JP4719412B2 - 半導体差動回路、それを用いた発振装置、増幅装置、スイッチ装置、ミキサ装置、回路装置、半導体差動回路の配置方法 - Google Patents
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Description
前記半導体基板上に形成され、差動信号のうち一方の信号が伝達される第1のゲート電極、および前記第1のゲート電極により制御された、差動信号のうちの一方を出力する第1のドレイン電極を有する第1の半導体素子と、
前記半導体基板上に形成され、前記差動信号のうち他方の信号が伝達される第2のゲート電極、および前記第2のゲート電極により制御された、差動信号のうちの他方の信号を出力する第2のドレイン電極を有する第2の半導体素子と、を備え、
所定の周波数において、前記第1のドレイン電極が、第1の所定の抵抗を介して接地され、かつ、前記第2のドレイン電極が、前記第1の所定の抵抗と同じ抵抗値の抵抗を介して接地されたものと等価となるように、前記第1のドレイン電極と、前記第2のドレイン電極とが近接して配置され、
前記第1の半導体素子および前記第2の半導体素子がそれぞれマルチフィンガータイプのFETであり、前記第1のドレイン電極の長手方向に沿って前記第2のドレイン電極の長手方向が近接して配置され、
前記半導体基板上にソース電極が形成され、
前記第1のゲート電極は、前記ソース電極の長手方向に沿って前記ソース電極に隣接して配置され、
前記第1のドレイン電極は、前記第1のゲート電極の長手方向に沿って、前記ソース電極とは反対側に前記第1のゲート電極に隣接して配置され、
前記第2のドレイン電極は、前記第1のドレイン電極の長手方向に沿って、前記第1のゲート電極とは反対側に前記第1のドレイン電極と近接して配置され、
前記第2のゲート電極は、前記第2のドレイン電極の長手方向に沿って、前記第1のドレイン電極とは反対側に前記第2のドレイン電極に隣接して配置され、
前記ソース電極、前記第1のゲート電極、前記第1のドレイン電極、前記第2のドレイン電極、および前記第2のゲート電極で構成される回路を単位回路として備え、
前記単位回路が互いに隣接してn個配置され、
i(iは1以上n−1以下)番目の単位回路の前記第2のゲート電極が、i+1番目の単位回路の前記ソース電極に隣接して配置され、
前記n個の第1のドレイン電極は互いに接続され、前記n個の第2のドレイン電極は互いに接続され、前記n個の第1のゲート電極は互いに接続され、前記n個の第2のゲート電極は互いに接続され、前記n個のソース電極は互いに接続されている、半導体差動回路である。
前記半導体基板上に、前記差動信号のうち他方の信号が伝達される第2のドレイン電極、および前記他方の信号が伝達される第2のゲート電極を有する第2の半導体素子を形成する工程と、
前記半導体基板上に、ソース電極を形成する工程と、を備え、
所定の周波数において、前記第1のドレイン電極が、第1の所定の抵抗を介して接地され、かつ、前記第2のドレイン電極が、前記第1の所定の抵抗と同じ抵抗値の抵抗を介して接地されたものと等価となるように、前記第1のドレイン電極と、前記第2のドレイン電極とを近接して配置し、
前記第1の半導体素子および前記第2の半導体素子がそれぞれマルチフィンガータイプのFETであり、前記第1のドレイン電極の長手方向に沿って前記第2のドレイン電極の長手方向を近接して配置し、
前記第1のゲート電極を、前記ソース電極の長手方向に沿って前記ソース電極に隣接して配置し、
前記第1のドレイン電極を、前記第1のゲート電極の長手方向に沿って、前記ソース電極とは反対側に前記第1のゲート電極に隣接して配置し、
前記第2のドレイン電極を、前記第1のドレイン電極の長手方向に沿って、前記第1のゲート電極とは反対側に前記第1のドレイン電極と近接して配置し、
前記第2のゲート電極を、前記第2のドレイン電極の長手方向に沿って、前記第1のドレイン電極とは反対側に前記第2のドレイン電極に隣接して配置し、
前記ソース電極、前記第1のゲート電極、前記第1のドレイン電極、前記第2のドレイン電極、および前記第2のゲート電極で構成される回路を単位回路として、
前記単位回路を互いに隣接してn個配置し、
i(iは1以上n−1以下)番目の単位回路の前記第2のゲート電極を、i+1番目の単位回路の前記ソース電極に隣接して配置し、
前記n個の第1のドレイン電極を互いに接続し、前記n個の第2のドレイン電極を互いに接続し、前記n個の第1のゲート電極を互いに接続し、前記n個の第2のゲート電極を互いに接続し、前記n個のソース電極を互いに接続する、半導体差動回路の配置方法である。
図1は、本発明に関連する発明の実施の形態1の、マルチフィンガータイプの半導体差動回路の平面図(図1(a))、および断面図(図1(b))である。図1に示す半導体差動回路は、半導体基板1上に、長手形状の第1のドレイン電極D1が配置され、ドレイン電極D1の両側にドレイン電極D1に隣接して長手形状のゲート電極G1が配置され、それぞれのゲート電極G1に隣接して長手形状のソース電極Sが配置されている。ソース電極S、ゲート電極G1、ドレイン電極D1、ゲート電極G1、およびソース電極Sが配列された構成を、第1の半導体素子の構成とする。
図2は、本発明の実施の形態2のマルチフィンガータイプの半導体差動回路の構成を示す平面図(図2(a))、および断面図(図2(b))である。図2に示す半導体差動回路は、半導体基板1上に形成された本発明のソース電極の一例であるソース電極Sと、ソース電極Sの長手方向に沿ってソース電極Sに隣接して配置される、本発明の第1のゲート電極の一例であるゲート電極G1と、ゲート電極G1の長手方向に沿って、ソース電極Sとは反対側にゲート電極G1に隣接して配置される、本発明の第1のドレイン電極の一例であるドレイン電極D1と、ドレイン電極D1の長手方向に沿って、ゲート電極G1とは反対側にドレイン電極D1と近接して配置される、本発明の第2のドレイン電極の一例であるドレイン電極D2と、ドレイン電極D2の長手方向に沿って、ドレイン電極D1とは反対側にドレイン電極D2に隣接して配置される、本発明の第2のゲート電極の一例であるゲート電極G2と、を備えている。
図3は、本発明に関連する発明の実施の形態3の半導体差動回路の構成を示す平面図である。図3に示す半導体差動回路は、矩形状のドレイン電極D1およびドレイン電極D1’、矩形状のドレイン電極D2およびドレイン電極D2’を有する。そして、ドレイン電極D1、D1’をそれぞれ囲むように配置される、ゲート電極G1、ゲート電極G1’を有し、ドレイン電極D2、D2’をそれぞれ囲むように配置される、ゲート電極G2、ゲート電極G2’を有する。
図6は、本発明に関連する発明の実施の形態4の半導体差動回路の構成を示す断面図である。本実施の形態の半導体差動回路は、上記の実施の形態1〜3までの半導体差動回路をバイポーラトランジスタで構成したものである。図6(a)に示す半導体差動回路は、コレクタC1が半導体基板1上にウェル状に形成され、ベースB1がコレクタC1上にウェル状に形成され、エミッタEがベースB1上にウェル状に形成されている。このとき、コレクタC1には差動信号のうちの一方の信号が入力され、コレクタC1、ベースB1、エミッタEは、第1の半導体素子を形成している。
本発明に関連する発明の実施の形態5の半導体差動回路について説明する。図19はダブルバランスミキサの回路構成を示している。同図において、1901、1902はバイポーラトランジスタ、1903、1904、1905、1906は、MOSFETであり、1907は定電流源、1908、1909、1910、1911はインダクタである。入力ノードP1+、P1−から差動信号が入力され、入力された差動信号はバイポーラトランジスタ1901、1902で増幅される。その出力信号はソース電極S1、ソース電極S2に接続される各ノードに入力される。すなわち、上記出力信号の一方は、MOSFET1903およびMOSFET1904が共有するソース電極S1に入力され、上記出力信号の他方は、MOSFET1905およびMOSFET1906が共有するソース電極S2に入力される。
2 寄生容量
3 寄生抵抗
4 電気的中点
D1、D1’、D2、D2’ ドレイン電極
G1、G1’、G2、G2’ ゲート電極
S、S1、S2、S3 ソース電極
11,12,13 半導体差動回路
Claims (8)
- 半導体基板と、
前記半導体基板上に形成され、差動信号のうち一方の信号が伝達される第1のゲート電極、および前記第1のゲート電極により制御された、差動信号のうちの一方を出力する第1のドレイン電極を有する第1の半導体素子と、
前記半導体基板上に形成され、前記差動信号のうち他方の信号が伝達される第2のゲート電極、および前記第2のゲート電極により制御された、差動信号のうちの他方の信号を出力する第2のドレイン電極を有する第2の半導体素子と、を備え、
所定の周波数において、前記第1のドレイン電極が、第1の所定の抵抗を介して接地され、かつ、前記第2のドレイン電極が、前記第1の所定の抵抗と同じ抵抗値の抵抗を介して接地されたものと等価となるように、前記第1のドレイン電極と、前記第2のドレイン電極とが近接して配置され、
前記第1の半導体素子および前記第2の半導体素子がそれぞれマルチフィンガータイプのFETであり、前記第1のドレイン電極の長手方向に沿って前記第2のドレイン電極の長手方向が近接して配置され、
前記半導体基板上にソース電極が形成され、
前記第1のゲート電極は、前記ソース電極の長手方向に沿って前記ソース電極に隣接して配置され、
前記第1のドレイン電極は、前記第1のゲート電極の長手方向に沿って、前記ソース電極とは反対側に前記第1のゲート電極に隣接して配置され、
前記第2のドレイン電極は、前記第1のドレイン電極の長手方向に沿って、前記第1のゲート電極とは反対側に前記第1のドレイン電極と近接して配置され、
前記第2のゲート電極は、前記第2のドレイン電極の長手方向に沿って、前記第1のドレイン電極とは反対側に前記第2のドレイン電極に隣接して配置され、
前記ソース電極、前記第1のゲート電極、前記第1のドレイン電極、前記第2のドレイン電極、および前記第2のゲート電極で構成される回路を単位回路として備え、
前記単位回路が互いに隣接してn個配置され、
i(iは1以上n−1以下)番目の単位回路の前記第2のゲート電極が、i+1番目の単位回路の前記ソース電極に隣接して配置され、
前記n個の第1のドレイン電極は互いに接続され、前記n個の第2のドレイン電極は互いに接続され、前記n個の第1のゲート電極は互いに接続され、前記n個の第2のゲート電極は互いに接続され、前記n個のソース電極は互いに接続されている、半導体差動回路。 - 前記第1の所定の抵抗の抵抗値は、前記所定の周波数において、前記第1のドレイン電極と前記第2のドレイン電極との間隔により決定される、前記半導体基板を介した、前記第1のドレイン電極と前記第2のドレイン電極との間に形成される抵抗値の半分である、請求項1に記載の半導体差動回路。
- 請求項1に記載の半導体差動回路を用いた発振装置。
- 請求項1に記載の半導体差動回路を用いたスイッチ装置。
- 請求項1に記載の半導体差動回路を用いた増幅装置。
- 半導体基板上に、差動信号のうち一方の信号が伝達される第1のドレイン電極、および前記一方の信号を制御するための第1のゲート電極を有する第1の半導体素子を形成する工程と、
前記半導体基板上に、前記差動信号のうち他方の信号が伝達される第2のドレイン電極、および前記他方の信号が伝達される第2のゲート電極を有する第2の半導体素子を形成する工程と、
前記半導体基板上に、ソース電極を形成する工程と、を備え、
所定の周波数において、前記第1のドレイン電極が、第1の所定の抵抗を介して接地され、かつ、前記第2のドレイン電極が、前記第1の所定の抵抗と同じ抵抗値の抵抗を介して接地されたものと等価となるように、前記第1のドレイン電極と、前記第2のドレイン電極とを近接して配置し、
前記第1の半導体素子および前記第2の半導体素子がそれぞれマルチフィンガータイプのFETであり、前記第1のドレイン電極の長手方向に沿って前記第2のドレイン電極の長手方向を近接して配置し、
前記第1のゲート電極を、前記ソース電極の長手方向に沿って前記ソース電極に隣接して配置し、
前記第1のドレイン電極を、前記第1のゲート電極の長手方向に沿って、前記ソース電極とは反対側に前記第1のゲート電極に隣接して配置し、
前記第2のドレイン電極を、前記第1のドレイン電極の長手方向に沿って、前記第1のゲート電極とは反対側に前記第1のドレイン電極と近接して配置し、
前記第2のゲート電極を、前記第2のドレイン電極の長手方向に沿って、前記第1のドレイン電極とは反対側に前記第2のドレイン電極に隣接して配置し、
前記ソース電極、前記第1のゲート電極、前記第1のドレイン電極、前記第2のドレイン電極、および前記第2のゲート電極で構成される回路を単位回路として、
前記単位回路を互いに隣接してn個配置し、
i(iは1以上n−1以下)番目の単位回路の前記第2のゲート電極を、i+1番目の単位回路の前記ソース電極に隣接して配置し、
前記n個の第1のドレイン電極を互いに接続し、前記n個の第2のドレイン電極を互いに接続し、前記n個の第1のゲート電極を互いに接続し、前記n個の第2のゲート電極を互いに接続し、前記n個のソース電極を互いに接続する、半導体差動回路の配置方法。 - 請求項1に記載の半導体差動回路を用いたミキサ装置。
- 請求項1に記載の半導体差動回路を用いた、FETのソースを共有する回路装置。
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