JP2000052567A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2000052567A
JP2000052567A JP22347398A JP22347398A JP2000052567A JP 2000052567 A JP2000052567 A JP 2000052567A JP 22347398 A JP22347398 A JP 22347398A JP 22347398 A JP22347398 A JP 22347398A JP 2000052567 A JP2000052567 A JP 2000052567A
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Kazuhiko Hara
和彦 原
Shigenori Fukazawa
茂則 深澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドからのインクの吸引作用を確実に
なし得る信頼性の高いキャップユニットを提供するこ
と。 【解決手段】 記録ヘッドのノズル開口からインクを吸
引するためのキャップユニット13には、ゴムなどの可
撓性物質により形成されたキャップ部材22の上端縁2
2aよりもわずかに低い位置にスペース部材31が配置
される。これにより、キャップ部材22がノズルプレー
ト側に圧着される作用を所定の範囲で抑制させることが
できる。したがって、負圧および圧着の相乗作用による
キャップ部材22の顕著な倒れこみ現象を防止しするこ
とができ、正常なヘッドクリーニング作用を保証するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙の幅方向
に移動する記録ヘッドを有し、印刷データに基づいてイ
ンク滴を記録用紙に向かって吐出することで、記録用紙
上に印字を行うインクジェット式記録装置であって、特
にインク滴を吐出するノズル開口の目詰まりを解消する
ためのキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの発達によりグ
ラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになった
ため、ディスプレイに表示される例えばカラー画像のハ
ードコピーを高品質で出力できる記録装置が求められて
いる。このような要求に応えるためにインクジェット式
記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されている。
【0003】このインクジェット式記録装置は、印刷時
の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度
で形成できるため、カラー印刷を含めた多くの印刷に使
用されている。
【0004】このようなインクジェット式記録装置は、
インク貯蔵手段からのインクの供給を受けるインクジェ
ット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相
対的に移動させる紙送り手段を備え、印字信号に応じて
記録ヘッドを移動させながら記録用紙にインク滴を吐出
させてドットを形成することで記録が行われる。
【0005】そしてキャリッジにブラック、イエロー、
シアン、マゼンタのインクの吐出が可能な記録ヘッドを
設け、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでな
く、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラ
ー印刷を可能としている。
【0006】このようなインクジェット式記録ヘッド
は、圧力発生室で加圧したインクをノズル開口からイン
ク滴として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノ
ズル開口からの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇
や、インクの固化によるノズル開口の目詰まりを発生し
たり、塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより吐出
異常となり、印刷不良を起こすという問題がある。
【0007】このために、インクジェット式記録装置は
通常、非印刷時に記録ヘッドのノズル形成面であるノズ
ルプレートを封止するためのキャッピング手段と、必要
に応じてノズルプレートを清掃するクリーニング部材を
備えている。
【0008】このキャッピング手段は、前記したノズル
開口のインクの乾燥を防止する蓋として機能するだけで
なく、ノズル開口に目詰まりが生じたり、気泡の混入に
より吐出異常に陥った場合には、キャップ部材によりノ
ズルプレートを封止し、負圧発生手段としての吸引ポン
プからの負圧により、ノズル開口からインクを吸引して
ノズル開口の目詰まりを解消したり、混入した気泡をノ
ズル開口から排出する機能をも備えている。
【0009】記録ヘッドの目詰まり解消や、混入した気
泡をノズル開口から排出するために行うインクの強制的
な排出処理は、通常クリーニング操作と呼ばれ、記録装
置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、またユー
ザが印字かすれを認識してクリーニングスイッチを操作
した場合に実行され、キャッピング手段によってノズル
プレートを封止してインクを排出させた後に、ゴムなど
の弾性板からなるクリーニング部材によりノズルプレー
トのワイピングが行われる。
【0010】ところで、この種のインクジェット式記録
装置に用いられているキャッピング手段は、例えば図1
0および図11に示すような構成とされている。すなわ
ち、図10は記録ヘッドをキャッピングした状態におけ
るキャッピング手段の縦断面図であり、図11はキャッ
ピング手段により封止された記録ヘッドを透視した状態
で示したものである。
【0011】図10および図11において、キャッピン
グ手段としてのキャップユニット13は、上面が解放さ
れた方形状のキャップホルダ21と、このキャップホル
ダ21内に収納され、耐インク性を有する可撓性物質、
特にゴムなどの弾性部材により形成されたカップ状のキ
ャップ部材22とにより構成されている。そして、前記
キャップ部材22はその上側縁がキャップホルダ21よ
りも若干突出した状態に形成されている。
【0012】また、キャップ部材22の内底部には耐イ
ンク性およびインク吸収性に優れた多孔質材料からなる
インク吸収材23が収納されている。さらに前記キャッ
プホルダ21の下底部を支持するスライダ24が具備さ
れ、キャリッジがキャッピング手段側に移動したとき、
図示せぬ回動アーム等の作用によって前記スライダ24
をほぼ水平姿勢に保ったまま上方に移動して記録ヘッド
8のノズルプレート8aをキャップ部材22によって封
止できるように構成されている。
【0013】一方、キャップ部材22を貫通するように
キャップケース22に吸引口25が形成されており、キ
ャップケース22の吸引口25には、吸引チューブ26
が接続されて負圧発生手段としての吸引ポンプに連結さ
れている。なお、図11には示されていないが、必要に
応じて前記キャップ部材22を貫通するように大気解放
口が形成され、エアーバルブの開弁によりキャップケー
ス22内が大気開放できるように構成されている。
【0014】前記した構成において、キャリッジのキャ
ッピング手段側への移動により、前記スライダが押し上
げられ、キャップ部材22の上端縁22aが記録ヘッド
8のノズルプレート8aを封止する。そして、前記吸引
ポンプを動作させることで、吸引チューブ26を介して
キャップケース22内に負圧が印加される。これによ
り、記録ヘッド8のノズル開口8bよりインクが吸引さ
れ、吸引されたインクはキャップ部材22内に収納され
たインク吸収材23に吸収されてキャップ部材22内に
貯留される。
【0015】また、記録ヘッド8のノズル開口8bより
インクの吸引が終了した時点で、図示せぬ前記エアーバ
ルブを開弁することにより、キャップ部材22内は正圧
に戻される。このエアーバルブが開弁した状態で、図示
せぬ前記吸引ポンプを動作させることにより、キャップ
部材22内に貯留されたインクは、吸引ポンプにより吸
引されて図示せぬ排インクタンクに排出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記したキャップユニ
ット13によれば、記録ヘッド8のノズルプレート8a
を封止できるようにするために、キャップ部材22はゴ
ムまたはエラストマなどの弾性部材により形成されてい
る。そして、その材料の持つ弾力性によってノズルプレ
ート8aとの間で密封状態をとるようになされている。
【0017】したがって、キャップ部材22内を負圧に
してノズル開口8bからインクを吸引しようとした場合
には、図10および図11に示すようにキャップ部材2
2は負圧により内側に変形するという問題が発生する。
【0018】一般に、キャップユニット13は、キャリ
ッジの移動に基づいて前記した回動アーム等によって記
録ヘッド8に対して上下動できるように構成されてお
り、キャップ部材22に低弾性材料を用いることによ
り、キャリッジの移動の負荷、すなわちキャリッシモー
タに対する負荷を軽減させるように配慮されている。し
かしながら前記キャップ部材22の材質が低弾性であれ
ばある程、前記した変形の度合いが顕著となる。
【0019】加えて、昨今においては、ノズルプレート
8aに配備されるノズル開口8bの数も増大しており、
これに伴い、吸引ポンプの吸引能力も増大するように構
成されていて、吸引ポンプによる吸引時の最大負圧はお
およそ−0.8気圧程度に達する場合がある。
【0020】このような条件下においては、キャップ部
材22の上端縁22aが内側に倒れるように変形し、さ
らにこの状態でキャップ部材22の上端縁22aがノズ
ルプレート8a側に圧着される作用が与えられるため
に、なおさら上端縁22aが内側に倒れ込んだ変形状態
となされる。
【0021】このためにキャップ部材22の上端縁22
aによって形成されるシール部分が、図11に示すよう
にノズル開口8a部分に達して、ノズル開口からの正常
なインクの吸引動作が成し得なくなるという問題が発生
する。
【0022】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、キャップ部材がノズルプレート側に圧
着される作用を所定の範囲で抑制させることにより、キ
ャップ部材の顕著な倒れこみ現象を防止し得るキャッピ
ング手段の構成を提供しようとするものであり、これに
より信頼性を向上させたインクジェット式記録装置を提
供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置における好ましい実施の形態によれば、ノズル開口か
らインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、
前記記録ヘッドのノズル形成面を封止するキャップ部材
を備えるとともに負圧発生手段からの負圧を受けてノズ
ル開口からインクを吸引するキャッピング手段を搭載し
たインクジェット式記録装置であって、前記キャッピン
グ手段には、ノズル形成面の封止によるキャップ部材の
変形に基づいて前記ノズル形成面に当接するスペース部
材を具備させた構成とされる。
【0024】この場合の好ましい1つの形態において
は、前記スペース部材は、キャップ部材を収納するキャ
ップホルダの開口周縁部に配置された構成とされる。
【0025】またこの場合の他の好ましい形態において
は、前記スペース部材は、キャップ部材を収納するキャ
ップホルダの内底部より直立した状態で形成される。
【0026】そして前記いずれの形態においても、前記
スペース部材は、ノズル形成面を構成する部材よりも軟
質部材により形成されていることが好ましい。
【0027】また前記スペース部材のノズル形成面に当
接する先端部は、その縦断面が円弧状になされているこ
とが好ましく、さらに前記スペース部材は、キャッピン
グ手段に3個以上形成されていることが好ましい。
【0028】さらにまた前記スペース部材は、キャッピ
ング手段が記録ヘッドのノズル形成面を封止した状態に
おいて、記録ヘッドのノズル開口に対向する位置を避け
て配置されていることが望ましい。
【0029】また、前記したいずれの場合であっても、
好ましくは前記スペース部材は、キャップ部材の内底部
に配置されたインク吸収材がノズルプレート側に変形す
るのを阻止する固定部材を兼ねた構成とされる。
【0030】この場合の好ましい形態においては、前記
スペース部材は先端に頭部を有する別体のピン部材を、
キャップ部材を収納するキャップホルダに植設して構成
され、前記頭部によってキャップ部材の内底部に配置さ
れたインク吸収材がノズルプレート側に変形するのを阻
止する固定部材を兼ねた構成とされる。
【0031】またこの場合の他の好ましい形態において
は、前記スペース部材は、キャップ部材を収納するキャ
ップホルダに一体成形され、その先端を加熱変形させる
ことによって頭部を形成し、前記頭部によってキャップ
部材の内底部に配置されたインク吸収材がノズルプレー
ト側に変形するのを阻止する固定部材を兼ねた構成とさ
れる。
【0032】そしてこれらのいずれの場合においても、
前記スペース部材には、その頭部にインク誘導溝が施さ
れ、スペース部材の頭部に付着したインク滴をインク吸
収材に誘導できるように構成されていることが望まし
い。
【0033】以上のように構成されたキャッピング手段
を備えたインクジェット式記録装置によると、キャッピ
ング手段には負圧発生手段からの負圧によるキャップ部
材の変形に基づいて、ノズル形成面に当接するスペース
部材が具備されているので、キャップ部材として比較的
低弾性の材料を用いても、前記スペース部材がノズル形
成面に当接してキャップ部材の過度な倒れこみ現象を阻
止することができる。
【0034】これにより、キャップ部材の上端縁によっ
て形成されるシール部分が、ノズル開口部分に達して、
ノズル開口からの正常なインクの吸引動作が成し得なく
なるという問題を阻止することができ、正常なヘッドク
リーニング作用を保証することができる。
【0035】そして、前記スペース部材はノズル形成面
であるノズルプレートに当接して機能するため、両者の
間の寸法を一定に保つことができ、常に安定して正常な
ヘッドクリーニング作用を反復して実行することができ
る。
【0036】また、前記スペース部材をキャップ部材の
内底部に配置されたインク吸収材がノズルプレート側に
変形するのを阻止する固定部材を兼ねた構成とすること
によりキャップ部材内に収容されたインク吸収材が、た
とえ膨潤してもインク吸収材の上面に発生するインクの
泡によるノズル開口への悪影響を低減させることができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づい
て説明する。図1は本発明が適用されたインクジェット
式記録装置の一実施例を示すものであり、図中符号1は
キャリッジであり、キャリッジモータ3の駆動により往
復動するタイミングベルト2を介し、ガイド部材4に案
内されてプラテン5の軸方向に往復移動されるように構
成されている。
【0038】キャリッジ1の記録用紙6に対向する側に
は、ブラック用記録ヘッド7、およびカラー用記録ヘッ
ド8が搭載され、またその上方にはそれぞれの記録ヘッ
ドにインクを供給するブラック用インクカートリッジ
9、およびカラー用インクカートリッジ10が着脱可能
に装填されている。
【0039】図中符号11は、非印字領域外に配置され
たキャッピング装置であって、ブラックヘッド用のキャ
ッピング手段を構成するキャップユニット12とカラー
ヘッド用のキャッピング手段を構成するキャップユニッ
ト13が配置されている。そしてキャッピング装置11
の下方には、キャッピング装置11の各キャップユニッ
トに対して負圧を与えるための吸引ポンプ16が配置さ
れている。
【0040】前記キャップユニット12,13は記録装
置の休止期間中のノズル開口の乾燥を防止するキャッピ
ング手段として機能する他、前記吸引ポンプ16からの
負圧を記録ヘッド7、8に作用させて、インクを吸引す
る手段としての機能も兼ね備えている。またキャッピン
グ装置11の近傍には、ゴムなどの弾性物質により形成
されたクリーニング部材17が配置され、キャリッジの
キャッピング装置11側への移動に伴い、各記録ヘッド
7,8におけるノズルプレートのワイピングが実行でき
るように構成されている。
【0041】図2は前記キャップユニット12,13の
うちの一方、例えばカラーヘッド用のキャップユニット
13の第1の実施の形態を断面状態で示したものであ
る。なおこのキャップユニット13の基本構成は、前記
した図10に示したものと同様であり、それぞれの相当
部分は同一符号で示しており、したがって前述した各部
の説明は省略する。
【0042】図2において、キャップユニット13を構
成するキャップホルダ21には、キャップホルダ21の
開口周縁部にスペース部材31が上方に向かって立ち上
がるように配置されている。そしてスペース部材31
は、その縦断面が円弧状になされており、その先端部の
高さはキャップ部材22の上端縁22aに対してわずか
に低くなるように設定されている。
【0043】図3は、このスペース部材31が配置され
たキャップユニット13によって、記録ヘッド8のノズ
ルプレート8aを封止した状態を示している。図3に示
されたようにキャップユニット13によって記録ヘッド
8のノズルプレート8aを封止した場合には、ゴムまた
はエラストマにより形成されたキャップ部材22の上端
縁22aがノズルプレート8aに当接して変形し、また
この変形に伴ってスペース部材31の先端がノズルプレ
ート8aに当接される。
【0044】この作用により、キャップ部材22の弾性
力に伴う適正な圧力でキャップ部材22の上端縁22a
がノズルプレート8aに密着し、ノズルプレート8aに
形成された各ノズル開口8bを封止することができる。
【0045】また図4は図3に示す状態において、記録
ヘッド8を透視した状態で示している。図4に示された
ように、前記スペース部材31は方形状のキャップホル
ダ21の一辺にそれぞれ離間するように2つ配置され、
またこれに対向する他の一辺の中央部に1つ配置され
て、合計3つのスペース部材31が存在している。
【0046】このようにキャップホルダ21の対向する
周縁に3つのスペース部材31を配置することにより、
スペース部材31はノズルプレート8aに対して3点支
持された形で当接することとなり、したがって、キャッ
プ部材22の上端縁22aは均等に変形して方形状の上
端縁22aがノズルプレート8aに対して均一に密着す
ることになる。
【0047】なお、前記各スペース部材31は記録ヘッ
ド8のノズルプレート8aを構成する例えばステンレス
鋼に比較して軟質部材である合成樹脂等により構成され
ていることが望ましく、このような構成によりノズルプ
レート8aに損傷を与えるという問題を回避することが
できる。
【0048】図2乃至図4に示す第1の実施の形態によ
ると、キャップユニット13によって記録ヘッド8のノ
ズルプレート8aを封止した状態において、吸引チュー
ブ26を介して吸引ポンプ16により負圧を与えた場
合、キャップ部材22の上端縁22aが若干内側へ湾曲
するという作用を受けるものの、スペース部材31の存
在によって位置規制されるため、キャップ部材22の上
端縁22がなおも変形して内側に倒れ込むという助長現
象は発生しない。
【0049】したがって、図11に示した従来の例のよ
うに、吸引および押圧の相乗作用によりキャップ部材2
2の上端縁22aが極端に内側に倒れ込み、その上端縁
22aがノズル開口8a部分に達して、ノズル開口から
の正常なインクの吸引動作が成し得なくなるという問題
を効果的に回避することができる。
【0050】なお、図2乃至図4に示す第1の実施の形
態においては、3つのスペース部材を配置した構成を示
しているが、このスペース部材は例えば4つ以上配置さ
れていてもよい。
【0051】次に図5は、キャップユニットの第2の実
施の形態を断面状態で示したものである。なお図5にお
いて既に説明した各部に相当する部分は同一符号で示し
ており、したがって当該部分の説明は省略する。
【0052】図5に示す第2の実施の形態においては、
合成樹脂により構成されるキャップホルダ21と一体に
スペース部材31が直立した状態で形成され、その先端
部がインク吸収材23を貫通して上部に突出された構成
とされている。
【0053】このスペース部材31の先端部は半球状に
なされており、その先端部の高さはキャップ部材22の
上端縁22aに対してわずかに低くなるように設定され
ている。そして、スペース部材31は後述する図7に示
す形態と同様に6か所に配置され、これら6本のスペー
ス部材31によって、ノズルプレート8aに対して多点
支持された形で当接するように構成されている。
【0054】したがって、キャップ部材22の上端縁2
2aは均等に変形して方形状の上端縁22aがノズルプ
レート8aに対して均一に密着することになる。
【0055】次に図6は、キャップユニットの第3の実
施の形態を断面状態で示したものであり、また図7は図
6に示す状態において、記録ヘッド8を透視した状態で
示している。なお図6および図7において既に説明した
各部に相当する部分は同一符号で示しており、したがっ
て当該部分の説明は省略する。
【0056】図6および図7に示す第3の実施の形態に
おいては、キャップホルダ21の内底部より一体に立ち
上げた6本のスペース部材31が、インク吸収材23を
貫通して上部に突出され、その先端部を加熱変形させる
ことによって頭部31aを形成した構成とされている。
【0057】この頭部31aは、キャップ部材22の内
底部に配置されたインク吸収材23がノズルプレート8
a側に変形するのを阻止する固定部材を兼ねた構成とさ
れている。これによりインク吸収材23がインクを吸収
して膨潤しても、キャッピング状態においてインク吸収
材23と記録ヘッド8の各ノズル開口8bとの距離を確
保することができる。
【0058】したがってキャップユニット内を大気開放
した際に発生するインクの泡がノズル開口8bに達する
のを阻止できるか、またはその程度を低減させることが
可能となる。よって、インクの泡がノズル開口8bに侵
入するなどしてノズル開口8bのメニスカスを破壊し、
いわゆるドット抜けを発生させたり混色が発生するなど
の印字不良を起こすという問題を回避することが可能と
なる。
【0059】なお、前記頭部31aは半球状の凹面を有
する加熱部材を押し当てることによって形成させること
が可能である。この場合、好ましくは6本のスペース部
材31を同時に一工程で加熱変形させることで、共に同
一高さに仕上げることができ、またキャップ部材22の
上端縁22aに対してわずかに低くなるように設定させ
ることができる。
【0060】また図7に示すように、前記スペース部材
31は、キャッピング手段が記録ヘッドのノズル形成面
を封止した状態において、記録ヘッドのノズル開口8b
に対向する位置を避けて配置されている。すなわち、図
7に示すように各スペース部材31の頭部31aは、そ
れぞれ各ノズル開口8bにより形成されたノズル列の直
下を避けて、各ノズル列の間に位置するように配置され
ている。これにより、インク吸引時において、記録ヘッ
ド8より排出されたインクがスペース部材31の頭部3
1aにインク滴となって残留する度合いを低減させるこ
とができ、インクの掃けを良好になし得る。
【0061】図8はキャップユニットの第4の実施の形
態における一部を拡大断面状態で示したものである。な
お図8において既に説明した各部に相当する部分は同一
符号で示しており、したがって当該部分の説明は省略す
る。
【0062】図8に示す第4の実施の形態においては、
キャップホルダ21の内底部より一体に立ち上げたスペ
ース部材31の上端部を加熱変形させて頭部31aを形
成させる場合に、半球状の頭部31aにさらにインク誘
導溝31bを施した状態を示している。
【0063】このインク誘導溝31bは、半球状の凹面
内に例えば板状の部材を配置して成る加熱部材を押し当
てることによって形成させることが可能である。
【0064】このようにインク誘導溝31bを施すこと
により、記録ヘッド8より排出されてスペース部材31
の頭部31aに付着したインクは、前記誘導溝31bを
通りインク吸収材23側に即座に吸収される。なお、前
記インク誘導溝31bは、図に示すように1本に限られ
ることはなく、半球状頭部の大きさに応じて適宜の本数
が施される。またこの場合、インク誘導溝がクロスする
ように配置されていても良い。
【0065】以上説明した例は、いずれもスペース部材
31をキャップホルダ21に一体に形成させた形態を示
しているが、スペース部材31としては別体のピン状部
材を用いるようにしてもよい。すなわち、別体のピン状
部材を例えばキャップホルダ21に植設することによ
り、前記と同様な形態および同様な作用効果を得ること
ができる。
【0066】図9はキャップホルダに植設される各種の
スペース部材の外観構成を示したものである。すなわ
ち、図9(a)に示すスペース部材31は、その頭部3
1aの上面が平坦状に成されたものである。この図9
(a)に示したスペース部材においては、頭部31aの
上面が平坦に成されているがため、インクの表面張力に
よりその上面にインクが乗って、キャッピング装置から
のインクの排出工程後においても、インクが残留すると
いう問題が残される。
【0067】そこで、図9(b)に示すようにスペース
部材31の頭部31aを半球状に形成することが好まし
い。このようにスペース部材の頭部を半球状に形成する
ことで、スペース部材31の頭部31aに表面張力によ
りインクが残留する現象を低減でき、スペース部材31
周りのインクはインク吸収材23側に吸収される。
【0068】また、図9(c)および図9(d)はスペ
ース部材31を互いに直交する正面および側面方向から
視た状態で示しており、図のようにスペース部材31の
頭部31aを半球状に形成させると共に、半球状頭部の
上面にさらにインク誘導溝31bを施すように構成する
ことがさらに好ましい。このようにインク誘導溝31b
を施すことにより、スペース部材31の頭部31aに付
着したインクは誘導溝31bを通りインク吸収材23側
に即座に吸収される。
【0069】図9に示した各スペース部材31を、その
頭部先端の高さがキャップ部材22の上端縁22aに対
してわずかに低くなるようにそれぞれキャップホルダ2
1に植設するすることで、前記した各形態と同様にキャ
ップ部材22の弾性力に伴う適正な圧力でキャップ部材
22の上端縁22aがノズルプレート8aに密着し、ノ
ズルプレート8aに形成された各ノズル開口8bを封止
することができる。
【0070】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明にか
かるインクジェット式記録装置は、キャッピング手段に
ノズル形成面の封止によるキャップ部材の変形に基づい
てノズル形成面に当接するスペース部材を具備させたの
で、キャップ部材がノズルプレート側に圧着される作用
を所定の範囲で抑制させることができる。
【0071】したがって、負圧および圧着の相乗作用に
よりキャップ部材の顕著な倒れこみ現象を防止しするこ
とができ、正常なヘッドクリーニング作用を保証するこ
とができる。
【0072】また、前記スペース部材をインク吸収材の
固定手段として兼用した構成とすることにより、キャッ
プ部材内に収容されたインク吸収材がたとえ膨潤して
も、インク吸収材の上面に発生するインクの泡によるノ
ズル開口への悪影響を低減させることができる。これに
よりインクの泡がノズル開口に侵入するなどしてノズル
開口のメニスカスを破壊し、いわゆるドット抜けなどの
印字障害を発生させる問題を有効に回避することができ
る信頼性の高い記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット式記録装置の
斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置に搭載されるキャッピング
ユニットの第1の実施の形態を示した断面図である。
【図3】図2に示すキャッピングユニットによって記録
ヘッドのノズル開口を封止した状態を示す断面図であ
る。
【図4】図3に示す封止状態において記録ヘッドを透視
した状態で示す平面図である。
【図5】図1に示す記録装置に搭載されるキャッピング
ユニットの第2の実施の形態を示した断面図である。
【図6】図1に示す記録装置に搭載されるキャッピング
ユニットの第3の実施の形態を示した断面図である。
【図7】図6に示すキャッピングユニットによって記録
ヘッドを封止した場合の記録ヘッドを透視した状態で示
す平面図である。
【図8】図1に示す記録装置に搭載されるキャッピング
ユニットの第4の実施の形態を示した断面図である。
【図9】キャッピングユニットに植設される各種のスペ
ース部材の外観構成図である。
【図10】従来のキャッピングユニットによって記録ヘ
ッドを封止した場合を示す断面図である。
【図11】図10に示すキャッピングユニットによって
記録ヘッドを封止した場合の記録ヘッドを透視した状態
で示す平面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 5 プラテン 6 記録用紙 7 ブラックインク用記録ヘッド 8 カラーインク用記録ヘッド 8a ノズルプレート 8b ノズル開口 9 ブラック用インクカートリッジ 10 カラー用インクカートリッジ 12 キャップユニット(ブラックインク用) 13 キャップユニット(カラーインク用) 16 吸引ポンプ(負圧発生手段) 17 クリーニング部材 21 キャップホルダ 22 キャップ部材 22a 上端縁 23 インク吸収材 24 スライダ 25 吸引口 26 吸引チューブ 31 スペース部材 31a 頭部 31b インク誘導溝

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口からインク滴を吐出するイン
    クジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形
    成面を封止するキャップ部材を備えるとともに負圧発生
    手段からの負圧を受けてノズル開口からインクを吸引す
    るキャッピング手段を搭載したインクジェット式記録装
    置であって、 前記キャッピング手段には、ノズル形成面の封止による
    キャップ部材の変形に基づいて前記ノズル形成面に当接
    するスペース部材が具備されていることを特徴とするイ
    ンクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記スペース部材は、キャップ部材を収
    納するキャップホルダの開口周縁部に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記スペース部材は、キャップ部材を収
    納するキャップホルダの内底部より直立した状態で形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記スペース部材は、ノズル形成面を構
    成する部材よりも軟質部材により形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のイ
    ンクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記スペース部材のノズル形成面に当接
    する先端部は、その縦断面が円弧状になされていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    インクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記スペース部材は、キャッピング手段
    に3個以上形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載のインクジェット式記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記スペース部材は、キャッピング手段
    が記録ヘッドのノズル形成面を封止した状態において、
    記録ヘッドのノズル開口に対向する位置を避けて配置さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項3乃至
    請求項6のいずれかに記載のインクジェット式記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記スペース部材は、キャップ部材の内
    底部に配置されたインク吸収材がノズルプレート側に変
    形するのを阻止する固定部材を兼ねた構成とされている
    ことを特徴とする請求項1または請求項3乃至請求項7
    のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記スペース部材は、先端に頭部を有す
    る別体のピン部材を、キャップ部材を収納するキャップ
    ホルダに植設して構成され、前記頭部によってキャップ
    部材の内底部に配置されたインク吸収材がノズルプレー
    ト側に変形するのを阻止する固定部材を兼ねた構成とさ
    れていることを特徴とする請求項8に記載のインクジェ
    ット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記スペース部材は、キャップ部材を
    収納するキャップホルダに一体成形され、その先端部を
    加熱変形させることによって頭部を形成し、前記頭部に
    よってキャップ部材の内底部に配置されたインク吸収材
    がノズルプレート側に変形するのを阻止する固定部材を
    兼ねた構成とされていることを特徴とする請求項8に記
    載のインクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 前記スペース部材は、その頭部にイン
    ク誘導溝が施され、スペース部材の頭部に付着したイン
    ク滴をインク吸収材に誘導できるように構成したことを
    特徴とする請求項9または請求項10に記載のインクジ
    ェット式記録装置。
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