JP2005033650A - カスコード接続回路及びその集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力電力が大きく、かつ、効率の良いカスコード接続回路を提供する。
【解決手段】 本発明によるカスコード接続回路は、ソース端子(22)が接地された第1の電界効果型トランジスタ(FET)(12)と、ソース端子が第1のFET(12)のドレイン端子に接続された第2のFET(14)と、第1のFET(12)のソース端子(22)と、第2のFET(14)のゲート端子(28)との間に接続されたコンデンサ(16)と、第1のFET(12)のソース端子(22)と、第2のFET(14)のゲート端子(28)との間に接続された第1の抵抗(18)と、第2のFET(14)のゲート端子(28)と、第2のFET(14)のドレイン端子(24)との間に接続された第2の抵抗(20)とを備える。そして、コンデンサ(16)の容量値は、第2のFET(14)のゲート−ソース間容量の値の0.01倍乃至10倍である。
【選択図】図4

Description

本発明は、高周波回路に用いられるカスコード接続回路及びその集積回路に関する。
電界効果型トランジスタ(以下、「FET」という。)がカスコード接続されたカスコードFETは、例えば、携帯電話等の高周波増幅回路に用いられる。カスコードFETは、第1のFETと、第2のFETと、コンデンサとを備える。第1のFETのソース端子は接地され、第1のFETのドレイン端子は、第2のFETのソース端子に接続される。第1のFETのゲート端子、第1のFETのソース端子、及び第2のFETのドレイン端子は、それぞれ、カスコードFETのゲート端子、ソース端子、及びドレイン端子として作用する。また、第2のFETのゲート端子は、コンデンサを介して接地される(例えば、非特許文献1及び特許文献1参照。)。第2のFETのゲート端子は、ゲート電圧設定端子に接続され、その設定端子により直流電圧が印加される。通常、その設定端子には、0Vの電圧が印加されるが、場合により所望の電圧が印加される。
一般に、FETの耐圧は10〜30Vと低く、それを動作させる場合には、第2のFETのドレイン端子に接続される高圧電源をDC変換して降圧する必要がある。しかし、カスコードFETは、2つのFETを重ねることにより、ドレイン端子とソース端子との間の耐圧が、単一のFETの2倍になる。従って、カスコードFETを用いれば、降圧が不要となり、上述の電圧変換による変換損失が低減できる。よって、システム全体の効率が向上するという利点がある。
一方、FETを備えた高周波用途の集積回路が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
ブルース M・グリーン(Bruce M. Green)等著、「Cascode Connected AlGaN/GaN HEMT's on SiC Substrates」,Microwave and Guided Wave Letters,IEEE社,2000年8月,第10巻(vol.10),第8号(NO.8),p.316−318 特開平6−224647号公報 特許第3169775号
しかし、非特許文献1及び特許文献1に開示されるようなカスコードFETにおいては、一般に、コンデンサの容量値が大きく設定され、高周波に対して第2のFETのゲート端子が短絡した状態となる。これにより、第1のFETのドレイン−ソース間電圧がほぼ一定に保たれ、動作電圧を高くしても、それに比例した出力電力が得られないという問題があった。また、それらのカスコードFETでは、第2のFETのドレイン−ソース間電圧のみが変動するが、その変動の幅(電圧振幅)は小さく、出力電力が小さいという問題があった。結果として、動作電圧を高くしても、カスコードFET全体のドレイン−ソース間電圧の振幅が小さいので、出力電力が小さく、効率が低いという問題があった。
本発明の目的は、出力電力が大きく、かつ、高効率で動作するカスコード接続回路及びその集積回路を提供することである。
本発明によるカスコード接続回路は、2つの電界効果型トランジスタ(FET)がカスコード接続されて構成される。そのカスコード接続回路は、ソース端子が接地された第1のFETと、ソース端子が前記の第1のFETのドレイン端子に接続された第2のFETと、前記の第1のFETのソース端子と前記の第2のFETのゲート端子との間に接続された第1のコンデンサとを備える。前記の第1のコンデンサの容量値は、前記の第2のFETのゲート−ソース間容量の値の0.01倍乃至10倍である。
本発明による集積回路は、本発明による上述のカスコード接続回路を少なくとも1つ集積化した集積回路である。その集積回路は、半導体基板上に、外部と接続可能なソース電極領域と、外部と接続可能なドレイン電極領域と、各々の前記のカスコード接続回路の前記の第1のFETのソース電極、前記の第1のFETのゲート電極、前記の第2のFETのゲート電極及び前記の第2のFETのドレイン電極から成るFET領域と、前記の第1のコンデンサとして動作する単一のコンデンサ領域とを備える。前記のFET領域における前記のソース電極及び前記のドレイン電極は、それぞれ、前記のソース電極領域及び前記のドレイン電極領域に電気的に接続される。前記のコンデンサ領域は、前記のFET領域の近傍に配置される。
本発明によるカスコード接続回路によれば、2つの電界効果型トランジスタ(FET)がカスコード接続されたカスコード接続回路であって、ソース端子が接地された第1のFETと、ソース端子が第1のFETのドレイン端子に接続された第2のFETと、第1のFETのソース端子と、第2のFETのゲート端子との間に接続された第1のコンデンサとを備え、第1のコンデンサの容量値が、第2のFETのゲート−ソース間容量の値の0.01倍乃至10倍であるので、出力電力が大きく、かつ、効率の良い回路が実現できる。
実施の形態1.
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1によるカスコード接続回路を示す。図1に示されるように、カスコード接続回路10は、接合型FETをカスコード接続することにより構成される。カスコード接続回路10は、第1の接合型FET(N型)12、第2の接合型FET(N型)14、及びコンデンサ16を備える。ここで、第1の接合型FET(以下、単に「FET」という。)12及び第2のFET14は、その特性が等しいものとする。第1のFET12のソース(S)端子22は接地され、ドレイン(D)端子は、第2のFET14のソース(S)端子に接続される。第2のFET14のドレイン(D)端子24は、交流電源(平均電圧値Vdd)に接続される。第1のFET12のゲート(G)端子26、第1のFET12のソース(S)端子22、及び第2のFET14のドレイン(D)端子24は、それぞれ、カスコード接続回路10のゲート端子、ソース端子、及びドレイン端子として作用する。コンデンサ16は、その一端が第2のFET14のゲート端子28に接続され、他端が第1のFET12のソース端子に接続される(接地される)。第2のFET14のゲート端子28は、ゲート電圧設定端子30に接続され、その設定端子30により直流電圧が印加される。通常、その設定端子30には、0Vの電圧が印加されるが、場合により所望の電圧が印加される。
図2は、図1に示されるカスコード接続回路の等価回路である。図2において、第1のFET12及び第2のFET14のドレイン−ソース間電圧の値は、それぞれ、Vds1及びVds2で示され、第1のFET12及び第2のFET14のドレイン電流の値は、それぞれ、Ids1及びIds2で示される。また、第1のFET12及び第2のFET14のゲート−ソース間容量の値は、Cgs1及びCgs2で示され、第1のFET12及び第2のFET14のゲート−ソース間電圧の値は、それぞれ、Vgs1及びVgs2で示される。
以下に、コンデンサ16の容量値(C1)について説明する。図3は、図1のカスコード接続回路10におけるコンデンサ16の容量値C1を(a)0pF、(b)0.6pF、(c)20pFとして、動作シミュレーションを行ったときの、第1のFET12のドレイン−ソース間電圧(電圧値Vds1)及び第2のFET14のドレイン−ソース間電圧(電圧値Vds2)を示す波形図である。図3に示されるように、C1=0pFのときは、Vds2の振幅が小さく、C1=20pFのときは、Vds1の振幅が小さい。これらに対し、C1をRF(無線周波数)的に短絡とならない0.6pFに設定したとき(C1=0.6pF)は、Vds1及びVds2が、共に、約±10Vの範囲で変化し、カスコード接続回路10の出力電圧が、±20Vの範囲で変化する。以上により、C1を最適化すれば、カスコード接続回路10の出力電力が大きくなるとともに、効率も増大することがわかる。なお、各々の波形図において、複数の曲線が存在するのは、カスコード接続回路に対する入力電力(実質的にはゲート端子26に印加される入力電圧)を変化させているからである。
次に、図2の等価回路を用いて、具体的にC1の最適値を求める。図2の回路を参照すると、コンデンサ16及び第2のFET14のゲート−ソース間容量に関して、以下の式(1)が成り立つ。
Figure 2005033650
また、2つのFETが均等に動作するとき(図3(b)参照。このとき、カスコード接続回路の出力電力は最大になる)、各々のFETを流れる電流及びその出力電圧の振幅が等しくなるので、以下の式(2)〜式(4)が成り立つ。
Figure 2005033650
ここで、gは相互コンダクタンス、RLは負荷抵抗の値を示す。
さらに、式(1)〜式(4)を用いて、以下の式(5)が得られる。
Figure 2005033650
式(5)を参照すると、例えば、高周波回路に用いられる場合の一般的な条件である、g=48mS、Cgs2=3pF、RL/2=89Ωのとき、C1=0.9pFとなる。これは、上述のシミュレーション結果におけるC1=0.6pFにほぼ一致し、このとき、カスコード接続回路10の出力電力が大きくなるとともに、効率も増大することがわかる。
一般に、高周波回路に用いられるとき、1/{gRL/2−1}の値は、FETの種類や整合条件により、0.01乃至10程度に設定される。従って、出力電力が大きく、かつ、高効率で動作するカスコード接続回路を得るためには、C1がCgs2の0.01倍乃至10倍の範囲内にあればよい。
本実施の形態によるカスコード接続回路によれば、C1を最適化することにより、出力電力が大きく、かつ、効率の良い回路が実現できる。
また、本実施の形態によるカスコード接続回路は、2つのFETをカスコード接続することにより、ソース−ドレイン間の耐圧が単一のFETの約2倍となる。従って、電源電圧の降圧が不要となり、それに伴う損失を低減できる。また本実施の形態によるカスコード接続回路によれば、耐圧の低いFETを用いた場合であっても、高電圧高出力動作が可能となる。
なお、本実施の形態によるカスコード接続回路においては、カスコード接続する半導体素子として接合型FETを用いたが、金属酸化物半導体型FET(MOS型FET)を用いた場合であっても、コンデンサの容量値を最適化することにより、出力電力が大きく、かつ、効率の良い回路が実現できる。また、FETの代わりにバイポーラトランジスタを用いた場合であっても、種々の条件を最適化することにより、出力電力が大きく、かつ、効率の良いカスコード接続回路が実現できる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2によるカスコード接続回路を示す。図4に示されるカスコード接続回路40が、図1に示されるカスコード接続回路10と異なる点は、ゲート設定端子30が除去され、第1の抵抗42及び第2の抵抗44が追加された点である。第1の抵抗42は、その一端が、第2のFET14のゲート端子28に接続され、他端が第1のFET12のソース端子に接続される(接地される)。第2の抵抗44は、第2のFET14のゲート端子28と、第2のFET14のドレイン端子24との間に接続される。
図4のカスコード接続回路40においては、第1の抵抗42及び第2の抵抗44による抵抗分圧を用いて、ゲート端子28に印加する電圧を定める。従って、ゲート設定端子を用いて電圧を印加する場合とは異なり、Vdd=0Vであっても、ゲート端子28に順方向電流が流れることはなく、素子破壊を防止できるという利点がある。
図5は、図1に示されるカスコード接続回路の等価回路である。図5において、第1のFET12及び第2のFET14のドレイン−ソース間電圧の値は、それぞれ、Vds1及びVds2で示され、第1のFET12及び第2のFET14のドレイン電流の値は、それぞれ、Ids1及びIds2で示される。また、第1のFET12及び第2のFET14のゲート−ソース間容量の値は、Cgs1及びCgs2で示され、第1のFET12及び第2のFET14のゲート−ソース間電圧の値は、それぞれ、Vgs1及びVgs2で示される。
コンデンサ16の容量値(C1)は、実施の形態1で説明したように、Cgs2の0.01倍乃至10倍の範囲内に設定する。
本実施の形態によるカスコード接続回路40は、実施の形態1によるカスコード接続回路10と異なり、抵抗42,44を含む。従って、カスコード接続回路10の出力電力は、これらの抵抗42,44の値によっても影響を受ける。以下に、カスコード接続回路40において大きな出力電力を得るために、第1の抵抗42の値(R1)及び第2の抵抗44の値(R2)が満たすべき好ましい条件を求める。カスコード接続回路40は、ドレイン−ソース間電圧の振幅が大きいときに、その出力電力が大きくなる。カスコード接続回路40のドレイン−ソース間電圧の振幅が大きいときとは、2つのFET12,14のドレイン−ソース間電圧の振幅が共に大きいときである。従って、抵抗値(R1,R2)は、各々のFET12,14のドレイン−ソース間電圧の振幅が最大になるように、つまり、各々のFET(12,14)のドレイン−ソース間電圧(Vds1,Vds2)が等しくなるように設定されることが好ましい。このとき、交流電源の平均電圧値はVddであるので、各々のFETのドレイン−ソース間電圧はVdd/2となり、図5の等価回路を用いて、以下の式(6)が成り立つ。
Figure 2005033650
また、式(6)から、以下の式(7)が導かれる。
Figure 2005033650
式(7)が成り立つとき、各々のFETのドレイン−ソース間電圧がVdd/2に等しくなり、カスコード接続回路40の出力電力が最大になる。例えば、Vgs1(=Vgs2)=−2.1V、Vdd=24Vのとき、R1/R2=0.7である。なお、この例において、Vgs1=−2.1Vのとき、第1のFET12のドレイン電流(電流値Ids1)は、ドレイン飽和電流(電流値Idss)の1/10以下となる。
また、第1の抵抗42に流れるRF(無線周波数)電流は、第2のFET14のゲート−ソース間容量(容量値Cgs2)に流れるRF電流よりも十分小さくなければならない(図4の回路において、式(1)が成り立つのは、R1,R2>>1/ωCgs2のときである。)。ここで、第1の抵抗42の、第2のFET14の単位ゲート幅当たりの抵抗値をR1とすると、R1は、以下の式(8)を満たす必要がある。
Figure 2005033650
ここで、Wgは、第2のFET14のゲート幅を示し、Cgs2/Wgは、第2のFET14の単位ゲート幅(1mm)当たりのゲート−ソース間容量の値を示す。例えば、f=2.1GHz、Cgs2=3pF、Wg=1.6mmのとき、ω=2πfにより、R1>>40Ω/mmが成り立つ。さらに、1桁以上の余裕をみて、R1>>0.4kΩ/mmが成り立つとき、第1の抵抗42に流れるRF電流が、第2のFET14のゲート−ソース間容量(容量値Cgs2)に流れるRF電流よりも十分小さくなる。
また、第1の抵抗42には、第2のFET14のゲート漏れ電流が流れる。例えば、第2のFET14のドレイン−ゲート間電圧(電圧値Vdg)が12Vのとき(Vdg=12)、第2のFET14の単位ゲート幅当たり、約10μAのゲート漏れ電流(電流値Ig)が流れる。この場合、漏れ電流が第1の抵抗42に流れることにより、第2のFETのゲート電圧が変動しないように、第2のFET14の単位ゲート幅当たりの抵抗値R1は、R1×Ig<<12を満たす必要がある。すなわち、R1<<1200kΩ/mmが成り立つことが必要である。さらに、1桁以上の余裕をみて、R1<<120kΩ/mmが成り立てば、第1の抵抗42に流れる漏れ電流の影響を回避できる。
以上のことから、第1の抵抗42の、第2のFET14の単位ゲート幅(1mm)当たりの抵抗値(R1)が、0.4kΩより大きく、かつ、120kΩより小さいとき、高周波性能を損なわず、かつ、ゲート漏れ電流の影響を回避するすることができる。なお、カスコードFETの用途(800MHz以上の高周波帯)において、f=2.1GHz、Cgs=3pFといった値は一般的であり、0.4kΩ<<R1<<120kΩという条件は、本実施の形態によるカスコードFETにおいて、単なる一例ではない。つまり、本実施の形態によるカスコードFETの構成を有する一般的なカスコードFETについても適用できる。また、最低0.1kΩ<<R1<<120kΩの条件を満たせば、高周波性能を損なわず、かつ、ゲート漏れ電流の影響を回避できるという効果が得られる。
本実施の形態によるカスコード接続回路によれば、C1、R1及びR2を最適化することにより、出力電力が大きく、かつ、効率の良い回路が実現できる。
また、本実施の形態によるカスコード接続回路によれば、Vdd=0の場合であっても、第2のFET14のゲート端子28に順方向電流が流れることがない。従って、素子破壊が起こらず、安全性が高いという利点がある。
さらに、本実施の形態によるカスコード接続回路は、2つのFETをカスコード接続することにより、ソース−ドレイン間の耐圧が単一のFETの約2倍となる。従って、電源電圧の降圧が不要となり、それに伴う損失を低減できる。また本実施の形態によるカスコード接続回路によれば、耐圧の低いFETを用いた場合であっても、高電圧高出力動作が可能となる。
なお、本実施の形態によるカスコード接続回路においては、カスコード接続する半導体素子として接合型FETを用いたが、金属酸化物半導体型FET(MOS型FET)を用いた場合であっても、コンデンサの容量値及び抵抗の値を最適化することにより、出力電力が大きく、かつ、効率の良い回路が実現できる。また、FETの代わりにバイポーラトランジスタを用いた場合であっても、種々の条件を最適化することにより、出力電力が大きく、かつ、効率の良いカスコード接続回路が実現できる。
次に、上述のカスコード接続回路40の集積回路について説明する。図6は、本実施の形態によるカスコード接続回路の集積回路の上面図である。図6を参照すると、基板50上に3つのカスコード接続回路(カスコードFET)が並列接続された場合の電極パターンが示されている。その電極パターンは、2つのソース電極領域52、ゲート電極領域54、ドレイン電極領域56及びカスコード接続領域58を備える。図6において、2つのソース電極領域52及びゲート電極領域54は、基板50表面の左端に配置され、ドレイン電極領域56は、基板50表面の右端に配置される。カスコード接続領域58は、それらの電極領域52,54,56に挟まれた状態で、基板50表面の中央に配置される。
カスコード接続領域58には、上述の3つのカスコードFETが形成される。すなわち、FET、コンデンサ及び抵抗が形成される。以下に、このカスコード接続領域58について説明する。まず、カスコード接続領域58には、各々のカスコードFETのソース電極60及びドレイン電極62が、交互に並んで配列される。その配列方向は、ソース電極領域52(ゲート電極領域54)とドレイン電極領域56が対向する方向に垂直である。また、ソース電極60及びドレイン電極62は、共に矩形状であり、それらの配列方向は、その矩形の長辺に垂直な方向である。また、各々のソース電極60とドレイン電極62との間には、カスコードFETにおける第1のFETと第2のFETの接続部として、浮き電極64が設けられる。ソース電極60及びドレイン電極62は、それぞれ、立体交差するエアブリッジ66を介して、左側のソース電極領域52及び右側のドレイン電極領域56に接続される。なお、以下では、隣接する1つのソース電極60と1つのドレイン電極62とから成るセルを、1組のFETセルという。
さらに、カスコード接続領域58には、第1のFETのゲート電極68(以下、「第1のゲート電極68」という。)及び第2のFETのゲート電極70(以下、「第2のゲート電極70」という。)が配置される。第1のゲート電極68及び第2のゲート電極70は櫛型状であり、3つのカスコードFETに共通である。具体的に説明すると、第1のゲート電極68は、ソース電極領域52(ゲート電極領域54)と複数のFETセルとの間で、ソース電極領域52(ゲート電極領域54)に沿って存在する直線部分と、その直線部分からソース電極60と浮き電極64との間に延びた枝部分とを有する。また、第2のゲート電極70は、ドレイン電極領域56と複数のFETセルとの間で、ドレイン電極領域56に沿って存在する直線部分と、その直線部分から、ドレイン電極62と浮き電極64との間に延びた枝部分とを有する。第1のゲート電極68は、基板50左端のゲート電極領域54に接続される。なお、以下では、FETセル、第1のゲート電極68及び第2のゲート電極70から成る領域(点線Bで囲まれた領域)を、FET領域という。
さらに、カスコード接続領域58は、FET領域に隣接して配列された電極72を備える。電極72は、第2のゲート電極70に接続され、その電位は第2のゲート電極70の電位と等しくなる。電極72と、FET領域におけるその電極72に最も近いソース電極60との間には、コンデンサ16(図4)として、MIM(金属/容量絶縁膜/金属)キャパシタ74が配置される。
さらに、カスコード接続領域58には、電極72に隣接して電極76が配置される。電極76は、FET領域のドレイン電極62と同様に、エアブリッジ66を介してドレイン電極領域56に接続される。また、カスコード接続領域58は、第1の抵抗42及び第2の抵抗44として、配線抵抗78,80を備える。図6において、第1の抵抗42に対応する第1の配線抵抗78は、MIMキャパシタ74が接するソース電極60と電極72との間に接続される。また、第2の抵抗44に対応する第2の配線抵抗80は、第2のゲート電極70と電極76との間に接続される。
図6に示されるように、上述の電極パターンは、3つのカスコードFETに対して、単一のMIMキャパシタ74及び配線抵抗78,80を備える。
ここで、ソース電極領域52、ゲート電極領域54及びドレイン電極領域56は、金ワイヤにより、集積回路の外部と結線される。なお、ソース電極領域52は、その領域52の下部に設けたビアホールにより、基板50の裏面の接地電極に結線されてもよい。
図7は、図6の一点鎖線A−Aにおける断面図である。図7に示されるように、ソース電極60、ドレイン電極62及び浮き電極64は、基板50に形成されたイオン注入領域90にオーミック接触するように設けられる。第1のゲート電極68(枝部分)は、ソース電極60と浮き電極64との間に設けられ、第2のゲート電極70(枝部分)は、ドレイン電極62と浮き電極64との間に設けられる。ここで、第1のゲート電極68及び第2のゲート電極70は、それぞれ、ドレイン電極62よりもポテンシャルの低いソース電極60側に寄せて設けられる。つまり、第1のゲート電極68は、浮き電極64よりもソース電極60側に寄せて設けられ、第2のゲート電極70は、ドレイン電極62よりも、ソース電極60に近い浮き電極64側に寄せて設けられる。これにより、FETの耐圧を大きくすることができる。なお、半導体基板50は高抵抗であるため、浮き電極64と周囲の電極とは十分に絶縁されている。従って、第1のFET及び第2のFETが同時にオフとなったとしても、浮き電極64の電位は、約1/2Vddで保持され、オフ時の素子破壊は防止できる。
図6に示される電極パターンにおいては、カスコードFETの抵抗に対応する配線抵抗78,80、及びコンデンサに対応するキャパシタ74が、FET領域に隣接して配置される。カスコードFETを集積化するとき、従来では、キャパシタ及び抵抗が、FETが設けられた基板とは別の基板に設けられていた。本実施の形態による集積回路においては、キャパシタ74及び配線抵抗78,80が、FETと同一の基板上に設けられ、かつ、FET領域の近傍に配置されるので、それらと各々のFETとの距離が短くなり、各部品を接続する配線の長さも低減できる。従って、寄生インダクタンスを無視でき、このカスコードFETを十分高い周波数で動作させることが可能になる。
また、キャパシタ74は、FET領域に隣接して配置された電極72とFET領域のソース電極60との間で、その電極72とそのソース電極60に接続される。よって、キャパシタ74と各々のFETとの距離が短くなり、寄生インダクタンスを低減できる。従って、コンデンサ16の容量値C1を、寄生インダクタンスを無視して、容易にCgs2の0.01倍乃至10倍の範囲内に設定することが可能になる。
上述の電極パターンによれば、RF特性を損なうことなく、容量及び抵抗を組み込むことが可能である。
なお、本実施の形態による集積回路においては、浮き電極64を設けたが、図8の断面図に示されるように省略してもよい。浮き電極64を省略し、オーミック領域90のみとした場合であっても、カスコードFETは、浮き電極64がある場合と同様の動作を行う。浮き電極を省略すれば、オーミック領域を小さくできるので、チップサイズを小さくでき、コストの低減が可能になる。
なお、本実施の形態による集積回路においては、第1のFETのゲート長と第2のFETのゲート長が等しい(図7の断面図において、第1のゲート電極68と第2のゲート電極70の(電極60,62の配列方向における)長さが等しい)が、図9に示される断面図のように、第2のFETのゲート長を、第1のFETのゲート長よりも短く設定してもよい(図9の断面図において、第2のゲート電極70の長さが、第1のゲート電極68の長さよりも短い)。こうすれば、第2のFETの利得が高くなり、結果として、全体の利得が高くなる。また、製造のバラツキによりゲート長が変動しても、入力側の第1のFETのゲート長の方が、第2のFETのゲート長よりも変動率が小さくなるため、入力整合のバラツキが小さくなる。
なお、図6に示された電極パターンは一例であって、他の電極パターンを用いても、本実施の形態によるカスコード接続回路を実現できる。図10は、基板50上に3つのカスコードFETが並列接続された場合の別の電極パターンを示す。図10の電極パターンにおいては、図6の電極パターンと比較して、MIMキャパシタ74が、ドレイン電極領域56を侵食するような形で、基板50表面の右端に設けられる。MIMキャパシタ74の上地金属は、1つのソース電極60を介して、ソース電極領域52に接続される。また、第2のゲート電極70に接続された電極72が除去され、MIMキャパシタ74(の下地金属)や第1の配線78が、直接、第2のゲート電極70の直線部分に接続される。これにより、カスコード接続領域58の面積を小さくでき、その結果、より小型で安価な集積回路を実現できる。また、同じ大きさの集積回路であれば、より多くのカスコードFETを並列接続して配置できるので、出力の大きい集積回路を実現することができる。
図11は、電極パターンの更なる別の例を示す。図11の電極パターンにおいては、基板50上に7つのカスコードFETが並列接続されている。図11に示されるように、この電極パターンにおいては、ドレイン電極領域56に占有されていた領域の一部において、そのドレイン電極領域56の一部に代えて複数のMIMキャパシタ74を設けることにより、コンデンサ16を実現する。これにより、比較的多数のカスコードFETを並列接続する場合であっても、各々のFETからコンデンサ16までの距離が短くなり、寄生インダクタンスを低減できる。結果として、図11の電極パターンは十分高い高周波で使用できる。また、図11の集積回路における複数のMIMキャパシタ74は、図10のMIMキャパシタ74を分割することにより構成されるので、各々のキャパシタが小さい。よって、ドレイン電極領域56の占有面積が小さい場合であっても、小型で安価な集積回路を実現できる。さらに、複数のMIMキャパシタ74を、ドレイン電極領域56ではなくソース電極領域52に設けた場合の電極パターンを図12に示す。この場合、ソース電極領域52が、キャパシタ74の下地金属を兼ね、キャパシタ74の上地金属は、エアブリッジ66を介して、第2のゲート電極70の枝部分に接続される。この場合であっても、MIMキャパシタ74をドレイン電極領域56に設けた場合と同様の効果が得られる。さらに、ソース電極領域52が、キャパシタ74の下地金属を兼ねるので、製造工程が低減でき、かつ、製造コストが低減できる。
なお、本実施の形態による集積回路においては、コンデンサ16をMIMキャパシタにより構成しているが、ギャップ容量や接合容量等の他の手段によって構成してもよい。また、第1の抵抗42及び第2の抵抗44も、配線抵抗ではなく、注入抵抗等の他の手段によって構成してもよい。また、並列接続するカスコードFETの個数(FETのセル数)も任意であってよい。
図13は、電極パターンの更なる別の例を示す。図13(a)は、基板上に複数のセル集合体が配置された状態を示す上面図である。このように、複数のセル集合体が接続されることにより、カスコードFETが並列接続される。図13(b)は、図13(a)に示された複数のセル集合体のうち、1つのセル集合体(図13(a)において点線Cで囲まれた部分)を詳細に示す。図13(b)の電極パターンは、図6に示された電極パターンと異なり、ソース電極領域52、ゲート電極領域54及びドレイン電極領域56が、それぞれ、セル集合体における右端、上端及び下端に配置される。そして、MIMキャパシタ74が、セル集合体における左端に設けられる。並列接続された各々のカスコードFETのソース電極60、ドレイン電極62及び浮き電極64は、ソース電極領域52、ゲート電極領域54、ドレイン電極領域56及びMIMキャパシタ74に囲まれた状態で、FET領域に対するドレイン電極領域56の配置方向(ゲート電極領域54に対するドレイン電極領域56の配置方向)に平行に配列される。また、その配列方向は、電極60,62,64の形状である矩形の長辺に垂直な方向である。
第1のゲート電極68及び第2のゲート電極70は、それぞれ、櫛型状である。第1のゲート電極68は、ソース電極領域52に沿って存在する直線部分を備え、第2のゲート電極70は、MIMキャパシタ74に沿って存在する直線部分を備える。第1のゲート電極68の直線部分は、ゲート電極領域54に接続される。第2のゲート電極70の直線部分は、第2のゲート−容量接続部100を介して、MIMキャパシタ74に接続される。この接続部100は、例えば、MIMキャパシタ74の下地金属配線である。
加えて、このセル集合体は、図13(a)に示されるように、MIMキャパシタ74の上地金属と、隣接するセルのソース電極領域52とを接続する容量−ソース接続部102を備える。
FET領域における各々のソース電極60は、エアブリッジ66を介して右側のソース電極領域52に接続され、各々のドレイン電極62は、エアブリッジ104を介してドレイン電極領域56に接続される。配線抵抗78(第1の抵抗42)は、各々のソース電極60と第2のゲート電極70との間に接続され、配線抵抗80(第2の配線44)は、各々のドレイン電極62と第2のゲート電極70との間に接続される。ソース電極領域52は、ビアホールにより、半導体基板裏面の接地電極と接続される。
図13からわかるように、各々のドレイン電極62は、ドレイン電極領域56と、エアブリッジ104によって接続される。これまで述べられた電極パターンにおいては、ドレイン電極62とドレイン電極領域56とを接続するエアブリッジの幅は、矩形状のドレイン電極62の短辺の長さによって制限されていた。しかし、図13の電極パターンにおいては、そのエアブリッジの幅が、ドレイン電極62の短辺の長さではなく、長辺の長さによって制限される。従って、エアブリッジ104の幅(d1)は、これまで述べられた電極パターンにおけるエアブリッジ66の幅(d2)よりも広くすることができる(d1>d2)。例えば、d2=10μmのとき、d1=400μmである。これにより、ドレイン電極62に大電流を流すことが可能になり、カスコード接続回路の出力電力を増大させることができる。
また、図13に示される電極パターンにおいては、カスコードFETの抵抗に対応する配線抵抗78,80、及びコンデンサに対応するキャパシタ74が、FET領域に隣接して配置される。従って、それらとFET領域における各々のFETとの距離が短くなり、各部品を接続する配線の長さも低減できる。従って、寄生インダクタンスを無視でき、このカスコードFETを十分高い周波数で動作させることが可能になる。
また、上述の電極パターンによれば、ソース電極領域52とMIMキャパシタ74が対向して配置され、ゲート電極領域54とドレイン電極領域56が対向して配置され、それぞれの対向する方向が垂直である。従って、パターンサイズを小型化することができ、集積回路の製造コストが低減できる。
なお、図13においては、配線抵抗78及び配線抵抗80が、それぞれ、同じセル集合体内のソース電極領域52及びドレイン電極領域56に接続されるが、高抵抗が必要な場合には、抵抗の長さを長くするために、隣接するセルのソース電極領域52及びドレイン電極領域56に接続されてもよい。
なお、浮き電極64は省略できる。また、第1のゲート電極68及び第2のゲート電極70は、それぞれの枝部分が、ドレイン電極62よりもポテンシャルの低いソース電極60側に寄せて設けられてもよい。さらに、第2のFETのゲート長を、第1のFETのゲート長よりも短く設定してもよい。それらの場合には、上述した効果と同様の効果が得られる。
なお、実施の形態1によるカスコード接続回路の集積回路は、図6、図10〜図12において、配線抵抗78,80、電極76、及び電極76とドレイン電極領域とを接続するエアブリッジ66を除去した構成を有する。また、図13においては、配線抵抗78,80を除去すれば、実施の形態1によるカスコード接続回路の集積回路を構成できる。
実施の形態3.
図14は、本発明の実施の形態3によるカスコード接続回路を示す回路図である。本実施の形態によるカスコード接続回路が、実施の形態2によるカスコード接続回路と異なる点は、第1の抵抗42の一端を、接地するのではなく、第1のFET12のゲート端子に接続する点である。
図15は、本実施の形態によるカスコード接続回路の集積回路の上面図である。図15を参照すると、基板50上に3つのカスコードFETが並列接続された場合の電極パターンが示されている。図15の電極パターンが、図6の電極パターンと異なる点は、電極76の代わりに、ソース電極領域52に接続された電極82が、電極72に隣接して配置され、第1の抵抗42に対応する第1の配線抵抗78が、第2のゲート電極に接続された電極72と電極82の間に接続され、かつ、第2の抵抗44に対応する第2の配線抵抗80が、電極72とドレイン電極領域56との間に接続される点である。
図14のカスコード接続回路40においては、第1の抵抗42及び第2の抵抗44による抵抗分圧を用いて、ゲート端子28に印加する電圧を定める。従って、ゲート設定端子を用いて電圧を印加する場合とは異なり、Vdd=0Vであっても、ゲート端子28に順方向電流が流れることはなく、素子破壊を防止できる。
本実施の形態によるカスコード接続回路によれば、C1,R1及びR2を最適化することにより、出力電力が大きく、かつ、効率の良い回路が実現できる。
また、本実施の形態によるカスコード接続回路において、抵抗値(R1,R2)は、各々のFET12,14のドレイン−ソース間電圧の振幅が最大になるように、つまり、各々のFET(12,14)のドレイン−ソース間電圧(Vds1,Vds2)が等しくなるように設定される。
また、本実施の形態によるカスコード接続回路では、実施の形態2によるカスコード接続回路40と同様に、高周波性能を損なわず、かつ、ゲート漏れ電流の影響を回避するために、第1の抵抗42の、第2のFET14の単位ゲート幅(1mm)当たりの抵抗値(R1)が、0.1kΩより大きく、かつ、120kΩより小さければよい。
本実施の形態によるカスコード接続回路によれば、実施の形態2によるカスコード接続回路と同一の効果が得られる。
また、図15に示される電極パターンにおいては、カスコードFETの抵抗に対応する配線抵抗78,80、及びコンデンサに対応するキャパシタ74が、FET領域に隣接して配置される。従って、それらとFET領域における各々のFETとの距離が短くなり、各部品を接続する配線の長さも低減できる。従って、寄生インダクタンスを無視でき、このカスコードFETを十分高い周波数で動作させることが可能になる。
なお、図15に示された電極パターンは一例であって、他の電極パターンを用いても、本実施の形態によるカスコード接続回路を実現できる。例えば、図10や図11に示されるように、ドレイン電極領域56に占有されていた領域の一部において、ドレイン電極領域56に代えて1以上のMIMキャパシタ74を設けることにより、コンデンサ16を実現してもよい。また、図12に示されるように、MIMキャパシタ74を、ドレイン電極領域56ではなくソース電極領域52に設けてもよい。さらには、図13に示されるように、カスコードFETのドレイン電極62とドレイン電極領域56とを幅の広いエアブリッジを用いて接続するようにしてもよく、また、それぞれのセル集合体のMIMキャパシタ74が隣接するセル集合体のソース電極領域に接続される構成にしてもよい。それらの場合であっても、実施の形態2による集積回路と同様の効果が得られる。
さらに、集積回路の断面は、図7〜図9に示される断面のいずれであってもよい。それらの場合には、実施の形態2による集積回路と同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図16は、本発明の実施の形態4によるカスコード接続回路を示す回路図である。図16に示されるように、カスコード接続回路200は、n(n≧3:nは正の整数)個の接合型FETをカスコード接続することにより構成される。カスコード接続回路200は、n個のN型FET(FET1乃至FETn)、n−1個のコンデンサ、及びn個の抵抗を備える。ここで、n個のFETは、特性が等しいものとする。第1のFET(FET1)は、そのソース(S)端子が接地され、そのドレイン(D)端子が第2のFET(FET2)のソース(S)端子に接続される。第m(2≦m≦n:mは正の整数)のFET(FETm)は、そのソース端子が第m−1のFET(FETm−1)のドレイン端子に接続される。第nのFET(FETn)は、ソース端子が第n−1のFET(FETn−1)のドレイン端子に接続され、ドレイン端子が交流電源に接続される。第1のFETのソース端子222、第nのFET(FETn)のドレイン端子224及び第1のFETのゲート(G)端子226は、それぞれ、カスコード接続回路200のソース端子、ドレイン端子、及びゲート端子として作用する。第m−1のコンデンサ(容量値Cm−1)は、一端が第1のFETのソース端子に接続され(接地され)、他端が第mのFETのゲート端子に接続される。
第1の抵抗(抵抗値R1)は、一端が接地され、他端が第2のFETのゲート端子に接続される。第k(2≦k≦n−1:kは正の整数)の抵抗(抵抗値Rk)は、その一端が第k+1のFET(FETk+1)のゲート端子に接続され、他端が第kのFETのゲート端子に接続される。第nの抵抗(抵抗値Rn)は、一端が第nのFETのドレイン端子に接続され、他端が第nのFETのゲート端子に接続される。
図17は、図16に示されるカスコード接続回路の等価回路である。図17において、第q(1≦q≦n:qは正の整数)のFET(FETq)のドレイン−ソース間電圧及びドレイン電流の値は、それぞれ、Vdsq及びIdsqで示される。また、第qのFETのゲート−ソース間容量の値、及びゲート−ソース間電圧の値は、それぞれ、Cgsq及びVgsqで示される。
まず、各々のコンデンサについて説明する。図17の等価回路を用いて、具体的に容量値Cm−1の最適値を求める。図17の回路を参照すると、各々のコンデンサに関して、以下の式(9)〜式(11)が成り立つ。なお、各々のFETのゲート−ソース間容量は全て等しいものとする(Cgsq=Cgs)。
Figure 2005033650
なお、Rj>>1/ωCgsである。
全てのFETが均等に動作するとき、各々のFETを流れる電流及びその出力電圧の振幅が等しくなるので、以下の式(12)及び(13)が成り立つ。
Figure 2005033650
ここで、gは相互コンダクタンスを示し、RLは負荷抵抗の値を示す。
さらに、式(12)及び式(13)を用いて、以下の式(14)が得られる。
Figure 2005033650
この式(14)により、C1>C2>C3>C4…>Cn−1の関係が得られる。また、式(14)に対し、例えば、高周波機器に用いられる場合の一般的な条件である、g=48mS、Cgs=3pF、RL/n=89Ωを代入すると、C1=0.9pF、C2=0.4pF、C3=0.25pF、C4=0.19pFとなる。
ハーモニックバランスシミュレーションによれば、個々の容量値をほぼ近い値に設定すると、各々のFETの電圧振幅が均等になって、より大きな出力電力及びより良い効率が得られる。従って、各々の容量値をC1>C2>C3>C4…>Cn−1に設定すれば、カスコード接続回路200の出力電力が大きくなるとともに、効率も増大する。すなわち、出力電力が大きく、かつ、高効率で動作するカスコード接続回路を得るためには、C1がCgsの0.01倍乃至10倍の範囲内にあり、C1>C2>…>Cj>…>Cn−1が成り立つことが必要である。
本実施の形態によるカスコード接続回路によれば、C1乃至Cn−1を最適化することにより、出力電力が大きく、かつ、効率の良い回路が実現できる。
なお、実施の形態1と同様に、本実施の形態によるカスコード接続回路において、抵抗が存在しない場合であっても、上述のようにCm−1を最適化することにより、出力電力が大きく、かつ、効率のよい回路が実現できる。
次に、カスコード接続回路200において大きな出力電力を得るために、各々の抵抗42の値(Rq)が満たすべき好ましい条件を求める。各々の抵抗値(Rq)は、各々のFET(FETq)のドレイン−ソース間電圧の振幅が最大になるように、つまり、各々のFETのドレイン−ソース間電圧(Vdsq)が同電位となるように設定されることが好ましい。このとき、交流電源の平均電圧値をVddとすると、各々のFETのドレイン−ソース間電圧はVdd/nとなる。また、そのとき、各々のFETのゲート−ソース間電圧及びドレイン電流が等しい。これにより、図17の等価回路を参照すると、以下の式(15)が成り立つ。
Figure 2005033650
ここで、Vgsq=Vgs1である。
式(15)により、以下の式(16)〜式(18)が成り立つように各々の抵抗値を設定すると、全てのFETのドレイン−ソース間電圧が、それぞれ、Vdd/nとなって等しくなる。
Figure 2005033650
従って、式(16)〜式(18)が成り立つように、各々の抵抗値を設定すると、カスコード接続回路200の出力電力が最大となる。
また、実施の形態2によるカスコード接続回路と同様に、第p+1(1≦p≦n−1:pは正の整数)のFETの単位ゲート幅(1mm)当たりの第pの抵抗の値(Rp)が、0.4kΩより大きく、かつ、120kΩより小さければ、高周波性能を損なわず、かつ、ゲート漏れ電流の影響を回避することができる。
さらに、本実施の形態によるカスコード接続回路は、n個のFETをカスコード接続することにより、ソース−ドレイン間の耐圧が単一のFETの約n倍となる。従って、電源電圧の降圧が不要となり、それに伴う損失を低減できる。
また、本実施の形態によるカスコード接続回路は、抵抗による抵抗分圧を用いて、各々のFETのゲート端子に印加する電圧を定める。従って、ゲート設定端子を用いて電圧を印加する場合とは異なり、Vdd=0Vであっても、それらのゲート端子に順方向電流が流れることはなく、素子破壊を防止できる。
なお、本実施の形態によるカスコード接続回路においては、第1の抵抗(抵抗値R1)の一端を接地したが、第1のFET(FET1)のゲート端子に接続してもよい。その場合にも、各々の抵抗の値(R1乃至Rn)は、各々のFET(FET1乃至FETn)のドレイン−ソース間電圧の振幅が最大になるように、つまり、各々のFET(12,14)のドレイン−ソース間電圧(Vds1乃至Vdsn)が等しくなるように設定されることが好ましい。また、第p+1(1≦p≦n−1:pは正の整数)のFETの単位ゲート幅(1mm)当たりの第pの抵抗の値(Rp)が、0.4kΩより大きく、かつ、120kΩより小さければ、高周波性能を損なわず、かつ、ゲート漏れ電流の影響を回避できる。
次に、本実施の形態によるカスコード接続回路の集積回路について説明する。図18は、3個のFETをカスコード接続したカスコード接続回路の集積回路の上面図である。図18を参照すると、基板50上に3つのカスコード接続回路(カスコードFET)が並列接続された場合の電極パターンが示されている。その電極パターンは、2つのソース電極領域52、ゲート電極領域54、ドレイン電極領域56及びカスコード接続領域58を備える。図6において、2つのソース電極領域52及びゲート電極領域54は、基板50表面の左端に配置され、ドレイン電極領域56は、基板50表面の右端に配置される。カスコード接続領域58は、それらの電極領域52,54,56に挟まれた状態で、基板50表面の中央に配置される。
図18に示される電極パターンは、図6に示される電極パターンと異なり、各々のカスコードFETのソース電極60とドレイン電極62の間に、それぞれ、第1のFETと第2のFETの接続部、及び第2のFETと第3のFETの接続部として、2つの浮き電極64が配置される。さらに、図6に示される電極パターンに加えて、第3のFETのゲート電極(以下、「第3のゲート電極」という。)250、第2のコンデンサ(容量値C2)としてのMIMキャパシタ252及び第3の抵抗としての配線抵抗254を備える。
第3のゲート電極250は、ドレイン電極領域56と第2のゲート電極70との間で、ドレイン電極領域56に沿って存在する直線部分を備える。第1のゲート電極68、第2のゲート電極70及び第3のゲート電極252は、それぞれの枝部分が、ドレイン電極62よりもポテンシャルの低いソース電極60側に寄せて設けられる。なお、図18の電極パターンにおいて、FET領域は、FETセル、第1のゲート電極68、第2のゲート電極70及び第3のゲート電極250から成る。
MIMキャパシタ252及び第3の配線抵抗254は、FET領域に関して、MIMキャパシタ73、第1の配線抵抗78及び第2の配線抵抗80と反対側に設けられる。MIMキャパシタ252は、ソース電極領域52に接続された電極256と、第3のゲート電極250に接続された電極258の間で、それらと接続するように配置される。
第2の抵抗に対応する配線抵抗80は、第2のゲート電極70に接続された電極72と、第3のゲート電極250の間に接続される。第3の配線抵抗254は、第3のゲート電極250に接続された電極258とドレイン電極領域56との間に接続される。
図18に示される電極パターンにおいては、配線抵抗78,80,254及びキャパシタ74,252が、FET領域に隣接して配置される。従って、これらとFET領域における各々のFETとの距離が短くなり、各部品を接続する配線の長さも低減できる。従って、寄生インダクタンスを無視でき、このカスコードFETを十分高い周波数で動作させることが可能になる。
なお、図18に示された電極パターンは一例であって、他の電極パターンを用いても、本実施の形態によるカスコード接続回路を実現できる。例えば、図10や図11に示されるように、ドレイン電極領域56に占有されていた領域の一部において、ドレイン電極領域56に代えて、1以上のMIMキャパシタ74及び/又はMIMキャパシタ252を設けることにより、各々のコンデンサを実現してもよい。また、図12に示されるように、MIMキャパシタ74及び/又はMIMキャパシタ252を、ドレイン電極領域56ではなくソース電極領域52に設けてもよい。そのような場合であっても、実施の形態2による集積回路と同様の効果が得られる。
なお、実施の形態2で説明したように、浮き電極64は省略できる。また、第2のFETのゲート長及び第3のFETのゲート長を、第1のFETのゲート長よりも短く設定してもよい。それらの場合には、実施の形態2で説明された効果と同様の効果が得られる。
実施の形態5.
図19は、実施の形態1から実施の形態4のいずれかに記載のカスコードFETを用いた高周波増幅回路のブロック図である。図19に示されるように、高周波増幅回路300は、カスコードFET302、入力側整合回路304、及び出力側整合回路306を備える。入力側整合回路304は、カスコードFET302の入力インピーダンスの整合を行う。また、出力側整合回路306は、カスコードFET302の出力インピーダンスの整合を行う。例えば、増幅回路300が携帯電話に用いられるとき、出力側整合回路306は、カスコードFET302の出力インピーダンスと、アンテナの入力インピーダンスとを、50Ωで一致させる。
本実施の形態による高周波増幅回路は、実施の形態1から実施の形態4のいずれかで述べられたカスコードFETを用いているので、高電圧で動作可能である。また、電源の電流容量が削減できるので、小型化が可能であり、コストも低減できる。
本発明の実施の形態1によるカスコードFETの回路図。 図1のカスコードFETの等価回路の回路図。 図1のカスコードFETにおいて、コンデンサの容量値を変化させた場合の各FETのドレイン−ソース間電圧を示す波形図。 本発明の実施の形態2によるカスコードFETの回路図。 図4のカスコードFETの等価回路の回路図。 図4のカスコードFETを備える集積回路の電極パターンを示す図。 図6の一点鎖線A−Aにおける断面図。 図7の断面の変形例を示す図。 図7の断面の別の変形例を示す図。 図6の電極パターンの第1の変形例を示す図。 図6の電極パターンの第2の変形例を示す図。 図6の電極パターンの第3の変形例を示す図。 図6の電極パターンの第4の変形例を示す図。 本発明の実施の形態3によるカスコードFETの回路図。 図14のカスコードFETを備える集積回路の電極パターンを示す図。 本発明の実施の形態4によるカスコードFETの回路図。 図16のカスコードFETの等価回路の回路図。 3個のFETをカスコード接続したカスコードFETを備える集積回路の電極パターンを示す図。 本発明によるカスコードFETを用いた高周波増幅回路のブロック図。
符号の説明
12,14 FET、 16 コンデンサ、 18,20 抵抗、 22 ソース端子、 24 ドレイン端子、 26 ゲート端子

Claims (24)

  1. 2つの電界効果型トランジスタ(以下、「FET」という。)がカスコード接続されたカスコード接続回路であって、
    ソース端子が接地された第1のFETと、
    ソース端子が前記第1のFETのドレイン端子に接続された第2のFETと、
    前記第1のFETのソース端子と、前記第2のFETのゲート端子との間に接続された第1のコンデンサと
    を備え、
    前記第1のコンデンサの容量値が、前記第2のFETのゲート−ソース間容量の値の0.01倍乃至10倍であることを特徴とする回路。
  2. 2つのFETがカスコード接続されたカスコード接続回路であって、
    ソース端子が接地された第1のFETと、
    ソース端子が前記第1のFETのドレイン端子に接続された第2のFETと、
    前記第1のFETのソース端子と、前記第2のFETのゲート端子との間に接続された第1のコンデンサと、
    前記第1のFETのソース端子と、前記第2のFETのゲート端子との間に接続された第1の抵抗と、
    前記第2のFETのゲート端子と、前記第2のFETのドレイン端子との間に接続された第2の抵抗と
    を備え、
    前記第1のコンデンサの容量値が、前記第2のFETのゲート−ソース間容量の値の0.01倍乃至10倍であることを特徴とする回路。
  3. 前記第1の抵抗の値が、前記第2のFETのゲート幅1mm当たり、0.1kΩより大きく、かつ、120kΩより小さいことを特徴とする請求項2に記載のカスコード接続回路。
  4. n(3以上の正の整数)個のFETがカスコード接続されたカスコード接続回路であって、
    n−1個のコンデンサを備え、
    mが2乃至nの正の整数であるとき、n個の前記FETは、ソース端子が接地された第1のFETと、ソース端子が第m−1のFETのドレイン端子に接続された第mのFETとから成り、
    n−1個の前記コンデンサは、前記第1のFETのソース端子と前記第mのFETのゲート端子との間に接続された第m−1のコンデンサから成り、
    前記第1のコンデンサの容量値が、前記第2のFETのゲート−ソース間容量の値の0.01倍乃至10倍であることを特徴とする回路。
  5. n(3以上の正の整数)個のFETがカスコード接続されたカスコード接続回路であって、
    n−1個のコンデンサと、
    n−1個の抵抗と
    を備え、
    mが2乃至nの正の整数であるとき、n個の前記FETは、ソース端子が接地された第1のFETと、ソース端子が第m−1のFETのドレイン端子に接続された第mのFETとから成り、
    n−1個の前記コンデンサは、前記第1のFETのソース端子と前記第mのFETのゲート端子との間に接続された第m−1のコンデンサから成り、
    kが2乃至n−1の正の整数であるとき、n−1個の前記抵抗は、
    前記第1のFETのソース端子と、前記第2のFETのゲート端子との間に接続された第1の抵抗と、
    前記第kのFETのゲート端子と、前記第k+1のFETのゲート端子との間に接続された第kの抵抗と、
    前記第nのFETのゲート端子と、前記第nのFETのドレイン端子との間に接続された第nの抵抗と
    から成り、
    前記第1のコンデンサの容量値が、前記第2のFETのゲート−ソース間容量の値の0.01倍乃至10倍であることを特徴とする回路。
  6. pが1乃至n−1の正の整数であるとき、前記第pの抵抗の値が、前記第p+1のFETのゲート幅1mm当たり、0.1kΩより大きく、かつ、120kΩより小さいことを特徴とする請求項5に記載のカスコード接続回路。
  7. kが2乃至n−1の正の整数であるとき、前記第kのコンデンサの容量値が、前記第k−1のコンデンサの容量値よりも小さいことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載のカスコード接続回路。
  8. 各々の前記抵抗の値が、各々の前記FETのドレイン−ソース間電圧が等しくなるように定められる請求項2、請求項3、及び請求項5から請求項7のいずれかに記載のカスコード接続回路。
  9. 前記第1の抵抗が、前記第2のFETのゲート端子と、前記第1のFETのゲート端子との間に接続されることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5から請求項8のいずれかに記載のカスコード接続回路。
  10. 請求項1に記載のカスコード接続回路を少なくとも1つ集積化した集積回路であって、半導体基板上に、
    外部と接続可能なソース電極領域と、
    外部と接続可能なドレイン電極領域と、
    各々の前記カスコード接続回路の前記第1のFETのソース電極、前記第1のFETのゲート電極、前記第2のFETのゲート電極及び前記第2のFETのドレイン電極から成るFET領域と、
    前記第1のコンデンサとして動作する単一のコンデンサ領域と
    を備え、
    前記FET領域における前記ソース電極及び前記ドレイン電極が、それぞれ、前記ソース電極領域及び前記ドレイン電極領域に電気的に接続され、
    前記コンデンサ領域が、前記FET領域の近傍に配置されることを特徴とする回路。
  11. 請求項2、請求項3、及び請求項8及び請求項9のいずれかに記載のカスコード接続回路を少なくとも1つ集積化した集積回路であって、半導体基板上に、
    外部と接続可能なソース電極領域と、
    外部と接続可能なドレイン電極領域と、
    各々の前記カスコード接続回路の前記第1のFETのソース電極、前記第1のFETのゲート電極、前記第2のFETのゲート電極及び前記第2のFETのドレイン電極から成るFET領域と、
    前記第1のコンデンサとして動作する単一のコンデンサ領域と、
    各々の前記抵抗として動作する複数の抵抗領域と
    を備え、
    前記FET領域における前記ソース電極及び前記ドレイン電極が、それぞれ、前記ソース電極領域及び前記ドレイン電極領域に電気的に接続され、
    前記コンデンサ領域及び各々の前記抵抗領域が、前記FET領域の近傍に配置されることを特徴とする回路。
  12. 請求項4又は請求項7に記載のカスコード接続回路を少なくとも1つ集積化した集積回路であって、qが1乃至nの正の整数であるとき、半導体基板上に、
    外部と接続可能なソース電極領域と、
    外部と接続可能なドレイン電極領域と、
    各々の前記カスコード接続回路の前記第1のFETのソース電極、前記第qのFETのゲート電極及び前記第nのFETのドレイン電極から成るFET領域と、
    各々の前記コンデンサとして動作するn−1個のコンデンサ領域と
    を備え、
    前記FET領域における前記ソース電極及び前記ドレイン電極が、それぞれ、前記ソース電極領域及び前記ドレイン電極領域に電気的に接続され、
    各々の前記コンデンサ領域が、前記FET領域の近傍に配置されることを特徴とする回路。
  13. 請求項5から請求項9のいずれかに記載のカスコード接続回路を少なくとも1つ集積化した集積回路であって、qが1乃至nの正の整数であるとき、半導体基板上に、
    外部と接続可能なソース電極領域と、
    外部と接続可能なドレイン電極領域と、
    各々の前記カスコード接続回路の前記第1のFETのソース電極、前記第qのFETのゲート電極及び前記第nのFETのドレイン電極から成るFET領域と、
    各々の前記コンデンサとして動作するn−1個のコンデンサ領域と、
    各々の前記抵抗として動作する複数の抵抗領域と
    を備え、
    前記FET領域における前記ソース電極及び前記ドレイン電極が、それぞれ、前記ソース電極領域及び前記ドレイン電極領域に電気的に接続され、
    各々の前記コンデンサ領域及び各々の前記抵抗領域が、前記FET領域の近傍に配置されることを特徴とする回路。
  14. 前記FET領域が、前記ソース電極領域と前記ドレイン電極との間に配置され、
    前記コンデンサ領域の少なくとも1つが、前記FET領域における前記ソース電極に隣接して設けられることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれかに記載の集積回路。
  15. 各々の前記コンデンサ領域が、前記ドレイン電極領域又は前記ソース電極領域に占有された領域の一部において、前記ドレイン電極領域又は前記ソース電極領域の一部に代わって設けられることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれかに記載の集積回路。
  16. 各々の前記コンデンサ領域が、複数の部分コンデンサ領域から成り、各々の前記部分コンデンサ領域が、前記FET領域の近傍に配置されることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれかに記載の集積回路。
  17. 各々の前記部分コンデンサ領域が、前記ドレイン電極領域又は前記ソース電極領域に占有された領域の一部において、前記ドレイン電極領域又は前記ソース電極領域の一部に代わって設けられることを特徴とする請求項16に記載の集積回路。
  18. 前記FET領域において、前記ソース電極及び前記ドレイン電極が、それぞれ、矩形状であり、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極が、その矩形の長辺に垂直な方向に交互に配列され、
    前記FET領域に対する前記ドレイン電極領域の配置配向は、前記ソース電極及び前記ドレイン電極の配列方向に平行であり、
    前記FET領域における各々の前記ドレイン電極は、エアブリッジによって、前記ドレイン電極領域に接続されることを特徴とする請求項10から請求項17のいずれかに記載の集積回路。
  19. 請求項1から請求項3、請求項8、及び請求項9のいずれかに記載のカスコード接続回路を複数個集積化した集積回路であって、半導体基板上に、
    外部と接続可能な複数のソース電極領域と、
    外部と接続可能な複数のドレイン電極領域と、
    各々の前記カスコード接続回路の前記第1のFETのソース電極、前記第1のFETのゲート電極、前記第2のFETのゲート電極及び前記第2のFETのドレイン電極から成る複数の前記FET領域と、
    前記第1のコンデンサとして動作する複数のコンデンサ領域と
    を備え、かつ、
    それぞれが、単一の前記ソース電極領域、単一の前記ドレイン電極領域、単一の前記FET領域、及び単一の前記コンデンサ領域を備える複数のセル集合体を含み、
    各々の前記セル集合体において、
    前記コンデンサ領域、及び前記ソース電極領域は対向して配置され、
    前記FET領域が、前記コンデンサ領域及び前記ソース電極領域に挟まれるように配置され、
    前記FET領域に対する前記ドレイン電極領域の配置方向は、前記コンデンサ領域に対する前記ソース電極領域の配置方向と垂直であり、
    各々の前記セル集合体の前記コンデンサ領域が、隣接する前記セル集合体の前記ソース電極領域に接続されることを特徴とする回路。
  20. 前記FET領域において、前記ソース電極及び前記ドレイン電極が交互に配置され、各々の前記カスコード接続回路の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に、各々のFETを接続する接続部としてイオン注入領域を設けることを特徴とする請求項10から請求項19のいずれかに記載の集積回路。
  21. 前記FET領域において、各々の前記カスコード接続回路の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に、前記第1のFETのゲート電極(以下、「第1のゲート電極」という。)の一部、及び前記第2のFETのゲート電極(以下、「第2のゲート電極」という。)の一部が設けられ、前記第1のゲート電極の一部及び前記第2のゲート電極の一部が、それぞれ、前記ドレイン電極よりも前記ソース電極に寄せて配置されることを特徴とする請求項10、請求項11、請求項14から請求項20のいずれかに記載の集積回路。
  22. qが1乃至nの正の整数であるとき、前記FET領域において、各々の前記カスコード接続回路の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に、前記第qのゲート電極の一部が設けられ、前記第qのゲート電極の一部が、それぞれ、前記ドレイン電極よりも前記ソース電極に寄せて配置されることを特徴とする請求項12から請求項20のいずれかに記載の集積回路。
  23. 前記FET領域において、各々の前記カスコード接続回路の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に、前記第1のゲート電極の一部、及び前記第2のゲート電極の一部が設けられ、前記ソース電極と前記ドレイン電極の配列方向に平行な長さについて、前記第1のゲート電極の一部の長さが、前記第2のゲート電極の一部の長さよりも長いことを特徴とする請求項10、請求項11、及び請求項14から請求項21のいずれかに記載の集積回路。
  24. qが1乃至nの正の整数であるとき、前記FET領域において、各々の前記カスコード接続回路の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に、前記第qのゲート電極の一部が設けられ、前記ソース電極と前記ドレイン電極の配列方向に平行な長さについて、前記第1のゲート電極の一部の長さが、それ以外のゲート電極の一部の長さよりも長いことを特徴とする請求項12から請求項20、及び請求項22のいずれかに記載の集積回路。
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