JP2536269Y2 - 垂直懸架ケーブル - Google Patents
垂直懸架ケーブルInfo
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- JP2536269Y2 JP2536269Y2 JP11724090U JP11724090U JP2536269Y2 JP 2536269 Y2 JP2536269 Y2 JP 2536269Y2 JP 11724090 U JP11724090 U JP 11724090U JP 11724090 U JP11724090 U JP 11724090U JP 2536269 Y2 JP2536269 Y2 JP 2536269Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ビルディング等における電力配線を効率良
く行うための垂直懸架ケーブルに関するものである。
く行うための垂直懸架ケーブルに関するものである。
[従来の技術] 高層ビルディングの電力配線では、垂直高圧幹線ケー
ブルから各階への分岐ケーブルを分岐する場合などのよ
うに、幹線ケーブルは垂直布設される場合が多い。通
常、このような幹線ケーブルの上端部では、終端部を懸
垂碍子を介して吊り下げ、最上階の分岐ケーブルは終端
部よりも下側に位置する分岐部から、工場における加工
によって引き出されている。また、ケーブルの引き上げ
布設時には、ケーブルに沿って引上用のワイヤをクラン
プ固定し、ケーブルを引き上げ終端部を懸垂碍子に固定
後クランプを外す方法が行われている。
ブルから各階への分岐ケーブルを分岐する場合などのよ
うに、幹線ケーブルは垂直布設される場合が多い。通
常、このような幹線ケーブルの上端部では、終端部を懸
垂碍子を介して吊り下げ、最上階の分岐ケーブルは終端
部よりも下側に位置する分岐部から、工場における加工
によって引き出されている。また、ケーブルの引き上げ
布設時には、ケーブルに沿って引上用のワイヤをクラン
プ固定し、ケーブルを引き上げ終端部を懸垂碍子に固定
後クランプを外す方法が行われている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述のような上端部の構造では碍子を
取り付けた吊下部で高電圧電線が露出して危険であり、
また構造が複雑なので充分な吊下強度を保持するために
は、頻雑な工程を慎重に行わなければならない。更に、
引上げ布設の際にはクランプ固定作業が煩わしく、また
工場加工で取り付けられた分岐ケーブルが邪魔になる等
の問題がある。
取り付けた吊下部で高電圧電線が露出して危険であり、
また構造が複雑なので充分な吊下強度を保持するために
は、頻雑な工程を慎重に行わなければならない。更に、
引上げ布設の際にはクランプ固定作業が煩わしく、また
工場加工で取り付けられた分岐ケーブルが邪魔になる等
の問題がある。
本考案の目的は、上述の諸問題を解消し、充分な吊下
強度を容易に保ちながら、引上げ布設作業が簡単で、上
端部の電気的な安全性も高い垂直懸架ケーブルを提供す
ることにある。
強度を容易に保ちながら、引上げ布設作業が簡単で、上
端部の電気的な安全性も高い垂直懸架ケーブルを提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、本考案に係る垂直懸架
ケーブルにおいては、垂直方向に布設した電力ケーブル
の頂部の導体をモールド絶縁体で覆われたコネクタの逆
L字状金属導体の垂直部分の端部に接続固定し、該金属
導体の水平部分の端部に分岐ケーブルの導体を接続し、
前記コネクタを吊下金具により吊下したことを特徴とす
るものである。
ケーブルにおいては、垂直方向に布設した電力ケーブル
の頂部の導体をモールド絶縁体で覆われたコネクタの逆
L字状金属導体の垂直部分の端部に接続固定し、該金属
導体の水平部分の端部に分岐ケーブルの導体を接続し、
前記コネクタを吊下金具により吊下したことを特徴とす
るものである。
[作用] 上述の構成を有する垂直懸架ケーブルは、吊下金具に
より逆L字状金属導体を介して垂直方向に幹線ケーブル
を布設・懸架し、垂直布設後に分岐ケーブルの水平方向
の接続を可能とする。
より逆L字状金属導体を介して垂直方向に幹線ケーブル
を布設・懸架し、垂直布設後に分岐ケーブルの水平方向
の接続を可能とする。
[実施例] 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本考案に係る垂直懸架ケーブルの上端吊下部
の断面図であり、幹線ケーブル1の上端には逆L字形の
コネクタ2が取り付けられ、コネクタ2の他端に分岐ケ
ーブル3が接続されている。幹線ケーブル1は例えば25
0mm2の6.6KVCVケーブルであり、上端ではケーブル導体1
aが露出され、先端部に雄ねじを刻設した略円柱状の金
属端子4が圧着されている。一方、コネクタ2はL字状
に曲折された金属導体2aの周囲に、エポキシ樹脂等のモ
ールド絶縁体2bを形成したものであり、金属導体2aの垂
直方向の幹線接続部には金属端子4と嵌合する受端子2c
が形成されている。金属導体2aには金属端子4の雄ねじ
に対応する雌ねじが形成されていると共に、更に電気的
な接続を確実とするために受端子2cは嵌合付勢力を有す
るばね接触部とされている。コネクタ2は第2図に示す
ような吊り金具5によって把持され、幹線ケーブル1は
コネクタ2を介して吊り金具5により天井部に吊下懸架
されている。
の断面図であり、幹線ケーブル1の上端には逆L字形の
コネクタ2が取り付けられ、コネクタ2の他端に分岐ケ
ーブル3が接続されている。幹線ケーブル1は例えば25
0mm2の6.6KVCVケーブルであり、上端ではケーブル導体1
aが露出され、先端部に雄ねじを刻設した略円柱状の金
属端子4が圧着されている。一方、コネクタ2はL字状
に曲折された金属導体2aの周囲に、エポキシ樹脂等のモ
ールド絶縁体2bを形成したものであり、金属導体2aの垂
直方向の幹線接続部には金属端子4と嵌合する受端子2c
が形成されている。金属導体2aには金属端子4の雄ねじ
に対応する雌ねじが形成されていると共に、更に電気的
な接続を確実とするために受端子2cは嵌合付勢力を有す
るばね接触部とされている。コネクタ2は第2図に示す
ような吊り金具5によって把持され、幹線ケーブル1は
コネクタ2を介して吊り金具5により天井部に吊下懸架
されている。
一方、分岐ケーブル3は例えば60mm2の6.6KVCVケーブ
ルであり、先端の導体3aにはプラグ端子6が圧着されて
いる。コネクタ2の金属導体2aによる分岐線接続部に
は、このプラグ端子6と嵌合する受端子2dが設けられて
いる。この受端子2dは周囲の切り欠き等によってばねに
よる嵌合付勢力を有しており、プラグ端子6との接触を
確実にしている。
ルであり、先端の導体3aにはプラグ端子6が圧着されて
いる。コネクタ2の金属導体2aによる分岐線接続部に
は、このプラグ端子6と嵌合する受端子2dが設けられて
いる。この受端子2dは周囲の切り欠き等によってばねに
よる嵌合付勢力を有しており、プラグ端子6との接触を
確実にしている。
このようにして、コネクタ2の金属導体2aの両端に幹
線ケーブル1及び分岐ケーブル3が接続されるが、それ
ぞれの接続部の周囲は絶縁筒7、8により包囲されてい
る。この絶縁筒7、8は何れも内部半導電層7a、8a、絶
縁層7b、8b、外部半導電層7c、8cが設けられたプレモー
ルド型とされている。そして、これらの絶縁筒7、8は
クランプ9によってそれぞれ固定されている。また、絶
縁筒7、8の後端には、各ケーブル1、3の遮蔽層に接
触するように導電性テープ10が巻回され、必要に応じて
接地線11が引き出されている。
線ケーブル1及び分岐ケーブル3が接続されるが、それ
ぞれの接続部の周囲は絶縁筒7、8により包囲されてい
る。この絶縁筒7、8は何れも内部半導電層7a、8a、絶
縁層7b、8b、外部半導電層7c、8cが設けられたプレモー
ルド型とされている。そして、これらの絶縁筒7、8は
クランプ9によってそれぞれ固定されている。また、絶
縁筒7、8の後端には、各ケーブル1、3の遮蔽層に接
触するように導電性テープ10が巻回され、必要に応じて
接地線11が引き出されている。
以上の構成の垂直懸架ケーブルを施工する際には、予
め幹線ケーブル1及び分岐ケーブル3に絶縁筒7、8を
通しておき、コネクタ2に幹線ケーブル1だけを接続
し、コネクタ2を包囲する吊り金具5を引上げ、幹線ケ
ーブル1を布設する。垂直布設後に、プラグ端子6を挿
入して分岐ケーブル3を接続する。その後に、絶縁筒
7、8をずらせてクランプ9によりコネクタ2に固定す
る。
め幹線ケーブル1及び分岐ケーブル3に絶縁筒7、8を
通しておき、コネクタ2に幹線ケーブル1だけを接続
し、コネクタ2を包囲する吊り金具5を引上げ、幹線ケ
ーブル1を布設する。垂直布設後に、プラグ端子6を挿
入して分岐ケーブル3を接続する。その後に、絶縁筒
7、8をずらせてクランプ9によりコネクタ2に固定す
る。
このように、吊上げは吊り金具5を牽引するだけで実
施でき、また引上げ時に邪魔な分岐ケーブル3は垂直布
設後に接続すればよいので、布設作業は大幅に簡素化で
きる。また、構造が単純でエポキシ樹脂等によるモール
ド絶縁体2bも頑丈であり、吊下強度を保持し易く、電気
的にも高圧電線の露出がなく安全である。
施でき、また引上げ時に邪魔な分岐ケーブル3は垂直布
設後に接続すればよいので、布設作業は大幅に簡素化で
きる。また、構造が単純でエポキシ樹脂等によるモール
ド絶縁体2bも頑丈であり、吊下強度を保持し易く、電気
的にも高圧電線の露出がなく安全である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る垂直懸架ケーブル
は、周囲を絶縁モールドした分岐接続可能なコネクタの
金属導体を介して垂直ケーブルを吊下しているので、引
上げ布設作業が容易で、上端部の電気的な安全性も高
く、吊下強度を保持することが可能である。
は、周囲を絶縁モールドした分岐接続可能なコネクタの
金属導体を介して垂直ケーブルを吊下しているので、引
上げ布設作業が容易で、上端部の電気的な安全性も高
く、吊下強度を保持することが可能である。
図面は本考案に係る垂直懸架ケーブルの実施例を示し、
第1図は吊下部の断面図、第2図は吊り金具の側面図で
ある。 符号1は幹線ケーブル、2はコネクタ、2aは金属導体、
2bは絶縁モールド、2c、2dは受端子、3は分岐テーブ
ル、4は金属端子、5は吊り金具、6はプラグ端子、
7、8は絶縁筒である。
第1図は吊下部の断面図、第2図は吊り金具の側面図で
ある。 符号1は幹線ケーブル、2はコネクタ、2aは金属導体、
2bは絶縁モールド、2c、2dは受端子、3は分岐テーブ
ル、4は金属端子、5は吊り金具、6はプラグ端子、
7、8は絶縁筒である。
Claims (1)
- 【請求項1】垂直方向に布設した電力ケーブルの頂部の
導体をモールド絶縁体で覆われたコネクタの逆L字状金
属導体の垂直部分の端部に接続固定し、該金属導体の水
平部分の端部に分岐ケーブルの導体を接続し、前記コネ
クタを吊下金具により吊下したことを特徴とする垂直懸
架ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11724090U JP2536269Y2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 垂直懸架ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11724090U JP2536269Y2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 垂直懸架ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0476121U JPH0476121U (ja) | 1992-07-02 |
JP2536269Y2 true JP2536269Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=31865126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11724090U Expired - Fee Related JP2536269Y2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 垂直懸架ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536269Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3075441B2 (ja) * | 1992-09-11 | 2000-08-14 | 三菱電線工業株式会社 | 垂直幹線ケーブル布設方法 |
-
1990
- 1990-11-09 JP JP11724090U patent/JP2536269Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0476121U (ja) | 1992-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |