JP4182950B2 - リクエスト装置及びプログラム - Google Patents
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なお、第1のジャンルテーブルに関してはリクエスト装置に常時記憶されていてもよいが、第2のジャンルテーブルに関しては、利用者が多くなればその数だけ必要となるため、ジャンルテーブル記憶手段(56)に常時記憶しておくことが好ましくない場合も想定される。つまり、カラオケ店等において不特定多数を客として扱う場合には、利用者数が膨大になることが考えられる。そこで、そこで、請求項2に示すようにすることが考えられる。つまり、第2のジャンルテーブル及び個人演奏履歴を、該当する個人を特定する情報と対応付けて記憶しているデータサーバとの間でデータ通信可能に構成する。そして、認証有無判定手段によって個人認証がなされている利用者が利用を開始する場合には、データサーバから該当する第2のジャンルテーブル及び個人演奏履歴を受信してジャンルテーブル記憶手段に記憶させると共に、当該利用者が利用を終了した場合には、ジャンルテーブル修正手段によって修正された第2のジャンルテーブル及び個人演奏履歴をデータサーバに送信するよう構成するのである。このようにすれば、第2のジャンルテーブル及び個人演奏履歴を利用したい利用者が利用する場合だけリクエスト装置に記憶させておくことができる。
図1は、カラオケシステムの全体構成を示すブロック図である。
カラオケシステムは、図1に示すように、カラオケ装置1とリモコン端末2とデータサーバ4とがデータ通信可能に構成されたものである。
カラオケ装置1は、図1に示すように、カラオケ装置1全体の動作を制御する制御部12、カラオケ装置1をネットワーク100に接続するためのインタフェース部14、演奏楽曲の伴奏内容および歌詞を示す楽曲データや映像データなどを記憶するハードディスク(HDD)16、複数のキー・スイッチからなる操作部18、リモコン端末2や携帯電話からの赤外線信号を赤外線通信規格(IrDA(登録商標、以下同様))に従って受信するための赤外線通信部20、操作部18からの信号を処理する操作処理部22、ハードディスク16に記憶された楽曲データから演奏楽曲のオーディオ信号(音響,音声に関する信号)を生成し、生成されたオーディオ信号およびマイクロフォン26から入力されたオーディオ信号を増幅してスピーカ28へ出力する音声制御部24、MIDI音源30、映像情報を一時的に記憶するビデオRAM32、映像データに基づく映像の再生を制御する映像再生部34、ビデオRAM32に記憶された映像情報および映像再生部34により再生される映像の表示部36での表示を制御する映像制御部38などを備えている。また、制御部12と音声制御部とはUSB40によって接続されている。また、制御部12は、後述する各種処理を実行する。
「リクエスト装置」としてのリモコン端末2は、図1に示すように、リモコン端末2全体の動作を制御する制御部52、カラオケ装置1に赤外線信号を赤外線通信規格(IrDA)に従って送信する赤外線通信部54、各種情報を記憶するメモリ56、表示部58の表示領域に沿って設置されるタッチパネルおよび複数のキー・スイッチからなる操作部60、操作部60からの信号を処理する操作処理部62、映像情報を一時的に記憶するビデオRAM64、ビデオRAM64に記憶された映像情報の表示部58での表示を制御する映像制御部66、ネットワーク100に接続された無線アクセスポイント80との間で無線LAN規格(例えば、IEEE802.11a/b/g規格,HomeRF規格,Bluetooth規格など)に従った無線通信を行うための無線LAN通信部68、USB制御部70、などを備えている。
また、制御部52は、赤外線通信部54によって受信された歌詞データで示される歌詞を表示部58に表示させる機能を有している。
を採用した。この年齢別・ジャンルの区分の仕方はあくまで一例であり、適宜変更可能である。
トが設定されている。また、10代の場合には、子供・ヒーロー/ヒロイン・ポップスの
3ジャンルについては5ポイント、他の4ジャンルについては0ポイントが設定されている。また、20代の場合には、ドラマ・ポップス・外国語曲の3ジャンルについては5ポイント、他の4ジャンルについては0ポイントが設定されている。また、30代の場合には、ドラマ・ポップス・演歌・外国語曲の4ジャンルについては5ポイント、他の3ジャンルについては0ポイントが設定されている。また、40歳以上の場合には、ドラマ・ポップス・演歌の3ジャンルについては5ポイント、他の4ジャンルについては0ポイントが設定されている。このポイントは、利用者の年齢層の一般的嗜好に合致するよう考慮し、その数値が大きいほど楽曲ジャンルの優先度が高くなるよう設定したものである。なお、このポイントのことを、以下「ジャンルポイント」とも称す。
本実施形態においては、リモコン端末2は、データサーバ4から個人年齢別ジャンルテーブルや個人の演奏履歴を取得することができる。
データサーバ4は、図2に示すように、データサーバ4全体の動作を制御するとともに各種処理を実行するCPU102、ディスプレイ104、公衆通信網に接続するためのモデム106、赤外線信号を赤外線通信規格(IrDA)に従って送信するIrDA通信部108、複数のキー・スイッチからなるキーボード110、マウス112、スピーカ114、各種情報を記憶するメモリ116、カラオケ装置1をネットワークに接続するためのLANインタフェース部118、各種情報を記憶する大容量記憶装置120、などを備えている。
次に、リモコン端末2にて実行される処理を中心に、本システムの動きを説明する。本システムの動きとしては、個人認証・リクエスト・カラオケ演奏・ジャンルテーブルのメンテナンス・演奏履歴の処理などがある。なお、理解を容易にするため、ここでは例えばカラオケ店に加藤・山田・佐藤・田中の4人が来店し、その4人でカラオケを楽しむという具体的事例を適宜引き合いに出して説明する。
このような処理がなされると、リモコン端末2では、図4に示す処理を実行する。 図4は、リモコン端末2で実行される個人ジャンルテーブルのメンテナンス処理を示すフローチャートである。
次に、図3(c)の個人演奏履歴を参照し、S10にて追加された予約楽曲のリリース日・ジャンルに基づいて、図3(b)の個人ジャンルテーブルのカウンタを書き換える(S20)。そして、各年代別に100曲以上の演奏履歴があるか否か判断する(S30)。100曲以上の演奏履歴があれば(S30:YES)、演奏されていないジャンルのカウンタを0にして(S40)、本メンテナンス処理を終了する。一方、100曲以上の演奏履歴がなければ(S30:NO)、そのまま本メンテナンス処理を終了する。このような対処をすることにより、100曲以上の演奏実績があるジャンルがよりピックアップされ易くなり、利用者の好みによりマッチしたものとなる。
まず、個人ジャンルテーブルは、デフォルト状態では図3(a)に示すデフォルトジャンルテーブルと同じポイント設定となっている。そして、図4の処理を実行してジャンルポイントの加減を行う。図3(a)のジャンルポイントと図3(b)のジャンルポイントを比較すると、10歳以下の各ジャンルではジャンルポイントに違いはない。しかし、10代のジャンルにおいては、ヒーロー/ヒロイン・ドラマ・演歌の各ジャンルでジャンルポイントが増えている。また、20代では、ヒーロー/ヒロイン・ドラマ・ポップス・演歌のジャンルポイントが増えると共に、外国語曲がデフォルト値5から0に減っている。これは、10代の場合にはトータルの演奏履歴が100曲を超えていないため、単純に該当ジャンルのポイント追加だけ行ったが、20代の場合にはトータルの演奏履歴が100曲を超えたため(S30:YES)、演奏されていないジャンルのカウンタを0にしたからである(S40)。つまり、外国語曲についてはデフォルト値が5であったが、演奏されていないのでデフォルトポイントごと削除されて0となった。
図5はランキングを表示する場合の処理を示すフローチャートである。このランキング表示処理は、図7に示す画面中にある9つの選曲モード中の「あの時」という選曲モードを選ぶと実行される。
S130またはS140の処理後は、S150へ移行し、歌いたい年代若しくは年齢の
(利用者が30歳で例えば20歳など)の入力を受け付ける。
S170,S180にてピックアップされた曲は図8のように表示される。なお、図8では1曲のみ示しているが、実際には複数曲がピックアップされていればそれら複数曲が表示される。この図8に示す画面において曲名の部分を利用者がタッチすることでタッチスイッチによって検知され、図9に示す予約画面が表示される。この予約画面において画面右下の「予約」部分を利用者がタッチすると選曲内容が確定し、選曲データがカラオケ装置1へ送信される。それと共に上述した図4のメンテナンス処理が実行される。なお、図8の画面中における「戻る」部分を利用者がタッチすれば、図7に示す元の検索曲一覧が表示される。
このように実施形態のリモコン端末2によれば、次のような効果を奏する。
(1)利用者が歌唱希望年代または年齢を特定する情報を入力すれば、その歌唱希望年代または年齢の一般的嗜好に合致する楽曲ジャンルに属する候補曲が報知されるため、その報知された候補曲の中から利用者が自分の好みの曲を選択し易くなる。例えば利用者が10歳の頃に大ヒットした曲が演歌であったとしても、その利用者が必ずしもその演歌が好きであった、あるいはその利用者の思い出に残っているとは限らない。逆に、10歳代の一般的嗜好に合致した楽曲ジャンルに属する候補曲の中の方がより利用者の嗜好に合致する可能性が高い。したがって、本リモコン端末2は、利用者の嗜好によりマッチした選択候補を提示でき、より使い勝手を向上させることとなる。
(4)リモコン端末2を複数人で利用する場合にも、複数人を区別して個人認証ができるようにされている。つまり、これから利用を開始する利用者を操作部60によって受け付けた場合には、該当する利用者に対応する個人ジャンルテーブルに基づいて楽曲ジャンルの判定を行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
Claims (4)
- 複数のカラオケ演奏情報と、それに対応するリクエスト情報とを記憶しており、外部からリクエスト情報を受信し、そのリクエスト情報に応じたカラオケ演奏情報を用いてカラオケ演奏を実行するカラオケ装置に対して、前記リクエスト情報を送信するリクエスト装置であって、前記リクエスト情報を検索するための検索用データベースを有し、利用者から受け付けた操作に基づき前記検索用データベースの検索を行い、その検索結果としてのリクエスト情報を前記カラオケ装置に対して送信するリクエスト装置において、
前記利用者の年齢層と楽曲ジャンルの優先度との対応関係を示すものであって、前記利用者のうちの個人に特化しない汎用的な第1のジャンルテーブルと、前記利用者のうちの個人に特化した第2のジャンルテーブルと、前記第2のジャンルテーブルに該当する個人のカラオケ演奏実績を示すものであって、少なくとも当該演奏実績に含まれる楽曲のリリース日及び楽曲ジャンルを示す情報を含んだ個人演奏履歴とを記憶しておくジャンルテーブル記憶手段と、
利用者からの各種入力を受け付け可能な受付手段と、
その受付手段を介して、利用者が歌唱を希望する年代または年齢を特定するための情報を受け付け、その受け付けた情報に基づいて利用者の歌唱希望年代または年齢を特定する特定手段と、
個人認証がなされているか否か判定する認証有無判定手段と、
前記認証有無判定手段によって個人認証がなされている場合には、前記ジャンルテーブル記憶手段に記憶された第2のジャンルテーブルに基づき、前記特定手段によって特定された歌唱希望年代または年齢に対応する優先度の高い楽曲ジャンルを判定し、前記認証有無判定手段によって個人認証がなされていない場合には、前記ジャンルテーブル記憶手段に記憶された第1のジャンルテーブルに基づき、前記特定手段によって特定された歌唱希望年代または年齢に対応する優先度の高い楽曲ジャンルを判定し、その判定した楽曲ジャンルに属する所定の候補曲を、報知手段によって利用者に報知する候補曲報知手段と、
前記リクエスト情報を前記カラオケ装置に対して送信した実績を、前記ジャンルテーブル記憶手段に記憶されている当該個人の個人演奏履歴に追加し、この個人演奏履歴に含まれる楽曲のリリース日及び楽曲ジャンルに基づき、当該個人に対応する第2のジャンルテーブルにおいて、その実績が多いほど前記リリース日に該当する年齢層における前記楽曲ジャンルの優先度が高くなるよう、当該第2のジャンルテーブルを修正するジャンルテーブル修正手段と、
を備え、
前記ジャンルテーブル記憶手段に記憶されている前記第1及び第2のジャンルテーブルにおける楽曲ジャンルの優先度は、その楽曲ジャンル毎に設定される値が大きいほど高くなるよう設定されており、その初期値は、前記利用者の年齢層の一般的嗜好に合致するよう予め設定された楽曲ジャンルほど大きく設定されていること
を特徴とするリクエスト装置。 - 前記第2のジャンルテーブル及び前記個人演奏履歴を、該当する個人を特定する情報と対応付けて記憶しているデータサーバとの間でデータ通信可能に構成されており、
前記認証有無判定手段によって個人認証がなされている利用者が利用を開始する場合には、前記データサーバから該当する第2のジャンルテーブル及び前記個人演奏履歴を受信して前記ジャンルテーブル記憶手段に記憶させると共に、当該利用者が利用を終了した場合には、ジャンルテーブル修正手段によって修正された前記第2のジャンルテーブル及び前記個人演奏履歴を前記データサーバに送信すること
を特徴とする請求項1に記載のリクエスト装置。 - 前記認証有無判定手段は、複数人を区別して個人認証がなされているか否か判定可能であり、
前記受付手段は、前記認証有無判定手段によって個人認証がなされた複数人の利用者の内の何れの利用者がこれから利用を開始するのかを受け付け可能であり、
前記候補曲報知手段は、これから利用を開始する利用者を前記受付手段によって受け付けた場合には、該当する利用者に対応する前記第2のジャンルテーブルに基づいて前記楽曲ジャンルの判定を行うこと
を特徴とする請求項1または2に記載のリクエスト装置。 - 請求項1〜3の何れかに記載のリクエスト装置における特定手段、候補曲報知手段、ジャンルテーブル修正手段および認証有無判定手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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