JP2005040085A - 魚釣用両軸受型リール - Google Patents

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Abstract

【課題】リール本体の収容空間外部に配置された駆動部材に対しても、注油等のメンテナンスを容易に行なえる魚釣用両軸受型リールを提供する。
【解決手段】魚釣用両軸受型リールは、リール本体1の左右フレーム2a,2b間に軸受7a,7bを介して支持されたスプール5と、リール本体1に支持されたハンドル15と、リール本体1の一方側におけるフレームと側板との間に形成された収容空間S2と、この収容空間内に収容された巻取り駆動機構18とを有する。そして、スプール5の釣糸巻回胴部5aに蓋部材25を着脱自在に取り付ける孔部5dを形成すると共に、釣糸巻回胴部の径方向内側にスプールの回転軸方向に伸長する空間S3を形成し、孔部5dと空間S3を連通させて、軸受7a,7bに対する注油経路とした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、リール本体に回転可能に支持されたハンドルの回転でリール本体の側板間に支持されたスプールを回転駆動し、釣糸をスプールに巻回する魚釣用両軸受型リールに関する。
通常、この種の両軸受型リールのリール本体は、複数の支柱で連結して一体化された左右フレームと、各フレームの側部に装着固定される側板とを備えている。また、リール本体に回転可能に支持されたハンドルでスプールを駆動するための巻取り駆動機構は、ハンドルが支持された側のフレームと側板との間に形成された収容空間内に収容されている。そして、この収容空間と外部とを連通させる構成は、例えば、特許文献1及び特許文献2にあるように広く知られている。
この内、特許文献1に開示されている両軸受型リールは、逆転防止爪の固着を解除する修復部材の支持軸部分から前記収容空間に注油を可能とした構成であり、特許文献2に開示されている両軸受型リールは、フレームを貫通して前記収容空間内に達する貫通部材に、前記収容空間の内外を連通させて水抜きを行なう連通部を形成した構成である。すなわち、特許文献1及び特許文献2は、いずれもリール本体の収容空間と外部とを連通させて液体の注入や流出を可能とする構成であり、リール本体を分解すること無く、収容空間内への注油、或いは水抜きのどちらでも行なえるようになっている。
ところで、リール本体の収容空間の外部に駆動部材等を配置した構成として、特許文献2に開示されているような両軸受型リールにおけるスプール軸を支持する軸受、或いは特許文献3に開示されている電動リールのように、収容空間外部で且つフレーム間に位置するスプール内の収容部に歯車を配置したものが知られている。
特開平11−169037号公報 特開平11−341938号公報 特開2001−25342号公報。
上記した特許文献2の両軸受型リールにおけるスプール軸受や、特許文献3の電動リールにおけるスプール内の収容部に配置された歯車等にも定期的に注油等のメンテナンスを行なう必要があり、いずれの構成も、注油のためには、スプールを取り外す必要がある。
しかし、特許文献2のような両軸受型リールのスプール軸受に注油する際には、反ハンドル側の側板を取り外すことによってスプールを取り出す必要があり、その際にブレーキ部材やワッシャ等に用いられている細かい部品を紛失し易いという問題がある。また、特許文献3に開示されている電動リールの場合、スプールを取り出すためには、リール本体を完全に分解する必要がある上に、部品点数が多く一般のユーザでは分解清掃が困難であるため、容易に注油等を行なえないという問題がある。
そのため、特に特許文献3のような電動リールにはメンテナンス回数を減らす目的で油分を含浸した焼結滑り軸受やグリスを封入した転がり軸受等を用いているケースが多く見られる。
しかし、前記のような焼結滑り軸受や転がり軸受を用いると、スプール回転時の抵抗が大きくなり、釣糸繰出し時の仕掛けの落下速度が遅く、仕掛けの投入回数が少なくなってしまう上に、釣糸巻取り時の電力消費が多くなり、長時間の実釣時は複数のバッテリーが必要になる等の課題が残されており、改善が望まれていた。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、リール本体の収容空間外部に配置された駆動部材に対しても、注油等のメンテナンスを容易に行なえる魚釣用両軸受型リールを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明に係る魚釣用両軸受型リールは、左右フレームと各フレームの側部に取り付けられた側板とを有するリール本体と、このリール本体の左右フレーム間において軸受を介して支持されたスプールと、前記リール本体の一方側に回転可能に支持されたハンドルと、前記リール本体の一方側におけるフレームと側板との間に形成された収容空間と、この収容空間内に収容された巻取り駆動機構とを備え、前記ハンドルの回転で巻取り駆動機構を介してスプールを巻取り駆動する構成において、前記スプールの釣糸巻回胴部に蓋部材を着脱自在に取り付ける孔部を形成すると共に、前記釣糸巻回胴部の径方向内側に前記スプールの回転軸方向に伸長する空間を形成し、前記孔部と空間を連通させて、前記収容空間の外部に配置された駆動部材に対する注油経路としたことを特徴とする。
このような構成によれば、収容空間の外部に配置された駆動部材に対して注油等を行なうに際し、リール本体を分解することなく、スプールの釣糸巻回胴部に設けられた蓋部材を取り外し、その孔部に注油することで、前記した注油経路を介して駆動部材に注油される。
本発明の魚釣用両軸受型リールによれば、リール本体の収容空間外部に配置された駆動部材に対しても、従来のようにリール本体を分解してスプールを取り外すことなく、容易に注油等のメンテナンスが行なえるようになる。
また、容易に注油等のメンテナンスが行なえるので、定期的な注油メンテナンスが必要なグリス未封入の転がり軸受をスプール支持軸受として用いることが可能となる。よって、釣糸放出時のスプールフリー性能が向上して仕掛けの落下速度が速くなり、ポイントへの仕掛けの到達が速くなるので、手返しの回数が増え、釣果を伸ばすことが期待できる。また、電動リールに本件構成を用いると、巻取り駆動時の抵抗が減るので、バッテリーの消費電力を抑えることが可能となり、一つのバッテリーで一回の釣行をまかなうことができる上に、釣行時の荷物を減らすことができるので、釣人の釣行時の負担が軽減される。
以下、本発明に係る魚釣用両軸受型リールの実施の形態について、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明に係る両軸受型リールの第1の実施形態を示す図であり、図1は、内部構成を示す図、図2は、スプール部分の拡大図、そして、図3は、注油している状態を示す図である。
魚釣用両軸受型リール(以下、リールと称する)のリール本体1は、複数の支柱を介して一体化された左右フレーム2a,2bと、各フレーム2a,2bの両側において、所定の空間(収容空間S1,S2)をもって装着される左右側板3a,3bとを備えている。
左右側板3a,3b間には、釣糸が巻回されるスプール5が回転可能に支持されている。この場合、スプール5は、実際に釣糸が巻回される釣糸巻回胴部5aと、連結部5bを介して一体化される内側筒部5cとを備えており、左右フレーム間に位置するスプール軸6の両端部において軸受7a,7bを介して回転可能に支持されている。そして、前記軸受間7a,7bのスプール軸6の外周面と、スプール5の内側筒部5cの内周面との間には、スプール軸方向に沿って伸長する注油経路となる空間S3が形成されている。
前記スプール5の内側筒部5cの右端部には、スプールと一体回転可能で、両側に凹所9a,9bが形成された係合部材9が取着されている。この場合、係合部材9の一側に形成された凹所9aには、スプール軸6の端面が当て付けられており、係合部材9の他側は右フレーム2bに形成された孔部2cに位置し、前記収容空間S2側に開口する凹所9bには、ピニオン軸10の端面が当て付けられている。そして、係合部材9には、ピニオン軸10に対して軸方向移動に支持されたピニオンギヤ11が継脱するようになっており、このピニオンギヤ11は、右フレーム2b及び右側板3bとの間に配される軸受12a,12bを介して回転可能に支持されている。
一方、右側板3b側には、ハンドル15を装着したハンドル軸16が回転可能に支持されていおり、このハンドル軸16には、前記ピニオンギヤ11と噛合する駆動歯車17が回転可能に支持されている(ピニオンギヤ11及び駆動歯車17は、収容空間S2内に収容される巻取り駆動機構18を構成する)。そして、ハンドル15を回転操作することで、スプール5は巻取り駆動機構18を介して回転駆動される。
前記ピニオンギヤ11の外周には、円周溝11aが形成されており、この円周溝に、クラッチ機構の作動部材20が係合してピニオンギヤ11を軸方向に移動することで、前記係合部材9にピニオンギヤ11を継脱させるようになっている。すなわち、リール本体から突出した操作レバー(図示せず)を操作することで、ピニオンギヤ11が作動部材20によって右側板3b側に移動され、両者の係合が外れて駆動力非伝達状態(クラッチOFF)となり、また、ピニオンギヤ11が作動部材20によってスプール側に移動され、ピニオンギヤ11が係合部材9に係合することで駆動力伝達状態(クラッチON)となる。
上記した構成のリールによれば、スプール5を回転可能に支持する軸受7a,7bは、巻取り駆動機構18を収容している収容空間S2の外部に配設された状態となっている。このような軸受7a,7bに対しては、リール本体を分解することなく、以下のような構成によって注油等のメンテナンスが可能となっている。
上記したスプール5の釣糸巻回胴部5aには、孔部5dが形成されており、この孔部5dは、連結部5b及び内側筒部5cを貫通して、上記した注油経路となる空間S3に開口している。空間S3内では、上記した軸受7a,7bが露出した状態となっている。この孔部5dの外側開口部分には、凹所5eが形成されており、この孔部5dに弾性変形可能な蓋部材(割ピン)25が嵌入されるようになっている。蓋部材25は、フランジ状の頭部25aと孔部5dに挿入される縦割り挿入部25bを備えており、この部分を摘んで頭部25aが凹所5eに嵌り込むことで、空間S3がシールされるようになっている。
このような構成によれば、蓋部材25を取り外し、図3に示すように、注油スプレー100のノズル101を孔部5dに挿入して注油することが可能となり、油は注油経路となる空間S3を介して軸受7a,7bに到達する。すなわち、通常のリールであれば、リール本体の分解が必要とされるスプール内部に位置する軸受に対し、単にスプールの釣糸巻回胴部5aの蓋部材25を外すだけで注油することが可能となり、メンテナンス性の向上が図れる。また、リール本体を分解する必要も無いので、ワッシャ等の細かい部品を紛失することもない。
本発明は、上記したようにフレームと側板との間で巻取り駆動機構を収容する収容空間の外部に、軸受や歯車等の駆動部材を配置した各種のリールに適用することが可能である。
図4〜図7は、本発明に係る両軸受型リールの第2の実施形態を示す図であり、図4は、全体構成を示す平面図、図5は、内部構成を示す図、図6は、スプール部分の拡大図、そして、図7は、注油している状態を示す図である。この実施形態では、両軸受型リールとして、電動リールに適用した例を示している。
電動リールのリール本体31には、上記した実施形態と同様、左右のフレーム32a,32bの外側に、夫々側板33a,33bが装着されており、フレーム32a,32b間には、スプール軸36が軸受37a,37bを介して回転可能に支持されている。そして、このスプール軸36には、その両端部において、軸受38a,38bを介して釣糸が巻回されるスプール40が回転可能に支持されている。この場合、スプール40の釣糸巻回胴部40aの径方向内周側には、スプール軸36の外周面との間で、スプール軸方向に沿って伸長する注油経路となる空間S3が形成されている。
左右フレーム32a,32bの間には、スプール40(スプール軸36)よりも前側(釣糸繰出方向側)に駆動モータ42が保持されている。この駆動モータ42の回転駆動力は、左フレーム32aと左側板33aとの間に配置された連動歯車機構45を介してスプール軸36に伝達されるようになっている。スプール軸36の右フレーム32b側には、遊星ギヤを有する減速機構47が設けられており、この減速機構47は、駆動モータ42の回転駆動を減速させてスプール40に伝達するように構成されている。
また、右側板33b側には、ハンドル軸50及びこれに装着されるハンドル51が配設されており、このハンドル51の回転駆動力は、右フレーム32bと右側板33bとの間に配設される巻取り駆動機構55を介して、スプール40に伝達されるようになっている。なお、上記した駆動モータ42によるスプール40の巻取り駆動、及びハンドル51の巻取り操作によるスプール40の巻取り駆動に際しては、相互に干渉しないように、駆動力伝達経路には、公知の逆転防止機構が配設されている。
そして、上記したスプール40の釣糸巻回胴部40aには、孔部40bが形成されており、この孔部40bは、釣糸巻回胴部を貫通して、上記した注油経路となる空間S3に開口している。空間S3内では、上記した軸受38a,38bが露出した状態となっている。前記孔部40bには、雌ネジ40cが形成されており、ここに雄ネジ60aが形成された蓋部材(ネジ部材)60が螺合、嵌入されることで空間S3がシールされるようになっている。また、蓋部材60は、フランジ状の頭部60bを備えており、この頭部60bが釣糸の糸止め機能としての機能を備えている。
上記した構成の電動リールによれば、スプール40を回転可能に支持する軸受38a,38bは、巻取り駆動機構55を収容している収容空間S2の外部に配設された状態となっているものの、蓋部材60を取り外し、図7に示すように、注油スプレー100のノズル101を孔部40bに挿入して注油することが可能となり、油は注油経路となる空間S3を介して軸受38a,38bに到達する。すなわち、スプール内部に位置する軸受に対し、単にスプール40の釣糸巻回胴部40aの蓋部材60を外すだけで注油することが可能となり、メンテナンス性の向上が図れる。特に、従来の電動リールでは、上記した部分に配置された軸受38a,38bに注油するに際しては、リール本体、及び上記した減速機構47を構成する遊星歯車機構等を完全に分解してスプールを取り外す必要があったが、このような分解作業が不要になるため、部品の紛失が防げると共にメンテナンス性の向上が図れる。また、蓋部材に糸止め機能としての機能を持たせたことで利便性の向上も図れる。
図8〜図10は、本発明に係る両軸受型リールの第3の実施形態を示す図であり、図8は、内部構成を示す図、図9は、スプール部分の拡大図、そして、図10は、注油している状態を示す図である。この実施形態では、両軸受型リールとして、駆動モータをスプールの内部に収容した形式の電動リールに適用した例を示している。
電動リールのリール本体71には、上記した実施形態と同様、左右のフレーム72a,72bの外側に、夫々側板73a,73bが装着されている。左フレーム72aには、内部に駆動モータ75が固定された円筒状のモータケース72cが一体形成されており、このモータケース72cを、所定空間(注油経路を構成する空間S3)おいて囲繞するようにして釣糸巻回胴部77aを有するスプール77が装着されている。スプール77の左側端部は、モータケース72cとの間で軸受78を介して回転可能に支持されている。また、スプール77の右側端部は、右フレーム側に向けて開口する凹状に形成されており、その中心部分に孔77bが形成されて駆動モータ75の駆動軸75aに固定された太陽ギヤ80が挿通されている。
この場合、太陽ギヤ80には、遊星歯車機構によって構成される減速機構82が噛合されており、この減速機構は、スプール77の右端面に設けられた内歯と噛合し、駆動モータ75の回転駆動力をスプール77に減速して伝達するようになっている。
また、右側板73b側には、ハンドル軸90及びこれに装着されるハンドル91が配設されており、このハンドル91の回転駆動力は、右フレーム72bと右側板73bとの間に配設される巻取り駆動機構92を介して、スプール77に伝達されるようになっている。なお、上記した駆動モータ75によるスプール77の巻取り駆動、及びハンドル91の巻取り操作によるスプール77の巻取り駆動に際しては、相互に干渉しないように、逆転防止機構76が配設されている。
そして、上記したスプール77の釣糸巻回胴部77aには、孔部77cが形成されており、この孔部77cは、釣糸巻回胴部を貫通して、上記した注油経路となる空間S3に開口している。空間S3内では、上記した軸受78が露出した状態となっている。また、上記した太陽ギヤ80の一部が空間S3に露出した状態となっている。前記孔部77cには、ゴム等、弾性変形可能な材料で形成された蓋部材93が圧入されることで空間S3がシールされるようになっている。この場合、蓋部材93の両側には、フランジ状の頭部93a,93bが形成されており、各頭部が釣糸巻回胴部の両面に当て付いて空間S3をシールしている。
このような構成の電動リールによれば、スプール77を回転可能に支持する軸受78や、駆動モータ75の駆動軸75aに固定された太陽ギヤ80、及び太陽ギヤ80に噛合する遊星歯車機構に対し、図10に示すように、注油スプレー100のノズル101を孔部77cに挿入して注油することが可能となる。すなわち、スプール内部に位置する軸受78や、それに隣接する各種歯車に対し、単にスプール77の釣糸巻回胴部77aの蓋部材93を外すだけで注油することが可能となり、上記した第2実施形態と同様、分解作業をしたり部品を紛失すること無くメンテナンス性の向上が図れる。
なお、上記した各実施の形態において、スプールの釣糸巻回胴部に形成される孔部に嵌入される蓋部材の構成については、適宜変形することができる。ここでは、上述した第2の実施形態を例示して説明する。
例えば、図11に示す蓋部材95は、軸部が2段に形成されており、下段の軸部95aにシール用のOリング95bが取着されている。そして、上段の軸部95cは、蓋部材95を孔部40bに嵌入した際、孔部40bの中間位置に形成された段部40dに当て付いて位置決めされる。そして、この蓋部材95には、釣糸巻回胴部40aの表面との間で隙間を形成する頭部95dが形成されており、この部分が釣糸の糸止め機能を有している。
また、図12に示す蓋部材96は、孔部40bに嵌入される軸部96aが、弾性変形可能な縦割り状に形成されており、この部分を指で摘んで嵌入することで釣糸巻回胴部の裏面に係止されて位置決めできるように構成されている。また、この蓋部材96には、図11に示す構成と同様に、釣糸巻回胴部40aの表面との間で隙間を形成する頭部96bが形成されており、この部分が釣糸の糸止め機能を有している。
これらに例示したように、釣糸巻回胴部に形成される孔部を閉塞する蓋部材の構成については適宜変形することが可能である。もちろん、上述した各実施形態における蓋部材は、別の実施形態のリールに適用することが可能である。
本発明は、上述した実施形態の両軸受型リール以外にも、スプール部分に駆動部材(軸受、歯車等)が配設される各種の両軸受型リールに適用することが可能である。
本発明に係る魚釣用両軸受型リールの第1の実施形態を示しており、内部構成を示す図。 図1に示す構成においてスプール部分の拡大図。 図1に示す構成において注油している状態を示す図。 本発明に係る魚釣用両軸受型リールの第2の実施形態を示しており、全体構成を示す平面図。 図4に示す魚釣用両軸受型リールの内部構成を示す図。 図5に示す構成においてスプール部分の拡大図。 図5に示す構成において注油している状態を示す図。 本発明に係る魚釣用両軸受型リールの第3の実施形態を示しており、内部構成を示す図。 図8に示す構成においてスプール部分の拡大図。 図8に示す構成において注油している状態を示す図。 蓋部材の第1の変形例を示す図。 蓋部材の第2の変形例を示す図。
符号の説明
1、31、71 リール本体
2a,2b、32a,32b、72a,72b 左右フレーム
3a,3b、33a,33b、73a,73b 左右側板
5、40、77 スプール
5a、40a、77a 釣糸巻回胴部
5d、40b、77c 孔部
7a,7b、38a,38b、78 軸受
15、51、91 ハンドル
25、60、93、95、96 蓋部材
S3 空間(注油経路)

Claims (2)

  1. 左右フレームと各フレームの側部に取り付けられた側板とを有するリール本体と、
    このリール本体の左右フレーム間において軸受を介して支持されたスプールと、
    前記リール本体の一方側に回転可能に支持されたハンドルと、
    前記リール本体の一方側におけるフレームと側板との間に形成された収容空間と、
    この収容空間内に収容された巻取り駆動機構とを備え、前記ハンドルの回転で巻取り駆動機構を介してスプールを巻取り駆動する魚釣用両軸受型リールにおいて、
    前記スプールの釣糸巻回胴部に蓋部材を着脱自在に取り付ける孔部を形成すると共に、前記釣糸巻回胴部の径方向内側に前記スプールの回転軸方向に伸長する空間を形成し、
    前記孔部と空間を連通させて、前記収容空間の外部に配置された駆動部材に対する注油経路としたことを特徴とする魚釣用両軸受型リール。
  2. 前記蓋部材は、スプールの釣糸巻回胴部に巻回される釣糸の糸止め機能を有することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用両軸受型リール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI393533B (zh) * 2007-01-25 2013-04-21 Shimano Kk Single bearing reel

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