JP2005029022A - 運搬台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベーターの案内レール等の長尺物品を長尺物品長さ、運搬スペース等の状況に応じて容易に運搬することができる運搬台車を得る。
【解決手段】枠1の間口方向部材を形成した二本の間口梁2の長手端部に自在車輪6を含む車輪5を設ける。また、枠1の奥行き方向部材を形成した奥行き梁4の端部を、対向した間口梁2に摺動自在に係合して所定位置で間口梁2に締結する。そして、枠1の四隅にそれぞれ支え棒7を着脱自在に立設し、また間口梁2を伸縮構造体により構成して所要の間口幅に形成する。
これによって、間口梁2等の部材が分解でき運搬台車の不使用時に狭い場所に保管可能となる。また、所要の大きさに枠1を形成でき、また支え棒7を立設した一体に組立てた運搬台車を使用することにより長尺物品運搬を容易化する。
【選択図】 図1
【解決手段】枠1の間口方向部材を形成した二本の間口梁2の長手端部に自在車輪6を含む車輪5を設ける。また、枠1の奥行き方向部材を形成した奥行き梁4の端部を、対向した間口梁2に摺動自在に係合して所定位置で間口梁2に締結する。そして、枠1の四隅にそれぞれ支え棒7を着脱自在に立設し、また間口梁2を伸縮構造体により構成して所要の間口幅に形成する。
これによって、間口梁2等の部材が分解でき運搬台車の不使用時に狭い場所に保管可能となる。また、所要の大きさに枠1を形成でき、また支え棒7を立設した一体に組立てた運搬台車を使用することにより長尺物品運搬を容易化する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてエレベーターの据付工事現場において案内レール等の長尺物品の運搬に使用される運搬台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の運搬台車においては、二台の手押し台車を使用して案内レール等の長尺物品がそれの長手端部をそれぞれ対向した手押し台車に載せて運搬される。また、手押し台車の荷台面には長尺物品の長手端部を所定位置に保持する固定具が設けられ、運搬作業時に長尺物品の長手端部が固定具に係合されて長尺物品が荷台面で荷崩れしないよう構成されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許3031504号公報(第2頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の運搬台車では、長尺物品の運搬に二台の手押し台車を一組として使用される。このため、二台の手押し台車を連係させて移動する作業は容易でなく、長尺物品の運搬に煩雑な手数が掛かるという問題点があった。また、不使用時の手押し台車の保管場所が得にくい場合があり、さらに手押し台車には前述の固定具が設けられているので、一般物品の搬送に使用し辛く手押し台車の稼働率が低下する。
【0005】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、エレベーターの案内レール等の長尺物品を容易に運搬することができる運搬台車を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る運搬台車においては、水平面においてロ字状をなす枠の間口方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置された二つの間口梁と、これらの間口梁の長手端部のそれぞれに設けられて、少なくとも一方の間口梁の長手端部にそれぞれ設けられた自在車輪を含む車輪と、ロ字状をなす枠の奥行き方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置され、長手端部がそれぞれ対向した間口梁の長手端部に摺動自在に係合されて、所定位置において間口梁に締結された奥行き梁と、間口梁の長手端部に立設され間口梁に着脱自在に係合されて締結され、ロ字状をなす枠の四隅にそれぞれ配置された支え棒と、長手方向に相互に摺動自在に係合された複数の棒状体及びこれらの棒状体に係合されて棒状体の長手方向における摺動変移を所定位置で阻止する締結具からなり枠の間口梁を構成した伸縮構造体とが設けられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図11は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベーターの案内レールからなる長尺物品を積載した状態を示す正面図、図2は図1の長尺物品の横断面図、図3は図1における長尺物品不積載時の正面図、図4は図3の平面図、図5は図4の右側面図、図6は図4における間口梁(短縮時)の平面図である。
【0008】
また、図7は図6における間口梁を伸長した状態を示す図、図8は図1における運搬台車の構成部材を分解して示す斜視図、図9は図4における支え棒箇所を拡大して示す横断面図、図10は図1の運搬台車に把手棒を装着した状態を示す斜視図、図11は図10のA部拡大図である。
【0009】
図において、水平面においてロ字状をなす枠1の間口方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置された二つの間口梁2が設けられる。なお、間口梁2は後述する伸縮構造体によって構成される。また、円筒からなり枠1の奥行き方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置され、長手端部がそれぞれ対向した間口梁2の長手端部の嵌合孔に摺動自在に挿通されて所定位置において間口梁2に設けられた周知の単管クランプ3によって固定された奥行き梁4が設けられる。
【0010】
そして、一方の間口梁2の長手端部下面にそれぞれ車輪5が設けられ、車輪5は間口梁2に締結された座板、座板から下方に立設された軸受け板、軸受け板に水平に設けられた軸及び軸に枢着された転輪によって構成される。また、他方の間口梁2の長手端部下面にそれぞれ自在車輪6が設けられ、自在車輪6は間口梁2に締結された座板、座板に鉛直軸線を介して枢着された回転板、回転板から下方に立設された軸受け板、軸受け板に水平に設けられて回転板の回転軸線から外れた位置に配置された軸及び軸に枢着された転輪によって構成される。
【0011】
また、枠1の四隅、すなわち間口梁2の長手端部のそれぞれ支え棒7が立設される。そして、支え棒7は間口梁2に設けられた嵌合管8に空隙を形成して挿入され、また支え棒7と嵌合管8の間に凹面状のスペーサ9が挿入される。そして、嵌合管8外面に固定されて反スペーサ9側に配置されたナットにねじ込まれたボルトからなる締結具10が設けられて、支え棒7がボルト先端によって押圧されて嵌合管8に締結される。
【0012】
また、間口梁2は次ぎに述べる伸縮構造体11によって構成される。すなわち角管状をなす棒状体からなる大径管12、大径管12の長手に沿って互いに離れて設けられた複数の第一種締結孔13、角管状をなす棒状体からなり大径管12に長手方向に相互に摺動自在に嵌合されてテレスコピックパイプ構造を形成する小径管14、小径管14の大径管12との対向端寄りに設けられた第二種締結孔15並びに第一種締結孔13及び第二種締結孔15に挿通されたボルトとこのボルトの挿通端にねじ込まれたナットによって形成されて小径管14と大径管12を締結する締結具16が設けられる。
【0013】
そして、把手棒17が枠1の間口方向における一側に立設された支え棒7の相互間に配置され、支え棒7の上端部に把手棒17の両端部がそれぞれ周知の自在クランプからなる締結部材18によって締結される。
また、両方の間口梁2の相互間に横断面T字状をなすエレベーターの案内レールからなる長尺物品19が積載される。
【0014】
上記のように構成された運搬台車において、車輪が締結された間口梁2、奥行き梁4、支え棒7及び把手棒17等の部材が分解されて保管される。そして、長尺物品19の運搬時に伸縮構造体11を形成した大径管12に小径管14に嵌合されて適宜な第一種締結孔13に締結具16が挿通され、次ぎに第二種締結孔15に挿通されて大径管12と小径管14が締結されて所要の長さの間口梁2が組立てられる。
【0015】
次いで、間口梁2端部の嵌合孔に奥行き梁4が挿通されて所定位置において単管クランプ3によって固定される。これによって、所要の間口幅及び奥行き長さの枠1が形成される。そして、間口梁2端部の嵌合管8に支え棒7が挿入され、嵌合管8との間に凹面状のスペーサ9が挿入されて、締結具10によって支え棒7が押圧されて嵌合管8に締結される。
【0016】
また、枠1の間口方向における一側に立設された支え棒7の相互間に把手棒17が配置され、支え棒7の上端部に両端部がそれぞれ締結部材18によって締結される。これによって、運搬台車が図10に示すように一体に組立てられる。このため、長尺物品19の運搬時に運搬経路幅等のスペース状況、長尺物品19の長さ、例えば5m定尺の案内レール、2.5m定尺の案内レールに応じて枠1の間口幅及び奥行き長さを適宜に設定することができる。
【0017】
したがって、エレベーターの据付現場等において一体の運搬台車に長尺物品19を積載して、運搬台車を移動することによって容易に長尺物品19を運搬することができる。また、把手棒17を設けることができるので把手棒17を介して運搬台車を操作し、容易に運搬台車を移動することができる。また、支え棒7を撤去することによって、枠1の水平寸法よりも大きい寸法の物品を運搬台車によって搬送することもできる。
【0018】
また把手棒17を、一つの間口梁2の両端に立設された支え棒7の相互間に装着して枠1に積載された長尺物品19を枠1に押さえつけることができ、搬送時の荷崩れを防ぐことができる。さらに、支え棒7が嵌合管8に挿入されて嵌合管8との間に凹面状のスペーサ9が挿入され、締結具10によって支え棒7が押圧されて嵌合管8に締結される。このため、支え棒7が嵌合管8に遊びの空隙なしに強固に間口梁2に締結されるので、支え棒7又は把手棒17を介して運搬台車を操作して運搬台車を容易に移動することができる。
【0019】
また、不使用時に運搬台車を間口梁2、奥行き梁4、支え棒7等の部材に分解して保管することができるので、狭い場所に容易に保管することができる。さらに、奥行き梁4、支え棒7及び把手棒17等の部材は一般の鋼管製の足場部材を流用することができるので、これらの部材の保管、資材管理の手数を軽減することができる。
【0020】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、水平面においてロ字状をなす枠の間口方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置された二つの間口梁と、これらの間口梁の長手端部のそれぞれに設けられて、少なくとも一方の間口梁の長手端部にそれぞれ設けられた自在車輪を含む車輪と、ロ字状をなす枠の奥行き方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置され、長手端部がそれぞれ対向した間口梁の長手端部に摺動自在に係合されて、所定位置において間口梁に締結された奥行き梁と、間口梁の長手端部に立設され間口梁に着脱自在に係合されて締結され、ロ字状をなす枠の四隅にそれぞれ配置された支え棒と、長手方向に相互に摺動自在に係合された複数の棒状体及びこれらの棒状体に係合されて棒状体の長手方向における摺動変移を所定位置で阻止する締結具からなり枠の間口梁を構成した伸縮構造体とを設けたものである。
【0021】
これによって、運搬台車の不使用時に車輪が締結された間口梁、奥行き梁、支え棒等の部材を分解することができるので、狭い場所に保管できて管理を容易化する効果がある。また、運搬台車の使用時に伸縮構造体を形成した棒状体の相互が所要位置で締結されて所要の長さの間口梁が組立てられ、また奥行き梁の長手端部がそれぞれ対向した間口梁の長手端部に摺動自在に係合されて、所定位置において間口梁に締結される。これによって、所要の間口幅及び奥行き長さの枠が形成される。そして、枠の四隅にそれぞれ支え棒が立設されて締結具によって枠に締結されて、運搬台車が一体に組立てられる。したがって、長尺物品の運搬時に運搬経路幅等のスペース状況、長尺物品の長さに応じて枠の間口幅及び奥行き長さを適宜に設定することができる。このため、エレベーターの据付現場等において一体の運搬台車に長尺物品を積載して、運搬場所の状況に対応して運搬台車を移動でき長尺物品の運搬を容易化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーターの案内レールからなる長尺物品を積載した状態を示す正面図。
【図2】図1の長尺物品の横断面図。
【図3】図1における長尺物品不積載時の正面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図4の右側面図。
【図6】図4における間口梁(短縮時)の平面図。
【図7】図6における間口梁を伸長した状態を示す図。
【図8】図1における運搬台車の構成部材を分解して示す斜視図。
【図9】図4における支え棒箇所を拡大して示す横断面図。
【図10】図1の運搬台車に把手棒を装着した状態を示す斜視図。
【図11】図10のA部拡大図。
【符号の説明】
1 枠、2 間口梁、4 奥行き梁、5 車輪、6 自在車輪、7 支え棒、8 嵌合管、9 スペーサ、10 締結具、11 伸縮構造体、12 大径管(棒状体)、14 小径管(棒状体)、16 締結具。
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてエレベーターの据付工事現場において案内レール等の長尺物品の運搬に使用される運搬台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の運搬台車においては、二台の手押し台車を使用して案内レール等の長尺物品がそれの長手端部をそれぞれ対向した手押し台車に載せて運搬される。また、手押し台車の荷台面には長尺物品の長手端部を所定位置に保持する固定具が設けられ、運搬作業時に長尺物品の長手端部が固定具に係合されて長尺物品が荷台面で荷崩れしないよう構成されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許3031504号公報(第2頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の運搬台車では、長尺物品の運搬に二台の手押し台車を一組として使用される。このため、二台の手押し台車を連係させて移動する作業は容易でなく、長尺物品の運搬に煩雑な手数が掛かるという問題点があった。また、不使用時の手押し台車の保管場所が得にくい場合があり、さらに手押し台車には前述の固定具が設けられているので、一般物品の搬送に使用し辛く手押し台車の稼働率が低下する。
【0005】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、エレベーターの案内レール等の長尺物品を容易に運搬することができる運搬台車を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る運搬台車においては、水平面においてロ字状をなす枠の間口方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置された二つの間口梁と、これらの間口梁の長手端部のそれぞれに設けられて、少なくとも一方の間口梁の長手端部にそれぞれ設けられた自在車輪を含む車輪と、ロ字状をなす枠の奥行き方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置され、長手端部がそれぞれ対向した間口梁の長手端部に摺動自在に係合されて、所定位置において間口梁に締結された奥行き梁と、間口梁の長手端部に立設され間口梁に着脱自在に係合されて締結され、ロ字状をなす枠の四隅にそれぞれ配置された支え棒と、長手方向に相互に摺動自在に係合された複数の棒状体及びこれらの棒状体に係合されて棒状体の長手方向における摺動変移を所定位置で阻止する締結具からなり枠の間口梁を構成した伸縮構造体とが設けられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図11は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベーターの案内レールからなる長尺物品を積載した状態を示す正面図、図2は図1の長尺物品の横断面図、図3は図1における長尺物品不積載時の正面図、図4は図3の平面図、図5は図4の右側面図、図6は図4における間口梁(短縮時)の平面図である。
【0008】
また、図7は図6における間口梁を伸長した状態を示す図、図8は図1における運搬台車の構成部材を分解して示す斜視図、図9は図4における支え棒箇所を拡大して示す横断面図、図10は図1の運搬台車に把手棒を装着した状態を示す斜視図、図11は図10のA部拡大図である。
【0009】
図において、水平面においてロ字状をなす枠1の間口方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置された二つの間口梁2が設けられる。なお、間口梁2は後述する伸縮構造体によって構成される。また、円筒からなり枠1の奥行き方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置され、長手端部がそれぞれ対向した間口梁2の長手端部の嵌合孔に摺動自在に挿通されて所定位置において間口梁2に設けられた周知の単管クランプ3によって固定された奥行き梁4が設けられる。
【0010】
そして、一方の間口梁2の長手端部下面にそれぞれ車輪5が設けられ、車輪5は間口梁2に締結された座板、座板から下方に立設された軸受け板、軸受け板に水平に設けられた軸及び軸に枢着された転輪によって構成される。また、他方の間口梁2の長手端部下面にそれぞれ自在車輪6が設けられ、自在車輪6は間口梁2に締結された座板、座板に鉛直軸線を介して枢着された回転板、回転板から下方に立設された軸受け板、軸受け板に水平に設けられて回転板の回転軸線から外れた位置に配置された軸及び軸に枢着された転輪によって構成される。
【0011】
また、枠1の四隅、すなわち間口梁2の長手端部のそれぞれ支え棒7が立設される。そして、支え棒7は間口梁2に設けられた嵌合管8に空隙を形成して挿入され、また支え棒7と嵌合管8の間に凹面状のスペーサ9が挿入される。そして、嵌合管8外面に固定されて反スペーサ9側に配置されたナットにねじ込まれたボルトからなる締結具10が設けられて、支え棒7がボルト先端によって押圧されて嵌合管8に締結される。
【0012】
また、間口梁2は次ぎに述べる伸縮構造体11によって構成される。すなわち角管状をなす棒状体からなる大径管12、大径管12の長手に沿って互いに離れて設けられた複数の第一種締結孔13、角管状をなす棒状体からなり大径管12に長手方向に相互に摺動自在に嵌合されてテレスコピックパイプ構造を形成する小径管14、小径管14の大径管12との対向端寄りに設けられた第二種締結孔15並びに第一種締結孔13及び第二種締結孔15に挿通されたボルトとこのボルトの挿通端にねじ込まれたナットによって形成されて小径管14と大径管12を締結する締結具16が設けられる。
【0013】
そして、把手棒17が枠1の間口方向における一側に立設された支え棒7の相互間に配置され、支え棒7の上端部に把手棒17の両端部がそれぞれ周知の自在クランプからなる締結部材18によって締結される。
また、両方の間口梁2の相互間に横断面T字状をなすエレベーターの案内レールからなる長尺物品19が積載される。
【0014】
上記のように構成された運搬台車において、車輪が締結された間口梁2、奥行き梁4、支え棒7及び把手棒17等の部材が分解されて保管される。そして、長尺物品19の運搬時に伸縮構造体11を形成した大径管12に小径管14に嵌合されて適宜な第一種締結孔13に締結具16が挿通され、次ぎに第二種締結孔15に挿通されて大径管12と小径管14が締結されて所要の長さの間口梁2が組立てられる。
【0015】
次いで、間口梁2端部の嵌合孔に奥行き梁4が挿通されて所定位置において単管クランプ3によって固定される。これによって、所要の間口幅及び奥行き長さの枠1が形成される。そして、間口梁2端部の嵌合管8に支え棒7が挿入され、嵌合管8との間に凹面状のスペーサ9が挿入されて、締結具10によって支え棒7が押圧されて嵌合管8に締結される。
【0016】
また、枠1の間口方向における一側に立設された支え棒7の相互間に把手棒17が配置され、支え棒7の上端部に両端部がそれぞれ締結部材18によって締結される。これによって、運搬台車が図10に示すように一体に組立てられる。このため、長尺物品19の運搬時に運搬経路幅等のスペース状況、長尺物品19の長さ、例えば5m定尺の案内レール、2.5m定尺の案内レールに応じて枠1の間口幅及び奥行き長さを適宜に設定することができる。
【0017】
したがって、エレベーターの据付現場等において一体の運搬台車に長尺物品19を積載して、運搬台車を移動することによって容易に長尺物品19を運搬することができる。また、把手棒17を設けることができるので把手棒17を介して運搬台車を操作し、容易に運搬台車を移動することができる。また、支え棒7を撤去することによって、枠1の水平寸法よりも大きい寸法の物品を運搬台車によって搬送することもできる。
【0018】
また把手棒17を、一つの間口梁2の両端に立設された支え棒7の相互間に装着して枠1に積載された長尺物品19を枠1に押さえつけることができ、搬送時の荷崩れを防ぐことができる。さらに、支え棒7が嵌合管8に挿入されて嵌合管8との間に凹面状のスペーサ9が挿入され、締結具10によって支え棒7が押圧されて嵌合管8に締結される。このため、支え棒7が嵌合管8に遊びの空隙なしに強固に間口梁2に締結されるので、支え棒7又は把手棒17を介して運搬台車を操作して運搬台車を容易に移動することができる。
【0019】
また、不使用時に運搬台車を間口梁2、奥行き梁4、支え棒7等の部材に分解して保管することができるので、狭い場所に容易に保管することができる。さらに、奥行き梁4、支え棒7及び把手棒17等の部材は一般の鋼管製の足場部材を流用することができるので、これらの部材の保管、資材管理の手数を軽減することができる。
【0020】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、水平面においてロ字状をなす枠の間口方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置された二つの間口梁と、これらの間口梁の長手端部のそれぞれに設けられて、少なくとも一方の間口梁の長手端部にそれぞれ設けられた自在車輪を含む車輪と、ロ字状をなす枠の奥行き方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置され、長手端部がそれぞれ対向した間口梁の長手端部に摺動自在に係合されて、所定位置において間口梁に締結された奥行き梁と、間口梁の長手端部に立設され間口梁に着脱自在に係合されて締結され、ロ字状をなす枠の四隅にそれぞれ配置された支え棒と、長手方向に相互に摺動自在に係合された複数の棒状体及びこれらの棒状体に係合されて棒状体の長手方向における摺動変移を所定位置で阻止する締結具からなり枠の間口梁を構成した伸縮構造体とを設けたものである。
【0021】
これによって、運搬台車の不使用時に車輪が締結された間口梁、奥行き梁、支え棒等の部材を分解することができるので、狭い場所に保管できて管理を容易化する効果がある。また、運搬台車の使用時に伸縮構造体を形成した棒状体の相互が所要位置で締結されて所要の長さの間口梁が組立てられ、また奥行き梁の長手端部がそれぞれ対向した間口梁の長手端部に摺動自在に係合されて、所定位置において間口梁に締結される。これによって、所要の間口幅及び奥行き長さの枠が形成される。そして、枠の四隅にそれぞれ支え棒が立設されて締結具によって枠に締結されて、運搬台車が一体に組立てられる。したがって、長尺物品の運搬時に運搬経路幅等のスペース状況、長尺物品の長さに応じて枠の間口幅及び奥行き長さを適宜に設定することができる。このため、エレベーターの据付現場等において一体の運搬台車に長尺物品を積載して、運搬場所の状況に対応して運搬台車を移動でき長尺物品の運搬を容易化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーターの案内レールからなる長尺物品を積載した状態を示す正面図。
【図2】図1の長尺物品の横断面図。
【図3】図1における長尺物品不積載時の正面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図4の右側面図。
【図6】図4における間口梁(短縮時)の平面図。
【図7】図6における間口梁を伸長した状態を示す図。
【図8】図1における運搬台車の構成部材を分解して示す斜視図。
【図9】図4における支え棒箇所を拡大して示す横断面図。
【図10】図1の運搬台車に把手棒を装着した状態を示す斜視図。
【図11】図10のA部拡大図。
【符号の説明】
1 枠、2 間口梁、4 奥行き梁、5 車輪、6 自在車輪、7 支え棒、8 嵌合管、9 スペーサ、10 締結具、11 伸縮構造体、12 大径管(棒状体)、14 小径管(棒状体)、16 締結具。
Claims (4)
- 水平面においてロ字状をなす枠の間口方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置された二つの間口梁と、これらの間口梁の長手端部のそれぞれに設けられて、少なくとも一方の上記間口梁の長手端部にそれぞれ設けられた自在車輪を含む車輪と、上記枠の奥行き方向部材をそれぞれ形成し互いに離れて平行に配置され、長手端部がそれぞれ対向した上記間口梁の長手端部に摺動自在に係合されて、所定位置において上記間口梁に締結された奥行き梁と、上記間口梁の長手端部に立設され上記間口梁に着脱自在に係合されて締結され、上記枠の四隅にそれぞれ配置された支え棒と、長手方向に相互に摺動自在に係合された複数の棒状体及びこれらの棒状体に係合されて上記棒状体の長手方向における摺動変移を所定位置で阻止する締結具からなり上記間口梁を構成した伸縮構造体とを備えた運搬台車。
- 間口梁を、大径管、この大径管に長手方向に摺動自在に嵌合された小径管及び上記小径管と大径管を相互に締結する締結具からなる伸縮構造体からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載の運搬台車。
- 支え棒を、間口梁の長手端部のそれぞれに設けられた嵌合孔に下端部が嵌合されて立設されたものとしたことを特徴とする請求項1記載の運搬台車。
- 間口梁の長手端部のそれぞれに設けられた嵌合管と、この嵌合管に嵌合された支え棒との間に配置された凹面状のスペーサと、嵌合管に挿通されて反上記スペーサ側に配置され上記支え棒を押圧する締結具とを備えたことを特徴とする請求項3記載の運搬台車。
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