JP2005036956A - トルクコンバータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ピストン41は、フロントカバー2とタービン4との間の空間をフロントカバー2側のフロント室Fとタービン4側のリア室Rとに分割するように配置されており、流体によるフロント室F及びリア室Rの差圧によりフロントカバー2に対して接近・離反可能である。また、ピストン41は、ピストン本体41a、摩擦フェーシング61、孔部46、及びリード弁47を有する。孔部46は、フロント室F及びリア室Rを流通可能にする。リード弁47は、フロント室Fに対してリア室Rの流体圧力が高い場合に流体が孔部46を流通するのを規制する。孔部46は、ピストン本体41aの内周部に設けられている。
【選択図】 図1
Description
このトルクコンバータでは、規制弁がリード弁である。リード弁は、リア室に設けられており、フロント室に対するリア室の流体圧力が十分高い場合に、孔部を閉止してリア室からフロント室への流体流通を抑制する。リード弁が用いられることにより、簡便且つ安価に規制弁を設置することが可能となる。
<全体の構成>
トルクコンバータ1は、主に、フロントカバー2、インペラー3、タービン4、ステータ5、及びロックアップクラッチ6から構成される。
ドライブ部材52を構成する一対のプレート部材56、57は、軸方向に並んで配置されている。一対のプレート部材56、57は、複数のリベット55により互いに固定されている。一対のプレート部材56、57の外周縁には、外周側筒状部44に形成された突起44aに係合するように半径方向に延びる複数の突起56a、57aが形成されている。この係合により、ピストン41とドライブ部材52とが、軸方向に相対移動可能であるが回転方向において一体回転するようになっている。また、一対のプレート部材56、57は、内周部分が軸方向に互いに間隔をかけて配置されている。各プレート部材56、57の内周部には、円周方向に並んだ複数の切り起こし部56b、57bが形成されている。切り起こし部56b、57bは、トーションスプリング54を支持する支持部となっている。
以下では、トルクコンバータ1の動作について説明する。
〔ロックアップクラッチ不使用状態〕
エンジンからフロントカバー2にトルクが伝達されて回転すると、フロントカバー2に固定されたインペラー3が共に回転する。これにより、インペラー3からタービン4に作動流体が流れてタービン4を回転させる。これによりタービン4に伝達されたトルクは、図示しないメインドライブシャフトに伝達される。以上により、ロックアップクラッチ6の連結が解除されているときにもエンジントルクがメインドライブシャフトに伝達される。
スリップ制御が行われている状態において、トルクコンバータ1で伝達されるトルクは、ロックアップクラッチ6からタービン4を経て伝達されるトルクと、インペラー3からタービン4を経て伝達されるトルクとの和として構成されている。
スリップ制御状態よりもアプライ圧をさらに増加すると、リード弁47のリード48に加わる圧が増加して、孔部46を閉止することになる。これにより作動流体のフロント室Fへの流入が減少するため、フロント室Fに生じる背圧が低下する。よって、アプライ圧の増加に比べて、フロントカバー2に対するピストン41の押圧がさらに増すことになる。
本実施形態に係るトルクコンバータ1は、ピストン41に孔部46が設けられている。この孔部46は、アプライ圧が高まるとリード弁47により閉止される。これにより、このトルクコンバータ1では、ロックアップクラッチ6のスリップ制御と完全結合との両立が可能となっている。
2 フロントカバー
3 インペラー
4 タービン
5 ステータ
6 ロックアップクラッチ
41 ピストン
41a ピストン本体
46 孔部
47 リード弁
48 リード
49 リード保持板
50 リベット
51 溝部
61 摩擦フェーシング
62 摩擦面
71 ポンプ
Claims (5)
- 入力側のフロントカバーと、
前記フロントカバーに連結されて共に流体室を形成するインペラーと、
前記流体室内で前記インペラーに対向するタービンと、
前記インペラーと前記タービンとの間に配置されたステータと、
前記フロントカバーと前記タービンとの間の空間を前記フロントカバー側のフロント室と前記タービン側のリア室とに分割するように配置され、流体による前記フロント室及び前記リア室の差圧により前記フロントカバーに対して接近及び離反可能であるピストンと、
を備え、
前記ピストンは、円盤状の本体部と、前記本体部の外周部に配され前記フロントカバーに対向して摩擦係合可能な対向部と、前記フロント室と前記リア室とを流通可能にする孔部と、前記フロント室に対して前記リア室の流体圧力が高い場合に流体が前記孔部を流通するのを規制する規制弁とを有し、
前記孔部は、前記ピストンの内周部に設けられている、
トルクコンバータ。 - トーションスプリングを有するダンパー機構をさらに備え、
前記規制弁は、前記トーションスプリングより内周部に設けられている、請求項1に記載のトルクコンバータ。 - 前記規制弁は、前記本体部の前記リア室側に設けられ、前記孔部を閉止可能なリード弁である、請求項1又は2に記載のトルクコンバータ。
- 前記本体部は、前記リード弁が前記孔部を閉止する際に前記リード弁との接触面積を小さくするための溝部を前記孔部の周囲にさらに有する、請求項3に記載のトルクコンバータ。
- 前記リード弁は、前記孔部を閉止するように変形可能な薄板状の弾性部材であるリードと、前記リードの一端を前記本体部に固定する固定部と、前記リードと前記固定部との間に挿入され前記固定部による前記リードの変形を防止するリード保持板とを有する、請求項3または4に記載のトルクコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003321913A JP2005036956A (ja) | 2003-06-30 | 2003-09-12 | トルクコンバータ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2003321913A JP2005036956A (ja) | 2003-06-30 | 2003-09-12 | トルクコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005036956A true JP2005036956A (ja) | 2005-02-10 |
Family
ID=34220525
Family Applications (1)
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JP2003321913A Pending JP2005036956A (ja) | 2003-06-30 | 2003-09-12 | トルクコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005036956A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0446245A (ja) * | 1990-06-08 | 1992-02-17 | Honda Motor Co Ltd | 自動変速機 |
JPH0676761U (ja) * | 1994-04-13 | 1994-10-28 | 株式会社大金製作所 | ロックアップクラッチ付トルクコンバータ |
JP2001132819A (ja) * | 1999-08-26 | 2001-05-18 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | ロックアップクラッチ機構 |
-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003321913A patent/JP2005036956A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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A977 | Report on retrieval |
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A521 | Written amendment |
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