JP2005035703A - 繊維束巻取装置および繊維束パッケージの製造方法 - Google Patents

繊維束巻取装置および繊維束パッケージの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撚り、毛羽立ち無く繊維束を巻き取ることができる繊維束巻取装置および薄く均一に広げられた状態で巻き取ることにより開繊性の良い繊維束パッケージが製造できる繊維束パッケージの製造方法を提供する 。
【解決手段】繊維束Fを綾振りしながらボビン7に巻取る繊維束巻取装置において、繊維束Fの綾振り運動に追従して、揺動ガイド5bを支点ガイド5aの揺動支点Cを中心として揺動させ、揺動ガイド5bの追従揺動運動により、支点ガイド5aから揺動ガイド5bの間で繊維束Fを捻ることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば扁平糸のように、拡幅されて扁平な断面形状を持つテープ状繊維束をボビンに巻取る際に、繊維束に不用な外力を加えずに、撚り、毛羽立ち等がない状態で巻取ることで、扁平糸を巻き戻す際にも開繊性良く巻き戻すことのできる繊維束パッケージが得られる繊維束巻取装置および繊維束パッケージの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
炭素繊維束やガラス繊維束に代表される補強繊維束の多くは、それら繊維束にマトリクス樹脂を含浸させた、いわゆるプリプレグとした後、これを所定形状にプリフォームし、加熱硬化させて繊維強化プラスチック成形体として製品化される。近年、この繊維強化プラスチック成形体の軽量化指向に伴い、厚みが薄く、かつ厚み斑が少ない高品位なプリプレグが要望されつつある。このようなプリプレグを製造する際には、補強繊維束を構成する単糸の高弾性特性をいかんなく発揮させるために、薄く広く開繊させる必要がある。このため、プリプレグの原材料となる補強繊維束についても、予め薄く均一に拡げた状態でボビンに巻取ることが重要な課題となってきている。
【0003】
一般的な繊維束の巻取機では、巻取ボビンの回転軸と平行に往復動する綾振りガイド装置によって繊維束は巻取ボビン軸方向に綾振りされて巻取られる。
【0004】
従来、上述のような予め薄く広げた扁平テープ状の補強繊維束を、巻始めから巻終わりまで安定した糸幅で巻取る繊維束巻取装置としては、巻取ボビンの回転軸に平行に往復動するガイドスタンドと、前記ガイドスタンドの上部にその回転軸が巻取ボビンの回転軸と直交して配置された一対の上部ガイドローラと、前記ガイドスタンドの下部にその回転軸が巻取ボビンの回転軸と平行に配された一対の下部ガイドローラと、その間に繊維束を軸線方向に90°捻転させるための円錐状ガイドローラとを有する繊維束巻取装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。また、揺動ガイドを有する巻取装置としては、巻取ドラムへと細幅帯状体を送る最終の貼り付けローラを、巻取ドラムの外表面に対する法線を揺動中心軸として揺動させることで、細幅帯状体の巻き取り方向に平行な直線と揺動する前記貼り付けローラの回転軸線とを直交させながら細幅帯状体をドラムに巻き付ける巻取装置などが提案されている(例えば特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2001−348166号公報(図2)
【0006】
【特許文献2】特許第3194765号公報(図1、図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これら従来の繊維束巻取装置には、以下に記載するような欠点があった。特許文献1の図2に開示されている繊維束巻取装置においては、ガイドスタンド最下部に設置された最終のガイドローラ15、16は、その回転軸が巻取ボビンの回転軸と平行になるように固定されている。繊維束は最終のガイドローラから直角な方向に、つまりボビンの回転軸に直角な方向に送り出されるが、一方、最終のガイドローラから繊維束パッケージに至る間に繊維束走行方向は綾振りにより綾角分傾く。そのため、最終のガイドローラ上で繊維束が屈曲し、繊維束幅方向に張力差が発生する。その結果として、繊維束に部分的な糸たるみ、撚れが入り易く、安定な巻取状態を確保できないものであった。
【0008】
また、特許文献2の図1、2には、巻取りドラムへと細幅帯状体を送る最終の貼り付けローラ75を、巻取ドラムの外表面に対する法線を揺動中心軸として揺動させ、巻取ドラムへと送り出す細幅帯状体の巻付装置が開示されている。しかしながら、上記巻付装置においては、シーケンサの制御信号でシリンダのピストンロッドを出し入れすることにより上記貼り付けローラを揺動させているが、揺動を機械的に決めているため、幅広の繊維束において綾振りの際に生じる繊維束幅方向の張力差を完全には吸収しきれない。また、細幅帯状体の走行方向上流側に揺動の支点を有するガイドを有しておらず、揺動した際に、上記貼り付けローラよりも細幅帯状体走行方向上流側において糸道が変動し、上流側の供給ローラ上において特許文献1における場合と同様な屈曲が発生してしまう。さらには、繊維束の巻取では、巻取ボビンの回転数と、綾振りの周期を一定に保つ、いわゆるワインド比一定巻きで巻取られることがあるが、ワインド比一定巻きでは、巻厚が厚くなるに従い綾角が変わるため、時々刻々と変化する繊維束の綾振りには対応できず、安定した巻取り状態を確保できないものであった。
【0009】
本発明は、これら従来技術の欠点を解消し、広幅の繊維束をボビンに巻き取る際にその巻始めから巻終わりまで、繊維束に不要な外力を加えず、かつ、撚り、毛羽立ち等がない状態で巻き取ることができる繊維束の巻取装置を提供するものであり、さらには、薄く均一に広げられた状態で巻き取ることにより、繊維束を巻き戻す際にも開繊性の良い繊維束パッケージが製造できる繊維束パッケージの製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題について、鋭意検討を重ねた結果、トラバースガイドの最終ガイドを繊維束に合わせて揺動させることで、綾振りされる際に繊維束に加わる外力を軽減し、その屈曲を吸収することで繊維束幅方向の張力差を軽減することができ、繊維束の撚り、毛羽立ちを抑え良好な状態で巻き取ることができることを見い出した。
【0011】
本発明の繊維束巻取装置は、上記課題を解決するため、次のような手段を採用する。すなわち、
(1)繊維束を案内するガイドと、ガイドのトラバース機構とを有し、前記ガイドがトラバース機構によりボビン回転軸方向に綾振りされながら繊維束をボビンに巻取る繊維束巻取装置において、前記ガイドは、少なくとも、ボビン軸に実質的に平行に回転軸が配置された支点ガイドと、前記支点ガイドの繊維束走行方向下流に位置し、かつ前記巻取ボビンの回転軸と直交する回転軸を中心として揺動する揺動ガイドとからなり、前記揺動ガイドがトラバース機構による繊維束の綾振りに追従して揺動することを特徴とする。
【0012】
(2)この場合において、前記揺動ガイドの揺動中心軸は、巻取ボビンの回転軸方向から見て、前記支点ガイドと前記揺動ガイドとの間にあることが好ましい。
【0013】
(3)前記(2)の巻取装置の場合において、前記揺動ガイドの位置は、巻取ボビンの回転軸方向から見て、前記揺動ガイドの揺動中心軸に対し、前記支点ガイドから揺動ガイドに至る繊維束の糸道の為す角度が0〜30°の範囲内となる位置であることが好ましい。
【0014】
(4)前記(1)から(3)のいずれかの巻取装置の場合において、揺動ガイドの位置は、巻取ボビンの回転軸方向から見て、前記揺動ガイドから出る繊維束の糸道の為す角が鉛直線に対し、90°±30°の範囲内となる位置であることが好ましい。
【0015】
(5)前記(1)から(4)のいずれかの巻取装置の場合において、前記支点ガイドと揺動ガイドとは、ガイドスタンドに支持され、ガイドスタンドがトラバース機構によりボビンの回転軸方向に往復動させることにより、繊維束の綾振りを行うことが好ましい。
【0016】
(6)前記(5)の巻取装置の場合において、前記ガイドスタンドには、前記支点ガイドの上流側に、さらに前記ボビンの回転軸と直交する軸を回転軸とする第一のガイドが設けられているのが好ましい。
【0017】
(7)前記(6)の巻取装置の場合において、前記第一のガイドと前記支点ガイドとの間には、さらに繊維束を前記第一のガイドの回転軸に対して45度に捻る補助ガイドが備えられていることが好ましい。
【0018】
(8)前記(1)から(7)のいずれかの巻取装置の場合において、前記ガイドのトラバース機構に代え、ボビンをその回転軸方向に往復動させることにより、繊維束の綾振りを行うことが好ましい。
【0019】
本発明の繊維束パッケージの製造装置は、前記(1)から(8)のいずれかに記載の繊維束巻取装置を備えたことを特徴とするものである。
【0020】
本発明の繊維束パッケージの製造方法は、前記繊維束パッケージの製造装置を用いることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好ましい実施の形態について、一実施例の図面を参照しながら具体的に説明する。
【0022】
ここで、図1は、本発明の繊維束巻取装置1の一実施例の斜視図、図2は図1の装置の主要部の正面図、図3は図1の装置に用いられている揺動ガイドと支点ガイドの位置関係を示す概略側面図である。なお、図3においては、揺動ガイド5bのガイド軸は、巻取ボビン7の回転軸と平行になった瞬間を示している。
【0023】
図1において、まず本発明の巻取装置1におけるテープ状断面の繊維束Fの概略の流れを説明すると、図示しない上流工程から搬送ロールを経て、最終の糸道ガイド11を通過した繊維束Fは、図の矢印P方向に往復動運動するトラバースガイド12により、前記糸道ガイド11を支点とする綾振り運動を与えられて最終的に巻取ボビン7に巻取られる。
【0024】
本発明の繊維束巻取装置1は、図1、図2に示すように、上記糸道ガイド11の他、後述する複数のローラ3a、3b等を支持した状態で、ガイドレールであるトラバース機構8上を巻取ボビンの両端間で図のP方向に往復動運動するトラバースガイド12を有している。
【0025】
トラバースガイド12は、図2、3に示すように、上から順に第一のガイド3a、ガイド3b、補助ガイド4、支点ガイド5a、揺動ガイド5bを有し、これらはいずれもガイドスタンド2に対して、強制駆動なしでフリー回転できる状態で片持ち支持されている。このうちガイド3a、3bは、繊維束Fの平面が両ガイドの外周面に沿う方向、すなわちガイド軸が巻取ボビン7の回転軸とほぼ直角にねじれた位置関係に設けられている。ガイド3bは、第1のガイド3a直下に繊維束を挟むように設けられている。これら第一のガイド3aとガイド3bは、トラバースガイド12の往復動に伴って綾振り運動をする繊維束Fを把持するとともに、ガイドアウト後の糸道が巻取ボビン7の回転軸に対して実質的に直角になるように保つためのものであるが、この機能を満足するために、ガイド軸が巻取りボビン7の回転軸とほぼ直角にねじれた位置関係であるガイドは、第1のガイド3a、ガイド3bを含めて2本以上設けることが好ましい。
【0026】
補助ガイド4は、繊維束の流れ方向を約45度捻るために、前述の第一のガイド3a、ガイド3bの回転軸に対して45度の交叉角となるように支持されている。
【0027】
次の支点ガイド5aと揺動ガイド5bは、本発明の巻取装置の特徴であり、図1、図2、図4および図5を用いて詳細に説明する。図4、図5は、いずれもトラバースガイド12における揺動部分の概略側面図であり、それぞれ揺動ガイド5bの揺動前、揺動後の状態を示している。
【0028】
これら図に示すように、支点ガイド5aは、補助ガイド4の下方にそのガイド軸が補助ガイド軸に対してさらに45度捻られた状態、つまり第一のガイド3aから見ればその回転軸が90度捻られた状態である巻取ボビン7の回転軸と一致する方向にガイドスタンド2に回転自在に片持ち支持されている。一方、揺動ガイド5bは、ブラケット10にそのガイド軸が巻取ボビン軸に一致する方向に片持ち状態で回転自在に支持されており、しかもブラケット10は、図4に示すようにガイドスタンド2に対して軸受け9により、その中心軸5b’を中心として回転自在に片持ち支持されており、この中心軸5b’は、巻取ボビン7の回転軸と直交している。この場合、支点ガイド5a、揺動ガイド5bおよび中心軸5b’の位置関係については、中心軸5b’が支点ガイド5aと揺動ガイド5bとの間に位置する構成を採っているが、好ましくは、図4に示すように支点ガイド5aから繊維束Fが離れる点C(これを揺動の支点とする)と揺動ガイド5bに入る繊維束Fの揺動ガイド上の接地点Dと中心軸5b’の三者が同一平面上にある位置関係が良い。また、揺動ガイド5bは、軸受け9の中心軸5b’を揺動中心(図4においては、支点ガイド5aの下面にある揺動支点Cも揺動中心)とし、かつ中心軸5b’と揺動ガイド5bの回転軸との距離を図3のX(図4においては、揺動ガイド5bの半径をRとすると、X=Rとなる)となるように配置する。このような構成により、揺動ガイド5bは、それ自体自由回転しつつ、トラバースガイド12の往復動運動に追従して揺動運動をすることができる。
【0029】
6は、巻取ボビン7での巻取り作業をスムーズに行うため、巻取中に適度の接圧でパッケージ表面を押圧するプレッシャーローラである。
【0030】
以上が本発明の巻取装置の基本構成であるが、各構成部材としては以下の構成を採用するとより好ましいものとなる。
【0031】
まず、図3において、揺動ガイド5bに入る繊維束Fの揺動ガイド5b上の接地点Dは、中心軸5b’と揺動ガイド5bに入る繊維束の糸道、即ち直線CDとのなす角θ1は、あまりに過大な角度を採用すると、揺動ガイド5bが揺動したとしても、支点ガイド5aから揺動ガイド5bに至る間(点CD間)で繊維束Fは図5の矢印Q方向にねじれることはなく、支点ガイド5a上で屈曲、糸滑り等が発生する原因となるため、30°以内であることが好ましく、0°であることが好ましい。図4、図5は、このθ1が0°である場合を示したものであるが、揺動ガイド5bの揺動により繊維束Fは中心軸5b’を回転軸として綾振りによる綾角φに追従して図5の矢印Q方向にねじれることになるが、かかる構成の場合、点Cにおいて繊維束Fに対する張力は、中心軸5b’方向、すなわち支点ガイド5aのガイド軸に対して直角方向にのみ働くので、支点ガイド5aのガイド軸方向への糸滑りを抑制できる。
【0032】
次に、図3において、巻取ボビン7の回転軸方向から見て、揺動中心軸5b’と揺動ガイド5bから出る糸道のなす角θ2は、90°から大きく外れると、綾振りにより繊維束Fに働く張力が、揺動ガイド5bを揺動させる力として変換されず、揺動ガイド5bが繊維束Fの綾振りに追従して揺動できなくなるため、90°±30°以内であることが好ましい。θ2が90°である場合が最も好ましい場合であるが、この時、揺動ガイド5bの揺動により、繊維束の綾振りによる屈曲を最も効率よく吸収し、繊維束に対するダメージを最小限に抑えることができる。
【0033】
以上述べてきた各ガイドは、フリー回転ローラと説明したが、これに限定されず静止状態の棒状ガイドであってもよい。さらに、揺動ガイド5bは、図6に示すようなガイド軸方向中央部が凹んだ鼓状であるガイド5cを用いてもよい。その場合、このガイド軸方向中央部が凹んだ鼓状ローラは、曲率半径が50mm以上であることが好ましい。50mm未満であると繊維束幅が狭まってしまうことがある。さらに、ガイド軸方向中央部が凹んだ鼓状ガイド5cを用いる場合は、繊維束Fがその中央部を通るようにする必要がある。もし、ガイドの中央部からずれた位置を繊維束幅を狭める力が作用することになり、繊維束幅を広げ且つ走行を安定化させることができなくなってしまうことがある。
【0034】
これまでにおいて、本発明の繊維束巻取装置は、トラバース機構8に装着され、巻取ボビン7の回転軸に平行に同ボビン7の両端間を往復動するトラバースガイド12を備えているものについて述べてきたが、トラバースガイドが固定され、巻取ボビンがその回転軸と平行に往復動する、いわゆるボビントラバース方式の場合にも本発明と同様の装置が適用できる。つまり、ガイドスタンド2と巻取ボビン7とが相対的に往復運動するような場合に適用できる。
【0035】
各ガイドを構成する素材としては、繊維束の張力に対して十分な強度が保証される材料であればよく、炭素鋼、ステンレス鋼あるいはセラミックなどが好ましく用いられる。
【0036】
次に、上述した巻取装置の作用を説明する。
【0037】
図1、2に示すように、断面が扁平状の繊維束Fが糸道ガイド11を通過し、ガイドスタンド2の上部に設置された第一のガイド3a、ガイド3b間に入ると、ここでまず繊維束の両面がこれら両ガイドで把持されて拘束される。
【0038】
次に補助ガイド4の外周面で扁平面が45度捻られ、支点ガイド5aでさらに45度捻られ、結局、図4の揺動支点のC点においては、第一のガイド3a通過時点の繊維束に対して90度捻転された状態、すなわち繊維束の扁平面が揺動ガイド5bおよび巻取ボビン7の回転軸方向と一致する方向に捻転する。
【0039】
巻取作業前の繊維束の糸道はこのような状態であり、この状態でトラバースガイド12が図2のP方向にトラバース運動を開始すると、トラバースガイド12はトラバースエンドである図の破線位置まで移動するが、この間、揺動ガイド5bはトラバース運動に追従して支点ガイド5aの揺動支点Cを中心として半径Rで揺動する。この際、揺動ガイド5bは、支点ガイド5aとの間で図5の矢印Q方向に捻れることになり、支点ガイド5a上において繊維束Fの幅方向の糸長差によって生じる屈曲を自動的に防ぐことができる。また、この過程での揺動ガイド5bの揺動角θ3は、トラバースガイドの揺動運動に追従するように回転するので、トラバース中に生じる繊維束両端に生じる張力差を解消するように回転する。すなわち、トラバースガイド12が巻取ボビン7に対して往復動し、綾振りし始めると、繊維束Fは、前記トラバースガイド12から前記巻取ボビン7へ至る間で、前記巻取ボビン7の巻取面上の綾角φ方向に引っ張られる。また、トラバースガイド12が巻取ボビン7左端部においてトラバース方向を反転する際にも、これに追従して揺動ガイド5bの揺動方向が反転することで繊維束を安定に供給でき、パッケージ端面乱れによる巻姿不良を防ぐことができる。
【0040】
本発明の支点ガイド5a、揺動ガイド5bによる揺動機構は、以上のようなトラバースガイド12と巻取ボビン7間の繊維束走行方向の変動に対して、的確に追従反応し、繊維束をプレッシャーローラ6を介して巻取ボビン7へとスムーズに送り出すことで安定な巻取状態を確保することができる。また、支点ガイド5a下面の揺動中心Cの位置は、各ガイドローラの回転運動によりトラバース運動中は当初位置を維持したままであるため、当初のトラバース幅が確保される。
【0041】
また、巻取ボビン7の回転数と綾振りの周期を一定に保つ、いわゆるワインド比一定巻きにおいては、巻取ボビン7の巻取面上の綾角φは巻厚が厚くなるに従い時々刻々と変動するが、本発明に用いている揺動ガイド5bは軸受9を介してガイドスタンド2に取り付けられ、自由に回転できるため、綾角φの変動にも即座に追従することができ、繊維束を安定した状態で巻取ボビン7へと送り出すことができる。
【0042】
以上に述べた本発明の繊維束巻取装置は、各種繊維束の巻取に用いることが出来るが、中でも、後工程で繊維束を拡幅する必要があって扁平テープ状に巻き取っておくことが特に有益な補強繊維束、すなわち、ガラス繊維束、アラミド繊維束、炭素繊維束、黒鉛化繊維束に好適に使用できる。特には、炭素繊維束や黒鉛化繊維束に好適に使用できる。このような本発明の繊維束巻取装置を備えた繊維束パッケージの製造装置を用いて繊維束パッケージを巻取ることにより、開繊性の良いパッケージが得られ好適である。
【0043】
【実施例】
以下、実施例を用いて、本発明をより具体的に説明する。
【0044】
なお、本実施例では、繊維束パッケージ上の繊維束幅を、繊維束がパッケージに巻かれた状態で、ノギスを用いて繊維束の長さ方向に約200mm間隔で60点測定しその平均繊維束幅とバラツキCV値を求めた。なお、CV値とは、繊維束幅測定値の標準偏差を平均繊維束幅で割ったものである。
【0045】
(実施例1)
図1〜図3に示す繊維束巻取装置において、ポリアクリロニトリル系繊維を前駆体繊維とする炭素繊維束(単繊維数12000本、単繊維直径7μm、繊維束幅6mm、繊維束幅と繊維束厚さの比約60、ストランド弾性率230GPa)を巻取速度10m/分、綾振り幅250mmで外径φ80mmのボビン(紙管)に巻き取った。ここで、本発明の繊維束巻取装置のトラバースガイド12が有しているガイドについては、全て外径φ22mmで長さが40mmのフリー回転ローラを用い、図の通り上から第一のガイド3a、ガイド3b、補助ガイド4、支点ガイド5a、揺動ガイド5bの順に配置した。さらに、図3の揺動ガイド5bの位置は、θ1=10°、θ2=100°とした。ただし、θ1、θ2の符号については、図3において、反時計まわりを正方向、時計まわりを負方向とした。
【0046】
得られた炭素繊維束パッケージは、繊維束パッケージ上の平均繊維束幅が7.5mm、CV値が6.3%の巻取変動幅の小さい満足なものであり、しかも、繊維束には撚り、毛羽立ちのないものであった。
【0047】
(比較例1)
トラバースガイド1における揺動ガイド5bの代わりに巻取ボビン7の回転軸に平行な回転軸を持つフリー回転ローラを用いた以外は、実施例1と同様の巻取装置とした。
【0048】
得られた炭素繊維束パッケージは、繊維束パッケージ上の平均繊維束幅が7.5mm、CV値が9.7%であり、繊維束を100m巻き返したところ、合計2個の撚りが確認され、パッケージ表面には、毛羽立ちが顕著に現れ、品質不良であった。
【0049】
(比較例2)
図3における揺動ガイド5bの位置をθ1=−10°とした以外は、実施例1と同様とした。その結果、巻取中に揺動ガイド5bが揺動せず、本発明の機能を果たせなかった。
【0050】
(比較例3)
図3における揺動ガイド5bの位置をθ1=60°とした以外は、実施例1と同様とした。得られた炭素繊維束パッケージは、繊維束パッケージ上の平均繊維束幅が6.8mm、CV値が8.4%であった。なお、この際、支点ガイド3aの表面上において、糸滑りが発生し、多数の毛羽巻き付きが確認された。
【0051】
(実施例2)
図3における揺動ガイド5bの位置をθ1=0°とした以外は、実施例1と同様とした。得られた炭素繊維束パッケージは、繊維束パッケージ上の平均繊維束幅が7.5mm、CV値が6.0%の巻取変動幅の小さい満足なものであり、しかも、繊維束には撚り、毛羽立ちのないものであった。
【0052】
(比較例4)
図3の揺動ガイド5bの位置は、θ2=150°とした以外は、実施例1と同様とした。その結果、巻取中に揺動ガイド5bは揺動せず、本発明の機能を果たせなかった。
【0053】
(比較例5)
図3の揺動ガイド5bの位置は、θ2=30°とした以外は、実施例1と同様とした。その結果、巻取中に揺動ガイド5bは揺動せず、本発明の機能を果たせなかった。
【0054】
(実施例3)
図3の揺動ガイド5bの位置は、θ2=90°とした以外は、実施例1と同様とした。得られた炭素繊維束パッケージは、繊維束パッケージ上の平均繊維束幅が7.5mm、CV値が6.1%の巻取変動幅の小さい満足なものであり、しかも、繊維束には撚り、毛羽立ちのないものであった。
【0055】
(実施例4)
図3の揺動ガイド5bの位置は、θ1=0°、θ2=90°とした以外は、実施例1と同様とした。
【0056】
得られた炭素繊維束パッケージは、繊維束パッケージ上の平均繊維束幅が7.8mm、CV値が5.8%の巻取変動幅の小さい満足なものであり、しかも、繊維束には撚り、毛羽立ちのないものであった。なお、実施例1から4の中で、本実施例4が平均繊維束幅、巻取変動幅、繊維束の撚り、毛羽立ち等を含めて総合的に最も満足のゆく結果が得られた。
【0057】
【発明の効果】
本発明の繊維束巻取装置および繊維束パッケージの製造方法によれば、繊維束に不要な外力を加えず、撚り、毛羽立ち無く繊維束を巻き取ることが可能となる。すなわち、繊維束の糸道に追従させて揺動ガイドを揺動させることにより、繊維束に加わる不用な外力を軽減し、さらに屈曲による繊維束幅方向の張力差を吸収して、巻取ボビンへとスムーズに送り出すことができるので、繊維束の撚り、毛羽立ちを抑えることが可能となる。このため、巻き取られた炭素繊維束パッケージは、薄く均一で開繊性の良いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の繊維束巻取装置の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1の装置の主要部の正面図である。
【図3】図1の装置に用いられている揺動ガイドと支点ガイドの位置関係を示す概略側面図である。
【図4】図2の揺動ガイド揺動前の側面図である。
【図5】図2の揺動ガイド揺動後の側面図である。
【図6】鼓状ガイドの概略図である。
【符号の説明】
1:繊維束巻取装置
2:ガイドスタンド
3a:第一のガイド
3b:ガイド
4:補助ガイド
5a:支点ガイド
5b:揺動ガイド
5c:鼓状ガイド
5b’:中心軸
6:プレッシャローラ
7:巻取ボビン
8:トラバース機構
9:軸受け
10:ブラケット
11:最終の糸道ガイド
12:トラバースガイド
F:繊維束
C:揺動支点
D:繊維束の接地点
φ:綾角
θ1:中心軸3b’と直線CDとのなす角
θ2:中心軸3b’と揺動ガイド5bから出る糸道のなす角
θ3:揺動ガイド5bの揺動角
X:中心軸5b’と揺動ガイド5bの回転軸との距離
R:揺動ガイド5bの半径

Claims (10)

  1. 繊維束を案内するガイドと、ガイドのトラバース機構とを有し、前記ガイドがトラバース機構によりボビン回転軸方向に綾振りされながら繊維束をボビンに巻取る繊維束巻取装置において、前記ガイドは、少なくとも、ボビン軸に実質的に平行に回転軸が配置された支点ガイドと、前記支点ガイドの繊維束走行方向下流に位置し、かつ前記巻取ボビンの回転軸と直交する回転軸を中心として揺動する揺動ガイドとからなり、前記揺動ガイドがトラバース機構による繊維束の綾振りに追従して揺動することを特徴とする繊維束巻取装置。
  2. 前記揺動ガイドの揺動中心軸は、巻取ボビンの回転軸方向から見て、前記支点ガイドと前記揺動ガイドとの間にあることを特徴とする請求項1に記載の繊維束巻取装置。
  3. 前記揺動ガイドの位置は、巻取ボビンの回転軸方向から見て、前記揺動ガイドの揺動中心軸に対し、前記支点ガイドから揺動ガイドに至る繊維束の糸道の為す角度が0〜30°の範囲内となる位置であることを特徴とする請求項2に記載の繊維束巻取装置。
  4. 前記揺動ガイドの位置は、巻取ボビンの回転軸方向から見て、前記揺動ガイドの揺動中心軸に対し、前記揺動ガイドから出る繊維束の糸道の為す角度が90°±30°の範囲内となる位置であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の繊維束巻取装置。
  5. 前記支点ガイドと揺動ガイドとは、ガイドスタンドに支持され、ガイドスタンドがトラバース機構によりボビンの回転軸方向に往復動されることにより繊維束の綾振りが行われることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の繊維束巻取装置。
  6. 前記ガイドスタンドには、前記支点ガイドの上流側に、さらに前記ボビンの回転軸と直交する軸を回転軸とする第一のガイドが設けられていることを特徴とする請求項5に記載の繊維束巻取装置。
  7. 前記第一のガイドと前記支点ガイドとの間には、さらに繊維束を前記第一のガイドの回転軸に対して45度に捻る補助ガイドが備えられていることを特徴とする請求項6に記載の繊維束巻取装置。
  8. 前記ガイドのトラバース機構に代え、ボビンをその回転軸方向に往復動させることにより、繊維束の綾振りを行うことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の繊維束巻取装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の繊維束巻取装置を備えたことを特徴とする繊維束パッケージの製造装置。
  10. 請求項9記載の繊維束パッケージの製造装置を用いて繊維束パッケージを製造することを特徴とする繊維束パッケージの製造方法。
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