JP4662161B2 - 導光装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、導光装置及び当該導光装置を用いたプロジェクタに関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面表示画像やビデオ画像、更にメモリカード等に記憶されている画像データによる画像等をスクリーンに投影する画像投影装置としてのプロジェクタが多用されている。このプロジェクタは現在液晶表示素子を用いたものと、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いたものがある。
液晶表示素子を使用するプロジェクタとしては、特開平9−33881号公報(特許文献1)では、光源部から種々の角度で射出された光線束を光源側光学系であるガラスロッド、及び2つの凸レンズからなる集束レンズにより、均一で小径且つ略平行な光線束とし、偏光方向整列素子に入射し、偏光方向整列素子から射出した光をダイクロイックミラーや反射ミラーを介して液晶表示素子に照射し、投影側光学系より画像を投影する発明が提案されている。
又、DMDを用いたプロジェクタは、メタルハイランドランプや超高圧水銀ランプ等の小型高輝度の光源を内蔵し、光源からの光を順次赤色フィルタ、緑色フィルタ、青色フィルタを用いて赤、緑、青の光とし、レンズによりDMDに集光させ、DMDによりプロジェクタ装置の投影口に向けて反射させる光の量によりスクリーン状にカラー画像を表示させるものである。
このDMDとは、微小なミラーセルを制御信号により揺動させ、反射光の方向を制御し、光源側光学系により表示素子に入射された光を投影側光学系である投影レンズの方向に反射するオン状態光と光吸収板の方向に反射するオフ状態光とし、赤色光、緑色光、青色光の光をオン状態とする時間を制御してスクリーンにカラー画像を投影するものである。
このようなDMDを用いたプロジェクタの場合、光源装置のリフレクタから射出される光はDMDの形状に近い形状であることが好まく、又、リフレクタにより集光された光を有効に活用する必要がある。
そこで、現在利用されている多くのプロジェクタでは、光源側光学系にライトトンネルや導光ロッド等の導光装置を用いて光源装置のリフレクタからの射出光を均一で方形状の光線束とし、この光線束をDMDに照射している。
この導光装置を用いたプロジェクタの場合、光源装置のリフレクタからの光線束は1点に集光することが好ましい。しかし、実際には広がった円形状に集光されるため、導光装置に入射できずに無駄となる光が発生する。
そこで、リフレクタにより集光された光を多く導光装置に取り込むために、導光装置の入射面の面積を大きくすることがある。しかし、入射面を大きくすると出射面の面積も大きくなり、導光装置より後の光源側レンズ群の大きさや導光装置と光源側レンズ群との間の距離を調整しなければ、出射面からの射出光のうち光源側レンズ群に取り込むことができる有効光となる光の角度の範囲が狭くなってしまう。
又、光源側レンズ群に取り込むことができる有効光となる光の角度の範囲を広くするために、導光装置の出射面の面積を小さくすると、今度は光源装置からの射出光を取り込む入射面の面積も小さくなってしまい、導光装置内に取り込むことができる光量が少なくなってしまう。
そして、このような問題点を解決するために、導光装置内の導光路が入射面側から出射面側に向かって徐々に狭くなるように、導光装置の反射面に傾斜を設けて形成することが提案されている。このように形成することで入射面の面積は広いため光源装置からの射出光を多量に取り込むことができ、出射面の面積は狭いため光源側レンズ群に取り込むことができる有効光となる光の角度の範囲も広くなる。
特開平9−33881号公報
しかし、上述したような導光装置の反射面に傾斜を設けて形成した場合、導光装置の入射面より入射した光が導光路内の反射面で反射を繰り返すことにより反射角が徐々に大きくなるため、出射面からの射出光の光軸に対する射出角が大きくなってしまい、結果として導光装置より後の光学系に取り込むことができる光量が少なくなってしまうといった問題点があった。
本発明は、上述したような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、入射面の面積は広いままで出射面の面積を小さくし、又、出射面から射出される光線束をDMDの形状に近い形状として射出可能な導光装置と、当該導光装置を用いたプロジェクタを提供することを目的としている。
本発明の導光装置(224)は、導光路を形成する第1導光部材(241)と第1導光部材(241)の導光路よりも屈折率の小さな導光路を形成する第2導光部材(242)とを有し、第1導光部材(241)は略正方形の入射面(243)を有すると共にこの入射面(243)に垂直な第1光軸(245)と当該第1光軸(245)に傾斜した出射面(244)とを有し、第2導光部材(242)は、第1光軸(245)と交わる第2光軸(246)を有して第1導光部材(241)の出射面(244)と同一形状及び同一大きさの平面である入射口(247)を有すると共に第2光軸(246)と垂直な長方形の射出口(248)を有するものである。
そして、第1導光部材(241)及び第2導光部材(242)が中実の光学ガラスである場合や、第1導光部材(241)が中実の光学ガラスであって、第2導光部材(242)が内面に反射面(249)を備えた中空のライトトンネルである場合もある。
更に、第1導光部材(241)は入射面(243)と出射面(244)との間に直方体部分(241a)と三角柱部分(241b)を有する場合や、第1導光部材(241)が直角三角柱形状であって、直角を形成する2面の内の1つを入射面(243)とし、斜辺面を出射面(244)とする場合もある。
又、第1光軸(245)と第2光軸(246)との交わる角度xが
n2・sin(x+90°−α)=n1・sin(90°−α)
但し、n1は第1導光部材における導光路の屈折率
n2は第2導光部材における導光路の屈折率
αは出射面と第1光軸との交わる角度
である。
そして、本発明のプロジェクタ(100)は、光源装置(210)と、光源側光学系(220)と、投影画像を生成する表示素子(230)と、投影画像を投影する投影側光学系(250)と、プロジェクタ制御手段(181)とを備え、光源側光学系(220)は、カラーホイール(221)と、導光装置(224)と、光源側レンズ群(226)と、ミラー(228)とを備え、導光装置(224)としては、上述したような種々のものを用いることを特徴とするものである。
又、光源装置(210)は、プロジェクタ(100)の底面に対して第1光軸(245)及び第2光軸(246)が共に斜めになるように配置されることもある。
本発明によれば、入射面の面積は広いままで多くの入射光を取り込みながら出射面の面積を小さくし、又、出射面から射出される光線束をDMDの形状に近い形状として射出可能な導光装置と、当該導光装置を用いた高輝度なプロジェクタを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態のプロジェクタ100は、光源装置210と、光源側光学系220と、投影画像を生成する表示素子230と、投影画像を投影する投影側光学系250と、プロジェクタ制御手段181とを備え、光源側光学系220は、カラーホイール221と、導光装置224と、光源側レンズ群226と、ミラー228とを備える。
そして、導光装置224は、導光路を形成する中実の光学ガラスで形成された第1導光部材241と第1導光部材241の導光路よりも屈折率の小さな導光路を形成する内面に反射面を備えた中空のライトトンネルを第2導光部材242として有し、第1導光部材241は略正方形の入射面243を有すると共にこの入射面243に垂直な第1光軸245を有して第1光軸245に対して傾斜した出射面244を有し、第2導光部材242は、第1光軸245と交わる第2光軸246を有して第1導光部材241の出射面244と同一形状及び同一大きさの平面である入射口247を有すると共に第2光軸246と垂直な長方形の射出口248を有している。
本最良の形態によれば、入射面が略正方形形状であるため光源装置のリフレクタにより集光された略円形状の光線束を無駄なく取り込むことができ、且つ、出射面が横長の長方形形状となっているためマイクロミラーの形状にあった光を射出可能な導光装置と、当該導光装置を用いた高輝度なプロジェクタを提供することができる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明に係るプロジェクタは、プロジェクタ制御手段としてのマイクロコンピュータを内蔵し、図1に示すように、略直方体とされるケースの前面パネル120にはレンズカバー121を備えた投影口123を有し、ケースの上面パネル110には電源スイッチ111としてのキーや手動画質調整キー113、自動画質調整キー114、電源ランプインジケータ112、光源ランプインジケータ115、過熱インジケータ116などのキー及びインジケータ類、スピーカを内側に配置した拡声穴118や開閉蓋119を有し、図示しない背面パネルには電源コネクタやパーソナルコンピュータと接続するUSB端子、画像信号入力用のビデオ端子やミニD−サブ端子などの各種信号入力端子を有するプロジェクタ100である。
そして、上面の開閉蓋119の内部には、画質や画像の微調整及びプロジェクタ100の各種動作設定を行うサブキーを有し、ケースの左側面パネルには吸気口が、右側面パネル140には排気口145が設けられ、内部に冷却ファンを有するものである。
又、底面パネルの前方には突出量を調整可能とした前足部材170を有し、底面パネルの後方左右には固定式の後足部材175を有し、前足部材170の突出量を調整してプロジェクタ100の前方高さを変化させ、スクリーンの高さにあわせた画像の投影を可能としているものである。
そして、このプロジェクタ100の内部には、図2に示すように、超高圧水銀ランプなどの放電ランプ211を内蔵する光源装置210、及び、光源側光学系220としてカラーホイール221や導光装置224、照明側光学系として複数枚の光源側レンズ群226と1枚のミラー228を有するものである。
更に、ランプ電源回路187やプロジェクタ制御手段181を取り付けた回路基板180、光源装置210からの射出光を表示素子230に照射する光源側光学系220、及び、複数の画素を行方向及び列方向にマトリクス状に配列して入射した光の反射を制御することにより画像を表示する表示素子230、更に、表示素子230からの射出光をスクリーン等の投影面に投影する投影側光学系250である固定レンズ群253や可動レンズ群255を組み込んだプロジェクタ100である。
この回路基板180には、マイクロコンピュータによるプロジェクタ制御手段181が設けられ、この制御手段181により、プロジェクタ内の各回路の動作制御を行い、電源スイッチ111がオン状態とされると光源装置210の放電ランプ211を点灯させると共に、冷却ファン190を放電ランプ211の出力や冷却ファン190のファン形状及び配置などに合わせた定格速度で駆動させ、左側面パネル150の吸気口155から外気を取り入れ、右側面パネル140の排気口145から内部の空気を排出しつつプロジェクタ100をスタンバイ状態とするものである。
そして、放電ランプ211の温度が所定温度に上昇して発光が安定すると、画像信号の入力による画像の投影を可能とするものである。
又、電源スイッチ111がオフ状態とされると放電ランプ211を消灯すると共に、タイマーにより数分間程度の所定時間だけ冷却ファン190の駆動を持続させてプロジェクタ100の内部を冷却した後に全ての動作を停止させる等の制御も行なうものである。
そして、表示素子230は、カラーフィルターのような入射光を着色する手段を備えない表示素子230であり、この実施例では、一般にDMD(Digital Micromirror Device)と略称されるマイクロミラー表示素子230を用いている。このマイクロミラー表示素子230の横と縦の比は通常4:3となっており、横長の長方形形状である。
このマイクロミラー表示素子230は、その正面方向に対して一方向に傾いた入射方向から入射した光を、上述の複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより正面方向のオン状態光線と斜め方向のオフ状態光線とに分けて反射することにより画像を表示するものであり、一方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより正面方向に反射するオン状態光線とし、他方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより斜め方向に反射してオフ状態光線とすると共に、このオフ状態光線を吸光板で吸収し、正面方向への反射による明表示と、斜め方向への反射による暗表示とにより画像を表示するものである。
そして、光源装置210は、内部に放電ランプ211を備え、内面が反射面とされる楕円球面形状のリフレクタと、このリフレクタの前方にリフレクタ前方の開口を塞ぐように防爆面が設置されるものであり、放電ランプ211はランプ電源回路187から電源を供給可能に導線により接続され、放電ランプ211が発光してリフレクタの反射面により反射して、光源装置210の前方に光を照射するものである。
又、光源装置210からの射出光をマイクロミラー表示素子230に入射させる光源側光学系220は、カラーホイール221や導光装置224、複数枚のレンズである光源側レンズ群226、及び、ミラー228で構成している。このカラーホイール221は薄肉円盤状であり、光源装置210からの射出光を順次着色するためのカラーフィルターを平面上に有している。
この導光装置224は、カラーホイール221の射出側に入射面を対向させる位置として配置し、入射面から入射した光を出射面から均一な強度分布の光として射出するものである。この導光装置224から射出する光はその後の光源側光学系を介してマイクロミラー表示素子230に照射されるため、マイクロミラー表示素子230の大きさ、形状に適した光を射出する必要がある。
そして、光源側光学系220のミラー228は、光源装置210から射出され、導光装置224とカラーホイール221と光源側レンズ群226とを透過した光を、マイクロミラー表示素子230に向けて反射することによりマイクロミラー表示素子230にその正面方向に対して一方の方向に傾いた方向から光を投射するものである。
又、投影側光学系250は、固定レンズ群253を内蔵する固定鏡筒と、この固定鏡筒に係合され、回転操作により軸方向に進退移動可能とされる可動レンズ群255を内蔵する可動鏡筒とを備え、これらの鏡筒内に組み込まれた複数枚のレンズの組み合わせによりズームレンズを形成する投影側光学系250としているものである。
このように、このプロジェクタ100は、光源装置210から光を一方向に射出させ、光源側光学系220のカラーホイール221を高速で回転駆動させることにより、光源装置210から光源側光学系220に入射した光を、カラーホイール221により順次着色し、さらに導光装置224により強度分布を均一にして、光源側光学系220としてのレンズ及びミラー228によりマイクロミラー表示素子230に向けて投射することができるものである。
そして、電源投入時から所定時間が経過して光源装置210からの光が安定すると、カラーホイールを透過することで着色された各色の光の投射周期に同期させてマイクロミラー表示素子230に各色の単色画像データを順次書込むことにより、マイクロミラー表示素子230の正面方向に反射するオン状態光線によりマイクロミラー表示素子230に各色の単色画像を順次形成させ、マイクロミラー表示素子230から順次射出する各色の単色画像光を、投影側光学系250のレンズ群253、255により拡大して投影面に投影するものであり、投影面に、各色の3色の単色画像が重なったフルカラー画像を表示するものである。
そして、本発明の導光装置224は、図3に示すように、導光路を形成する第1導光部材241と第1導光部材241の導光路よりも屈折率の小さな導光路を形成する第2導光部材242とを有している。この第1導光部材241は中実の光学ガラスであり、略正方形の入射面243を有すると共にこの入射面243に垂直な第1光軸245と第1光軸245に傾斜した出射面244を有した四角柱形状のガラスロッドである。この第1光軸245は光源装置から射出された光線束の光軸である。そして、第1導光部材は入射面243と出射面244との間に直方体部分241aと三角柱部分241bを有した形状であり、直方体部分241aと三角柱部分241bは同一の材質で一体に一成形されている。
又、第2導光部材242も、中実の光学ガラスであり、第1光軸245と交わる第2光軸246を有して第1導光部材241の出射面244と同一形状及び同一大きさの平面である入射口247を有すると共に第2光軸246と垂直な長方形の射出口248を有した四角柱形状であって、入射口247と出射口248との間のロッド内を導光路としている。
尚、この第2導光部材242の射出口248に対する入射口247の傾きの角度は、第1導光部材241の入射面243に対する出射面244の傾きの角度より大きく形成している。そして、第1光軸245と第2光軸246との交わる角度xが
n2・sin(x+90°−α)=n1・sin(90°−α)
但し、n1は第1導光部材における導光路の屈折率
n2は第2導光部材における導光路の屈折率
αは出射面と第1光軸との交わる角度
とするものである。
又、第1導光部材241の出射面244と第2導光部材242の入射口247を対向して接着することで同一面としており、導光装置224はこの接着した部分で屈曲した形状で、第1光軸245は第1導光部材241と第2導光部材242の屈折率の差により屈折して第2光軸246となる。
そして、上述したように、第2導光部材242の出射口248に対する入射口247の傾きの角度を、第1導光部材241の入射面243に対する出射面244の傾きの角度より大きく形成しているため、導光装置224より後の光源側レンズ群等に光を射出する第2導光部材242の射出口248の形状は、光源装置210から射出される光線束が入射する入射面243の形状より上下方向が小さくなった横長の長方形形状とすることができる。
又、上述した導光装置224では、第1導光部材241と第2導光部材242を中実の光学ガラスとしたが、図4に示すように、第1導光部材241を中実の光学ガラスとし、第2導光部材242を内面に反射面249を備えた中空のライトトンネルとすることもある。第2導光部材242をライトトンネルとした場合も第1導光部材241の屈折率がライトトンネルの導光路となる空気の屈折率より大きいため第1光軸245を屈折させて第2光軸246とすることができる。
これらの導光装置224は、図5に示すように、光源装置210の有するリフレクタにより集光された光が第1導光部材241の略正方形形状の入射面243に入射し、第1導光部材241の導光路で均一化された光線束とされて出射面244に照射し、出射面244で第1光軸245が屈折し、第2導光部材242の入射口247に入射して第2光軸246に沿った光線束となり、第2導光部材242の導光路で均一化された後、横長の長方形形状の射出口248より横長の長方形形状の光線束として外部に射出される。
つまり、出射面244で屈折した後に第2導光部材242に入射するため、入射面243は略正方形形状とされることで光源装置210から射出された略円形状の光線束を無駄なく取り込むことができ、射出口248は長方形形状となっているため、DMD等のマイクロミラー表示素子と同様の横長の長方形形状の光線束を射出することができるものである。
尚、これまでに述べた導光装置224では、第1導光部材241の入射面243と出射面244との間に直方体部分と三角柱部分を有した形状であったが、図6(a)又は図6(b)に示すように、中実の光学ガラスで形成された第1導光部材241は直方体部分を有さない三角柱部分のみで形成した三角柱形状とし、直角を形成する2面の内の1つを入射面243とし、斜辺面を出射面244とすることもある。この場合には第1導光部材241で光線束を均一化していないため、第2導光部材242で均一化されていない光を均一化した光線束とする必要があり、第2導光部材242の長さを長めに形成する必要がある。
このように第1導光部材241を三角柱形状とした場合でも、上述した導光装置224と同様に入射面243より入射した光線束の第1光軸245が出射面244で屈折して第2光軸246となり、第2導光部材242に入射して第2導光部材242の内部で均一化した光線束とされて出射口248より外部に射出することができる。
そして、導光装置224をプロジェクタに配置する場合は、図7に示すように、光源装置210の射出光の光軸に第1光軸245を一致させて入射面243を光軸に対して垂直に交差させ、且つ、射出口248から射出される光軸がその後の光学系の光軸と同一になるように配置している。そのため、光源装置210は、プロジェクタ100の底面に対して第1光軸245及び第2光軸246が共に斜めになるように配置されている。このように配置することにより、第1導光部材241のプロジェクタ100の底面に対しての傾きが小さくなり、よって光源装置210の傾きも小さくなるため、プロジェクタ100の厚みを薄く形成することが可能となる。
又、第1光軸245又は第2光軸246がプロジェクタ100の底面に対して平行になるように配置することもできる。第2光軸246をプロジェクタ100の底面と平行に配置する場合は、導光装置224以降の光学系レンズの光軸をプロジェクタ100の底面に対して平行とすることが可能となるなど、レンズ群の組み合わせや設計を容易とすることもできる。
本実施例によれば、光源装置からの射出光を取り込む入射面の面積は広いままで射出口の面積を小さくすると共に、射出口から射出される光の内有効光となる光量を増やすことができる導光装置と、当該導光装置を用いた高輝度なプロジェクタを提供することができる。又、射出口を横長の長方形形状とすることができるため、DMD等のマイクロミラー表示素子と同様に横長の長方形形状の光線束を射出することができる。
尚、本発明は、以上の実施例の形態に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
本発明の実施例のプロジェクタの斜視図。 本発明の実施例のプロジェクタの上面を取り除いた斜視図。 本発明の実施例の導光装置の断面図。 本発明の実施例の導光装置のその他の形状を示す斜視図。 本発明の実施例の導光装置の光の流れの説明図。 本発明の本発明の実施例の導光装置のその他の形状を示す断面図。 本発明の実施例のプロジェクタの縦断面図。
符号の説明
100 プロジェクタ 110 上面パネル
111 電源スイッチ 112 電源ランプインジケータ
113 手動画質調整キー 114 自動画質調整キー
115 光源ランプインジケータ 116 加熱インジケータ
118 拡声穴 119 開閉蓋
120 前面パネル 121 レンズカバー
123 投影口 130 後面パネル
140 右側面パネル 145 排気口
150 左側面パネル 155 吸気口
160 底面パネル 170 前足部材
175 後足部材 180 回路基板
181 プロジェクタ制御手段 187 ランプ電源回路
190 冷却ファン 210 光源装置
211 放電ランプ 220 光源側光学系
221 カラーホイール
224 導光装置 226 光源側レンズ群
228 ミラー 230 マイクロミラー表示素子
241 第1導光部材 241a 直方体部分
241b 三角柱部分 242 第2導光部材
243 入射面 244 出射面
245 第1光軸 246 第2光軸
247 入射口 248 射出口
249 反射面
250 投影側光学系 253 固定レンズ群
255 可動レンズ群

Claims (13)

  1. 導光路を形成する第1導光部材と第1導光部材の導光路よりも屈折率の小さな導光路を形成する第2導光部材とを有し、
    前記第1導光部材は略正方形の入射面を有すると共にこの入射面に垂直な第1光軸と当該第1光軸に傾斜した出射面とを有し、
    前記第2導光部材は、前記第1光軸と交わる第2光軸を有して前記第1導光部材の出射面と同一形状及び同一大きさの平面である入射口を有すると共に前記第2光軸と垂直な長方形の射出口を有することを特徴とする導光装置。
  2. 前記第1導光部材及び第2導光部材が中実の光学ガラスであることを特徴とする請求項1に記載の導光装置。
  3. 前記第1導光部材が中実の光学ガラスであって、前記第2導光部材が内面に反射面を備えた中空のライトトンネルであることを特徴とする請求項1に記載の導光装置。
  4. 前記第1導光部材は入射面と出射面との間に直方体部分と三角柱部分を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の導光装置。
  5. 前記第1導光部材が直角三角柱形状であって、直角を形成する2面の内の1つを前記入射面とし、斜辺面を前記出射面とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の導光装置。
  6. 前記第1光軸と第2光軸との交わる角度xが
    n2・sin(x+90°−α)=n1・sin(90°−α)
    但し、n1は第1導光部材における導光路の屈折率
    n2は第2導光部材における導光路の屈折率
    αは出射面と第1光軸との交わる角度
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の導光装置。
  7. 光源装置と、
    光源側光学系と、
    投影画像を生成する表示素子と、
    投影画像を投影する投影側光学系と、
    プロジェクタ制御手段とを備え、
    前記光源側光学系は、カラーホイールと、導光装置と、光源側レンズ群と、反射ミラーとを備え、
    前記導光装置は、
    導光路を形成する第1導光部材と第1導光部材の導光路よりも屈折率の小さな導光路を形成する第2導光部材とを有し、
    前記第1導光部材は略正方形の入射面を有すると共にこの入射面に垂直な第1光軸と当該第1光軸に傾斜した出射面とを有し、
    前記第2導光部材は、前記第1光軸と交わる第2光軸を有して前記第1導光部材の出射面と同一形状及び同一大きさの平面である入射口を有すると共に前記第2光軸と垂直な長方形の射出口を有することを特徴とするプロジェクタ。
  8. 前記第1導光部材及び第2導光部材が中実の光学ガラスであることを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタ。
  9. 前記第1導光部材が中実の光学ガラスであって、前記第2導光部材が内面に反射面を備えた中空のライトトンネルであることを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタ。
  10. 前記第1導光部材は入射面と出射面との間に直方体部分と三角柱部分を有することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載のプロジェクタ。
  11. 前記第1導光部材が直角三角柱形状であって、直角を形成する2面の内の1つを前記入射面とし、斜辺面を前記出射面とすることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載のプロジェクタ。
  12. 前記第1光軸と第2光軸との交わる角度xが
    n2・sin(x+90°−α)=n1・sin(90°−α)
    但し、n1は第1導光部材における導光路の屈折率
    n2は第2導光部材における導光路の屈折率
    αは出射面と第1光軸との交わる角度
    であることを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれかに記載のプロジェクタ。
  13. 前記光源装置は、プロジェクタの底面に対して前記第1光軸及び第2光軸が共に斜めになるように配置されていることを特徴とする請求項7乃至請求項12のいずれかに記載のプロジェクタ。
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