JP2005039335A - 画像データ記録装置、画像データ出力システム、画像データ記録装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

【課題】サービス提供者を探す手間を省くとともに、画像データを記録した記録媒体をサービス提供者に預けることなくサービスを受けることを可能とする。
【解決手段】カメラ１０１は、無線通信が可能な画像印刷サービス提供装置を検索し、検索した画像印刷サービス提供装置に対して内部に記録する画像データを送信する。該当する画像印刷サービス提供装置は、カメラ１０１から送信された画像データの出力処理を実行する。
【選択図】 図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばカメラ等の画像データ記録装置に記録された画像データを、サース提供者側に備えられるプリンタ等の画像データ出力装置によって出力させるサービスを提供するための技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、デジタルカメラのユーザがカメラに記録した画像を印刷する際には、特許文献１に記載の様に、画像印刷サービスを提供する店舗にデジタルカメラの記録媒体を持ち込んで画像印刷を行うことが広く行われている。インターネットでのオンライン印刷注文と異なり、店舗に直接印刷結果を引き取りに行くのが前提であるため、すぐに印刷結果が得られることが望ましい。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−３３８６１号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の画像印刷サービスには、以下のような問題があった。画像印刷サービスを提供する店舗は数多く、都市部では密集している。従って競争が激しく、印刷時間・印刷料金・印刷方法でサービスの差別化を行っている。しかし、これらサービス内容はユーザが直接店頭に行って確認するため、複数業者のサービス内容を比較するのは困難であった。また、込み入った都市部においては近隣のサービス提供業者を容易に発見する手段がなかった。
【０００５】
更に、印刷サービスを受けるときには発注時にデジタルカメラの記録媒体を店舗に預けるため、その間予備の記録媒体が無いと撮影ができないという問題点、発注後、ユーザは印刷サービス納品時刻を気にしながら受け取りに行く必要があるという問題点があった。
【０００６】
従って、本発明の目的は、サービス提供者を探す手間を省くとともに、画像データを記録した記録媒体をサービス提供者に預けることなくサービスを受けることを可能とすることにある。
【０００７】
また、本発明の目的は、利用者がサービス内容を比較して、画像データ出力に関して所望のサービスを受けることを可能とすることにある。
【０００８】
さらに、本発明の目的は、利用者が納品時間を気にすることなく納品を待つことを可能とすることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するために、本発明の画像データ記録装置は、画像データを記録する画像データ記録手段と、当該画像データ記録装置と無線通信が可能な画像データ出力装置を検索し、前記検索した画像データ出力装置に対して前記画像データ記録手段に記録される画像データを送信する無線通信手段とを有することを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の画像データ出力システムは、画像データ記録装置と画像データ出力装置とを有する画像データ出力システムであって、前記画像データ記録装置は、画像データを記録する画像データ記録手段と、前記画像データ記録装置と無線通信が可能な画像データ出力装置を検索し、前記検索した画像データ出力装置に対して前記画像データ記録手段に記録される画像データを送信する無線通信手段とを有し、前記画像データ出力装置は、前記無線通信手段から送信された画像データを出力する画像データ出力手段を有することを特徴とする。
【００１１】
また、本発明の画像データ記録装置の制御方法は、画像データを記録する画像データ記録手段を有する画像データ記録装置の制御方法であって、当該画像データ記録装置と無線通信が可能な画像データ出力装置を検索し、前記検索した画像データ出力装置に対して前記画像データ記録手段に記録される画像データを送信することを特徴とする。
【００１２】
また、本発明のプログラムは、前記画像データ記録装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。さらに、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、図１を用いて、本発明の一実施形態に係る画像印刷サービスシステムによって提供可能なサービス形態を概略的に説明する。図１は、本発明の一実施形態に係る画像印刷サービスシステムのシステム構成を概略的に示した図である。図１において、本システムを利用するユーザはカメラ１０１を使用して画像を記録する。記録した画像を印刷するとき、ユーザはカメラ１０１の電源を投入すると、カメラ１０１は内蔵する無線通信装置によって無線通信到達距離内で通信可能な画像印刷サービスを検索する。
【００１４】
図１の例では、印刷店１、印刷店２、印刷店３の合計３つの画像印刷サービスがユーザとカメラ１０１の周囲に存在している。画像印刷サービスを実行する画像印刷サービス提供装置は、無線装置と印刷装置より構成され、カメラ１０１と通信を行うことが可能である。
【００１５】
ユーザはカメラ１０１に表示された３つの画像印刷サービスより一つを選択する。選択には待ち時間、印刷料金、印刷方式を考慮する。次に、印刷対象の画像を選択し、選択画像データを画像印刷サービスを提供する業者へ無線通信手段をもって送信する。この送信が終了すると、印刷サービス業者は本カメラ１０１に対し正確な終了予測時間を伝達する。
【００１６】
次に、カメラ１０１は印刷サービス業者に発注者を認証するためのデータを送信する。上記で発注作業は終了する。カメラ１０１は終了予測時刻になるとユーザに納品時間が来たことを通知する。ユーザは印刷サービス業者の店舗に行き、印刷結果を受け取り精算を行う。
【００１７】
上記画像印刷サービスによって、ユーザは直接店舗・業者に行かずとも最適な印刷サービスを選択・発注することができる。また時間を無駄にすることなく、かつ記録媒体の授受を伴わず、容易に納品物を受領できる。
【００１８】
図５は、カメラ１０１の内部構成を概略的に示した図である。
カメラ１０１の全ての動作はＣＰＵ５０１によって制御され、全ての内部デバイスは制御バス・データバスによってＣＰＵ５０１に接続されている。ＣＰＵ５０１はプログラムメモリ５０２に予め書き込まれたプログラムによって動作する。ＣＰＵ５０１は撮像装置５０３を制御することで撮影を行う。本撮像装置５０３は、レンズ、ＣＣＤ、画像処理チップ、画像処理バッファメモリを含む。撮影された画像は画像記録装置５０４に保存される。画像記録装置５０４は物理的に着脱可能な記録媒体であっても良い。
【００１９】
また、ＣＰＵ５０１は無線通信装置５０５によって外部装置と通信することが可能で、画像記録装置５０４に保存された画像データを送信することも可能である。ユーザは操作部材５０７をもってＣＰＵ５０１に指示を与え、カメラを操作する。操作に於いては、操作ＵＩが表示装置５０６に表示される。
【００２０】
ＣＰＵ５０１は時計５０８によって現在時刻を得ることができ、画像を画像記録装置５０４に記録する際に画像データと共に記録する。この機能により、ＣＰＵ５０１は記録画像データを記録時刻順に整列することが可能である。
【００２１】
本カメラは内蔵されたバッテリーで動作し、ＣＰＵ５０１は自身と操作部材５０７、時計５０８以外の電力供給を停止することで省電力動作を行うことができる。また、時計５０８に設定された起動時刻に省電力動作を解除して通常動作を行うことが可能である。
【００２２】
次に、図２を用いて、図１に示す画像印刷サービスシステムの動作について説明する。図２は、図１の画像印刷サービスシステムの動作例を示したフローチャートである。
【００２３】
（Ｆ２０１）
ユーザが操作部材５０７を操作してカメラ１０１を起動する。
【００２４】
（Ｆ２０２）
ＣＰＵ５０１は無線通信装置５０５を制御し、通信可能範囲内で利用可能な印刷サービスを検索する。本システムを構成する画像印刷サービス提供装置はカメラ１０１の検索動作に応答する。図１において印刷店１の画像印刷サービス提供装置ｐｒｉｎｔｅｒ＃１、印刷店２の画像印刷サービス提供装置ｐｒｉｎｔｅｒ＃２、印刷店３の画像印刷サービス提供装置ｐｒｉｎｔｅｒ＃３が応答したとする。
【００２５】
（Ｆ２０３）
通信可能範囲内で利用可能な印刷サービスが存在すれば、カメラ１０１は（Ｆ２０４）の動作を、存在しなければ（Ｆ２１８）の動作を行う。
【００２６】
（Ｆ２０４）
カメラ１０１は表示装置５０６に印刷サービス実行の確認画面を表示する。ユーザは操作部材５０７を持って印刷サービスを実行するか指示する。印刷サービスを実行しない場合には（Ｆ２１８）を、実行する場合には（Ｆ２０５）の動作を実行する。
【００２７】
（Ｆ２０５）
図１において、印刷店１の画像印刷サービス提供装置ｐｒｉｎｔｅｒ＃１、印刷店２の画像印刷サービス提供装置ｐｒｉｎｔｅｒ＃２、印刷店３の画像印刷サービス提供装置ｐｒｉｎｔｅｒ＃３はカメラ１０１に対してそれぞれ次の印刷待ち時間と料金、印刷方式を伝達する。
・印刷店１の印刷完了時間は３６枚のときに１０分、料金は１枚あたり４０円、印刷方式は低速レーザ
・印刷店２の印刷完了時間は３６枚のときに２０分、料金は１枚あたり３０円、印刷方式はインクジェット
・印刷店３の印刷完了時間は３６枚のときに５分、料金は１枚あたり５０円、印刷方式は高速レーザ
【００２８】
本実施形態では、それぞれの印刷方式で印刷速度および品質が、高速レーザ、低速レーザ、インクジェットの順に良いものとする。ここで、本システムのカメラ１０１は図３に示すサービス選択画面を表示装置５０６に表示する。３０１は表示装置の表示画面で、３０２の「印刷サービスを発見しました」のメッセージが表示される。
【００２９】
ユーザが３０６、３０７、３０８の表示選択部分を操作部材５０７で選択することにより、３０３、３０４、３０５の表示部分の上下並び替えが行われる。表示選択部分で料金順３０６を選択すると、３０３、３０４、３０５の表示部分は印刷店２＞印刷店１＞印刷店３の降順に表示される。
【００３０】
表示選択部分で方式順３０７を選択すると、上述した印刷品質の定義により、３０３、３０４、３０５の表示部分は印刷店３＞印刷店１＞印刷店２の降順に表示される。
【００３１】
表示選択部分で納期順３０８を選択すると、３０３、３０４、３０５の表示部分は印刷店３＞印刷店１＞印刷店２の降順に表示される。上記整列表示動作により、ユーザは好みの印刷サービス業者を容易に選択することが可能である。ここでは、ユーザは印刷店１を選択したとする。
【００３２】
（Ｆ２０６）
ユーザは、（Ｆ２０５）で選択した印刷サービス業者に対し、印刷を発注する画像を選択する。選択対象の画像は画像記録装置５０４に保存されている。
【００３３】
印刷対象画像を選択するカメラの表示画面を図４に示す。この表示画面は表示装置５０６に表示される。
表示画面には「印刷する画像を選択」４０１というメッセージが表示される。同時に、画像記録装置５０４に保存されている画像の縮小画像（サムネイル画像）が画像記録時刻（撮影時刻）順に並べられる。但し、個々の画像記録時刻が６時間以上離れている場合には、別のグループとして表示する。図４の例では３つのグループが存在し、８枚の画像グループ４０２、７枚の画像グループ４０３、３枚の画像グループ４０４は、それぞれ６時間以上撮影時刻が離れたグループである。
【００３４】
一般的に、カメラを使用する際には、撮影間隔が空いたときが、別の撮影機会である可能性が高い。そして印刷対象となるのはそれぞれの撮影機会を構成する画像群であることが多い。ここで、ユーザは操作部材５０７によって７枚の画像グループ４０３を印刷対象として選択したとする。
【００３５】
（Ｆ２０７）
カメラ１０１は、動作（Ｆ２０６）で選択した画像データを、（Ｆ２０５）で選択した図１における印刷店１の画像印刷サービス提供装置へ送信する。送信画像データは７枚である。
【００３６】
（Ｆ２０８）
印刷店１の画像印刷サービス提供装置は、画像を受信すると納品予測時刻と料金データをカメラ１０１に送信する。
【００３７】
（Ｆ２０９）
ここでは１０分後、２８０円というデータがカメラ１０１で受信されたとする。カメラ１０１は上記時間と料金を表示装置５０６に表示する。この表示内容を見て、ユーザはサービス内容をチェックする。例えば短期間に同じ印刷サービスを利用する顧客が集中した場合、（Ｆ２０５）で選択したサービスが実現できない場合がある。
【００３８】
（Ｆ２１０）
（Ｆ２０９）で表示されたサービス内容で良ければ、動作（Ｆ２１１）を、そうでなければ動作（Ｆ２１５）を実行する。
【００３９】
（Ｆ２１１）
カメラ１０１は、予め画像記録装置５０４あるいはプログラムメモリ５０２に記録されているカメラ認証情報を、印刷店１の画像印刷サービス提供装置に対して送信する。この認証情報として、ユーザの肖像画像か、あるいはランダムに生成された数字列を送信する。ユーザの肖像画像を送信した場合、印刷店１の店員は容易にカメラ１０１のユーザを認識しうる。また、ランダムに生成された数字列はカメラ１０１のユーザによって表示装置５０６に表示することが可能で、この数字を印刷店１の店員に伝達することで、発注者の認証作業を行うことができる。
【００４０】
（Ｆ２１２）
カメラ１０１は、（Ｆ２０８）で予測される納品予測時刻３０分前に至るまで、省電力動作に移行して待機する。本実施形態では、既に納品予測時刻３０分前を経過しているので、動作（Ｆ２１３）を行う。
【００４１】
（Ｆ２１３）
カメラ１０１は、印刷店１の画像印刷サービス提供装置と通信を行い、納品可能であるか問い合わせる。納品予測時刻ちょうどではなく、３０分前から問い合わせを開始することで、ユーザは納品時刻が繰り上げられた場合にも対応できる。納品が可能で有れば動作（Ｆ２１４）を行い、そうでなければ動作（Ｆ２１６）を行う。納品予測時間が長い場合、ユーザは印刷サービス業者の近隣に留まらず、別の場所で時間をつぶすことが考えられる。その場合、例えカメラが納品問い合わせ動作を行ったとしても、無線通信装置５０５の電波到達範囲内に該印刷店１がある可能性は低い。上記納品予測時刻の３０分前から問い合わせを開始することで、不必要な問い合わせ動作を削減し、カメラの消費電力を節約することができる。
【００４２】
（Ｆ２１４）
カメラは表示装置５０６に納品時間が来たことを通知する。カメラにブザーやＬＥＤなどが装備されている場合、それらの鳴動や点灯で通知しても良い。
【００４３】
（Ｆ２１５）
ユーザは印刷店１へ行き、発注していた画像印刷物を受領する。受領に於いては、（Ｆ２１１）で送信された認証情報によって、正当な発注者であることを店員に対して提示する。料金の支払いは店頭で行われる。ユーザはカメラ１０１の電源を切り、全ての動作を終了する。
【００４４】
（Ｆ２１６）
カメラ１０１は省電力動作へ移行する。
【００４５】
（Ｆ２１７）
（Ｆ２１６）より１０分後に省電力動作を抜けて通常動作へ移行する。動作（Ｆ２１３）を行い、再度納品可能であるか印刷店１の画像印刷サービス提供装置に問い合わせを行う。
【００４６】
（Ｆ２１８）
カメラは撮影装置５０３を用いて撮影動作を行う。撮影した画像は時計５０８が示す時刻データと共に画像記録装置５０４に記録される。
【００４７】
（Ｆ２１９）
撮影動作が終了し、ユーザが操作部材５０７によって電源ＯＦＦを指示すると、カメラは電源を切断し、動作を終了する。電源ＯＦＦを指示しない場合、カメラは撮像動作以外の決められた動作を実行する。この場合、動作実行後に動作（Ｆ２０２）を行う。
【００４８】
以上のように、本実施形態に係る画像印刷サービスシステムによれば、画像印刷サービスを利用するユーザは、提供サービス内容によって、近隣の複数の印刷サービス業者より一つを選択でき、ユーザが近隣の複数業者の店舗に全て直接出向かなくても容易にサービスを選択し、発注できる効果を得る。
【００４９】
また、本画像サービスシステムは無線通信手段を使用して画像転送を行うため、サービスを提供する業者に記録媒体を預ける必要もなく、ユーザは印刷サービス発注後受け取りまで記録媒体を自由に使用できる。
【００５０】
さらに、上記で選択した業者の店舗に印刷結果を引き取りに行く際、発注者としての身分を容易に証明することができる。よって、従来のサービスと異なり、引き取りの時まで一度も店舗に行かずに、ユーザが望むサービスを利用できる効果がある。
【００５１】
本実施形態に係るカメラは、印刷物納品時刻においてユーザに通知することが可能であるため、従来のサービスと異なり、ユーザに納品状態を正確に認識させる効果がある。このため、ユーザは時間を無駄にすることなく印刷物を引き取ることができる。
【００５２】
また、本実施形態に係るカメラによれば、カメラの主電源を投入する度に、画像印刷サービスを検索し、或いは、撮影状態以外の予め決められた動作モードを実行するとき、画像印刷サービスを検索することが可能であるため、カメラのバッテリーを節約しつつ効率的にサービスを検索する効果がある。
【００５３】
また、本実施形態に係るカメラによれば、画像印刷サービス提供装置のサービス内容を該無線通信装置によって受信し、サービス納品終了予測時間・利用料金・印刷方式の順に整列表示することができる。従って、本システムのユーザは、近隣の複数の印刷サービス業者より一つを選択するとき、近隣の複数業者の店舗に全て直接出向かなくとも、各々の業者の納品終了予測時間、サービス利用金額、印刷方式情報によって容易にサービスを選択することができる。
【００５４】
また、本実施形態に係るカメラは、最新の撮影画像から古い順に選択し、予め決められた時間だけ撮影間隔が空いている部分までを印刷対象画像の選択範囲としている。従って、ユーザがカメラに記録されている複数の画像より印刷対象の画像を選択する作業を、補助する効果がある。
【００５５】
さらに、本実施形態に係るカメラは、カメラ個体あるいは使用者を特定する情報として、本体内に記録されている使用者の肖像画像を送信したり、或いは本体内でランダムに生成されたデータを送信することが可能であるため、画像印刷サービスを利用するユーザは、上記で選択した業者の店舗に印刷結果を引き取りに行く際、発注者としての身分を証明することができる。よって、従来のサービスと異なり引き取りの時まで店舗に行かずにサービスを利用できる効果がある。
【００５６】
（本発明の他の実施形態）
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（ＣＰＵあるいはＭＰＵ）に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【００５７】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ等を用いることができる。
【００５８】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているＯＳ（オペレーティングシステム）あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【００５９】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【００６０】
【発明の効果】
本発明によれば、無線通信が可能な画像データ出力装置を検索し、検索した画像データ出力装置に対して画像データを送信するように構成したので、画像データ出力装置により画像データを出力するサービスを提供するサービス提供者を探す手間が省けるとともに、画像データを記録した記録媒体をサービス提供者に預けることなく、サービス提供者による画像データ出力サービスを受けることが可能となる。
【００６１】
また、本発明によれば、画像データ出力に係るサービス情報を表示し、その表示内容に基づいて利用者により選択されたサービス情報に該当する画像データ出力装置に対し、画像データを送信するように構成したので、利用者は、サービス内容を比較して、画像データ出力に関して所望のサービスを受けることが可能となる。
【００６２】
さらに、本発明によれば、画像データの出力結果が納品可能な時間となると通知するように構成したので、利用者は、納品時間を気にすることなく納品を待つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る画像印刷サービスシステムのシステム構成を概略的に示した図である。
【図２】図１の画像印刷サービスシステムの動作例を示したフローチャートである。
【図３】サービス選択画面の一構成例を示した図である。
【図４】印刷対象画像選択画面の一構成例を示した図である。
【図５】カメラの内部構成を概略的に示した図である。
【符号の説明】
１０１ カメラ
５０１ ＣＰＵ
５０２ プログラムメモリ
５０３ 撮像装置
５０４ 画像記録装置
５０５ 無線通信装置
５０６ 表示装置
５０７ 操作部材
５０８ 時計

Claims (20)

1. 画像データを記録する画像データ記録手段と、
   当該画像データ記録装置と無線通信が可能な画像データ出力装置を検索し、前記検索した画像データ出力装置に対して前記画像データ記録手段に記録される画像データを送信する無線通信手段とを有することを特徴とする画像データ記録装置。
2. 前記画像データ記録手段に記録される画像データから、前記無線通信手段の送信対象となる画像データを選択する画像データ選択手段を更に有することを特徴とする請求項１に記載の画像データ記録装置。
3. 前記画像データ記録手段に記録される画像データは、夫々の記録時刻に応じてグループ化され、前記画像データ選択手段は、前記無線通信手段の送信対象となる画像データをグループ毎に選択することを特徴とする請求項２に記載の画像データ記録装置。
4. 前記無線通信手段により検索された画像データ出力装置から、前記無線通信手段の画像データ送信先となる画像データ出力装置を選択する画像データ送信先選択手段を更に有することを特徴とする請求項１に記載の画像データ記録装置。
5. 前記無線通信手段により検索された画像データ出力装置による画像データ出力に係るサービスの指定情報を表示する表示手段を更に有し、
   前記画像データ送信先選択手段は、前記表示手段による表示内容に基づいて利用者により選択された指定情報に該当する画像データ出力装置を、前記無線通信手段の画像データ送信先として選択することを特徴とする請求項４に記載の画像データ記録装置。
6. 前記無線通信手段は、当該画像データ記録装置と無線通信が可能な各画像データ出力装置から画像データ出力に係る料金情報を受信し、前記表示手段は、前記料金情報に基づいて、各画像データ出力装置に係るサービスの指定情報を料金順に表示することを特徴とする請求項５に記載の画像データ記録装置。
7. 前記無線通信手段は、当該画像データ記録装置と無線通信が可能な各画像データ出力装置から画像データ出力に係る出力方式情報を受信し、前記表示手段は、前記出力方式情報に基づいて、各画像データ出力装置に係るサービスの指定情報を出力品質が高い順に表示することを特徴とする請求項５に記載の画像データ記録装置。
8. 前記無線通信手段は、当該画像データ記録装置と無線通信が可能な各画像データ出力装置から画像データ出力に係る納品情報を受信し、前記表示手段は、前記納品情報に基づいて、各画像データ出力装置に係るサービスの指定情報を画像データの出力結果の納品予定順に表示することを特徴とする請求項５に記載の画像データ記録装置。
9. 前記無線通信手段は、前記画像データ送信先選択手段により選択された画像データ出力装置に対し、当該画像データ記録装置又は当該画像データ記録装置の利用者を認証するための認証情報を送信することを特徴とする請求項４に記載の画像データ記録装置。
10. 前記画像データ送信先選択手段により選択された画像データ出力装置に該当する納品情報に基づき、前記納品情報に示される納期時間から所定の時間前まで当該画像データ記録装置を省電力動作させる制御手段を更に有することを特徴とする請求項８に記載の画像データ記録装置。
11. 前記納期時間から前記所定の時間前に該当する時点を経過した後、前記画像データ出力装置に対して画像データの出力結果を納品可能であるか否かを問い合わせる問い合わせ手段を更に有することを特徴とする請求項１０に記載の画像データ記録装置。
12. 前記制御手段は、前記問い合わせ手段による問い合わせの結果、画像データの出力結果を未だ納品できない場合、次回の問い合わせまで当該画像データ記録装置を省電力動作させることを特徴とする請求項１１に記載の画像データ記録装置。
13. 前記画像データ送信先選択手段により選択された画像データ出力装置に該当する納品情報に示される納期時間となったとき、その旨を通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項８に記載の画像データ記録装置。
14. 前記無線通信手段は、当該画像データ記録装置の電源が投入される度に、当該画像データ出力装置と無線通信が可能な画像データ出力装置を検索することを特徴とする請求項１に記載の画像データ記録装置。
15. 前記認証情報は、当該画像データ記録装置の利用者の肖像画像データであることを特徴とする請求項９に記載の画像データ記録装置。
16. 前記認証情報は、当該画像データ記録装置内にランダムに生成された数字列であることを特徴とする請求項９に記載の画像データ記録装置。
17. 画像データ記録装置と画像データ出力装置とを有する画像データ出力システムであって、
    前記画像データ記録装置は、
    画像データを記録する画像データ記録手段と、
    前記画像データ記録装置と無線通信が可能な画像データ出力装置を検索し、前記検索した画像データ出力装置に対して前記画像データ記録手段に記録される画像データを送信する無線通信手段とを有し、
    前記画像データ出力装置は、
    前記無線通信手段から送信された画像データを出力する画像データ出力手段を有することを特徴とする画像データ出力システム。
18. 画像データを記録する画像データ記録手段を有する画像データ記録装置の制御方法であって、
    当該画像データ記録装置と無線通信が可能な画像データ出力装置を検索し、前記検索した画像データ出力装置に対して前記画像データ記録手段に記録される画像データを送信することを特徴とする画像データ記録装置の制御方法。
19. 請求項１８に記載の画像データ記録装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
20. 請求項１９に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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