JP2005038831A - 光学装置、照明装置、及びカラー照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光量変動の少ない安定した照明光を得られるようにすること。
【解決手段】第1の方向から来る光線が入射する第1の入射面12と、上記第1の方向とは異なる第2の方向から来る光線が入射する第2の入射面14と、上記第1の入射面12から入射した光線は上記第2の入射面14で反射し、上記第2の入射面14から入射した光線は上記第1の入射面12で反射し、上記第1及び第2の入射面12,14で反射した光線を混合して、上記第1及び第2の方向とは異なる所定の方向に射出する出射面16とを有するプリズム10を使用する。
【選択図】 図1
【解決手段】第1の方向から来る光線が入射する第1の入射面12と、上記第1の方向とは異なる第2の方向から来る光線が入射する第2の入射面14と、上記第1の入射面12から入射した光線は上記第2の入射面14で反射し、上記第2の入射面14から入射した光線は上記第1の入射面12で反射し、上記第1及び第2の入射面12,14で反射した光線を混合して、上記第1及び第2の方向とは異なる所定の方向に射出する出射面16とを有するプリズム10を使用する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、集光性能が高く、高輝度且つ小型化を実現する光学装置、照明装置、及びカラー照明装置に関する。
従来、特定箇所に高率良く照明する集光照明装置として、例えば車のヘッドライト、スタンド照明、スポットライト、懐中電灯、データプロジェクタ用照明ユニット等が知られている。この集光照明装置は、相対的により点光源に近い発光源を反射形状が工夫された反射ユニットにより反射させ、その反射した光を光学レンズ等により光束の指向性を高めると言った比較的単純な方法で、効果的に集光照明を行おうとしているのが通常である。
一般照明と同様、これらの集光照明装置においても、装置そのもののサイズをさほど大きくせずに、これらの集光性能を高め、より明るい照明光を得たいとする欲求は高い。しかしながら一般的には、より明るい照明光を得るために、集光照明装置のサイズは大きくなる傾向にある。特に、発光源の印加電力を大きくして出力を高め、或いは、その集光性能を高めるために発光源に対し相対的に拡大した反射ユニット或いは光学レンズを適用するようにしている。従って、集光効率良く明るさを得ようとするには、照明装置のサイズは必然的に、発光源に対し大きくならざるを得ない。換言すれば、高出力で且つ点光源に近い小型発光源があれば、照明装置全体も小型化が可能となる。そのような要求から、従来方式の発光源の小型化も進められており、特に高出力が可能な放電タイプによる小型発光源が現在有力な手段となっている。但し、小型放電タイプの発光源であっても回路規模を小さくすることが困難な高圧電源による駆動が必要であるなど、照明装置トータルとしての小型化に対する課題も多く、既にほぼ限界に近づいてきていると言われている。
一方、次世代小型発光源として発光ダイオード(以下、LEDと記す)が昨今著しい注目を浴びている。これまでLEDと言えば、小型、高耐性、長寿命などの長所はあるものの、その発光効率及び発光出力の制約から各種計器類用インジケータ照明や制御状態の確認ランプとしての用途が主であった。しかしながら近年、発光効率が急速に改善されつつあり、従来最も高効率とされている放電タイプの高圧水銀ランプや蛍光燈ランプの発光効率を超えるのは時間の問題であると言われている。この高効率高輝度LEDの出現により、LEDによる高出力発光源が急速に実用性を帯びてきている。また最近になり、従来の赤色、緑色に加えて青色LEDが実用段階を向かえたこともその応用を加速させている。事実、この高効率高輝度LEDを複数用いることにより、これまでは明るさ或いは効率の点で不可能であった交通信号灯、屋外用大型フルカラーディスプレイ、自動車の各種ランプ、携帯電話の液晶表示のバックライトへの実用化が始まっている。
集光性が求められる照明装置の有望な小型発光源としても、この高効率高輝度LEDの適用が考えられている。LEDは元来、寿命、耐久性、点灯速度、点灯駆動回路の簡易性の点で他の発光源とは優れた特徴を有している。とりわけ青色が加わり自発光の発光源として3原色が揃ったことは、フルカラー画像表示装置としての応用範囲が拡大された。集光性が求められる照明装置の典型例として例えば、画像データから表示画像を形成し映し出すプロジェクタ表示装置(画像投影装置)がある。これまでの画像投影装置では、白色系の発光源からカラーフィルタ等により所望する原色を分離し、各色毎に対応する画像データに対し、空間光変調を施し、それらを空間的または時間的に合成することによりカラー画像表示を可能にしてきた。白色系の発光源を用いる場合、所望する唯一の色を分離して利用するため、分離した色以外はフィルタによって無駄に捨てることになる場合も多い。その点、LEDは所望する色自体を発光するので、必要なときに必要な量の発光が可能となり、従来の白色系発光源の場合に比して光を無駄にすることなく、効率良く発光源の光を利用することができる。
このようなLEDの優れた適用条件に着目し、LEDをプロジェクタ表示装置用の照明装置に適用することが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。これらは複数のLEDを構成することにより光量を確保し、個々の発光源からの一部の光束を光学レンズ等の光学素子により集光し、照射する光変調素子が許容する入射角に上手く納まるように光束制御するようにしている。一般に広く使われている液晶デバイスのような光変調素子は、照明光として許容される入射角が非常に小さいため、単なる集光性能のみならず、より平行性の高い光束を形成し照射されることが理想とされ、光変調素子における光利用効率を高める上で非常に重要なポイントとなっている。
特開平11−32278号公報
特許第3048353号公報
しかし、LEDは、点光源ではなく面発光の拡散光源として扱わねばならないと言う制約がある。従って、上記のようにLEDを発光源として用いようとする場合には、発光する光をレンズ等の光学素子を使って、点光源の場合のように効率良く容易に集光し平行性を高めた光束を得ることは、理論上非常に困難である。さらに、光量を確保するためには必然的に多数のLEDを構成することが必要になってくるが、その分、構成サイズが大きくなることから、複数LEDの光を合成して平行性を高めた光束を得ることが一層困難になってくる。このことは、LEDが優れた小型光源として多くの特性を備えながらも、より効率良く集光し平行性を高めた光束を得たいと言う目的からは、さらに遊離していく結果となっている。
即ち、LEDは小型光源で且つ元来有する数々の優位性に加え、高輝度高効率化に向けて進化していくと言う好材料を揃えながら、所定部位に集光性、平行性を高めた効率の良い照明が必要な装置に対しては、非常に適用し辛いと言う根本的問題を残していた。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、LEDのような発光体を用いた場合に困難とされてきた、集光性、平行性に優れ、且つ非常に明るい照明光を得ると言う根本的課題を解決すると共に、所定の範囲内に光量変動を抑圧できるため、光量変動の少ない安定した照明光を得ることができる、即ち、単にLEDのような発光体を多数配列して同時点灯により光量を稼ごうとする方法では為し得なかった、光量の安定した照明が効果的に図られる光学装置、照明装置、及びカラー照明装置を提供することを目的とする。
更に、本発明は、拡散面発光のNAの大きい発光光から効果的により多くの発光量を得ることができ、得られた光を小さなNAの照明光に変換しつつ且つ照明光のNAを大きくすることなく合成し、照明光の出射面積を小さくできる、照明装置及びカラー照明装置を提供することを目的とする。
本発明の光学装置の一態様は、第1の方向から来る光線が入射する第1の入射面と、上記第1の方向とは異なる第2の方向から来る光線が入射する第2の入射面と、上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して、上記第1及び第2の方向とは異なる所定の方向に射出する出射面と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の照明装置の一態様は、拡散光を射出する第1の光源と、拡散光を射出する第2の光源と、上記第1の光源から射出された光線が入射する第1の入射面と、上記第2の光源から射出された光線が入射する第2の入射面と、上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して所定の方向に射出する出射面と、を具備することを特徴とする。
また、本発明のカラー照明装置の一態様は、上記一態様の照明装置を複数用いて色照明光を射出するカラー照明装置であって、上記複数の照明装置のうち、一方の照明装置を構成する第1の光源と第2の光源とから略同じ色である第1の色の拡散光を射出し、上記複数の照明装置のうち、他方の照明装置を構成する第1の光源と第2の光源とから略同じ色であり且つ上記第1の色とは異なる第2の色の拡散光を射出し、上記色照明光の色が上記第1の色と上記第2の色に時系列に切り替わるように、上記一方及び他方の照明装置をそれぞれ構成する第1及び第2の光源を駆動制御する光源制御手段を更に具備することを特徴とする。
また、本発明の照明装置の別の態様は、光源と、上記光源が射出した光線を2つの光束に分離する光束分離手段と、上記光束分離手段が分離した第1の光束の光線が入射する第1の入射面と、上記光束分離手段が分離した第2の光束の光線が入射する第2の入射面と、上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して所定の方向に射出する出射面と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、LEDのような発光体を用いた場合に困難とされてきた、集光性、平行性に優れ、且つ非常に明るい照明光を得ると言う根本的課題を解決すると共に、所定の範囲内に光量変動を抑圧できるため、光量変動の少ない安定した照明光を得ることができる、即ち、単にLEDのような発光体を多数配列して同時点灯により光量を稼ごうとする方法では為し得なかった、光量の安定した照明が効果的に図られる光学装置、照明装置、及びカラー照明装置を提供することができる。
更に、本発明によれば、拡散面発光のNAの大きい発光光から効果的により多くの発光量を得ることができ、得られた光を小さなNAの照明光に変換しつつ且つ照明光のNAを大きくすることなく合成し、照明光の出射面積を小さくでき、従って、投影装置に適用した場合、小さな表示パネルを利用可能とし、投影装置の光学系そのものを小型化することができる照明装置及びカラー照明装置を提供することを目的とする。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係る光学装置の構成を示す図である。
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係る光学装置の構成を示す図である。
本実施形態に係る光学装置は、第1の方向から来る光線が入射する第1の入射面12と、上記第1の方向とは異なる第2の方向から来る光線が入射する第2の入射面14と、それら第1及び第2の入射面12,14に入射した光線を上記第1及び第2の方向とは異なる所定の方向に射出する出射面16と、を持つプリズム10を有している。
また、この光学装置は、上記第1の方向から来る光線を上記第1の入射面12に導く導光手段として、内面に反射面を有する中空のライトパイプ18と、上記第2の方向から来る光線を上記第2の入射面14に導く導光手段として、中密のロッド20とを有している。この場合、これらライトパイプ18及びロッド20は、図示しない保持部材によって、上記プリズム10と僅かな間隙を持って、それらの出射口が上記第1又は第2の入射面に整列配置されている。
なお、上記プリズム10の出射面16は、中密のロッド22と結合されている。また、上記ライトパイプ18及びロッド20の入射口側には、光源として、拡散光を射出する発光面を有するLED発光チップ26を封入したLEDパッケージ24が配されている。
図1(A)において、「密」及び「疎」とは、屈折率を表している。即ち、図1(B)に示すように、上記プリズム10の第1及び第2の入射面12,14の外方である上記中空のライトパイプ18の内面及び上記ロッド20との間の間隙は、空気層であり、これは、プリズム10やロッド20,22を構成する媒質の屈折率に比較して低い屈折率を有している。なお、プリズム10とロッド20,22とでは、プリズム10の方が屈折率が低いが、その差は小さい。即ち、空気層の屈折率をn0、ロッド20,22の屈折率をn1、プリズム10の屈折率をn2すると、
n0 << n1 < n2
なる関係にある。よって、図1(A)では、プリズム10及びロッド20,22は共に「密」として示している。
n0 << n1 < n2
なる関係にある。よって、図1(A)では、プリズム10及びロッド20,22は共に「密」として示している。
このような屈折率関係に構成した場合、図1(B)に示すように、LED発光チップ26から出射されライトパイプ18によって導光された光線、例えば、プリズム10の第1の入射面12の垂線に対して角度αでその第1の入射面12に入射した光線は、その第1の入射面12で屈折する。そして、第2の入射面14の垂線に対して角度βをもってその第2の入射面14に入射される。このとき、上記入射角度βが臨界角を超える場合には全反射条件を満たし、その第2の入射面14に入射された光は、該第2の入射面14で反射されて、出射面16からロッド22内に射出されることになる。即ち、図1(B)にθ1で示す角度で第1の入射面12に入射した光線は、上記第2の入射面14で全反射条件を満たすよう屈折し、その第2の入射面14で反射されて出射面16から射出される。
同様に、図1(C)に示すように、LED発光チップ26から出射されロッド20によって導光された光線、例えば、プリズム10の第2の入射面14の垂線に対して角度γでその第2の入射面14に入射した光線は屈折して、第1の入射面12の垂線に対して角度ζをもってその第1の入射面12に入射される。このとき、上記入射角度ζが臨界角を超える場合には全反射条件を満たし、該第1の入射面12で反射されて、出射面16からロッド22内に射出されることになる。即ち、図1(C)にθ2で示す角度で第2の入射面14に入射した光線は、上記第1の入射面12で全反射条件を満たすよう屈折し、その第1の入射面12で反射されて出射面16から射出される。
このように、本第1実施形態に係る光学装置では、上記第1の入射面12から入射した光線は上記第2の入射面14で反射し、また、上記第2の入射面14から入射した光線は上記第1の入射面12で反射し、これら第1及び第2の入射面で反射した光線が混合されて、上記出射面16から上記第1及び第2の方向とは異なる所定の方向であるロッド22に向けて射出される。よって、2方向から入射した光線を混合して射出することができるので、大きな光量の光を得ることができる。
なお、上記第2の方向から来る光線を上記第2の入射面14に導く導光手段として、上記中密のロッド20に代えて、図2(A)に示すように、内面に反射面を有する中空のライトパイプ28を使用しても良い。
このように、ライトパイプ28を使用しても、上記と同様の効果が得られる。
また、それら上記第2の方向から来る光線を上記第2の入射面14に導く導光手段としての上記中密のロッド20又は中空のライトパイプ28を、図2(B)に示すように、その入射端面の面積よりもその出射端面の面積の方が大きいテーパー形状に構成して、LED発光チップ26からの拡散光をNAを小さく変換するようにしても良い。
このようなテーパー形状とすることにより、LED発光チップ26からの拡散光を略平行光に変換してプリズム10の第2の入射面14に入射させることが可能となる。従って、該中密のロッド20又は中空のライトパイプ28の出射光を、前述したような全反射条件により導光可能な入射角であるθ2の範囲内にすることができ、より光量を増大できる。
なお、このようなテーパー形状とする場合、より平行光に近づけるためには、入射端面と出射端面との面積比を大きくすることが必要である。しかしながら、プリズム10の入射面の大きさに合わせると、光源として既存の標準的な大きさのLEDパッケージ24を利用することができなくなる。そこで、図2(C)に示すように、例えばライトパイプ28とプリズム10との間に、光線を2つの光束に分離する光束分離手段として機能するテーパー形状のライトパイプ30を配置する。そして、このライトパイプ30の出射面の、上記プリズム10の上記第2の入射面14でカバーされない領域に、もう一つプリズム32を配する。さらに、該プリズム32の出射面と上記プリズム10の第1の入射面12との間に、ライトパイプ34を配置する。またこの場合、プリズム32の反射面には、ミラーコート36を施し、入射した光線を全て反射して、ライトパイプ34を介して上記プリズム10の第1の入射面12に入射するようにしておく。
このような構成とすることにより、標準的なLEDパッケージ24を利用できるようになる。さらに、プリズム10の第1及び第2の入射面12,14に入射すべき光を出射する光源を1つで兼用できるようになる。このような兼用とした場合、2つの光源を使用する場合に比べて発光する光量自体は減少するが、より平行性を高めてプリズム10に入射できるので、プリズム10内で全反射される光線は増えるため、光源を兼用したことによる光量の低下は少ない。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図1(A)に示したようにプリズム10の第2の入射面14に対して垂直にロッド20を配置した場合、図1(C)に示すような全反射条件により導光可能な入射角であるθ2の範囲に入らない光線も生じ、それが光量のロスとなる。そこで、本第2実施形態では、図3(A)に示すように、ロッド20の延在方向を、プリズム10の第2の入射面14に対して傾斜させるものである。
このような構成とすることにより、プリズム10の第2の入射面14に入射する光線を上記θ2の範囲内にすることができ、結果的に、第1の入射面12で反射される光線を多くでき、明るい光が出射面16から射出されることになる。
また、本第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様、図3(B)に示すようにロッド20の代わりにライトパイプ28を使用したり、図3(C)に示すようにロッド20又はライトパイプ28をテーパー形状に構成しても良いことは勿論である。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
本実施形態は、上記第1及び第2実施形態で説明したような光学装置を利用した照明装置に関するものである。
この照明装置は、図4に示すように、リング状(ドーナッツ型)に形成した3段の基板(図示せず)のそれぞれ内周にLED発光チップ26を実装している。ここで、LED発光チップ26には、赤(R)色、緑(G)色、青(B)色の発光色を持つものがある。本実施形態では、2個のLED発光チップ(R)26R、2個のLED発光チップ(B)26B、及び4個のLED発光チップ(G)26Gを1セットとして、一段のリング状の発光体基板の内周にそれぞれ2セットずつ、3段に配列している。この場合、対向する位置には、同色の発光色を持つLED発光チップ26が配される。また、隣り合う段の同一位置でも同色の発光色を持つように構成される。この場合、隣り合う段の同一位置のLED発光チップ26の発光面が互いに平行な位置関係になるように配設されている。
このようなリングの内側には、一体可動部38が収納されている。この一体可動部38は、1段目のLED発光チップ26に関しては、図1(A)で説明したようなプリズム10、ライトパイプ18、平行ロッド20でなる光学装置が2個、両プリズム10の出射面16が1個のテーパーロッド40に結合される形態で構成されている。この場合、リング内面に配設された対向する位置の同色のLED発光チップ26の光が両プリズム10の第2の入射面14に入射するようになっている。さらに、この一体可動部38は、2段目のLED発光チップ26に関して、上記両ライトパイプ18の入射端面側に、それぞれプリズム10とロッド20及びライトパイプ18でなる同様の構成の光学部材を備えている。そして、3段目のLED発光チップ26に関しては、上記2段目の両ライトパイプ18の入射端面側に、それぞれプリズム10とロッド20でなる光学部材を備えている。2段目及び3段目をこのような構成とすることにより、2段目及び3段目のLED発光チップ26からの光を混合して第2の光源として利用することができる。
このような構成の照明装置では、図示しない回動可能な保持具に取り付けられた一体可動部38を、図示しない回転モータで矢印方向に回転する。そして、リング状に形成した基板の内周に配列した複数の光源としてのLED発光チップ26を、上記一体可動部38の回転に併せて順次点灯する。即ち、複数のLED発光チップ26を順次切り替えパルス発光させ、その放射光を取込む一体可動部38の入射端面との相対位置関係をLED発光チップ26の発光切り替えに併せて選択しながら変移させる。こうすることによって、それぞれ一体可動部38が1回転する過程で、赤(R)色、青(B)色、緑(G)色、赤(R)色、青(B)色、緑(G)色の順に、発光する光の色が切り替わり、実効的に高輝度の3色のLEDが得られる。即ち、大光量の平行度の向上した3色の光が、一体可動部38の出射端面であるテーパーロッド40の出射端面から得られることになる。
なお、このテーパーロッド40は、入射端面は上記プリズム10の出射面16の形状に合わせて矩形となっており、出射端面も同様に矩形としているが、出射端面の形状は八角形等、矩形以外であっても構わない。
図5は、図4の照明装置の変形例を示す図である。本変形例では、光源を2段構成とすると共に、そのLEDパッケージ24の配列を、隣り合う段で半ピッチずらして構成したものである。
このように半ピッチずらして配列することで、順次点灯していく際に、一方の段でのLED発光チップの点灯切り替え時に、必ず他方の段のLED発光チップは点灯していることになるので、同時に切り替わる場合よりも明るさの変動を抑えることができる。
図6は、図4の照明装置の別の変形例を示す図である。本変形例では、3段配列のLED発光チップにおいて、各段をそれぞれ同色の発光色のLED発光チップとするものである。そして、各段のプリズム10の第1の入射面12に、LED発光チップの発光色の波長帯域によって決定される透過又は反射特性を有したミラーコート(膜)もしくはダイクロイックミラーコート(膜)を形成する。即ち、図6において、最も左の段には、赤(R)色の発光色のLED発光チップ26Rを配列し、対応するプリズム10の第1の入射面には、括弧書きで示すように、赤(R)色の波長帯域の光を反射するミラーコート42を形成する。また、中央の段には、緑(G)色の発光色のLED発光チップ26Gを配列し、対応するプリズム10の第1の入射面には、赤(R)色の波長帯域の光を透過し且つ緑(G)色の波長帯域の光を反射するダイクロイックミラーコート44を形成する。そして、最も右の段には、青(B)色の発光色のLED発光チップ26Bを配列し、対応するプリズム10の第1の入射面には、赤(R)色及び緑(G)色の波長帯域の光を透過し且つ青(B)色の波長帯域の光を反射するダイクロイックミラーコート46を形成する。
このようにダイクロイックミラー面を形成することにより、第2の入射面14から入射する光のうち、第1の入射面12において全反射条件を満たさない入射角度の光線も反射させることが可能となる。
なお、図6で示した断面3角形状のプリズム10を、図7に示すように、キューブ型のダイクロイックプリズム48に置き換えても良い。ダイクロイックプリズム48は、図示してあるように、対角面に透過又は反射特性を有したダイクロイックミラーコート(膜)44,46が形成されている。このダイクロイックミラーコート(膜)44,46それぞれの透過又は反射する光の波長帯域は、対応するLED発光チップの発光色の波長帯域によって決定される。さらに、図6に示した変形例と違うところは、第2の入射面14にもダイクロイックミラーコート50,52が施されている点が特徴的である。R,G,BのLED発光チップが図のように構成された場合、図中のダイクロイックミラーコート44,46,50,52の波長選択特性は括弧書きのようになっている。
図の左端のプリズム10は高効率ミラーコート42が施されている3角プリズムになっているが、同様にキューブ型のダイクロイックプリズムとしても良い。この場合、対角のダイクロイックミラーコートは、入射する色(波長帯域)の光を反射する特性(図7では赤(R)色の光を反射する特性)であれば良い。
図7のダイクロイックプリズム48及び近傍を拡大した図7右下の図で説明すると、第2の入射面14に入射する光が青色の場合、第2の入射面14のダイクロイックミラーコート50は青(B)を透過し、それ以外の色の光は反射する。また、第1の入射面12のダイクロイックミラーコート46は、同面に入射する赤(R)と緑の光はそのまま透過し、第2の入射面14から入射された青の光を反射させ、図のように所定の方向に出射光として射出する。第1の入射面12から入射した赤(R)と緑(G)の光のうち、第2の入射面14に当たる光は反射し、図のように所定の方向に出射光として射出する。
図7の構成によって、第2の入射面14から入射する光のうち、第1の入射面12において全反射条件を満たさない入射角度の光も反射させ所定の方向へ導光し射出させることが可能となる。同様に、第1の入射面12から入射する光のうち、第2の入射面14において全反射条件を満たさない入射角度の光も反射させ所定の方向へ導光し射出させることが可能となる。
ここで、図6の3角プリズムの構成においても、第1の入射面12と第2の入射面14の両方にそれぞれ図7と同様な特性を有するダイクロイックミラーコートを施しても良い。なお、このような図6の3角プリズムの構成あるいは図7のキューブ型の構成において、ダイクロイックミラーコートは、第1と第2の両方の入射面に形成せずに、第1の入射面12にだけ、あるいは、第2の入射面14にだけに図7で説明したような特性を有するダイクロイックミラーコートを形成しても良い。
さらに、3角プリズム10、2つのダイクロイックプリズム48を連結している導光手段は必ずしも中空のライトパイプ18に限ったものではなく、中密のガラス又はプラスチック素材のロッドであっても良い。また、ダイクロイックプリズム48において、第1の入射面12、第2の入射面14及び出射面16以外の面は、漏れ光を防止するために高反射率の反射コートを施しておいても良い。
ダイクロイックプリズム48又はダイクロイックミラーコートを上記と同様の効果を持たせるために、以下の図8(A)乃至図9(B)の実施形態に適用することは当然考えられることである。
ダイクロイックミラーコートは入射角依存性があるので、ダイクロイックプリズム48に入射する光は図2(B)及び図2(C)のようにNAをある程度小さくする光学構成を取ることも有効であると考えられる。
図8(A)は、図4の照明装置のさらに別の変形例を示す図である。本変形例は、上記第2実施形態で説明したような傾斜させたロッド20を用いている。
図8(B)は、この図8(A)の構成の変形例を示している。即ち、図8(A)の構成では、LEDパッケージ24を斜めに図示しない基板に実装しているが、この変形例では、LED発光チップ26からロッド20に向けて導光するライトパイプ56をLEDパッケージ24に組み付けた発光ユニット54として光源を構成することで、LED発光チップ26の発光面が互いに平行な位置関係になるようにしている。
また、このようなライトパイプ56を利用した発光ユニット54とすることで、図8(C)に示すような光源の配置も可能となる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
図9(A)は、本第4実施形態に係る照明装置の構成を示す図である。
即ち、本実施形態においては、LEDパッケージ24を、ディスク状のLED実装基板58上に配設したものである。この場合、LEDパッケージ24は、2つの同心円上に配列される。また、各LEDパッケージ24は、テーパー状のライトパイプ60が一体化された発光ユニット54として構成されている。
また、一体可動部38は、前述したようなプリズム10、ライトパイプ18、ミラーコート36の施されたプリズム32と、回転導光ユニット62とから構成されている。この回転導光ユニット62は、上記プリズム10の出射面16に結合された平行ロッドと反射プリズムとが接合されて一つの導光手段を形成し、対向するもう一つの同様なる導光手段とセットになり、これら2つの導光手段はそれぞれの出射口が合わさって、単一のテーパーロッドの入射口とほぼ同一の面積で構成され、接合されて一体化されたものである。
このような構成の照明装置としても、上記第3実施形態で説明した照明装置と同様の効果を奏することができる。
図9(B)は、本第4実施形態に係る照明装置の変形例を示す図である。これは、図9(A)の構成に、図2(C)で説明したような、光線を2つの光束に分離する光束分離手段として機能するテーパー形状のライトパイプ30を使用することで、発光ユニット54を1周のみとしたものである。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。
照明装置で液晶デバイスのような光変調素子(表示パネル)を照明し、その光変調された画像を投影光学系によりスクリーンに投影表示する投影装置において、その装置の小型化を達成するためには、それを構成する各部の小型化が必要である。一方、上記第3実施形態のように、照明装置の照明光としては、テーパーロッド40を使用してNAを小さく変換することで、表示パネルにおける光利用効率を高めることが可能である。ここで、テーパーロッド40の入射端の面積に対して出射端の面積を大きくすればするほど、NA変換効率が上がるが、小型化の観点からは出射端面積を大きくすることはマイナスになる。そこで、本実施形態では、テーパーロッド40の入射端側ではなくて出射端側に、本発明の光学装置を構成することで、テーパーロッド40のNA変換効率を落とさずに、出射端の面積を小さくすることができるようにしたものである。
即ち、本実施形態に係る照明装置では、図10(A)乃至(D)に示すように、テーパーロッド40の出射端の約半分を覆うように、その第1の入射面にはテーパーロッド40の出射端から射出した光線が入射し、且つ、その第2の入射面にはテーパーロッド40の出射端の別の約半分から射出した光線がプリズム64によって光路を曲げられて入射するようなプリズム10を配置する。この場合、上記第1実施形態で説明したように、プリズム64の出射面とプリズム10の第2の入射面との間には空気層66が介在する。また、テーパーロッド40の出射端から射出された光線を上記プリズム10の第1の入射面に導く導光手段として反射パイプ68を備えている。
なお、上記プリズム64の反射面は、図10(E)に示すようにミラーコート70を施すことで、確実に入射した光線を全て反射するように構成しても良い。
一方、テーパーロッド40の入射端側は、一体可動部38から射出された光線が入射されるように構成されている。即ち、本実施形態における一体可動部38は、リング状(ドーナッツ型)に配されたLED発光チップ26からの拡散光を取り込むロッド20と、その取り込んだ拡散光を上記テーパーロッド40の入射端に向けるプリズム72とを1セットとして、2セットをロッド支持部74で支持して構成され、回転モータ76によって回転されるようになっている。本実施形態では、このような一体可動部38とテーパーロッド40とは別体に構成されているため、テーパーロッド40は上記第3実施形態のように回転することはなく、よって、プリズム10の出射面の位置も固定である。従って、照明光の照明位置も不変であり、その照明位置に表示デバイスを配することで、容易に投影装置が構成できる。
図10(F)及び(G)は、上記構成における光線追跡図である。これらの図に示すように、複数のLED発光チップ26からそれぞれ独立に射出された光線は、一体可動部38で混合された後、テーパーロッド40によってNAを小さく変換されると共に2つの光束に分離される。そして、テーパーロッド40の出射端面の一部から射出する第2の光束の光線はプリズム64で反射されてプリズム10の第2の入射面に入射し、該プリズム10の第1の入射面で反射して、該プリズム10の出射面から射出される。また、テーパーロッド40の一部以外から射出した第1の光束の光線はプリズム10の第1の入射面に入射し、該プリズム10の第2の入射面で反射して、該プリズム10の出射面から射出される。
従って、拡散面発光のNAの大きい発光光から効果的により多くの発光量を得ることができ、得られた光を小さなNAの照明光に変換しつつ且つ照明光のNAを大きくすることなく合成し、照明光の出射面積を小さくできるため小さな表示パネルを利用可能とし、投影装置の光学系そのものを小型化することができる。
図11は、本実施形態に係る照明装置の変形例を示す図である。即ち、上記テーパーロッド40を、上記プリズム10と上記プリズム64それぞれに対応した出射端面を有する2つのテーパーロッド40A,40Bによって構成したものである。
このような構成とすれば、両テーパーロッド40A,40B間には空気層66が存在するため、各両テーパーロッド40A,40Bに入射した光線は対応するプリズム10,64へ確実に導光することができるようになる。なお、全反射条件満たさない光線も確実に導光できるように、両テーパーロッド40A,40Bをミラーコートすることがより好ましい。
なお、図12(A)に示すように、プリズム10,64の高さをbと、ギャップ(空気層66)の幅をcとした場合に、上記テーパーロッド40の出射端の高さは2b+cとなる。一方、プリズム10の出射面の縦横比a:bは、被照明物である表示デバイスの縦横比と同一にすることが光利用効率の点からは望ましい。従って、そのような縦横比a:bが得られるように、上記テーパーロッド40の出射端の大きさを決定することが好ましい。
図11に示した変形例においても、図12(B)に示すように、同様にして各テーパーロッド40A,40Bの出射端の大きさを決定することが好ましい。
図13は、別の変形例を示す図である。即ち、照明装置で照明される表示デバイスとして液晶デバイスを使用する場合、その照明光の偏光を揃える必要があるが、照明装置からはP偏光とS偏光の混在した照明光が出射される(図ではP+Sと記す)。そこで、プリズム10の出射面側に、偏光ビームスプリッタ(PBS)78、プリズム80,82,84、λ/2板86、及び反射パイプ88でなる偏光を揃えるための光学系を配置する。
即ち、プリズム10の出射面の前面に配置したPBS78は、S偏光の光は透過させ、P偏光の光は反射するよう構成されたものである。よって、プリズム10の出射面から射出されたP+Sの光線の内、S偏光の光線はPBS78を透過し、反射パイプ88内を導光されて、プリズム84の第1の入射面に入射し、その出射端から射出される。これに対して、P偏光の光線は、PBS78で反射され、更にプリズム80で反射されて、λ/2板86に入射される。このλ/2板86によって、そのP偏光の光線がS偏光の光線とされる。そして、そのS偏光にされた光線は、プリズム82によって反射されて、プリズム84の第2の入射面に入射され、その第1の入射面で反射されて出射面から射出される。このようにして、S偏光にそろった照明光がプリズム84の出射面から射出されることとなる。
なお、プリズム64と同様に、プリズム80及び82の反射面にも反射コートを施しても良いことは勿論である。
図14は、更に別の変形例を示す図である。これは、上記プリズム10及び64と反射パイプ68とで構成され照明装置の出射端サイズを約1/2の開口サイズに畳み込む光学系と同様の構成をプリズム10の出射面に配することで、更に約1/2、つまりテーパーロッド40の出射端のサイズの約1/4の開口サイズにまで、照明装置の出射端サイズを畳み込むようにしたものである。
即ち、この変形例では、プリズム10の出射面に、プリズム90,92と反射パイプ94とを配している。ここで、プリズム10の出射面の約半分から射出した光線は反射パイプ94で導光されてプリズム90に入射され、その出射面96から射出される。また、プリズム10の出射面の別の約半分から射出した光線は、プリズム92によって反射されて上記プリズム90に入射され、該プリズム90で反射されて、上記出射面96から射出される。
このような構成とすることで、更に出射面96の面積を小さくすることができる。
またこの場合も、プリズム92の反射面には、プリズム64と同様に反射コートを施しても良いことは勿論である。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態を説明する。
次に、本発明の第6実施形態を説明する。
図15に示すように、本実施形態に係る照明装置においては、2つのプリズム10とライトパイプ18とテーパー状に形成した3つのロッドを1セットとして、2セット用い、更に出射側にテーパーロッド40を形成した一体可動部38を用いるものである。
即ち、LEDパッケージ24内のLED発光チップ26からの拡散光は、放射方向に射出される。そこで、本実施形態では、ロッド20をテーパー状とすることで、その入射端をそれぞれLEDパッケージ24に向けて配置し、LED発光チップ26からの拡散光を3方向から囲い込んで取り込むようにしているものである。
このような構成とすることで、より光利用効率を上げることができる。
[第7実施形態]
上記第3及び第4実施形態において、テーパーロッド40、プリズム10、ロッド20で構成される構造体を回転可能な一体可動部38としてあるが、回転しなくてもテーパーロッド40から射出される光の量が所望する量を満足するのであれば、必ずしも回転させる必然性はない。
上記第3及び第4実施形態において、テーパーロッド40、プリズム10、ロッド20で構成される構造体を回転可能な一体可動部38としてあるが、回転しなくてもテーパーロッド40から射出される光の量が所望する量を満足するのであれば、必ずしも回転させる必然性はない。
そこで、回転させない例を、本発明の第7実施形態として説明する。
図16及び図17はその構成を示す図である。なお、構造を分かり易くするために、図16では一部ライトパイプの壁面を省略して示している。また、図17では、プリズムの配置構造を分かり易くするために、LEDパッケージ及びテーパーロッドを省略し、ライトパイプは破線にて稜線を示すものとしている。更に、図17では、4方向の区別を容易とするためにハッチングを付している(即ち、ハッチングは断面を表すものではない)。
即ち、拡散光をテーパーロッド20の入射端に向けて集光する集光光学素子98を一体的に構成したLEDパッケージ24と、テーパーロッド20及びプリズム10のセットを、各段4個ずつ、5段構成して、各LEDパッケージ24からの光線を一つのテーパーロッド40に入射させるようにしている。この場合、各段における4個のLEDパッケージ24は4方向のそれぞれに1個ずつ配されており、また、各方向(列)における5個のLEDパッケージは同じ色の光を発光するものとしている。即ち、同図において上一列には5個の緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24G(G11〜G15)が配列され、それぞれテーパーロッド20(テーパーロッド20G−1)により、対応するプリズム10(プリズム10G−1)の第1の入射面に緑(G)色の拡散光を入射させ、第2の入射面で反射させて、テーパーロッド40又は前の段のプリズム10G−1の第2の入射面に入射させるようになっている。下一列にも同様に、5個の緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24G(G21〜G25)が配列され、それぞれテーパーロッド20(テーパーロッド20G−2)により、対応するプリズム10(プリズム10G−2)の第1の入射面に緑(G)色の拡散光を入射させ、第2の入射面で反射させて、テーパーロッド40又は前の段のプリズム10G−2の第2の入射面に入射させるようになっている。また、右又は左の一列には、5個の赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24R(R1〜R5)が配列され、それぞれテーパーロッド20(テーパーロッド20R)により、対応するプリズム10(プリズム10R)の第1の入射面に赤(R)色の拡散光を入射させ、第2の入射面で反射させて、テーパーロッド40又は前の段のプリズム10Rの第2の入射面に入射させるようになっている。そして、左又は右の一列には、5個の青(B)色の発光色のLEDパッケージ24B(B1〜B5)が配列され、それぞれテーパーロッド20(テーパーロッド20B)により、対応するプリズム10(プリズム10B)の第1の入射面に青(B)色の拡散光を入射させ、第2の入射面で反射させて、テーパーロッド40又は前の段のプリズム10Bの第2の入射面に入射させるようになっている。なお、各プリズム間は、ライトパイプ18により、導光するよう構成されている。
ここで、RGBの3色を混合してトータルとして白色の照明光を得るためには、緑(G)色成分が多く必要であるということから、緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24Gだけ2列分構成して、より多くの光量が得られるようにしているものである。なお、本実施形態では、対向する向きに緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24Gを並べているが、隣り合っていても構わない。
各LEDパッケージ24は、光源制御部100により、図18に示すように点灯制御される。即ち、まず、赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24RをR1からR5まで順に、定格電流よりも大きな駆動電流値でパルス点灯していく。次に、緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24GをG11とG21からG15とG25まで2個ずつ順に同じくパルス点灯していく。そして、青(B)色の発光色のLEDパッケージ24BをB1からB5まで順に同じくパルス点灯していく。これを1周期として、繰り返し行う。この1周期の長さは、例えば該照明装置が照明する表示デバイスで表示されるビデオ信号の1フレームに対応させ等、該照明装置の用途に合わせて設定すれば良い。
なお、各LEDパッケージ24を全て白色の発光色のもので構成しても構わない。
図19(A)は本第7実施形態に係る照明装置の変形例の構成を示す図である。なお、構造を分かり易くするために、この図では一部ライトパイプの壁面を省略して示している。
この変形例は、RGBの並びを変えたものである。即ち、第1段目に4個の赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24R(R11〜R14)、第2段目に4個の赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24R(R21〜R24)、第3段目に4個の緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24G(G11〜G14)、第4段目に4個の緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24G(G21〜G24)、第5段目に4個の青(B)色の発光色のLEDパッケージ24B(B1〜B4)をそれぞれ配している。
この場合には、光源制御部100は、図19(B)に示すように発光制御を行う。即ち、まず、赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24RをR11からR14まで順に、定格電流よりも大きな駆動電流値でパルス点灯していき、それと同時に、赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24RをR21からR24まで順にパルス点灯していく。この場合、2個のLEDパッケージ24Rが同時点灯するようにタイミングが揃えられる。次に、同様に、緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24GをG11とG21からG14とG24まで2個ずつ順に同じくパルス点灯していく。そして、青(B)色の発光色のLEDパッケージ24BをB1からB4まで順に同じくパルス点灯していく。これを1周期として、繰り返し行う。この1周期の長さは、該照明装置の用途に合わせて設定すれば良い。
この変形例においても、各LEDパッケージ24を全て白色の発光色のもので構成しても構わない。
なお、前述した図6の構成においても、図19(B)に示したタイミングと同様のタイミングで3段配列の複数のLED発光チップを順次切り替えパルス発光させ、図4と同様にその放射光を取り込む一体可動部38の入射端面との相対位置関係をLEDパッケージ24(LED発光チップ26)の発光切り替えに併せて選択しながら変移させることによって、それぞれ一体可動部38が回転する過程で赤(R)色、緑(G)色、青(B)色の順に、発光する光の色が切り替わることは言うまでもない。
図20は、本実施形態の更に別の変形例の構成を示す図である。この図においても、構造を分かり易くするために、一部ライトパイプの壁面を省略して示している。
この変形例は、上下にそれぞれ2列ずつLEDパッケージ24を配置したものである。即ち、上方の第1列には5個の赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24R(R1〜R5)を、第2列には5個の緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24G(G11〜G15)を配し、下方の第1列には5個の緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24G(G21〜G25)を、第2列には5個の青(B)色の発光色のLEDパッケージ24B(B1〜B5)を配している。
このような構成では、光源制御部100は、前述した図18に示すような点灯制御を行う。
図21は、本実施形態の更に別の変形例の構成を示す図である。この変形例においては、図20に示した変形例と同様に、上下にそれぞれ2列ずつLEDパッケージ24を配置したものであるが、その発光色の並びは、図19(A)に示した変形例のように、第1段目、第2段目にそれぞれ4個の赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24R(R11〜R14、R21〜R24)、第3段目、第4段目にそれぞれ4個の緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24G(G11〜G14、G21〜G24)、第5段目に4個の青(B)色の発光色のLEDパッケージ24B(B1〜B4)をそれぞれ配している。
また、第1段目から第4段目については、プリズム10の代わりに、上記第3実施形態における図7の変形例で説明したようなキューブ型のダイクロイックプリズム48に置き換えている。この場合、第1段目及び第2段目におけるダイクロイックプリズム48は、緑(G)色及び青(B)色の光を透過し、赤(R)色の光を反射するダイクロイックミラーコート102が対角に施されているものである。また、第3段目及び第4段目におけるダイクロイックプリズム48は、青(B)色の光を透過し、緑(G)色の光を反射するダイクロイックミラーコート104が対角に施されているものである。一方、第5段目のプリズム10には、青(B)色の光を反射するミラーコート106が反射面に施されている。また、上下のダイクロイックプリズム48間には、高反射板108が設けられている。
図22は、このような構成の場合における光源制御部100での発光制御のシーケンスを示す図である。即ち、まず、赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24RをR11からR14まで順に、定格電流よりも大きな駆動電流値でパルス点灯していき、それと同時に、赤(R)色の発光色のLEDパッケージ24RをR23,R24,R21,R22の順にパルス点灯していく。この場合、2個のLEDパッケージ24Rが同時点灯するようにタイミングが揃えられる。次に、同様に、緑(G)色の発光色のLEDパッケージ24GをG11とG23、G12とG24、G13とG21、G14とG22と2個ずつ順に同じくパルス点灯していく。そして、青(B)色の発光色のLEDパッケージ24BをB1からB4まで順に同じくパルス点灯していく。これを1周期として、繰り返し行う。この1周期の長さは、該照明装置の用途に合わせて設定すれば良い。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、一体可動部38のロッド20の入射端面を、その回転半径に合わせたカーブを描くような形状にしても良い。そのようにすれば、その入射端面をLED発光チップ26により近接させることができる。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 第1の方向から来る光線が入射する第1の入射面(12)と、
上記第1の方向とは異なる第2の方向から来る光線が入射する第2の入射面(14)と、
上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、
上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、
上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して、上記第1及び第2の方向とは異なる所定の方向に射出する出射面(16)と、
を具備することを特徴とする光学装置。
上記第1の方向とは異なる第2の方向から来る光線が入射する第2の入射面(14)と、
上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、
上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、
上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して、上記第1及び第2の方向とは異なる所定の方向に射出する出射面(16)と、
を具備することを特徴とする光学装置。
この構成は、図1(A)乃至図3(C)に対応するものである。
即ち、(1)に記載の光学装置によれば、2方向から入射した光線を混合して射出するので、光量変動の少ない安定した光を得ることができる。
(2) 上記第1及び第2の方向から来る光線をそれぞれ上記第1及び第2の入射面に導く2つの導光手段(18,20;18,28)をさらに有することを特徴とする(1)に記載の光学装置。
この構成は、図1(A)乃至図3(C)に対応するものである。
即ち、(2)に記載の光学装置によれば、導光手段により光線を光学装置の入射面に導くことで、導光手段がない場合には入射面に入らないような光線も入射面に入射できるので、光量を多くすることができる。
(3) 上記2つの導光手段のうち少なくとも1つの導光手段(20;28)は、上記第1の入射面と上記第2の入射面とが接する線側に、自らの入射端を傾斜させた位置に配置されることを特徴とする(2)に記載の光学装置。
この構成は、図3(A)乃至(C)に対応するものである。
即ち、(3)に記載の光学装置によれば、導光手段を傾斜させることで、傾斜させない場合に比べ、入射面に入射するそれぞれの光線角度を浅くできる。
(4) 上記2つの導光手段は、上記第1及び第2の方向から来る光線をそれぞれ自らの内面で反射させることによって、上記第1及び第2の入射面に光線を導くことを特徴とする(2)に記載の光学装置。
この構成は、図1(A)乃至図3(C)に対応するものである。
即ち、(4)に記載の光学装置によれば、内面で光線反射させるようにしているので、導光手段に入射した光線の全てを第1及び第2の入射面に入射させることができる。
(5) 上記導光手段は、ロッドによって構成されており、且つ、
上記ロッドの出射面と、この出射面が対向する上記第1又は第2の入射面との間には、上記ロッドよりも屈折率の小さい低屈折率層が存在する、
ことを特徴とする(2)に記載の光学装置。
上記ロッドの出射面と、この出射面が対向する上記第1又は第2の入射面との間には、上記ロッドよりも屈折率の小さい低屈折率層が存在する、
ことを特徴とする(2)に記載の光学装置。
この構成は、図1(A)及び図3(A)に対応するものである。
即ち、(5)に記載の光学装置によれば、ロッドと第1又は第2の入射面との間に低屈折率層が存在することで、その第1又は第2の入射面により、他方の入射面から入射した光線を反射させることができる。
(6) 上記低屈折率層は、空気層であることを特徴とする(5)に記載の光学装置。
この構成は、図1(A)及び図3(A)に対応するものである。
即ち、(6)に記載の光学装置によれば、低屈折率層を容易に構成できる。
(7) 上記導光手段は、内面に反射面を有するパイプによって構成されていることを特徴とする(2)に記載の光学装置。
この構成は、図2(A)乃至(C)、図3(B)及び(C)に対応するものである。
即ち、(7)に記載の光学装置によれば、内面で光線を反射させるようにしているので、当該パイプに入射した光線の全てを第1及び第2の入射面に入射させることができる。
(8) 上記導光手段は、拡散光を略平行光に変換して上記第1又は第2の入射面に入射させるよう構成されていることを特徴とする(2)に記載の光学装置。
この構成は、図2(B)、図2(C)、及び図3(C)に対応するものである。
即ち、(8)に記載の光学装置によれば、導光手段によって、他方の第2又は第1の入射面において全反射条件を満たすような入射角度の光線に変換した上で第1又は第2の入射面に入射させることができるので、第2又は第1の反射面で反射されない光線を減少できる。
(9) 拡散光を射出する第1の光源(24)と、
拡散光を射出する第2の光源(24)と、
上記第1の光源から射出された光線が入射する第1の入射面(12)と、
上記第2の光源から射出された光線が入射する第2の入射面(14)と、
上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、
上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、
上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して所定の方向に射出する出射面(16)と、
を具備することを特徴とする照明装置。
拡散光を射出する第2の光源(24)と、
上記第1の光源から射出された光線が入射する第1の入射面(12)と、
上記第2の光源から射出された光線が入射する第2の入射面(14)と、
上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、
上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、
上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して所定の方向に射出する出射面(16)と、
を具備することを特徴とする照明装置。
この構成は、図1(A)乃至図2(B)、図3(A)乃至図9(A)、図16乃至図19(B)に対応するものである。
即ち、(9)に記載の照明装置によれば、第1及び第2の光源から射出された光線を混合して射出するので、光量変動の少ない安定した照明光を得ることができる。
(10) 上記第1の光源及び第2の光源は、それぞれ拡散光を射出する発光面を有し、
上記発光面は互いに平行な位置関係になるように配置されていることを特徴とする(9)に記載の照明装置。
上記発光面は互いに平行な位置関係になるように配置されていることを特徴とする(9)に記載の照明装置。
この構成は、図4乃至図8(C)に対応するものである。
即ち、(10)に記載の照明装置によれば、光源をまとめて配置できるので、装置の小型化が可能となる。
(11) 上記第1及び第2の光源は、同一基板(58)上に実装され、且つ、それぞれの上記発光面に対して平行であることを特徴とする(10)に記載の照明装置。
この構成は、図9(A)及び(B)に対応するものである。
即ち、(11)に記載の照明装置によれば、光源をまとめて配置できるので、装置の小型化が可能となる。
(12) 上記第2の光源は、複数光源が射出した光を混合した光であることを特徴とする(9)に記載の照明装置。
この構成は、図4乃至図8(C)に対応するものである。
即ち、(12)に記載の照明装置によれば、複数光源が射出した光を混合した光を第2の光源とすることで、より大きな光量を得られる。
(13) 上記第1の入射面は、上記第1の光源が射出する光線が有する波長帯域の光のみを透過し、且つ、上記第2の光源が射出する光線が有する波長帯域の光のみ反射するダイクロイックミラー面(44,46)であることを特徴とする(9)に記載の照明装置。
この構成は、図6及び図7に対応するものである。
即ち、(13)に記載の照明装置によれば、第2の入射面から入射する光のうち、該第1の入射面において全反射条件を満たさない入射角度の光線も反射させることが可能となる。
(14) 上記第2の入射面は、上記第2の光源が射出する光線が有する波長帯域の光のみを透過し、且つ、上記第1の光源が射出する光線が有する波長帯域の光のみ反射するダイクロイックミラー面(50,52)であることを特徴とする(9)に記載の照明装置。
この構成は、図6及び図7に対応するものである。
即ち、(14)に記載の照明装置によれば、第1の入射面から入射する光のうち、該第2の入射面において全反射条件を満たさない入射角度の光線も反射させることが可能となる。
(15) 上記照明装置から射出する照明光が上記第1の光源(例えばG11)から射出する拡散光と上記第2の光源(例えばG12)から射出する拡散光とで時系列に切り替わるように、上記第1及び第2の光源を駆動制御する光源制御手段(100)を更に具備することを特徴とする(9)に記載の照明装置。
この構成は、図16乃至図18に対応するものである。
即ち、(15)に記載の照明装置によれば、同色であっても個々の光源がパルス点灯可能となり、定格電流以上の電流により駆動できるので、個々の光源を明るく発光させることができる。
(16) 上記第1及び第2の光源が射出する拡散光は略同じ色(例えばG11とG12)であり、
上記光源制御手段は、上記第1の光源を駆動するタイミングと上記第2の光源を駆動するタイミングとを異ならせる、
ことを特徴とする(15)に記載の照明装置。
上記光源制御手段は、上記第1の光源を駆動するタイミングと上記第2の光源を駆動するタイミングとを異ならせる、
ことを特徴とする(15)に記載の照明装置。
この構成は、図16乃至図18に対応するものである。
即ち、(16)に記載の照明装置によれば、個々の光源がパルス点灯可能となり、定格電流以上の電流により駆動できるので、個々の光源を明るく発光させることができる。
(17) 上記第1及び第2の光源が射出する拡散光は異なる色(例えばR5とG11)であり、
上記光源制御手段は、上記第1の光源を駆動するタイミングと上記第2の光源を駆動するタイミングとを異ならせることを特徴とする(15)に記載の照明装置。
上記光源制御手段は、上記第1の光源を駆動するタイミングと上記第2の光源を駆動するタイミングとを異ならせることを特徴とする(15)に記載の照明装置。
この構成は、図16乃至図18に対応するものである。
即ち、(17)に記載の照明装置によれば、異なる色の照明光を時分割的に出射可能であり、面順次照明方式の変調画像を生成する画像投影装置又は面順次照明方式による撮像装置に適用が可能となる。
(18) 上記光源制御手段は、更に、単位時間あたりに上記照明装置から射出する照明光の光量が略一定となるように、上記第1及び第2の光源を駆動制御することを特徴とする(15)に記載の照明装置。
この構成は、図18に対応するものである。
即ち、(18)に記載の照明装置によれば、照明光の光量変動を抑圧できるので安定した光量の照明光を得ることが可能である。
(19) (9)に記載の照明装置を複数用いて色照明光を射出するカラー照明装置であって、
上記複数の照明装置のうち、一方の照明装置を構成する第1の光源(例えばR11)と第2の光源(例えばR21)とから略同じ色である第1の色(例えば赤)の拡散光を射出し、
上記複数の照明装置のうち、他方の照明装置を構成する第1の光源(例えばG11)と第2の光源(例えばG21)とから略同じ色であり且つ上記第1の色とは異なる第2の色(例えば緑)の拡散光を射出し、
上記色照明光の色が上記第1の色と上記第2の色に時系列に切り替わるように、上記一方及び他方の照明装置をそれぞれ構成する第1及び第2の光源を駆動制御する光源制御手段(100)を更に具備する、
ことを特徴とするカラー照明装置。
上記複数の照明装置のうち、一方の照明装置を構成する第1の光源(例えばR11)と第2の光源(例えばR21)とから略同じ色である第1の色(例えば赤)の拡散光を射出し、
上記複数の照明装置のうち、他方の照明装置を構成する第1の光源(例えばG11)と第2の光源(例えばG21)とから略同じ色であり且つ上記第1の色とは異なる第2の色(例えば緑)の拡散光を射出し、
上記色照明光の色が上記第1の色と上記第2の色に時系列に切り替わるように、上記一方及び他方の照明装置をそれぞれ構成する第1及び第2の光源を駆動制御する光源制御手段(100)を更に具備する、
ことを特徴とするカラー照明装置。
この構成は、図19(A)及び(B)に対応するものである。
即ち、(19)に記載のカラー照明装置によれば、異なる色の照明光を時分割的に出射可能であり、面順次照明方式の変調画像を生成する画像投影装置又は面順次照明方式による撮像装置に適用が可能となる。
(20) 上記光源制御手段は、更に、単位時間あたりに上記複数の照明装置から射出する照明光の光量が略一定となるように、上記一方及び他方の照明装置をそれぞれ構成する第1及び第2の光源を駆動制御することを特徴とする(19)に記載のカラー照明装置。
この構成は、図19(B)に対応するものである。
即ち、(20)に記載の照明装置によれば、照明光の光量変動を抑圧できるので安定した光量の照明光を得ることが可能である。
(21) 光源と、
上記光源が射出した光線を2つの光束に分離する光束分離手段(30,32;30,36;40,64)と、
上記光束分離手段が分離した第1の光束の光線が入射する第1の入射面(12)と、
上記光束分離手段が分離した第2の光束の光線が入射する第2の入射面と(14)、
上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、
上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、
上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して所定の方向に射出する出射面(16)と、
を有する光学装置(10)と、
を具備することを特徴とする照明装置。
上記光源が射出した光線を2つの光束に分離する光束分離手段(30,32;30,36;40,64)と、
上記光束分離手段が分離した第1の光束の光線が入射する第1の入射面(12)と、
上記光束分離手段が分離した第2の光束の光線が入射する第2の入射面と(14)、
上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、
上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、
上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して所定の方向に射出する出射面(16)と、
を有する光学装置(10)と、
を具備することを特徴とする照明装置。
この構成は、図2(C)、図9(B)乃至図11、図14に対応するものである。
即ち、(21)に記載の照明装置によれば、第1及び第2の入射面に入射すべき光を出射する光源を1つで兼用できるようになる。このような兼用とした場合、2つの光源を使用する場合に比べて発光する光量自体は減少するが、第1及び第2の入射面で全反射する光線は増えるため、光源を兼用したことによる光量の低下は少ない。
(22) 上記光源は、
それぞれ独立に光線を射出する複数の発光体(24)と、
上記複数の発光体が射出した光線を上記光束分離手段の入射端面に導く光学部材(20,72)と、
を有し、
上記光束分離手段は、上記複数の発光体が射出した光線であって、上記光学部材によって混合された光線を、2つの光束に分離する、
ことを特徴とする(21)に記載の照明装置。
それぞれ独立に光線を射出する複数の発光体(24)と、
上記複数の発光体が射出した光線を上記光束分離手段の入射端面に導く光学部材(20,72)と、
を有し、
上記光束分離手段は、上記複数の発光体が射出した光線であって、上記光学部材によって混合された光線を、2つの光束に分離する、
ことを特徴とする(21)に記載の照明装置。
この構成は、図10(A)乃至図11に対応するものである。
即ち、(22)に記載の照明装置によれば、拡散面発光のNAの大きい発光光から効果的により多くの発光量を得ることができ、得られた光を小さなNAの照明光に変換しつつ且つ照明光のNAを大きくすることなく合成し、照明光の出射面積を小さくできるため小さな表示パネルを利用可能とし、投影装置の光学系そのものを小型化することができる。
(23) 上記光束分離手段は、
入射端面の面積よりも出射端面の面積の方が大きいテーパー形状をしたロッド(40)と、
上記ロッドの出射端面の一部から射出する光線を上記第2の入射面に導く反射面(64)と、
を有し、
上記ロッドの出射端面の一部以外から射出した光線は、そのまま上記第1の入射面に入射する、
ことを特徴とする(22)に記載の照明装置。
入射端面の面積よりも出射端面の面積の方が大きいテーパー形状をしたロッド(40)と、
上記ロッドの出射端面の一部から射出する光線を上記第2の入射面に導く反射面(64)と、
を有し、
上記ロッドの出射端面の一部以外から射出した光線は、そのまま上記第1の入射面に入射する、
ことを特徴とする(22)に記載の照明装置。
この構成は、図10(A)乃至図11に対応するものである。
即ち、(23)に記載の照明装置によれば、テーパーロッドにより光線傾角が小さくなるよう変換した光を効果的に畳み込むことができるので、テーパーロッド出射面より小さい出射面で明るい出射光を作り出すことが可能である。
(24) 上記テーパー形状をしたロッドは、上記反射面と上記第1の入射面それぞれに対応した出射端面を有する2つのロッド(40A,40B)によって構成されていることを特徴とする(23)に記載の照明装置。
この構成は、図11に対応するものである。
即ち、(24)に記載の照明装置によれば、確実に上記反射面と上記第1の入射面に導光することができる。
(25) 上記出射面から射出した光線のうち第3の光束の光線が入射する第3の入射面と、
上記出射面から射出した光線のうち第4の光束の光線が入射する第4の入射面と、
上記第3の入射面から入射した光線は上記第4の入射面で反射し、
上記第4の入射面から入射した光線は上記第3の入射面で反射し、
上記第3及び第4の入射面で反射した光線を混合して、所定の方向に射出する第2の出射面(96)と、
を有する第2の光学装置(90)を更に具備することを特徴とする(22)に記載の照明装置。
上記出射面から射出した光線のうち第4の光束の光線が入射する第4の入射面と、
上記第3の入射面から入射した光線は上記第4の入射面で反射し、
上記第4の入射面から入射した光線は上記第3の入射面で反射し、
上記第3及び第4の入射面で反射した光線を混合して、所定の方向に射出する第2の出射面(96)と、
を有する第2の光学装置(90)を更に具備することを特徴とする(22)に記載の照明装置。
この構成は、図14に対応するものである。
即ち、(25)に記載の照明装置によれば、更に照明光の出射面積を小さくすることができる。
10,10G,10R,10B,32,64,72,80,82,84,90,92…プリズム、 12…第1の入射面、 14…第2の入射面、 16,96…出射面、 18,28,30,34,56,60…ライトパイプ、 20,22…ロッド、 24,24G,24R,24B…LEDパッケージ、 26,26R,26G,26B…LED発光チップ、 36,42,70,106…ミラーコート、 38…一体可動部、 40,40A,40B…テーパーロッド、 44,46,50,52,102,104…ダイクロイックミラーコート、 48…ダイクロイックプリズム、 54…発光ユニット、 58…LED実装基板、 62…回転導光ユニット、 66…空気層、 68,88,94…反射パイプ、 74…ロッド支持部、 76…回転モータ、 78…偏光ビームスプリッタ(PBS)、 86…λ/2板、 98…集光光学素子、 100…光源制御部、 108…高反射板。
Claims (25)
- 第1の方向から来る光線が入射する第1の入射面と、
上記第1の方向とは異なる第2の方向から来る光線が入射する第2の入射面と、
上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、
上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、
上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して、上記第1及び第2の方向とは異なる所定の方向に射出する出射面と、
を具備することを特徴とする光学装置。 - 上記第1及び第2の方向から来る光線をそれぞれ上記第1及び第2の入射面に導く2つの導光手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
- 上記2つの導光手段のうち少なくとも1つの導光手段は、上記第1の入射面と上記第2の入射面とが接する線側に、自らの入射端を傾斜させた位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
- 上記2つの導光手段は、上記第1及び第2の方向から来る光線をそれぞれ自らの内面で反射させることによって、上記第1及び第2の入射面に光線を導くことを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
- 上記導光手段は、ロッドによって構成されており、且つ、
上記ロッドの出射面と、この出射面が対向する上記第1又は第2の入射面との間には、上記ロッドよりも屈折率の小さい低屈折率層が存在する、
ことを特徴とする請求項2に記載の光学装置。 - 上記低屈折率層は、空気層であることを特徴とする請求項5に記載の光学装置。
- 上記導光手段は、内面に反射面を有するパイプによって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
- 上記導光手段は、拡散光を略平行光に変換して上記第1又は第2の入射面に入射させるよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
- 拡散光を射出する第1の光源と、
拡散光を射出する第2の光源と、
上記第1の光源から射出された光線が入射する第1の入射面と、
上記第2の光源から射出された光線が入射する第2の入射面と、
上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、
上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、
上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して所定の方向に射出する出射面と、
を具備することを特徴とする照明装置。 - 上記第1の光源及び第2の光源は、それぞれ拡散光を射出する発光面を有し、
上記発光面は互いに平行な位置関係になるように配置されていることを特徴とする請求項9に記載の照明装置。 - 上記第1及び第2の光源は、同一基板上に実装され、且つ、それぞれの上記発光面に対して平行であることを特徴とする請求項10に記載の照明装置。
- 上記第2の光源は、複数光源が射出した光を混合した光であることを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
- 上記第1の入射面は、上記第1の光源が射出する光線が有する波長帯域の光のみを透過し、且つ、上記第2の光源が射出する光線が有する波長帯域の光のみ反射するダイクロイックミラー面であることを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
- 上記第2の入射面は、上記第2の光源が射出する光線が有する波長帯域の光のみを透過し、且つ、上記第1の光源が射出する光線が有する波長帯域の光のみ反射するダイクロイックミラー面であることを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
- 上記照明装置から射出する照明光が上記第1の光源から射出する拡散光と上記第2の光源から射出する拡散光とで時系列に切り替わるように、上記第1及び第2の光源を駆動制御する光源制御手段を更に具備することを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
- 上記第1及び第2の光源が射出する拡散光は略同じ色であり、
上記光源制御手段は、上記第1の光源を駆動するタイミングと上記第2の光源を駆動するタイミングとを異ならせる、
ことを特徴とする請求項15に記載の照明装置。 - 上記第1及び第2の光源が射出する拡散光は異なる色であり、
上記光源制御手段は、上記第1の光源を駆動するタイミングと上記第2の光源を駆動するタイミングとを異ならせることを特徴とする請求項15に記載の照明装置。 - 上記光源制御手段は、更に、単位時間あたりに上記照明装置から射出する照明光の光量が略一定となるように、上記第1及び第2の光源を駆動制御することを特徴とする請求項15に記載の照明装置。
- 請求項9に記載の照明装置を複数用いて色照明光を射出するカラー照明装置であって、
上記複数の照明装置のうち、一方の照明装置を構成する第1の光源と第2の光源とから略同じ色である第1の色の拡散光を射出し、
上記複数の照明装置のうち、他方の照明装置を構成する第1の光源と第2の光源とから略同じ色であり且つ上記第1の色とは異なる第2の色の拡散光を射出し、
上記色照明光の色が上記第1の色と上記第2の色に時系列に切り替わるように、上記一方及び他方の照明装置をそれぞれ構成する第1及び第2の光源を駆動制御する光源制御手段を更に具備する、
ことを特徴とするカラー照明装置。 - 上記光源制御手段は、更に、単位時間あたりに上記複数の照明装置から射出する照明光の光量が略一定となるように、上記一方及び他方の照明装置をそれぞれ構成する第1及び第2の光源を駆動制御することを特徴とする請求項19に記載のカラー照明装置。
- 光源と、
上記光源が射出した光線を2つの光束に分離する光束分離手段と、
上記光束分離手段が分離した第1の光束の光線が入射する第1の入射面と、
上記光束分離手段が分離した第2の光束の光線が入射する第2の入射面と、
上記第1の入射面から入射した光線は上記第2の入射面で反射し、
上記第2の入射面から入射した光線は上記第1の入射面で反射し、
上記第1及び第2の入射面で反射した光線を混合して所定の方向に射出する出射面と、
を有する光学装置と、
を具備することを特徴とする照明装置。 - 上記光源は、
それぞれ独立に光線を射出する複数の発光体と、
上記複数の発光体が射出した光線を上記光束分離手段の入射端面に導く光学部材と、
を有し、
上記光束分離手段は、上記複数の発光体が射出した光線であって、上記光学部材によって混合された光線を、2つの光束に分離する、
ことを特徴とする請求項21に記載の照明装置。 - 上記光束分離手段は、
入射端面の面積よりも出射端面の面積の方が大きいテーパー形状をしたロッドと、
上記ロッドの出射端面の一部から射出する光線を上記第2の入射面に導く反射面と、
を有し、
上記ロッドの出射端面の一部以外から射出した光線は、そのまま上記第1の入射面に入射する、
ことを特徴とする請求項22に記載の照明装置。 - 上記テーパー形状をしたロッドは、上記反射面と上記第1の入射面それぞれに対応した出射端面を有する2つのロッドによって構成されていることを特徴とする請求項23に記載の照明装置。
- 上記出射面から射出した光線のうち第3の光束の光線が入射する第3の入射面と、
上記出射面から射出した光線のうち第4の光束の光線が入射する第4の入射面と、
上記第3の入射面から入射した光線は上記第4の入射面で反射し、
上記第4の入射面から入射した光線は上記第3の入射面で反射し、
上記第3及び第4の入射面で反射した光線を混合して、所定の方向に射出する第2の出射面と、
を有する第2の光学装置を更に具備することを特徴とする請求項22に記載の照明装置。
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