JP2005035063A - インクジェット記録装置およびキャッピング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクカートリッジ10のホームステーションの近傍に配置された固定のベース4内を前後に移動可能なスライダー30と、このスライダー30の上部に取付けられ、前記インクカートリッジ10のヘッド面11を被うように上端部21が開口され、その中間部分22がくびれ、下端部23に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップ20と、前記インクカートリッジ10が前記ホームステーション内を移動する際、前記キャップ20内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップ20がヘッド面11に吸着するようにしたカム機構5を設ける。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のプリンターまたはプロッター装置などのインクジェット記録装置に関し、特に、インクカートリッジのヘッド面の保護や残留したインクの乾燥に起因する目詰まりの防止などのために、ヘッド面に被せられるキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式のプリンターまたはプロッター装置などのインクジェット記録装置では、往復移動するインクカートリッジのヘッド面に開設されたインク噴射孔よりインクが噴射されて印字が行われる。
【0003】このようなインクカートリッジを用いたインクジェット記録装置では、インクカートリッジがホームステーションに位置するときは、印字が行われていないため、ヘッド面をなんら保護せずに放置すると、ヘッド面に付着したインクが乾燥し、これに起因して目詰まりを生じるなどの問題がある。ここで、ホームステーションとは、印字動作の終了後、インクカートリッジの印字を行うヘッド面を印字作動領域から退避させ待機状態とするため、印字作動領域の側方に設けられた非印字領域をいう。
【0004】上述の点を考慮して従来では、例えばインクカートリッジの初期位置であるホームステーションでは、ヘッド面の保護や残留したインクの乾燥に起因する目詰まりの防止などのために、キャップと、これを保持して前後に移動するスライダーとの間に、前記キャップの剛性よりも小さい剛性からなる構造部を設けてキャッピング装置を形成し、このキャッピング装置により前記ヘッド面を被うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−287374号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の特許文献1記載の構成では、従来のようにスプリングバネなどを用いておらず、構成部品点数を削減することができ、好ましい。しかし、キャップの剛性が構造部の剛性より大きい、すなわち硬いため、キャップのヘッド面と当接する面の平滑性が問題となり、これが悪いとヘッド面を被った際の気密性が損なわれる。この平滑性を保つには、勢い製作コストの高騰を招来し、また仮に、平滑性が良くても使用中に磨耗し、気密性が損なわれ、長期間に亘って使用できない、などといった課題がある。
【0007】本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、
上述の特許文献1記載のものと同様に、スプリングバネなどを用いず、構成部品点数の削減を図り、かつ、インクカートリッジのヘッド面を被うキャップ内の気密性を効果的に向上して、インクの乾燥を防止し、長期間に亘って使用できるインクジェット記録装置およびキャッピング装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジを用い、記録媒体に前記インクを噴射して記録を行うインクジェット記録装置において、前記インクカートリッジのホームステーションの近傍に配置された固定のベース内を前後に移動可能なスライダーと、このスライダーの上部に取付けられ、前記インクカートリッジのヘッド面を被うように上端部が開口され、その中間部分がくびれ、下端部に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップと、前記インクカートリッジが前記ホームステーション内を移動する際、前記キャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップがヘッド面に吸着するようにしたカム機構とからなるキャッピング装置を備える。
【0009】請求項1記載の発明の構成によれば、ヘッド面が、中間部がくびれ、下端に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップによって覆われているので、ヘッド面と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる。また、ホームステーション内の移動により、ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面に吸着しているので、その気密性が極めて安定する。更に、キャップ内の内容積の変化により、インクカートリッジのインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない。
【0010】請求項2記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジを用い、記録媒体に前記インクを噴射して記録を行うインクジェット記録装置において、前記インクカートリッジのホームステーションの近傍に配置された固定のベース内を前後に移動可能なスライダーと、このスライダーの上部に取付けられ、前記インクカートリッジのヘッド面を被うように上端部が開口され、その中間部分がくびれ、下端部に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップを有するキャッピング装置を備える。
【0011】請求項2記載の発明の構成によれば、ヘッド面が、中間部がくびれ、下端に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップの上端部の開口によって覆われているので、ヘッド面と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる。
【0012】請求項3記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジを用い、記録媒体に前記インクを噴射して記録を行うインクジェット記録装置において、前記インクカートリッジがホームステーション内を移動する際、前記インクカートリッジのヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップがヘッド面に吸着するようにしたカム機構を有するキャッピング装置を備える。
【0013】請求項3記載の発明の構成によれば、ホームステーション内の移動により、ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面に吸着しているので、その気密性が安定する。更に、キャップ内の内容積の変化により、インクカートリッジのインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない。
【0014】請求項4記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したとき、そのヘッド面を被う弾性体からなる中空状のキャップを有するキャッピング装置において、前記ホームステーションの近傍に配置された固定のベース内を前後に移動可能なスライダーと、このスライダーの上部に取付けられ、前記ヘッド面を被うように上端部が開口され、その中間部分がくびれ、下端部に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップと、前記インクカートリッジが前記ホームステーション内を移動する際、前記キャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップをヘッド面に吸着するようにしたカム機構とにより構成する。
【0015】請求項4記載の発明の構成によれば、ヘッド面が、中間部がくびれ、下端に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップの上端部の開口によって覆われているので、ヘッド面と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる。また、ホームステーション内の移動により、ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面に吸着しているので、その気密性が極めて安定する。更に、キャップ内の内容積の変化により、インクカートリッジのインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない。
【0016】請求項5記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したとき、そのヘッド面を被うキャッピング装置において、前記ホームステーションの近傍に配置された固定のベース内を前後に移動可能なスライダーと、このスライダーの上部に取付けられ、前記ヘッド面を被うように上端部が開口され、その中間部分がくびれ、下端部に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップとにより構成する。
【0017】請求項5記載の発明の構成によれば、ヘッド面が、中間部がくびれ、下端に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップの上端部の開口によって覆われているので、ヘッド面と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる。
【0018】請求項6記載の発明では、前記キャップの上端部の弾性力を、下端部の弾性力に比して軟らかく形成する。
【0019】請求項6記載の発明の構成によれば、ヘッド面と接するキャップの上端部が軟らかいので、ヘッド面をソフトに被うことができ、ヘッド面を損なうことがないので、都合がよい。
【0020】請求項7記載の発明では、前記キャップの上端部の厚みを、下端部の厚みに比して薄く形成する。
【0021】請求項7記載の発明の構成によれば、ヘッド面と接するキャップの上端部が薄いので、ヘッド面をソフトに被うことができ、ヘッド面を損なうことがないので、都合がよい。
【0022】請求項8記載の発明では、前記キャップの上端部の開口を、2重形状に形成し、その内側の開口の上端を、外側の開口の上端より低く形成する。
【0023】請求項8記載の発明の構成によれば、キャップのヘッド面と接する上端部が2重であるので、極めて気密性が良い。
【0024】請求項9記載の発明では、前記キャップのくびれから下側部分を、上端が前記内側の開口に通じるとともに底を有する筒状の支持部と、この支持部の外側に位置し、前記くびれから下端に向かって末広がり状に広がったスカート部とからなる2重形状に形成する。
【0025】請求項9記載の発明の構成によれば、キャップのくびれから下側部分が筒状の支持部と、末広がり状に広がったスカート部とからなる2重形状であるので、弾力性の調整を極めて簡単に行うことができる。
【0026】請求項10記載の発明では、前記取付部の先端を突起状に形成し、この突起を前記スライダーに形成された取付孔に嵌挿して前記キャップをスライダーに取付ける。
【0027】請求項10記載の発明の構成によれば、取付部の先端に形成された突起を、スライダーに形成された取付孔に嵌挿すれば、キャップを固定することができ、ボルト・ナットなどを用いる必要がないので、その取付け作業性が向上する。
【0028】請求項11記載の発明では、インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したとき、そのヘッド面を被う弾性体からなる中空状のキャップを有するキャッピング装置において、前記インクカートリッジが前記ホームステーション内を移動する際、前記ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップがヘッド面に吸着するようにしたカム機構を備える。
【0029】請求項11記載の発明の構成によれば、ホームステーション内の移動により、ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面に吸着しているので、その気密性が安定する。更に、キャップ内の内容積の変化により、インクカートリッジのインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない。
【0030】請求項12記載の発明では、前記カム機構が、前記ホームステーションの近傍に配置された固定のベースに設けられた固定軸と、前記ベース内を前後に移動可能なスライダーに形成され、前記固定軸に沿って前後に移動するカムレールとにより構成し、前記カムレールに、前記キャップをヘッド面側に押付ける谷型のカム面を形成する。
【0031】請求項12記載の発明の構成によれば、スライダーに形成されカムレールに谷型のカム面を形成するのみで、キャップをヘッド面側に押付けることができ、しかもこれによりインクの目詰まりを防止することができ、都合がよい。
【0032】請求項13記載の発明では、前記カム機構が、前記ホームステーションの近傍に配置された固定のベースに設けられたカムレールと、前記ベース内を前後に移動可能なスライダーに形成され、前記カムレールに沿って前後に移動する移動軸とにより構成し、前記カムレールに、前記キャップをヘッド面側に押付ける山型のカム面を形成する。
【0033】請求項13記載の発明の構成によれば、ベースに形成されたカムレールに山型のカム面を形成するのみで、キャップをヘッド面側に押付けることができ、しかもこれによりインクの目詰まりを防止することができ、都合がよい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図8に基づき説明する。
【0035】、図1は、本発明の一実施の形態によるインクジェット記録装置のキャッピング装置の要部を示す概略構成図、図2は、キャップの一例を示す図で、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。図3は、キャップをスライダーに取付た状態を示す要部断面図、図4乃至図8は、インクカートリッジとキャッピング装置との移動関係を説明するための図で、図4はインクカートリッジが印字作動領域から非印字領域であるホームステーションに後退してきたときの状態を示す動作説明図、図5は図4からインクカートリッジが退避位置側に後退し、キャップがインクヘッドのヘッド面を覆った状態を示す動作説明図、図6は図5からインクカートリッジが退避位置側に後退し、キャップがインクヘッドのヘッド面側に押上げられた状態を示す動作説明図、図7は図6からインクカートリッジがさらに退避位置側に後退し、キャップがインクヘッドのヘッド面側に最大に押上げられた状態を示す動作説明図、図8は図7からインクカートリッジが退避位置に後退し、キャップがインクヘッドのヘッド面側から少し下がり、キャップ内が負圧になった状態を示す動作説明図である。
【0036】1は、インクホルダーで、このインクホルダー1にはインクをインク噴射孔から図示しない印刷媒体に噴射するヘッド面11を備えたインクカートリッジ10が装着され、図示しないガイドロッドに沿って矢印Aに示すように前方の印字作動領域(図面上左側)から後方の非印字領域(図面上右側)に亘って水平に移動される。2は、キャッピング装置で、このキャッピング装置2は前記ヘッド面11を被うキャップ20と、このキャップ20が上部に取付けられるとともに、前記インクホルダー1の移動に伴って、固定のベース4内を前後に移動可能なスライダー30と、図示しないスプリングなどから構成され、前記スライダー30は、図示しないスプリングにより図1に示すような状態に弾発付勢されている。5は、カム機構で、このカム機構5は、前記ベース4に設けられた固定軸51と、前記スライダー30に形成され、前記固定軸51に沿って前後に移動するカムレール52とからなり、前記インクカートリッジ10が前記ホームステーション内を移動する際、これとともにキャッピング装置2が移動し、前記ヘッド面11を被うキャップ20内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップ20がヘッド面11に吸着するように、例えば、記キャップ20をヘッド面11側に押付ける谷型のカム面53がカムレール52に形成されている。なお、本明細書ではインクカートリッジ10がホームステーションから印字作動域側に進出する方向を前方と称し、そのインクカートリッジ10が非印字領域であるホームステーションに退入する方向を後方と称する。
【0037】前記キャップ20は、前記インクカートリッジ10のヘッド面11を被うように上端部21が開口され、その中間部分22がくびれ、下端部23に向かって末広がり状に形成された弾性体からなり、例えば、ゴム(合成ゴムを含む)や軟質プラスチックなど弾性力を備えた材料で形成される。なお、前記中間部分とは、特に寸法的に真中を指すものでなく、上端部21と下端部23との間であることを意味する。そして、前記中間部分22のくびれの位置、寸法、形状などは、キャップ20そのものの大きさ(幅、奥行き、高さなど)、材質、形状、更にはその弾性力などを考慮し、キャップ20としての機能を充分に発揮できるように設計すればよい。
【0038】前記キャップ20の上端部21の弾性力を、下端部23の弾性力に比して軟らかく形成すると、ヘッド面11と接するキャップ20の上端部21が軟らかいので、ヘッド面11をソフトに被うことができ、ヘッド面11を損なうことがないので、都合がよい。また、前記キャップ20の上端部21の厚みを、下端部21の厚みに比して薄く形成すると、ヘッド面11と接するキャップ20の上端部21が薄いので、ヘッド面11をソフトに被うことができ、ヘッド面11を損なうことがないので、都合がよい。
【0039】また、前記キャップ20の上端部21の開口Hを、2重形状に形成し、その内側の開口H1の上端24を、外側の開口H2の上端25より低く形成すると、キャップ20のヘッド面11と接する上端部21が2重であるので、極めて気密性が向上する。更に、前記キャップ20のくびれから下端部23を、上端が前記内側の開口H1に通じるとともに底を有する筒状の支持部26と、この支持部26の外側に位置し、前記くびれから下端に向かって末広がり状に広がったスカート部27とからなる2重形状に形成すると、キャップ20のくびれから下端部23が筒状の支持部26と、末広がり状に広がったスカート部27とからなる2重形状であるので、それぞれの厚さや形状を適宜選ぶことにより、弾性力を所望の値に簡単に調整することができ、都合がよい。そして、前記キャップ20のスライダー30への取付けに際し、前記支持部26の底面に突起29を形成して取付部28とし、前記突起29をスライダー30に形成された取付孔32を嵌装するようにしても良い。このようにすれば、キャップ20を固定するのに、ボルト・ナットなどを用いる必要がないので、その取付け作業性が向上する。
【0040】次に、このように構成されたキャッピング装置2を備えたインクジェット記録装置の動作を図4乃至図8に基づいて説明する。先ず、図4に示すようにインクカートリッジ10が装着されたインクホルダー1が、印字作動領域から非印字領域であるホームステーションに後退し、キャッピング装置2のスライダー30の突起31に当たった時点で、インクカートリッジ10のヘッド面11は、キャップ20の真上に位置する。この時点から、スライダー30は、インクホルダー1とともに後退しながら、スライダー30のカムレール52がベース4の固定軸51に案内されていることにより、図5から図7に示すように次第にキャッピング装置2全体を押し上げる。そして、カムレール52の谷型のカム面53の谷部分が、図7に示すように、固定軸51のところに移動したとき、キャップ20内の内容積が最小となる。その後、更に退避位置側に後退し、退避位置に到達すると、スライダー30は、図8に示すように、キャップ20がインクヘッド10のヘッド面11側から少し下がり、キャップ20内が負圧状態となる。
【0041】以上のような実施の形態では、ヘッド面11が、中間部22がくびれ、下端部23に向かって末広がり状に弾性体によって形成されたキャップ20の上端部の開口Hによって覆われているので、ヘッド面11と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる。また、ホームステーション内の移動により、ヘッド面11を被うキャップ20内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面11に吸着しているので、その気密性が極めて安定する。更に、キャップ11内の内容積の変化により、インクカートリッジ10のインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない。
【0042】なお、前記キャップ20をスライダー30に取付けるのに、図9に示すようにキャップ20の支持部226の底228に、スライダー30の取付孔32対応する貫通孔229を設け、ボルト・ナットなどを用いて取付け、前記キャップ20内が前記ヘッド面11に密着したとき気密になるようにしても良いのは勿論である。
【0043】次に、図10に示す本発明の他の実施の形態について説明する。この形態では、ベース側にカムレールを、スライダー側に移動軸を設けてカム機構を構成したものである。なお、図1乃至図9と同じ符号を付した部分は略同一のものを示す。以下相違点を中心に説明する。
【0044】図10は、インクジェット記録装置のキャッピング装置の要部を示す概略構成図である。
【0045】この形態では、前記カム機構5が、前記ホームステーションの近傍に配置された固定のベース4に設けられたカムレール54と、前記ベース4内を前後に移動可能なスライダー30に設けられ、前記カムレール54に沿って前後に移動する移動軸55とにより構成し、前記カムレール54に、前記キャップ20をヘッド面11側に押付ける山型のカム面56を形成する。なお、図中6は、スライダー30を前方に弾発付勢するためにベース4の底部に設けられたスプリング、7は、ヘッドクリーニング機構で、前記インクカートリッジ10がホームステーションから進出するとき又はホームステーションに退入するときの双方または何れかのみ、例えばゴム製のワイパー71がヘッド面11に接触し、そのヘッド面11をワイピングすることによりヘッド面11をクリーニングする。
【0046】この構成によれば、前述の実施の形態と同様、ヘッド面11が、中間部22がくびれ、下端部23に向かって末広がり状に弾性体によって形成されたキャップ20の上端部の開口Hによって覆われているので、ヘッド面11と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる。また、ベース4に形成されたカムレール54に山型のカム面56を形成するのみで、ホームステーション内の移動、すなわち山型のカム面56を移動軸55通過することにより、ヘッド面11を被うキャップ20内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面11に吸着しているので、その気密性が極めて安定する。更に、キャップ11内の内容積の変化により、インクカートリッジ10のインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない。
【0047】なお、上述した各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。例えば、上述の各実施の態様では、インクホルダーに1個のインクカートリッジを装着したものについて説明したが、インクホルダーに2個のインクカートリッジを装着するようにした、いわゆるマルチタイプのインクジェット記録装置に本発明を適用しても良いのは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明では、ヘッド面が、中間部がくびれ、下端に向かって末広がり状に弾性体によって形成されたキャップの上端部の開口によって覆われているので、ヘッド面と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる。また、ホームステーション内の移動により、ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面に吸着しているので、その気密性が極めて安定する。更に、キャップ内の内容積の変化により、インクカートリッジのインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない、などという効果を奏する。
【0049】また、請求項2記載の発明では、ヘッド面が、中間部がくびれ、下端に向かって末広がり状に弾性体によって形成されたキャップの上端部の開口によって覆われているので、ヘッド面と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる。
【0050】また、請求項3記載の発明では、ホームステーション内の移動により、ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面に吸着しているので、その気密性が安定する。更に、キャップ内の内容積の変化により、インクカートリッジのインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない。
【0051】また、請求項4記載の発明では、ヘッド面が、中間部がくびれ、下端に向かって末広がり状に弾性体によって形成されたキャップの上端部の開口によって覆われているので、ヘッド面と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる。また、ホームステーション内の移動により、ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面に吸着しているので、その気密性が極めて安定する。更に、キャップ内の内容積の変化により、インクカートリッジのインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない。
【0052】また、請求項5記載の発明では、ヘッド面が、中間部がくびれ、下端に向かって末広がり状に弾性体によって形成されたキャップの上端部の開口によって覆われているので、ヘッド面と接触する部分全体に均等に押圧力が加わり、長期間に亘って安定した気密性を確保することができる
【0053】また、請求項6記載の発明では、ヘッド面と接するキャップの上端部が軟らかいので、ヘッド面をソフトに被うことができ、ヘッド面を損なうことがないので、都合がよい。
【0054】また、請求項7記載の発明では、ヘッド面と接するキャップの上端部が薄いので、ヘッド面をソフトに被うことができ、ヘッド面を損なうことがないので、都合がよい。
【0055】また、請求項8記載の発明では、キャップのヘッド面と接する上端部が2重であるので、極めて気密性が良い。
【0056】また、請求項9記載の発明では、キャップのくびれから下側部分が筒状の支持部と、末広がり状に広がったスカート部とからなる2重形状であるので、弾力性の調整を極めて簡単に行うことができる。
【0057】また、請求項10記載の発明では、取付部の先端に形成された突起を、スライダーに形成された取付孔に嵌挿すれば、キャップを固定することができ、ボルト・ナットなどを用いる必要がないので、その取付け作業性が向上する。
【0058】また、請求項11記載の発明では、ホームステーション内の移動により、ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持して吸盤のようにヘッド面に吸着しているので、その気密性が安定する。更に、キャップ内の内容積の変化により、インクカートリッジのインクの吸引が行われ、これによりインクの目詰まりが防止されるとともに、ノズルが清掃される。しかも、この処理は、上記したホームステーション内の移動で行うことができるので、このための処理時間が必要でないほか、特別な吸引ポンプなど用いる必要がない。
【0059】また、請求項12記載の発明では、スライダーに形成されカムレールに谷型のカム面を形成するのみで、キャップをヘッド面側に押付けることができ、しかもこれによりインクの目詰まりを防止することができ、都合がよい。
【0060】さらに、請求項13記載の発明では、ベースに形成されたカムレールに山型のカム面を形成するのみで、キャップをヘッド面側に押付けることができ、しかもこれによりインクの目詰まりを防止することができ、都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるインクジェット記録装置のキャッピング装置の要部を示す概略構成図である。
【図2】キャップの一例を示す図で、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
【図3】キャップをスライダーに取付けた状態を示す要部断面図である。
【図4】インクカートリッジが印字作動領域から非印字領域であるホームステーションに後退してきたときの状態を示す動作説明図である。
【図5】図4からインクカートリッジが退避位置側に後退し、キャップがインクヘッドのヘッド面を覆った状態を示す動作説明図である。
【図6】図5からインクカートリッジが退避位置側に後退し、キャップがインクヘッドのヘッド面側に押上げられた状態を示す動作説明図である。
【図7】図6からインクカートリッジがさらに退避位置側に後退し、キャップがインクヘッドのヘッド面側に最大に押上げられた状態を示す動作説明図である。
【図8】図7からインクカートリッジが退避位置に後退し、キャップがインクヘッドのヘッド面側から少し下がり、キャップ内が負圧になった状態を示す動作説明図である。
【図9】キャップをスライダーに取付ける他の例を示す要部断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態によるインクジェット記録装置のキャッピング装置の要部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 インクホルダー
10 インクカートリッジ
11 ヘッド面
2 キャッピング装置
21 上端部
22 中間部
23 下端部
24 上端
25 上端
26 支持部
27 スカート部
28 取付部
29 突起
30 スライダー
32 取付孔
4 ベース
5 カム機構
51 固定軸
52 カムレール
53 谷型のカム面
54 カムレール
55 移動軸
56 山型のカム面
H 開口
H1 内側の開口
H2 外側の開口
Claims (13)
- インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジを用い、記録媒体に前記インクを噴射して記録を行うインクジェット記録装置において、
前記インクカートリッジのホームステーションの近傍に配置された固定のベース内を前後に移動可能なスライダーと、このスライダーの上部に取付けられ、前記インクカートリッジのヘッド面を被うように上端部が開口され、その中間部分がくびれ、下端部に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップと、前記インクカートリッジが前記ホームステーション内を移動する際、前記キャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップがヘッド面に吸着するようにしたカム機構とからなるキャッピング装置を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジを用い、記録媒体に前記インクを噴射して記録を行うインクジェット記録装置において、
前記インクカートリッジのホームステーションの近傍に配置された固定のベース内を前後に移動可能なスライダーと、このスライダーの上部に取付けられ、前記インクカートリッジのヘッド面を被うように上端部が開口され、その中間部分がくびれ、下端部に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップとを有するキャッピング装置を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジを用い、記録媒体に前記インクを噴射して記録を行うインクジェット記録装置において、
前記インクカートリッジがホームステーション内を移動する際、インクカートリッジの前記ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップがヘッド面に吸着するようにしたカム機構を有するキャッピング装置を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したとき、そのヘッド面を被う弾性体からなる中空状のキャップを有するキャッピング装置において、
前記ホームステーションの近傍に配置された固定のベース内を前後に移動可能なスライダーと、このスライダーの上部に取付けられ、前記ヘッド面を被うように上端部が開口され、その中間部分がくびれ、下端部に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップと、前記インクカートリッジが前記ホームステーション内を移動する際、前記キャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップをヘッド面に吸着するようにしたカム機構とからなることを特徴とするキャッピング装置。 - インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したとき、そのヘッド面を被うキャッピング装置において、
前記ホームステーションの近傍に配置された固定のベース内を前後に移動可能なスライダーと、このスライダーの上部に取付けられ、前記ヘッド面を被うように上端部が開口され、その中間部分がくびれ、下端部に向かって末広がり状に形成された弾性体からなるキャップとを備えたことを特徴とするキャッピング装置。 - 前記キャップの上端部の弾性力を、下端部の弾性力に比して軟らかく形成したことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のキャッピング装置。
- 前記キャップの上端部の厚みを、下端部の厚みに比して薄く形成したことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1つに記載のキャッピング装置。
- 前記キャップの上端部の開口を、2重形状に形成し、その内側の開口の上端を、外側の開口の上端より低く形成したことを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1つに記載のキャッピング装置。
- 前記キャップのくびれから下端部を、その上端が前記内側の開口に通じるとともに底を有する筒状の支持部と、この支持部の外側に位置し、前記くびれから下端に向かって末広がり状に広がったスカート部とからなる2重形状に形成し、前記支持部の底面に取付部を形成したことを特徴とする請求項8に記載のキャッピング装置。
- 前記取付部の先端に突起を形成し、この突起を前記スライダーに形成された取付孔に嵌挿して前記キャップをスライダーの上部に取付けたことを特徴とする請求項9に記載のキャッピング装置。
- インクをインク噴射孔から噴射するインクジェット方式のインクカートリッジのホームステーションの近傍に配置され、かつ前記インクカートリッジがホームステーションに位置したとき、そのヘッド面を被う弾性体からなる中空状のキャップを有するキャッピング装置において、
前記インクカートリッジが前記ホームステーション内を移動する際、前記ヘッド面を被うキャップ内を加圧状態から負圧状態に変化させ、待機位置では負圧状態を維持し、前記キャップがヘッド面に吸着するようにしたカム機構を備えたキャッピング装置。 - 前記カム機構が、前記ホームステーションの近傍に配置された固定のベースに設けられた固定軸と、前記ベース内を前後に移動可能なスライダーに形成され、前記固定軸に沿って前後に移動するカムレールとにより構成し、前記カムレールに、前記キャップをヘッド面側に押付ける谷型のカム面を形成したことを特徴とする請求項4または請求項11に記載のキャッピング装置。
- 前記カム機構が、前記ホームステーションの近傍に配置された固定のベースに設けられたカム面と、前記ベース内を前後に移動可能なスライダーに形成され、前記カム面に沿って前後に移動する移動軸とにより構成し、前記カムレールに、前記キャップをヘッド面側に押付ける山型のカム面を形成したことを特徴とする請求項4または請求項11に記載のキャッピング装置。
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