JP2005037289A - 酸素検知機能を有する包装材料及びそれを用いた包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 積層構造の包装材料の一層を構成する樹脂内に酸化又は還元により変色する色素を封じ込むことにより、内容物に直接接触する恐れがなく、溶剤臭などの内容物に対する悪影響を及ぼすことがない酸素検知機能を有する包装材料及びそれを用いた包装体(包装容器)を提供する。
【解決手段】 少なくとも酸素検知層1とその外部側に配された酸素難透過性層2を含む積層フィルムであって、上記酸素検知層が、(a)該酸素検知層を構成する樹脂が、MFR(メトロフローレート)が0.1〜50(g/10分)の範囲にある樹脂からなり、かつ、(b)該樹脂中に酸化又は還元状態で変色する色素を含むことによって酸素検知機能を有することを特徴とする包装材料が提供される。上記酸素難透過性層は、酸素難透過性の透明樹脂層、酸素難透過性の遮光性樹脂層、又は、光及び酸素難透過性の金属層からなる。好適には、最内層としてシーラント層が形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食品等の内容物を密封包装する包装体(包装容器)の流通過程などでの破損、悪戯開封、ピンホール、密封不良などによる内部への外気侵入の検知を容易に行なうことができる包装材料及びそれを用いた包装体に関する。
食品などを密封包装する包装体については、品質保証の手法として、密封不良による内部への酸素侵入の検知を肉眼で行なえることが従来から望まれてきた。この方法としては、酸素の存在によって発色又は変色する色素を含む錠剤を包装体内に投入する方法(錠剤型酸素検知方法)や、酸素の存在によって発色又は変色する色素を有機溶媒などと混合してインク化し、積層フィルムの内層に印刷を施す方法が既に開発されている(例えば、特許文献1〜3参照)。ここで、錠剤型酸素検知方法に用いられる錠剤は、還元状態の色素と充填剤と混合し、錠剤化したものであり、これを袋内に同封しておき、袋内に酸素が侵入すると還元状態の色素が酸化されて発色し、袋内に酸素が存在することを肉眼で検知できるという機能を有している。この錠剤型酸素検知方法の場合、初期の包装体内の酸素を少なくしておく必要があり、この方法としては、ガスバリヤー性に優れた塩化ビニリデン樹脂をコーティングしたフィルム製の袋に真空包装する方法や、同様な袋に内容物と脱酸素剤とを同時に密封し、内部の酸素を無くする方法が行なわれている。
特許第3070169号公報(特許請求の範囲) 特許第3217823号公報(特許請求の範囲) 特許第3217824号公報(特許請求の範囲)
しかしながら、従来の錠剤型酸素検知方法の場合には、内容物が液状の食品や飲料品等の場合、例えばレトルトカレーなどの液状の場合、内容物に接触して錠剤が溶けたりする問題があるため使用できず、また、たとえ溶解防止のため樹脂製小袋に入れて封入しても、これが異物の原因となるなどの問題があるため使用できない。
また、他の方法として、前記したように、包装材の内層の一部に、酸化又は還元により変色する色素を有機溶剤に溶解してインク化し、印刷することにより酸素インジケーター層を設ける方法もあるが、インク化の際に多量の有機溶剤やバインダー材を必要とするため、溶剤などのインク臭が内容物の食品等に移行し、食味に悪影響を与えるなど種々の問題がある。
従って、本発明の目的は、積層構造の包装材料の一層を構成する樹脂内に酸化又は還元により変色する色素を封じ込むことにより、内容物に直接接触する恐れがなく、溶剤臭などの内容物に対する悪影響を及ぼすことがない酸素検知機能を有する包装材料及びそれを用いた包装体(包装容器)を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明によれば、少なくとも酸素検知層と酸素難透過性層とを含む積層フィルムであって、上記酸素検知層が、(a)該酸素検知層を構成する樹脂が、MFR(メトロフローレート)が0.1〜50(g/10分)の範囲にある樹脂からなり、かつ、(b)該酸素検知層の樹脂中に酸化又は還元状態で変色する色素を含むことによって酸素検知機能を有することを特徴とする包装材料が提供される。ここで、「変色」は、色が変化することを意味し、発色及び消色を含む概念である。
好適な態様においては、上記酸素難透過性層が、酸素難透過性の透明樹脂層、酸素難透過性の遮光性樹脂層、及び酸素難透過性の金属層よりなる群から選ばれた少なくとも1層からなる。さらに好適には、最内層としてシーラント層が形成される。ここで、「酸素難透過」には、酸素不透過を含む。また、「透明」には、半透明を含む。
さらに本発明によれば、このような包装材料から作製されてなる包装体(包装容器)も提供される。
本発明の包装材料は、特定のMFR範囲にある樹脂中に酸化又は還元状態で変色する色素を封じ込んで酸素検知層を形成したものであるため、該色素が移行して内容物に接触する恐れはなく、従って、内容物に悪影響を及ぼすことはない。その結果、本発明によれば、衛生上の問題や、食味等の内容物の品質に悪影響を及ぼすことがない酸素検知機能を有する包装体(包装容器)を提供でき、品質低下につながる悪戯による開封やピンホール不良などに起因する容器内部への酸素侵入を容易に視認でき、密封不良品の検知を簡単に行なうことができる。
本発明の包装材料は、前記のように、積層フィルムの酸素検知層が、MFRが0.1〜50(g/10分)の範囲にある樹脂中に、酸化又は還元状態で変色する色素を含むこと、即ち該色素の樹脂中への練り込みによって酸素検知機能を有する酸素検知層が形成されていることを特徴としている。
前記したように、従来、包装材の内層の一部に、酸化又は還元により変色する色素をバインダー材料と共に有機溶剤に溶解させてインク化し、印刷することにより酸素インジケーター層を設ける方法が提案されているが、これは印刷後に乾燥して有機溶剤を蒸発させ、層間に上記色素が存在するようにしたものである。即ち、酸素インジケーター層の表面に上記色素が露出して存在することにより、層間を透過する酸素を検知しようとするものであり、樹脂中に色素を練り込むという発想は全く見られない。これは、樹脂中に色素を練り込んだ場合、酸素を検知できないと考えられるためと判断される。これに対して、本発明者の研究によると、MFRが0.1〜50(g/10分)の範囲にある樹脂中に、酸化又は還元状態で変色する色素を練り込んだ場合、この樹脂中を酸素が浸透・拡散するため、その存在を上記色素の変色によって検知できることを見出し、本発明を完成させるに至ったものである。
前記したように、本発明は、特定のMFR範囲にある樹脂中に、酸化又は還元状態で変色する色素を練り込むという全く斬新な発想に基づき酸素検知層を形成したものである。このように、酸素検知層を形成する樹脂中に酸化又は還元状態で変色する色素を封じ込むことによって、該色素が移行して内容物に接触する恐れはなく、従って、内容物に悪影響を及ぼすことはない。これに対して、従来の色素をインク化して印刷する方法の場合、乾燥によってもなお有機溶剤が残存するため、有機溶剤が内容物の食品等に移行して悪影響を及ぼすという問題があるが、本発明の方法によればこのような問題は全て解消できる。
以下、本発明の包装材料及びそれを用いた包装体について詳細に説明する。
包装材料の層構成:
本発明の包装材料は、少なくとも酸素検知層と、その外部側に配された酸素難透過性層とを含む積層フィルムであるが、好ましくは最内層にシーラント層を含み、それによってヒートシールによる製袋が可能となる。また、必要に応じて、シーラント層と酸素検知層との間、あるいはさらに酸素検知層と酸素難透過性層との間に接着剤層や他の所望の機能層を介在させることも可能である。また、最外層として、他の樹脂層や印刷層を形成することも可能である。
酸素難透過性層としては、酸素難透過性の透明樹脂層、酸素難透過性の遮光性樹脂層、或いは酸素難透過性の金属層のいずれか1層以上を用いることができる。これらの中でも、酸素難透過性の透明樹脂層を用いた場合、酸素検知層の変色を包装体外から視認できるため好ましい。一方、酸素難透過性の遮光性樹脂層、或いは酸素難透過性の金属層を用いた場合、包装体開封時に包装体内面を目視してチェックすることになるので、確認操作性の点で難点がある。但し、内容物が光を嫌うものである場合には、遮光性樹脂層や金属層を好適に用ることができる。
前記酸素難透過性の透明樹脂層としては、例えばポリビニルアルコール、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等の樹脂層や、これらの樹脂層にシリカやアルミナ蒸着を施したもの、これら或いは他のポリマーからなる樹脂層にポリ塩化ビニリデンをコーティングしたもの等が挙げられる。透明樹脂層の厚さとしては、5〜100μm程度が好ましい。厚さが5μmよりも薄いと強度的な問題を生じ、一方、100μmより厚くしても材料価格などの経済的負担が上昇するのに対し、酸素遮断性能のさらなる向上は期待できないので実用上好ましくない。また、酸素難透過性の遮光性樹脂層とは、上記のような酸素難透過性樹脂に顔料やフィラー、紫外線吸収剤等を添加したり、樹脂表面に遮光性の高いインク、例えばカーボンブラックなどを含有するインクを印刷して遮光性を付与したものを指す。
また、酸素難透過性の金属層としては、アルミ箔やアルミ蒸着層などが好適である。金属層の厚さとしては、1〜50μm程度が適当である。金属層の厚さが1μmよりも薄いと屈曲ピンホール耐性などの強度的な問題を生じ、一方、50μmより厚くしても材料価格などの経済的負担が上昇するのに対し、ピンホール耐性や酸素遮断性能のさらなる向上は期待できないので実用上好ましくない。
本発明の包装材料の主要構成層である酸素検知層は、下記(a)及び(b)の特徴を有するものである。
(a)酸素検知層を構成する樹脂は、MFR(メルトフローレート)が0.1〜50(g/10分)の範囲にある樹脂からなり、
(b)該樹脂中に酸化又は還元状態で変色する色素を含む。
また、上記樹脂成分に加え、本発明の効果を損なわない範囲で他の合成樹脂を配合してもよい。さらに、必要に応じて各種樹脂添加剤を配合することもできる。
酸素検知層の厚さは、5〜100μm程度が好ましい。厚さが5μmよりも薄いと、強度が低下するだけではなく、色自体が薄くなってしまい、変色が分かり難くなる傾向となるため好ましくない。一方、100μmよりも厚くした場合、層内の酸素の浸透・拡散に時間を要したり、変色が包装体部位でバラツクなど変色の不均一性を生じ易くなるので好ましくない。
酸素検知層を構成する母材樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン系樹脂や、ポリエステルなど、色素を配合でき、酸素透過性が良い樹脂であればいずれも使用可能である。これらの中でも、機械的諸物性に優れ、色素などの添加を多量に行なえ、発色性が高まる点からポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン系樹脂が好ましい。
母材樹脂のMFRは、酸素検知層成形時のフィルムの押出し成形性や色素の分散性に悪影響を及ぼさない範囲で大きい方が好ましい。なお、本発明においては、MFRはJ1S K6760に従い、230℃、2.16kg荷重で測定した値である。
酸素検知層に配合する色素は、酸化状態又は還元状態で変色(発色、消色)する色素であれば、公知の色素のいずれも使用できる。具体例としては、インジゴイド系色素(インジゴスルフォン酸カリウム塩等)、チオインジゴイド色素(ミケスレン、ブリリアントピンクR等)、チアジン系色素、硫化系色素(C.I.スルファーブルー7等)が挙げられる。これらの色素以外にも、酸化又は還元状態で変色する金属系微粉末(鉄、アルミ等)なども利用できる。以上の如き色素は酸化状態でも還元状態でも使用することができる。これらの色素(顔料や染料とも言われるが、本明細書における「色素」はこれら顔料(変色性金属粉を含む)や染料を包含する概念である)は、単独でも、或いは2種以上を組み合わせても使用できる。
色素の配合量は、その種類及び目的とする色調により異なるが、通常、酸素検知層の樹脂成分100質量部当たり0.1〜30質量部程度が適当である。
上記色素は、還元状態であれば単独でも使用することができるが、酸素検知層の変色機能の安定性を高める為に還元剤を併用することが好ましい。また、前記色素は酸化状態でも使用できるが、この場合には還元剤の併用が必要である。この場合、包装体の酸素検知層は内容物充填使用前に空気中の酸素によって発色状態にあるが、これを脱酸素剤を併用(例えば、包装体内に脱酸素剤を封入したり、或いは、包装体の上面フィルムを本発明の酸素検知機能を有する積層フィルムから構成し、下面フィルムを脱酸素機能を有するフィルムで構成する態様など)すると、脱酸素剤により包装体内の酸素濃度が下がるにつれ、酸素検知層内にブレンドした還元剤が作用し、色素が還元されて変色する。この状態が保たれ、製品が工場から出荷され市場に至り、流通中のトラブルで悪戯による開封やピンホール、密封不良などに起因して包装体内に外気酸素が侵入すると、色素は再度酸化されて変色し、視覚的に異常(気密性が損なわれていること)を確認することができる。
上記色素と併用する還元剤は、合成樹脂にブレンド可能であり、かつ、色素を還元状態に保持し得るものであればいずれも使用可能であるが、ハイドロサルファイトのような強力な還元剤の場合には、該還元剤が色素を過還元して変色不能とする場合があり、また、保管時には該還元剤自体が空気中の酸素によって酸化されるなど、得られる包装材料の保存安定性が不足する場合があるので色素を選択する必要ある。このような観点から、常温では色素の還元性が低く、また、常温では空気中の酸素によって酸化され難い弱還元剤が好ましい。
このような弱還元剤としては、アスコルビン酸のように水酸基を有する樹脂酸や、樹脂の酸化防止剤など添加剤として使われるもので、還元能を有しているビタミン類(ビタミンCなど)や単糖類などを使用することができる。
還元剤の使用量は、前記色素1質量部に対して1〜30質量部の割合が好ましい。
また、酸素検知層の性能安定性を向上させるため、前記色素等と共に適当なアルカリ性物質をブレンドすることも好ましい。アルカリ性物質としては、色素の安定性向上のため、樹脂にブレンド可能な塩類であればよく、特定の物質に限定されないが、分散性などの点から炭酸カルシウムが好ましい。また、アルカリ性物質の使用量は、前記色素1質量部に対して3〜20質量部の割合が好ましい。
さらに、酸素検知層の耐衝撃性を向上させるため、エチレン・α−オレフィン共重合ゴムを配合することが好ましい。エチレン・α−オレフィン共重合ゴムとしては、α−オレフィン成分として、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘプテン−1等が挙げられ、これらの1種以上を用いることができる。該共重合ゴムの配合量としては、母材樹脂、特にポリオレフィン系樹脂100質量部当たり3〜20質量部の割合が適当である。
また、本発明の効果を損なわない範囲で、帯電防止剤や熱安定剤など、必要に応じて一般的な加工助剤を配合することもできる。
さらに、酸素検知層は、それ自体が少なくとも内層及び外層を有する積層体であってもよい。その場合、積層体の各層の組成は同一でも異なっていてもよく、例えば内層は普通の顔料を含有し、外層は酸化又は還元状態で変色する色素を含有するというように、各層が異なる着色剤を含有していてもよい。また、酸素検知層の内層と外層との間に、又は前記酸素難透過性の透明樹脂層と酸素検知層との間に、変色時の視認性や表示などの点から遮光層を有していてもよい。遮光層は、例えば透明樹脂層の酸素検知層側表面又は酸素検知層の透明樹脂層側表面等、各層表面に直接印刷等を施すことにより設けることができる。印刷は、公知の印刷インクを用い、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷等の公知の印刷手段を用いて行なえばよい。印刷のバターンとしては、文字や絵、幾何学模様、ファブリック調模様等いずれでもよく、また、印刷の回数は1回でも、複数回でもよい。
さらに、包装体全体の強度付与などの点から、内層と外層との間に本発明の目的を損なわない範囲で酸素検知層に加えて他の層を追加してもよい。この場合、ポリアミドなどの突き刺し強度が強い樹脂層などを追加することが好ましい。また、最外層として所望の保護層を設けることもできる。
本発明の包装材料の作製に当たっては、酸素検知層の外部側に接着剤を介して酸素難透過性層(透明樹脂層や金属層)が積層され、また好ましくは内部側に接着剤を介してシーラント層(接着層)が積層されるが、積層化は従来公知のドライラミネート法により実施すればよい。使用する接着剤としては、ビニル系、エポキシ系など、内容物、例えば食品を充填した後に行なわれる熱処理に応じて公知の材料を利用できる。酸素検知層の内部側に形成されるシーラント層(接着層)に使用される樹脂としては、酸素を酸素検知層まで透過させる必要があるので、外部側透明樹脂層とは異なり、気体透過性の高い樹脂が使用される。例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
次に、本発明の包装材料の層構成の幾つかの態様を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の包装材料の基本的な層構成を示し、内部側の酸素検知層1の上に外部側の酸素難透過性の透明樹脂層2が積層されたものである。
図2はその変形例を示し、内部側の酸素検知層1の上に、文字や絵、幾何学模様、ファブリック調模様等の所望のパターン状に遮光層3(遮光性の樹脂層や金属層でよく、また印刷されたものでもよい)が形成され、さらにその上に外部側の酸素難透過性の透明樹脂層2が積層されたものである。
図3及び図4は、前記層構成の好適な態様を示し、図3に示す包装材料は、酸素検知層1の上に外部側の酸素難透過性の透明樹脂層2が積層されていることは前記図1に示す層構成と同じであるが、酸素検知層1の内部側にシーラント層4が形成されている。
同様に、図4に示す包装材料も、図2に示す層構成の酸素検知層1の内部側にシーラント層4が形成されている。
前記した図1〜4に示す層構成の場合、酸素検知層1の上に外部側の酸素難透過性の透明樹脂層2が配されているため、これらの包装材料を用いて作製された包装体(包装袋)は、酸素の存在によって生じる酸素検知層1の変色状況を、透明樹脂層2を介して視認可能である。
一方、図5は、本発明の包装材料の他の基本的な層構成を示し、内部側の酸素検知層1の上に外部側の酸素難透過性の金属層5(遮光性樹脂層でもよい)が積層されたものである。
図6はその変形例を示し、上記図5に示す層構成の金属層5(又は遮光性樹脂層)の上に、さらに最外層としての保護層6(樹脂層又は印刷層)が積層されたものである。
図7及び図8は、前記層構成の好適な態様を示し、図7に示す包装材料は、酸素検知層1の上に外部側の酸素難透過性の金属層5(又は遮光性樹脂層)が積層されていることは前記図5に示す層構成と同じであるが、酸素検知層1の内部側にシーラント層4が形成されている。
同様に、図8に示す包装材料も、図6に示す層構成の酸素検知層1の内部側にシーラント層4が形成されている。
前記図3、図4、図7及び図8に示すように、最内層としてシーラント層4が形成されている場合には、ヒートシールにより製袋できるので包装体の製造が容易である。
本発明の積層フィルムからなる包装材料は、フィルム自体を成形して作られる袋状の包装体や、成形容器の蓋材などの包装体として利用できる。また、包装体(包装袋)の形状としては、平袋、スタンディング型など、任意の形状とすることができ、多水分食品や飲料、菓子類、酒類、畜肉加工品、魚肉加工品、ソース類、薬品等の酸化を避けたい各種内容物の包装に好適に用いることができる。
以下、実施例を示して本発明についてさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限り各種設計変更が可能であり、下記実施例に限定されるものではない。
酸素検知層テストフィルムの作製:
実施例1
変色剤として色素を使用したマスターバッチ(事前の高濃度材料)を以下のようにして作製した。即ち、ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q、三菱化学社製)50質量部、直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G、三菱化学社製)50質量部、顔料(ミケスレン ブリリアントピンクR、三井東圧社製)10質量部、炭酸カルシウム2質量部、アスコルビン酸0.5質量部、EPR(エチレン・プロピレン共重合ゴム)5質量部、その他添加剤(帯電防止剤、熱安定剤)10質量部を、高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均一に混合し、次いで押出成形機により180℃で押出し、ペレット状の酸素検知層用マスターバッチを得た。
続いて、上記のマスターバッチ30質量部とエチレン・プロピレン−ブロック共重合体100質量部をタンブラーで混合し、Tダイ式成型機により厚さ25μmの酸素検知層テストフィルムを作製した。(尚、2段に分けて混合したのは、色素や添加剤の分散をより均一化する方法が一般的に判りやすいためで、必ずしも2段にする必要はない。)
実施例2
変色剤として金属粉を使用したマスターバッチを以下のように作製した。即ち、ポリプロピレンブロック共重合体(商品名:BC−1Q、三菱化学社製)50質量部、直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:UJ−790G、三菱化学社製)50質量部、アルミ微粉末10質量部、炭酸カルシウム2質量部、アスコルビン酸0.5質量部、EPR(エチレン・プロピレン共重合ゴム)5質量部、その他添加剤(帯電防止剤、熱安定剤)10質量部を高速混合機(ヘンシェルミキサー)で均一に混合し、次いで押出成形機により180℃で押出し、ペレット状の酸素検知層用マスターバッチを得た。
続いて、上記のマスターバッチ30質量部とエチレン・プロピレン−ブロック共重合体100質量部をタンブラーで混合し、Tダイ式成型機により厚さ25μmの酸素検知層テストフィルムを作製した。
包装材料の作製:
ドライラミネート機にて、酸素難透過性の透明樹脂層/透明樹脂層/酸素検知層/シーラント層の順に各層間に接着剤を用いて積層化し、熱溶着密封可能な複合積層フィルムを実施例1(色素型)、実施例2(金属粉型)の2種類作製した。
なお、酸素難透過性の透明樹脂層、透明樹脂層、酸素検知層、シーラント層及び接着剤として用いた材料は下記のとおりである。
(1)酸素難透過性の透明樹脂層:
アルミナ蒸着ポリエステルフィルム(商品名:GL、凸版印刷社製)12μm (2)透明樹脂層:
延伸ナイロンフィルム(商品名:エンブレム、ユニチカ社製)15μm
(3)酸素検知層:
前記各実施例で作製したテストフィルム(OPPフィルム)25μm
(4)シーラント層:
直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(商品名:TUX−TWC、東セロ社製、乳白)40μm
(5)接着剤:各層間共通(商品名:LX747、大日本インキ社製)
上記のようにした得られた各複合積層フィルムを用い、一辺20cmの袋状テスト容器を作製した。
実施例1、2の各袋状テスト容器内に、脱酸素剤(商品名:RP−100、パウダーテック社製)を入れた後、バターピーナッツをそれぞれ入れ、バキュームシールし、検体を作製した。検体1は実施例1の色素型フィルムを用いたもの、検体2は実施例2の金属粉型フィルムを用いたものである。
両検体を4週間常温で保管し、袋状テスト容器内の酸素が完全になくなるのを確認後、検体に針で穴を開け、4週間保管観察した。
検体1においては、観察後1週間で、針穴を中心に周辺の酸素検知層が変色(淡く)し始めた。4週間後には袋全体が変色した。
検体2においては、4週間後ぐらいから、針穴を中心に周辺の酸素検知層が変色(暗色化)し始めた。また、検体1に比べ変色は遅いが、ピンホール部の変色が強く、ピンホールの部位特定などには効果が期待できる結果が得られた。
また、臭気についても調査したところ、インク方式などと比べ、両検体とも全く感じられず、バターピーナッツ風味の低下はなかった。
本発明の包装材料の基本的な層構成の一態様を示す概略部分断面図である。 本発明の包装材料の層構成の他の態様を示す概略部分断面図である。 本発明の包装材料の層構成のさらに他の態様を示す概略部分断面図である。 本発明の包装材料の層構成のさらに他の態様を示す概略部分断面図である。 本発明の包装材料の基本的な別の層構成の一態様を示す概略部分断面図である。 本発明の包装材料の層構成の別の態様を示す概略部分断面図である。 本発明の包装材料の層構成のさらに別の態様を示す概略部分断面図である。 本発明の包装材料の層構成のさらに別の態様を示す概略部分断面図である。
符号の説明
1 酸素検知層
2 酸素難透過性の透明樹脂層
3 遮光層
4 シーラント層
5 金属層
6 保護層

Claims (3)

  1. 少なくとも酸素検知層と酸素難透過性層とを含む積層フィルムであって、上記酸素検知層が、(a)該酸素検知層を構成する樹脂が、MFR(メトロフローレート)が0.1〜50(g/10分)の範囲にある樹脂からなり、かつ、(b)該酸素検知層の樹脂中に酸化又は還元状態で変色する色素を含むことによって酸素検知機能を有することを特徴とする包装材料。
  2. 前記酸素難透過性層が、酸素難透過性の透明樹脂層、酸素難透過性の遮光性樹脂層、及び酸素難透過性の金属層よりなる群から選ばれた少なくとも1層からなることを特徴とする請求項1に記載の包装材料。
  3. 前記請求項1又は2に記載の包装材料から作製されてなる包装体。
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