JPH0523743U - ケーブル吊留支持部 - Google Patents

ケーブル吊留支持部

Info

Publication number
JPH0523743U
JPH0523743U JP4678691U JP4678691U JPH0523743U JP H0523743 U JPH0523743 U JP H0523743U JP 4678691 U JP4678691 U JP 4678691U JP 4678691 U JP4678691 U JP 4678691U JP H0523743 U JPH0523743 U JP H0523743U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
metal conductor
insulating member
conductor
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4678691U
Other languages
English (en)
Inventor
義仁 宗政
茂和 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP4678691U priority Critical patent/JPH0523743U/ja
Publication of JPH0523743U publication Critical patent/JPH0523743U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的に安全でかつ強度的に優れしかも安定
した状態で垂直方向布設ケーブルを吊下げることを可能
とする。 【構成】 垂直方向布設ケーブル1と水平方向布設ケー
ブル2とを略Tの字形の金属導体3を介して接続する。
金属導体3を略Tの字形の絶縁部材6にて被覆する。絶
縁部材6の両水平方向突出部40a,40bを、吊下金具27
にて吊持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はケーブル吊留支持部に関する。
【0002】
【従来の技術】
高層ビルディングの電力配線では、垂直高圧幹線ケーブルから各階への分岐ケ ーブルを分岐する場合などのように、幹線ケーブルは垂直布設される場合が多い 。通常、このような幹線ケーブルの上端部では、終端部を懸垂碍子を介して吊り 下げ、最上階の分岐ケーブルは終端部よりも下側に位置する分岐部から、工場に おける加工によって引き出されている。また、ケーブルの引き上げ布設時には、 ケーブルに沿って引上用のワイヤネットをクランプ固定し、ケーブルを引き上げ 終端部を懸垂碍子に固定後クランプを外す方法が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような上端部の構造では、碍子を取り付けた吊下部で高 圧充電部が露出して危険であり、また構造が複雑なので充分な吊下強度を保持す るためには、頻雑な工程を慎重に行なわなければならない。更に、引上げ布設の 際にはクランプ固定作業が煩わしく、また、工場加工で取り付けられた分岐ケー ブルが邪魔になる等の課題がある。
【0004】 そこで、本考案では、上述の諸問題を解消し、充分な吊下強度を容易に保ちな がら、引上げ布設作業が簡単で、電気的にも安全性に優れたケーブル吊留支持部 を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係るケーブル吊留支持部は、垂直方向 布設ケーブルと水平方向布設ケーブルとを接続するための金属導体を備えたケー ブル吊留支持部であって、上記金属導体を略Tの字形とし、かつ、該金属導体の 垂直方向軸部の下端部に上記垂直方向布設ケーブルの導体上端部を接続すると共 に、該金属導体の水平方向軸部の端部に上記水平方向布設ケーブルの導体端部を 接続し、さらに、上記金属導体を、略Tの字形の絶縁部材にて被覆すると共に、 該絶縁部材の両水平方向突出部を、吊下金具にて吊持したものである。
【0006】
【作用】
吊下金具にて略Tの字形の絶縁部材の両水平方向突出部を吊持しているので、 垂直方向布設ケーブルの自重等を該水平方向突出部にて分担して受けることにな る。
【0007】 また、垂直方向布設ケーブルと水平方向布設ケーブルとを接続するための金属 導体は、絶縁部材にて被覆され外部に露出することがない。
【0008】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0009】 図1は本考案に係るケーブル吊留支持部を示し、この支持部は、垂直方向布設 ケーブル1と水平方向布設ケーブル2とを接続するための略Tの字形の銅等から なる金属導体3を備えたものである。上記垂直方向布設ケーブル1ならびに水平 方向布設ケーブル2には、例えば、導体公称断面積が8〜1000mm2 の 6.6kVC Vケーブルが使用され、通常、垂直方向布設ケーブル1が大サイズの幹線側ケー ブルとなり、水平方向布設ケーブル2が小サイズの分岐側ケーブルとなるケース が多いが、場合によっては逆のケースもあり得る。
【0010】 しかして、金属導体3は、垂直方向軸部3aと水平方向軸部3bからなり、垂 直方向軸部3aと水平方向軸部3bには接続用孔4,5が設けられている。そし て、金属導体3はエポキシ樹脂等の樹脂からなる略Tの字形の絶縁部材6にて被 覆されている。つまり、金属導体3の突出部41aと絶縁部材6の突出部40aとが 対応し、金属導体3の突出部41bと絶縁部材6の突出部40bとが対応する。
【0011】 また、接続用孔4にはねじ孔7が連設され、このねじ孔7に金属端子8のねじ 部9が螺合している。ここで、金属端子8とは、垂直方向布設ケーブル1の導体 10上端部10aに圧着される圧着部8aと、該圧着部8aから立設される突出部8 bと、からなり、該突出部8bに上述のねじ部9が形成されている。11は接続用 孔4に装着された受端子であって、金属端子8と嵌合している。なお、この受端 子11は、金属導体3と垂直方向布設ケーブル1の導体10との電気的な接続を確実 とするために嵌合付勢力を有するばね接触部とされる。
【0012】 従って、垂直方向布設ケーブル1の導体10上端部10aは金属導体3の下端部に 接続されることになる。
【0013】 そして、接続された状態では、その接続部は絶縁筒12により包囲されている。 即ち、絶縁筒12は、内部半導電層12a、絶縁層12b、外部半導電層12cが設けら れたプレモールド型とされている。また、この絶縁筒12はクランプ13によって固 定されている。なお、絶縁筒12の下端部には、ケーブル1の遮蔽層に接続するよ うに導電性テープ14が巻設され、接地線15が引き出されている。また、導電性テ ープ14は熱収縮性チューブ42にて被覆されている。
【0014】 しかして、接続用孔5にはねじ孔16が連設され、該ねじ孔16に螺合するねじ部 17aを有するソケット17が、この接続用孔5に装着されている。ここで、ソケッ ト17とは、差し込み孔21を有する本体部17bと、上述のねじ部17aとからなり、 ねじ部17aがねじ孔16に螺合した状態で本体部17bが接続用孔5に嵌合されてい る。また、接続用孔5の開口部には消弧子18が装着されている。
【0015】 そして、ソケット17の差し込み孔21に、先端に消弧子19が付設された接続端子 20が差し込まれる。ここで、接続端子20とは、水平方向布設ケーブル2の導体22 の端部22aに圧着される圧着部20aと、ソケット17に差し込まれる差し込み部20 bと、上記消弧子19と、からなる。なお、消弧子19の先端はテーパ面とされてい る。
【0016】 従って、水平方向布設ケーブル2の導体22の端部22aは、金属導体3の一方の 端部に接続されることになる。
【0017】 そして、接続された状態では、その接続部は、垂直方向布設ケーブル1の場合 と同様、内部半導電層23aと絶縁層23bと外部半導電層23cからなる絶縁筒23に て包囲されている。24は絶縁筒23を絶縁部材6に固定するためのクランプ、25は 導電性テープ、26は接地線である。また、導電性テープ25は熱収縮性チューブ43 にて被覆されている。
【0018】 しかして、絶縁部材6は吊下金具27にて吊持される。
【0019】 即ち、吊下金具27は、図2に示すように一対の半割体27a,27bからなり、各 半割体27a,27bは、断面半円形状の弯曲部28a,28bと、該弯曲部28a,28b から上方へ突設される上鍔部29a,29bと、該弯曲部28a,28bから下方へ突出 する下鍔部30a,30bと、からなり、上鍔部29aと上鍔部29bとを当接させると 共に、下鍔部30aと下鍔部30bとを当接させて、ボルトとナットからなる連結具 31にて連結すれば、半割体27a,27bが連結されて、弯曲部28a,28bにて円筒 部32が形成され、この円筒部32内に絶縁部材6が内装される。
【0020】 また、弯曲部28a,28bの下端中央部乃至下鍔部30a,30bの中央部に切欠き 33,33が形成されている。つまり、半割体27a,27bが連結された際に、この切 欠き33,33にて、挿通孔34が形成され、この挿通孔34に絶縁部材6の垂直部6a が挿通される。
【0021】 即ち、半割体27a,27bの弯曲部28a,28bに絶縁部材6の水平部6bを嵌合 させると共に、切欠き33,33に絶縁部材6の垂直部6aを嵌合させ、その状態で 連結具31…を介して、半割体27a,27bを連結すれば、この吊下金具27に、絶縁 部材6が取付けられる。
【0022】 この場合、絶縁部材6の外周面と吊下金具27の円筒部32の内周面との間にゴム シート等の緩衝材35が介装される。勿論、この緩衝材35には挿通孔39が設けられ 、この挿通孔39乃至吊下金具27の挿通孔34に絶縁部材6の垂直部6aが挿通され る。
【0023】 また、上鍔部29a,29bには、本吊り用孔36と、仮吊り用孔37と、が貫設され ている。即ち、本吊り用孔36は、垂直方向布設ケーブル1の軸心の延長線上に設 けられ、仮吊り用孔37は、該延長線とはずれた位置に設けられている。38は連結 具31のための貫通孔である。
【0024】 従って、吊下金具27を吊り下げた場合、絶縁部材6の水平方向突出部40a,40 bが、吊下金具27にて支持されることになる。つまり、絶縁部材6は、A部とB 部とで、分担支持されることになる。
【0025】 しかして、上述の如く構成されるケーブル吊留支持部を施工するには、予め、 垂直方向布設ケーブル1の先端に、金属端子8、絶縁筒12、導電性テープ14、接 地線15、及び熱収縮性テープ42を取付けると共に、水平方向布設ケーブル2の先 端に、接続端子20、絶縁筒23、導電性テープ25、接地線26、及び熱収縮性テープ 43を取付けておき、金属導体3のねじ孔7に金属端子8を螺着して該金属導体3 と垂直方向布設ケーブル1とを接続すると共に、クランプ13により絶縁筒12を固 定し、次に、吊下金具27を引上げ、該垂直方向布設ケーブル1を所定階上位置に 布設する。
【0026】 その後、水平方向布設ケーブル2の先端に圧縮固着した接続端子20を、金属導 体3に螺着したソケット17に差し込むことにより、この水平方向布設ケーブル2 と金属導体3とを接続し、クランプ24により、絶縁筒23を固定する。
【0027】 従って、引上げは吊下金具27を牽引するだけで実施でき、また、引上げ時に邪 魔な水平方向布設ケーブル2は垂直布設後に接続すればよいので、布設作業は大 幅に簡素化できる。また、構造が単純でエポキシ樹脂等による絶縁部材6も頑丈 であり、吊下強度も保持し易く、高圧充電部の露出がなく電気的にも安全である 。
【0028】 また、吊上げる際には、仮吊り用孔37を使用して行なうことができ、所定位置 に引上げたときに、本吊り用孔36による本吊りを行なうことができ、その作業は 極めて行ないやすい。
【0029】 なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で 設計変更自由であり、例えば、金属導体3の垂直方向軸部3a及び水平方向軸部 3bの長さ寸法を自由に変更でき、また、垂直方向軸部3a及び水平方向軸部3 bの断面形状としても、実施例では円形としているが、勿論、楕円形としたり、 多角形状としたりすることができる。さらに、水平方向軸部3bの突出部41a, 41bの長さ寸法も自由に変更できる。
【0030】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0031】 垂直方向布設ケーブル1の自重等を水平方向突出部40a,40bにて分担して受 けることができるので、安定した状態で垂直方向布設ケーブル1等を吊下げるこ とができ、しかも、強度的にも優れたものとなり、極めて耐久性に優れたものと なる。
【0032】 また、垂直方向布設ケーブル1と水平方向布設ケーブル2とを接続するための 金属導体3は、絶縁部材6にて被覆されているので、外部に露出することがなく 、電気的にも安全性に優れたものとなり、しかも、引上げ布設作業も容易に行な うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】吊下金具の側面図である。
【符号の説明】
1 垂直方向布設ケーブル 2 水平方向布設ケーブル 3 金属導体 3a 垂直方向軸部 3b 水平方向軸部 6 絶縁部材 10 導体 10a 上端部 22 導体 22a 端部 27 吊下金具 40a 水平方向突出部 40b 水平方向突出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向布設ケーブルと水平方向布設ケ
    ーブルとを接続するための金属導体を備えたケーブル吊
    留支持部であって、上記金属導体を略Tの字形とし、か
    つ、該金属導体の垂直方向軸部の下端部に上記垂直方向
    布設ケーブルの導体上端部を接続すると共に、該金属導
    体の水平方向軸部の端部に上記水平方向布設ケーブルの
    導体端部を接続し、さらに、上記金属導体を、略Tの字
    形の絶縁部材にて被覆すると共に、該絶縁部材の両水平
    方向突出部を、吊下金具にて吊持したことを特徴とする
    ケーブル吊留支持部。
JP4678691U 1991-05-23 1991-05-23 ケーブル吊留支持部 Pending JPH0523743U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4678691U JPH0523743U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 ケーブル吊留支持部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4678691U JPH0523743U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 ケーブル吊留支持部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0523743U true JPH0523743U (ja) 1993-03-26

Family

ID=12757014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4678691U Pending JPH0523743U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 ケーブル吊留支持部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0523743U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3668613A (en) Electrical connector
JPH0523743U (ja) ケーブル吊留支持部
CA2812641C (en) Cable adapter and adapted system
JP3203556B2 (ja) ケーブル吊り下げ用螺旋状支持具とその施工方法
US2198093A (en) Dead end cable clamp
US4771538A (en) Flag shaped electrical connector
KR102373900B1 (ko) 전선 간의 충돌방지기능을 구비한 가공배전선 고정기구
JP2542523Y2 (ja) ケーブル吊留支持部
US3144500A (en) Terminal clamp for messengrer cable
JP2536269Y2 (ja) 垂直懸架ケーブル
JPH0756569Y2 (ja) 乗直幹線用吊留装置
CN214176722U (zh) 一种电缆线绝缘挂钩
CN211150816U (zh) 一种接地装置
CN210867154U (zh) 一种电厂用电气接线绝缘保护装置
KR200214482Y1 (ko) 화재감지 경보장치의 베이스
CN217881944U (zh) 一种电缆连接装置
CN216563925U (zh) 组合后灯线束总成
JP3182531B2 (ja) スパイラルロッド用雄雌端子付きコネクター
CN218092327U (zh) 一种可快速安装的电力铁塔
CN216251579U (zh) 铁粉芯套管定位治具
KR102549598B1 (ko) 지중배전 및 송전을 위한 전선접속형 지지장치
JP3249979B2 (ja) 長スパンのケーブル吊り下げ用螺旋状支持具の施工方法及び施工装置
US3038957A (en) Electrical wire connector
JP2799608B2 (ja) 高圧引下げケーブルの吊止め固定工具
KR20070055905A (ko) 송전 및 배전용 케이블 클램핑 장치