JPH0756569Y2 - 乗直幹線用吊留装置 - Google Patents

乗直幹線用吊留装置

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JPH0756569Y2
JPH0756569Y2 JP1988099132U JP9913288U JPH0756569Y2 JP H0756569 Y2 JPH0756569 Y2 JP H0756569Y2 JP 1988099132 U JP1988099132 U JP 1988099132U JP 9913288 U JP9913288 U JP 9913288U JP H0756569 Y2 JPH0756569 Y2 JP H0756569Y2
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JP
Japan
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cable
diameter portion
small
housing
recess
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Application number
JP1988099132U
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JPH0222020U (ja
Inventor
守夫 杉村
譲 塩月
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、低圧垂直幹線に使用する電線ケーブルの吊留
装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、高層ビル等の屋内配線用の低圧垂直幹線として
は、単心600mm2〜1200mm2又は3心(もしくは4心)500
mm2〜600mm2の大サイズのCVケーブルが多用されてい
る。
このような大サイズの長尺ケーブルを支持するに当って
は、従来、第5図に示すような碍子形吊留金具が使用さ
れている。すなわち、同図において、碍子形吊留金具1
は、ケーブル2の導体3に圧縮して一体に固定された軟
鋼スリーブ4と、接続金具5を介して該軟鋼スリーブ4
に連結された碍子6とを有し、軟鋼スリーブ4及び接続
金具5等の導体露出部は絶縁収縮チューブ7にて被覆す
る構成とされている。
かかる碍子形吊留金具1は碍子6の上端6aを適当な吊金
具8に接続することにより天井9等に垂直に取付けられ
る。
このような構成の碍子形吊留金具1は低圧垂直幹線を天
井9等に極めて好適に取付け得るものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、ケーブルが複数本となった場合には、第
6図に示すように、各ケーブル毎に碍子形吊留金具1を
取付け、該碍子形吊留金具1を吊金具8に固定接続する
必要があり、そのため、使用する部品点数も増大し、コ
ストも増大するばかりでなく、垂直取付終端部の外径が
大きくなり、広い取付けスペースを必要とするという問
題があった。更には、ケーブルの延線は1条ずつしかで
きず作業が不便であると共に、延線時に碍子を損傷した
りすることがあり、作業効率が悪いという問題もあっ
た。
本考案は、このような点に着目してなされたもので、部
品点数が少なく、複数本のケーブルを同時に延線するこ
とができると共に、延線後において、当該延線端部をそ
のまま天井等の高所位置に垂直に取付けることができ、
作業性が良く、かつ取付けスペースも狭小で済み、コス
トも従来のものに比して大幅に減少しうる垂直幹線用吊
留装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、本考案に係る垂直幹線用吊留装置にて達成
される。要約すれば本考案は、一端に吊止め部が形成さ
れ、他端には外方に開口する凹所が形成されたハウジン
グと、該ハウジングの凹所内に配置された硬質の絶縁材
料で形成されたケーブル担持部材と、該ケーブル担持部
材が前記ハウジングの凹所から外方へと抜け出るのを防
止するべく前記ハウジングの凹所の開口部に取付けられ
る止め部材とを備え、前記ケーブル担持部材には前記止
め部材に隣接して形成された小径部と、該小径部に連通
して形成された大径部とからなる段付穴が複数個形成さ
れ、そして前記各段付穴には、ケーブルの先端部を構成
する絶縁被覆の除去によって導体部が露出されたケーブ
ルが挿通され、前記段付穴の小径部にはケーブルの絶縁
被覆部が位置し、前記ケーブルの導体部は前記段付穴の
大径部に位置するようにして配置され、更に、前記ケー
ブルの導体部にはスリーブを固着し、そして、該スリー
ブを前記段付穴の大径部と小径部とにて形成される環状
肩部にて担持するようにしたことを特徴とする垂直幹線
用吊留装置である。
[実施例] 次に、本考案に係る垂直幹線用吊留装置を図面に即して
更に詳しく説明する。第1図は本考案に係る垂直幹線用
吊留装置の一実施例の断面図、第2図は第1図の装置の
部材側面図、第3図は、第1図の線III−IIIに沿う断面
図、第4図は第1図においてケーブル側からみた底面図
である。第1図〜第4図において、本実施例によると、
垂直幹線用吊留装置10は、軟鋼製のハウジング11を有す
る。該ハウジング11は、切頭円錐形状とされる部分12
と、円筒形状とされる部分13とから成る概略砲弾形状と
され、切頭円錐形状部分12の先端には吊止め部14が形成
される。吊止め部14は任意の形状とし得るが、本実施例
では、第2図に示すように、矩形板状部材とされ、吊金
具8(第5図参照)に接続し易いように貫通穴15が形成
されている。ハウジング11の円筒形状とされる部分13に
は外方に開口する凹所16が形成され、該凹所16内には、
例えば円筒形状とされたケーブル担持部材17が着脱自在
に配置される。
ケーブル担持部材17は、例えばポリアセタール樹脂のよ
うな硬質でかつ耐圧縮特性の良好なプラスチック材料か
ら成る絶縁材料で形成される。なお、ケーブル担持部材
17は、絶縁性と共に耐熱性をも具備した材料で形成する
ことが好ましい。ケーブル担持部材17には小径部18と、
該小径部18に同心的に連通して形成された大径部19とか
ら成る段付穴20が複数個(本実施例では3個)形成され
る。しかして、本考案に係る垂直幹線用吊留装置10は、
第1図のような配置で使用されるので、段付穴20の小径
部18は、大径部19の下側に位置するように形成される。
符号3は、ケーブル2の先端部を構成する絶縁被覆部2a
の除去によって露出された導体を示しており、この露出
された導体3は、段付穴20の小径部18を貫通して段付穴
20の大径部19に配置される。この場合、段付穴20の小径
部18には、ケーブル2の絶縁被覆部2aが位置する如く配
置される。次いでケーブル2の導体部3に軟鋼製のスリ
ーブ21が圧縮されて固着される。スリーブ21の外径は、
段付穴20の大径部19の内径より小さく、小径部18の内径
より大とされる。従って、スリーブ21は段付穴20の大径
部19と小径部18とにて形成される環状肩部22に座着され
る。これによって、ケーブル2はケーブル担持部材17に
好適に担持される。
このように構成することにより、ケーブル2の絶縁被覆
部2aの剥ぎ取り位置がケーブル担持部材17の環状肩部22
と大略同位置とされ、かつケーブル担持部材17は、絶縁
材料にて一体に作製されるために、スリーブ21とハウジ
ング11との間の電気的絶縁距離が大とされ、絶縁特性が
良好となる。
又、ケーブル担持部材17がハウジング11の凹所16から外
方へと抜け出るのを防止するべくハウジング11の凹所16
の開口部には止め部材23が固着される。止め部材23は任
意の構造とし得るが、本実施例では、ケーブル2が貫通
し得る貫通穴24を、前記ケーブル担持部材17の小径部18
と整列する態様にて形成された円板状部材とされる。該
止め部材23は、外周囲に螺子溝が形成され、凹所16の開
口部に螺合されるのが好適である。
上記構成の垂直幹線用吊留装置を組立てるに際しては、
先ず、各ケーブル2を止め部材23の貫通穴24、並びにケ
ーブル担持部材17の段付穴20の小径部18及び大径部19を
通し、次いで各ケーブル2の導体部3にスリーブ21を圧
縮して固着する。かかる状態にてケーブル担持部材17を
ハウジング11の凹所16内に挿入し、止め部材23をハウジ
ング11の開口部に螺合して固定する。これにより、垂直
幹線用吊留装置10は組立てられ、ハウジング11の吊止め
部14が天井からの吊金具8に取付けられる。
一方、各ケーブル2は、スリーブ21を介してケーブル担
持部材17に垂直方向に支持され、該ケーブル担持部材17
は止め部材23を介してハウジング11に担持される。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係る垂直幹線用吊留装置に
おいては、各ケーブルが、スリーブを介してケーブル担
持部材に支持され、該ケーブル担持部材が止め部材を介
してハウジングに担持されていることから、複数本のケ
ーブルを同時に延線することができ、また、各ケーブル
が、スリーブを介して硬質でかつ耐圧縮特性の良好なプ
ラスチック材料から成るケーブル担持部材に支持される
と共に、ケーブル担持部材が、硬質でかつ絶縁材料から
成る継目のない一体物で形成されていることから、ケー
ブルの導体部に固着されたスリーブとハウジング間の絶
縁距離が長くなり、電気的絶縁特性が極めて良好である
という効果を奏し得る。従って、本考案に係る垂直幹線
用吊留装置においては、複数本のケーブルを同時に延線
することができると共に、延線後は、そのまま当該延線
端部を垂直幹線用の吊留装置としても使用しうるという
利点を有する。更に、本考案においては、従来のものと
比較すれば、部品点数が少なく、作業性も良好である
上、取付けスペースも狭小で済み、コストも大幅に減少
するという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る垂直幹線用吊留装置の一実施例の
断面図、第2図は第1図の装置の部分側面図、第3図
は、第1図の線III−IIIに沿う断面図、第4図は第1図
においてケーブル側よりみた底面図、第5図は従来の碍
子形吊留金具の部分断面図、第6図は従来の碍子形吊留
金具の部分正面図である。 11:ハウジング 14:吊止め部 16:凹所 17:ケーブル担持部材 20:段付穴 21:スリーブ 23:止め部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−78622(JP,U) 実開 昭55−181440(JP,U) 実開 昭55−163729(JP,U) 実公 昭42−18505(JP,Y1) 実公 昭34−1170(JP,Y1) 実公 昭56−9310(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に吊止め部が形成され、他端には外方
    に開口する凹所が形成されたハウジングと、該ハウジン
    グの凹所内に配置された硬質の絶縁材料で形成されたケ
    ーブル担持部材と、該ケーブル担持部材が前記ハウジン
    グの凹所から外方へと抜け出るのを防止するべく前記ハ
    ウジングの凹所の開口部に取付けられる止め部材とを備
    え、前記ケーブル担持部材には前記止め部材に隣接して
    形成された小径部と、該小径部に連通して形成された大
    径部とからなる段付穴が複数個形成され、そして前記各
    段付穴には、ケーブルの先端部を構成する絶縁被覆の除
    去によって導体部が露出されたケーブルが挿通され、前
    記段付穴の小径部にはケーブルの絶縁被覆部が位置し、
    前記ケーブルの導体部は前記段付穴の大径部に位置する
    ようにして配置され、更に、前記ケーブルの導体部には
    スリーブを固着し、そして、該スリーブを前記段付穴の
    大径部と小径部とにて形成される環状肩部にて担持する
    ようにしたことを特徴とする垂直幹線用吊留装置。
JP1988099132U 1988-07-28 1988-07-28 乗直幹線用吊留装置 Expired - Lifetime JPH0756569Y2 (ja)

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JPH0222020U JPH0222020U (ja) 1990-02-14
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JP2553164Y2 (ja) * 1990-07-19 1997-11-05 昭和電線電纜株式会社 ケーブル吊留装置
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JPS5639451Y2 (ja) * 1979-06-29 1981-09-14

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