JP2005031644A - 楽曲選曲装置および楽曲配信システム - Google Patents

楽曲選曲装置および楽曲配信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005031644A
JP2005031644A JP2004173587A JP2004173587A JP2005031644A JP 2005031644 A JP2005031644 A JP 2005031644A JP 2004173587 A JP2004173587 A JP 2004173587A JP 2004173587 A JP2004173587 A JP 2004173587A JP 2005031644 A JP2005031644 A JP 2005031644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
music
music selection
unit
selection
impression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004173587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4312663B2 (ja
Inventor
Hiroaki Yamane
裕明 山根
Junichi Tagawa
潤一 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004173587A priority Critical patent/JP4312663B2/ja
Publication of JP2005031644A publication Critical patent/JP2005031644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4312663B2 publication Critical patent/JP4312663B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 ユーザの好みに合った楽曲を選曲するとともに、バリエーションに富んだ選曲結果を得ることが可能な楽曲選曲装置を提供する。
【解決手段】 楽曲選曲装置は、楽曲データ格納部と、印象量格納部と、選曲優先度格納部と、選曲処理部とを備えている。楽曲データ格納部は、楽曲のデータを格納する。印象量格納部は、楽曲に対する聴者の印象を数量化した印象量を、楽曲データ格納部にデータが格納されている各楽曲毎に格納する。選曲優先度格納部は、楽曲の再生履歴および楽曲の嗜好度のうち少なくとも一方を表す選曲優先度を各楽曲毎に格納する。選曲処理部は、各楽曲の中から再生すべき楽曲を選出する選曲処理を、印象量の各成分を座標軸とする印象空間における楽曲間の距離および選曲優先度を用いて行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザの再生履歴または嗜好度に基づいて楽曲の選出を行う楽曲選曲装置、楽曲配信システムおよびその方法、プログラム、記録媒体に関するものである。
従来のオーディオプレーヤーには、ユーザが過去に聴いた楽曲の再生時間や再生回数を記録し、再生時間や再生回数の順に楽曲を選曲して再生するものがある(例えば特許文献1参照。)。これによって、ユーザの好みに合った楽曲、すなわち、再生時間や再生回数が多い楽曲が自動的に優先されて選曲されるので、ユーザは、好みでない楽曲をスキップする操作を行う必要がなく、自分の好みに合った楽曲を聴くことができる。
特開2001−272737号公報
ここで、上記オーディオプレーヤーでは、ユーザがよく聴いている楽曲が選曲される。従って、このオーディオプレーヤーにおける選曲方法では、毎回同じような選曲結果が得られる可能性が高い。つまり、選曲される楽曲にバリエーションが少なく、選曲結果が単調になってしまう可能性がある。選曲結果が単調になると、ユーザは毎回同じ楽曲を聴くこととなるので、選曲された楽曲に飽きてしまう可能性が高い。
それ故、本発明は、ユーザの好みに合った楽曲を選曲するとともに、バリエーションに富んだ選曲結果を得ることが可能な楽曲選曲装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を有する。すなわち、第1の発明は、再生すべき楽曲を選出してユーザに提示する楽曲選曲装置である。楽曲選曲装置は、楽曲のデータを格納する楽曲データ格納部と、楽曲に対する聴者の印象を数量化した印象量を、楽曲データ格納部にデータが格納されている各楽曲毎に格納する印象量格納部と、楽曲の再生履歴および楽曲の嗜好度のうち少なくとも一方を表す選曲優先度を各楽曲毎に格納する選曲優先度格納部と、各楽曲の中から再生すべき楽曲を選出する選曲処理を、印象量の各成分を座標軸とする印象空間における楽曲間の距離および選曲優先度を用いて行う選曲処理部とを備えている。
また、第2の発明においては、選曲処理部は、印象空間を複数に分割した各領域のうちの1つの領域を各楽曲の選曲優先度に基づいて決定する領域決定部と、基準位置決定部によって決定された領域内に印象量が属する楽曲を対象として、選曲優先度を用いた選曲処理を行う選曲実行部とを含んでいてもよい。
また、第3の発明においては、選曲処理部は、印象空間における他の楽曲との位置関係に応じて当該他の楽曲の選曲優先度を変化させて得られる関連度を各楽曲について算出する関連度算出部と、各楽曲の選曲優先度および関連度に応じた確率で、再生すべき楽曲を選出する楽曲選出部とを含んでいてもよい。
また、第4の発明においては、選曲処理部は、印象空間内の任意の位置における選曲優先度を各楽曲の選曲優先度に基づいて算出する選曲優先度算出部と、選曲優先度算出部によって算出された選曲優先度に応じた確率で印象空間における基準位置を決定する基準位置決定部と、印象空間における各楽曲の位置と基準位置との位置関係に基づいて、再生すべき楽曲を決定する楽曲決定部とを含んでいてもよい。
また、第5の発明においては、楽曲選曲装置は、楽曲データ格納部に格納されているデータを用いて、選曲処理部によって選出された楽曲を再生する再生部をさらに備えていてもよい。
また、第6の発明においては、選曲優先度は、再生履歴を示す情報として、楽曲の再生回数、および、楽曲のデータが最後に再生された日時のうち少なくとも一方を含んでいてもよい。このとき、楽曲選曲装置は、再生すべき楽曲を指定する入力をユーザから受け付ける楽曲指定受付部と、楽曲指定受付部によって入力が受け付けられると、選曲優先度格納部に格納されている再生履歴を当該入力に基づいて更新する再生履歴更新部とをさらに備えている。
また、第7の発明においては、選曲優先度は、嗜好度を示す情報を少なくとも含んでいてもよい。このとき、楽曲選曲装置は、再生部によって再生された楽曲に関する嗜好度を設定する入力をユーザから受け付ける嗜好度設定受付部と、嗜好度設定受付部によって入力が受け付けられると、選曲優先度格納部に格納されている嗜好度を当該入力に基づいて更新する嗜好度更新部とをさらに備えている。
また、第8の発明においては、楽曲選曲装置は、印象空間における互いの距離が所定距離よりも大きくなる複数の楽曲を、楽曲データ格納部にデータが格納されている各楽曲の中からテスト用楽曲として選出するテスト用楽曲選出部をさらに備えていてもよい。このとき、再生部は、テスト用楽曲選出部によってテスト用楽曲が選出されたことに応じて当該テスト用楽曲を再生する。
また、第9の発明においては、楽曲選曲装置は、再生部による楽曲の再生を停止する入力をユーザから受け付ける停止受付部と、楽曲の全体に対する再生部によって再生された部分の割合に応じて、選曲優先度格納部に格納されている選曲優先度を更新する選曲優先度更新部とをさらに備えていてもよい。
また、本発明は、上記楽曲選曲装置において用いられる楽曲選曲方法として提供されてもよい。また、本発明は、コンピュータに実行されることによって、上記楽曲選曲装置の各機能を実現するプログラムまたは当該プログラムを記録した記録媒体として提供されてもよい。
本発明によれば、再生履歴または嗜好度を含む選曲優先度を用いて選曲が行われるので、ユーザの好みを反映して楽曲を選曲することができる。また、本発明によれば、選曲の際には、印象空間における楽曲間の距離が考慮される。ここで、当該距離は楽曲の類似度を示すので、当該距離を考慮して選曲を行うことによって、選曲優先度と楽曲の類似度という2つの因子に基づいて選曲が行われることとなる。これによって、選曲結果が選曲優先度に基づいて一義的に決まらないので、バリエーションに富んだ選曲結果を得ることができる。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係る楽曲選曲装置について説明する。図1は、実施の形態1に係る楽曲選曲装置を示すブロック図である。図1において、楽曲選曲装置は、楽曲データベース1、更新部2、再生部3、制御部4、選曲処理部5、入力受付部6、および表示部7を備えている。この楽曲選曲装置は、例えばカーオーディオシステムやジュークボックスとして利用される。
楽曲データベース1には、楽曲のデータ、および当該楽曲に関する関連情報が格納されている(後述する図2参照)。関連情報とは、例えば楽曲の曲名やアーティスト名や演奏時間等である。また、楽曲データベース1には、データが格納されている各楽曲毎に選曲優先度および印象量が格納されている。楽曲データベース1の内容は、どのような方法で取得されてもよい。楽曲データベース1の内容は、例えば、楽曲選曲装置が読み取り可能な記録媒体によって取得されてもよいし、楽曲選曲装置が他の情報処理装置と通信可能である場合には、通信によって取得されてもよい。
選曲優先度とは、楽曲データベース1にデータが格納されている楽曲の中から、再生すべき楽曲を選出する処理(選曲処理)に用いられる指標である。具体的には、選曲優先度は、楽曲の再生履歴および楽曲の嗜好度のうち少なくとも一方を表す。楽曲の再生履歴とは、例えば、楽曲の再生回数や楽曲の再生日時(再生時刻)等である。楽曲の嗜好度とは、楽曲に対するユーザの嗜好を表す度合である。楽曲の嗜好度は、ユーザによって直接設定された値であってもよいし、上記再生履歴から算出された値であってもよい。楽曲の嗜好度は、数値によって表現されてもよいし、好き/嫌いを2値で表現するものであってもよい。
また、印象量とは、楽曲に対する印象を数量化したものである。印象量は、例えば、「激しさ」や「爽快さ」といった項目毎に設定された数値によって表現される。印象量は、複数項目を有する、すなわち、複数次元のベクトルとして表現されることが好ましいが、1項目のみを有する、すなわち、1次元のスカラー量であってもよい。なお、印象量は、楽曲の音楽信号を分析した結果として得られる音楽的特徴量(例えば、テンポや平均音数等)から算出される。例えば、音楽的特徴量に所定の重み付け加算を行うことによって印象量を算出することができる。
図1に示す選曲処理部5は、選曲処理を行う。選曲処理部5による選曲処理には、上記選曲優先度に加えて、印象量が用いられる。なお、例えば再生履歴のような選曲優先度のみを用いて選曲処理を行う場合には、よく再生される楽曲のみが選曲されるようになる。その結果、毎回同じような選曲結果が得られるので、選曲結果にユーザが飽きてしまう可能性がある。そこで、本発明では、選曲優先度および印象量を用いて選曲を行うことによって、ユーザの好みを反映しながら、バリエーションに富んだ飽きの来ない選曲結果を得ることを可能とする。なお、実施の形態1においては、選曲処理部5は、選曲優先度および印象量を用いて自動的に行われる選曲処理(自動選曲処理)と、ユーザによって指定される曲名等に従って行われる選曲処理(通常選曲処理)とを実行する。
更新部2は、制御部4からの指示に応じて、楽曲データベース1の内容を更新する。具体的には、更新部2は、楽曲データベース1に格納されている選曲優先度を更新する。再生部3は、制御部4からの指示に応じて、楽曲データベース1に格納されている楽曲のデータを読み出し、再生する。制御部4は、入力受付部6を介して受け付けられるユーザの指示等に従って、選曲処理の実行を選曲処理部5に指示したり、楽曲データベース1の更新を更新部2に指示したりする。
入力受付部6は、ボタンやタッチパネル等の入力装置によって構成される。入力受付部6は、ユーザによる種々の指示入力を受け付ける。例えば、入力受付部6は、ユーザが選曲処理部5に選曲処理を実行させるための指示を行ったり、楽曲の嗜好度を入力したり、再生中の楽曲をスキップする指示を行ったりするために用いられる。
表示部7は、CRTや液晶表示装置等の表示装置によって構成される。表示部7には、選曲処理の結果として得られた楽曲のリスト(再生曲リスト)や、通常選曲を行う際に用いられる入力画面等が表示される。
図2は、図1に示す楽曲データベースに格納されるデータの一例を示す図である。楽曲データベース1には、楽曲番号、音楽データ、関連情報、印象量、および選曲優先度が各楽曲毎に含まれている。楽曲番号は、楽曲を識別するために各楽曲毎に固有の値が設定される番号である。音楽データは、楽曲のデータ、すなわち、楽曲の音楽信号を表すデータである。音楽データは、例えば、楽曲のリニアPCMによる波形データや、AAC等の圧縮されたデータである。関連情報は、上述したように、楽曲に関連する情報である。関連情報とは、例えば、曲のタイトル(曲名)、アーティスト名、アルバムタイトル、作詞者、作曲者、編曲者、ジャンル、演奏時間等である。なお、実施の形態1では、関連情報には、楽曲の曲名および楽曲の演奏時間が含まれているものとする。
また、実施の形態1では、印象量は、2つの成分(項目)からなり、2次元のベクトルとして表現されるものとする。従って、楽曲データベース1内の各楽曲(楽曲データベース1にデータが格納されている各楽曲)は、印象量の各成分を座標軸とする空間における点として表現することができる。なお、以下では、当該空間を印象空間と呼ぶ。実施の形態1では、印象量は2次元のベクトルであるので、印象空間は2次元の平面となる。図3は、実施の形態1における印象空間の例を示す図である。図3に示す各点は、楽曲データベース1内の各楽曲を示している。なお、印象量は楽曲を聴いた印象を表す数値であるので、複数の楽曲の印象量を示す点を印象空間に布置すると、各楽曲を示す点は印象の類似性に応じて布置されることとなる。つまり、印象空間において近接した位置にある2つの点により示される2つの楽曲は、互いに類似した楽曲(似た印象を受ける楽曲)である。なお、図2に示すように、楽曲データベース1においては、印象量の2つの成分のうちの一方の成分がX座標値として格納され、他方の成分がY座標値として格納される。
また、図2において、楽曲データベース1には、選曲優先度として、再生回数、最終再生日、および嗜好得点が含まれている。再生回数は、それまでに楽曲を再生した回数である。最終再生日は、最後に楽曲を再生した日付である。嗜好得点は、ユーザの嗜好の度合を示す指標である。嗜好得点は、ユーザによる入力や、上記再生回数および最終再生日が更新されるタイミングで変化する。
なお、楽曲データベース1の内容については、追加および削除を適宜行うことが可能である。実施の形態1においては、楽曲が追加される場合、楽曲番号が自動的に割り当てられる。また、楽曲の音楽データが登録される際、当該楽曲の印象量が自動的に算出され、算出された印象量が格納される。さらに、楽曲の音楽データが登録される際、再生回数は“0”に設定され、最終再生日は空白(図2では“(blank)”)に設定され、嗜好得点は初期値として“5”に設定される。
以下、楽曲選曲装置の動作を説明する。図4は、実施の形態1に係る楽曲選曲装置の処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す処理は、例えば楽曲選曲装置の電源が投入されたことによって開始される。まずステップS1では、制御部4は、選曲モードを判定する。選曲モードには、上述の自動選曲処理を行う自動選曲モードと通常選曲処理を行う通常選曲モードという2つのモードがある。ステップS1では、自動選曲処理を実行するか否か、すなわち、楽曲選曲装置が自動選曲処理および通常選曲処理のいずれを実行するのかが判定される。ここで、選曲モードの選択はユーザによって行われる。入力受付部6には、選曲モードを選択させるためのボタンが設けられている。図5は、入力受付部6に設けられた、選曲モードを選択させるためのボタンの一例を示す図である。図5に示すように、入力受付部6には、自動選曲ボタン11および通常選曲ボタン12が含まれている。ユーザは、自動選曲ボタン11および通常選曲ボタン12のいずれかを押下することによって、選曲モードを選択する。実施の形態1においては、自動選曲モードおよび通常選曲モードのいずれかの選曲モードが必ず選択される。制御部4は、入力受付部6によって受け付けられたユーザの選択に従って、自動選曲処理を実行するか否かを判定する。ステップS1の判定において、自動選曲処理を実行すると判定された場合、ステップS2の処理が行われる。一方、ステップS1の判定において、自動選曲処理を実行しない(すなわち、通常選曲処理を実行する)と判定された場合、ステップS3およびS4の処理が行われる。
次に、ステップS2の自動選曲処理について説明する。図6は、図4のステップS2の詳細な処理を示すフローチャートである。自動選曲処理は、制御部4の指示を受けて選曲処理部5によって行われる。まずステップS11において、選曲処理部5は、印象空間を複数のエリアに分割する。図7は、印象空間を複数のエリアに分割した様子の一例を示す図である。実施の形態1では、X軸またはY軸に垂直な直線によって印象空間が複数のエリアに分割される。なお、各エリアを示す情報は、楽曲選曲装置が内蔵する記憶部(図1においては図示していない)に記憶される。図7に示すように、単一のエリアに含まれる各楽曲は、印象空間における各楽曲間の距離が近い楽曲である。従って、同じエリアに含まれる楽曲は、類似した楽曲(印象が似ている楽曲)であると言える。なお、図7では印象空間を直線によって等間隔に区切ってエリアを設定したが、エリアの設定の仕方はどのような方法であってもよい。例えば、印象空間を曲線によって分割したり、エリア内に含まれる楽曲の数が同じになるように印象空間を分割したりしてもよい。また、選曲処理部5は、ステップS11において毎回同じエリアを設定してもよいし、異なるエリアを設定するようにしてもよい。なお、分割された複数のエリアには、1から順にエリア番号が付される。ここでは、楽曲番号がi(iは、任意の整数)である楽曲の属するエリアj(エリア番号が“j”のエリア)(jは、任意の整数)としたとき、j=BA(i)と表されるものとする。
選曲処理部5は、ステップS11の後、再生すべき楽曲を決定する処理を行う。実施の形態1においては、まず、選曲対象エリアが選出され(ステップS12およびS13)、次に、選曲対象エリアに含まれる楽曲の中から、選曲結果となる楽曲が選出される(ステップS14およびS15)。選曲対象エリアとは、印象空間における領域であって、その領域内の楽曲が選曲結果として選出される領域である。以下、ステップS12〜S15の詳細を説明する。
ステップS12において、選曲処理部5は、各エリアのエリア選出値EA(j)を算出する。エリア選出値とは、印象空間を分割した各エリアから選曲対象エリアを選出するために用いられる数値である。エリア選出値は、そのエリアが選曲対象エリアとして選出される確率を表す指標である。以下、エリア選出値を算出する具体的な方法を説明する。
エリア選出値を算出するために、選曲処理部5は、まず、楽曲データベース1内の各楽曲について聴取度LA(i)および嗜好度TA(i)を計算する。楽曲i(楽曲番号が“i”である楽曲)の聴取度LA(i)は、楽曲iの選曲優先度に基づいて算出される。具体的には、楽曲iの再生回数をPC(i)とし、楽曲iの最終再生日をLT(i)とし、今日の日付をNTとすると、楽曲iの聴取度LA(i)は、次の式(1)によって算出される。
LA(i)=wLA1*PPC(i)+wLA2*PLT(i)…(1)
ただし、
PPC(i)=PC(i) (PC(i)<10の場合)
=10 (その他の場合)
PLT(i)=365−(NT−LT(i)) (NT−LT(i)<365の場合)
=0 (その他の場合)
なお、式(1)において、wLA1は、聴取度LA(j)への再生回数の反映度合を表す係数であり、wLA2は、聴取度LA(j)への最終再生日の反映度合を表す係数である。式(1)から、楽曲の再生回数が多いほど聴取度LA(i)の値が大きくなり、最終再生日が最近であるほど聴取度LA(i)の値が大きくなることがわかる。
また、楽曲iの嗜好得点をTP(i)とすると、楽曲の嗜好度TA(i)は、次の式(2)によって算出される。
TA(i)=PTP(i)…(2)
ただし、
PTP(i)=TP(i) (TP(i)<10の場合)
=10 (その他の場合)
式(2)から、嗜好度TAは、10を上限値として、嗜好得点TP(i)が高いほど値が大きくなることがわかる。
なお、式(1)および(2)では、PPCの最大値を10とし、PLTの最大値を365とし、PTPの最大値を10としたが、最大値はその他の値であってもよい。
選曲処理部5は、楽曲データベース1内の全ての楽曲について、上記聴取度LA(i)および嗜好度TA(i)を算出する。その後、選曲処理部5は、算出した聴取度LA(i)および嗜好度TA(i)に基づいて各エリアのエリア選出値EAを算出する。具体的には、エリアjのエリア選出値EA(j)は、j=BA(i)となる全ての楽曲iについて、次の(3)を行うことによって算出される。
EA(j)=Σ(wEA1*LA(i)+wEA2*TA(i))…(3)
なお、式(3)において、wEA1は、エリア選出において聴取度LAを反映させる度合を表す係数であり、wEA2は、エリア選出において嗜好度TAを反映させる度合を表す係数である。選曲処理部5は、各エリアについて式(3)の計算を行うことによって、各エリアのエリア選出値を算出する。
ステップS12の次に、ステップS13では、選曲処理部5は、各エリア選出値EAを用いて選曲対象エリアを選出する。具体的には、選曲処理部5は、エリア選出値EAに比例する確率でエリアを選出する、すなわち、エリア選出値EAが大きいエリアほど高い確率で選出されるようにエリアを選出する。これによって、選曲優先度が高いエリア(選曲優先度の高い楽曲が多いエリア)が選曲対象エリアとして優先して選出される。つまり、ユーザがよく聴く楽曲と似た印象の楽曲が選曲されやすくなる。
以上のステップS12およびS13によって、選曲対象エリアが選出される。ステップS14およびS15では、選出された選曲対象エリアに属する各楽曲の中から、選曲する楽曲が決定される。例えば、図7において斜線で示されるエリア15が選曲対象エリアであるとすると、当該選曲対象エリア15内の点から1点が選出されることによって、選曲する楽曲が決定される。具体的には、まずステップS14では、ステップS13で選出された選曲対象エリアに属する各楽曲について楽曲選出値が算出される。楽曲選出値とは、選出される楽曲を決定するために用いられる数値である。楽曲選出値は、その楽曲が選曲対象として選出される確率を表す指標である。以下、楽曲選出値を算出する具体的な方法を説明する。
楽曲選出値を算出するために、選曲処理部5は、まず、選出対象エリアに属する各楽曲について聴取度LS(i)および嗜好度TS(i)を計算する。具体的には、聴取度LS(i)は、次の式(4)によって算出される。
LS(i)=wLS1*PPC(i)+wLS2*PLT(i)…(4)
なお、式(4)において、wLS1は、聴取度LSへの再生回数の反映度合を表す係数であり、wLS2は、聴取度LSへの最終再生日の反映度合を表す係数である。また、PPC(i)およびPLT(i)は、式(1)と同じものである。一方、嗜好度TS(i)は、次の式(5)によって算出される。
TS(i)=PTP(i)…(5)
なお、式(5)において、PTP(i)は、式(2)と同じものである。
選曲処理部5は、選曲対象エリアに属する全ての楽曲について、上記聴取度LS(i)および嗜好度TS(i)を算出する。次に、選曲処理部5は、算出した聴取度LSおよび嗜好度TSに基づいて各楽曲の楽曲選出値ESを算出する。具体的には、楽曲iの楽曲選出値ES(i)は、次の式(6)を行うことによって算出される。
ES(i)=wES1*LS(i)+wES2*TS(i)…(6)
なお、式(6)において、wES1は、楽曲の選曲における聴取度LSの反映度合を表す係数であり、wES2は、楽曲の選曲における嗜好度TSの反映度合を表す係数である。選曲処理部5は、選曲対象エリアに属する各楽曲について式(6)の計算を行うことによって、各楽曲の楽曲選出値を算出する。
ステップS14の次に、ステップS15では、選曲処理部5は、各楽曲選出値ESを用いて、選曲結果となる楽曲を選出する。具体的には、選曲対象エリアに属する楽曲の中から、楽曲選出値ESに比例する確率で楽曲を1つ選出する。これによって、より聴取度の高い、あるいはより嗜好度の高いエリアが選曲対象エリアとして選出されやすくなる。つまり、ユーザがよく聴く楽曲が優先的に選曲される。
なお、選曲処理部5は、上記ステップS14およびS15の処理に代えて、選曲対象エリアからランダムに楽曲を選曲するようにしてもよい。選曲対象エリアからランダムに楽曲を選曲する場合も、ステップS14およびS15の処理を行う場合と同様、ユーザがよく聴く楽曲に似た印象の楽曲が選曲されることとなる。
また、上記ステップS12〜S15の処理において、楽曲データベース1に格納されている再生履歴の数によって処理内容を変化させてもよい。すなわち、再生回数が少ない場合、上記ステップS12〜S15の処理に代えて、選曲対象エリアをランダムに選出するようにしてもよいし、選曲対象エリア内の楽曲をランダムに選出するようにしてもよい。再生回数の数が少ない場合、再生履歴がユーザの嗜好を十分に反映したものではない可能性があるからである。なお、この場合、再生回数が少ない楽曲を優先的に選出することによって、再生履歴を充実させるようにしてもよい。
ステップS15の処理が終わると、選曲処理部5は、ステップS16において、所定数の楽曲を選曲したか否かを判定する。ここで、所定数は、予め定められた数であってもよいし、ユーザが自動選曲を選出した際にユーザによって設定されてもよい。ステップS16の判定において、所定数の楽曲を選曲していないと判定された場合、選曲処理部5は、ステップS12〜15の処理を繰り返す。以降、所定数の楽曲を選曲するまで、ステップS12〜15の処理が繰り返される。
一方、ステップS16の判定において、所定数の楽曲を選曲していないと判定された場合、選曲処理部5は、ステップS17の処理を行う。すなわち、ステップS17において、選曲処理部5は、選曲処理の結果として得られた楽曲のリスト(再生曲リスト)を表示部7に表示させる。図8は、表示部7に表示される再生曲リストの一例を示す図である。図8に示す再生曲リストには、選曲された楽曲のリストにおける順番を表す選曲番号、当該楽曲の曲名、および当該楽曲の演奏時間が楽曲毎に表示される。なお、再生曲リストとしては、図8に示す他に、楽曲の楽曲番号やアーティスト名等が含まれていてもよい。ステップS17の後、選曲処理部5は、自動選曲処理を終了する。
以上に説明した自動選曲処理においては、選曲対象エリア内の全ての楽曲について、選出される可能性があるので、バリエーションに富んだ選曲結果を得ることができる。さらに、選曲対象エリア内の各楽曲は、互いに似た印象の楽曲である。従って、選曲対象エリア内のどの楽曲が選ばれたとしても、ユーザの好みの楽曲のタイプと全く異なる楽曲が選出されることはない。つまり、ユーザの好みに応じた楽曲を選出することができる。
なお、ユーザの好みと選曲優先度とは完全に対応しない場合が考えられる。例えば、ユーザが普段聴いていないタイプの楽曲を聴きたいと思う場合も考えられる。実施の形態1では、ステップS13およびステップS15における設定を変更することによって、ユーザが普段聴いていないタイプの楽曲を優先して選出することも可能である。具体的には、ステップS13において、選曲処理部5は、エリア選出値EAに反比例する確率でエリアを選出するようにしてもよい。これによって、楽曲優先度が低いエリアが選曲対象エリアとして選出されやすくなる。つまり、ユーザが普段聴かない種類の楽曲(ユーザが普段聴く楽曲とは印象が異なる楽曲)が選曲されやすくなる。また、選曲処理部5は、ステップS15において、楽曲選出値ESに反比例する確率で楽曲を選出するようにしてもよい。これによって、より聴取度の低い、あるいはより嗜好度の低い楽曲が選出されやすくなる。つまり、ユーザがよく聴く楽曲と似た印象であるが、ユーザがあまり再生していない楽曲が優先的に選曲される。
さらに、上記ステップS13およびS15の設定の組み合わせを変えることによって、楽曲選曲装置は、種々の方法で選曲を行うことができる。例えば、ステップS13において、エリア選出値EAに比例する確率でエリアを選出するようにし、ステップS15において、楽曲選出値ESに反比例する確率で楽曲を選出するようにすれば、「いつも聴いているタイプの楽曲で、あまり聴いていない楽曲」を優先して選曲することができる。また、例えば、ステップS13において、エリア選出値EAに反比例する確率でエリアを選出するようにし、ステップS15において、楽曲選出値ESに比例する確率で楽曲を選出するようにすれば、「いつも聴いていないタイプの楽曲で、比較的よく聴く楽曲」を優先して選曲することができる。
なお、ステップS2においては、楽曲を選曲する処理を、選曲対象エリアを選出する処理(ステップS12およびS13)、および選曲対象エリア内において楽曲を選出する処理(ステップS14およびS15)の2段階の処理に分けて行った。ここで、他の実施の形態においては、楽曲iの総合楽曲選出値TES(i)を、次の式(7)を用いて直接算出してもよい。
TES(i)=EA(BA(i))*ES(i)…(7)
式(7)において、EAは、上記エリア選出値と同じものである。また、ESは、上記楽曲選出値と同じものである。選曲処理部5は、楽曲データベース1内の各楽曲について総合楽曲選出値TESを算出する。そして、総合楽曲選出値TESに応じた確率で楽曲を選出する。
ここで、楽曲のエリア選出値EAは、印象空間における同じエリア内の他の楽曲の選曲優先度を考慮した数値である。つまり、楽曲のエリア選出値EAは、印象空間における他の楽曲との位置関係に応じて当該他の楽曲の選曲優先度を変化させて得られる数値である。従って、楽曲のエリア選出値EAは、印象空間において当該楽曲の周囲にある他の楽曲と関連して設定される値である。この意味で、エリア選出値EAを関連度と呼んでもよい。すなわち、式(7)において、楽曲iの総合楽曲選出値TES(i)は、楽曲iの関連度EA(i)と、楽曲iの選曲優先度から得られる楽曲選出値ES(i)とから算出されると言える。このように、選曲処理は、楽曲の関連度および選曲優先度に応じた確率で楽曲を選出するようにしてもよい。
なお、式(7)は、関連度EAと楽曲選出値ESとの両方について正比例する確率で楽曲を選曲するものであったが、いずれか一方または両方について反比例する確率で楽曲を選曲してもよい。すなわち、式(7)は、次の式(7)’として表現することができる。
TES(i)=F1(EA(BA(i)))*F2(ES(i))…(7)’
式(7)’において、F1(x)は、選曲する確率に対するエリア選出値EAの反映方法を表す関数である。すなわち、F1(x)=a*xであれば、エリア選出値EAを当該確率に正比例させることを意味する。つまり、エリア選出値EAの値が大きい楽曲ほど高い確率で選曲される。逆に、F1(x)=b/xであれば、エリア選出値EAを当該確率に反比例させることを意味する。また、F2(x)は、選曲する確率に対する楽曲選出値ESの反映方法を表す関数である。
また、他の実施の形態においては、印象空間をエリアに分割せずに、印象量と選曲優先度とを用いた選曲を行うことも可能である。具体的には、選曲処理部5は、まず、印象量と楽曲選出値(上記ES)との組を楽曲データベース1内の各楽曲毎に算出する。次に、スプライン補間等を用いることによって当該各組に基づいて、印象空間における全ての位置について楽曲選出値を推定する。さらに、推定した楽曲選出値に比例する(または反比例する)確率で、印象空間における全ての位置から1点の位置(基準位置)を選出する。すなわち、推定した楽曲選出値が大きいほど高い確率で選出されるように、印象空間における1点を選出する。最後に、選出した基準位置の座標に最も近い位置にある楽曲を選曲結果として決定する。以上の方法で、印象量と選曲優先度とを用いた選曲を行うようにしてもよい。
図4の説明に戻り、ステップS1の判定において、自動選曲処理を実行しない(すなわち、通常選曲処理を実行する)と判定された場合、通常選曲処理が行われる。通常選曲処理は、ユーザによって入力される各種情報(曲名や印象量等)に従って行われる楽曲を選曲する処理である。具体的には、まず、ステップS3において、選曲処理部5は、入力受付部6を介してユーザから選曲条件の入力を受け付ける。ここで、ステップS3においては、選曲条件を受け付けるための入力画面が表示部7に表示される。
図9は、選曲条件を受け付けるための入力画面の一例を示す図である。図9に示すように本実施形態では、当該入力画面として、テキスト入力受付部21および印象量入力受付部22が表示される。テキスト入力受付部21には、楽曲の曲名やアーティスト名等の関連情報が表示されている。ユーザは、関連情報を入力することによって選曲条件を指定する。そして、ユーザが選曲ボタン23を指定することによって選曲条件が確定する。なお、以下では、テキスト入力受付部21の入力に従って行われる選曲を「テキスト選曲」と呼ぶ。
また、印象量入力受付部22には、楽曲データベース1内の各楽曲の印象量が表示される。つまり、印象空間が表示される。実施の形態1では、印象量は2次元データであるので、各楽曲は平面上の1点として表示される。ユーザは、印象量入力受付部22に表示されている印象空間上の任意の点を指定することによって選曲条件を指定する。そして、ユーザが選曲ボタン24を指定することによって選曲条件が確定する。なお、以下では、印象量入力受付部22の入力に従って行われる選曲を「印象量選曲」と呼ぶ。
ステップS3においては、関連情報の入力または印象量を指定する入力をユーザから受け付ける。続くステップS4においては、選曲処理部5は、ステップS3で入力された選曲条件に従って、楽曲データベース1内の各楽曲の中から1つないし複数の曲を選曲する。すなわち、上記テキスト選曲の場合、指定された選曲条件と合致する関連情報を持つ楽曲を選出する。また、上記印象量選曲の場合、楽曲データベース1内の各楽曲の中から、指定された位置からの距離が最も近い楽曲を選出する。いずれの選曲の場合においても、ステップS17と同様、選出された各楽曲の関連情報は、再生曲リストとして表示部7に表示される。なお、通常選曲処理においては、選曲処理部5は、1つの選曲条件に対して複数の楽曲を選出するようにしてもよいし、複数回の選曲条件を受け付けるようにしてもよい。
以上のステップS2またはS4で得られた再生曲リストは、選曲処理部5から制御部4へ出力される。ステップS5において、制御部4は、再生曲リストにおける選曲番号を表すカウンタNを初期化する、すなわち、N=1とする。また、このとき、制御部4は、再生曲リストのリスト長L、すなわち再生曲リストに含まれている楽曲の数を検出する。
ステップS5の次に、ステップS6において、制御部4は、再生部3に楽曲を再生させる。具体的には、カウンタNの値に対応する選曲番号の楽曲の楽曲番号を再生部3に通知する。再生部3は、楽曲番号に対応する楽曲の音楽データを楽曲データベース1から読み出して再生する。
ステップS6の次に、ステップS7において、制御部4は、ステップS6において再生された楽曲の再生中にユーザによって行われた再生操作を入力受付部6を介して受け付ける。再生操作とは、具体的には、再生中の楽曲をスキップする操作である。制御部4は、楽曲の再生中に再生操作が受け付けられると、再生中の楽曲を停止する。さらに、当該楽曲の選曲優先度を更新する指示を更新部2に対して行う。具体的には、当該楽曲の楽曲番号と、当該楽曲の再生時間を更新部2に渡す。なお、再生操作が行われずに楽曲の再生が最後まで完了した場合、制御部4は、「楽曲の再生の最後にスキップボタンが押された」という状況と同じと判断して、当該楽曲の楽曲番号と、当該楽曲の再生時間(この場合、再生時間と演奏時間は等しい)を更新部2に渡す。
ステップS8においては、更新部2によって更新処理が行われる。更新処理は、制御部4から受け取った更新に関する情報を用いて、楽曲データベース1の内容を更新する処理である。図10は、図4に示すステップS7の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。更新処理においては、まずステップS21において、更新部2は、直前のステップS6で再生された楽曲の再生時間と、楽曲データベース1に格納されている当該楽曲の演奏時間とに基づいて、当該楽曲の完奏率を算出する。楽曲の完奏率PRは、再生時間をPT、当該楽曲の演奏時間をSTとすると、次の式(8)によって算出される。
PR=PT/ST…(8)
式(8)より、上記再生操作が行われずに楽曲の最後まで再生された場合の完奏率はPR=1.0となる。
ステップS22において、更新部2は、完奏率PRが0.4より小さいか否かを判定する。そして、完奏率PRが0.4より小さい場合、更新部2は、ステップS23の処理を行う。すなわち、ステップS23において、直前のステップS6で再生された楽曲の嗜好得点を1減少させる。つまり、楽曲データベース1に格納されている当該楽曲の嗜好得点を1減少して更新する。このとき、減算の結果、嗜好得点が0より小さくなってしまう場合は、嗜好得点を0とする。ステップS22の後、更新部2は更新処理を終了する。
一方、完奏率PRが0.4以上の場合、更新部2は、ステップS24の処理を行う。すなわち、ステップS24において、更新部2は、直前のステップS6で再生された楽曲の再生履歴を更新する。具体的には、楽曲データベース1に格納されている当該楽曲の再生回数を1増加して更新するとともに、最終再生日を今日の日付に更新する。
ステップS24の次のステップS25においては、更新部2は、完奏率PRが0.8より大きいか否かを判定する。ステップS25の判定において、完奏率PRが0.8より大きいと判定された場合、更新部2は、ステップS26において嗜好得点を1増加させる。つまり、楽曲データベース1に格納されている当該楽曲の嗜好得点を1増加して更新する。ステップS26の後、更新部2は更新処理を終了する。一方、ステップS25の判定において、完奏率PRが0.8以下と判定された場合、更新部2は更新処理を終了する。
以上のステップS8の更新処理においては、再生回数および最終再生日は、完奏率PRが0.8より大きい場合、すなわち、ユーザが楽曲をある程度長く聴いた場合に更新される。従って、楽曲が再生されてからすぐにユーザがスキップ操作を行った場合、再生履歴は更新されない。つまり、楽曲が再生されてからすぐにユーザがスキップ操作を行った場合、当該楽曲はユーザの好みでないと考えられるので、楽曲選曲装置は、再生履歴を更新しないのである。これによって、ユーザの好みをより正確に反映した再生履歴を作成することができる。なお、スキップされた楽曲の全てについて再生履歴を更新しないとすると、エンディングの部分のみをスキップさせた場合でも再生履歴が更新されず、その結果ユーザの好みが正しく反映されないおそれがある。これに対して、上記更新処理においては、最後まで再生されていなくても、ある程度再生された楽曲は、ユーザが気に入った楽曲と判断され、再生履歴が更新される。従って、ユーザの嗜好を正しく反映した再生履歴の更新を行うことができる。
なお、更新処理は、現在再生中の楽曲の次に再生される楽曲が表示部7に表示されている場合、実行しなくてもよい。次に再生される楽曲が表示されている場合、ユーザは、次に表示されている楽曲を聴くために、現在再生中の楽曲をスキップすることもあり得るからである。このような場合、スキップの操作と、現在再生中の楽曲の好みとの関連性は薄いので、更新処理を行わないようにしてもよい。以上のように、表示部7の表示内容に応じて更新処理の内容を変更するようにしてもよい。
再び図4の説明に戻り、ステップS9において、制御部4は、再生曲リストに含まれている楽曲の全てを再生したか否かを判定する。具体的には、再生曲リスト長Lと現在の選曲番号を表すカウンタNとが一致するか否かを判定する。そして、再生曲リスト長Lと現在の選曲番号Nとが一致する場合、再生曲リストに含まれている楽曲の全てを再生したと判定する。ステップS9の判定において、再生曲リストに含まれている楽曲の全てを再生したと判定される場合、制御部4は、ステップS1の処理を行う。以降、ステップS1〜S10の処理が繰り返される。一方、ステップS9の判定において、再生曲リストに含まれている楽曲の少なくとも1つを再生していないと判定される場合、制御部4は、ステップS10の処理を行う。すなわち、ステップS10において、制御部4は、カウンタNの値を1増加する。さらに、ステップS10の後、ステップS6の処理を行う。以降、再生曲リストに含まれている楽曲の全てを再生するまで、制御部4は、ステップS6〜S10の処理を繰り返す。以上で、図4に示すフローチャートの説明を終了する。
なお、図1に示す楽曲選曲装置は、一般的なコンピュータシステムに所定のプログラムを実行させることによって実現することができる。図11は、図1に示す楽曲選曲装置をコンピュータシステムによって実現した場合の構成を示すブロック図である。図11において、コンピュータシステムは、楽曲選曲装置であるコンピュータ30、およびコンピュータ30が読み取り可能な記録媒体37によって構成される。コンピュータ30は、演算処理装置31、音楽再生装置32、ディスクドライブ装置33、表示装置34、入力装置35、および記憶装置36を備えている。
記録媒体37には、コンピュータを楽曲選曲装置として機能させるためのプログラムが記録されている。なお、記録媒体37としては、フレキシブルディスクや光ディスク等、コンピュータのよって読み取り可能な任意のタイプの記録媒体を使用することができる。ディスクドライブ装置33は、記録媒体37から当該プログラムを読み出す。演算処理装置31は、CPUやメモリ等によって構成され、当該プログラムを実行することによって、図1に示す制御部4、選曲処理部5、更新部2の機能を実現する。また、図1に示す楽曲データベース1は、記憶装置36によって実現される。なお、当該プログラムは記録媒体によってコンピュータに供給されてもよいし、インターネット等によるデータ配信によってコンピュータに供給されてもよい。当該プログラムを任意のコンピュータにインストールすることにより、そのコンピュータを楽曲選曲装置として機能させることができる。
なお、楽曲選曲装置における処理は、コンピュータに内蔵または接続されるハードウェアデバイスによって実行される形態であってもよいし、当該処理の一部をコンピュータがソフトウェア上で実行する形態であってもよい。
また、本実施形態においては、再生操作はスキップ操作であるとして説明したが、再生操作は、楽曲の最初に戻るための頭出し操作や、楽曲の再生を停止する停止操作を含んでいてもよい。図4に示すステップS7の「再生操作の受け付け」において、頭出し操作が行われた場合は、ステップS10の処理を行わずにステップS6に戻って、楽曲の先頭から再生するようにすればよい。また、「停止操作」の場合は、ステップS9で条件を判定することなく、必ずステップS1に戻るようにすればよい。なお、頭出し操作や停止操作の場合も、ステップS8の更新処理は行われるので、楽曲データベース1に対する更新処理は、スキップ操作と同様の内容で行われる。
また、楽曲の再生中にユーザが嗜好度を直接入力することができるようにしてもよい。例えば、嗜好得点を1だけ増加/減少させる操作を楽曲の再生中にユーザが行うことができるようにしてもよい。
また、実施の形態1においては、自動選曲処理および通常選曲処理のいずれが行われた場合にも更新処理を行うようにしたが、他の実施の形態においては、必ずしもそうする必要はない。例えば、自動選曲モードではユーザは自分の意思で選曲していないので、自動選曲処理の選曲結果に対して更新処理を行うことは、ユーザの嗜好を正確に反映した選曲優先度を得ることになるとは限らない。従って、自動選曲処理が行われた場合には、更新処理の一部または全部を省略するようにしてもよい。
なお、実施の形態1においては、再生履歴として最終再生日を用いたが、他の実施の形態においては、再生履歴として再生日(再生時刻)を用いるようにしてもよい。図12は、実施の形態1の変形例における楽曲データベースに格納されるデータの一例を示す図である。図12においては、最後に再生した日付だけでなく、それまでに再生した日付を全て楽曲データベース1に格納している。楽曲データベースには、図12に示すようなデータが格納されてもよい。図12に示す楽曲データベースを用いる場合、例えば、楽曲データベースに格納されている再生日のうち、現在の季節(例えば夏であるとする)に適合する再生日(6〜8月を示す再生日)のみを用いて選曲処理を行う。これによって、季節に応じた選曲結果を得ることができる。また、再生日の情報を例えば秒単位まで詳細に格納しておくことによって、時間帯に応じた選曲結果を得ることもできる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る楽曲選曲装置について説明する。実施の形態2に係る楽曲選曲装置は、印象量および選曲優先度に加えて、付加情報をさらに用いて選曲処理を行う。なお、楽曲選曲装置の構成は、図1に示す構成と同様である。以下、実施の形態1との相違点を主に説明する。
図13は、実施の形態2における楽曲データベースに格納されるデータの一例を示す図である。図13に示す楽曲データベースは、図5に示す楽曲データベースに付加情報を追加したものである。ここで、付加情報は、例えば「適合季節」の情報であるとする。適合季節とは、楽曲がどの季節に適合しているのかを示す情報である。例えば、図13に示す楽曲データベースは、楽曲番号が“1”の楽曲は、春の季節に適合していることを示している。なお、付加情報は、自動的に付与できないようなものであってもよく、また、全ての楽曲に対して付与されていなくてもよい。付加情報は、楽曲の登録時もしくは登録後に、ユーザが自ら入力したり、あるいは外部から追加入力されてもよい。
以下、付加情報を用いた選曲処理について説明する。実施の形態2においては、選曲処理部5は、実施の形態1で説明した楽曲選出値ES(i)を算出する際に、付加情報による選曲基準AS(i)を利用する。ここで、AS(i)は、以下の式(9)のように表される。
AS(i)=3(楽曲iの適合季節=「夏」)
AS(i)=1(楽曲iの適合季節=「春」または「秋」)
AS(i)=0(楽曲iの適合季節=「冬」) …(9)
式(9)に示すように、AS(i)は、その楽曲の適合季節と今の季節との適合度合に応じて値が設定される。なお、式(9)は今の季節が夏である場合に用いられ、今の季節が夏以外の場合には、式(9)以外の式が用いられる。
なお、付加情報が複数種類である場合には、付加情報による選曲基準AS(i)は、式(10)に従って計算される。
AS(i)=ΣwA(k)*AS(i,k)(kは付加情報の項目)…(10)
式(10)において、wA(k)は、選出基準AS(i)への各項目の反映度合を表す係数である。
実施の形態2においては、楽曲選出値ESは、式(6)に代えて、次の式(11)を用いて算出される。
ES(i)=w1*(wES1*LS(i)+wES2*TS(i))+w2*AS(i)…(11)
式(11)に示すように、実施の形態2におけるES(i)は、実施の形態1におけるES(i)と付加情報による選曲基準AS(i)とのそれぞれに重みを掛けて加算することによって得られる。すなわち、式(11)において、w1は、実施の形態1におけるES(i)の反映度合を表す係数であり、w2は、楽曲の選曲におけるASの反映度合を表す係数である。選曲処理部5は、ステップS15において、式(11)を用いて楽曲選出値ESを算出する。
なお、再生履歴の数が少ない場合、つまり、あまり再生回数が少ない場合には、それまでの再生履歴がユーザの嗜好を十分に反映したものではない可能性がある。このような状態で再生履歴を用いた選曲を行うと、ユーザの実際の嗜好を正確に反映することができない可能性がある。そこで、再生履歴が少ない場合には、AS(i)を用いた選曲を行うようにしてもよい。あるいは、式(11)における係数w1を小さくし、係数w2を大きくするようにしてもよい。これによって、現在の状況に適合した曲が選曲されるため、ユーザの満足度を高い選曲を実行しながら、再生履歴を充実させることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る楽曲選曲装置について説明する。実施の形態3に係る楽曲選曲装置は、各エリアについての嗜好度をユーザに入力させる設定処理を任意のタイミングで行う。実施の形態3は、これによって、再生回数が少ない場合でもユーザの好みを反映させた選曲処理を可能とするものである。なお、楽曲選曲装置の構成は、図1に示す構成と同様である。以下、実施の形態1との相違点を主に説明する。
図14は、実施の形態3における楽曲データベースに格納されるデータの一例を示す図である。実施の形態3における楽曲データベース1には、エリア嗜好度が各楽曲毎に設定されている。エリア嗜好度は、各エリアについてのユーザの嗜好度を示す。実施の形態3では、このエリア嗜好度を含む選曲優先度を用いて楽曲の選曲処理が行われる。また、同じエリアに属する楽曲のエリア嗜好度は同じ値となる。なお、実施の形態3では、印象空間を分割したエリアは固定的に決められているものとする。
図15は、実施の形態3における設定処理の流れを示すフローチャートである。設定処理は、任意のタイミングで実行され、例えば、楽曲選曲装置が最初に起動する時や、ユーザによって実行が指示された時に実行される。まず、ステップS31において、選曲処理部5は、印象空間の各エリアから楽曲を選出する。ステップS31においては、多くのエリアについてエリア嗜好度を算出するために、印象空間における互いの距離が所定距離よりも大きくなるような複数の楽曲を選出することが好ましい。選曲処理部5は、ステップS31〜S33のループにおいてまだ楽曲を選出していないエリアについて楽曲を選出する。
ステップS32では、ユーザからの入力を受け付ける。すなわち、ユーザは、ステップS31において選出された楽曲について、好きまたは嫌いの評価を入力する。図16は、入力受付部6に設けられた、ステップS31の入力を行うためのボタンの一例を示す図である。図16に示すように、入力受付部6には、「好き」を表すボタン41、および、「嫌い」を表すボタン42が含まれている。ユーザは、ボタン41およびボタン42のいずれかを押下することによって、各楽曲の評価を行う。なお、実施の形態3では、楽曲の評価を「好き」または「嫌い」という2値でユーザに対して入力を行わせたが、ユーザが数値を入力することができるようにしてもよい。また、ステップS32において、制御部4は、評価の対象となる楽曲を再生部3に再生させることが好ましい。
ステップS33においては、選曲処理部5は、評価を行うべき全てのエリアについて入力が行われたか否かを判定する。ここで、「評価を行うべき全てのエリア」とは、印象空間における全てのエリアを必ずしもいうものではない。例えば、楽曲の再生回数が少ないエリアについてのみ評価を行うようにしてもよい。評価を行うべき全てのエリアについて入力が行われた場合、選曲処理部5は、ステップS34の処理を行う。一方、少なくとも1つの評価を行うべきエリアについて入力が行われていない場合、ステップS31の処理を行う。以降、選曲処理部5は、評価を行うべき全てのエリアについて入力が行われるまで、ステップS31〜S33の処理を繰り返す。
ステップS34において、選曲処理部5は、エリア嗜好度を算出する。具体的には、次の式(12)を用いることによって、楽曲iが属するエリアのエリア嗜好度MEA(i)が算出される。
MEA(i)=1(「好き」と評価された場合)
MEA(i)=0.1(「嫌い」と評価された場合)…(12)
実施の形態3においては、選曲処理部5は、上記エリア嗜好度を用いて選曲を行う。すなわち、選曲処理部5は、式(3)に代えて以下の式(13)を用いてエリア選出値EAを算出する。
EA(j)=Σ(wEA1*LA(i)+wEA2*TA(i)+wEA3*MEA(i))…(13)
なお、式(13)において、wEA3は、エリア選出においてエリア嗜好度MEAを反映させる度合を表す係数である。式(13)によって、設定処理においてユーザが行った評価の結果がエリア選出に反映されることとなる。
また、実施の形態3では、各エリアの楽曲を1曲のみ選曲するようにしたが、1つのエリアについて複数の楽曲を選曲するようにしてもよい。このとき、エリア選出値は、当該複数の楽曲について算出されたエリア嗜好度の平均値として算出すればよい。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る楽曲配信システムについて説明する。図17は、本発明の実施形態4に係る楽曲配信システムを示す図である。楽曲配信システムは、サーバ50、端末60、およびネットワーク70を備える。ネットワーク70には、楽曲データを配信するサーバ50、および、配信された楽曲データを受信する端末60が接続されている。また、ネットワーク70には、端末60と同様の機能を有する複数の端末が接続されている。
図17において、サーバ50は、楽曲データベース51、更新部52、制御部53、選曲処理部54、および通信部55を備えている。なお、サーバ50が有する各構成要素のうちの通信部55を除く各構成要素は、図1に示す同名の構成要素と同じ機能を有する。通信部55は、ネットワーク70を介して各端末との間でデータの送受信を行う。また、端末60は、再生部61、入力受付部62、表示部63、および通信部64を備えている。なお、端末60が有する各構成要素のうちの通信部64を除く各構成要素は、図1に示す同名の構成要素と同じ機能を有する。通信部64は、ネットワーク70を介してサーバ50との間でデータの送受信を行う。以上のように、図17に示す楽曲配信システムは、図1に示す楽曲選曲装置の構成要素をサーバ側と端末側とに分割して配置した構成である。なお、楽曲配信システムの動作は、サーバ50と端末60との間の通信がネットワーク70を介して行われる点を除いて、図1に示す楽曲選曲装置と同様である。図17に示す構成によって、ユーザの端末60が楽曲データベース1を有していないような場合でも、サーバ50から楽曲データをダウンロードして再生することが可能となる。
また、実施の形態4によれば、端末60側でユーザが自動選曲を指示すると、サーバ50側で自動選曲処理が行われる。その結果、再生曲リストがサーバ50から端末60へ送信される。さらに、再生曲リストに含まれる楽曲のデータがサーバ50から端末60へ送信される。すなわち、サーバ50の通信部55は、当該楽曲のデータを端末60へ送信する。端末60の通信部64は、サーバ50の通信部55から送信されてくる楽曲のデータを受信する。受信された楽曲のデータは、再生部61によって再生される。なお、各楽曲のデータの送信は、再生曲リストに含まれる楽曲について一括して行われてもよいし、楽曲の再生が開始される度に(スキップ操作が行われた場合は、スキップ操作が行われた時点で)1つずつ行われてもよい。
本発明に係る楽曲選曲装置は、オーディオプレーヤーやジュークボックス等として利用することが可能である。
実施の形態1に係る楽曲選曲装置を示すブロック図 図1に示す楽曲データベースに格納されるデータの一例を示す図 実施の形態1における印象空間の例を示す図 実施の形態1に係る楽曲選曲装置の処理の流れを示すフローチャート 入力受付部6に設けられた、選曲モードを選択させるためのボタンの一例を示す図 図4のステップS2の詳細な処理を示すフローチャート 印象空間を複数のエリアに分割した様子の一例を示す図 表示部7に表示される再生曲リストの一例を示す図 選曲条件を受け付けるための入力画面の一例を示す図 図4に示すステップS7の詳細な処理の流れを示すフローチャート 図1に示す楽曲選曲装置をコンピュータシステムによって実現した場合の構成を示すブロック図 実施の形態1の変形例における楽曲データベースに格納されるデータの一例を示す図 実施の形態2における楽曲データベースに格納されるデータの一例を示す図 実施の形態3における楽曲データベースに格納されるデータの一例を示す図 実施の形態3における設定処理の流れを示すフローチャート 入力受付部6に設けられた、ステップS31の入力を行うためのボタンの一例を示す図 本発明の実施形態4に係る楽曲配信システムを示す図
符号の説明
1 楽曲データベース
2 更新部
3 再生部
4 制御部
5 選曲処理部
6 入力受付部
7 表示部

Claims (21)

  1. 再生すべき楽曲を選出してユーザに提示する楽曲選曲装置であって、
    楽曲のデータを格納する楽曲データ格納部と、
    楽曲に対する聴者の印象を数量化した印象量を、前記楽曲データ格納部にデータが格納されている各楽曲毎に格納する印象量格納部と、
    楽曲の再生履歴および楽曲の嗜好度のうち少なくとも一方を表す選曲優先度を前記各楽曲毎に格納する選曲優先度格納部と、
    前記各楽曲の中から再生すべき楽曲を選出する選曲処理を、前記印象量の各成分を座標軸とする印象空間における楽曲間の距離および前記選曲優先度を用いて行う選曲処理部とを備える、楽曲選曲装置。
  2. 前記選曲処理部は、
    前記印象空間を複数に分割した各領域のうちの1つの領域を前記各楽曲の選曲優先度に基づいて決定する領域決定部と、
    前記領域決定部によって決定された領域内に印象量が属する楽曲を対象として、前記選曲優先度を用いた選曲処理を行う選曲実行部とを含む、請求項1に記載の楽曲選曲装置。
  3. 前記選曲処理部は、
    前記印象空間における他の楽曲との位置関係に応じて当該他の楽曲の選曲優先度を変化させて得られる関連度を前記各楽曲について算出する関連度算出部と、
    前記各楽曲の選曲優先度および関連度に応じた確率で、再生すべき楽曲を選出する楽曲選出部とを含む、請求項1に記載の楽曲選曲装置。
  4. 前記選曲処理部は、
    前記印象空間内の任意の位置における選曲優先度を前記各楽曲の選曲優先度に基づいて算出する選曲優先度算出部と、
    前記選曲優先度算出部によって算出された選曲優先度に応じた確率で前記印象空間における基準位置を決定する基準位置決定部と、
    前記印象空間における前記各楽曲の位置と前記基準位置との位置関係に基づいて、再生すべき楽曲を決定する楽曲決定部とを含む、請求項1に記載の楽曲選曲装置。
  5. 前記楽曲データ格納部に格納されているデータを用いて、前記選曲処理部によって選出された楽曲を再生する再生部をさらに備える、請求項1に記載の楽曲選曲装置。
  6. 前記選曲優先度は、前記再生履歴を示す情報として、楽曲の再生回数、および、楽曲のデータが最後に再生された日時のうち少なくとも一方を含んでおり、
    再生すべき楽曲を指定する入力をユーザから受け付ける楽曲指定受付部と、
    前記楽曲指定受付部によって入力が受け付けられると、前記選曲優先度格納部に格納されている前記再生履歴を当該入力に応じて更新する再生履歴更新部とをさらに備える、請求項5に記載の楽曲選曲装置。
  7. 前記選曲優先度は、嗜好度を示す情報を少なくとも含んでおり、
    前記再生部によって再生された楽曲に関する嗜好度を設定する入力をユーザから受け付ける嗜好度設定受付部と、
    前記嗜好度設定受付部によって入力が受け付けられると、前記選曲優先度格納部に格納されている嗜好度を当該入力に基づいて更新する嗜好度更新部とをさらに備える、請求項5に記載の楽曲選曲装置。
  8. 前記印象空間における互いの距離が所定距離よりも大きくなる複数の楽曲を、前記楽曲データ格納部にデータが格納されている各楽曲の中からテスト用楽曲として選出するテスト用楽曲選出部をさらに備え、
    前記再生部は、前記テスト用楽曲選出部によってテスト用楽曲が選出されたことに応じて当該テスト用楽曲を再生する、請求項7に記載の楽曲選曲装置。
  9. 前記再生部による楽曲の再生を停止する入力をユーザから受け付ける停止受付部と、
    楽曲の全体に対する前記再生部によって再生された部分の割合に応じて、前記選曲優先度格納部に格納されている選曲優先度を更新する選曲優先度更新部とをさらに備える、請求項5に記載の楽曲選曲装置。
  10. 再生すべき楽曲を選出してユーザに提示する楽曲選曲装置において用いられる楽曲選曲方法であって、
    楽曲のデータを取得する楽曲データ取得ステップと、
    楽曲に対する聴者の印象を数量化した印象量を、前記楽曲データ取得ステップにおいてデータが取得された各楽曲毎に取得する印象量取得ステップと、
    楽曲の再生履歴および楽曲の嗜好度のうち少なくとも一方を表す選曲優先度を前記各楽曲毎に取得する選曲優先度取得ステップと、
    前記各楽曲の中から再生すべき楽曲を選出する選曲処理を、前記印象量の各成分を座標軸とする印象空間における楽曲間の距離および前記選曲優先度を用いて行う選曲処理ステップとを備える、楽曲選曲方法。
  11. 前記選曲処理ステップは、
    前記印象空間を複数に分割した各領域のうちの1つの領域を前記各楽曲の選曲優先度に基づいて決定する領域決定ステップと、
    前記基準位置決定ステップにおいて決定された領域内に印象量が属する楽曲を対象として、前記選曲優先度を用いた選曲処理を行う選曲実行ステップとを含む、請求項10に記載の楽曲選曲方法。
  12. 前記選曲処理ステップは、
    前記印象空間における他の楽曲との位置関係に応じて当該他の楽曲の選曲優先度を変化させて得られる関連度を前記各楽曲について算出する関連度算出ステップと、
    前記各楽曲の選曲優先度および関連度に応じた確率で、再生すべき楽曲を選出する楽曲選出ステップとを含む、請求項10に記載の楽曲選曲方法。
  13. 前記選曲処理ステップは、
    前記印象空間内の任意の位置における選曲優先度を前記各楽曲の選曲優先度に基づいて算出する選曲優先度算出ステップと、
    前記選曲優先度算出ステップにおいて算出された選曲優先度に応じた確率で前記印象空間における基準位置を決定する基準位置決定ステップと、
    前記印象空間における前記各楽曲の位置と前記基準位置との位置関係に基づいて、再生すべき楽曲を決定する楽曲決定ステップとを含む、請求項10に記載の楽曲選曲方法。
  14. 前記楽曲データ取得ステップにおいて取得されたデータを用いて、前記選曲処理ステップによって選出された楽曲を再生する再生ステップをさらに備える、請求項10に記載の楽曲選曲方法。
  15. 前記選曲優先度は、前記再生履歴を示す情報として、楽曲の再生回数、および、楽曲のデータが最後に再生された日時のうち少なくとも一方を含んでおり、
    再生すべき楽曲を指定する入力をユーザから受け付ける楽曲指定受付ステップと、
    前記楽曲指定受付ステップによって入力が受け付けられると、前記選曲優先度取得ステップにおいて取得された前記再生履歴を当該入力に基づいて更新する再生履歴更新ステップとをさらに備える、請求項14に記載の楽曲選曲方法。
  16. 前記選曲優先度は、嗜好度を示す情報を少なくとも含んでおり、
    前記再生ステップによって再生された楽曲に関する嗜好度を設定する入力をユーザから受け付ける嗜好度設定受付ステップと、
    前記嗜好度設定受付ステップによって入力が受け付けられると、前記選曲優先度取得ステップにおいて取得された嗜好度を当該入力に基づいて更新する嗜好度更新ステップとをさらに備える、請求項14に記載の楽曲選曲方法。
  17. 前記印象空間における互いの距離が所定距離よりも大きくなる複数の楽曲を、楽曲データ取得ステップにおいてデータが取得された各楽曲の中からテスト用楽曲として選出するテスト用楽曲選出ステップをさらに備え、
    前記再生ステップは、前記テスト用楽曲選出ステップにおいてテスト用楽曲が選出されたことに応じて当該テスト用楽曲を再生する、請求項16に記載の楽曲選曲方法。
  18. 前記再生ステップによる楽曲の再生を停止する入力をユーザから受け付ける停止受付ステップと、
    楽曲の全体に対する前記再生ステップによって再生された部分の割合に応じて、前記選曲優先度取得ステップにおいて取得された選曲優先度を更新する選曲優先度更新ステップとをさらに備える、請求項14に記載の楽曲選曲方法。
  19. 再生すべき楽曲を選出してユーザに提示する楽曲選曲装置のコンピュータを、
    楽曲のデータを格納する楽曲データ格納手段と、
    楽曲に対する聴者の印象を数量化した印象量を、前記楽曲データ格納手段にデータが格納されている各楽曲毎に格納する印象量格納手段と、
    楽曲の再生履歴および楽曲の嗜好度のうち少なくとも一方を表す選曲優先度を前記各楽曲毎に格納する選曲優先度格納手段と、
    前記各楽曲の中から再生すべき楽曲を選出する選曲処理を、前記印象量の各成分を座標軸とする印象空間における楽曲間の距離および前記選曲優先度を用いて行う選曲処理手段として機能させるプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 再生すべき楽曲をユーザに提示することが可能な端末と、当該端末に楽曲を配信するサーバとを含む楽曲配信システムであって、
    前記サーバは、
    楽曲のデータを格納する楽曲データ格納部と、
    楽曲に対する聴者の印象を数量化した印象量を、前記楽曲データ格納部にデータが格納されている各楽曲毎に格納する印象量格納部と、
    楽曲の再生履歴および楽曲の嗜好度のうち少なくとも一方を表す選曲優先度を前記各楽曲毎に格納する選曲優先度格納部と、
    前記各楽曲の中から再生すべき楽曲を選出する選曲処理を、前記印象量の各成分を座標軸とする印象空間における楽曲間の距離および前記選曲優先度を用いて行う選曲処理部と、
    前記選曲処理部によって選出された楽曲のデータを前記端末へ送信する送信部とを備え、
    前記端末は、
    前記送信部から送信されてくる楽曲のデータを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された楽曲のデータを再生する再生部とを備える、楽曲配信システム。
JP2004173587A 2003-06-17 2004-06-11 楽曲選曲装置、楽曲選曲方法、プログラムおよび記録媒体 Expired - Fee Related JP4312663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004173587A JP4312663B2 (ja) 2003-06-17 2004-06-11 楽曲選曲装置、楽曲選曲方法、プログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003171923 2003-06-17
JP2004173587A JP4312663B2 (ja) 2003-06-17 2004-06-11 楽曲選曲装置、楽曲選曲方法、プログラムおよび記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005031644A true JP2005031644A (ja) 2005-02-03
JP4312663B2 JP4312663B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=34219917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004173587A Expired - Fee Related JP4312663B2 (ja) 2003-06-17 2004-06-11 楽曲選曲装置、楽曲選曲方法、プログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4312663B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006095599A1 (ja) * 2005-03-08 2006-09-14 Pioneer Corporation 情報処理装置及び情報処理方法
JP2006252302A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Yamaha Corp 再生装置、コンテンツ再生システムおよびプログラム
WO2006106631A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Pioneer Corporation 再生順変更支援ユニット、楽曲情報再生装置及び再生順変更支援方法
JP2006293246A (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2006300970A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2006301890A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Sharp Corp 楽曲管理システムおよび楽曲管理方法
JP2007058481A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Fujitsu Ten Ltd 再生装置、及び楽曲情報提供方法
JP2007082035A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 携帯端末および着信報知曲制御プログラム
JP2007109169A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Mitsubishi Electric Corp 音楽再生装置
JP2007179400A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Fujitsu Ten Ltd コンテンツ情報検索装置及び方法
JP2009516240A (ja) * 2005-10-14 2009-04-16 ヤフー! インコーポレイテッド メディアを選択するための方法とシステム
JP2009134484A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Nec Corp コンテンツ選択支援装置、コンテンツ選択支援方法及びそのプログラム
JP2009294921A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ提示方法及び装置及びプログラム
JP2010020133A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Sony Corp 再生装置、表示方法および表示プログラム
US7732700B2 (en) 2006-02-21 2010-06-08 Sony Corporation Playback device, contents selecting method, contents distribution system, information processing device, contents transfer method, and storing medium
JP2010533330A (ja) * 2007-07-09 2010-10-21 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 購読者の嗜好メディアシステム及び方法
JP2012168414A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Ryukoku Univ 後続楽曲抽出システムおよび後続楽曲抽出方法
JP2013125572A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Mic Ware:Kk 情報システム、サーバ装置、端末装置、楽曲送信方法、楽曲再生方法、プログラム、およびデータ構造
JP2013182051A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Xing Inc 端末装置及び楽曲再生装置
JP2014026700A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Pioneer Electronic Corp 再生端末機
JP2022092032A (ja) * 2017-06-14 2022-06-21 ヤマハ株式会社 歌唱合成システム及び歌唱合成方法

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006095599A1 (ja) * 2005-03-08 2008-08-14 パイオニア株式会社 情報処理装置及び情報処理方法等
WO2006095599A1 (ja) * 2005-03-08 2006-09-14 Pioneer Corporation 情報処理装置及び情報処理方法
JP2006252302A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Yamaha Corp 再生装置、コンテンツ再生システムおよびプログラム
JP4682652B2 (ja) * 2005-03-11 2011-05-11 ヤマハ株式会社 再生装置、コンテンツ再生システムおよびプログラム
WO2006106631A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Pioneer Corporation 再生順変更支援ユニット、楽曲情報再生装置及び再生順変更支援方法
JP2006300970A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP4496478B2 (ja) * 2005-04-15 2010-07-07 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2006293246A (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2006301890A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Sharp Corp 楽曲管理システムおよび楽曲管理方法
JP2007058481A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Fujitsu Ten Ltd 再生装置、及び楽曲情報提供方法
JP2007082035A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 携帯端末および着信報知曲制御プログラム
JP4505817B2 (ja) * 2005-09-16 2010-07-21 株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ 携帯端末およびプログラム
JP2009516240A (ja) * 2005-10-14 2009-04-16 ヤフー! インコーポレイテッド メディアを選択するための方法とシステム
JP2007109169A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Mitsubishi Electric Corp 音楽再生装置
JP2007179400A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Fujitsu Ten Ltd コンテンツ情報検索装置及び方法
US7732700B2 (en) 2006-02-21 2010-06-08 Sony Corporation Playback device, contents selecting method, contents distribution system, information processing device, contents transfer method, and storing medium
JP2010533330A (ja) * 2007-07-09 2010-10-21 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 購読者の嗜好メディアシステム及び方法
JP2009134484A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Nec Corp コンテンツ選択支援装置、コンテンツ選択支援方法及びそのプログラム
JP2009294921A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンテンツ提示方法及び装置及びプログラム
JP2010020133A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Sony Corp 再生装置、表示方法および表示プログラム
JP4640463B2 (ja) * 2008-07-11 2011-03-02 ソニー株式会社 再生装置、表示方法および表示プログラム
US8106284B2 (en) 2008-07-11 2012-01-31 Sony Corporation Playback apparatus and display method
JP2012168414A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Ryukoku Univ 後続楽曲抽出システムおよび後続楽曲抽出方法
JP2013125572A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Mic Ware:Kk 情報システム、サーバ装置、端末装置、楽曲送信方法、楽曲再生方法、プログラム、およびデータ構造
JP2013182051A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Xing Inc 端末装置及び楽曲再生装置
JP2014026700A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Pioneer Electronic Corp 再生端末機
JP2022092032A (ja) * 2017-06-14 2022-06-21 ヤマハ株式会社 歌唱合成システム及び歌唱合成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4312663B2 (ja) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4312663B2 (ja) 楽曲選曲装置、楽曲選曲方法、プログラムおよび記録媒体
US7268288B2 (en) Music selection apparatus and music delivery system
US6605770B2 (en) Play list generation device, audio information provision device, audio information provision system, method, program and recording medium
JP4581476B2 (ja) 情報処理装置および方法、並びにプログラム
US8812502B2 (en) Content reproducing apparatus, content reproduction method, and program
JP3797547B2 (ja) プレイリスト生成装置、オーディオ情報提供装置、オーディオ情報提供システムおよびその方法、プログラム、記録媒体
US20060224260A1 (en) Scan shuffle for building playlists
WO2006097795A2 (en) Multiuser playlist generation
KR20040102194A (ko) 미디어 데이터 포맷을 위한 메타데이터 유형
JP2007148891A (ja) 楽曲検索再生装置
JP2005010771A (ja) 音楽検索装置
JP2008041043A (ja) 情報処理装置
JP4316432B2 (ja) 楽曲再生装置および楽曲再生方法
JP2003317451A (ja) 音声記録再生装置及び音声記録再生用プログラム
JP2002073041A (ja) 自動選曲システム、自動選曲方法、及び記憶媒体
JP2006146622A (ja) 情報提供システム,情報提供サーバ,ユーザ端末,再生機器およびコンピュータプログラム
US7053290B2 (en) Music reproducing apparatus and music reproducing method
JP3714865B2 (ja) カラオケ自動選曲演奏システム
JP4182613B2 (ja) カラオケ装置
JP2005285285A (ja) コンテンツ読出装置及び楽曲再生装置
JP2008225580A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2006126679A (ja) オーディオ装置並びに同装置の楽曲リストソート方法及び楽曲リストソートプログラム
JPH1115481A (ja) カラオケ装置
JP2002091450A (ja) 情報交換システムおよび記録媒体
JP2003173192A (ja) カラオケシステム、カラオケデータ提供サーバ、カラオケデータ提供サーバの制御方法及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090421

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4312663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees