JPH0446245A - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JPH0446245A
JPH0446245A JP2150403A JP15040390A JPH0446245A JP H0446245 A JPH0446245 A JP H0446245A JP 2150403 A JP2150403 A JP 2150403A JP 15040390 A JP15040390 A JP 15040390A JP H0446245 A JPH0446245 A JP H0446245A
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clutch
gear
speed change
main shaft
speed
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Tsuneo Konno
常雄 今野
Tadashi Hanaoka
正 花岡
Naohisa Morishita
尚久 森下
Akira Doiguchi
土井口 晃
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、軽量且つコンパクトな自動変速機に関する。
(従来の技術) 従来、車両用自動変速機としては、エンジンに接続され
るトルクコンバータから成るメインクラッチと、該メイ
ンクラッチに接続されたメインシャフトと、該メインシ
ャフトに平行に延びるカウンタシャフトと、前記メイン
シャフト及びカウンタシャフト上に軸方向の異なる位置
にて配列された複数の変速クラッチと、前記カウンタシ
ャフト上に設けられた出力ギヤとを備えているいわゆる
二軸並列歯車式のものがある(例えば特公昭58−24
657号)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術では、メインクラッチとし
てトルクコンバータを用いているため、エンジントルク
の増幅作用により変速クラッチへの最大入力トルクが大
きい、これに対応するため、変速クラッチをトルク容量
が大となるように比較的大きいサイズに設計する必要が
あった。このため、メインシャフト上の変速クラッチと
カウンタシャフト上の変速ギヤ等との干渉を避けるため
、両者は互いに異なる軸方向位置に配設していた。
その結果、変速機全体の軸方向の寸法が大きくなってい
た。
更に、トルクコンバータは、クラッチオフ時にエンジン
トルクの伝達が完全に遮断せずメインシャフトに若干の
エンジントルクが伝達されるいわゆる引きずりがあり、
この引きずりに因りギヤが噛合しにくいことを避けるた
めにリバースギヤは常時噛合式のものを用いているが、
この方式のものは高回転時の相対回転差が大きいので、
近年のエンジンの高回転化への対応には不利である。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたもの
で、コンパクト且つ軽量で、しかもエンジンの高回転化
に対応可能な自動変速機を提供することである。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明の請求項1は、エ
ンジンに接続されるメインクラッチと、該メインクラッ
チに接続されたメインシャフトと、該メインシャフトに
平行に延びるカウンタシャフトと、前記メインシャフト
及びカウンタシャフト上に軸方向の異なる位置にて配列
された複数の変速クラッチと、前記カウンタシャフト上
に設けられた出力ギヤとを備える自動変速機において、
前記複数の変速クラッチのうち前記エンジンに最も近い
第1の変速クラッチを前記カウンタシャフト上の出力ギ
ヤと同一軸方向位置で前記メインシャフト上に配置する
と共に、第2の変速クラッチを前記第1の変速クラッチ
に次いでエンジンに近い軸方向位置で前記カウンタシャ
フト上に配置し、該第2の変速クラッチは縮径されて該
第2の変速クラッチと前記メインシャフト及びハウジン
グとの間に空間が画成され、該空間内において前記第2
の変速クラッチの外周に前記第1の変速クラッチに係合
する第1の変速ギヤを配置したことを特徴とする自動変
速機を提供するものである。
本発明の請求項2に依る自動変速機は、リバースアイド
ラギヤを前記空間内に摺動可能に配置すると共に前記第
2の変速クラッチの外周にリバースドリブンギヤを配置
したことを特徴とする。
(作用) メインクラッチがオンの状態で、第1の変速クラッチの
オン時エンジン出力は第1の変速クラッチから第2の変
速クラッチ上の第1の変速ギヤを介して出力ギヤに伝達
される。シフトレバ−が後退位置にあるときのみリバー
スギヤは接続される。
(実施例) 以下、図面に基いて本発明の詳細な説明する6第1図は
本発明の自動変速機の全体を示す縦断面図であり、自動
変速機は、メインクラッチ1、変速機2、及び差動装置
3から成る。
メインクラッチ1は乾式単板クラッチであり、エンジン
のクランク軸2に連結されたフライホイール3、クラッ
チ4、及び油圧アクチュエータ5により構成される。ク
ラッチ4は、後述するメインシャフト6の−@部にスプ
ライン係合したスプラインボス7と、該スプラインボス
の外周に圧入された基板8a及びその両面にリテーナ8
cにより固定保持された2枚のプレート8bから成るデ
ィスク8と、該ディスク8の外周に取付けられたクツシ
ョンプレート9と、該クツションプレート9の両面にリ
ベット10で固着された2枚のクラッチフェーシング1
0,11とから成る。ディスク8にはクラッチ接続時の
衝撃を防止するための複数個の弾性ゴム体12(1個の
み図示)が周方向に等間隔に装着されている。クラッチ
フェーシング10.11はフライホイール3とプレッシ
ャプレート13に夫々固着されている。
フライホイール3の外周部にはカバー14がボルト15
により固着され協働してクラッチハウジングを形成する
。該カバー14の外周部には前記プレッシャプレート1
3がボルト16により固定されている。
更に、プレッシャプレート13は油圧アクチュエータ5
のピストン17に止めネジ18により固定され、該ピス
トン17はカバー14にボルト19により固定された複
数個のシリンダ20内に夫々摺動可能に嵌装されている
該シリンダ20はメインシャフト6にニードルベアリン
グ22を介して回転自在に嵌装された中空軸21にボー
ルベアリング23を介して回転自在に嵌装されている。
シリンダ2o内には油路40.41が形成されると共に
、シリンダ2oと中空軸21間の空間はオイルシール4
3により密封された油室41となっており、作動油が油
路40.4]及び油室41を通ってピストン17の作動
室44に供給される。
上述のようなピストン17とシリンダ20とがら成る油
圧アクチュエータ5をメインクラッチlのクラッチハウ
ジング内に配置したので自動変速機の軸方向の寸法の短
縮化が図れる。
更に、ピストン17にはカバー14に固定された支軸2
4に回転可能に装着され周方向に等間隔に配された複数
個のバランサウェイト25 (1個のみ図示)が係合し
、クラッチハウジングの回転に伴ってバランサウェイト
25が支軸24を中心に半径方向外方に変位したときピ
ストンI7を反プレッシャプレート13側に押圧するよ
うになっている。
即ち、このバランサウェイト25は、油圧アクチュエー
タ5をクラッチハウジング内に内蔵したことにより、ク
ラッチハウジングの回転に伴うピストン・シリンダの回
転により生じる遠心力がピストン17に作用する作動油
圧に及ぼす影響をキャンセルするために設けられたもの
である。
上記遠心力はピストン17の作動油圧を実質的に増大さ
せる遠心油圧を形成するが、バランサウェイト25によ
る遠心油圧のキャンセル作用を第2図を参照して説明す
る。
クラッチハウジング回転時に実際にピストン】7にかか
る作動油圧はピストン・シリンダを従来のように非回転
とした場合に得られるべき元圧分(静圧)と回転により
加わる遠心油圧分とにより形成され、遠心油圧分はピス
トン17の半径方向外方部分に近づくにつれて増大する
バランサウェイト25に発生する遠心力Fcは下記式に
より表わされる。
Fc=mrω2 但し、m=バランサウェイトの質量 r=メインシャフトの軸心からバランサウェイトの中心
までの距離 ω=角速度 従って、バランサウェイトの作用点荷重FTは下記式に
より表わすことができる。
FT=Hm r ω2 但し、a=パランサウェイトの支点から作用点までの距
離 b=バランサウェイトの支点から質量中心までの距離 一方、遠心油圧分によりピストンに加わる荷重FHは下
記式により表わされる。
FH=”−ta2((r2’−r+’)−2ro2(r
22−r+2))g 但し、ra=ミニメインシャフト心からシリンダのメイ
ンシャフト側外周面まで の距離 rl=メインシャフトの軸心からシリンダのメインシャ
フト側内周面まで の距離 r2=メインシャフトの軸心からシリンダの反メインシ
ャフト側内周面ま での距離 g=重力加速度 γ=油の比重量 FT二Fi+となるように上記各諸元が決定されている
従って、クラッチハウジングの回転時、第2図において
左方向に発生するピストン荷重Fsは、バランサウェイ
ト25により反対方向に発生するFI+と等しい荷重F
Tにより相殺されるので、ピストン17には元圧分のみ
が作用する。
第1図に戻り、ピストン17の反クラッチ4側端の外周
に設けられた歯車30にはオイルポンプ31の入力歯車
32が係合し、エンジンクランク軸2の回転がフライホ
イール3、カバー14、シリンダ20を介してオイルポ
ンプ31に伝達され、クランク軸の回転に対して減速し
てこれを回転駆動するようになっている。
変速機2は、第1速−第4速ギヤ列G+−04、リバー
スギヤ列GR1及び第2速−第4速クラッチC2−Cq
から成る。
変速機2を収容するケース50はエンジン側ケース51
にボルト52により固定され、該ケース51かも反エン
ジン側端部にかけて略テーバ状又はすりばち状の形状を
呈している。その結果、ケースの剛性が向上しエンジン
作動時の騒音の低下が図れると共に、ニンジンルームへ
の組付性が向上する。
ケース50にはメインシャツl−6及びカウンタシャフ
ト53が互いに平行に延び、各一端が夫々ボールベアリ
ング54.55を介して回転可能に装着されている。カ
ウンタシャフト53の他端はコロ軸受90により回転可
能に支持されている。
メインシャフト6上には第3速クラツチC3と第4速ク
ラツチC4が、カウンタシャフト53上には第2速クラ
ツチC2が夫々装着されている。
各変速クラッチC2−C4は公知の油圧式多板クラッチ
から成り、夫々のシャフト6.53に一体回転可能にス
プライン嵌合したクラッチドラム、クラッチドラム及び
対応する変速ギヤにスプライン係合したクラッチプレー
ト、クラッチプレートを押圧しこれらを摩擦係合させる
ピストン、及びピストンを反クラッチプレート側に押圧
する戻しばねから成る。
第3速クラツチC3はエンジンに最も近い位置で且つカ
ウンタシャフト53上の出力ギヤ53aと同一軸方向位
置に配置されているにれにより変速機の軸方向寸法の縮
少化を図ることが出来る。
これは、前述の従来の自動変速機ではトルクコンバータ
と変速機との間のメインシャツI・上にオイルポンプを
配していたのを、本発明では前述したようにオイルポン
プ31をメインシャフトの側方に配したためである。
一方、カウンタシャフト53上の第2速クラツチC2は
従来のものに比して縮径されている。即ち、そのクラッ
チドラム56の外径は従来のものより/J−さく設計さ
れ、該クラッチドラム56とメインシャフト6及びケー
ス5oとの間に第3速ギヤ列G3、リバースギヤ列Gg
、及びパーキングギヤGrを収容し得る空間が画成され
ている。具体的には、第3速ギヤ列G3は、3速ドライ
ブギヤG3aがメインシャフト6上にニードルベアリン
グ57により回転可能に嵌装されると共に、該3速ドラ
イブギヤG3aに係合する3速ドリブンギヤG3bは第
2速クラツチC2のクラッチドラム56の外周面の一端
部に一体に形成されている。
更に、該外周面の中間部にはパーキングGrが一体に形
成されている。
更に又、クラッチドラム56の外周面の他端部にはリバ
ースギヤ列GRのリバースドリブンギヤGebが一体に
形成されている。リバースギヤ列GRは摺動噛合式のも
のであり、リバースドリブンギヤGgbはケース50に
固定されたシャフト58上に摺動可能に嵌装されたリバ
ースアイドラギヤG RCと噛合可能に配され、該リバ
ースアイドラギヤGRCはメインシャフト6」二に一体
回転可能にスプライン嵌合されたリバースドライブギヤ
ORaと噛合可能に配されている。
このように、第2速クラツチC2の外周に第3速ギヤ、
パーキングギヤ及びリバースギヤを配置したので、変速
機の軸方向寸法を更に縮少することが出来る。
この実施例ではメインクラッチ1としてトルクコンバー
タに代えて乾式単板クラッチを採用したため変速クラッ
チへの最大入力トルクが小さく、従って第2速クラツチ
C2の外径を小さく設計することが可能となった6しか
しながら、第2速クラツチC2はカウンタシャフト53
上に配置されるために比較的大きいトルク容量を必要と
し、このため必要トルク容量を確保するために他の変速
クラッチC3,C4よりもクラッチプレートの数が多く
なっているが、その反面、リバースアイドラギヤGlc
の摺動スペースが確保できると共に、第3速ギヤG3b
、リバースギヤGtbを第2速クラツチC2上にオーバ
ラップして配置することができる。
更に、ケース50のすりばち形状を考慮して外径の大き
いリバースギヤ列Giを上述のように第3速ギヤ列G3
の次にエンジンに近い位置に配置した。
リバースギヤ列ORの反エンジン側に隣接して、メイン
シャフト6上に一体回転可能にスプライン嵌装された第
2速ドライブギヤG2aと、カウンタシャフト53上に
ニードルベアリング59を介して回転可能に嵌装され2
速ドライブギヤGtaと噛合う第2速ドリブンギヤGz
bとから成る第2速ギヤ列G2が配置されている。
更に、的記第2速ギヤ列G2の反エンジン側に隣接して
、メインシャフト6上に一体回転可能にスプライン嵌装
された第1速ドライブギヤGxaと、カウンタシャフト
53上にニードルベアリング60を介して回転可能に嵌
装され第1速ドライブギヤG+aと噛合う第1速ドリブ
ンギヤG+bとから成る第1速(LOW)ギヤ列G1が
配置されている。
前述した従来の自動変速機では第1速ギヤ列はエンジン
から最も遠い位置に配置していたが、木発萌の自動変速
機ではケース50のすりばち形状を考慮して外径の大き
い第1速ギヤ列G1は比較的エンジンに近い位置に配置
している。
第1速ドリブンギヤGxbにはワンウェイクラッチCO
が噛合し、該ワンウェイクラッチCOはカウンタシャフ
ト53にニードルベアリング61を介して回転可能に嵌
合されたインナハブ62に噛合している。該インナハブ
62に隣接してセレクタハブ63がカウンタシャフト5
3上に一体回転可能にスプライン嵌装され、セレクタハ
ブ63の外周のチャンファに係合しインナハブ62の外
周のチャンファと係合可能なセレクタスリーブ64によ
りインナハブ62と一体回転可能に係合するようになっ
ている。即ち、セレクタスリーブ64を第1図において
左方の第1速位置しにシフトするとインナハブ62とセ
レクタハブ63とが噛合係合し、中間のニュートラル位
置Nにシフトすると両者間の係合が外れる。尚、セレク
タスリーブ64を右方の後退位置Rにシフトすると、イ
ンナハブ62とセレクタハブ63間は非係合のままであ
るが、後述するように、車室内のマニュアルシフトレバ
−(図示せず)を後退位置にシフトすると、リバースア
イドラギヤGtcを摺動駆動するシフトロッド67 (
第3図)が該リバースアイドラギヤGicを後退位置に
するように油圧駆動されると共に、゛このときのシフト
ロッド67の移動に連動してセレクタスリーブ64が後
退位置Rにシフトされる。
ワンウェイクラッチCoはメインシャフト6からカウン
タシャフト53への駆動トルクのみを伝達し、反対方向
のトルクは伝達しない。
メインシャフト6上には第1速ドライブギヤG+aの反
エンジン側に隣接して第4速クラツチC4が配置され、
そのクラッチドラムはメインシャフトと一体回転可能に
スプライン嵌装され、この第4速クラツチC4のクラッ
チプレートにスプライン保合して第4速ギヤ列G4のド
ライブギヤG4aがニードルベアリング65を介してメ
インシャフト6に対し回転可能に嵌装されている。第4
速ドライブギヤG4aに噛合する第4速ドリブンギヤG
4bがカウンタシャフトS3上に一体回転可能にスプラ
イン嵌合している。
このように、すりばち状のケース50の頂部となる最も
エンジンから遠い個所には外径が最も小さい第4速ギヤ
列G4が配置されている。これに応じて上述したように
、エンジンに最も近い個所に第3速クラツチC3及び第
3速ギヤ列G3を配置したのである。
カウンタシャフト53の出力ギヤ51は差動装置3に連
結されたファイナルシャフト91上の出力ギヤ(ファイ
ナルドライブギヤ)92と噛合している。
各変速クラッチC2−C4には互いに独立した作動油供
給経路too、 101.102が接続され、図示しな
い制御装置からの制御信号により応動する図示しない油
圧切換機構から各変速クラッチに作動油が供給される。
第3図は上述した第1図の自動変速機におけるリバース
ギヤ列OR及びセレクタスリーブ64の駆動機構を示す
一部断面図である。
前述したようにリバースギヤ列Giは摺動噛合式である
が、これはメインクラッチ1が乾式単板クラッチから成
るので、クラッチオフ時の引きずりがなく、摺動噛合式
でも後退位置へのシフトが円滑に行われるためであり、
常時噛合式のように高回転時の相対回転差が大きいこと
による不具合がなく、且つ構造も簡略化できると云う利
点もある。
セレクタスリーブ64は連結レバー66を介してシフト
ロッド67に連結されている。該シフトロッド67の一
端には油圧アクチュエータ68が接続され、他端には爪
部69aがリバースアイドラギヤGl!cに係合するリ
バースフォーク69が連結されている。
油圧アクチュエータ68は、第1、第2の作動油圧供給
ボート70.71が形成されたハウジング72と、該ハ
ウジング72の開口端を閉塞するばね座部材73と、シ
フトロッド67の前記一端に一体に形成されハウジング
72内のシリンダ74に摺動可能に嵌装されたピストン
75と、該ピストン75とばね座部材72fMJでシリ
ンダ74に摺動自在に嵌装された自由ピストン76と、
シリンダ72の一端壁とピストン75間に介在された第
1のばね77と、自由ピストン76とばね座部材73間
に介在された第2、第3のばね78゜79とから成る。
この油圧アクチュエータ68は、図示しない油圧切換機
構に接続され、該機構は図示しないマニュアルシフトレ
バ−のシフト位置に応じて油圧切換信号を供給する図示
しない制御装置に接続されている。
一方、リバースフォーク69は、ケース50に固定され
た支軸80に回動可能に装着されると共に、シフトロッ
ド67の前記他端に植設されたビン81が係合した屈曲
スロット82が形成されている。従って、シフトロッド
67が油圧アクチュエータ68により第3図中外又は右
方向に移動するにつれて支軸80を中心に回動し、その
際ビン81が屈曲スロット82に沿って移動して該スロ
ット82の両端の一方に至るとリバースフォーク69は
安定状態になる。
上述した駆動機構の作動を説明すると、先ずマニュアル
シフトレバ−がニュートラル位置にあるときは油圧切換
機構からは第1、第2の油圧供給ボーh70.71のい
ずれにも作動油が供給されない、従って、ピストン75
は第3図(a)において第1のばね77により右方に変
位する。第1、第2、第3のばね77.78.79の夫
々のばね力をA、B、Cとすると、これらの間の関係は
A(B+C,であり、従って、ニュートラル位置ではピ
ストン75が右方に変位して自由ピストン76に当接し
ても後者は第2、第3のばね78.79により左方に抑
圧変位されてそのフランジ部76aがハウジング72の
肩部72aに当接する左方極端位置に至る。従って、ピ
ストン75は第3図(a)において二点鎖線で示すよう
に左方に偏倚した自由ピストン76に当接した状態のニ
ュートラル位置に安定保持される。このとき、シフトロ
ッド67のビン81はリバースフォーク69の屈曲スロ
ット82の中間位l1l(二点鎖線)にあるのでリバー
スアイドラギヤGRCはリバースドライブギヤGia及
びリバースドリブンギヤG1ICと噛合しない位置にあ
る。
上述のピストン75の変位はシフトロッド67、連結部
材66を介してセレクタスリーブ64に伝達され、該セ
レクタスリーブ64は第3図(a)に二点amで示すニ
ュートラル位置Nを執り、インナハブ62とセレクタハ
ブ63とは非保合の状態におかれる。
次に、マニュアルシフトレバ−がDレンジ、Lレンジ等
の前進位置にシフトされると、油圧切換機構から第2の
油圧供給ボート7Iにのみ油圧が供給される。この油圧
をPとすると、 A(P の関係が成立する。このとき自由ピストン76は第2、
第3のばね78.79によりニュートラル位置と同じ左
方極端位置に保持されたままであるが、自由ピストン7
6に穿設したオイル通過孔76bを介して作動油圧がピ
ストン75に作用するので、上記関係によりピストン7
5は第3図(a)に実線で示す左方極端位置に変位し保
持される。このピストン75の変位はシフトロッド67
、連結部材66を介してセレクタスリーブ64に伝達さ
れ該スリーブ64は第3図(a)に実線で示す左方、即
ち前進位置しに変位してインナハブ62とセレクタハブ
63とを係合させる。このときシフトロッド67の変位
に伴ってそのビン81が屈曲スロット82の左側辺に沿
って移動してその左端に係合保持されるが、該左側辺は
シフトロッド67の軸に平行なためシフトフォーク69
は回動せずニュートラル位置に保持されたままである。
一方、マニュアルシフトレバ−が後退位置にシフトされ
ると、油圧切換機構から第1の油圧供給ボート70にの
み油圧Pが供給される。この油圧Pと第1のばね77の
力との和と第2、第3のばね78.79の和との関係は A+P)B+C が成立する。従って、ピストン75は自由ピストン76
を第2、第3のばね78.79の合成ばね力に抗して第
3図(b)に示すようにばね座部材73に当接する位置
まで抑圧変位する。この結果、セレクタハブ64は同図
(b)に示すように右方位置に変位しインナハブ62と
セレクタハブ63とが非保合になる。同時にシフトロッ
ド67の変位に伴ってそのビン81が屈曲スロット82
の図において右側辺に沿って移動して該スロット82の
右端に係合保持され、これに応じてシフトフォーク69
は第3[!I(b)の後退位置に回動する。従って、リ
バースアイドラギヤGicがリバースドライブギヤGi
a及びリバースドリブンギヤGgbに噛合う状態に至る
次に上述した構成の本発明の自動変速機の作動を述べる
車両の発進時や走行時等に油圧アクチュエータ5の作動
室44に作動油圧を供給すると、該作動油圧によりピス
トン17は摺動変位してプレッシャプレート13を押圧
し、クラッチフェーシング10.11を摩擦係合せしめ
、メインクラッチlが接続される。一方、車両の停止時
等に作動室44の油圧を解除すればピストン17は反ク
ラッチフェーシング10,11側に後退するので、メイ
ンクラッチ1は解離される。メインクラッチの接続状態
において、エンジン回転数が上昇すると遠心力によりバ
ランサウェイト25が半径方向外方に変位してピストン
17に反クラッチフェーシング10,11側の作用力を
及ぼし、遠心油圧をキャンセルする。
油圧アクチュエータ68によりセレクタスリーブ64が
前進位置しに保持されているときは、第1速ギヤ列G1
が確立し、メインシャフト6から第1速ギヤ列G1、ワ
ンウェイクラッチGo、インナハブ62、及びセレクタ
ハブ63を介してトルクがカウンタシャフト53に伝達
される。
次に、セレクタスリーブ64を前進位置しに保持したま
まで、第2速クラツチC2に作動油圧を供給しこれを接
続すると、第2速ドリブンギヤG2bがカウンタギヤ5
3に連結されて第2速ギヤ列G2が確立し、この第2速
ギヤ列G2を介してメインシャフト6からカウンタシャ
フト53にトルクが伝達される。この際、第1速ギヤ列
G1のドライブギヤG+aからドリブンギヤG1bにト
ルクが伝達されるが、ワンウェイクラッチCOの働きに
よって第1速とはならず第2速ギヤ列G2が確立し、こ
れは第3速、第4速のときも同様である。第2速クラツ
チC2を解除して@3クラッチC3を接続すれば、第3
速ドライブギヤGaaがメインシャフト6に連結されて
第3速ギヤ列G3が確立し、メインシャフト6から第3
速ギヤ列G3及び第2速クラツチC2のクラッチドラム
56を介してカウンタシャフト53にトルクが伝達され
る。また、第3速クラツチC3を解除して第4速クラツ
チC4を接続すれば、第4速ドライブギャG4aがメイ
ンシャフト6に連結されて第4速ギヤ列G4が確立する
また、油圧アクチュエータ68によりリバースアイドラ
ギヤGicを後退位置にシフトすると、該ギヤGRCは
リバースドライブギヤGia、リバースドリブンギヤG
gbに噛合してリバースギヤ列ORが確立しメインシャ
フト6からカウンタシャフト53に後進トルクが伝達さ
れる。
カウンタシャフト53に伝達されたトルクは該シャフト
53の端部に設けた出力ギヤ51から差動装置3の大径
の出力ギヤ92に伝達される。
次に、図示の実施例の各変速クラッチC2−04の作動
室内の作動油を排出させる排出弁について説明する。
先ず、従来の排出弁は第5図(a)、(b)に示すよう
に構成されている。
第5図(a)、  (b)において、変速クラッチのピ
ストン103には、クラッチプレートを収容する低圧室
104とピストン103を駆動するための油圧が導入さ
れるべき高圧室+05との間を連通ずる通孔106が穿
設されており、該通孔106の高圧室105側の開口部
を開閉し得るようにリード弁+07がリベット108に
よりピストン103の一端面に取(=Jけられている。
リード弁107は外力を受けない状態にあってはそれ自
身の弾性力により反通孔106側に反って通孔106を
開くが、高圧室105の内圧がクラッチ係合圧以上のと
き、該内圧により通孔106を閉じるように構成されて
いる。、2個のリベット+09によりピストン103の
前記端面に固着されているストッパ板110は、通孔1
03の開度を必要最小限に保つべくリード弁107の開
度を制限するためのものである。リード弁107の上端
部にはリード弁の動作を安定にするための重りIllが
設けである。
変速クラッチ解除時に前記高圧室105内への油圧の供
給が断たれると、リード弁107が開口して低圧室+0
4の残圧が通孔106を介して排出される。
しかしながら、近年のエンジンの高回転化により変速ク
ラッチの回転により生じる遠心力により低圧室!04の
半径方向外側部分内の油圧、即ち第5図()))にQで
示す部分の残留油が迅やかに初出されず、残圧として作
用して変速クラッチが完全に遮断しないことがあると云
う問題点があった。
第4図(a)、(b)は、本発明の自動変速機の変速ク
ラッチに設けられた排出弁の構造を示す。
同図において第5図(a)、  (b)と対応する要素
及び部分には同一符号を付して示す。
本発明の排出弁に依れば、通孔106は重りIllに略
対応する半径方向位置、即ち、上述した従来の排出弁に
比してより半径方向外方の位置に形成されている6ピス
トン103の高圧室105側端而に通孔106と同心に
形成された凹部112にカラー113が嵌合され、該カ
ラー113の一部は凹部112から突出し、その通孔1
14が通孔106に整合している。カラー113の外端
面はテーバ状になっており、リード弁107は外力を受
けない状態ではその弾発力により重りIllがカラー1
13の前記外端面と若干の間隔をおいた状態にあって通
孔114を開口している。高圧室105内の圧力がクラ
ッチ係合圧以上になるとリード弁107の変形により重
りIIIがカラー113の前記外端面に面接触してその
通孔114を閉じるようになっている。ストッパ+10
はリード弁107の止着手段を兼ねる2個のリベツ+−
1osによりピストン103に固着されている。
このように、排出用通孔106を半径方向外方位置に配
したことにより低圧室104内の残留油が残る領域は第
4図(b)にQ′で示ずように、従来の排出弁に比して
大幅に縮少し、従って変速クラッチ解除時に低圧室+0
4内の作動油が迅やかに効率良く排出できる。
(発明の効果) 以−L説明したように、本発明の請求項1によれば、エ
ンジンに接続されるメインクラッチと、該メインクラッ
チに接続されたメインシャフトと、ドメインシャフトに
平行に延びるカウンタシャフトと、前記メインシャフト
及びカウンタシャフト上に軸方向の異なる位置にて配列
された複数の変速クラッチと、前記カウンタシャフト上
に設けられた出力ギヤとを備える自動変速機において、
前記複数の変速クラッチのうち前記エンジンに最も近い
第1の変速クラッチを前記カウンタシャフト4゜ 上の出力ギヤと同一軸方向位置で前記メインシャフト上
に配置すると共に、第2の変速クラッチを前記第1の変
速クラッチに次いでエンジンに近い軸方向位置で前記カ
ウンタシャフト上に配置し、該第2の変速クラッチは縮
径されて該第2の変速クラッチと前記メインシャフト及
びハウジングとの間に空間が画成され、該空間内におい
て前記第2の変速クラッチの外周に前記第1の変速クラ
ッチに係合する第1の変速ギヤを配置したので、自動変
速機の軸方向寸法が従来のものに比して大幅に減少し、
小型軽量化を図ることが出来ると共に、エンジンの高回
転化に対応することが可能である。
また、本発明の請求項2に依れば、リバースアイドラギ
ヤを前記空間内に摺動可能に配置すると共に前記第2の
変速クラッチの外周にリバースドリブンギヤを配置した
ので、更にエンジンの高回転化により良く対応すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る自動変速機の全体構成
を示す縦断面図、第2図はメインクラッチの油圧アクチ
ュエータの拡大部分断面図、第3図(a)、  (b)
はリバースギヤ列及びセレクタスリーブの駆動機構を示
す断面図、第4図(a)。 (b)は本発明の自動変速機の変速クラッチの排出弁の
端面図及び断面図、第5図(a)、  (b)は従来の
排出弁の端面図及び断面図である。 1・・・メインクラッチ、2・・・変速機、6・・・メ
インシャフト、51・・・出力ギヤ、53・・・カウン
タシャフト、C:2−C4・・・第2−第4速クラツチ
(変速クラッチ)、C;1−04・・・第1−第4速ギ
ヤ列、Gt・・・リバースギヤ列、Gxb・・・リバー
スドリブンギヤ、GRc・・・リバースアイドラギヤ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンに接続されるメインクラッチと、該メイン
    クラッチに接続されたメインシャフトと、該メインシャ
    フトに平行に延びるカウンタシャフトと、前記メインシ
    ャフト及びカウンタシャフト上に軸力向の異なる位置に
    て配列された複数の変速クラッチと、前記カウンタシャ
    フト上に設けられた出力ギヤとを備える自動変速機にお
    いて、前記複数の変速クラッチのうち前記エンジンに最
    も近い第1の変速クラッチを前記カウンタシャフト上の
    出力ギヤと同一軸方向位置で前記メインシャフト上に配
    置すると共に、第2の変速クラッチを前記第1の変速ク
    ラッチに次いでエンジンに近い軸方向位置で前記カウン
    タシャフト上に配置し、該第2の変速クラッチは縮径さ
    れて該第2の変速クラッチと前記メインシャフト及びハ
    ウジングとの間に空間が画成され、該空間内において前
    記第2の変速クラッチの外周に前記第1の変速クラッチ
    に係合する第1の変速ギヤを配置したことを特徴とする
    自動変速機。 2、リバースアイドラギヤを前記空間内に摺動可能に配
    置すると共に前記第2の変速クラッチの外周にリバース
    ドリブンギヤを配置したことを特徴とする請求項1記載
    の自動変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005036956A (ja) * 2003-06-30 2005-02-10 Mazda Motor Corp トルクコンバータ

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