JP2008041043A - 情報処理装置 - Google Patents

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Hiroaki Yamane
裕明 山根
Junichi Tagawa
潤一 田川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと付帯情報を用いて楽曲に関連する情報を検索する情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、楽曲データ格納部と、条件入力部と、楽曲類似度算出部と、検索部と、表示部とを備える。楽曲データ格納部は、楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報とを少なくとも格納する。条件入力部は、付帯情報に関する条件を指定する入力をユーザから受け付ける。楽曲類似度算出部は、楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する。検索部は、条件と楽曲類似度を用いて情報の検索を行う。表示部は、検索部の結果を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置に関し、より特定的には、楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと付帯情報を用いて楽曲に関連する情報を検索する情報処理装置、および楽曲パラメータと付帯情報を用いて楽曲の検索を行う情報処理装置に関する。
従来から、楽曲を検索するために付帯情報が利用されている。付帯情報とは、例えば、曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル、発売年などの情報である。ユーザは、元の楽曲と同じ内容の付帯情報を持つ楽曲を検索することにより、類似した曲を見つけることができる。例えば、ジャンル「ロック」の楽曲同士を探す、といった場合である。ただし、このとき付帯情報が正確に付与されていることが前提であるが、実際にはこれらの情報が正確ではなかったり、同一アルバムの楽曲には機械的に同じ内容の付帯情報が付与されていることも多く、ユーザの所望とする結果が得られるとは限らない。
また、これらの付帯情報を直接利用するのではなく、各付帯情報間の関係を別途定義して、その情報を利用して検索することもできる。例えば、「アーティストxの音楽は、アーティストyとアーティストzの音楽と似ている」と予め定義している場合、アーティストxの類似アーティストとして、アーティストyとアーティストzを提示することができる。従って、ユーザは自分の知っているアーティストxの他に自分の嗜好が合うアーティストを検索することが可能になる。ただし、この場合においても、各付帯情報間の関係を正確に定義するのは困難である、という問題がある。また、新人アーティストが出現すると、他のアーティストとの間の関係を定義する必要があったり、あるアーティストの音楽志向が変わった場合などには各アーティスト間の定義を見直す必要があるなど、これらの場合においても、ユーザの所望とする結果が得られるとは限らない。
そこで従来において、アーティスト間の類似性を自動的に導出する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、ユーザの楽曲の聴取回数を取得することで、「よく聴いているアーティストの組み合わせ」を多くのユーザから獲得することにより、「多くのユーザによって聴かれているアーティスト同士は、類似アーティストである」と判断して、自動的に類似アーティストを検出している。
特表2005−526340号公報
ここで、特許文献1に開示された方法では、聴取回数を利用する必要があるため、聴取回数が存在しない新人アーティストが追加された場合、当該アーティストに対する類似アーティストを検索することができないという問題があった。また逆に、他のアーティストの類似アーティストとして、当該アーティストを検索対象とすることができないという問題も同時に生じる。
さらに、特許文献1に開示された方法では、ヒットチャートの上位にランキングするような多くのユーザに聴取される人気アーティストは、類似性という観点から聴かれているというよりは、人気という側面から聴かれている可能性が高い。従って、人気アーティスト同士が類似アーティストになってしまう可能性が高く、類似アーティストの判定を正しく行うことができないという問題があった。
また、特許文献1に開示された方法で、ある程度正確に類似アーティストが判定できると仮定した場合でも、特定の楽曲に対する類似アーティストを検索することができない、という問題があった。例えば、ユーザが「多くの楽曲がR&B系であるアーティストxの楽曲の中でも、非常に珍しいスローなバラード曲」を好んで類似アーティストを検索すると、結果として「R&B系アーティストyと、同じくR&B系アーティストz」が出力される可能性が高く、ユーザの所望とする結果を得ることができない。
それ故、本発明は、ユーザの聴取回数を利用せずとも、楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと付帯情報を用いて楽曲に関連する情報を正確に検索することが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を有する。すなわち、第1の発明は、ユーザに情報を提示する情報処理装置であって、楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報とを少なくとも格納する楽曲データ格納部と、付帯情報に関する条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力部と、楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度算出部と、条件と楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索部と、検索部の結果を表示する表示部とを備える。
第2の発明は、上記第1の発明において、楽曲パラメータは、楽曲のイメージを表す印象値を含むことを特徴とする。
第3の発明は、上記第1の発明において、楽曲データ格納部は、付帯情報として、アーティスト名を格納することを特徴とする。
第4の発明は、上記第1の発明において、検索部は、付帯情報から条件の検索キーと類似する情報を検索することを特徴とする。
第5の発明は、上記第4の発明において、条件入力部は、検索キーとして単一の楽曲を指定することを特徴とする。
第6の発明は、上記第4の発明において、条件入力部は、検索キーとして複数の楽曲を指定することを特徴とする。
第7の発明は、上記第1の発明において、検索部は、付帯情報から独創的な情報を検索することを特徴とする。
第8の発明は、上記第1の発明において、検索部は、付帯情報をさらに用いて検索を行うことを特徴とする。
第9の発明は、上記第1の発明において、楽曲データ格納部は、音楽データをさらに含み、表示部に表示される楽曲を指定する入力をユーザから受け付ける楽曲入力部と、楽曲を再生する再生部と、楽曲入力部で指定された楽曲を再生部が再生するように制御する制御部とをさらに備える。
第10の発明は、ユーザに情報を提示する情報処理装置において用いられる情報処理方法において、楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報とを少なくとも取得する楽曲データ取得ステップと、付帯情報に関する条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力ステップと、楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度計算ステップと、条件と楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索ステップと、検索ステップの結果を表示する表示ステップとを含む。
第11の発明は、上記第10の発明において、楽曲データ取得ステップは、音楽データをさらに取得し、表示ステップで表示される楽曲を指定する入力をユーザから受け付ける楽曲入力ステップと、楽曲を再生する再生ステップと、楽曲入力ステップで指定された楽曲を再生ステップが再生するように制御する制御ステップとをさらに含む。
第12の発明は、ユーザに情報を提示する情報処理装置のコンピュータを、楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報とを少なくとも格納する楽曲データ格納手段と、付帯情報に関する条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力手段と、楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度計算手段と、条件と楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索手段と、検索手段の結果を表示する表示手段として機能させるプログラムである。
第13の発明は、上記第12の発明における上記プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
第14の発明は、ユーザに情報を提示する集積回路であって、楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報とを少なくとも格納する楽曲データ格納部と、付帯情報に関する条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力部と、楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度算出部と、条件と楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索部と、検索部の結果を表示する表示部とを備える。
第15の発明は、情報をユーザに提示することが可能な端末と、当該端末に楽曲を配信するサーバとを含む楽曲配信システムであって、サーバは、楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報と、音楽データを少なくとも格納する楽曲データ格納部と、楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度算出部と、付帯情報に関する条件と楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索部と、楽曲データ格納部に格納されている楽曲のデータを端末へ送信する送信部とを備え、端末は、送信部から送信されてくる楽曲のデータを受信する受信部と、条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力部と、検索部の結果を表示する表示部と、表示部に表示される楽曲を指定する入力をユーザから受け付ける楽曲入力部と、受信部によって受信された楽曲のデータを再生する再生部と、楽曲入力部で指定された楽曲を再生部が再生するように制御する制御部とを備える。
本発明によれば、楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと付帯情報を用いることによって、楽曲に関連する情報を検索することができる。従って、ユーザの聴取回数を利用せずとも、「類似アーティスト」、「独創的アーティスト」などの検索を行うことができる。なお、本発明によれば、ユーザの聴取回数を利用しないため、新人アーティストに対しても瞬時に類似アーティストの検索を行えるようになり、人気アーティストに対しても正確に類似アーティストを判定することができる。また、本発明によれば、単一の楽曲に対して検索することができるので、特定の楽曲に対する類似アーティストを検索することができる。さらに、複数の楽曲に対して検索することができるので、複数アーティストの楽曲を指定して、それらの類似アーティストを検索することができる。また、同じ構成において「類似アーティスト」に限らず、「類似アルバム」、「類似作曲者」などの楽曲に関連する情報の検索を行うことができる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、検索する対象としてアーティスト名に関連した内容に限定して説明するが、その他の付帯情報を対象とした場合においても、同様の方法で検索することが可能である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る情報検索装置1について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報検索装置1を示すブロック図である。図1において、情報検索装置1は、楽曲データ格納部11、条件入力部12、楽曲類似度算出部13、検索部14および表示部15を備える。本実施形態においては、楽曲を1曲受け付けて、その楽曲に対する類似アーティストを検索する場合について説明する。
楽曲データ格納部11は楽曲に対する各種データを格納している。図2は、楽曲データ格納部11に格納されるデータの一例を示す図である。各楽曲には楽曲番号が割り当てられ、この楽曲番号によって管理される。「属性情報」とは、楽曲から一意に決定される情報であり、例えば曲名、アーティスト名、アルバム名、作曲者名、編曲者名、レコード会社名などである。「音楽データ」は、当該楽曲の音楽ファイル(WAV、AIFF、MP3など)のことである。「楽曲パラメータ」とは、楽曲の特徴的あるいは印象的な数値を表す量であり、例えば、テンポ、平均発音数、スペクトル変化度、発音非周期性、拍周期比率、拍強度1、拍強度2、拍強度比、パワー、スペクトルセントロイド、印象値X、印象値Y、印象値Zなどである。また、メロディーや和音の進行などの時系列データであってもよい。印象値は音楽を聴いたときの印象を数値化したもので、印象値が近い楽曲同士は聴いたときのイメージが近くなる。複数の印象値により形成される空間を印象空間と呼び、印象空間上で距離が近い楽曲同士は、複数の印象因子について聴いたときのイメージが近くなる。なお、楽曲パラメータの算出方法はどのような方法であってもよい。楽曲パラメータの算出方法としては、例えば、特開2002−278547号公報に記載の方法があり、音楽データから自動的に算出することができる。「補助情報」とは、例えばサビ開始時間、ジャンル、年代、アーティスト構成(男女の構成、人数の構成など)、地域など、必ずしも楽曲から一意に決定することができないものの、自動もしくは手動で設定される情報であり、楽曲を知るために有益な情報である。ここで、サビ開始時間は、楽曲の音楽的に最も印象的な部分(サビ)の開始時間である。なお、サビ開始時間は、例えば上記特開2002−278547号公報に記載の方法等で算出することが可能であり、音楽データから自動的に算出することが可能である。ここで、「属性情報」と「補助情報」をまとめて、「付帯情報」と呼ぶ。
なお、楽曲データ格納部11の内容は、どのような方法で取得されてもよい。楽曲データ格納部11の内容は、例えば、情報検索装置1が読み取り可能な記録媒体によって取得されてもよいし、情報検索装置1が他の処理装置と通信可能である場合には、通信によって取得されてもよい。楽曲データ格納部11の内容については、追加および削除を適宜行うことが可能である。楽曲が追加される場合、楽曲番号が自動的に割り当てられ、上記の各情報が自動的に付加されて格納される。
以下では、楽曲データ格納部11のアーティスト数をAN、楽曲数をSNとする。図中などで例示する場合は、AN=26(“アーティストA”から“アーティストZ”、アーティスト番号1〜26)、楽曲数SN=1000曲(“タイトル0001”から“タイトル1000”、楽曲番号1〜1000)として説明する。
条件入力部12は、ユーザから検索を行う条件の入力を受け入れる。本実施形態においては、類似アーティストを検索するために、「検索キー」となる楽曲を1曲受け付けて、その楽曲番号を楽曲類似度算出部13に送る。
楽曲類似度算出部13は、条件入力部12で入力された楽曲について、楽曲データ格納部11に格納されている全ての楽曲との楽曲類似度を計算する。類似度は、楽曲データ格納部11に格納されている楽曲パラメータを用いて計算される。ここで、楽曲類似度が上位の楽曲を類似曲と呼ぶ。
検索部14は、条件入力部12で入力された検索条件に従って、楽曲データ格納部11に格納されているアーティストの中から、楽曲類似度算出部13で算出された楽曲類似度を用いて類似アーティストを検索する。
表示部15は、検索部14で検索された類似アーティストの検索結果、各類似アーティストの楽曲を表示する。表示する内容としては、曲名、アーティスト名、ジャンル、年代など、楽曲データ格納部11に格納されている情報なら何でも構わない。また、楽曲類似度算出部13で求められた類似曲などの他の情報を別途表示しても構わない。
次に、第1の実施形態に係る情報検索装置1の処理の流れについて図3を用いて説明する。図3は、第1の実施形態に係る情報検索装置1の処理の流れを表すフローチャートを示す図である。
まず、ステップS1の検索条件決定処理では、「検索キー」となる情報と、「検索項目」となる情報の入力を受け付ける。検索キーとなる情報としては、「単一の楽曲」(例えば、“楽曲番号1の楽曲”)、「複数の楽曲」(例えば、“楽曲番号100と楽曲番号200の楽曲”)、「特定の情報(例えば、“アーティストAの全楽曲”)」などであり、検索項目としては、「特定の情報(例えば、“類似アーティスト”)」、「特殊な情報(例えば、“独創的アーティスト”)」などである。本実施形態では、先にも述べたように「単一の楽曲」を検索キーとして、「類似アーティスト」を検索項目として検索することにする。図4は、条件入力部12で検索条件を受け付けるための入力画面の一例を示す図である。条件入力部12には、楽曲データ表示部21と検索ボタン22が表示される。楽曲データ表示部21には、楽曲データ格納部11に格納される楽曲に関連する情報が表示される。具体的には、曲名、アーティスト名、アルバム名などであるが、楽曲データ格納部11に格納されている情報であれば何でも構わない。ユーザは、楽曲データ表示部21から類似アーティストを検索するための検索キーとなる楽曲を選択し、検索ボタン22を押下することで決定され、検索キーとなる楽曲の楽曲番号が楽曲類似度算出部13に送られる。
楽曲データ表示部21において表示する楽曲数が多い場合、一部を表示して、スクロールさせることによって全体表示させるようにしてもよい。また、必ずしも全楽曲を表示する必要はなく、特定の条件によって絞り込めるようになっていてもよい。
ステップS2の検索処理では、ステップS1で決定された検索条件に従って、楽曲データ格納部11に格納されている楽曲に関する情報の検索を行う。図5は、検索処理の流れを表すフローチャートを示す図である。
ステップS11では、ステップS1で決定された検索キーとなる楽曲と、各楽曲との類似度(楽曲類似度)を計算する。楽曲類似度は、楽曲パラメータを用いて計算する。楽曲パラメータ数をPN、楽曲パラメータ値をPij(i:楽曲番号、j:楽曲パラメータ番号)、各楽曲パラメータの重みをWPj、検索キーとなる楽曲番号をkとした場合、楽曲番号kの楽曲と楽曲番号iの楽曲との楽曲類似度SS(k、i)は、
SS(k、i)=1/(1+Σ(WPj×(Pkj−Pij)^2)) (1)
(j=1、2、3、・・・、PN)
となる。分母は検索キーとなる楽曲との距離が小さい(近い)楽曲ほど小さくなるので、楽曲類似度SS(k、i)は大きくなる。このときWPjを0にすることで、楽曲パラメータ番号jの楽曲パラメータを無視することもできる。例えば、テンポと平均音数以外のWPj=0の場合、SS(k、i)が大きい楽曲番号iの楽曲は、検索キーとなる楽曲と、テンポと平均音数の値が近い、ということになる。
以下の説明では、楽曲パラメータの中から印象値Xと印象値Yのみを利用し、WPjはともに1(それ以外の楽曲パラメータのWPj=0)として、楽曲類似度SS(k、i)を計算するものとする。ここで、楽曲番号iの楽曲の印象値XはXi、印象値YはYiとして、式(1)を書き直すと、
SS(k、i)=1/(1+(Xk−Xi)^2+(Yk−Yi)^2) (2)
となる。つまり、印象値が近い楽曲同士は楽曲類似度が大きくなり、印象値が遠い楽曲同士は楽曲類似度が小さくなる。従って、楽曲類似度SS(k、i)が大きい楽曲を見つけることで、楽曲番号kの楽曲と聴いたときのイメージが近い楽曲を検索することができる。ここで、楽曲類似度S(k、i)が一定値以下、もしくは一定順位以下の場合は、SS(k、i)を0としてもよい。この場合、類似アーティストを検索するに当たって、検索キーとなる楽曲と近い楽曲の重要度が増すことになる。ここでは、楽曲類似度の上位50曲の楽曲を類似曲として、類似曲以外の楽曲の楽曲類似度SS(k、i)=0にするが、上位5%などとしてもよい。また、類似曲以外の楽曲の楽曲類似度SS(k、i)は必ずしも0にする必要はない。
楽曲類似度SS(k、i)は上記の式(1)、式(2)のようにしたが、これらに限るものではない。楽曲パラメータがメロディーや和音の進行などのように時系列データで与えられている場合は、例えば、2曲間の相関係数などを使うことによって、楽曲類似度SS(k、i)を計算することができる。
ステップS12においては、楽曲データ格納部11からアーティストに関連する情報の集計を行い、アーティストリストの作成を行う。図6は、アーティストリストの一例を示す図である。アーティストリストには、楽曲データ格納部11に格納されている各アーティストについて、アーティスト番号、当該アーティストの楽曲数およびそれらの楽曲番号、ジャンル、年代といった付帯情報が登録されている。具体的なアーティストリストの作成方法としては、楽曲番号1の楽曲から順番に調べていき、当該楽曲のアーティストがアーティストリストに登録されているかどうかを確認し、既に登録されている場合は当該アーティスト欄の楽曲数を1つ増加し、当該楽曲番号を追加する。当該アーティストが未登録の場合、新しくアーティスト名を追加し、アーティスト番号を割り当てて楽曲数を1に設定して当該楽曲の楽曲番号を登録し、その他の付帯情報を登録する。従って、楽曲データ格納部11において、同一アーティストの楽曲が連続して格納されている必要はなく、各アーティスト番号における楽曲番号も、順番に並んでいる必要はない。また、楽曲データ格納部11において、同一アーティストであっても、たとえばジャンル情報がポップとロックなど混在するなど、同一項目の内容が途中で変更されて格納されている場合がある。このような場合、同一アーティストの複数の楽曲を調べて、一番多くの楽曲で設定されている情報を採用するなどすればよい。
ステップS13においては、アーティスト毎にステップS11で計算された楽曲類似度SS(k、i)を合計する。検索キーとなる楽曲(楽曲番号k)とアーティスト番号hのアーティストとの合計類似度TS(k、h)は、
TS(k、h)=Σ(SS(k、i)) (3)
(iは、アーティスト番号hのアーティストの全ての楽曲番号を取る)
となる。つまり、アーティストリストにおいてアーティスト番号hの欄に登録されている全ての楽曲番号iの楽曲類似度SS(k、i)を合計することになる。
ステップS14においては、ステップS13で計算された合計類似度TS(k、h)からアーティスト類似度AS(k、h)を計算する。このとき、検索キーとなる楽曲(楽曲番号k)のアーティスト番号をK、アーティスト番号Kのアーティストとアーティスト番号hのアーティストとの付帯情報類似度をIM(K、h)とする。付帯情報とは、楽曲データ格納部11に格納されているジャンル、年代等の情報のことであり、これらの情報が似ている楽曲は一般的に「似ている楽曲」と判断される。例えば、ジャンルが「ロック」、かつ年代が「1980年代」で共に同じである楽曲同士のことである。付帯情報数をIN、情報一致度D(K、h、j)(h:アーティスト番号、j:付帯情報番号)(詳細は後述)、各付帯情報の重みWIjとした場合、付帯情報類似度IM(K、h)は、
IM(K、h)=Σ(WIj×D(K、h、j)) (4)
(j=1、2、3、・・・、IN)
となる。つまり、付帯情報類似度IM(K、h)は、検索キーとなるアーティストと検索対象となるアーティストの付帯情報が似ているほど値が大きくなり、より近いアーティストと判断することができる。また、このときWIjを0にすることで、付帯情報番号jの付帯情報を無視することもできる。
ここで、先に述べた情報一致度D(K、h、j)を決定する方法として、以下に2種類の方法を示す。例として、ジャンルと年代の場合について説明する。このときジャンルの付帯情報番号を1、年代の付帯情報番号を2とする。
1つ目の方法として、データの一致、不一致のみを見る場合である。例えば「ジャンル」の場合、アーティスト番号Kのアーティストのジャンルが「ロック」のとき、アーティスト番号hのアーティストのジャンルが「ロック」であれば、D(K、h、1)=1とし、それ以外のジャンルだった場合、D(K、h、1)=0とする。従って、ジャンルが一致する楽曲同士の情報一致度D(K、h、j)は大きくなる。
2つ目の方法として、データの近接度を利用した場合である。例えば「年代」の場合、データ間の近接度を定義して、この近接度を利用して情報一致度を決定する。図7は、年代の近接度の定義の一例を示す図である。縦軸には検索キーとなるアーティスト(アーティスト番号K)の年代を、横軸には検索の対象となるアーティスト(アーティスト番号h)の年代を取ったとき、それぞれの内容がクロスするところに近接度が定義されている。数値の入っていないところは0.0とする。この近接度を「年代」における情報一致度D(K、h、2)とする。この図にように、縦軸と横軸の内容が完全に一致する場合以外でも、例えば、年代が隣同士になるときなどに、情報一致度D(K、h、2)は0.0より大きい値を持つことになる。例えば、アーティスト番号Kのアーティストの年代が「1980年代」で、アーティスト番号hのアーティストの年代が「1990年代」だった場合、情報一致度D(K、h、2)=0.4となる。
以上では、ジャンルは一致・不一致を、年代は近接度を利用したが、それぞれ逆の方法を利用してもよい。また、アーティスト構成や地域といった別の付帯情報についても、同様の方法によって情報一致度D(K、h、j)を決定する。
ここで、アーティスト番号hのアーティストの楽曲数をBN(h)、付帯情報類似度IM(K、h)の重みWIとして、検索キーとなる楽曲(楽曲番号k)とアーティスト番号hのアーティストとのアーティスト類似度AS(k、h)は、
AS(k、h)=TS(k、h)×(1+W×IM(K、h))/BN(h) (5)
となる。このときWIを0にすることにより、付帯情報類似度IM(K、h)を無視することもできる。式(5)からわかるように、当該アーティスト(アーティスト番号h)の楽曲類似度SS(k、i)が総じて高い、つまり検索キーとなる楽曲と近いイメージの楽曲の割合が多いアーティストのアーティスト類似度AS(k、h)は大きくなる。また、当該アーティストの付帯情報類似度(K、h)が総じて高い、つまり付帯情報が検索キーとなる楽曲のアーティストと近いアーティストのアーティスト類似度AS(k、h)は大きくなる。ここで、検索キーとなった楽曲のアーティストが類似アーティストとして判定されるのは不都合な場合もあるので、検索キーとなる楽曲(楽曲番号k)のアーティスト番号Kとしたとき、アーティスト類似度AS(k、K)=0.0とする。
ステップS15では、ステップS14で計算された各アーティストのアーティスト類似度AS(k、h)の上位のアーティストを「類似アーティスト」と判定する。ここでは、上位3アーティストとするが、上位10%などとしてもよい。
以上のステップS11からステップS15によって、ステップS2の検索処理が完了し、類似アーティストが検索できる。図8は、検索処理の内容を模式的に示す図である。“アーティストA”の“タイトル0001”という楽曲、つまり楽曲番号1、アーティスト番号1の楽曲について類似アーティストを検索した場合の各ステップの処理を模式的に示すものである。
ステップS3では、結果の表示を行う。図9は、第1の実施形態に係る表示部15における表示内容の一例を示す図である。表示部15は、対象曲表示部31、類似曲表示部32、同一アーティスト類似曲表示部33、同一ジャンル類似曲表示部34、同一年代類似曲表示部35、類似アーティスト表示部36−1〜36−3によって構成される。
対象曲表示部31には、検索キーとなる楽曲に関連する情報が表示される。類似曲表示部32は、ステップS11で類似曲と判定された楽曲を表示する。同一アーティスト類似曲表示部33は、類似曲のうち検索キーとなる楽曲を提供するアーティストの楽曲を表示する。ただし、検索キーとなる楽曲自体は表示しない。同一ジャンル類似曲表示部34は、類似曲のうち検索キーとなる楽曲のアーティストのジャンルと一致する楽曲を表示する。同一年代類似曲表示部35は、類似曲のうち検索キーとなる楽曲のアーティストの年代と一致する楽曲を表示する。このように同一アーティスト類似曲表示部33においては、類似曲について、同一アーティストの楽曲のみを表示することで、好きなアーティストの中でも、好きな楽曲と似たイメージの別の楽曲を簡単に探すことができる。また類似曲について、同一ジャンル、あるいは同一年代の楽曲を表示することによって、さらにイメージの似た印象を受ける楽曲を簡単に探すことができる。
類似アーティスト表示部36−1〜36−3は、ステップS15で検索された類似アーティスト毎に表示部を分け、ステップS11で類似曲と判定された楽曲のうち、各類似アーティストの楽曲をそれぞれの表示部に表示する。このように、類似アーティストを表示することで、好きな楽曲と似た楽曲を提供するアーティストを知ることができ、かつそのアーティストの中でも検索キーとなる楽曲と似た楽曲を知ることができる。
なお、類似アーティスト表示部36−1〜36−3には、類似曲の中からだけでなく、楽曲データ格納部11に格納されている全楽曲を対象として、各類似アーティストの楽曲を表示してもよい。この場合、検索キーとなる楽曲と似た楽曲だけでなく、当該類似アーティストの楽曲を網羅的に知ることができる。この場合の、「類似曲/全曲」の表示内容の切り替えを行うために、表示部15に別途切り替えボタン(図示せず)が用意されていても良い。
なお、上記の各表示部において、楽曲の曲名およびアーティスト名を表示するようにしたが、アルバム名、ジャンル、年代等、楽曲データ格納部11に格納されているいずれかの情報をさらに表示してもよい。また、各表示部において全曲を表示できない場合は、その一部のみを表示するようにしてもよい。このとき、楽曲類似度の大きい楽曲から順番に並べてもよく、また任意の順番で表示してもよい。
以上の説明では、同一ジャンル、同一年代の類似曲を表示したが、これらに限らない。楽曲データ格納部11に格納されている他の情報を利用して、類似曲の一部の楽曲を表示する表示部があってもよい。例えば、検索キーとなる楽曲が男性ボーカルの場合、類似曲の中から男性ボーカルの楽曲のみを表示する表示部などである。
以上のように、ユーザの指定した楽曲に対する類似アーティストを検索することが可能となる。自分の好きな楽曲、あるいは自分が好きなアーティストの特定の楽曲に対する類似アーティストを探すことができるため、ユーザが好むであろう未知のアーティストを知ることができたり、自分の知っているアーティストであっても、以外なイメージの楽曲がわかったりするなど、有用な情報を獲得することができる。このとき、ユーザによる聴取回数などを集める必要がないため、新人アーティストであっても即座に類似アーティストを検索可能であり、また聴取回数が多くなる人気アーティストについても、正確に類似アーティストの判定を行うことができる。また、楽曲を検索キーとして類似アーティストを判定しているため、ユーザが、「多くの楽曲がR&B系であるアーティストxの楽曲の中でも、非常に珍しいスローなバラード曲」を好んで類似アーティストを検索した場合、結果としてR&B系アーティストyとR&B系アーティストzは出力される可能性は低く、スローなバラード曲の印象に近い類似アーティストが出力されるようになるため、ユーザの所望とする楽曲を提供するアーティストを検索できるようになる。つまり、同一アーティストの別々の楽曲について、それぞれの楽曲に合った類似アーティストを検索することができるようになる。
以上の説明においては、類似アーティストを検索することとしたが、他の楽曲と関連する情報の検索を行うこともできる。図10は、条件入力部12で検索条件を受け付けるための入力画面の一例を示す図である。図10において、条件入力部12には、楽曲データ表示部21と、検索ボタン22に加えて、類似検索項目表示部23が備えられている。類似検索項目表示部23で項目を選択してから検索ボタン22を押下することで、類似アーティスト以外を検索することができる。いずれの場合においても、ステップS12においてアーティスト情報を集計していた処理と、ステップS13において楽曲類似度をアーティスト単位で集計していた処理を、他の情報によって処理するようによって、実現することができる。例えば、「類似アルバム」の場合、ステップS12でアルバムリストを作成することになる。
このようにすることによって「類似アーティスト」とは違った結果を得ることができる。例えば、「類似アルバム」を検索した場合、異なるアーティストによって構成されるコンピレーションアルバムなどを検索することができる。コンピレーションアルバムは、「癒し音楽」や「ドライブに合った音楽」など、より特徴的な音楽を集めたものも多いので、類似アーティストの場合とは違った検索結果を得ることができる。また、「類似作曲者」「類似編曲者」を検索した場合、「類似アーティスト」のときと同様に有用な情報を得ることができる。「類似ジャンル」を検索した場合、検索キーとなる楽曲に対する類似ジャンルを知ることができる。本来、楽曲には楽曲データ格納部11にその楽曲のジャンルが格納されているが、この情報は必ずしも正確とはいえない場合がある。ジャンルはアルバム単位でまとめて同じ内容が付与されていることも多いためである。そのため、例えば、R&B系アーティストのスローなバラード曲のように、「ジャンル」が実際の楽曲のイメージと合ってないこともありえる。このとき、当該楽曲と楽曲類似度が高い楽曲のジャンルから、当該楽曲に本来合っている正確なジャンルを知ることができる。また、このときの類似ジャンルと楽曲データ格納部11に登録されているジャンルが異なった場合、楽曲データ格納部11の内容を類似ジャンルで置き換えるようにしてもよい。
なお、以上で説明した検索は一度に1項目ずつでなく、複数項目一度に実行しても良い。例えば、「類似アーティスト」、「類似アルバム」、「類似作曲者」を同時に検索し、同時に結果を表示してもよい。
なお、本実施形態に係る情報検索装置1は、一般的なコンピュータシステム100に情報検索プログラムを実行させることによって実現されてもよい。図11は、情報検索装置1がコンピュータシステム100によって実現される構成例を示すブロック図である。なお、図11において、楽曲データ格納部11、条件入力部12、楽曲類似度算出部13、検索部14、表示部15は、図1に示される各構成部とそれぞれ同一の符号を付し、かつ同一の機能とし、説明を省略する。
図11において、コンピュータシステム100は、演算処理部110、記憶部120およびディスクドライブ装置130を備える。演算処理部110は、CPUまたはメモリなどで構成され、情報検索プログラムを実行させることによって、楽曲類似度算出部13および検索部14と同一の機能を実現する。また記憶部120は、ハードディスクなどの記録媒体で構成され、情報検索プログラムを実行させることによって、楽曲データ格納部11と同一の機能を実現する。ディスクドライブ装置130は、コンピュータシステム100を情報検索装置1として機能させるための情報検索プログラムが記憶された記録媒体140から、情報検索プログラムを読み出す。当該情報検索プログラムが任意のコンピュータシステム100にインストールされることにより、当該コンピュータシステム100を上述した情報検索装置1として機能させることができる。なお、記録媒体140は、例えばフレキシブルディスクや光ディスクなどのディスクドライブ装置130によって読み取り可能な形式の記録媒体である。また、情報検索プログラムは、予めコンピュータシステム100にインストールされていてもかまわない。
なお、以上の説明では、上記情報検索プログラムは記録媒体140によって提供されるとしたが、インターネットなどの電気通信回線によって提供されてもよい。また、情報検索における処理は、全部または一部をハードウェアによって処理される形態であってもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る楽曲選曲装置2について、図12を用いて説明する。図12は、本発明の第2の実施形態に係る楽曲選曲装置2を示すブロック図である。図12において、楽曲選曲装置2は、楽曲データ格納部11、条件入力部12、楽曲類似度算出部13、検索部14、表示部15、楽曲入力部16、制御部17、および再生部18を備える。本実施形態においては、楽曲を1曲受け付けて、その楽曲に対する類似アーティストを検索する場合について説明する。まず、ユーザによって入力された楽曲は再生され、同時に当該楽曲の類似アーティストの結果を含む次候補曲を表示する。さらに、表示されている次候補曲から、次に再生する楽曲を1曲受け付け、入力された楽曲に対する類似アーティストの結果を含む次候補曲を表示する、という処理を繰り返す。つまり、選曲した曲(聴きたい曲)を検索キーとして情報を検索し、その結果を基に次候補曲を絶えず更新・表示して、次に再生する楽曲の入力を受け付ける楽曲選曲装置になる。
なお、図12において、楽曲データ格納部11、条件入力部12、楽曲類似度算出部13および検索部14は第1の実施形態で説明した情報検索装置1の各構成部とそれぞれ同一の符号を付し、かつ同一の機能とし、説明を省略する。
表示部15は、第1の実施形態と同一の機能を有し、さらに第2の実施形態では追加機能を有する。第1の実施形態で説明した内容については省略し、追加した内容についてのみ説明する。図13は、第2の実施形態に係る表示部15における表示内容の一例を示す図である。第2の実施形態においては、楽曲を視聴するための試聴ボタン37、および選曲ボタン38、終了ボタン39が追加されている。
楽曲入力部16は、表示部15に表示されている楽曲に対するユーザの入力を受け付けえる。具体的には、楽曲の試聴、再生および検索キーとなる楽曲の選択や楽曲選曲装置2の動作終了の入力を受け付ける。
制御部17は、楽曲入力部16において指定された楽曲を再生する指示を再生部18に対して行う。具体的には、制御部17は、条件入力部12および楽曲入力部16で指定された楽曲の楽曲番号を特定し、当該楽曲の楽曲番号を再生部18へ出力する。このときサビを再生する場合はそのことも通知し、楽曲データ格納部11に格納されているサビ開始時間から再生するようにする。また、楽曲入力部16で、検索キーとして楽曲を受け付けた場合は、条件入力部12で楽曲を受け付けた場合と同様に、その曲に対する類似アーティストを検索するために、その楽曲番号を楽曲類似度算出部13に送る。
再生部18は、制御部17からの指示に応じて、渡された楽曲番号の楽曲について楽曲データ格納部11に格納されている楽曲の中から、データを取得する。さらに、再生部18は、取得した楽曲のデータの一部または全部を再生する。
次に、第2の実施形態に係る楽曲選曲装置2の処理の流れについて図14を用いて説明する。図14は、第2の実施形態に係る楽曲選曲装置2の処理の流れを表すフローチャートを示す図である。ステップS1〜ステップS3までは、第1の実施形態と同様の内容であるので、説明を省略する。
ステップS4では、検索キーとなる楽曲を先頭から再生する。ステップS1において、条件入力部12で検索キーとなる楽曲の楽曲番号を制御部17に送ることで、楽曲が先頭から再生される。これによって、ステップS1で選んだ楽曲を再生して確認することができる。
ステップS5の選曲処理においては、表示部15に表示されている楽曲について、試聴および選曲を行い、次に再生する楽曲を選曲する。このとき、当該楽曲を検索キーとして類似アーティストを検索し、その結果をさらに表示部15に更新する。まず現在、ステップS2の検索処理の結果が、ステップS3によって表示部15に表示され、かつステップS4によって楽曲が再生されている状態とする。図15は、選曲処理の流れを表すフローチャートを示す図である。ステップS21ではユーザの入力を受け付ける。ユーザの入力は、表示部15の試聴ボタン37、選曲ボタン38および終了ボタン39によって決定される。ステップS22において、終了ボタン39が押下された場合、楽曲選曲装置2の動作を終了させる。終了ボタン39以外のボタンが押下された場合、ステップS23において試聴ボタン37が押下されたか、選曲ボタン38が押下されたかを判定する。試聴ボタン37を押下された場合、ステップS24において表示部15に表示されている楽曲のうち、選択中の楽曲の楽曲番号を特定する。ステップS25では、ステップS24で特定された楽曲番号を制御部17に送り、サビから再生する。つまり、ステップS24とステップS25によって楽曲を試聴することが可能であるので、楽曲を切り替えてステップS24とステップS25を連続して繰り返すことで、多くの楽曲を試聴することができ、聴きたい曲(先頭から再生したい曲)を探すことができる。説明はステップS23に戻り、選曲ボタン38が押下された場合、ステップS26において表示部15に表示されている楽曲のうち、選択中の楽曲の楽曲番号を特定する。つまり、ステップS26で特定された楽曲を「選曲された楽曲(先頭から再生したい曲)」とする。
なお、ステップS23で試聴ボタン37および選曲ボタン38を押下したかどうかで試聴か選曲かを判断したが、表示部15に表示されている楽曲について、楽曲をシングルクリックで選択した場合は試聴(つまり、試聴ボタン37が押下されたと同意)、楽曲をダブルクリックで選択した場合は選曲(つまり、選曲ボタン38が押下されたと同意)と判断してもよい。このようにすることによって、試聴ボタン37や選曲ボタン38を押下するより簡単に、試聴、選曲の決定が行える。このとき、[試聴/選曲]の動作の違いは、[シングルクリック/ダブルクリック]に限らず、「右クリック/左クリック」、[表示部分の右半分をクリック/表示部分の左半分をクリック]、「表示部分を右方向にドラッグ/表示部分を左方向にドラッグ」などであってもよい。ここで“表示部分”とは、図12の類似アーティスト表示部36−1において点線で囲まれているような、1つの楽曲を特定している部分のことである。このとき、「試聴」の場合に右半分をクリックし、「選曲」の場合に左半分をクリックする理由としては、楽曲の再生の経過は通常左から右に進行するので、先頭が左端に、サビの部分は先頭より右側になることから、直感的に理解しやすいためである。
以上のステップS5の選曲処理で楽曲が選曲される。このあと、図14のフローチャートのステップS2に戻り、選曲された楽曲を検索キーとして検索処理が実行され、ステップS3で結果の表示内容も更新され、さらにステップS4で再生されることになる。そして、更なるステップS5において表示されている楽曲に対する選曲を受け付ける、というように、次候補曲を絶えず更新・表示して、次に再生する楽曲の入力を受け付ける。
以上のように、ユーザは現在再生中の楽曲に対して、次候補曲となる類似曲や類似アーティストの楽曲を自動的に、かつ瞬時に知ることができる。また、これらの次候補曲を試聴しながら、次に再生する曲を選曲することができる。このとき、これらの楽曲は、現在再生中の楽曲と関連のある楽曲になるので、ユーザが自分で条件を設定して検索する場合と比較して、簡単かつ迅速に所望とする楽曲を知り、試聴・選曲することができる。
なお、表示部15と同様に、条件入力部12においても試聴ボタンを備え、楽曲データ表示部21の楽曲を試聴しながら楽曲キーとなる楽曲を探し、検索ボタン22を押すことによって類似アーティストを検索すると同時に、当該楽曲の先頭から再生するようにしてもよい。また、条件入力部12による検索キーとなる楽曲の入力は、任意のタイミングで行われてもよい。即ち、ステップS5の選曲処理において試聴しているときに、条件入力部12から条件を入力することで、ステップS1から処理をし直してもよい。さらに、楽曲データ表示部21をシングルクリックすることによってサビを再生して試聴し、ダブルクリックすることで検索キーとなる楽曲を選曲して、類似アーティストの検索、および当該楽曲を先頭から再生するようにしてもよい。
また、条件入力部12、表示部15および楽曲入力部16は、1つのディスプレイもしくはタッチパネルディスプレイなどの表示装置と、マウス、キーボード、ボタンなどの入力装置で構成されていても構わない。この場合、1つの画面上で全ての機能を画一的に利用することが可能になり、ユーザの利便性が向上する。
以上の説明においては、類似アーティストを検索することとしたが、第1の実施形態で説明したように、類似アルバムなど他の情報の検索を行うこともできる。
なお、本実施形態に係る楽曲選曲装置2は、第1の実施形態の情報検索装置1と同様に、一般的なコンピュータシステムに楽曲選曲プログラムを実行させることによって実現することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る情報検索装置3について説明する。情報検索装置3は、第1の実施形態の情報検索装置1と同じ構成である。つまり、情報検索装置3は、楽曲データ格納部11、条件入力部12、楽曲類似度算出部13、検索部14および表示部15を備える。本実施形態においては、楽曲を複数曲受け付けて、それらの楽曲に対する類似アーティストを検索する場合について説明する。従って、第1の実施形態で説明した情報検索装置1の各構成部や処理の説明を省略し、変更部分のみを説明する。
図3の検索条件決定処理(ステップS1)で、ユーザは、楽曲データ表示部21から類似アーティストを検索するための検索キーとなる楽曲を複数選択し、検索ボタン22を押下することで決定され、検索キーとなる複数楽曲の楽曲番号が楽曲類似度算出部13に送られる。
このとき、条件入力部12には別途、複数楽曲を容易に選択するための選択肢表示部(図示せず)が備えられていてもよい。例えば、選択肢表示部にアーティスト名一覧を表示することによって、特定アーティストを選択することで、楽曲データ表示部21の当該アーティストの楽曲が全て選択されるようにしてもよい。なお、このとき選択肢表示部にはアーティスト名一覧のほか、アルバム名一覧や、ジャンル一覧など、楽曲データ格納部11に格納されている情報であればどのような情報を表示してもよく、その内容に対応した楽曲が選択されることとする。
ステップS2の検索処理において、第3の実施形態では複数楽曲に対してアーティスト類似度の計算を行う。検索キーとなる楽曲がKN曲あるとして、検索キーとなる各楽曲の楽曲番号をそれぞれk1、k2、・・・、kKNとする。例えば、類似アーティストの検索キーとして「アーティストCの楽曲を全て選択」した場合、図6に示しているアーティストリストの内容より、KN=27となり、検索キーとなる楽曲番号はk1=90、k2=91、k3=92、・・・、k27=116となる。まずステップS11からステップS14までを最初の検索キーとなる楽曲(楽曲番号90)に対して実行して、計算されたアーティスト類似度AS(90、h)とする。同様に、全ての検索キーとなる楽曲について、アーティスト類似度AS(k、h)を計算し、それらの平均値を求めて、複合アーティスト類似度CAS(h)する。つまり、検索キーとなる複数楽曲とアーティスト番号hのアーティストとの複合アーティスト類似度CAS(h)は、
CAS(h)=ΣAS(k、h)/KN (6)
(k=k1、k2、k3、・・・、kKN)
となる。従って、複合アーティスト類似度CAS(h)が大きいアーティスト(アーティスト番号h)は、検索キーとなる複数楽曲についてイメージの近い楽曲を提供するアーティストといえる。図16は、複合アーティスト類似度CAS(h)を求める様子を示す図である。図16においては、類似アーティストの検索キーとして「アーティストCの楽曲を全て選択」した場合について示している。このとき、検索キーの楽曲は全てアーティストCの楽曲であるので、各行のアーティストC(アーティスト番号3)に対するアーティスト類似度AS(k、3)=0.0になっている。
なお、検索キーk1〜kKNの各楽曲を提供するアーティストに該当するアーティスト番号の複合アーティスト類似度CAS(h)=0としてもよい。例えば、検索キーとなる複数楽曲を別のアーティストの楽曲で組み合わせた場合、検索キーとなる複数楽曲のいずれのアーティストについても複合アーティスト類似度CAS(h)が小さくなるため、後述するステップS15において類似アーティストとして検索されないようになる。
ステップS15において第3の実施の形態では、計算された各アーティストの複合アーティスト類似度CAS(h)の上位のアーティストを「類似アーティスト」と判定する。ここでは、上位3アーティストとするが、上位10%などとしてもよい。
ステップS3の結果の表示においては、第1の実施形態の場合と同様の内容を表示するが、対象曲表示部31、類似曲表示部32、同一アーティスト類似曲表示部33、同一ジャンル類似曲表示部34、同一年代類似曲表示部35には、情報を表示しないものとする。また、類似アーティスト表示部36−1〜36−3に表示する楽曲は、当該アーティストの楽曲を楽曲データ格納部11に格納されている楽曲から任意に表示してもよいし、ステップS11で計算される全楽曲の楽曲類似度を、検索キーとなる楽曲毎に別途格納しておき、全ての楽曲類似度を合計した値が上位となる楽曲を優先的に表示させるなどしてもよい。
以上のように、ユーザの指定した複数の楽曲に対する類似アーティストを検索することが可能となる。自分の好きな複数の楽曲を指定することで、別の複数のアーティストの楽曲と類似したアーティストを知ることができる。また、自分が好きな特定のアーティストの複数の楽曲を指定することで、従来の類似アーティスト判定では困難な、多様なイメージの楽曲を提供する(R&B系アーティストであっても、スローなバラードの楽曲や、ロック調の楽曲に名曲を持つ)アーティストに対しても、正確にその類似アーティストを知ることができるなど、有用な情報を獲得することができる。
以上の説明においては、類似アーティストを検索することとしたが、第1の実施形態で説明した方法を用いることで、類似アルバムなど他の情報による検索を行うこともできる。
また、第3の実施形態の情報検索装置3は、第2の実施形態と組み合わせることで、楽曲選曲装置の一部として機能させることができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る情報検索装置4について説明する。情報検索装置4は、第3の実施形態の情報検索装置3と同じ構成である。つまり、情報検索装置4は、楽曲データ格納部11、条件入力部12、楽曲類似度算出部13、検索部14および表示部15を備える。本実施形態においては、「独創的アーティスト」を検索する場合について説明する。従って、第3の実施形態で説明した情報検索装置3の各構成部や処理の説明を省略し、変更部分のみを説明する。
図3の検索条件決定処理(ステップS1)で、ユーザは、検索項目を決定する。図17は、条件入力部12で検索条件を受け付けるための入力画面の一例を示す図である。図17においては、独創的検索項目表示部24が表示され、楽曲を選択する必要がないため楽曲データ表示部21は表示されていない。独創的検索項目表示部24で項目を選択してから検索ボタン22を押下することで決定され、独創的検索項目の内容が楽曲類似度算出部13に送られる。独創的検索項目表示部24の入力内容によっては「独創的アーティスト」以外の検索も可能であるが、先に述べたように、以下では独創的アーティストを検索する場合について説明する。
ステップS2の検索処理において、第4の実施形態では、まず第3の実施形態で説明したように各アーティストの全楽曲を対象として複合アーティスト類似度CAS(h)の計算を行う。ここで、アーティスト番号gの全楽曲を検索キーとしたとき、アーティスト番号gのアーティストの全楽曲とアーティスト番号hのアーティストとの複合アーティスト類似度をCAS2(g、h)と定義し直す。このとき、KNはアーティスト番号gの楽曲数BN(g)ということになるので、CAS2(g、h)は、
CAS2(g、h)=ΣAS(k、h)/BN(g) (7)
(kは、アーティスト番号gのアーティストの全ての楽曲番号を取る)
となる。つまり、CAS2(1,2)が大きな値をとるとき、アーティスト番号1とアーティスト番号2のアーティスト同士が似ているということになる。ここで、アーティスト独創度AO(h)は、
AO(h)=1/(ΣCAS2(g、h)/AN) (8)
(g=1、2、3、・・・、AN)
とする。つまり、アーティスト独創度AO(h)は、複合アーティスト類似度CAS2(g、h)においてアーティスト番号gに関して全アーティストについて計算した平均値の逆数、として計算される。従って、他のアーティスト(アーティスト番号g)との複合アーティスト類似度の平均値が小さいアーティスト(アーティスト番号h)のアーティスト独創度AO(h)は大きくなる。このようなアーティストは、他のアーティストとあまり似ていない楽曲を持つ、つまりオリジナリティのあるアーティストである、ということが言える。
ステップS15において第4の実施の形態では、計算された各アーティストのアーティスト独創度AO(h)の上位のアーティストを「独創的アーティスト」と判定する。ここでは、上位3アーティストとするが、上位10%などとしてもよい。
ステップS3では、結果の表示を行う。図19は、第4の実施形態に係る表示部15における表示内容の一例を示す図である。表示部15は、独創的アーティスト表示部41−1〜41−3によって構成される。このとき、独創的アーティスト表示部41−1〜41−3に表示する楽曲は、当該アーティストの楽曲を楽曲データ格納部11に格納されている楽曲から任意に表示するものとする。
以上のように、独創的アーティストを検索することが可能となる。ユーザは、例えば、独創的な新人アーティストが登場した場合に、そのことをすぐに知ることができる。仮に、この新人アーティストが後に有名アーティストとなったとした場合、人より先んじてこのアーティストを見つけることが可能である。また、当該アーティストが有名になることによって、当該アーティストを模倣したアーティストが多く出現することが考えられる。この場合、当該アーティストはやがて独創的アーティストとして判定されなくなり、代わって他のアーティストが独創的アーティストとして判定されるようになる。ユーザの聴取回数を集計して類似アーティストを判定する場合、他のアーティストと似ていないといった独創的なアーティストを検索することができないため、有用な情報を得ることができる。
以上の説明においては、独創的アーティストを検索することとしたが、第1の実施形態で説明した方法を用いることで、独創的アルバムなど他の情報による検索を行うこともできる。
また、第4の実施形態の情報検索装置4は、第2の実施形態と組み合わせることで、楽曲選曲装置の一部として機能させることができる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る楽曲配信システム5について、図20を用いて説明する。図20は、第5の実施形態に係る楽曲配信システム5を示すブロック図である。楽曲配信システム5は、サーバ50、端末60、およびネットワーク70を備える。ネットワーク70には、楽曲データを配信するサーバ50、および配信された楽曲データを受信する端末60が接続されている。
図20において、サーバ50は、楽曲データ格納部11、楽曲類似度算出部13、検索部14および通信部51を備える。なお、サーバ50が有する各構成要素のうちの通信部51を除く各構成要素は、図12に示す同名の構成要素と同じ機能を有する。通信部51は、ネットワーク70を介して各端末との間でデータの送受信を行う。また端末60は、条件入力部12、表示部15、楽曲入力部16、制御部17、再生部18、および通信部61を備える。なお、端末60が有する各構成要素のうち通信部61を除く各構成要素は、図12に示す同名の構成要素と同じ機能を有する。通信部61は、ネットワーク70を介してサーバ50との間でデータの送受信を行う。以上のように、図20示す楽曲配信システムは、図12に示す楽曲選曲装置の構成要素をサーバ側と端末側との間の通信ネットワーク70を介して行われる点を除いて、図12に示す楽曲選曲装置2と同様である。図20に示す構成によって、ユーザの端末60が楽曲データ格納部11を有していないような場合でも、サーバ50から楽曲データをダウンロードして再生することが可能である。
また、楽曲データ格納部11が端末60にも備えられていて、サーバ側の楽曲データ格納部11には膨大な楽曲数が格納され、端末側の楽曲データ格納部11にはユーザ所有の楽曲のみが格納されている場合に、ユーザの必要に応じてサーバ側の楽曲データを検索・試聴・選曲できるような構成でもよい。
なお、第1の実施形態においても、図20の場合と同様に構成要素をサーバと端末に分けることができる。この場合、楽曲の試聴・選曲はできないが、類似アーティストの検索を行うことができるため、楽曲を聴く必要がない場合で検索を行いたいような場合に、サーバ側にある楽曲データ格納部11の膨大な楽曲の中から情報を検索することができる。
なお、以上のいずれの実施形態で説明した各装置は集積回路で構成されてもよい。
以上のいずれの実施形態においても、楽曲の場合について説明したが、画像、文字情報など他のデータであってもよい。例えば、画像パラメータによって画像類似度を計算することによって、画像の類似撮影者を検索するような場合が考えられる。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明に係る情報処理装置は、楽曲に関連した情報の検索を行う検索ソフトウェア、ジュークボックスおよびオーディオプレーヤー、音楽配信システムなどの用途にも適用できる。
本発明の第1の実施形態に係る情報検索装置1を示すブロック図 楽曲データ格納部に格納されるデータの一例を示す図 第1の実施形態に係る情報検索装置1の処理の流れを表すフローチャートを示す図 条件入力部12で検索条件を受け付けるための入力画面の一例を示す図 検索処理の流れを表すフローチャートを示す図 アーティストリストの一例を示す図 年代の近接度の定義の一例を示す図 検索処理の内容を模式的に示す図 第1の実施形態に係る表示部15における表示内容の一例を示す図 条件入力部12で検索条件を受け付けるための入力画面の一例を示す図 情報検索装置1がコンピュータシステム100によって実現される構成例を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る楽曲選曲装置2を示すブロック図 第2の実施形態に係る表示部15における表示内容の一例を示す図 第2の実施形態に係る楽曲選曲装置2の処理の流れを表すフローチャートを示す図 選曲処理の流れを表すフローチャートを示す図 複合アーティスト類似度を求める様子を示す図 条件入力部12で検索条件を受け付けるための入力画面の一例を示す図 アーティスト独創度を求める様子を示す図 第4の実施形態に係る表示部15における表示内容の一例を示す図 第5の実施形態に係る楽曲配信システム5を示すブロック図
符号の説明
1 情報検索装置
11 楽曲データ格納部
12 条件入力部
13 楽曲類似度算出部
14 検索部
15 表示部
100 コンピュータシステム
110 演算処理部
120 記憶部
130 ディスクドライブ装置
140 記録媒体
2 楽曲選曲装置
16 楽曲入力部
17 制御部
18 再生部
3 情報検索装置
4 情報検索装置
5 楽曲配信システム
50 サーバ
51 通信部
60 端末
61 通信部
70 ネットワーク

Claims (15)

  1. ユーザに情報を提示する情報処理装置であって、
    楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報とを少なくとも格納する楽曲データ格納部と、
    前記付帯情報に関する条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力部と、
    前記楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度算出部と、
    前記条件と前記楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索部と、
    前記検索部の結果を表示する表示部とを備える、情報処理装置。
  2. 前記楽曲パラメータは、楽曲のイメージを表す印象値を含むことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記楽曲データ格納部は、前記付帯情報として、アーティスト名を格納することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記検索部は、前記付帯情報から前記条件の検索キーと類似する情報を検索することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記条件入力部は、前記検索キーとして単一の楽曲を指定することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記条件入力部は、前記検索キーとして複数の楽曲を指定することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記検索部は、前記付帯情報から独創的な情報を検索することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記検索部は、前記付帯情報をさらに用いて検索を行うことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記楽曲データ格納部は、音楽データをさらに含み、
    前記表示部に表示される楽曲を指定する入力をユーザから受け付ける楽曲入力部と、
    楽曲を再生する再生部と、
    前記楽曲入力部で指定された楽曲を前記再生部が再生するように制御する制御部とをさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. ユーザに情報を提示する情報処理装置において用いられる情報処理方法において、
    楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報とを少なくとも取得する楽曲データ取得ステップと、
    前記付帯情報に関する条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力ステップと、
    前記楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度計算ステップと、
    前記条件と前記楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索ステップと、
    前記検索ステップの結果を表示する表示ステップとを含む、情報処理方法。
  11. 前記楽曲データ取得ステップは、音楽データをさらに取得し、
    前記表示ステップで表示される楽曲を指定する入力をユーザから受け付ける楽曲入力ステップと、
    楽曲を再生する再生ステップと、
    前記楽曲入力ステップで指定された楽曲を前記再生ステップが再生するように制御する制御ステップとをさらに含む、請求項10に記載の情報処理方法。
  12. ユーザに情報を提示する情報処理装置のコンピュータを、
    楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報とを少なくとも格納する楽曲データ格納手段と、
    前記付帯情報に関する条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力手段と、
    前記楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度計算手段と、
    前記条件と前記楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索手段と、
    前記検索手段の結果を表示する表示手段として機能させるプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. ユーザに情報を提示する集積回路であって、
    楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報とを少なくとも格納する楽曲データ格納部と、
    前記付帯情報に関する条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力部と、
    前記楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度算出部と、
    前記条件と前記楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索部と、
    前記検索部の結果を表示する表示部とを備える、集積回路。
  15. 情報をユーザに提示することが可能な端末と、当該端末に楽曲を配信するサーバとを含む楽曲配信システムであって、
    前記サーバは、
    楽曲の特徴を表す楽曲パラメータと、付帯情報と、音楽データを少なくとも格納する楽曲データ格納部と、
    前記楽曲パラメータを用いて楽曲間の楽曲類似度を計算する楽曲類似度算出部と、
    前記付帯情報に関する条件と前記楽曲類似度を用いて情報の検索を行う検索部と、
    前記楽曲データ格納部に格納されている楽曲のデータを前記端末へ送信する送信部とを備え、
    前記端末は、
    前記送信部から送信されてくる楽曲のデータを受信する受信部と、
    前記条件を指定する入力をユーザから受け付ける条件入力部と、
    前記検索部の結果を表示する表示部と、
    前記表示部に表示される楽曲を指定する入力をユーザから受け付ける楽曲入力部と、
    前記受信部によって受信された楽曲のデータを再生する再生部と、
    前記楽曲入力部で指定された楽曲を前記再生部が再生するように制御する制御部とを備える、楽曲配信システム。

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