JP2005036343A - 細幅織物 - Google Patents

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Masashi Masutani
政司 枡谷
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AGOKKU KK
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Abstract

【課題】肩ひも(ストラップ)等のテープ状の細幅織物において、耳部をソフトにして肌触りの良い細幅織物を提供すること。
【解決手段】本体部と耳部とを有するテープ状の細幅織物であって、耳部には、経糸にて配した中心材を設け、この中心材と緯糸とによる織組織を形成し、さらに複数本の経糸からなる補助部材を上記中心材を取り囲むよう袋組織にて製織することにより、補助部材を中心材の周囲にカバー状に配する構成としたこと。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラジャーの肩ひも(ストラップ)や細幅テープ等に使用される細幅織物地に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来からブラジャーの肩ひも(ストラップ)等の細幅生地として、テープ状に形成された細幅織物や細幅編地が採用されている。そのうち、従来の細幅織物による肩ひもは、図5および図6に示すように、耳部Eは経糸のスパンデックス91と緯糸のウーリーナイロン糸92が1/1の平組織で製織されており、耳部の構成として経糸のスパンデックス91の外側周囲を緯糸92が取り巻く形態となっていて、端面に緯糸92が密に現れた構成となっている。
【0003】
例えば、一般的なテープ状の細幅織物としては、特許文献1として示した特開平5−86537号公報の図1に開示されているように、中空繊維1が経糸であり、これに緯糸2が二重に製織された構成が示されていて、緯糸2が経糸1の端面に密に現れた構成となっている。
しかしながら、上記従来の細幅織物では、耳部においてすべての緯糸92,2が経糸91,1に掛かっているため、経糸91,1の外側に緯糸92,2が連続して露出した状態で、かつ、経糸1に対して直交するように緯糸2が配置された状態となっている。
【0004】
したがって、上記従来の細幅織物では、織物の端面に連続して現れた緯糸が肌に対して接触するため、刺激が強くて堅さを感ずることとなり、不快感を生ずるという欠点があった。
そこで、この発明は、肩ひも等のようなテープ状の細幅織物において、耳部をソフトにして肌触りの良い細幅織物を提供することを目的としている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−86537号公報
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記した目的を達成する本発明による細幅織物は、本体部と耳部とを有するテープ状の細幅織物であって、耳部には、経糸にて配した中心材を設け、この中心材と緯糸とによる織組織を形成し、さらに複数本の経糸からなる補助部材を上記中心材を取り囲むよう袋組織にて製織することにより、補助部材を中心材の周囲にカバー状に配したことを特徴としている。
【0007】
上記発明の細幅織物によれば、耳部を構成する中心材を取り囲むように補助部材を袋組織にて製織しているので、耳部の緯糸を部分的に経糸で被うことができ、緯糸が耳部端部に連続して露出することが無くなる。
したがって、当該細幅織物を用いて肩ひも等に構成した場合において、緯糸が直接肌に当たることが無く、強い刺激が発生するのを防止することができてソフトな感触を有する肩ひも等となし得るもので、不快感の生じない商品を提供することができる。
【0008】
また、この発明の請求項2記載の細幅織物は、本体部と耳部とを有するテープ状の細幅織物であって、耳部には、経糸にて配した中心材を設け、この中心材と緯糸とによる織組織を形成し、さらに複数本の経糸からなる補助部材を上記中心材の周囲に袋組織にて製織することにより、補助部材を中心材の周囲にカバー状に配しており、さらに、上記複数本の経糸によって袋組織に製織すると共に、経糸のさらに外側に別の経糸を配して2/2組織にて製織して当該糸の内側の経糸がループ状になるのを防止する構成としたことを特徴としている。
【0009】
この発明の請求項2記載の細幅織物としては、上記のように、ソフトな耳部を有する細幅織物を提供することができると共に、袋組織に製織することによって、補助部材がループ状になり易いが、この発明によれば、補助部材の外側に経糸を追加して2/2組織にて製織することにより、その内側の補助部材としての経糸のループ化を防止することができ、体裁の良い耳部を有する細幅織物を提供することができる。
【0010】
さらに、この発明の請求項3記載の細幅織物は、上記補助部材としての経糸は、4本ないし16本を用いて製織することを特徴としており、袋組織を有効に製織することができると共に、中心材の太さ等の条件に応じて補助部材の本数を決定することができる。したがって、中心材に応じた最適な耳部を有する細幅織物を提供することができるものであり、中心材を有する耳部であってもソフトな肌触りの細幅織物を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次いで、本発明による実施の態様について図を参照しながら以下に説明する。
図1は本発明に係る細幅織物の要部の概略組織図、図2は耳部の概略断面図、図3は組織を示す拡大平面図である。
図において、細幅織物1は、ブラジャーの肩ひも(ストラップ)等の細幅のテープ状織物であり、本体部10と耳部20とからなっている。本体部10はテープ状の基体で、例えば、経糸10aとしてナイロンブライト(145デシテックス/1本−24フィラメント)を用い、緯糸15としてのナイロンダル(122デシテックス/1本−30フィラメント)を1/1組織にて製織した形態のもので、伸縮性を保持するため所定の間隔を空けてスパンデックス10bを挿入している。
【0012】
そして、本体部10の両側に現れた耳部20a,bは、端部の形状を保持すると共に、伸縮性を保持する経糸としてのスパンデックスからなる中心材21と、中心材21の周りに配置した経糸としてウーリーナイロンを主とする補助部材としてのカバー部材22とによって構成している。中心材21は、耳部の形態を維持すると共に伸縮性を付与することができるように、例えば940デシテックスのスパンデックスに122デシテックスのウーリーナイロンをダブルカバーリングしたものを採用している。そして、カバー部材22は、ウーリーナイロン(33デシテックス2本縒り、10フィラメント)を1/3袋組織にて製織してあり、横断面において中心材21を取り巻く状態となって配置されている。カバー部材22は、この実施の形態では、8本のウーリーナイロンを使用しており、1/3袋組織をダブル(符号22a〜d,22a’〜d’で示す)に形成している。
【0013】
さらに、この実施の形態では、一方の耳部20aにおいて、カバー部材22を1/3袋組織に製織したことによって、最外側となるカバー部材22aが、図3のXで示すように、6ウェール間にわたって緯糸15と組み合わされていないので、製織後の生地の収縮によってループ状となり易い(図4参照)。このため、カバー部材22aとしての経糸22aの外側にさらに1本の別の経糸23を挿入している。この経糸23は、2/2組織で製織しており、Yの範囲では、緯糸と組み合わされず、Z位置で経糸22bと初めて組み合わされることとなる。
【0014】
したがって、このような組織を採用することにより、この発明のようにカバー部材22を袋組織にて製織しても経糸22aがループ状になることはなく、体裁の良い細幅織物を提供することができる。
なお、上記経糸23を1/1組織にて製織することにより、カバー部材22aのループを防止することも考えられるが、この場合には従来例と同様な構成になり、耳端部のソフト感が損なわれるものである。
【0015】
経糸23は、例えば78デシテックスのスパンデックスに44デシテックスのウーリーナイロンをシングルカバーリングした糸を用いている。
また、反対側の耳部20bにおいては、緯糸の供給側であって上記耳部20aのようなループが生ずることはない。
この耳部20bにおいては、カバー部材22の外側にはカラミ糸24を用いた解れ防止形態としており、公知の二重ループ(いわゆるシステム3)によって解れ防止を行っている。
【0016】
上記の実施の形態では、カバー部材22として8本の経糸を用いた例を示したが、カバー部材として経糸を最小4本を用いることによって1/3袋組織にて製織することができ、耳部の中心材をカバーすることができるものである。そして、経糸の本数は2本単位で増やすことが可能であり、中心材の太さによって経糸の本数を決定することができるもので、最大本数としては16本とすることができる。
【0017】
上記実施の形態の細幅織物1は、耳部20a,bを構成する中心材21を取り囲むように補助部材としてのカバー部材22を袋組織にて製織しているので、耳部20a,bの緯糸15を部分的に経糸22で被うことができ、緯糸15が耳部20a,bの端部に連続して露出することが無い。したがって、当該細幅織物1を用いて肩ひも等に構成した場合にも、緯糸15が直接肌に当たることが無くなり、強い刺激の発生を防止してソフトな肩ひも等となし得るもので、不快感の生じない商品を提供することができる。
【0018】
また、カバー部材22を袋組織に製織することによって、経糸22aがループ状になり易いが、この実施の形態の細幅織物1によれば、経糸22aの外側に経糸23を追加して2/2組織にて製織することにより、その内側の経糸22aのループ化を防止することができ、体裁の良い耳部を有する細幅織物1を提供することができる。
さらに、カバー部材22は、この実施の形態のように、8本の経糸を用いて袋組織にて製織したが、経糸は4本から16本の間にて任意に設定することができ、中心材21の太さ等の条件に応じてカバー部材22の本数を決定することができる。したがって、伸縮可能な中心材21を含む好適な耳部を有する細幅織物を提供することができるものであり、スパンデックス等の伸縮性素材からなる中心材21を有する耳部であってもソフトな肌触りの細幅織物を提供することができる等、優れた効果を奏するものである。
【0019】
なお、上記した実施の形態にて示した糸は、参考例として示したものであって、太さや本数は特に限定するものではなく、細幅織物として種々の糸を採用することができるものであり、耳部をソフトに形成するための構成として袋組織を採用することができるものであれば種々の形態の細幅織物に採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る細幅織物の要部の概略組織図である。
【図2】耳部の概略断面図である。
【図3】組織を示す拡大平面図である。
【図4】要部の概略平面図である。
【図5】従来例を示す拡大平面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 細幅織物
10 本体部
15 緯糸
20a,b 耳部
21 中心材
22 補助部材(カバー部材)
23 経糸

Claims (3)

  1. 本体部と耳部とを有するテープ状の細幅織物であって、耳部には、経糸にて配した中心材を設け、この中心材と緯糸とによる織組織を形成し、さらに複数本の経糸からなる補助部材を上記中心材を取り囲むよう袋組織にて製織することにより、補助部材を中心材の周囲にカバー状に配したことを特徴とする細幅織物。
  2. 本体部と耳部とを有するテープ状の細幅織物であって、耳部には、経糸にて配した中心材を設け、この中心材と緯糸とによる織組織を形成し、さらに複数本の経糸からなる補助部材を上記中心材を取り囲むよう袋組織にて製織することにより、補助部材を中心材の周囲にカバー状に配しており、さらに、上記複数本の経糸によって袋組織に製織すると共に、経糸のさらに外側に別の経糸を配して2/2組織にて製織して当該糸の内側の経糸がループ状になるのを防止する構成としたことを特徴とする細幅織物。
  3. 補助部材としての経糸は、4本ないし16本を用いて製織する請求項1または2記載の細幅織物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2594670A3 (en) * 2011-11-21 2014-02-26 New Horizon Elastic Fabric Co. Fabric strap with soft side edges
CN106498595A (zh) * 2016-11-04 2017-03-15 中山市鼎伟纺织染整有限公司 一种梭织弹性织物

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