JP2003173192A - カラオケシステム、カラオケデータ提供サーバ、カラオケデータ提供サーバの制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

カラオケシステム、カラオケデータ提供サーバ、カラオケデータ提供サーバの制御方法及び記憶媒体

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JP2003173192A
JP2003173192A JP2001372354A JP2001372354A JP2003173192A JP 2003173192 A JP2003173192 A JP 2003173192A JP 2001372354 A JP2001372354 A JP 2001372354A JP 2001372354 A JP2001372354 A JP 2001372354A JP 2003173192 A JP2003173192 A JP 2003173192A
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song
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美司 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラオケの曲に関するデータを複数有するカ
ラオケシステムにおいて、曲のタイトルや歌手名等をう
ろ覚えであった場合でも、探している曲を容易に探し出
すことができるカラオケシステムを提供する。 【解決手段】 エキスパートシステムを使用して対話推
論を行うことにより所望の曲を探し出す、具体的には、
カラオケシステム(カラオケサービス)の利用者に係る
情報(利用者情報)に基づいて当該利用者が歌う曲を
「推論」し、前記推論により導かれた商品に係る情報を
「表示」若しくは「再生」することにより、所望の曲を
探し出すことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対話推論によって
不特定多数のカラオケ曲の中から適切な曲を抽出して提
供し得るカラオケシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一時の過剰なほどのブームは去ったもの
の、いまだにカラオケの人気は廃れてはいない。声を出
すことによるストレスの解消、全員で参加できる娯楽で
あるという手軽さ、そして毎週のようにリリースされる
お気に入りのアーティストたちの新譜の数々が、ブーム
が去り行くことを許さないのであろう。
【0003】一般に、カラオケ店では、曲のタイトル順
や歌手名順に楽曲IDが一覧表記された目次本により楽
曲IDを調べ、この楽曲IDをリモコン装置に登録して
所定の信号(無線のリモコン信号)によりカラオケ装置
に送出する、という方法で歌いたい曲を予約している。
【0004】しかしながら、分厚い目次本を開いてリク
エスト曲を調べて楽曲IDをキー操作によりリモコン装
置に登録するという作業は非常に煩わしい。
【0005】まず、あの分厚い目次本をうまく使いこな
すためには、利用者の様々な能力が試されることとな
る。利用者には、歌いたい曲のタイトルか歌手名を正確
に記憶するだけの記憶力がなければならない。そして、
記憶した曲の中から、自分の順番までに曲を決定する決
断力もなければならない。さらに、決定した曲を素早く
正確に探し出し、間違うことなくキー操作を行うだけの
正確性も要求される。
【0006】このように、従来の目次本を使いこなすの
は、あまりカラオケ店に足を運ばない利用者にとって
は、特に困難な作業であった。また、目次本は曲のタイ
トルか歌手名でしか曲を特定できないような構成になっ
ているため、せっかくサビやイントロが思い浮かんで
も、その曲のタイトル等が思い出せなくて歌えないとい
うことも多々あった。
【0007】このような事態を改善するために、特開2
000−20078号公報においては、サーバ等にカラ
オケ店を利用した利用者の選曲履歴を記憶しておいて、
各利用者が必要なときにその選曲履歴を表示するという
発明が記載されている。このように選曲履歴がデータと
して保存されていれば、次に同じ歌を歌いたいと思った
ときに、分厚い目次本をめくることなく選曲することが
できる。また、選曲履歴を携帯用の記憶媒体に記憶して
おいて、それを使って選曲を簡単にできるようにしたも
のもある。
【0008】さらに、特開2000−148169号公
報においては、携帯電話にカラオケ演奏端末に向けて無
線信号を送信する機能を設け、携帯電話から所定の検索
条件を信号として送信し、サーバ側で利用者が歌いたい
曲を検索するという発明が記載されている。このように
サーバ側で利用者の条件に合った曲を検索するのであれ
ば、分厚い目次本をめくることなく選曲することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開2000−20078号公報に記載されたような
発明では、サーバ等に記憶している利用者の情報は、選
曲履歴という「過去」の記録である。従って、利用者が
あの分厚い目次本をめくらずにすむのは、過去に利用者
が歌ったことがある曲のときだけであり、例えばテレビ
番組やCM等で流れている曲を歌いたいと思ったときな
どは、曲のタイトルも歌手も分からずに目次本をめくら
なければならないこととなる。
【0010】また、特開2000−148169号公報
に記載されたような発明では、まず、無線信号を送信す
る機能を有している携帯電話を持つ利用者しかこの発明
の恩恵に預かることができない。その上、利用者自身が
検索条件を入力しなければ利用者が歌いたい曲が表示さ
れない構成となっているため、確かに分厚い目次本をめ
くるのに比べれば労力は軽減するが、検索の指示を与え
るのにある程度の習熟が必要だという点で目次本をめく
って曲を特定するのに必要な能力とさほど変わらない能
力が要求されることとなる。
【0011】本発明は、上述した如き課題に鑑みてなさ
れたものであり、利用者が探している歌を容易に探し出
すことができるカラオケシステムを提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明は、エキスパートシステムを使用し
て対話推論を行うことによりカラオケの利用者が歌う曲
を探し出す、具体的には、カラオケシステム(カラオケ
サービス)の利用者に係る情報(具体的には、利用者の
各々を特定できる個人情報及び当該利用者の前記カラオ
ケサービスの利用履歴)に基づいて当該利用者が歌う曲
を「対話推論」し、前記対話推論により導かれた商品に
係る情報を「表示」若しくは「再生」することにより、
所望の曲を探し出すことを特徴とする。
【0013】ここで、エキスパートシステムとは、医
者、法律家、設計者、技術者等の専門家が持つ特定分野
の理論と経験的知識を機械(コンピュータ)に持たせ、
機械が正確な判断や操作手順を踏むようにしたシステム
のことであり、専門家の代わりをするコンピュータシス
テムである。
【0014】本発明は、一般的な選曲検索システムでは
なく、このエキスパートシステムを用いて所望の歌を探
し出しているので、例えば歌いたい曲のタイトルや歌手
名等をうろ覚えであった場合でも、「対話推論」を行う
ことにより探している曲を容易に探し出すことができ
る。
【0015】また、エキスパートシステムにおいては、
対話推論の結果が蓄積されていくので、対話推論を行え
ば行うほどその精度が高くなり、専門家がスキルアップ
していくかの如く所望の商品を探し出す精度や速度も高
くなっていき、利用者に対するサービスの質を向上させ
ることが可能となる。
【0016】更に、カラオケ店に置いてある本を「検
索」することにより所望の曲を探し出す場合には、前述
したように検索のための要素(歌手名やタイトル等)が
明確でないと所望の歌を探し出すことができない場合も
あり、所望の歌を探し出せるか否かは利用者の検索テク
ニックや記憶力に依存することとなるが、本発明では、
エキスパートシステムを用いた「推論」により所望の歌
を探し出しているので、エキスパートシステムが専門家
の代わりをすることとなり、利用者のテクニックや記憶
力のみに依存することなく所望の歌を探し出せるように
なる。
【0017】より具体的には、本発明は、以下のような
ものを提供する。
【0018】(1) 複数のカラオケ用の曲データを有
し、前記曲データを曲として再生し得るカラオケシステ
ムにおいて、前記カラオケシステムは、カラオケの利用
者の各々を特定できる個人情報及び当該利用者の前記カ
ラオケシステムの利用履歴に基づいて当該利用者が歌う
曲を推論し得る推論手段と、前記推論手段により導かれ
た曲に係る情報を表示する表示手段若しくは再生する再
生手段と、を有することを特徴とするカラオケシステ
ム。
【0019】この発明によれば、利用者の嗜好に合う曲
を利用者に係る情報に基づいて推論し、その内容を表示
又は再生することができるカラオケシステムを提供する
ことが可能となる。これにより、カラオケの利用者は、
選曲用の分厚い本を見るための手間を感じることなく自
分の歌いたい曲を選曲できる可能性が生じることとな
る。また、選曲用の本で歌いたい曲を調べ出す場合に
は、その曲のタイトル又は歌手名を知らなければ選曲す
ることができなかったが、上記のカラオケシステムで
は、利用者が歌いたいと推論された曲を表示したり再生
したりすることが可能となるため、例えば曲のタイトル
や歌手の名前をうろ覚えであったとき、例えば歌いたい
曲のフレーズやメロディしか覚えていないときなどに
は、探している曲を容易に見つけだすことができる可能
性を生ずることとなる。
【0020】(2) 複数のカラオケデータを有し、前
記カラオケデータを曲として再生せしめ得るカラオケデ
ータ提供サーバにおいて、前記カラオケデータ提供サー
バは、カラオケサービスの利用者の各々を特定できる個
人情報及び当該利用者の前記カラオケサービスの利用履
歴に基づいて当該利用者が歌う曲を推論し得る推論手段
と、前記推論手段により導かれた曲に係る情報を表示せ
しめる信号を送信する表示信号送信手段若しくは再生せ
しめる信号を送信する再生信号送信手段と、を有するこ
とを特徴とするカラオケデータ提供サーバ。
【0021】(3) 複数のカラオケ用の曲データを有
し、前記曲データを曲として再生せしめ得るカラオケデ
ータ提供サーバにおいて、前記カラオケデータ提供サー
バは、カラオケサービスの利用者の各々を特定できる個
人情報及び当該利用者の前記カラオケサービスの利用履
歴に基づいて当該利用者が歌う曲を推論せしめる信号を
送信する推論指示信号送信手段と、推論により導かれた
曲に係る情報を表示せしめる信号を送信する表示信号送
信手段若しくは再生せしめる信号を送信する再生信号送
信手段と、を有することを特徴とするカラオケデータ提
供サーバ。
【0022】また、(1)に加え、前記カラオケシステ
ムは、前記表示手段に表示される前記曲に係る情報の量
を表示手段の大きさにより変化せしめる変化手段を有す
るものであるか、若しくはその量を設定し得る設定手段
を有するものであるように構成してもよい。
【0023】この発明によれば、カラオケの利用者の嗜
好に合わせた選曲のリストを表示手段の大きさ又は設定
により変化させることが可能となる。表示手段の大きさ
により表示される情報の量を変化させることにより、カ
ラオケの利用者はどこのカラオケ店に行っても同様のサ
ービスを受けることができる可能性が生じる。また、表
示される情報の量を設定できるようにしたことにより、
推論手段による曲の絞り込みに強弱を付けることが可能
となる。
【0024】また、(1)に加え、前記カラオケシステ
ムは、前記再生手段により再生される前記曲に係る情報
は、その曲の特徴部分であるように設定し得る設定手段
を有するものであるように構成してもよい。
【0025】この発明によれば、カラオケの利用者の嗜
好に合わせた曲の特徴部分を再生することが可能とな
る。これにより、利用者が歌いたい曲のタイトルや歌手
名を思い出せない場合があっても、カラオケシステムで
利用者が歌いたいだろうと推論された曲の特徴部分(い
わゆるサビやイントロ)を再生してくれるので、自分が
歌いたい曲を利用者が歌える可能性が生じることとな
る。
【0026】さらに、(1)に加え、前記カラオケシス
テムは、一の利用者を特定できる個人情報及び当該利用
者の前記カラオケシステムの利用履歴及び他の利用者の
各々を特定できる個人情報及び当該利用者の前記カラオ
ケシステムの利用履歴に基づいて、前記一の利用者が歌
う曲を推論し得る推論手段と、前記推論手段により導か
れた曲に係る情報を表示する表示手段若しくは再生する
再生手段と、を有するように構成してもよい。
【0027】この発明によれば、一の利用者の嗜好に合
う曲を他の利用者の利用者情報により推論することが可
能となる。これにより、例えば一の利用者が、一緒にカ
ラオケ店に行く他のメンバー(利用者)の性別や年齢層
等に合わせて選曲を変えている場合でも、前記他の利用
者の利用者情報に基づいて前記一の利用者の嗜好に合う
曲を選ぶことが可能となり、より高い精度の推論を行う
ことができる可能性が生じることとなる。
【0028】(4) 複数のカラオケデータを有し、前
記カラオケデータを曲として再生せしめ得るカラオケデ
ータ提供サーバの制御方法において、カラオケサービス
の利用者の各々を特定できる個人情報及び当該利用者の
前記カラオケサービスの利用履歴に基づいて当該利用者
が歌う曲を推論し得る推論ステップと、前記推論ステッ
プにより導かれた曲に係る情報を表示せしめる信号を送
信する表示信号送信ステップ若しくは再生せしめる信号
を送信する再生信号送信ステップと、を含むことを特徴
とするカラオケデータ提供サーバの制御方法。
【0029】(5) 複数のカラオケ用の曲データを有
し、前記曲データを曲として再生せしめ得るカラオケデ
ータ提供サーバの制御方法において、カラオケサービス
の利用者の各々を特定できる個人情報及び当該利用者の
前記カラオケサービスの利用履歴に基づいて当該利用者
が歌う曲を推論せしめる信号を送信する推論指示信号送
信ステップと、推論により導かれた曲に係る情報を表示
せしめる信号を送信する表示信号送信ステップ若しくは
再生せしめる信号を送信する再生信号送信ステップと、
を含むことを特徴とするカラオケデータ提供サーバの制
御方法。
【0030】(6) 複数のカラオケデータを有し、前
記カラオケデータを曲として再生せしめ得るカラオケデ
ータ提供サーバの制御方法において、カラオケサービス
の利用者の各々を特定できる個人情報及び当該利用者の
前記カラオケサービスの利用履歴に基づいて当該利用者
が歌う曲を推論し得る推論ステップと、前記推論ステッ
プにより導かれた曲に係る情報を表示せしめる信号を送
信する表示信号送信ステップ若しくは再生せしめる信号
を送信する再生信号送信ステップと、を含むことを特徴
とするカラオケデータ提供サーバの制御方法を実行可能
なプログラムが記憶されている記憶媒体。
【0031】(7) 複数のカラオケ用の曲データを有
し、前記曲データを曲として再生せしめ得るカラオケデ
ータ提供サーバの制御方法において、カラオケサービス
の利用者の各々を特定できる個人情報及び当該利用者の
前記カラオケサービスの利用履歴に基づいて当該利用者
が歌う曲を推論せしめる信号を送信する推論指示信号送
信ステップと、推論により導かれた曲に係る情報を表示
せしめる信号を送信する表示信号送信ステップ若しくは
再生せしめる信号を送信する再生信号送信ステップと、
を含むことを特徴とするカラオケデータ提供サーバの制
御方法を実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒
体。
【0032】[用語の定義等]「推論」とは、知識に基
づいて結論を求めていく一連の過程のことを言い、「検
索」とは本質的に異なるものである。特に、「推論」と
して、利用者との対話を繰り返しながら所定の数に情報
を絞り込んでいく「対話推論」を行うのが好適である。
尚、「対話推論」とは、利用者と対話(音声を使って行
うものだけでなく、返答を選択するようなものや、返答
を入力するようなものも含む)を行うことにより、推論
が正しかったか否かを判断し、その判断結果を以後の推
論にフィードバックして、推論の精度を高めていく段階
まで含むものである。この点で、本発明で用いる「推
論」は、提示した結果に至るまでの過程が正しかったか
否かを以後の処理にフィードバックできない、いわゆる
「検索」とは、大きく異なるものである。
【0033】尚、後述するサーバ13から「サーバ」が
構成され、推論装置12から「推論手段」が構成され、
レンタル情報提供装置11から「表示手段」及び「再生
手段」が構成される。また、レンタル情報提供装置1
1、推論装置12、サーバ13及びネットワークNTを
含んで「レンタルシステム」が構成される。
【0034】また、後述では、レンタル情報提供装置1
1が、例えばレンタルビデオ店やレンタルCD(レコー
ド)店等のレンタルショップに設置されている場合につ
いて説明しているが、これに限定されず、家庭やインタ
ーネットカフェ等に設置されたパーソナルコンピュータ
がこのレンタル情報提供装置11として機能することも
可能である。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施形態に
ついて説明する。
【0036】〈カラオケシステムの全体構成〉図1に本
発明の一実施例によるカラオケシステムの概略構成を示
す。
【0037】図1に示すカラオケシステムは、対話推論
によって不特定多数のカラオケ楽曲データを楽曲として
再生するカラオケ本体装置11と、対話推論によって不
特定多数の選曲に関する情報等の中から適切な情報(選
曲情報)を抽出する選曲推論装置12と、このカラオケ
システムを稼動させるための各種制御を行うサーバ13
と、がネットワークNTを介して接続されることにより
構成される。なお、本実施形態においては、「推論手
段」を単独の「選曲推論装置」として設けたものを想定
しているが、本発明はこれに限らず、カラオケ本体装置
に推論機能を設けるようにしてもよいし、サーバに推論
機能を設けるようにしてもよいものとする。
【0038】以下では、図2〜図4を参照しながら、カ
ラオケ本体装置11、選曲推論装置12及びサーバ13
の各々について説明する。
【0039】〈カラオケ本体装置〉図2に本発明の一実
施例による通信カラオケ演奏端末の概略構成を示す。
【0040】カラオケ本体装置11は、CPU15、ハ
ードディスク装置17、操作パネル、リモコン受信器な
どの利用者インターフェイス19、マイク21、音声制
御装置23、スピーカ25、映像制御装置27、ディス
プレイ29、DVD装置31、通信インターフェイス3
3、カードリーダ37を含んで構成される。
【0041】ハードディスク装置17にはタイトル情報
や歌手名などからなる楽曲情報と、伴奏音楽データ、歌
詞描出データがそれぞれ楽曲ID別に整理されて格納さ
れている楽曲データベース(図示せず)がある。また、
カラオケ本体装置は通信インターフェイス33によりサ
ーバから送られてくる新譜の伴奏音楽データや歌詞描出
データを受信して、適宜楽曲データベース(図示せず)
に追記する。CPU15は、利用者インターフェイス1
9もしくは選曲推論装置12から入力されたリクエスト
曲の楽曲IDを受け付けて、この楽曲IDに対応する伴
奏音楽データをハードディスク装置17から読み出す。
音声制御装置23は読み出した伴奏音楽データに基づい
てカラオケ伴奏音楽を生成するとともにこの伴奏音楽に
マイク21からの入力音声を合成してスピーカ25に出
力する。また、映像制御装置27は前記楽曲IDに対応
する歌詞描出データに基づいて前記伴奏音楽に同期させ
た歌詞映像を生成するとともにDVD装置31で再生さ
れる背景映像を合成し、これをディスプレイ29に表示
する。カードリーダ37は、利用者がセットした磁気記
録方式のIDカードから個人IDを読み取る。
【0042】〈選曲推論装置〉図3に本発明の一実施例
による選曲推論装置の概略構成を示す。
【0043】選曲推論装置12は、図3に示すように、
大きく分けて知識を蓄えるための知識ベース43と、推
論作業を受け持つ推論エンジン45から構成される。知
識ベース43は、いわゆるデータベースのようなものと
異なり、単なる事実(データ)だけでなく推論に必要な
規則(推論のときに適用するルール)をも知識として格
納しているものである。知識エディタ42は、新たな知
識を知識ベース43に入力したり、既存の知識と新たな
知識に矛盾がある場合にそれを修正したりすることを支
援する機能を持つものである。この知識エディタ42を
持つことにより、新たな知識の追加、既存の知識を修正
・削除できることとなり、この点がいわゆるデータベー
スと異なる点である。
【0044】推論エンジン45は、知識ベース43の知
識(事実を表すデータ及び推論に必要なルール)を使っ
て推論する機能を持つものである。推論した結論とその
結論に至った推論の過程は、説明機能44により説明さ
れる。説明は利用者に対してなされるものであって、利
用者インターフェイス41により質問形式等で提示され
る。カラオケシステムの利用者は、利用者インターフェ
イスに提示された説明を受けて、推論エンジン45の推
論が妥当であるか否かを判断する。利用者が推論の結果
を採用するかどうかの判断を行い、その判断結果を以後
の推論にフィードバックして推論の精度を高めることが
できる点で、本発明における推論手段は、単にデータを
検索するいわゆる検索エンジンとは異なるものである。
【0045】〈サーバの構成〉図4に本発明の一実施例
によるサーバの概略構成を示す。
【0046】サーバ13は、ハードディスク装置54、
CPU51、メモリ52及び通信用インターフェイス5
3が、データバスBUSを介して接続されて構成されて
いる。
【0047】ハードディスク装置54は、図1に示すカ
ラオケシステムを動作させるためのプログラム、具体的
には、カラオケ本体装置11や選曲推論装置12との通
信をするためのプログラム、後述する推論処理のプログ
ラム、カラオケ本体装置11のディスプレイ29に各種
の画像を表示するプログラムを記憶するとともに、後述
する利用者情報ファイル(図7参照)等のような前記カ
ラオケシステムを動作させるために必要となる一切の情
報を記憶する。
【0048】上述したような構成とすることにより、カ
ラオケ本体装置11及び選曲推論装置12とサーバ13
とは、ネットワークNTを介して接続され、データの送
受信をなすことができるのである。
【0049】尚、以下においては、カラオケ本体装置1
1、選曲推論装置12及びサーバ13は予め起動されて
おり、上述したCPU15やCPU51において用いら
れる変数は所定の値に初期化され、カラオケ本体装置1
1、選曲推論装置12及びサーバ13は定常動作してい
るものとする。
【0050】〈推論処理を行うまでの流れ〉次に、本発
明の推論処理の流れについて説明する。
【0051】図5は、推論処理が開始されるまでのカラ
オケ本体装置11における動作の流れの一例を示すフロ
ーチャートである。カラオケ本体装置11は、前述した
ようにカードリーダ37(図2参照)を備えており、カ
ード挿入口(図示せず)に利用者からカードが挿入され
るのを待ち受ける状態にある。ここで用いられるカード
は、利用者を特定するために各利用者に個別に与えられ
た認証番号データを記録したものが好適である。以下で
は、いわゆる認証カードを用いて説明を行うが、本発明
においては、単に認証番号データを記録しているものだ
けでなく、利用者の情報を記録することのできるICカ
ードのようなものを用いてもよいものとする。
【0052】カラオケ本体装置11のCPU15は、所
定のタイミングでカードが検出されたか否かを判断する
処理を行う(ステップS11)。
【0053】カード挿入口(図示せず)にカードが挿入
されると、カードリーダ37からCPU15に送信され
る信号のレベルに変化が生じるようになっており、CP
U15は、この信号のレベルが変化したか否かを判断す
ることで、カードが挿入されたか否かを判断している。
CPU15が、信号のレベルが変化していないものと判
断した場合、すなわちカードが検出されていないものと
判断した場合には、そのまま本処理を終了する。
【0054】CPU15が、信号のレベルが変化したも
のと判断した場合、すなわちカードが検出されたものと
判断した場合には、認証情報を受信したか否かを判断す
る処理を行う(ステップS12)。
【0055】認証情報を受信したか否かを判断する処理
は、カラオケ本体装置11のCPU15が行うものであ
って、先のステップS11で検出したカードに記録され
た利用者を特定するための認証情報をカードリーダ37
が読み取ったか否かを判断する処理である。本ステップ
において否定結果が得られると、このことはカードの所
持者が本システムを初めて利用する者であることを意味
し、このときカラオケ本体装置11のCPU15は、ス
テップS16に移行して、サーバ13に対して利用者情
報ファイルの作成を要請する処理を実行する(ステップ
S16)。
【0056】利用者情報ファイルの作成を要請する処理
とは、カラオケ本体装置11のCPU15が、通信イン
ターフェイス33、ネットワークNT(図1参照)、サ
ーバ13の通信インターフェイス53を介して、サーバ
13に対して初めての利用者のために利用者情報ファイ
ルを作成するように要請する信号を送信する処理であ
る。本システムを初めて利用する利用者は、新しく作成
された利用者情報ファイルに、名前、生年月日、性別等
の情報をカラオケ本体装置11の利用者インターフェイ
ス19から入力するようになっている。利用者情報ファ
イルの作成が終了すると、そのまま本処理を終了する。
【0057】ステップS12において肯定結果が得られ
ると、このことはカードの所持者が本システムを過去に
利用したことがあって、かつサーバ13に利用者情報が
格納されていることを意味し、このときカラオケ本体装
置11のCPU15は、ステップS13に移行して、サ
ーバ13に対して利用者情報ファイルの送信を要請する
処理を実行する(ステップS13)。
【0058】利用者情報ファイルの送信を要請する処理
とは、カラオケ本体装置11のCPU15が、通信イン
ターフェイス33、ネットワークNT(図1参照)、サ
ーバ13の通信インターフェイス53を介して、サーバ
13に対して認証情報に合致した利用者の利用者情報フ
ァイルを送信するように要請する信号を送信する処理で
ある。カラオケ本体装置11のCPU15は、このと
き、サーバ13のCPU51が送信するべき利用者情報
ファイルを特定できるように、先のステップS12で受
信した認証情報も利用者情報ファイルの送信要請信号と
ともに送信する。
【0059】図7に利用者情報ファイルの一例を示す。
利用者情報ファイルとは、図7に示すように、ある利用
者が本カラオケシステムにおいて歌った曲の曲名、その
曲の属するジャンル、その曲が発売された年代、曲調、
その曲の作詞者、作曲者、及び、そのとき一緒に本カラ
オケシステムを利用した他の利用者(図7では「メンバ
ー」と称している)のIDを記録したものである。ま
た、図7には図示していないが、当該利用者の氏名、生
年月日(又は年齢)、性別等の個人情報も利用者情報と
して記憶されている。本カラオケシステムは、この利用
者情報ファイルを用いて、当該利用者が次に歌おうとし
ている曲を推論するように構成されているものである。
【0060】利用者情報の送信を要請する処理が終了す
ると、カラオケ本体装置11のCPU15は、利用者情
報を受信したか否か判断する処理に移行する(ステップ
S14)。
【0061】利用者情報を受信したか否かの判断は、カ
ラオケ本体装置11のCPU15が行うものであって、
利用者情報を受信していないものと判断した場合には、
カラオケ本体装置11は、再びステップS13に戻って
利用者情報の送信を要請する処理に移行する。
【0062】利用者情報を受信したものと判断した場合
には、カラオケ本体装置11のCPU15は、推論指示
信号を送信する処理に移行する(ステップS15)。
【0063】推論指示信号を送信する処理とは、カラオ
ケ本体装置11のCPU15が、選曲推論装置12に対
して、選曲に関する推論を行うように要請する信号を送
信する処理のことをさすものである。選曲推論装置12
は、この指示信号を受けて推論を開始する。なお、推論
に必要な利用者情報ファイルは、先のステップS13で
サーバ13に対して利用者情報の送信を要請したとき
に、サーバ13からネットワークNTを介して選曲推論
装置12に送信させるようにする。なお、本実施形態に
おいては推論指示信号をカラオケ本体装置11から選曲
推論装置12に送信するようにしているが、本発明では
これに限らず、サーバ13から選曲推論装置12に推論
指示信号を送信するようにしてもよい。
【0064】推論指示信号を送信する処理が終了する
と、カラオケ本体装置11のCPU15は、本処理を終
了する。
【0065】図6に、推論処理を開始するまでの選曲推
論装置12における動作の流れの一例を示すフローチャ
ートを示す。以下、図6に従って、選曲推論装置12の
動作の流れについて説明する。
【0066】選曲推論装置に組み込まれたCPU(図示
省略)は、まず利用者情報を待ち受ける状態にある(ス
テップS21)。
【0067】利用者情報とは、上述したように、以後に
行われる推論処理に必要な情報であって、先に示した図
7のように利用者の選曲に関する情報、及び利用者自身
に関する情報等が記録されているものである。利用者情
報ファイルは、先に示した図5のステップS13の処理
において、カラオケ本体装置11の要請を受けて、サー
バ13から選曲推論装置12に送信されるものである。
【0068】選曲推論装置12のCPUは、所定のタイ
ミングで利用者情報を受信したか否かを判断する処理を
行う(ステップS22)。
【0069】利用者情報を受信したか否かの判断は、選
曲推論装置12のCPUが行うものであって、利用者情
報を受信していないものと判断した場合には、再びステ
ップS21に戻って利用者情報ファイルが送信されてく
るのをまちうける処理に移行する。
【0070】利用者情報を受信したものと判断した場合
には、選曲推論装置12のCPUは、推論指示信号を待
ち受ける状態に移行する(ステップS23)。
【0071】推論指示信号とは、先に示した図5のステ
ップS15の処理においてカラオケ本体装置11から選
曲推論装置12に送信されるものである。選曲推論装置
12では、この推論指示信号を受信することにより、選
曲に関する推論処理を開始することとなる。
【0072】選曲推論装置12のCPUは、所定のタイ
ミングで推論指示信号を受信したか否かを判断する処理
を行う(ステップS24)。
【0073】推論指示信号を受信したか否かを判断する
処理は、上述したように、選曲推論装置12のCPUが
行うものであって、推論指示信号を受信していないもの
とCPUが判断した場合には、再びステップS23に戻
って、推論指示信号を待ち受ける状態に移行する(ステ
ップS23)。
【0074】推論指示信号を受信したものとCPUが判
断した場合には、推論処理を開始する(ステップS2
5)。
【0075】推論処理は、選曲推論装置12の推論エン
ジン45が行うものである。後述するように、本発明に
おいて用いる「推論」は、単に履歴情報を用いて推論を
行い、利用者にその結果を提示するようなものとは異な
り、利用者と対話(音声を使って行うものだけでなく、
返答を選択するようなものや、返答を入力するようなも
のも含む)を行うことにより、推論が正しかったか否か
を判断し、その判断結果を以後の推論にフィードバック
して、推論の精度を高めていく段階まで含むものであ
る。この点で、本発明で用いる「推論」は、提示した結
果に至るまでの過程が正しかったか否かを以後の処理に
フィードバックできない、いわゆる「検索」とは、大き
く異なるものである。
【0076】推論を行う処理が終了すると、選曲推論装
置12は、本処理を終了する。
【0077】〈推論処理〉以下、推論装置で行われる推
論処理について説明する。
【0078】図8に、推論の際に推論装置で行われる処
理の流れをフローチャートで示す。まず、簡単に推論の
大まかな流れを説明しておく。推論処理では、図3に示
す知識ベース43に格納された事実情報と、推論のため
に用意されたルールと、を用いて推論エンジン45が推
論作業を行う。推論の結果及び推論の過程は、利用者イ
ンターフェイス41を介して説明機能44により利用者
に説明され、その説明に対して利用者が返答する。返答
は、推論の結果や過程が正しかったか否かを利用者が判
断して出した答えであり、その返答を受けて知識エディ
タ42が既存の知識で矛盾や誤りがあるところを編集し
たり、新たな知識を知識ベース43に加えたり、といっ
た作業を行う。
【0079】本発明の「推論」は、その結論を利用者に
提示するだけでなく、利用者に対してその結論又は結論
に至る過程が正しかったか否かを判断してもらい、その
判断を以後の作業にフィードバックできるという点で、
いわゆる「検索」とは異なるものである。また、上述し
たフィードバックにより、「推論」は、利用すればする
ほど精度が高まるという点で、本発明に用いるのに、よ
り好適のものである。
【0080】図8のステップS31において、選曲推論
装置12は、先の図6のステップS22において受信し
た利用者情報を参照する処理を行う(ステップS3
1)。
【0081】利用者情報は、上述したように先の図6の
ステップS22において、選曲推論装置12が受信した
ものであるが、受信した利用者情報は、知識ベース43
に格納されている。知識ベース43への格納は、知識を
知識ベースに入力する機能を有する知識エディタ42が
行う。利用者情報には、先の図7に示したような利用者
の利用履歴の他に利用者の個人情報が含まれている。こ
れらの情報は以後の推論処理に利用されるものであり、
推論エンジン45がこれらを参照しながら推論を行う。
【0082】図9に推論の流れを示す説明図を示す。図
9では、利用者情報として、現在選曲を行っている利用
者が以前に「曲A」という歌を歌ったという履歴を参照
しているところである。また、曲Aには、その歌い手が
「歌手○○」であり、曲のジャンルが「演歌」であり、
その曲がリリースされた若しくは一番ヒットした年代が
「1983年」であり、曲調は「悲しい」ものであっ
て、作詞が「○△○」、作曲が「○△△」で、さらにそ
の曲を歌ったのは「メンバーIDが××−○○○○と△
△−○○××の利用者と一緒のときであった」という履
歴(図7参照)が含まれており、それらの情報をもとに
後の推論を行うことになる。
【0083】利用者情報を参照する処理が終了すると、
条件照合を行う処理に移行する(ステップS32)。
【0084】「条件」とは、ルールを適用するための条
件のことである。ルールとは、「IF(もし)〜なら
ば、THEN・・・せよ」という形式で表現されている
推論処理を行うための規則であって、このルールのう
ち、「もし〜ならば」という記載で与えられた部分を、
ルールを適用するための「条件」と称するようにしてい
る。なお、このようなルールは、知識ベース43に複数
格納されている。「条件照合」というのは、ある1つの
事実を知識として得たときに、その事実がどの条件に合
致しているかを照合する処理のことをいう。
【0085】例えば、図9では、1つの事実である「以
前にこの利用者が曲Aを歌った」という履歴をもとに推
論を行っている。知識ベース43には、上述したよう
に、1つの事実に対して複数のルールが用意されてい
る。例えば、「もし利用者が曲Aを歌ったことがあるな
らば、そのときはその曲の歌手である歌手○○の曲を利
用者に提示せよ」というようなルールであったり、「も
し利用者が曲Aを歌ったことがあるならば、そのときは
その曲と同じジャンルである演歌の曲を利用者に提示せ
よ」というようなルールであったり、「もし利用者が曲
Aを歌ったことがあるならば、そのときはその曲のヒッ
トした年である1983年の曲を利用者に提示せよ」と
いうようなものである。また、他のルールとして、「も
し利用者が曲Bを歌ったことがあるならば、そのときは
その曲と同じジャンルであるロックの曲を利用者に提示
せよ」というようなものもある。
【0086】この例を用いると、複数用意されたルール
の中から、事実(ここでは、利用者が曲Aを歌ったとい
うこと)と合致する条件(ここでは、複数用意されたル
ールのうち「もし利用者が曲Aを歌ったことがあるなら
ば・・・」という書き出しで始まるルールの条件部分)
を照合する処理がステップS32の条件照合を行う処理
の意味するところである。
【0087】条件照合を行う処理が終了すると、選曲推
論装置12のCPU(図示せず)は、照合した条件に競
合が生じているか生じていないかを判断する処理に移行
する(ステップS33)。
【0088】照合した条件に競合が生じているかいない
かを判断する処理とは、ある1つの事実が合致する条件
が複数あるか否かを判断する処理のことをいう。上述し
たように、知識ベース43には複数の規則(ルール)が
格納されており、ある事実が与えられるたびに、その事
実に合致する条件を照合している。事実に合致する条件
は、通常、1つに絞り込まれることはないため、どの規
則に基づいて推論を行っていくかという問題が生じる。
この状態を「競合」と称している。
【0089】例えば、図9では、1つの事実である「以
前にこの利用者が曲Aを歌った」という履歴をもとに推
論を行っているが、知識ベース43には、上述したよう
に、複数のルールが用意されている。例えば、上述の例
で考えると、「もし利用者が曲Aを歌ったことがあるな
らば、そのときはその曲の歌手である歌手○○の曲を利
用者に提示せよ」というようなルールや、「もし利用者
が曲Aを歌ったことがあるならば、そのときはその曲と
同じジャンルである演歌の曲を利用者に提示せよ」とい
うようなルールや、「もし利用者が曲Aを歌ったことが
あるならば、そのときはその曲のヒットした年である1
983年の曲を利用者に提示せよ」というようなルール
が、事実と条件が合致しているルールとして選択される
ことになる。
【0090】しかし、このように複数のルールが条件照
合の処理で選択された場合、その後の推論をどのルール
に基づいて行えばいいのか迷うこととなる。従って、ル
ールが競合を起こした状態になった場合には、つまり、
ステップS33で肯定結果が得られたときには、次のス
テップS34で競合を解消する処理を行うようにする。
一方、競合が生じなかった場合(適用するルールが1つ
に絞り込めた場合)、つまり、ステップS33で否定結
果が得られたときには、ステップS35でそのルール
(規則)を実行する処理に移行する。
【0091】上述したように、競合があるものと判断し
た場合には、選曲推論装置12は、競合を解消する処理
に移行する(ステップS34)。
【0092】競合を解消する処理とは、先のステップS
32において条件照合の処理を行った結果、複数のルー
ル(規則)が競合した場合に、その中の1つに絞り込む
処理のことをいう。絞り込みの方法は、例えば、最初
に条件を満たしたルールを実行する、最も近い時点で
使われたルールを優先する、ルールに予め優先順位を
付けておく、等の方法が考えられるが、本発明の目的に
鑑みると、又はの方法が好適である。
【0093】例えば、図9では、上述した競合ルールの
うち、「もし利用者が曲Aを歌ったことがあるならば、
そのときはその曲の歌手である歌手○○の曲を利用者に
提示せよ」というようなルールに絞り込んでいる。この
絞り込みは、前回の推論のときに、利用者が結論に満足
したルールを適用する(上述の最も近い時点で使われ
たルールを優先する方法)ようにして行ってもよいし、
どのルールを実行すれば今まで利用者がより高い満足感
を得ているかという基準で適用するルールに優先順位を
予め付けておいて(上述のルールに予め優先順位を付
けておく方法)行ってもよい。
【0094】競合を解消する処理が終了すると、選曲推
論装置12は、規則を実行する処理に移行する(ステッ
プS35)。
【0095】規則を実行する処理とは、先のステップS
34で絞り込まれたルール(規則)を、与えられた事実
に適用する処理のことをいう。これにより、推論の結果
が導かれることとなる。
【0096】規則を実行する処理が終了すると、選曲推
論装置12は、実行結果を書き込む処理に移行する(ス
テップS36)。
【0097】実行結果を書き込む処理とは、知識ベース
43の作業記憶部(図示せず)に推論の結果及びその結
果に至るまでの過程(どの規則を適用したか等)を書き
込む処理のことをさすものである。このようにして書き
込まれた実行結果は、後述するように利用者に説明が行
われ、利用者との対話により、その推論の過程が正しか
ったか否かを判断されることになる。
【0098】実行結果を書き込む処理が終了すると、選
曲推論装置12は、実行結果を出力する処理を行う(ス
テップS37)。
【0099】実行結果を出力する処理とは、選曲推論装
置12の説明機能44が、利用者インターフェイス41
を介して、推論の結果及びその結果に至るまでの過程
(どの規則を適用したか等)を利用者に提示する処理の
ことをいう。通常、このような推論エンジンでは、単に
適用したルールを表示して、そのルールを適用したこと
が正しかったか否かの返答を求めるだけのものである
が、本発明においては、その目的に鑑みて、適用したル
ールを盛り込みながら間接的にその判断が正しかったか
否かを返答させるような形式を用いるのが好適である。
【0100】実行結果を出力したときの利用者インター
フェイス41(ここでは表示部のみを図示している)に
おける表示例を図10の(a)及び(b)に示す。図1
0(a)においては、先のステップS35において、
「もし利用者が曲Aを歌ったことがあるならば、そのと
きはその曲の歌手である歌手○○の曲を利用者に提示せ
よ」というようなルールを実行しているため、その推論
が正しかったか否かを「歌手○○が好きなら、こんな曲
もありますよ。いかがですか?」というように間接的に
質問している。また、表示部の下部には、その推論によ
り導き出された結論である曲が三曲表示されている。
【0101】なお、表示部に表示される曲数が三曲にな
っているのは、カラオケ店の従業者等が三曲程度を表示
するのが適当であるものと判断し、三曲を表示させるよ
うに設定したものであり、表示部の大きさ等の条件が許
せば、より多くの曲を表示させることができるように設
定可能となっている。また、曲名の右方に表示されてい
る「試聴する」という表示は、それを選択すると左方に
表示された曲の特徴部分(例えば、イントロやサビ等)
が再生されるように構成されているものである。この機
能により、利用者は、メロディは覚えているのにタイト
ルを思い出せない曲でも、その曲を次に歌う曲として選
択できる可能性が生じるのである。
【0102】実行結果を出力する処理が終了すると、選
曲推論装置12は、返答を待ち受ける状態に移行する
(ステップS38)。
【0103】返答とは、先のステップS37において、
利用者インターフェイス41を介して利用者に投げかけ
た質問に対して、利用者が行う返答のことをさすもので
ある。ここで、利用者が返答する方法としては、メニュ
ー形式で答えを選択する方法、キーボード等の入力手段
を用いて返答内容を文字入力する方法、マウスやリモコ
ン等の入力手段やタッチスクリーンのような入力手段を
用いる方法、などが考えられるが、本発明の目的に鑑み
ると、入力が容易なマウスやリモコン等の入力手段やタ
ッチスクリーンのような入力手段を用いる方法が好適で
ある。
【0104】実行結果を出力したときの表示例を示す先
の図10の(a)において、「歌手○○が好きなら、こ
んな曲もありますよ。いかがですか?」という質問に対
して、利用者は返答を選択することができるようになっ
ている。本実施形態では、返答を行うための入力方法と
して、タッチスクリーンを用いたものを想定している。
利用者は、選曲推論手段12の提示した曲(ここでは、
曲(ア)、曲(イ)、曲(ウ)の三曲)の中に歌いたい
曲があれば「選択」ボタンに、どのような曲だったか試
しに聞いてみたい場合には「試聴する」のボタンに触れ
て返答する。
【0105】また、選曲推論装置12の推論した通り、
利用者が「歌手○○」の曲を歌いたいと思っているが、
表示部に表示された曲の中に歌いたいものがない場合に
は、表示部の下方に設けられた「この歌手の他の曲から
選ぶ」に触れて返答する。選曲推論装置12の推論と異
なり、利用者が「歌手○○」の曲を歌いたいと思ってい
ない場合には、表示部の下方に設けられた「他の歌手の
曲を選ぶ」に触れて返答する。
【0106】返答を待ち受ける状態に移行すると、選曲
推論装置12は、所定のタイミングで返答を受信したか
否かを判断する処理に移行する(ステップS39)。
【0107】返答とは、上述した通り、選曲推論装置1
2が利用者に投げかけた質問に対して、利用者が行う返
答のことをいう。選曲推論装置12では、利用者が利用
者インターフェイス41を介して入力した返答を受け
て、それまでの推論のどこが正しくてどこが間違ってい
たかを判断することになる。返答を受信していないもの
と判断した場合には、選曲推論装置12は再びステップ
S38に戻って、返答を待ち受ける処理に移行する(ス
テップS38)。
【0108】なお、この返答結果は、以後の推論にフィ
ードバックされることとなるため、利用者が選曲推論装
置12を利用すれば利用するほど、選曲推論装置12の
推論の精度は高まることとなる。この点で、「推論」
は、利用者と対話を行うことができず、利用者に提示し
た結論の正誤を今後にフィードバックできない、いわゆ
る「検索」とは、大きく異なるものである。
【0109】図10に示すように、選曲推論装置12の
質問に対する返答には、大きく分けて2種類ある。1つ
は「選択」、「この歌手の他の曲から選ぶ」と書かれて
いることから分かるように、「歌手○○が好き」である
ことを肯定する返答であり、もう一つは「他の歌手の曲
を歌う」と書かれていることから分かるように「歌手○
○が好き」であることを否定する返答である。なお、
「試聴する」と返答した場合には、その曲の特徴部分が
流れた後に再び図10(a)の画面に戻るため、「試聴
する」という返答は以後の推論には影響しないものであ
る。
【0110】「選曲」及び「この歌手の他の曲から選
ぶ」という利用者の返答は、上述したように、利用者が
「歌手○○が好き」であること、つまり、選曲推論装置
12の「利用者は歌手○○が好きなのでは?」という推
論が正しかったことを示している。利用者が「選曲」の
ボタンに触れた場合には、歌手に関する推論だけでなく
曲に関する推論も正しかったことを示している。一方、
利用者が「この歌手の他の曲から選ぶ」のボタンに触れ
た場合には、歌手に関する推論だけが正しかったことを
示している。従って、この場合には、選曲推論装置12
は、「歌手○○」の曲の中から利用者の嗜好に合いそう
なものをさらに推論していくことになる。
【0111】一方、「他の歌手の曲を歌う」という利用
者の返答は、上述したように、利用者が「歌手○○が好
き」でないこと、つまり、選曲推論装置12の推論が正
しくなかったことを示している。選曲推論装置12で
は、利用者の返答内容を受け、その推論の正誤をフィー
ドバックすることにより、以後の推論の精度を高めるよ
うにする。推論の精度を高める方法については、次のス
テップS40で説明する。
【0112】以上のように、返答を受信したものと判断
した場合には、選曲推論装置12は、規則を変更する必
要があるか否かを判断する処理に移行する(ステップS
40)。
【0113】「規則を変更する」とは、先のステップS
35において実行した規則と異なる規則を実行すること
であり、「規則を変更する必要があるか否かを判断す
る」とは、先のステップS39で得られた返答が選曲推
論装置12の推論の過程を否定するものであったか否か
を判断することをさすものである。ステップS39で受
信した返答が、選曲推論装置12の推論過程を否定する
ものである場合には、選曲推論装置12は、ステップS
32に戻って条件を照合する処理を実行する(ステップ
S32)。
【0114】例えば、先の図10(a)において、利用
者が「他の歌手の曲を歌う」というボタンに触れたとき
には、知識ベース43に格納されている複数の規則(ル
ール)のうち、先のステップS34で選んだルール以外
のものを新たな規則として採用するためにステップS3
2に戻って条件照合の処理を実行する。
【0115】最初の条件照合では、「もし利用者が曲A
を歌ったことがあるならば、そのときはその曲の歌手で
ある歌手○○の曲を利用者に提示せよ」という規則(ル
ール)を実行しているため、次の条件照合では、「もし
利用者が曲Aを歌ったことがあるならば、そのときはそ
の曲と同じジャンルである演歌の曲を利用者に提示せ
よ」というようなルールや、「もし利用者が曲Aを歌っ
たことがあるならば、そのときはその曲のヒットした年
である1983年の曲を利用者に提示せよ」というよう
なルールが、事実と条件が合致しているルールとして選
択されることになる。
【0116】条件の照合、競合の解消、規則の実行、実
行結果の書込、出力及び返答受信までの流れは上で説明
したものと同様である。図10(b)に、ステップS3
7において、新たな規則(ルール)を実行した内容を出
力したときの利用者インターフェイス41(表示部のみ
を図示)における表示例を示す。図10(b)において
は、先のステップS35において、「もし利用者がと一
緒にカラオケに来ている他の利用者の利用者番号が××
−○○○○であるならば、そのときは曲Aと同じ曲調で
ある、盛り上がる曲を利用者に提示せよ」というような
ルールを実行しているため、その推論が正しかったか否
かを「××−○○○○さんが一緒のときは、やっぱり盛
り上がる曲がいいですよね?」というように間接的に質
問している。また、表示部の下部には、その推論により
導き出された結論である曲が三曲表示されている。
【0117】上述したように、ステップS37の出力に
対して利用者は返答を行い、選曲推論装置12がその返
答を受信すると(ステップS39)、返答の内容を以後
の推論にフィードバックする(ステップS40)ように
している。このように、条件照合(ステップS32)か
ら規則変更があるか否かを判断する処理(ステップS4
0)を1回又は複数回、利用者が選曲を終えるまで(つ
まり、規則変更が必要でなくなるまで)繰り返し、利用
者の歌う曲を絞り込む。
【0118】ステップS40において、規則変更が必要
ないものと判断された場合には、選曲推論装置12は、
規則の優先順位を編集する処理を実行する(ステップS
40)。
【0119】規則の優先順位とは、知識ベース43に格
納されている複数の規則(ルール)に知識エディタ42
が順序づけを行う処理のことをいう。優先順位は、先の
ステップS39における利用者の返答の内容で決められ
るものであって、最終的に利用者が曲を選択した条件を
一番優先順位が高いものとして、その類推過程を遡るよ
うに順序づけるものである。この処理により、利用者が
選曲を行うときに基準としている物差しの順番に規則を
編集できるため、以後の推論の精度が高まることとな
る。
【0120】規則の優先順位を編集する処理が終了する
と、選曲推論装置12は本処理を終了する。
【0121】以上説明したように、本発明における「推
論手段」は、類推・出力・対話・フィードバックを繰り
返しながら、その推論の精度を高めていくことができ
る。従って、利用者がカラオケシステムを利用すればす
るほど、利用者が歌う曲に近い曲を提示することができ
る可能性が生じる。
【0122】
【発明の効果】本発明によれば、「複数のカラオケ用の
曲データを有し、前記曲データを曲として再生し得るカ
ラオケシステムにおいて、前記カラオケシステムは、カ
ラオケの利用者の各々を特定できる個人情報及び当該利
用者の前記カラオケシステムの利用履歴に基づいて当該
利用者が歌う曲を推論し得る推論手段と、前記推論手段
により導かれた曲に係る情報を表示する表示手段若しく
は再生する再生手段と、を有することを特徴とする」よ
うにカラオケシステムを構成しているため、利用者が歌
う曲を見つけることができる可能性が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるカラオケシステムの
概略構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例によるカラオケ本体装置1
1の概略構成を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例による選曲推論装置12の
概略構成を示す図である。
【図4】 本発明の一実施例によるサーバ13の概略構
成を示す図である。
【図5】 推論処理が開始されるまでのカラオケ本体装
置11における動作の流れの一例を示すフローチャート
である。
【図6】 推論処理を開始するまでの選曲推論装置12
における動作の流れの一例を示すフローチャートであ
る。
【図7】 利用者情報ファイルの一例を示す図である。
【図8】 推論の際に推論装置12で行われる処理の流
れの一例を示すフローチャートである。
【図9】 推論の流れを説明する図である。
【図10】 推論処理において、利用者との対話を促す
画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
11 カラオケ本体装置 12 選曲推論装置 13 サーバ 15 CPU(中央処理装置) 17 ハードディスク装置(HDD) 19 利用者インターフェイス 23 音声制御装置 25 スピーカ 27 映像制御装置 29 ディスプレイ 31 DVD(Digital Versatile Disk)装置 33 通信インターフェイス 37 カードリーダ 41 利用者インターフェイス 42 知識エディタ 43 知識ベース 44 説明機能 45 推論エンジン 51 CPU 52 メモリ 53 通信用インターフェイス 54 ハードディスク装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカラオケ用の曲データを有し、前
    記曲データを曲として再生し得るカラオケシステムにお
    いて、 前記カラオケシステムは、カラオケの利用者の各々を特
    定できる個人情報及び当該利用者の前記カラオケシステ
    ムの利用履歴に基づいて当該利用者が歌う曲を推論し得
    る推論手段と、 前記推論手段により導かれた曲に係る情報を表示する表
    示手段若しくは再生する再生手段と、を有することを特
    徴とするカラオケシステム。
  2. 【請求項2】 複数のカラオケデータを有し、前記カラ
    オケデータを曲として再生せしめ得るカラオケデータ提
    供サーバにおいて、 前記カラオケデータ提供サーバは、カラオケサービスの
    利用者の各々を特定できる個人情報及び当該利用者の前
    記カラオケサービスの利用履歴に基づいて当該利用者が
    歌う曲を推論し得る推論手段と、 前記推論手段により導かれた曲に係る情報を表示せしめ
    る信号を送信する表示信号送信手段若しくは再生せしめ
    る信号を送信する再生信号送信手段と、を有することを
    特徴とするカラオケデータ提供サーバ。
  3. 【請求項3】 複数のカラオケ用の曲データを有し、前
    記曲データを曲として再生せしめ得るカラオケデータ提
    供サーバにおいて、 前記カラオケデータ提供サーバは、カラオケサービスの
    利用者の各々を特定できる個人情報及び当該利用者の前
    記カラオケサービスの利用履歴に基づいて当該利用者が
    歌う曲を推論せしめる信号を送信する推論指示信号送信
    手段と、 推論により導かれた曲に係る情報を表示せしめる信号を
    送信する表示信号送信手段若しくは再生せしめる信号を
    送信する再生信号送信手段と、を有することを特徴とす
    るカラオケデータ提供サーバ。
  4. 【請求項4】 複数のカラオケデータを有し、前記カラ
    オケデータを曲として再生せしめ得るカラオケデータ提
    供サーバの制御方法において、 カラオケサービスの利用者の各々を特定できる個人情報
    及び当該利用者の前記カラオケサービスの利用履歴に基
    づいて当該利用者が歌う曲を推論し得る推論ステップ
    と、 前記推論ステップにより導かれた曲に係る情報を表示せ
    しめる信号を送信する表示信号送信ステップ若しくは再
    生せしめる信号を送信する再生信号送信ステップと、を
    含むことを特徴とするカラオケデータ提供サーバの制御
    方法。
  5. 【請求項5】 複数のカラオケ用の曲データを有し、前
    記曲データを曲として再生せしめ得るカラオケデータ提
    供サーバの制御方法において、 カラオケサービスの利用者の各々を特定できる個人情報
    及び当該利用者の前記カラオケサービスの利用履歴に基
    づいて当該利用者が歌う曲を推論せしめる信号を送信す
    る推論指示信号送信ステップと、 推論により導かれた曲に係る情報を表示せしめる信号を
    送信する表示信号送信ステップ若しくは再生せしめる信
    号を送信する再生信号送信ステップと、を含むことを特
    徴とするカラオケデータ提供サーバの制御方法。
  6. 【請求項6】 複数のカラオケデータを有し、前記カラ
    オケデータを曲として再生せしめ得るカラオケデータ提
    供サーバの制御方法において、 カラオケサービスの利用者の各々を特定できる個人情報
    及び当該利用者の前記カラオケサービスの利用履歴に基
    づいて当該利用者が歌う曲を推論し得る推論ステップ
    と、 前記推論ステップにより導かれた曲に係る情報を表示せ
    しめる信号を送信する表示信号送信ステップ若しくは再
    生せしめる信号を送信する再生信号送信ステップと、を
    含むことを特徴とするカラオケデータ提供サーバの制御
    方法を実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒
    体。
  7. 【請求項7】 複数のカラオケ用の曲データを有し、前
    記曲データを曲として再生せしめ得るカラオケデータ提
    供サーバの制御方法において、 カラオケサービスの利用者の各々を特定できる個人情報
    及び当該利用者の前記カラオケサービスの利用履歴に基
    づいて当該利用者が歌う曲を推論せしめる信号を送信す
    る推論指示信号送信ステップと、 推論により導かれた曲に係る情報を表示せしめる信号を
    送信する表示信号送信ステップ若しくは再生せしめる信
    号を送信する再生信号送信ステップと、を含むことを特
    徴とするカラオケデータ提供サーバの制御方法を実行可
    能なプログラムが記憶されている記憶媒体。
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