JPH0338946Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0338946Y2
JPH0338946Y2 JP2968986U JP2968986U JPH0338946Y2 JP H0338946 Y2 JPH0338946 Y2 JP H0338946Y2 JP 2968986 U JP2968986 U JP 2968986U JP 2968986 U JP2968986 U JP 2968986U JP H0338946 Y2 JPH0338946 Y2 JP H0338946Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external conductor
terminal fitting
fitting
hole
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2968986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62142166U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2968986U priority Critical patent/JPH0338946Y2/ja
Publication of JPS62142166U publication Critical patent/JPS62142166U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0338946Y2 publication Critical patent/JPH0338946Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は変圧器など電気機器のがい子先端に取
付けた外部導線接続装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、変圧器など電気機器に使用するがい子の
先端に取付けた外部導線の接続装置は、例えば、
第7図乃至第10図に示すように、図示しないリ
ード線を圧着した接続金具1と螺着してがい子2
の先端に固定した端子金具3には、その側面の一
部を切欠いて横方向にのみ拡大する穴部4を一方
端に設けた挿通孔5を水平に穿設するとともに、
前記穴部4の上下方向に導線支持部6を形成し、
この端子金具3に嵌合支持される締付金具7は、
前記穴部4に回動することなく遊合する胴部7a
と、挿通孔5を貫通する締付ねじ部7bとを一体
成型して設け、外部導線8の接続に際しては、締
付金具7の胴部7aに穿孔した導線挿入孔7cに
外部導線8を上下方向から挿入し、この締付金具
7を端子金具3に、胴部7aを穴部4に遊合し締
付ねじ部7bを挿通孔5から突出させて取付け、
この状態で締付ねじ部7bの突出端にナツト9を
締着すると、前記外部導線8は第8図、第9図に
示すように、胴部7a後端に設けた板状突起7d
と端子金具3の導線支持部6との間で挾着固定す
るように構成される。しかし、前記構造の外部導
線接続装置においては、第10図のように、端子
金具3の穴部4が横方向にのみ拡大して設けられ
ているので、締付金具7の胴部7aは前記穴部4
内で回動させることができず、しかも、端子金具
3には導線支持部6が穴部4の上下方向、即ち垂
直方向にだけ設けられているため、外部導線8は
第8図のように、端子金具3の上方から垂直に引
込んだときだけ端子金具3に良好に接続できる。
ところが、例えば、外部導線8の引込みの関係か
ら第11図に示すように、外部導線8を変圧器1
0に取付けたバスダクト11内に水平方向に引込
んで変圧器10に垂直に取付けたがい子2の端子
金具3に接続しなければならない場合がある。こ
の場合は、端子金具3は前記のように、外部導線
8を垂直方向にしか接続できない構造となつてい
るので、接続に際しては、外部導線8の芯線部8
aを締付金具7により端子金具3に垂直に取付
け、この状態で外部導線8を引込方向と反対側に
引張り、バスダクト11内に支持がい子12を介
して水平に配線していたので、次のような欠点が
あつた。
(1) 外部導線は端子金具3の上方でほぼ直角に近
い角度、即ち、小さな曲率で曲げられて接続さ
れるので、その接続方向が限定されるととも
に、前記外部導線8はバスダクト11内を水平
方向に引張つた状態で支持碍子12に支持され
ているため、その曲成部は、その折り曲げ以前
の状態に戻ろうとする力が常に働き、これがが
い子2の頭部に不要な荷重となつてかかるた
め、大電流が流れたときに生ずる電磁機械力に
よつてがい子2を破損するおそれがあつた。
(2) また、外部導線8は小さな曲率により曲げら
れて接続されるので、その曲成部分の被覆や芯
線部を傷つけるおそれがあつた。
(3) その上、接続に際しては、水平に引込んだ外
部導線8の接続端を狭いバスダクト11内で垂
直方向に位置させて接続していたので、作業は
非常に手間がかかり面倒であつた。
(4) 更に、外部導線8を水平方向に引込む場合
は、端子金具3の上方で直角に近い曲率で曲げ
て接続していたので、外部導線8を接続するた
めの寸法が高くなり、外部導線8とバスダクト
11との絶縁距離を一定寸法に維持することと
あわせて、バスダクト11が大形化してその高
さ寸法が高くなるため、バスダクト11の取付
けに手間がかかり、しかも、その製作コストが
上昇する。
〔考案の目的〕
本考案は前記の欠点を除去して、外部導線の引
込み角度に応じて、前記外部導線を任意の角度で
電気機器に取付けたがい子に接続可能とした電気
機器の外部導線接続装置を提供するものである。
〔考案の概要〕
本考案は端子金具の拡大孔部を、締付金具の胴
部が回動できるよう径大に穿設して、前記締付金
具を端子金具に回動自在に取付けるとともに、こ
の端子金具の拡大孔部の開口端縁全周には、外部
導線の芯線の径寸法にあわせて導線支持用の弧状
の係合凹部を必要数切欠き、この係合凹部を利用
して外部導線をその引込み角度に応じてがい子の
端子金具に任意の角度で迅速確実に接続できるよ
うにしたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下本考案の実施例を第1図乃至第6図により
説明する。なお、第1図乃至第6図において、第
7図乃至第11図と同一部品は同一符号で示す。
第1図において、21は本考案装置の要部であ
る端子金具で、この端子金具21は従来のそれと
異なる点は、拡大孔部と導線支持部の構造であ
る。即ち、本考案装置に使用する端子金具21
は、その一方端に締付金具7の胴部7aが回動自
在に遊嵌合する拡大孔部22を穿設して他方端に
は前記拡大孔部22と連通して締付金具7の締付
ねじ部7bが貫通する挿通孔23が一体に設けら
れている。また、前記端子金具21の拡大孔部2
2の開口端縁には、第1図及び第4図に示すよう
に、外部導線8の芯線の外径寸法にあわせて導線
支持用の弧状の係合凹部24が、全周に亘り拡大
孔部22の中心に対して放射方向に所定数凹設さ
れている(本実施例では、係合凹部24は外部導
線8を垂直、水平及び45゜の角度で引込み接続で
きるよう拡大孔部22の開口端縁に8ケ所凹設し
てある。しかし、外部導線8の径寸法、引込み角
度、接触面積を考慮して、前記係合凹部24を任
意の数だけ凹設してもよい。) 次に、前記端子金具21を用いて外部導線8を
接続する場合について説明する。最初に、バスダ
クト11のハンドホール11aを利用して締付金
具7のナツト9をゆるめ、締付金具7を、第2図
に示す状態(胴部7aが拡大孔部22に没入して
いる状態)から、外部導線8の芯線部8aが、胴
部7aの導線挿入孔7cに挿入できる程度に第3
図の左方に少し引き出す。つづいて、バスダクト
11内に引込んだ外部導線8の芯線部8aを前記
締付金具7の導線挿入孔7cに挿入し、この状態
で外部導線8を引込み方向と反対側に芯線部8a
が抜脱しないように軽く引張ると、締付金具7の
胴部7aは端子金具21の拡大孔部22内を、例
えば、第5図Bの状態から第5図Aに示すよう
に、時計方向に回動し、芯線部8aを端子金具2
1と接続に適した角度に相当する位置で、前記端
子金具21の拡大孔部22開口端縁に設けた係合
凹部24に係合させる。この状態で、ナツト9を
締着して締付金具7を端子金具21に固定する。
本実施例では、係合凹部24が8ケ所形成されて
いる関係から、外部導線8は、第5図Aに示すよ
うに、約45゜の進入角度で端子金具21に接続す
ることになる。その後、外部導線8をバスダクト
11内に配線する場合は、外部導線8を引込方向
と反対側に引張り、バスダクト11内において、
支持がい子12を介して水平に配線する。この
際、外部導線8は第6図に示すように、がい子
2′の頭部に傾斜して接続されているので、同図
のように前記がい子2′と支持がい子12との間
は大きな曲率で曲げられることになるため、即
ち、がい子2′から最短距離で、かつ、がい子
2′の頭部に荷重をほとんどかけることなく配線
することが可能となる。
このように、本考案は外部導線8がバスダクト
11内を水平に引込まれたときは、端子金具21
の拡大孔部22開口端縁の全周に設けた係合凹部
24に、その進入角度に応じて係合させて端子金
具21に締付金具7を用いて接続すればよいた
め、従来のように、一方向にしか接続できない場
合に比べ、大きな曲げ角度でがい子2′及び外部
導線8に荷重をかけることなく接続することがで
きる。また、外部導線8の芯線部8aは、弧状の
係合凹部24に係合保持されて他の係合凹部24
に移動することなく、しかも、接触面積を十分に
とつて、板状突起7dと係合凹部24との間に確
実に挾持固定される。
なお、本考案は外部導線8を端子金具21に傾
斜して接続する場合について説明したが、第5図
B、第5図Cに示すように、外部導線8をがい子
2′に対して、垂直あるいは水平に接続するとき
も、端子金具21の拡大孔部22開口端縁に設け
た係合凹部24を利用して、外部導線8の芯線部
8aを、締付金具7により締着して端子金具21
に接続すればよい。
〔考案の効果〕
本考案の外部導線接続装置は、以上のように構
成されているので、外部導線をがい子頭部の端子
金具に接続する合、端子金具の拡大孔部開口端縁
の全周に必要数放射状に形成した拡大凹部に、外
部導線を任意の引込角度で係合させて締付金具に
より端子金具に接続することができる。したがつ
て、変圧器などの電気機器に取付けたブツシング
の取付位置に応じて、外部導線をブツシングの手
前で曲成して接続する場合でも、がい子の頭部に
固定した端子金具に設けた係合凹部のうち、外部
導線の接続を最短距離で行える係合凹部を選択し
て、外部導線を大きな曲率でがい子と接続するこ
とができるので、がい子の頭部に無理な荷重が加
わることが少ないため、大電流の流入時に発生す
る電磁機械力によつてがい子が破損するのを未然
に防止することができる。また、締付金具は導線
挿入孔を有する胴部が端子金具の拡大孔部内で回
動するように設けられているので、外部導線の接
続時、締付金具を端子金具から外すことなく、外
部導線の進入角度に応じて回動させて接続するこ
とができるため、外部導線の被覆や芯線部を損傷
することはほとんどなく、しかも、外部導線を進
入角度にあわせて接続できるので、接続作業は狭
隘なバスダクト内でも迅速容易に行うことができ
る。更に、外部導線をバスダクト内に引込んでが
い子と接続するとき、外部導線は、従来のように
小さい曲率で曲げて端子金具と接続する必要が全
くないため、バスダクトの高さを低くしてこれを
小形にかつ、安価に製作できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の分解斜視図、第2図は側
面図、第3図は縦断面図、第4図は背面図、第5
図A乃至第5図Cは本案装置による外部導線の
各々の取付状態を示す説明図、第6図は本案装置
の使用状態の一実施例を示す説明図、第7図は従
来の接続装置を示す側面図、第8図は縦断面図、
第9図は平面図、第10図は背面図、第11図は
従来の接続装置の一使用状態を示す説明図であ
る。 7・締付金具、7a・胴部、7b・締付ねじ
部、7c・導線挿入孔、8・外部導線、21・端
子金具、22・拡大孔部、24・係合凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端子金具の片側に、外部導線の挿入孔を穿孔し
    た締付金具の胴部が回動自在に遊合する拡大孔部
    を穿設し、端子金具の反対側には前記締付金具の
    胴部と一体に設けた締付ねじ部を挿通する挿通孔
    を設け、前記端子金具の拡大孔部開口端縁には、
    外部導線を係止する係合凹部を必要数放射状に形
    成し、外部導線をその引込み角度に応じて前記係
    合凹部に任意の角度で係合保持させて端子金具に
    接続固定するようにしたことを特徴とする電気機
    器の外部導線接続装置。
JP2968986U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH0338946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2968986U JPH0338946Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2968986U JPH0338946Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62142166U JPS62142166U (ja) 1987-09-08
JPH0338946Y2 true JPH0338946Y2 (ja) 1991-08-16

Family

ID=30833798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2968986U Expired JPH0338946Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0338946Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62142166U (ja) 1987-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6140060Y2 (ja)
US3206539A (en) Metal sheathed electrical conductors
JPH09293570A (ja) 情報ネットワーク用ソケット
JPH0338946Y2 (ja)
HU187218B (en) Wire relieving device for electric apparatuses
US1821222A (en) Insulator
JPH05242931A (ja) 同軸コネクタ
HU203619B (en) Electric connecting terminal with clamping screw braked opposed to unscrewing
JPH09153387A (ja) ジョイントコネクタの取付方法及び取付構造
GB2057794A (en) Connection terminal for electrical apparatus
JPH0228629Y2 (ja)
US1914436A (en) Insulator
JPH054697Y2 (ja)
JPH0879917A (ja) キュービクル引込み線接続構造
JPH0228631Y2 (ja)
JP2512138Y2 (ja) テレビ共聴用機器
JP3352538B2 (ja) 気中終端箱
JP3295221B2 (ja) 絶縁被覆電線
JPH0228632Y2 (ja)
JPH08339841A (ja) 圧縮スリーブ用導体案内具
JPH0110860Y2 (ja)
JP2645932B2 (ja) 圧接コネクタ
JPH0127381Y2 (ja)
JP3319853B2 (ja) トロリー線の接続方法
JPH1187146A (ja) モールド変圧器