JP2005029775A - 高強度繊維用超高分子量オレフィン系重合体の製造方法及び超高分子量オレフィン繊維 - Google Patents
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Abstract
Description
(A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、
(B)アルキル基とアルミニウム原子とのモル比(アルキル基/アルミニウム原子)が1.8以下である有機アルミニウムオキシ化合物(B)とが担持されてなることを特徴としている。
本発明に係る第2の高強度、高弾性率ポリオレフィン繊維の製造方法は重合体(パウダー)粉末の極限粘度が5〜50dl/g、融解熱量が200J/gである超高分子量オレフィン系重合体をその重合体の融点未満の温度で固相押出延伸や、圧延の後、更に延伸することを特長とする。
本発明に係る第3は上記の方法で得られる高強度、高弾性率ポリエチレン繊維を特徴としている。
本発明は高強度並びに高弾性率のポリオレフィン繊維を得る為の超高分子量ポリオレフィン樹脂の製造方法に関する。ここでポリオレフィンとしてはポリエチレン、ポリプロピレが用いられるが特にポリエチレンが好適である。ポリエチレンはホモポリエチレンまたはエチレンと10質量%以下好ましくは5質量%以下の少量のα−オレフィンとの共重合体が好適である。ここでα−オレフィンとしてはプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンが用いられるが特にプロピレンが好ましい。今回のポリエチレン繊維、フィルムの成形方法は押出機や、特公昭60−47922に示されるいわゆるゲル紡糸とは異なり、樹脂の融点を超える溶融に消費される多量の熱エネルギーや、多量の溶媒を使用しない為、溶媒の回収に使用されるエネルギーが不要となり、更に製造工程の簡略化も可能な高い効率を有する繊維製造方法である。
単結晶マット延伸は、Macromolecules 1988,21,470−477に記載されている方法を用いることが出来る。
なお、本明細書において「重合」という語は、単独重合だけでなく、共重合をも包含した意味で用いられることがあり、「重合体」という語は、単独重合体だけでなく、共重合体をも包含した意味で用いられることがある。
(A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、
(B)アルキル基とアルミニウム原子とのモル比が特定の範囲にある有機アルミニウムオキシ化合物(B)が担持された触媒成分と、必要に応じて有機金属化合物(C)とから形成される。
本発明のオレフィン重合触媒を形成する各触媒成分について説明する。
一般式(I)中、Mは周期表第3〜11族の遷移金属原子(3族にはランタノイドも含まれる)を示し、好ましくは3〜9族(3族にはランタノイドも含まれる)の金属原子であり、より好ましくは3〜5族および9族の金属原子であり、特に好ましくは4族または5族の金属原子である。具体的には、スカンジウム、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、コバルト、ロジウム、イットリウム、クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、レニウム、鉄、ルテニウムなどであり、好ましくはスカンジウム、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、コバルト、ロジウムなどであり、より好ましくは、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、コバルト、ロジウム、バナジウム、ニオブ、タンタルなどであり、特に好ましくはチタン、ジルコニウム、ハフニウムである。mは、1〜6、好ましくは1〜4の整数を示す。
酸素含有基のうち、アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシなどが、アリーロキシ基としては、フェノキシ、2,6−ジメチルフェノキシ、2,4,6−トリメチルフェノキシなどが、アシル基としては、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基、p−クロロベンゾイル基、p−メトキシベンソイル基などが、エステル基としては、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ、メトキシカルボニル、フェノキシカルボニル、p−クロロフェノキシカルボニルなどが好ましく例示される。
特にR6 は、ハロゲン原子、炭化水素基、ヘテロ環式化合物残基、炭化水素置換シリル基、炭化水素置換シロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリーロキシ基、アリールチオ基、アシル基、エステル基、チオエステル基、アミド基、アミノ基、イミド基、イミノ基、スルホンエステル基、スルホンアミド基、シアノ基、ニトロ基またはヒドロキシ基であることが好ましく、さらにハロゲン原子、炭化水素基、炭化水素置換シリル基であることが好ましい。
水素基の少なくとも一つの水素がハロゲンに置換した基も含まれる。これらのうち、炭素原子数が1〜20のものが好ましい。
有機アルミニウムオキシ化合物は、下記式(i)または(ii)で表されるアルキルアルミニウムオキシ化合物を主成分とし、トリアルキルアルミニウムなどの有機アルミニウム化合物を少量含んでいると考えられる。よって、本発明において有機アルミニウムオキシ化合物中のアルキル基とは、アルキルアルミニウムオキシ化合物中のアルキル基と、有機アルミニウム化合物中のアルキル基の合計であり、有機アルミニウムオキシ化合物中のアルミニウム原子とは、アルキルアルミニウムオキシ化合物中のアルミニウム原子と、有機アルミニウム化合物中のアルミニウム原子との合計である。
充分に窒素置換したフラスコに、アルミニウム原子に換算して2ミリモルの有機アルミニウムオキシ化合物の溶液を装入する。この際、溶液の総量が40mlとなるようにトルエンを加え調整する。系内を10℃に冷却後、0.5Nの硫酸水溶液10mlを滴下する。この操作により発生するメタンガスをガスビュレットで捕集する。完全にメタンガスの発生が止まったことを確認した後、メタンガスの発生量(aミリリットル)とガスの温度(t℃)を測定し、下記式1により求める。なお、有機アルミニウムオキシ化合物中のアルミニウム原子の量は、プラズマ発光分光分析法により測定する。
[式1]
R/Al=(a×273)/{22.4×(t+273)×2} ・・・式1
このような有機アルミニウムオキシ化合物は、たとえば下記のような方法により調製することができる。(a)従来公知の有機アルミニウムオキシ化合物、たとえば市販のアルミノキサンと、水とを接触させてR/Al比を調節する方法。(b)従来公知の有機アルミニウムオキシ化合物、たとえば市販のアルミノキサンと、水を含まない無機化合物と接触させてR/Al比を調節する方法。(c)従来公知の有機アルミニウムオキシ化合物、たとえば市販のアルミノキサンの溶液から、溶媒を一旦蒸発させ、有機アルミニウムオキシ化合物を乾固させ、再び溶媒に溶解させてR/Al比を調節する方法。この中で、(c)の方法が一番好ましい。
(3)原料有機アルミニウムオキシ化合物と、水を含有(溶解または分散)した炭化水素溶媒とを接触させる方法。(4)原料有機アルミニウムオキシ化合物の溶液に、水蒸気を吹込むなどして、原料有機アルミニウムオキシ化合物と水蒸気とを接触させる方法。(5)原料有機アルミニウムオキシ化合物と、水または氷を直接接触させる方法。
[式2]
表面水酸基量(重量%)=[(X−Y)/X]×100 ・・・式2
原料有機アルミニウムオキシ化合物と、上記の無機化合物との接触は、通常有機媒体中で行なわれる。この際用いられる有機媒体としては、上記のような炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エーテル類などを挙げることができる。これらの有機媒体のうちでは、芳香族炭化水素が特に好ましい。
本発明で用いられる(C) 有機金属化合物として、具体的には下記のような周期表第1、2族および第12、13族の有機金属化合物が用いられる。
(式中、Ra およびRb は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示し、mは0<m≦3、nは0≦n<3、pは0≦p<3、qは0≦q<3の数であり、かつm+n+p+q=3である。)で表される有機アルミニウム化合物。
(式中、M2 はLi、NaまたはKを示し、Ra は炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示す。)で表される周期表第1族金属とアルミニウムとの錯アルキル化物。
(式中、Ra およびRb は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、M3 はMg、ZnまたはCdである。)で表される周期表第2族または第12族金属のジアルキル化合物。
(式中、Ra およびRb は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、mは好ましくは1.5≦m≦3の数である。)で表される有機アルミニウム化合物、
一般式 Ra m AlX3-m
(式中、Ra は炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示し、mは好ましくは0<m<3である。)で表される有機アルミニウム化合物、
一般式 Ra m AlH3-m
(式中、Ra は炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、mは好ましくは2≦m<3である。)で表される有機アルミニウム化合物、
一般式 Ra m Al(ORb )n Xq
(式中、Ra およびRb は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数が1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示し、mは0<m≦3、nは0≦n<3、qは0≦q<3の数であり、かつm+n+q=3である。)で表される有機アルミニウム化合物。
トリイソプロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリsec−ブチルアルミニウム、トリtert−ブチルアルミニウム、トリ2−メチルブチルアルミニウム、トリ3−メチルブチルアルミニウム、トリ2−メチルペンチルアルミニウム、トリ3−メチルペンチルアルミニウム、トリ4−メチルペンチルアルミニウム、トリ2−メチルヘキシルアルミニウム、トリ3−メチルヘキシルアルミニウム、トリ2−エチルヘキシルアルミニウムなどのトリ分岐鎖アルキルアルミニウム;
トリシクロヘキシルアルミニウム、トリシクロオクチルアルミニウムなどのトリシクロアルキルアルミニウム;
トリフェニルアルミニウム、トリトリルアルミニウムなどのトリアリールアルミニウム;
ジイソブチルアルミニウムハイドライドなどのジアルキルアルミニウムハイドライド;
(i−C4H9)xAly(C5H10)z (式中、x、y、zは正の数であり、z≧2xである。)などで表されるトリイソプレニルアルミニウムなどのトリアルケニルアルミニウム;
イソブチルアルミニウムメトキシド、イソブチルアルミニウムエトキシド、イソブチルアルミニウムイソプロポキシドなどのアルキルアルミニウムアルコキシド;
ジメチルアルミニウムメトキシド、ジエチルアルミニウムエトキシド、ジブチルアルミニウムブトキシドなどのジアルキルアルミニウムアルコキシド;
エチルアルミニウムセスキエトキシド、ブチルアルミニウムセスキブトキシドなどのアルキルアルミニウムセスキアルコキシド;
Ra 2.5Al(ORb)0.5などで表される平均組成を有する部分的にアルコキシ化されたアルキルアルミニウム;
ジエチルアルミニウムフェノキシド、ジエチルアルミニウム(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド)、エチルアルミニウムビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド)、ジイソブチルアルミニウム(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド)、イソブチルアルミニウムビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシド)などのジアルキルアルミニウムアリーロキシド;
ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジブチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムブロミド、ジイソブチルアルミニウムクロリドなどのジアルキルアルミニウムハライド;
エチルアルミニウムセスキクロリド、ブチルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムセスキブロミドなどのアルキルアルミニウムセスキハライド;
エチルアルミニウムジクロリド、プロピルアルミニウムジクロリド、ブチルアルミニウムジブロミドなどのアルキルアルミニウムジハライドなどの部分的にハロゲン化されたアルキルアルミニウム;
ジエチルアルミニウムヒドリド、ジブチルアルミニウムヒドリドなどのジアルキルアルミニウムヒドリド;
エチルアルミニウムジヒドリド、プロピルアルミニウムジヒドリドなどのアルキルアルミニウムジヒドリドなどその他の部分的に水素化されたアルキルアルミニウム;
エチルアルミニウムエトキシクロリド、ブチルアルミニウムブトキシクロリド、エチルアルミニウムエトキシブロミドなどの部分的にアルコキシ化およびハロゲン化されたアルキルアルミニウムなどを挙げることができる。
とができる。このような化合物として具体的には、(C2H5)2AlN(C2H5)Al(C2H5)2 などを挙げることができる。
本発明で用いられる遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物(D)(以下、「イオン化イオン性化合物」という。)は、前記遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物である。従って、少なくとも前記遷移金属化合物(A)と接触させてイオン対を形成するものは、この化合物に含まれる。このような化合物としては、特開平1−501950号公報、特開平1−502036号公報、特開平3−179005号公報、特開平3−179006号公報、特開平3−207703号公報、特開平3−207704号公報、米国特許−5321106号などに記載されたルイス酸、イオン性化合物、ボラン化合物およびカルボラン化合物などが挙げられる。さらに、ヘテロポリ化合物およびイソポリ化合物もあげることができる。
前記アンモニウムカチオンとして具体的には、トリメチルアンモニウムカチオン、トリエチルアンモニウムカチオン、トリプロピルアンモニウムカチオン、トリブチルアンモニウムカチオン、トリ(n−ブチル)アンモニウムカチオンなどのトリアルキルアンモニウムカチオン;N,N−ジメチルアニリニウムカチオン、N,N−ジエチルアニリニウムカチオン、N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニウムカチオンなどのN,N−ジアルキルアニリニウムカチオン;ジ(イソプロピル)アンモニウムカチオン、ジシクロヘキシルアンモニウムカチオンなどのジアルキルアンモニウムカチオンなどが挙げられる。
前記ホスホニウムカチオンとして具体的には、トリフェニルホスホニウムカチオン、トリ(メチルフェニル)ホスホニウムカチオン、トリ(ジメチルフェニル)ホスホニウムカチオンなどのトリアリールホスホニウムカチオンなどが挙げられる。
本発明で用いられる微粒子状担体は、無機または有機の化合物であって、顆粒状ないしは微粒子状の固体である。
(1)成分(A)と、(C) 有機金属化合物、(B) 有機アルミニウムオキシ化合物および(D) イオン化イオン性化合物から選ばれる少なくとも1種の成分とを任意の順序で重合器に添加する方法。
(2)成分(A)と、成分(C)を予め接触させた触媒成分と、成分(D)を任意の順序で重合器に添加する方法。
(3)成分(A)と、成分(C)を予め接触させた触媒成分と、成分(C)及び成分(D)を任意の順序で重合器に添加する方法。この場合、成分(C)は、同一でも異なっていてもよい。
(4)成分(A)と成分(C)と成分(D)を予め接触させた触媒成分と、成分(C)を任意の順序で重合器に添加する方法。この場合、成分(C)は、同一でも異なっていてもよい。
(5)成分(A)と成分(B)とを予め接触させた触媒を重合器に添加する方法。
(6)成分(A)と成分(B)を予め接触させた触媒成分、および成分(C)又は(B)を任意の順序で重合器に添加する方法。この場合、成分(B)は、同一でも異なっていてもよい。この中で特に(2)、(3)、(4)の方法が好ましい。
本発明においてオレフィン重合用触媒の調製に用いられる不活性炭化水素溶媒として具体的には、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油などの脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタンなどの脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;エチレンクロリド、クロルベンゼン、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素あるいはこれらの混合物などを挙げることができる。
(質量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn))
ウォーターズ社製GPC−2000を用い、以下のようにして測定した。分離カラムは、TSKgelGMH6−HT及びTSKgel GMH6−HTLであり、カラムサイズはそれぞれ内径7.5mm、長さ600mmであり、カラム温度は140℃とし、移動相にはo−ジクロロベンゼン(和光純薬工業)および酸化防止剤としてBHT(武田薬品)0.025質%を用い、1.0ml/分で移動させ、試料濃度は0.15質量%とし、試料注入量は500マイクロリットルとし、検出器として示差屈折計を用いた。標準ポリスチレンは、分子量がMw<1000およびMw>4×106 については東ソー社製を用い、1000≦Mw≦4×106 についてはプレッシャーケミカル社製を用いた。
デカリン溶媒を用いて、135℃で測定した値である。すなわち重合パウダー約15mgをデカリン15mlに溶解し、135℃のオイルバス中で比粘度ηspを測定する。このデカリン溶液にデカリン溶媒を5ml追加して希釈後、同様にして比粘度ηspを測定する。この希釈操作をさらに2回繰り返し、濃度(C)を0に外挿した時のηsp/Cの値を極限粘度として求める。
[η]=lim(ηsp/C) (C→0)
(融解熱)
PerkinElmer社製Pyris(I)を用い、窒素気流中昇温速度10℃/minにて融解熱量を測定した。
化学繊維フィラメント糸試験方法(JIS L1013)に準じて強度および弾性率を測定した。
窒素流通下、150℃で5時間乾燥したシリカゲル(SiO2)30gを466mLのトルエンに懸濁した後、メチルアルモキサンのトルエン溶液(Al原子換算で3.08mmol/mL)134.3mLを25℃で30分かけて滴下した。滴下終了後、30分かけて114℃まで昇温し、その温度で4時間反応させた。その後60℃まで降温し、上澄み液をデカンテーションにより除去した。このようにして得られた固体成分をトルエンで3回洗浄した後、トルエンを加え、固体成分(A)のトルエンスラリーを調製した。得られた固体成分(A)の一部を採取し、濃度を調べたところ、スラリー濃度:0.150g/mL、Al濃度:1.179mmol/mLであった。
窒素置換した300mLのガラス製フラスコにトルエン150mLを入れ、攪拌下、上記で調製した固体成分(A)のトルエンスラリー(固体部換算で0.95g)を装入した。次に、遷移金属化合物(1)のトルエン溶液(Zr原子換算で0.0006mmol/mL)50.0mLを15分かけて滴下し、室温で1時間反応させた。その後、上澄み液をデカンテーションにより除去し、ヘプタンで3回洗浄し、ヘプタン100mLを加えて固体触媒成分(B)のヘプタンスラリーを調製した。得られた固体触媒成分(B)のヘプタンスラリーの一部を採取して濃度を調べたところ、Zr濃度0.0026mmol/mL、Al濃度0.66mmol/mLであった。
[重合]
充分に窒素置換したSUS製1リットルオートクレーブに、デカン500mlを装入し、エチレンで液相および気相を飽和させた。トリイソブチルアルミニウムを原子換算で0.5mmol、固体触媒成分(B)として下記化合物1を0.001mmol加え、全圧が7kg/cm2-G になるようエチレンを供給しながら、85℃で3時間重合を行った。得られたポリマーをヘキサンで洗浄した後、80℃にて10時間減圧乾燥した。得られたポリエチレンは、187.7gであり、重合活性は187.7kg/mmol−Zr、[η]は21.6dl/g、融解熱は220J/gであった。
得られた重合体を130℃で12MPaでプレスして厚さ0.5mmのシートを得た。それを用い、130℃で6倍の固相延伸を行い更に、空気中で145℃で引張延伸し、固相延伸分と合わせ79倍迄延伸できた。
充分に窒素置換したSUS製1リットルオートクレーブに、ヘプタン500mlを装入し、室温でエチレンで液相および気相を飽和させた。メチルアルモキサンを原子換算で0.5mmol、トルエンに溶解させた遷移金属化合物として下記化合物2をZr原子に換算して0.002mmol加え、全圧が8kg/cm2−Gになるようエチレンを供給しながら、30℃で15分間重合を行った。
得られたポリマースラリーを2Lのメタノールに加えて攪拌後、濾過し、メタノールで洗浄し、80℃にて10時間減圧乾燥した。得られたポリエチレンは、24.59gであり、重合活性は123.0kg/mmol−Zr、[η]は16.9dl/gで、Mw/Mn=3.1、融解熱は220J/gであった。
得られた重合体を135℃キシレン中に0.05wt%で溶解後、85℃に20時間保温し、析出した単結晶を濾過、減圧乾燥した。
得られた単結晶を130℃で12MPaでプレスして厚さ0.5mmのシートを得た。それを用い、120℃で6倍の固相延伸を行い更に、空気中で130℃で引張延伸した。延伸倍率と、JIS L1013に基づき測定した弾性率、強度を表1に示す。
[配向係数]
理学電機製RINT2550、Cuターゲットを使用し、管電圧40kV,電流350mAで基準軸を繊維の長さ方向とし、基準軸方向に揃えて試料をホルダーに貼り付けて測定した。
[長周期]
理学電機製RINT2500、Cuターゲットを使用し、管電圧50kV,電流300mAで試料ホルダーに貼り付けて測定した。小角X線散乱散乱強度のチャートを描きそのピーク位置から算出した。
窒素雰囲気下、無水塩化マグネシウム4.76g、2―エチルヘキシルアルコール18.1mlおよびデカン15mlを120℃で2時間加熱反応を行い均一溶液とし、さらに安息香酸エチル0.84mlを添加し、120℃で1時間攪拌下保持した後、室温まで冷却する。この溶液を0℃に冷却した200mlの四塩化チタン中に1時間かけて攪拌下で滴下し1時間温度を保持した。この溶液を80℃まで昇温し、そのまま2時間攪拌した後、生成した固体部分を濾過によって採取し、これを100mlの四塩化チタンに再び懸濁させ、90℃で2時間加熱攪拌した。濾過によって生成した固体物質を採取し、洗液中に遊離のチタン化合物が検出されなくなるまでヘキサンで洗浄後、固体成分(C)のデカンスラリーを調製した。得られた固体触媒成分(C)のデカンスラリーの一部を採取して濃度を調べたところ、Ti濃度0.00217mmol/mLであった。
[重合]
充分に窒素置換したSUS製1リットルオートクレーブに、ヘプタン500mlを装入し、エチレンで液相および気相を飽和させた。トリイソブチルアルミニウムを原子換算で0.5mmol、固体触媒成分(C)をTi原子に換算して0.004mmol加え、全圧が7kg/cm2−Gになるようエチレンを供給しながら、70℃で3時間重合を行った。得られたポリマーをヘキサンで洗浄した後、80℃にて10時間減圧乾燥した。得られたポリエチレンは、84.4gであり、重合活性は21.1kg/mmol−Zr、[η]は21.0dl/g、融解熱は198J/gであった。
比較例1で得られた重合体を用いた他は、実施例1と同様の操作を行った。引張延伸は出来なかった。
[重合]
窒素置換したSUS製の容器に4850Lのn−デカンを注入しエチレンで気相、及び液相を飽和させた。トリイソブチルアルミニウムを原子換算で1mmol/L、固体触媒成分(C)をTi原子に換算して0.0117mmol/Lの各々の濃度で加え、全圧が6.3kg/cm2−G になるようエチレンを供給しながら、75℃で14時間重合を行った。 重合溶液をデカント後、パウダーを乾燥した。[η]は 17dl/gで、Mw/Mn=10.8、融解熱は195J/gであった。本重合体を用いて、比較例2で得られた重合体を用いた他は、実施例2と同様の操作を行った。結果を表1に示す
Claims (7)
- (A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、(B)有機アルミニウムオキシ化合物、(C) 有機金属化合物および(D) 遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物よりなる群((B)(C)(D))から選ばれる少なくとも1種の化合物とからなるオレフィン重合用触媒を用いることを特徴とする極限粘度([η])が5〜50dl/gの超高分子量オレフィン系重合体の製造方法。
- 微粒子状担体に
(A)前記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、
(B)アルキル基とアルミニウム原子とのモル比(アルキル基/アルミニウム原子)が1.8以下の範囲にある有機アルミニウムオキシ化合物(B)とが担持されてなる固体触媒成分とからなるオレフィン重合用触媒を用いることを特徴とする極限粘度が5〜50dl/gの超高分子量オレフィン系重合体の製造方法。 - 請求項1乃至2で得られた超高分子量オレフィン系重合体。
- 重合体(パウダー)粉末の極限粘度が5〜50dl/g、融解熱量が200J/g以上である超高分子量オレフィン系重合体をその重合体の融点未満の温度で固相押出延伸や、圧延の後、更に延伸することを特長とする高強度、高弾性率ポリオレフィン繊維の製造方法。
- 請求項1乃至2で得られた超高分子量オレフィン系重合体を、溶媒または質量平均分子量が70以上、2000以下のワックスに加熱混合し、該混合物を直接紡糸或いは一旦結晶マット化後に延伸して得られる、3GPa以上の強度を有する超弾性率ポリオレフィン繊維の製造方法。
- 請求項4乃至5に記載の方法で得られる高強度、高弾性率ポリエチレン繊維。
- 請求項1乃至2の重合体を用いて得られる分子量分布(Mw/Mn)が4以下であり、X線回折により測定された配向係数が0.5以上もしくは/且つ、長周期が30nm以上の延伸成形体。
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JP2004060634A JP4139341B2 (ja) | 2003-03-14 | 2004-03-04 | 高弾性率ポリオレフィン繊維、その製造方法および延伸成形体 |
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