JP2005039981A - 高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法および幹線ケーブル - Google Patents

高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法および幹線ケーブル Download PDF

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Kimio Ito
仁男 伊藤
Jun Ishima
潤 石間
Toru Tabei
徹 田部井
Toshiyuki Igarashi
俊之 五十嵐
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Abstract


【課題】 本発明は3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で、分割幹線ケーブルを接続しながら設置できるようにして、クレーンやウインチ等を用いることなく設置することができる高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法および幹線ケーブルを得るにある。
【解決手段】 建物躯体に両端部に接続コネクタが取付けられた3フロア程度へ電気を供給する分岐配線が設けられた分割幹線ケーブルを接続できるように建物躯体に設置する分割幹線ケーブルの設置工程と、建物躯体の上部に設けた係止具に係止される吊り下げ具が上部に設けられ、3フロア程度へ電気を供給する分岐配線および下端部に接続コネクタが取付けられた上部幹線ケーブルを設置する上部幹線ケーブル設置工程と、前記分割幹線ケーブルの設置工程および前記上部幹線ケーブルの設置工程と同時あるいは後で、分割幹線ケーブルの接続および該分割幹線ケーブルと上部幹線ケーブルとの接続を行なう接続工程とで高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法を構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は五階以上の高層ビル等の建物に設置される各フロアへ電気を供給する幹線ケーブルの設置方法および幹線ケーブルに関する。
従来、高層ビル等の建物に幹線ケーブルを設置する場合、建物の全体の躯体が仕上がった後、最上階から最下部までの長さで、各フロアへ電気を供給する分岐配線された幹線ケーブルを、各階の幹線ケーブル挿入孔を通過させたウインチのワイヤーによって上端部を吊り上げ、上部階の上部躯体の係止片に上部の吊り下げ具を係止させて設置している。
従来の幹線ケーブルの設置方法では建物の高さとほぼ同じ長さの幹線ケーブルを用いているため、高層になればなる程重くなり、ウインチやクレーンを用いなければ幹線ケーブルを吊り上げることができないとともに、建物の躯体が最上階まで仕上がらなければ設置作業ができず、また、その際、水道配管工事やその他の作業と競合して自由に設置作業を行なうことができないという欠点があった。
特開平11−69574号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で、分割幹線ケーブルを接続しながら設置できるようにして、クレーンやウインチ等を用いることなく設置することができる高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法および幹線ケーブルを提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で両端部に接続コネクタが取付けられ、各フロアへ電気を供給する分岐配線が設けられた分割幹線ケーブルを、該建物躯体に設置する下部の分割幹線ケーブルの設置工程と、この下部の分割幹線ケーブルの設置工程後に、さらに上部に3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で、分割幹線ケーブルの下端部の接続コネクタを該下部の分割幹線ケーブルの設置工程で設置された分割幹線ケーブルの上端部の接続コネクタに接続して、該建物躯体に設置する少なくとも1回以上の上部の分割幹線ケーブルの設置工程と、この上部の分割幹線ケーブルの設置工程後に最上部の3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で、各フロアへ電気を供給する分岐配線された下端部に接続コネクタが設けられ、上端部に吊り下げ具が設けられた上部幹線ケーブルの吊り下げ具を建物躯体の上部に設けられた係止具に係止させるとともに、下端部の接続コネクタを該上部の分割幹線ケーブルの設置工程で設置された上部の分割幹線ケーブルの上部の接続コネクタに接続する上部幹線ケーブルの設置工程とで高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法を構成している。
また、本発明は3フロア程度に配線できる長さに形成された3本のケーブル、この3本のケーブルの各フロアに電気を供給できるようにそれぞれ分岐された複数個の分岐配線、前記3本のケーブルの上下端部にそれぞれ接続された接続コネクタとからなる複数本接続された複数本の分割幹線ケーブルと、3フロア程度に配線できる長さに形成された3本のケーブル、この3本のケーブルの各フロアに電気を供給できるようにそれぞれ分岐された複数個の分岐配線、前記3本のケーブルの下端部に接続された前記上部の分割幹線ケーブルの上部の接続コネクタとそれぞれ接続される接続コネクタ、前記3本のケーブルの上端部に取付けられた建物躯体の上部に設けた係止具に係止される吊り下げ具とからなる上部幹線ケーブルとで高層ビル等の建物の幹線ケーブルを構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で両端部に接続コネクタが取付けられ、各フロアへ電気を供給する分岐配線が設けられた分割幹線ケーブルを、該建物躯体に設置する下部の分割幹線ケーブルの設置工程と、この下部の分割幹線ケーブルの設置工程後に、さらに上部に3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で、分割幹線ケーブルの下端部の接続コネクタを該下部の分割幹線ケーブルの設置工程で設置された分割幹線ケーブルの上端部の接続コネクタに接続して、該建物躯体に設置する少なくとも1回以上の上部の分割幹線ケーブルの設置工程と、この上部の分割幹線ケーブルの設置工程後に最上部の3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で、各フロアへ電気を供給する分岐配線された下端部に接続コネクタが設けられ、上端部に吊り下げ具が設けられた上部幹線ケーブルの吊り下げ具を建物躯体の上部に設けられた係止具に係止させるとともに、下端部の接続コネクタを該上部の分割幹線ケーブルの設置工程で設置された上部の分割幹線ケーブルの上部の接続コネクタに接続する上部幹線ケーブルの設置工程とからなるので、クレーンやウインチを用いることなく、高層ビル等の建物に幹線ケーブルを設置することができる。
したがって、設置作業が容易にできる。
(2)前記(1)によって、分割幹線ケーブル同志の接続および分割幹線ケーブルと上部幹線ケーブルとの接続は接続コネクタでできるので、容易に短時間に行なうことができる。
(3)前記(1)によって、建物の躯体が最上階まで仕上がらなくても設置作業ができ、また、その際、水道配管工事やその他の作業と競合することなく、自由に設置作業を行なうことができる。
(4)請求項2、3、4、5も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、請求項2では、建物の躯体が最上階まで仕上がってからの作業では他の工事のじゃまにならない部分から作業ができるため、効率よく設置作業を行なうことができる。
以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図8に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は3フロア2、2、2程度の建物躯体3が仕上がった状態で分割幹線ケーブル4を、該建物躯体3に設置する下部の分割幹線ケーブルの設置工程で、この下部の分割幹線ケーブルの設置工程1で使用される分割幹線ケーブル4は、図3に示すように3フロア2、2、2程度に配線できる長さに形成された3本のケーブル5、5、5と、この3本のケーブル5、5、5の各フロア2、2、2に電気を供給できるようにそれぞれ分岐された複数個、本発明の実施の形態では各フロア2、2、2用に分岐された分岐配線6、6、6、6、6、6、6、6、6と、前記3本のケーブル5、5、5の上下端部にそれぞれ接続された接続コネクタ7、7、7、7、7、7とで構成されている。
なお、本発明を実施するための形態では一体化されていない3本のケーブル5、5、5を使用するものに付いて説明したが、本発明はこれに限らず、3本のケーブル5、5、5をより線にして一体化したものを用いても同様な作用効果が得られる。
前記接続コネクタ7、7、7、7、7、7は前記ケーブル5、5、5の端部に固定された一端部が平坦面8に形成されたコネクタ本体9と、このコネクタ本体9の平坦面8の一部より接続可能に突出する、前記ケーブル5の導体5aに接続された接続導体10と、前記コネクタ本体9に形成された複数個のビス11、11によって固定されるビス挿入孔12、12とで構成されている。
上記のように構成された分割幹線ケーブル4は図4に示すように、上部フロア2より各フロア2、2、2に形成された幹線ケーブル挿入孔13、13、13内を通過させ、分岐配線6、6、6部位の下部位置を固定金具14、14、14によって各フロア2、2、2の壁面等に固定して、下部の分割幹線ケーブルの設置工程1を行なう。
15は前記下部の分割幹線ケーブルの設置工程1後に、図5および図6に示すようにさらに上部に3フロア2、2、2程度の建物躯体3が仕上がった状態で、前記分割幹線ケーブル4を該下部の幹線ケーブルの設置工程1で設置された分割幹線ケーブル4の上部の接続コネクタ7、7、7と下部の接続コネクタ7、7、7とを接続して設置する上部の分割幹線ケーブルの設置工程である。
この上部の分割幹線ケーブルの設置工程15は、前記下部の幹線ケーブルの設置工程1と同様に行なうとともに、下部の幹線ケーブル4と上部の幹線ケーブル4とを接続コネクタ7、7、7、7、7、7で接続することにより行なう。
このような上部の分割幹線ケーブルの設置工程15は、上部から3フロアを除く部分まで順次行なう。
16は最上部の3フロア2、2、2程度の建物躯体3が仕上がった状態で、図7に示す上部幹線ケーブル17を設置する上部幹線ケーブルの設置工程で、この上部幹線ケーブルの設置工程16で使用される上部幹線ケーブル17は前記分割幹線ケーブル4の上部の接続コネクタに代え、上部を絶縁処理した後、吊り下げ具としてのケーブルグリップ18を取付けられたものが使用される。
上記のように構成された上部幹線ケーブル17を用いた上部幹線ケーブルの設置工程16は、上部幹線ケーブル17の吊り下げ具18を最上部の躯体3に設けられた係止片19に係止させて、下部フロア2、2、2の幹線ケーブル挿入孔13、13、13を通過させて吊り下げた後の作業は、前記上部の分割幹線ケーブルの設置工程15と同様に行なう。
このような順序で行なう高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法では、3フロア程度の建物躯体3が仕上がった状態で設置作業を行なうことができるとともに、3フロア程度の長さの分割幹線ケーブル4や上部幹線ケーブル17を現場で、接続コネクタで接続した幹線ケーブル20を用いるため、従来のようにクレーンやウインチを用いることなく、設置作業を行なうことができるとともに、6階、9階、12階、15階、18階、21階建てのビルに設置できる。
{発明を実施するための異なる形態}
次に、図9ないし図37に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9ないし図11に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、少なくとも1本以上の分割幹線ケーブル4と2フロア用の分割幹線ケーブル4Aと上部幹線ケーブル17とを接続した点で、このように構成した高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法を用いて幹線ケーブル20Aを形成しても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、3フロア用の分割幹線ケーブル4、2フロア用の分割幹線ケーブル4A、上部幹線ケーブル17を任意に組み合わせることにより、5階、7階、8階、10階、11階、13階、14階、16階、17階、19階、20階等のビルに設置できる。
なお、2フロア用の分割幹線ケーブル4Aは、2フロア程度の長さの3本のケーブル5A、5A、5Aにそれぞれ各フロア用の分岐配線6、6、6、6、6、6がされ、上下端部に接続コネクタ7、7、7、7、7、7が形成されたものである。
図12ないし図14に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、高層ビル等の建物躯体3が仕上がった状態で、任意の部位の3フロアあるいは2フロア部分に両端部に接続コネクタが取付けられた各フロアヘ電気を供給する分岐配線が設けられた分割幹線ケーブル4、4Aを接続できるように、建物の躯体に設置する分割幹線ケーブルの設置工程21と、上部幹線ケーブルの設置工程16とを行なうとともに、該分割幹線ケーブルの設置工程21および上部幹線ケーブルの設置工程16時あるいは後で、分割幹線ケーブル4、4あるいは4、4Aの接続および分割幹線ケーブル4あるいは4Aと上部幹線ケーブル17の接続工程22を行なって高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法を行なった点で、このような設置方法および該設置方法で設置された高層ビル等の建物の幹線ケーブル20、20Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図15ないし図17に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、下部の分割幹線ケーブルの設置工程1および上部の分割幹線ケーブルの設置工程15で使用される分割幹線ケーブル4Bの接続コネクタ7Aを前記ケーブル5、5、5の一端部の導体に固定された先端外周部にねじ部23が形成されるとともに内壁面に接触子24が設けられた導電材製の雌側コネクタ本体9A、9A、9Aで構成したものを用いるとともに、この接続コネクタ7Aに接続される接続コネクタ7Bを前記ケーブル5、5、5の他端部の導体に固定された前記雌側コネクタ本体9A、9A、9A内に挿入されて接触子24と接触する中央部寄りの外周部にフランジ25が形成された導電材製の接触片26と、この接触片26の外周部に回転可能に取付けられた前記雌側コネクタ本体9Aのねじ部23と螺合されるナット27とからなる雄側コネクタ本体9B、9B、9Bとで構成したものを用いるとともに、上部幹線ケーブルの設置工程16で使用される上部幹線ケーブル17Aの下端部に接続コネクタ7Bを取り付けたものを用いて高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法を行なった点で、このような設置方法および該設置方法で設置された高層ビル等の建物の幹線ケーブル20Bにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、接続コネクタ7Aと接続コネクタ7Bとを接続した後には外周部を絶縁融着テープ28で覆い、その外周部を熱収縮チューブや絶縁カバー29で覆い絶縁処理を施す。
また、上下ケーブル5、5の位置ずれを吸収できるように雄側コネクタ本体9Bの接触片26の寸法Aと、雌側コネクタ本体9Aの接触子24が設けられた凹部の寸法Bとを規定寸法よりも10mm程長く形成している。
図18ないし図20に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、下部の分割幹線ケーブルの設置工程1および上部の分割幹線ケーブルの設置工程15で使用される分割幹線ケーブル4Cの接続コネクタ7Cを前記ケーブル5、5、5の両端部の導体に逆向き固定された先端部が半円弧形状に形成されビス挿入孔30およびねじ孔31が形成された導電材製のコネクタ本体9C、9C、9Cで構成したものを用いるとともに、上部幹線ケーブルの設置工程16で使用される上部幹線ケーブル17Bの下端部に接続コネクタ7Cを取り付けたものを用いて高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法を行なった点で、このような設置方法および該設置方法で設置された高層ビル等の建物の幹線ケーブル20Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
この実施の形態でも前記本発明を実施するための4の形態と同様に接続コネクタ7Cと接続コネクタ7Cとを接続した後には外周部を絶縁融着テープ28で覆い、その外周部を熱収縮チューブや絶縁カバー29で覆い絶縁処理を施す。
図21ないし図23に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、ケーブル5Aの雌側コネクタ本体9Aの接続部にC型分岐スリーブ32を用いて分岐ケーブル6Aを取付け、該分岐ケーブル6Aの接続部および雌側コネクタ本体9Aの外周部を樹脂モールド33で覆つた分割ケーブル5A、5A、5Aを使用した分割幹線ケーブル4Dを用いた点で、このような分割幹線ケーブル4Dを用いた幹線ケーブル20Dを用いても前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られるとともに、雌側コネクタ本体9Aの接続のためにケーブル5の絶縁被膜を除去した所に分岐ケーブル6Aを取り付ることができ、該分岐ケーブル6Aを取り付るためにケーブル5の絶縁被膜の除去作業を行わなくて良い。
図24ないし図26に示す本発明を実施するための第7の形態において、前記本発明を実施するための第6の形態と主に異なる点は、分岐ケーブル6Aに取付けられたオスコネクタ34と着脱可能あるいは差込むとロック機構によってロック状態に接続される分岐ケーブル接続用のメスコネクタ35を形成した雌側コネクタ本体9Dを使用した分割ケーブル5B、5B、5Bを使用した分割幹線ケーブル4Eを用いた点で、このような分割幹線ケーブル4Eを用いた幹線ケーブル20Eを用いても前記本発明を実施するための第6の形態と同様な作用効果が得られるとともに、現場や必要時に雌側コネクタ本体9Dのメスコネクタ35に分岐ケーブル6Aのオスコネクタ34を接続して使用することができる。
図27ないし図29に示す本発明を実施するための第8の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、ねじ部23の端部に凹部36を形成するとともに、該凹部36に電気の相識別を確認することができる着色37を形成した雌接続コネクタ7Dと、この雌接続コネクタ7Dと接続される袋ナット27Aの先端部が前記凹部36位置する部位で接触片26に固定することができる該袋ナット27Aに形成されたねじ孔38に螺合されるセットビス39および袋ナット27A端部の外部に現れる接触片26に電気の相識別を確認することができる着色37を形成した雄接続コネクタ7Eを用いた点で、このような分割幹線ケーブル4Fを用いても同様な作用効果が得られる。
図30ないし図32に示す本発明を実施するための第9の形態において、前記本発明を実施するための第7の形態と主に異なる点は、分岐配線6Bに雄接続コネクタ7Eを取り付けるとともに、該雄接続コネクタ7Eを着脱可能に取付けられる雌接続コネクタ7Dををケーブル5に取付けた点で、このように構成した分割幹線ケーブル4Fを用いても同様な作用効果が得られる。
図33ないし図35に示す本発明を実施するための第10の形態において、前記本発明を実施するための第7の形態と主に異なる点は、接触子24が設けられた内壁にロックリング40が設けられた雌接続コネクタ7Fと、この雌接続コネクタ7Fの接触子24と接触するように接触片26を押し込むと前記ロックリング40でロックされる雄接続コネクタ7Gを用いた点で、このような分割幹線ケーブル4Gを用いても同様な作用効果が得られる。
図36および図37に示す本発明を実施するための第11の形態において、前記本発明を実施するための第9の形態と主に異なる点は、上端部にロックリング40が挿入孔41内に収納されたメス接続コネクタ7Hを設置し、下端部に前記メス接続コネクタ7Hの挿入孔41内に押込むとロックリング40と係合してロック状態に接続される接触片26を設けたオス接続コネクタ7Iを設置した分割ケーブル5C、5C、5Cを使用した分割幹線ケーブル4Hを用いた点で、このような分割幹線ケーブル4Hを用いても良い。
なお、前記本発明を実施するための各形態では3フロア程度の上部幹線ケーブル17を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、2フロア程度の上部幹線ケーブルを用いてもよい。
なお、前記本発明を実施するための各形態では2本のビス11によって接続する接続コネクタ7について説明したが、本発明はこれに限らず、電気接続と、自重が加わっても接続状態を保てるものであれば、どんな構造のものであってもよい。
本発明は高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法を使用する産業および幹線ケーブルを製造する産業で利用される。
本発明を実施するための最良の第1の形態の工程図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の設置状態の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の分割幹線ケーブルの説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の下部の分割幹線ケーブルの設置工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の上部の分割幹線ケーブルの設置工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の接続コネクタの接続状態の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の上部幹線ケーブルの説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の上部幹線ケーブルの設置工程の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の工程図。 本発明を実施するための第2の形態の設置状態の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の2フロア用の分割幹線ケーブルの説明図。 本発明を実施するための第3の形態の工程図。 本発明を実施するための第3の形態の分割幹線ケーブルの設置工程の説明図。 本発明を実施するための第3の形態の上部幹線ケーブルの設置工程の説明図。 本発明を実施するための第4の形態の工程図。 本発明を実施するための第4の形態の分割幹線ケーブルの設置工程の説明図。 本発明を実施するための第4の形態の接続コネクタの説明図。 本発明を実施するための第5の形態の工程図。 本発明を実施するための第5の形態の分割幹線ケーブルの設置工程の説明図。 本発明を実施するための第5の形態の接続コネクタの説明図。 本発明を実施するための第6の形態の分割幹線ケーブルの説明図。 本発明を実施するための第6の形態の分割幹線ケーブルの接続状態の説明図。 本発明を実施するための第6の形態の接続コネクタ説明図。 本発明を実施するための第7の形態の分割幹線ケーブルの説明図。 本発明を実施するための第7の形態の分割幹線ケーブルの接続状態の説明図。 本発明を実施するための第7の形態の接続コネクタの説明図。 本発明を実施するための第8の形態の分割幹線ケーブルの説明図。 本発明を実施するための第8の形態の設置状態の説明図。 本発明を実施するための第8の形態の接続コネクタの説明図。 本発明を実施するための第9の形態の分割幹線ケーブルの説明図。 本発明を実施するための第9の形態の設置状態の説明図。 本発明を実施するための第9の形態の分岐配線の接続部の説明図。 本発明を実施するための第10の形態の分割幹線ケーブルの説明図。 本発明を実施するための第10の形態の設置状態の説明図。 本発明を実施するための第10の形態の分岐配線の接続部の説明図。 本発明を実施するための第11の形態の接続コネクタの説明図。 本発明を実施するための第11の形態の分割幹線ケーブルの説明図。
符号の説明
1:下部の分割幹線ケーブルの設置工程、
2:フロア、 3:建物躯体、
4、4A〜4H:分割幹線ケーブル、
5、5A、5B、5C:ケーブル、
6:分岐配線、 6A:分岐ケーブル、
7、7A、7B〜7I:接続コネクタ、
8:平坦面、
9、9A〜9D:コネクタ本体、
10:接続導体、 11:ビス、
12:ビス挿入孔、 13:幹線ケーブル挿入孔、
14:固定金具、
15:上部の幹線ケーブルの設置工程、
16:上部幹線ケーブルの設置工程、
17、17A、17A:上部幹線ケーブル、
18:ケーブルグリップ、19:係止片、
20、20A〜20D:幹線ケーブル、
21:分割幹線ケーブルの設置工程、
22:接続工程、 23:ねじ部、
24:接触子、 25:フランジ、
26:接触片、 27:ナット、
28:絶縁融着テープ、
29:熱収縮チューブや絶縁カバー
30:ビス挿入孔、 31:ねじ孔、
32:C型分岐スリーブ、33:樹脂モールド、
34:オスコネクタ、 35:メスコネクタ、
36:凹部、 37:着色、
38:ねじ孔、 39:セットビス、
40:ロックリング、 40:挿入孔。

Claims (5)

  1. 3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で両端部に接続コネクタが取付けられ、各フロアへ電気を供給する分岐配線が設けられた分割幹線ケーブルを、該建物躯体に設置する下部の分割幹線ケーブルの設置工程と、この下部の分割幹線ケーブルの設置工程後に、さらに上部に3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で、分割幹線ケーブルの下端部の接続コネクタを該下部の分割幹線ケーブルの設置工程で設置された分割幹線ケーブルの上端部の接続コネクタに接続して、該建物躯体に設置する少なくとも1回以上の上部の分割幹線ケーブルの設置工程と、この上部の分割幹線ケーブルの設置工程後に最上部の3フロア程度の建物躯体が仕上がった状態で、各フロアへ電気を供給する分岐配線された下端部に接続コネクタが設けられ、上端部に吊り下げ具が設けられた上部幹線ケーブルの吊り下げ具を建物躯体の上部に設けられた係止具に係止させるとともに、下端部の接続コネクタを該上部の分割幹線ケーブルの設置工程で設置された上部の分割幹線ケーブルの上部の接続コネクタに接続する上部幹線ケーブルの設置工程とを含むことを特徴とする高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法。
  2. 建物躯体に両端部に接続コネクタが取付けられた3フロア程度へ電気を供給する分岐配線が設けられた分割幹線ケーブルを接続できるように建物躯体に設置する分割幹線ケーブルの設置工程と、建物躯体の上部に設けた係止具に係止される吊り下げ具が上部に設けられ、3フロア程度へ電気を供給する分岐配線および下端部に接続コネクタが取付けられた上部幹線ケーブルを設置する上部幹線ケーブル設置工程と、前記分割幹線ケーブルの設置工程および前記上部幹線ケーブルの設置工程と同時あるいは後で、分割幹線ケーブルの接続および該分割幹線ケーブルと上部幹線ケーブルとの接続を行なう接続工程とからなることを特徴とするする高層ビル等の建物の幹線ケーブルの設置方法。
  3. 3フロア程度に配線できる長さに形成された3本のケーブル、この3本のケーブルの各フロアに電気を供給できるようにそれぞれ分岐された複数個の分岐配線、前記3本のケーブルの上下端部にそれぞれ接続された接続コネクタとからなる複数本接続された複数本の分割幹線ケーブルと、3フロア程度に配線できる長さに形成された3本のケーブル、この3本のケーブルの各フロアに電気を供給できるようにそれぞれ分岐された複数個の分岐配線、前記3本のケーブルの下端部に接続された前記上部の分割幹線ケーブルの上部の接続コネクタとそれぞれ接続される接続コネクタ、前記3本のケーブルの上端部に取付けられた建物躯体の上部に設けた係止具に係止される吊り下げ具とからなる上部幹線ケーブルとからなることを特徴とする高層ビル等の建物の幹線ケーブル。
  4. 3フロア程度に配線できる長さに形成された3本のケーブル、この3本のケーブルの各フロアに電気を供給できるようにそれぞれ分岐された少なくとも1本が該3本のケーブルの上下端部の一方より分岐される複数個の分岐配線、前記3本のケーブルの上下端部にそれぞれ接続された接続コネクタとからなる複数本接続された複数本の分割幹線ケーブルと、3フロア程度に配線できる長さに形成された3本のケーブル、この3本のケーブルの各フロアに電気を供給できるようにそれぞれ分岐された少なくとも1本が該3本のケーブルの上下端部の一方より分岐される複数個の分岐配線、前記3本のケーブルの下端部に接続された前記上部の分割幹線ケーブルの上部の接続コネクタとそれぞれ接続される接続コネクタ、前記3本のケーブルの上端部に取付けられた建物躯体の上部に設けた係止具に係止される吊り下げ具とからなる上部幹線ケーブルとからなることを特徴とする高層ビル等の建物の幹線ケーブル。
  5. 3フロア程度に配線できる長さに形成された3本のケーブル、この3本のケーブルの各フロアに電気を供給できるようにそれぞれ分岐された少なくとも1本が該3本のケーブルの上下端部の一方に設けられた分岐線用コネクタを介して分岐できる複数個の分岐配線、前記3本のケーブルの上下端部にそれぞれ接続された接続コネクタとからなる複数本接続された複数本の分割幹線ケーブルと、3フロア程度に配線できる長さに形成された3本のケーブル、この3本のケーブルの各フロアに電気を供給できるようにそれぞれ分岐された少なくとも1本が該3本のケーブルの上下端部の一方に設けられた分岐線用コネクタを介して分岐できる複数個の分岐配線、前記3本のケーブルの下端部に接続された前記上部の分割幹線ケーブルの上部の接続コネクタとそれぞれ接続される接続コネクタ、前記3本のケーブルの上端部に取付けられた建物躯体の上部に設けた係止具に係止される吊り下げ具とからなる上部幹線ケーブルとからなることを特徴とする高層ビル等の建物の幹線ケーブル。
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