JP2005040024A - 乳脂肪含有酸性乳飲料 - Google Patents

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りつ子 川畑
Yasuyuki Morita
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Abstract

【課題】乳脂肪を含有する酸性乳飲料を長期間保存した場合に起こる乳脂肪の浮上すなわちクリーミングを抑制し、且つ乳成分の風味が充分感じられ、粘度が抑えられて清涼感のある酸性乳飲料を提供する。
【解決手段】乳脂肪含有酸性乳飲料中、水溶性ヘミセルロースを0.01〜5重量%含有する。更には、ペクチンを0.01〜1重量%併用して含有する。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳脂肪を含有する酸性乳飲料を長期間保存した場合に起こる乳脂肪の浮上すなわちクリーミングを抑制し、且つ乳成分の風味が充分感じられ、粘度が抑えられて清涼感のある酸性乳飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】
消費者の嗜好の多様化にともない多種の乳飲料が市場に流通するようになり、乳タンパク質成分を一定量含有した酸性乳飲料も製造されている。乳タンパク質を酸性飲料に含有させると保存中に乳タンパク質が凝集してしまうという問題点があり、その解決策として、水溶性ヘミセルロース、ペクチン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等の増粘安定剤を配合することが広く行われている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。
【0003】
また、消費者の嗜好性の向上にともない、酸性乳飲料の風味の向上が検討されており、このため、乳脂肪の含有率を高めることが要望されている。しかし、酸性乳飲料に乳脂肪を含有させると、保存中に乳脂肪が乳化破壊により浮上する。すなわちクリーミングを起こすという問題点があった。このため、乳脂肪を多量に含む飲料は、クリーミングを起こしにくい中性から弱酸性域の飲料か又は、流通期間が比較的短く粘度の高い発酵乳(特許文献5)とする方法、また、モノグリセリド有機酸エステルにペクチン及び/又はCMCを併用する乳脂肪含有の酸性乳飲料(特許文献6)、ジアセチル酒石酸モノグリセリド及び結晶セルロースを含有する乳脂肪含有酸性乳飲料(特許文献7)などが挙げられる。しかしながら、粘度を高い発酵乳を使用したものは、脂肪分の浮上は抑えられるものの、ライフサイクルが短く、粘度が高いため清涼感にかけ、風味上好ましいものは得られていない。また、モノグリセリドやジグリセリドを使用する方法では、脂肪分の浮上を抑えることは未だ不十分であり、保存時に上部に層となって浮上してしまう。
【0004】
このように、酸性乳飲料においては、乳成分を分散安定化するために、安定剤種類や添加量の選択や製法においても様々な方法がなされているが、所望の効果を達成するのは難しく、当該酸性乳飲料に更に乳脂肪分が添加された場合の乳脂肪分の浮上(クリーミング)を防止することについてはなお難しく、これらクリーミング抑制方法が求められていた。
【0005】
【特許文献1】特開平8−208701号公報
【特許文献2】特開平8−280366号公報
【特許文献3】特開平11−225669号公報
【特許文献4】特開平5−7458号公報
【特許文献5】特許第2524813号公報
【特許文献6】特開平6−169692号公報
【特許文献7】特開2000−184853公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情に鑑み、長期間の常温保存下でも乳脂肪分の浮上(クリーミング)を生じず、また、乳成分の風味が充分感じられ、粘度が抑えられ清涼感のある乳脂肪含有酸性乳飲料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記従来技術の問題点に鑑み鋭意研究を重ねていたところ、乳脂肪を含有する酸性乳飲料に、水溶性ヘミセルロースを一定量含有することで、乳脂肪分の浮上(クリーミング)が有意に抑制できることがわかった。更に、ペクチンを一定量併用することにより、更にクリーミング抑制効果が向上し、また、乳成分の風味が充分感じられる上に、粘度が抑えられ清涼感のある乳脂肪含有酸性乳飲料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち本発明は、乳脂肪分の浮上(クリーミング)を生じず、また、乳成分の風味が充分感じられる上に、粘度が抑えられ清涼感のある乳脂肪含有酸性乳飲料を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明で言う乳脂肪含有酸性乳飲料とは、牛乳、全脂粉乳、加糖練乳、クリーム等から選ばれる1種又は2種以上の乳脂肪を含有する乳成分に、クエン酸、乳酸等の有機酸を添加することで酸性化した飲料をいう。
【0010】
乳脂肪を含有する乳成分として、前記の牛乳、全脂粉乳、加糖練乳、クリームの他に、発酵乳、バター、加工乳等を挙げることができる。中でも特に牛乳を主成分として使用すると、粘度が抑えられ清涼感のある酸性乳飲料となるので好ましい。乳脂肪の酸性乳飲料中の含有量としては、0.01〜10重量%とすることが好ましく、特に、0.05〜4重量%とすることが好ましい。乳脂肪が0.01重量%未満であると風味の向上が少なく、10重量%を超えると本発明の効果が十分に奏されないことがある。なお、本発明の乳脂肪含有酸性乳飲料には、脱脂粉乳、加糖脱脂練乳、脱脂乳等の脂肪分を含有しないか、含有量の低い乳成分も併用することができる。
【0011】
次に本発明の乳脂肪含有酸性乳飲料のpHは3.0〜4.6、より好ましくは、pH3.3〜4.2である。これよりもpHが低くなると、酸味が強く乳飲料として適さなくなり、これよりpHが高くなると、乳タンパク質の凝集・沈殿が起こりやすくなるからである。
【0012】
本発明の乳脂肪含有酸性乳飲料は、水溶性ヘミセルロースを0.01〜5重量%含有することで、乳脂肪分のクリーミングを有意に抑制できるものである。
【0013】
本発明で言う水溶性ヘミセルロースは、油糧種子(大豆、パーム、椰子、コーン、綿実等)または穀類(米、小麦等)や豆類(小豆、エンドウ豆等)を原料とし、それらから通常の方法で油脂、蛋白質、澱粉質を除いた穀又は粕を用いて、それらを酸性乃至アルカリ性の条件下、好ましくは各々の蛋白質の等電点付近pHで、好ましくは80℃以上130℃以下、より好ましくは100℃以上130℃以下で加熱分解して水溶性画分を分画した後、そのまま乾燥するか又は例えば、活性炭処理、樹脂吸着処理或いはエタノール沈殿処理して疎水性物質もしくは低分子物質を除去し乾燥することによって得ることができる。
【0014】
原料が大豆であれば、豆腐、豆乳及び分離大豆蛋白を製造するときに副生するオカラを利用することができる。こうして得られた水溶性ヘミセルロースは、平均分子量が数万〜数百万であり、その組成のおよそ8割以上が多糖類で、その他、粗灰分、粗蛋白および水分を含有している。また、構成糖としてはガラクトースが最も多く、次いでウロン酸およびアラビノース、その他キシロース、フコース、ラムノースおよびグルコースが挙げられる。
【0015】
本発明の水溶性ヘミセルロースの原料としては上記のものが挙げられるが、溶解性や工業性の面から、豆類由来、特に大豆、なかでも子葉由来のものが好ましい。この水溶性ヘミセルロースは商業的に入手することができ、例えば、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製のSM−700、SM−900等を挙げることができる。
【0016】
水溶性ヘミセルロースの添加量は、乳成分含有酸性乳飲料中0.01〜10重量%とするが、特に0.05〜1重量%とすることが好ましい。
【0017】
更に、本発明の乳脂肪含有酸性乳飲料は、ペクチンを0.1〜1重量%併用すると乳脂肪分のクリーミング抑制効果がより向上する。
【0018】
ペクチンは、野菜や果物に細胞壁成分として存在する、α−D−ガラクツロン酸を主鎖成分とする酸性多糖類である。ペクチンを構成するガラクツロン酸は部分的にメチルエステル化されており、エステル化度によってローメトキシルペクチンとハイメトキシルペクチンに分けられる。また、ローメトキシルペクチンにはC6位が部分的にアミド化されたアミドペクチンもある。本発明では、エステル化度が55以上、好ましくは60以上、更に好ましくは65以上のハイメトキシルペクチンを使用する。かかるペクチンは商業的に入手可能であり、例えば三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製のSM−478,SM−666を挙げることができる。
【0019】
ペクチンの添加量は、乳成分含有酸性乳飲料中0.1〜1重量%とすることが好ましく、特に0.03〜0.4重量%とすることが好ましい。
【0020】
水溶性ヘミセルロースとペクチンは、酸性乳飲料中に含まれる乳タンパク質の沈殿を防止するために使用されることは知られているが、乳脂肪が含有した系においての脂肪分浮上、すなわちクリーミングを抑制することについては知見がなく、本発明により見いだされたものである。水溶性ヘミセルロースとペクチンの配合割合について、水溶性ヘミセルロース:ペクチン=1:0〜1:10とすると、当該クリーミングを抑制効果がより高くなる。
【0021】
本発明の乳脂肪含有酸性乳飲料は、最終的に粘度を1〜20mPa・sとすることが好ましいが、この範囲内で、できるだけ低く設定することが好ましい。このような粘度に設定することで、糊状感が少なく、清涼感が感じられやすい液性とすることができる。
【0022】
本発明の乳脂肪含有酸性乳飲料には、本発明の効果に影響を与えない限度において、必要により、更に、増粘多糖類、乳化剤、砂糖、果糖、糖アルコール、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム等の各種甘味料、果汁やココアパウダー等の風味付け素材;カルシウム、鉄等のミネラル素材;あるいは香料等を添加することもできる。
【0023】
他の増粘多糖類として、タマリンドガム、ローカストビーンガム、グァーガム、寒天、アルギン酸塩、プロピレングリコールエステル、トラガントガム、カラヤガム、プルラン、カルボキシメチルセルロースなどを挙げることができる。
【0024】
乳化剤として、グリセリン脂肪酸エステル(モノグリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセライド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル)、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸塩、ユッカ抽出物、サポニン、レシチン、ポリソルベート等を挙げることができる。
【0025】
本発明の乳脂肪含有酸性乳飲料の製造方法としては、水溶性ヘミセルロース及びペクチンを含むように製造する方法で有れば特に限定されないが、例えば、乳成分を含有する系と水溶性ヘミセルロース及びペクチンを含有する系の水溶液を別途調整したのちに、両者を合わせてpHを酸性域に調整し、均質化、加熱殺菌後容器充填することにより製造する方法等を挙げることができる。なお、均質化は、9000〜20000kPa程度の圧力で行うのが好ましい。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の内容を以下の実施例、比較例等を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。なお、文中、「部」は「重量部」とし、「*」は三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、「※」は三栄源エフ・エフ・アイ株式会社の登録商標であることを示す。
【0027】
なお、ペクチンは、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製のSM−478(ハイメトキシルペクチン)、水溶性ヘミセルロース(=SSHC)は、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製のSM−900を使用した。
【0028】
実験例1:乳脂肪含有酸性乳飲料のクリーミング抑制試験
下記の処方のうち、水、牛乳に脱脂粉乳及び乳化剤を加え、70℃攪拌溶解し、冷却する。別に水に砂糖と安定剤を添加し、80℃攪拌溶解し、冷却したものと合わせて、よく混合し、レモン果汁及び予め溶解した乳酸カルシウム溶液を添加し、クエン酸(無水)溶液にてpH3.7にする。70℃まで加熱後、均質機(圧力14700kPa=150kgf/cm)に通し、93℃まで加熱し、5分間保持した後、ビンに充填し、乳脂肪含有酸性乳飲料を得た(乳脂肪分0.7%)。
【0029】
Figure 2005040024
【0030】
得られた飲料を室温(25℃)で2週間保存し、リング(乳脂肪分の浮上=クリーミング)、粘度、沈殿率(乳タンパク質の凝集沈殿度)についてデータを取った。結果を表1に示す。
【0031】
リング:静置保存後のリング、即ち、乳脂肪分の浮上(クリーミング)の状態を目視観察する。結果を表1に記す。
リング多い ++++>+++>++>+>− 少ない
粘度の測定方法:品温8℃にてB型粘度計(BLアダプター使用)を使用して測定した。
沈殿率:試料を遠沈管に約50g取り、3000回転 20分間遠心分離する。遠心後、上澄みを捨て遠沈管を倒立させ充分水分除いた後に沈殿量を測定する。
【0032】
【表1】
Figure 2005040024
【0033】
比較例1のペクチン0.4%のみ添加系では、乳タンパク質の凝集沈殿は抑えられるものの、リングが多く乳脂肪分の浮上が多いことが判る。また、粘度も若干高くなる。また、比較例2のペクチン0.3%のみ添加系では、リングの防止が充分でなく、乳タンパク質の凝集沈殿が多くなってしまう。それに対し、水溶性ヘミセルロースのみ添加した系(実施例1〜4)及び水溶性ヘミセルロースとペクチンを併用した系(実施例5〜7)では、ペクチンのみ添加系(比較例1〜2)に比べて、リングが少ないため、乳脂肪分の浮上が有意に抑制されているのが判る。また、粘度や乳タンパク質の凝集沈殿も低く抑えられていた。
【0034】
実施例8:酸性乳飲料(ピーチ)の調製
水に砂糖、水溶性ヘミセルロース及びペクチンの粉体混合物を投入し、80℃10分間撹拌溶解、冷却し、牛乳、果汁、ピューレを入れ、クエン酸溶液にてpH3.8に調整後、80℃まで加熱し、色素添加後、全量を調整し、均質化(圧力14700kPa=150kgf/cm)したものを93℃まで加熱し、香料を添加した後ホットパックし酸性乳飲料(ピーチ、乳脂肪分1.12%)を得た。
【0035】
Figure 2005040024
【0036】
得られた酸性乳飲料を室温(25℃)で2週間静置保存したが、リング(乳脂肪分の浮上)は見られなかった。
【0037】
実施例9:酸性乳飲料(マンゴウ)の調製
50部の水に果糖ブドウ糖液糖、ペクチン及び水溶性ヘミセルロースを投入し、80℃10分間攪拌溶解後、室温まで冷却、発酵乳、マンゴウピューレ及び果汁を加え、pH4.0に調整し、80℃まで加熱し、全量調整した後、均質化(圧力14700kPa=150kgf/cm)、93℃まで加熱して殺菌した後、香料を加え、容器に充填し、酸性乳飲料(マンゴウ、乳脂肪分0.18%)を調製した。
【0038】
Figure 2005040024
【0039】
得られた酸性乳飲料を室温(25℃)で2週間静置保存したが、リング(乳脂肪分の浮上)は見られなかった。
【0040】
実施例10:クリームチーズ飲料の調製
水と還元澱粉分解物の混合液に、砂糖、ペクチン及び水溶性ヘミセルロースの粉体混合物を投入し80℃10分間撹拌溶解後冷却し安定剤溶液とした。これとは別に脱脂粉乳、クリームチーズ及び乳化剤を加え、75℃10分間撹拌溶解後冷却し乳溶液た。この安定剤溶液と乳溶液を混合し、さらにレモン透明果汁を加え、クエン酸溶液にてpH4.0に調整し、80℃まで加熱後ホモゲナイザーで均質化(圧力14700kPa=150Kgf/cm)し、93℃まで加熱し、香料を添加し、瓶に充填してクリームチーズ飲料(乳脂肪分1.2%)を調製した。
【0041】
Figure 2005040024
【0042】
得られた酸性乳飲料を室温(25℃)で2週間静置保存したが、リング(乳脂肪分の浮上)は見られなかった。
【0043】
実施例11:抹茶入り殺菌乳酸菌飲料の調製
下記の処方のうち、砂糖と水溶性ヘミセルロース及びペクチンを温湯に撹拌しつつ加え、80℃10分間撹拌溶解後、20℃まで冷却する。発酵乳、抹茶、香料、色素を加え、クエン酸溶液にてpH4.0に調整し、全量を調整した。85℃まで加熱し、ホモゲナイザーで均質化(14700kPa=150kgf/cm)、UHT殺菌(130℃30秒間取り出し温度10℃)後、充填し、抹茶入り殺菌乳酸菌飲料(乳脂肪分0.54%)を得た。
【0044】
Figure 2005040024
【0045】
得られた酸性乳飲料を室温(25℃)で2週間静置保存したが、リング(乳脂肪分の浮上)は見られなかった。

Claims (3)

  1. 水溶性ヘミセルロースを0.01〜5重量%含有することを特徴とする乳脂肪分のクリーミングが抑制された乳脂肪含有酸性乳飲料。
  2. 更にペクチンを0.01〜1重量%併用する請求項1に記載の乳脂肪分のクリーミングが抑制された乳脂肪含有酸性乳飲料。
  3. 水溶性ヘミセルロースを0.01〜5重量%含有することを特徴とする、乳脂肪含有酸性飲料に含まれる乳脂肪分のクリーミングを抑制する方法。
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