JP2005029039A - 車両用遠隔制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 所定の信号を出力する送信機と、該送信機からの出力信号に基づいて所定の車載機器を制御する受信ユニットとの組み合わせをそれぞれ備えた複数の制御システムが含まれた車両用遠隔制御装置において、上記各送信機からの出力信号を受信する共通の受信アンテナAnと、該受信アンテナで受信した各受信信号を上記各受信ユニットにそれぞれ入力する複数の信号入力ラインL1,l2と、これら各信号入力ラインにそれぞれ設けられたスイッチS1,S2と、各スイッチのON/OFF状態をそれぞれ切り換える切換手段としてのイグニッションスイッチIGとを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本実施の形態に係る車両用遠隔制御装置は、所定の信号を出力する送信機と、該送信機からの出力信号に基づいて所定の車載機器を制御する受信ユニットとの組み合わせをそれぞれ備えた複数の制御システムを含むもので、具体的には、この複数の制御システムとして、例えば、所謂キーレスエントリシステムとタイヤ空気圧警報システムとが含まれている。
図1は、第1の実施形態に係る車両用遠隔制御装置の受信アンテナの信号伝送回路を概略的に示す説明図である。この図に示されるように、本実施の形態では、車両用遠隔制御装置の受信アンテナの信号伝送回路には、上記各制御システム(キーレスエントリシステム及びタイヤ空気圧警報システム)の各送信機(不図示)からの出力信号を受信する受信アンテナとして、共通の受信アンテナAnが設けられ、この共用化された受信アンテナAnには、複数の信号入力ライン、つまり、タイヤ空気圧警報システムの受信ユニットのチューナT1(第1チューナ)への信号入力ラインL1(第1信号入力ライン)と、キーレスエントリシステムの受信ユニットのチューナT2(第2チューナ)への信号入力ラインL2(第2信号入力ライン)とが接続されている。
このような回路構成とすることにより、各信号ラインを個別に共通アンテナに接続する場合に比して、共通の受信アンテナAnと各受信ユニットのチューナT1,T2とを接続する信号ラインの配線を、より簡素化することができる。
従って、当該信号入力ラインに接続された受信ユニットのチューナが、エンジン駆動中に用いられる制御システム(タイヤ空気圧警報システム)のものであるか、またはエンジン停止中に用いられる制御システム(キーレスエントリシステム)のものであるかに応じて、各信号入力ラインL1,L2のスイッチS1,S2のON/OFF状態をそれぞれ切り換えることができる。
すなわち、当該タイヤ空気圧警報システム側の第1信号入力ラインL1について、タイヤ空気圧警報システムの稼動中には確実に信号の伝送を行わせ、タイヤ空気圧警報システムが用いられることがなく信号の伝送が不要な場合には、第1スイッチS1をOFF状態として信号伝送を不能にすることができる。
すなわち、当該キーレスエントリシステム側の第2信号入力ラインL2について、キーレスエントリシステムの稼動中には確実に信号の伝送を行わせ、キーレスエントリシステムが用いられることがなく信号の伝送が不要な場合には、第2スイッチS2をOFF状態として信号伝送を不能にすることができる。
上記第1の実施形態では、イグニッションスイッチIGがON状態に維持されてタイヤ空気圧警報システムの受信ユニットのチューナT1(第1チューナ)への信号入力ラインL1が通電可能(第1スイッチS1:ON)に維持された状態から、イグニッションスイッチIGがOFFされると、その時点で第1スイッチS1がOFFされて第1信号入力ラインL1の通電が不能となる。つまり、エンジンの駆動が停止されると、その時点でタイヤ空気圧警報システムの機能が停止されるようになっている。
尚、この第2の実施形態の説明において、上述の第1実施形態における場合と実質T径に同様の構成を備え、実質的に同様の作用をなすものについては、同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。
図3に示されるように、この第2の実施形態では、タイヤ空気圧警報システムの受信ユニットのチューナT1(第1チューナ)への信号入力ラインL1(第1信号入力ライン)には、第1スイッチS1をバイパスするバイパス回路L3が設けられ、該バイパス回路L3には、当該回路L3に入力された信号を減衰して伝送する減衰手段としての所謂アッテネータAtが介設されている。
但し、第1スイッチS1とは逆に、この第3スイッチS3の場合には、図4に示されるように、イグニッションスイッチIGがOFF状態でエンジンが停止している場合にON状態が維持され、イグニッションスイッチIGがONされエンジンが駆動されると、OFF状態に切り換えられるように設定されている。
一方、イグニッションスイッチIGがON状態に切り換えられた場合には、第1スイッチS1もON状態に切り換えられると共に、第3スイッチS3及び第2スイッチS2がOFF状態に切り換えられるので、第1信号入力ラインL1についてのみ、アンテナ電流が通電可能となる。
前述のように、上記車両用遠隔制御装置に包含される2つの制御システム(キーレスエントリシステム及びタイヤ空気圧警報システム)は、車両の走行/非走行に関して互いに使用条件が異なり(基本的には、使用条件が相反し)、基本的には、一方が使用される場合には、他方は使用されることはないものであるので、車両の走行/停止を検知し得る車速センサからのセンサ信号をスイッチ切換に有効に利用することができるのである。
At アッテネータ
IG イグニッションスイッチ
L1,L2 信号入力ライン
L3 バイパス回路
Ln メイン信号ライン
S1,S2,S3 スイッチ
T1,T2 チューナ
Claims (10)
- 所定の信号を出力する送信機と、該送信機からの出力信号に基づいて所定の車載機器を制御する受信ユニットとの組み合わせをそれぞれ備えた複数の制御システムが含まれた車両用遠隔制御装置において、
上記各送信機からの出力信号を受信する共通の受信アンテナと、
該受信アンテナで受信した各受信信号を上記各受信ユニットにそれぞれ入力する複数の信号入力ラインと、
上記各信号入力ラインにそれぞれ設けられたスイッチ手段と、
上記各スイッチ手段のON/OFF状態をそれぞれ切り換える切換手段と、
を備えたことを特徴とする車両用遠隔制御装置。 - 上記複数の信号入力ラインは、上記受信アンテナから引き出された1本の信号ラインから分岐して設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用遠隔制御装置。
- 上記切換手段は、車両の走行/停止およびエンジンの駆動/停止の少なくとも何れか一方に応じて、上記各スイッチ手段のON/OFF状態をそれぞれ切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用遠隔制御装置。
- 上記切換手段は、車両のエンジンを駆動/停止させるイグニッションスイッチであることを特徴とする請求項3記載の車両用遠隔制御装置。
- 上記切換手段は、車両の走行/停止を検知し得る車速センサであることを特徴とする請求項3記載の車両用遠隔制御装置。
- 上記制御システムの1つは、車両の開閉体をロック・アンロックさせる信号を出力する送信機と、該送信機の出力信号に基づいて上記開閉体のロック・アンロック機構の動作を制御する受信ユニットの組み合わせを備えたキーレスエントリシステムであることを特徴とする請求項3〜5の何れか一に記載の車両用遠隔制御装置。
- 上記キーレスエントリシステムの受信ユニットの信号入力ラインに設けられたスイッチ手段は、車両走行中およびエンジン駆動中の少なくとも何れか一方の場合にはOFF状態に維持され、車両の走行停止およびエンジンの駆動停止の少なくとも何れか一方に応じてON状態に切り換えられる、ことを特徴とする請求項6記載の車両用遠隔制御装置。
- 上記制御システムの1つは、上記車両のタイヤ空気圧の情報信号を出力する送信機と、該送信機の出力信号に基づいて上記車両の各タイヤの空気圧を検知する受信ユニットの組み合わせを備えたタイヤ空気圧警報システムであることを特徴とする請求項3〜7の何れか一に記載の車両用遠隔制御装置。
- 上記タイヤ空気圧警報システムの受信ユニットの信号入力ラインに設けられたスイッチ手段は、車両の走行停止中およびエンジン停止中の少なくとも何れか一方の場合にはOFF状態に維持され、車両の走行およびエンジンの駆動の少なくとも何れか一方に応じてON状態に切り換えられる、ことを特徴とする請求項8記載の車両用遠隔制御装置。
- 上記タイヤ空気圧警報システムの受信ユニットの信号入力ラインには、上記スイッチ手段をバイパスするバイパス回路が設けられ、該バイパス回路には、当該回路に入力された信号を減衰して伝送する減衰手段が介設されていることを特徴とする請求項9記載の車両用遠隔制御装置。
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