条(凸部)
43 凹溝(凹部)
47 仕切り部
100 カートリッジ収納ケース

Claims (7)

  1. 磁気テープ巻回リールが内設される扁平体状のカートリッジを収納するカートリッジ収納ケースであって、
    複数の前記カートリッジを厚み方向に並置させてブロック状としたカートリッジ群を保持する少なくとも一つの区画室が形成されたことを特徴とするカートリッジ収納ケース。
  2. 相互に係合する凸部と凹部とを備えた同一構造の上ケース及び下ケースを、重ね合わせて前記凸部と前記凹部とを係合することで前記区画室が形成されることを特徴とする請求項1記載のカートリッジ収納ケース。
  3. 前記区画室が複数形成され、各区画室同士は相互間に仕切り部を介して連設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカートリッジ収納ケース。
  4. 前記上ケースと前記下ケースのそれぞれが、可塑性樹脂の一体成形品からなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
  5. 前記可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのいずれかを含むことを特徴とする請求項4記載のカートリッジ収納ケース。
  6. 前記可塑性樹脂が、透光性を有することを特徴とする請求項4又は請求項5記載のカートリッジ収納ケース。
  7. 0.5〜2.0mmの厚みを有する前記可塑性樹脂のシートを延伸加工して形成したことを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項記載のカートリッジ収納ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011162252A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Hitachi Maxell Ltd 収納ケース

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