JP2005029018A - 荷締め具の角部保護部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性が良好で、荷締め具と荷物の角部との間に安定して装着することができ、かつ長期間にわたって使用することができるとともに、荷物の角部を効果的に保護することができる安価な荷締め具の角部保護部材を提供する。
【解決手段】荷締め具1と、荷物2の角部3との間に干渉部材として設けられ、一方を他方から保護する荷締め具の角部保護部材10であって、荷物2の角部の形状に適合した内面6と、外面側に形成され、荷締め具1を曲面もしくは多面に沿って案内する案内面7と、案内面7に接続され、荷締め具1に係合する係止部材8とを備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばトラック輸送など物流の分野において、荷物を輸送手段の荷台に荷締めするワイヤーやベルトなどの荷締め具と、荷物の角部との間に設けられる荷締め具の角部保護部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トラック輸送など物流の分野においては、荷物を輸送手段の荷台に荷締めする荷締め具として、従来、ワイヤーやベルトあるいはチェーンやロープなどの荷締め具が用いられている。
【0003】
また、これらワイヤーやベルトあるいはチェーンやロープなどの荷締め具を用いずに荷物を輸送手段の荷台に固定するその他の方法として、トラックの荷台の両側壁への固定位置を可変にした仕切り板やフラットバーで荷物を固定したり、輸送手段のコンテナ型の荷台の壁面と荷物の間にスペーサーを挿入して固定するなどの方法が一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のワイヤーやベルトあるいはチェーンやロープなどの荷締め具は、トラック輸送などにおいて繰り返し使用していると、輸送の過程で発生する振動や揺れのために、荷物の角部に当接する部分において磨耗や破断が発生し、荷締め具が、使用不能になるという不具合があった。
【0005】
例えば、部品を積載したキャスター付き台車をトラックの荷台に積んで工場間を往復輸送する場合、台車を荷台に荷締めするワイヤーやベルトは、毎回ほぼ同じ箇所が台車の角部に当接するため、磨耗によって早期に破断してしまう。
【0006】
また、上述のワイヤーやベルトあるいはチェーンやロープなどの荷締め具は、荷物の角部を傷つける可能性があるという問題があった。
【0007】
これらの問題の解決策として、一般に荷締め具と、荷物の角部との間に干渉部材として保護マットを設ける方法が採られるが、荷締め具の締結時と緩め時に、両手をその操作にとられるためマットを手で押さえることができず下に落ちてしまうなど、作業性が悪く、輸送の途中でもずれることが多いため、安定して装着することができないという問題があった。また、荷締め具としてワイヤなどを使った場合、マットは固い荷物の角と固いワイヤとで挟まれるため、繰り返し使っているうちにマットが早期に破れてしまうという問題もあった。
【0008】
一方、上述のフラットバーで荷物を固定したり、輸送手段の荷台の壁面と荷物の間にスペーサーを挿入して固定するなど、荷締め具を用いない方法は、荷物の角部に当接する部分において磨耗や破断が発生したり、使用不能になることは比較的稀であるが、輸送手段に応じた専用器具を購入し、かつ費用をかけて取り付けなければならず、不経済であるという問題があった。
【0009】
特に、輸送手段の荷台の壁面と荷物の間にスペーサーを挿入して固定する方法は、トラックのリヤハッチ周りなど、構造上荷重をかけられない部分があり、重量物などの場合は、適切な方法ではなかった。
【0010】
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、作業性が良好で、荷締め具と荷物の角部との間に安定して装着することができ、かつ長期間にわたって使用することができるとともに、荷物の角部を効果的に保護することができる安価な荷締め具の角部保護部材を提供することを課題としている。
【0011】
なお、本願に記載する荷締め具の角部保護部材は、上述の荷締め具の角部保護部材の従来技術のいずれにも該当せず、出願人の知る限りでは本願出願に類する公知例が無いため、本出願の時点では開示すべき先行技術文献情報は保有していない。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、荷物を輸送手段の荷台に荷締めする荷締め具と、当該荷物の角部との間に干渉部材として設けられ、一方を他方から保護する荷締め具の角部保護部材であって、上記荷物の角部の形状に適合した内面と、外面側に形成され、上記荷締め具を曲面もしくは多面に沿って案内する案内面と、上記案内面に接続され、上記荷締め具に係合する係止部材とを備え、上記係止部材を荷締め具に係止し、上記内面を荷物の角部に当接させた状態で、上記案内面に沿って荷締め具を案内しながら荷物の荷締めをするようにしたことを特徴とする荷締め具の角部保護部材である。
【0013】
本発明によれば、角部保護部材の内面形状を荷物の角部の形状に適合させたので、角部保護部材を角部に安定して保持できる。また、外面側の案内面により、曲面もしくは多面に沿って荷締め具を緩やかに案内しながら、荷物の荷締めをするようにしたので、荷締めの際の抵抗が減少し、作業性が向上するだけでなく、荷締めが堅固にできる。また、荷締め具に働く応力集中を軽減して、曲がりや、摩擦による荷締め具の磨耗および破断を防止することができる結果、長期間にわたって荷締め具を使用することができ、経済的な利点が大きい。
【0014】
次に、内面を荷物の角部に当接させた状態で荷物の荷締めをするので、荷物の角部を保護することができる。また、内面の形状を荷物の角部の形状に適合させることにより、より鋭角な角部に対しても適用することができるだけでなく、角部に当接する面積を増やすように内面を形成することにより、木製コンテナなど強度の低い荷物に対しても適用することができるようになる。
【0015】
また、係止部材により荷締め具と角部保護部材とを案内面上で係止するようにしたので、荷締め具の締結時と緩め時に、手を添えなくとも角部保護部材は、荷締め具に係合保持され、下に落下することがなく、作業性が良い。また、締結作業時及び輸送中に、角部保護部材が、ずれるなどして荷締め具から逸脱することがなく角部保護部材を荷締め具と荷物の角部との間に安定して装着することができる。
【0016】
ここで、上記係止部材は、一端が、上記案内面に接続されたL字状の部材からなることが好ましい。
【0017】
このようにすれば、簡単なL字状の部材から係止部材が構成されているので、概ね水平に張られた荷締め具に対して上方から係止することができるとともに、下方向のずれを防止することができる安価な角部保護部材とすることができる。
【0018】
また、上記係止部材は、それぞれの一端が、上記案内面に接続された一対の相対するL字状の部材からなることが好ましい。
【0019】
このようにすれば、簡単な一対の相対するL字状の部材から係止部材が構成されているので、概ね水平に張られた荷締め具に対して上下方向のずれを防止することができるばかりか、上下方向に張られた荷締め具に対しても左右方向のずれを防止することができる安価な角部保護部材とすることができる。
【0020】
また、上記係止部材は、両端が、上記案内面に接続されたC字状の部材からなることが好ましい。
【0021】
このようにすれば、簡単なC字状の部材から係止部材が構成されているので、概ね水平に張られた荷締め具に対して上下方向のずれを防止することができるばかりか、上下方向に張られた荷締め具に対しても左右方向のずれを防止することができる安価な角部保護部材とすることができる。また、角部保護部材が、荷締め具から逸脱することがなくなる。
【0022】
さらに、上記荷締め具の角部保護部材は、半割円管部材と、この半割円管部材の内側面に外側面が内接するように連結されるアングル部材とを備え、上記内面は、上記アングル部材の内側面で構成され、上記案内面は、上記半割円管部材の外側面で構成されていることが好ましい。
【0023】
このようにすれば、安価な鋼材のアングル部材や半割鋼管などを用いて製作することができる結果、製造コストの安い角部保護部材とすることができ、経済的な利が大きい。
【0024】
また、上記荷締め具の角部保護部材は、一体成形品からなる本体を備えたことが好ましい。
【0025】
このようにすれば、角部保護部材の本体が、一体成形品から構成されているので、大量に生産する場合には、経済的メリットが大きい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の1形態について詳述する。図1は本発明の実施の形態に係る荷締め具の角部保護部材10の構成を示す斜視図である。また、図2は本発明の実施の形態に係る荷締め具の角部保護部材10の構成を示す外形図であり、(a)は、荷締め具の角部保護部材10の平面図を、(b)は、荷締め具の角部保護部材10の正面図を、(c)は、荷締め具の角部保護部材10の側面図をそれぞれ示している。
【0027】
これらの図に示すように、本発明の実施の形態に係る荷締め具の角部保護部材10は、例えばトラック輸送など物流の分野において、荷締め具1と、荷物2の角部3との間に干渉部材として設けられ、一方を他方から保護するものであり、半割円管部材4と、この半割円管部材4の内側面4aに外側面5aが内接するように連結されるアングル部材5とから構成されている。
【0028】
そして、この荷締め具の角部保護部材10は、内側に荷物2の角部3の形状に適合した内面6と、外面側に形成され、荷締め具1を曲面に沿って案内する案内面7と、荷締め具1と角部保護部材10とをこの案内面7上で係止する係止部材8とを備えている。
【0029】
上記荷締め具1は、本実施形態においては、鋼製のワイヤーが採用されている。
【0030】
上記荷物2としては、本実施形態では、機械部品を輸送するためのキャスター付き台車が採用されており、この台車は、鋼製のアングル部材などの型鋼で組み立てられ、全体として矩形の形状を呈している。それ故、上記角部3は、約90度の角度を有している。
【0031】
上記半割円管部材4は、本実施形態では、市場に広く流通している直径約50mmの鋼製の円管部材を適当な長さに切断し、半割りにしたものであり、全長約500mmの長さを有している。
【0032】
上記アングル部材5は、やはり、市場に広く流通している1辺の長さが約40mmの鋼製のアングル部材を適当な長さに切断したものであり、本実施形態では、半割円管部材4と同じ全長約500mmの長さを有している。
【0033】
そして、これら鋼製の半割り円管部材4と鋼製のアングル部材5とは図示の6箇所の溶接個所9により一体に組み合わされている。
【0034】
上記内面6は、本実施形態においては、荷物2の角部3の形状に適合した形状として90度のアングル角度を有する鋼製のアングル部材5の内側面で構成されている。
【0035】
上記案内面7は、鋼製の円管部材を半割りにした半割円管部材4の外側面で構成されている。
【0036】
上記係止部材8は、直径約10mmの鋼製の棒部材を曲げることにより、短辺8aの長さが約50mm、長辺8bの長さが約150mmのL字状に形成したものであり、このL字部の短辺8a側の一端8cが、溶接により案内面7の長手方向の中心線上に垂直に接続されている。この係止部材8の一端8cの案内面7における溶接位置は、半割り円管部材4の案内面7を図1において上部220mmに対して下部280mmに内分する点に設けられている。そして、長辺8bが半割り円管部材4の280mm側長手方向に沿うように、係止部材8が溶接されているので、この係止部材8を水平に張られた荷締め具1に係止した時に、重心のバランスでその姿勢を維持することができるように構成されている。
【0037】
次に図3を参照して、本実施形態の荷締め具の角部保護部材10の作用について説明する。図3は、角部保護部材10を用いてトラックなどの輸送手段11の後部荷台上で、荷物である複数のキャスター付き台車を荷締めしている状態を示す平面図である。
【0038】
図3に示すように、複数のキャスター付き台車2は、コンテナ型荷台の最後尾開口から一列に積み込まれ、その最背面において、一対の荷締め具1が、一端1aをトラックなどの輸送手段11の後部荷台に設けられた左右複数のフック11aのいずれかに係止されるとともに、他端1bがレバーホイスト12に接続される。そして、この状態で、荷締め具1の途中部が角部保護部材10の外面側に形成された案内面7の曲面に沿って案内されながらレバーホイスト12により荷締めされる。なお、角部保護部材10は、荷締めに先立って、荷締め具1がフック11aとレバーホイスト12に連結された段階で、その係止部材8を荷締め具1に係止させて、だいたいの位置決めをしておき、その後両手でレバーホイスト12を操作して、強く荷締めして台車を荷台前壁と荷締め具1との間で挟持する。
【0039】
この時、荷締め具の角部保護部材10は、内面6が、荷物2の角部3の形状に適合し、係止部材8により荷締め具1と角部保護部材10とを案内面7上で係止するように作用する。また、荷物2の角部3との間において、干渉部材として一方を他方から保護し、特に、荷締め具1に働く応力集中を軽減して曲がりや、摩擦による荷締め具1の磨耗および破断を防止するように作用する。
【0040】
上記角部保護部材10によれば、内面6を荷物2の角部3に当接させた状態で荷物2の荷締めをするので、荷物2の角部3を保護することができる。また、内面6の形状を荷物2の角部3の形状に適合させることにより、より鋭角な角部3に対しても適用することができるだけでなく、角部3に当接する面積を増やすように内面6を形成することにより、木製コンテナなど強度の低い荷物2に対しても適用することができるようになる。
【0041】
次に、外面側の案内面7により、曲面もしくは多面に沿って荷締め具1を緩やかに案内しながら、荷物2の荷締めをするようにしたので、荷締めの際の抵抗が減少し、作業性が向上するだけでなく、荷締めが堅固にできる。また、荷締め具1に働く応力集中を軽減して曲がりや、摩擦による荷締め具1の磨耗および破断を防止することができる結果、長期間にわたって荷締め具1を使用することができ、経済的な利点が大きい。
【0042】
また、係止部材8により荷締め具1と角部保護部材10とを案内面7上で係止するようにしたので、角部保護部材10が、ずれるなどして荷締め具1から逸脱することがなく角部保護部材10を荷締め具1と荷物2の角部3との間に安定して装着することができる。
【0043】
この場合、簡単なL字状の部材から係止部材8が構成されているので、概ね水平に張られた荷締め具1に対して上方から係止することができるとともに、下方向のずれを防止することができる。
【0044】
また、荷締め具の角部保護部材10が、半割円管部材4と、この半割円管部材4の内側面4aに外側面5aが内接するように連結されるアングル部材5とから構成されているので、安価な鋼材のアングル部材5や半割鋼管などを用いて製作することができる結果、製造コストの安い角部保護部材10とすることができ、経済的な利点が大きい。
【0045】
次に図4から図7を参照して、角部保護部材10の変形例について説明する。
【0046】
図4は角部保護部材10の第1の変形例を示す斜視図である。
【0047】
この第1の変形例に係る角部保護部材20においては、係止部材8は、それぞれの一端8cが、上記案内面7に接続された一対の相対するL字状の部材から構成されている。
【0048】
このように、第1の変形例に係る角部保護部材30によれば、簡単な一対の相対するL字状の部材から係止部材8が構成されているので、概ね水平に張られた荷締め具1に対して上下方向のずれを防止することができるばかりか、上下方向に張られた荷締め具に対しても左右方向のずれを防止することができる安価な角部保護部材10とすることができる。
【0049】
次に、図5は角部保護部材10の第2の変形例を示す斜視図である。
【0050】
この第2の変形例に係る角部保護部材30においては、係止部材8は、両端が、上記案内面7に接続されたC字状の部材から構成されている。
【0051】
また、図6は角部保護部材10の第3の変形例を示す斜視図である。
【0052】
この第3の変形例に係る荷締め具の角部保護部材40においては、係止部材8は、第2の変形例に係る荷締め具の角部保護部材30と同様に、両端が、案内面7に接続されたC字状の部材から構成されているが、高強度ナイロンベルトなど、帯状の荷締め具1に対応して、係止部材8の長さが長く設けられている。
【0053】
このように、第2、第3の変形例に係る荷締め具の角部保護部材30、40によれば、簡単なC字状の部材から係止部材8が構成されているので、概ね水平に張られた荷締め具1に対して上下方向のずれを防止することができるばかりか、上下方向に張られた荷締め具に対しても左右方向のずれを防止することができる安価な角部保護部材30とすることができだけでなく、角部保護部材10が、荷締め具1から逸脱することがなくなる。
【0054】
また、図7は角部保護部材10の第4の変形例を示す斜視図である。
【0055】
この第4の変形例に係る角部保護部材50の本体は、半割円管部材4と、アングル部材5とを組み合わせる代わりに、金属製の押し出しあるいは引き抜き成形品もしくは硬質樹脂の一体成形品で構成され、荷物2の角部3の形状に適合した内面6と、外面側に形成され、荷締め具1を曲面あるいは多面に沿って案内する案内面7とを備えている。係止部材8は、別体で後で接合するが、本件と共に樹脂成形品としてもよい。
【0056】
このように、第4の変形例に係る角部保護部材50によれば、金属製の押し出しあるいは引き抜き成形品もしくは硬質樹脂の一体成形品で構成されているので、大量に生産する場合には、経済的メリットが大きい。
【0057】
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
【0058】
例えば、荷締め具1は、必ずしも鋼製のワイヤーに限らない。高強度ナイロン製のベルトやロープあるいは鋼製のチェーンなどの荷締め具が採用可能である。また、その他の紐状、帯状の荷締め具も採用可能である。
【0059】
次に、荷物2の形状も必ずしも図示の形状に限定されず、不定形な荷物など、種々の設計変更が可能である。
【0060】
また、荷締め具の角部保護部材60の内面6は、必ずしも90度のアングル部材の形状に限定されず、荷物2の角部3の形状に対応して、設計変更が可能である。例えば、図8は本発明の実施の形態の第5の変形例に係る荷締め具の角部保護部材60を示す斜視図であり、図9は荷締め具の角部保護部材60の作用を示す概念図である。
【0061】
この第5の変形例に係る角部保護部材60においては、金属製の押し出し成形品もしくは硬質樹脂の一体成形品で構成され、荷物2としてのH型鋼13の角部の形状に適合したコの字状の内面6を備えている。
【0062】
そして、H型鋼を輸送手段11の荷台に荷締めする際に、H型鋼13の角部にこのコの字状の内面6を係合させた状態で荷締めするようになっている。
【0063】
このように、荷締め具の角部保護部材60の内面6は、荷物2の角部3の形状に対応して、種々の設計変更が可能である。
【0064】
さらに、案内面7も、必ずしも図示の円管の側面形状に限定されない。楕円面などのその他の曲面や多面体など、種々の設計変更が可能である。
【0065】
そして、輸送手段11も、必ずしも図示のトラック輸送に限定されない。工場内の部品の搬送などに用いられる輸送手段に対しても適用可能であるなど、種々の物流の分野に適用可能である。
【0066】
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の角部保護部材によれば、作業性が良好で、荷締め具と荷物の角部との間に安定して装着することができ、かつ長期間にわたって使用することができるとともに、荷物の角部を効果的に保護することができる安価な荷締め具の角部保護部材を提供することができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】角部保護部材の構成を示す斜視図である。
【図2】角部保護部材の構成を示す外形図であり、(a)は、角部保護部材の平面図を、(b)は、角部保護部材の正面図を、(c)は、角部保護部材の側面図をそれぞれ示している。
【図3】角部保護部材を用いてトラックなどの輸送手段の後部荷台上で荷物を荷締めしている状態を示す平面図である。
【図4】角部保護部材の第1の変形例を示す斜視図である。
【図5】角部保護部材の第2の変形例を示す斜視図である。
【図6】角部保護部材の第3の変形例を示す斜視図である。
【図7】角部保護部材の第4の変形例を示す斜視図である。
【図8】角部保護部材の第5の変形例を示す斜視図である。
【図9】角部保護部材の第5の変形例の作用を示す概念図である。
【符号の説明】
1 荷締め具
2 荷物
3 角部
4 半割円管部材
4a アングル部材の内側面
5 アングル部材
5a 半割円管部材の外側面
6 内面
7 案内面
8 係止部材
8c 係止部材の一端
10 角部保護部材
11 輸送手段

Claims (6)

  1. 荷物を輸送手段の荷台に荷締めする荷締め具と、当該荷物の角部との間に干渉部材として設けられ、一方を他方から保護する荷締め具の角部保護部材であって、
    上記荷物の角部の形状に適合した内面と、
    外面側に形成され、上記荷締め具を曲面もしくは多面に沿って案内する案内面と、
    上記案内面に接続され、上記荷締め具に係合する係止部材と
    を備え、
    上記係止部材を荷締め具に係止し、上記内面を荷物の角部に当接させた状態で、上記案内面に沿って荷締め具を案内しながら荷物の荷締めをするようにしたことを特徴とする荷締め具の角部保護部材。
  2. 上記係止部材は、一端が、上記案内面に接続されたL字状の部材からなることを特徴とする請求項1に記載の荷締め具の角部保護部材。
  3. 上記係止部材は、それぞれの一端が、上記案内面に接続された一対の相対するL字状の部材からなることを特徴とする請求項1に記載の荷締め具の角部保護部材。
  4. 上記係止部材は、両端が、上記案内面に接続されたC字状の部材からなることを特徴とする請求項1に記載の荷締め具の角部保護部材。
  5. 半割円管部材と、この半割円管部材の内側面に外側面が内接するように連結されるアングル部材とを備え、
    上記内面は、上記アングル部材の内側面で構成され、
    上記案内面は、上記半割円管部材の外側面で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の荷締め具の角部保護部材。
  6. 一体成形品からなる角部保護部材の本体を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の荷締め具の角部保護部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011525456A (ja) * 2008-06-23 2011-09-22 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 積み荷ネット
JP7375284B2 (ja) 2019-11-29 2023-11-08 トヨタホーム株式会社 輸送積載物の荷台への固定構造

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