JP3221776U - ラッシングベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】荷締時に横ズレを起こすことが少なく、かつ作業性が極めてよく耐久性の高いラッシングベルトを提供する。【解決手段】先端にフックの掛け止め手段13を有する固定用ベルト14と巻き取り側のベルト15とをバックルによる締付け具16を介して組み合わせるラッシングベルトにおいて、中央に巻き取り側のベルト15があり、この中央の巻き取り側のベルトの左右にバックルによる締付け具16を介して固定用ベルト14を設けた。【選択図】図1

Description

本考案は、トラックの積み荷を緊締するラッシングベルトに関する。
ラッシングベルト(荷締機)は、車両の荷台に荷物を固定するための道具である。
ラッシングベルトは手間を掛けずに、しっかりと荷台に荷物を固定でき、荷崩れを防げる事が特徴で、トラックを使う運搬業や、パレットを使う流通業、海運業などの業種で幅広く使用されている。
近時、流通機構の拡大と運輸技術の進展に伴って輸送貨物の量も飛躍的に増大し、輸送手段も進歩するとともに多種多様になっている。それに伴って商品貨物の輸送時等における安全且つ確実な保持、固定のための手段が必要とされ、そのための最も新しく進んだ用具としてラッシングベルトが広く用いられてきている。
ラッシングベルトは例えば、トラックの荷台のアオリなどに付いているフックやルートバンに取り付けた対応するトラックレールを利用して貨物等を固定する。
その標準的なものは図6に示すようにラチェットバックル1を用いたもので、一端にフック等の掛け止め手段2を有する一定の長さのベルト3をラチェットバックル1に固定的に取り付け、更に一端にフック等の掛け止め手段4を有する別のベルト5をラチェットバックル1のスプレッタバーに差し込んで装着し、全体として1本のベルト状としたものである。
図7に示すように、例えばトラックの荷台に積載した貨物を荷崩れ、移動などすることがないように所謂荷締めするのであるが、その操作は先ずラチェットバックルをフリー状態にしてベルト5を引き出して必要充分な長さのたるみをとり、ラッシングベルトシステムの両端のフックを所定の箇所(図7においてはトラックの荷台のアオリの下のフック)に掛け止め、その後ラチェットバックルのハンドル6によってラチェットを回転させてベルト5をラチェットバックルに巻き取って積載貨物を固定する。
また別のものとしては、カムバックル9を用いたラッシングベルトがある。図8に示すように、一端にフック等の掛け止め手段7を有する一定長の固定ベルト8をカムバックル9に固定的に取り付けるとともに、一端にフック等の掛け止め手段10を有する別のベルト11を、フック10を取りつけてない側をカムバックルの不動方向側から可動方向側に向けてカムバックル9に挿通してフック10を取りつけてある端部をU字状に折り返した。
このタイプのラッシングベルトも用途と操作方法は基本的には図6のラッシングベルトと同じであるが、その操作方法においてベルト11の自由端側(フックの取り付けられていない側)12を引っ張ることによってベルトを締める点において異なる。
これらのラッシングベルトは従来のロープのみで荷締めすることに比べれば格段に便利で能率的で且つ効果的であるが、前記両方のベルトともに固定側のベルト3、8の長さが一定で可変ではないためにラチェットバックル1、カムバックル9のフック2、7からの位置が一定であるのに対して、積載したり置いておく場所などや荷締めして固定すべき貨物などの大きさ、形状、態様などが非常に種々雑多であるので、ラッシングベルトシステムがそれらの多様性に好適に対応しきれず、荷締め作業が制限され、作業し難い問題がある。
さらに、また固定側のベルト3、8の長さが一定で可変ではないためにこの固定側のベルトには常に同じ箇所に負担がかかるのでベルトの磨耗が激しく耐久性が悪くなる。
また、可変側のベルトも比較的短い範囲の箇所に集中してラチェットバックルやカムバックルと接触することになるのでやはり固定側のベルトと同様に磨耗が激しくベルトの耐久性が悪くなるという問題がある。ラチェットバックルを用いたラッシングベルトシステムでは、ラチェットバックルの重量が非常に重く作業性を損なっていると共に場合によっては危険でもある。
カムバックルを用いたラッシングベルトシステムでは、移動するベルトがカムバックルのベースプレートのところでUターンしているので、荷締めのためにベルト12を引っ張ったときに大きな抵抗を受けて、荷締めに非常に大きな力が必要になる。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、荷締時に横ズレを起こすことが少なく、かつ作業性が極めてよく耐久性の高いラッシングベルトを提供することにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の本考案は、先端にフック等の掛け止め手段を有する固定用ベルトと巻き取り側のベルトとをバックルによる締付け具を介して組み合わせるラッシングベルトにおいて、中央に巻き取り側のベルトがあり、この中央の巻き取り側のベルトの左右にバックルによる締付け具を介して固定用ベルトを設けたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本考案によれば、ラッシングベルトにバックルを2ヶ所取付けることにより、荷締時の荷物の横ずれを左右バランスを取りながら締め付けることができる。
さらに、固定用ベルトの長さが一定で可変ではないためにこの固定側のベルトには分散して負担がかかるのでベルトの磨耗が激しく耐久性が悪くなることを防止できる。
また、可変側のベルトである中央の巻き取り側のベルトについてもラチェットバックルやカムバックルが左右に分散してあり、比較的短い範囲の箇所に集中してラチェットバックルやカムバックルと接触することになるのでやはり固定側のベルトと同様に磨耗が激しくベルトの耐久性が悪くなるという問題がなくなる。
カムバックルを用いたラッシングベルトシステムでは、移動するベルトがカムバックルのベースプレートのところでUターンしているので、荷締めのためにベルトを引っ張ったときに大きな抵抗を受けて、荷締めに非常に大きな力が必要になるということも左右に分散することで解消できる。
請求項2記載の本考案は、中央の巻き取り側のベルトの左右に締結する固定用ベルトの長さは、これを同一とすることを要旨とするものである。
請求項2記載の本考案によれば、中央の巻き取り側のベルトの左右に締結する固定用ベルトの長さは、これを同一とすることでより確実に左右バランスを取ることができ、作業性が極めてよく耐久性の高いものとすることができる。
以上述べたように本考案のラッシングベルトは、荷締時に横ズレを起こすことが少なく、かつ作業性が極めてよく耐久性の高いものである。
本考案のラッシングベルトの1実施形態を示す正面図である。 本考案のラッシングベルトの使用状態を示す側面図である。 ラチェットバックルの斜視図である。 ラチェットバックルの使用を示す斜視図である。 オーバーセンターバックルの使用を示す斜視図である。 従来例を示す側面図である。 従来例の使用状態を示す斜視図である。 他の従来例を示す側面図である。
以下、図面について本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は本考案のラッシングベルトの1実施形態を示す正面図、図2は同上の使用状態を示す側面図である。
本考案のラッシングベルトも、先端にフック等の掛け止め手段13を固定用ベルト14と巻き取り側のベルト15とをバックルによる締付け具16を介して組み合わせるものであるが、中央に巻き取り側のベルト15を置き、その左右にバックルによる締付け具16を介して固定用ベルト14を設けた。
すなわち、本考案のラッシングベルトはバックルによる締付け具16を2ヶ所に取り付けるものである。
バックルは固定用ベルト14のフック等の掛け止め手段13を設けた端と反対側の端に固定的に取り付けるもので、巻き取り側のベルト15はバックルに長さ調節可能に巻回する。
また、締付け具16を介して巻き取り側のベルト15の左右に結合する固定用ベルト14はその長さは相互に同じ長さであることが望ましい。
締付け具16であるバックルは、ラチェットバックル、カムバックル、オーバーセンターバックルのいずれを用いてもよい。
ラチェットバックルによる締付け具16の例を図3に示す。ラチェットホイール17が固定されたバンド巻取軸18を本体19の基端部の軸孔とハンドル20の基端部の軸孔に嵌挿して本体19にハンドル20を回転可能に連結し、バンド巻取軸18に巻き取り側のベルト15の一方の端部を巻き掛け、本体20の先端部のバンド固定棒21に固定用ベルト14の端部を取り付けた。
ハンドル20のガイド孔に摺動可能に嵌め入れた駆動プレート22をバネによってラチェットホイール17に向けて前進付勢し、本体19のガイド孔に摺動可能に嵌め入れたラチェットをバネによってラチェットホイール17に向けて前進付勢する。
ハンドル20の特定方向への回転時に、駆動プレート22をラチェットホイール17の歯の受動面に係合させてバンド巻取軸18をバンド巻き取り方向に回転させる一方、ラチェット(図示せず)をラチェットホイール17の歯の逃がし面に沿って逃がし、ハンドル20の逆回転時に、ラチェットをラチェットホイール17の歯の受動面に係合させてバンド巻取軸18の逆回転を阻止する一方、駆動プレート22をラチェットホイール17の歯の逃がし面に沿って逃がすようにした。
使用に当たっては、例えばトラック25の荷台に積載した荷物26を荷崩れ、移動などすることがないように所謂荷締めするのであるが、その操作は先ずラチェットバックルをフリー状態にして巻き取り側のベルト15を引き出して必要充分な長さのたるみをとり(図4参照)、固定用ベルト14のフック等の掛け止め手段13を所定の箇所(例えばトラック25の荷台のアオリ27の下のフック28に掛け止め、その後ラチェットバックルのハンドル20によってラチェットを回転させてベルト15をラチェットバックルに巻き取って荷物26を固定する。
なお、先に一方の固定用ベルト14のフック等の掛け止め手段13を所定の箇所(例えばトラック25の荷台のアオリ27の下のフック28に掛け止め、巻き取り側のベルト15を荷物26の上に回したあとで、他方の固定用ベルト14のフック等の掛け止め手段13を止める。
この状態でラチェットバックルを締めれば、荷物26は左右ほぼ均一な状態で締め固定できる。
図5にオーバーセンターバックル23の場合のベルトの通し方を示す。
カムバックルの場合は、前記図8に示したように、一端にフック等の掛け止め手段を有する一定長の固定ベルトをカムバックルに固定的に取り付けるとともに、他のベルトをカムバックルの不動方向側から可動方向側に向けてカムバックルに挿通し端部をU字状に折り返す。
1…ラチェットバックル
2,4…フック等の掛け止め手段
3,5…ベルト
6…ハンドル
7,10…フック等の掛け止め手段
8,11,12…ベルト
9…カムバックル
13…掛け止め手段
14…固定用ベルト
15…巻き取り側のベルト
16…締付け具
17…ラチェットホイール
18…バンド巻取軸
19…本体
20…ハンドル
21…バンド固定棒
22…駆動プレート
23…オーバーセンターバックル
25…トラック
26…荷物
27…アオリ
28…フック
本考案は、トラックの積み荷を緊締するラッシングベルトに関する。
ラッシングベルト(荷締機)は、車両の荷台に荷物を固定するための道具である。
ラッシングベルトは手間を掛けずに、しっかりと荷台に荷物を固定でき、荷崩れを防げる事が特徴で、トラックを使う運搬業や、パレットを使う流通業、海運業などの業種で幅広く使用されている。
近時、流通機構の拡大と運輸技術の進展に伴って輸送貨物の量も飛躍的に増大し、輸送手段も進歩するとともに多種多様になっている。それに伴って商品貨物の輸送時等における安全且つ確実な保持、固定のための手段が必要とされ、そのための最も新しく進んだ用具としてラッシングベルトが広く用いられてきている。
ラッシングベルトは例えば、トラックの荷台のアオリなどに付いているフックやルートバンに取り付けた対応するトラックレールを利用して貨物等を固定する。
その標準的なものは図6に示すようにラチェットバックル1を用いたもので、一端にフックの掛け止め手段2を有する一定の長さのベルト3をラチェットバックル1に固定的に取り付け、更に一端にフックの掛け止め手段4を有する別のベルト5をラチェットバックル1のスプレッタバーに差し込んで装着し、全体として1本のベルト状としたものである。
図7に示すように、例えばトラックの荷台に積載した貨物を荷崩れ、移動などすることがないように所謂荷締めするのであるが、その操作は先ずラチェットバックルをフリー状態にしてベルト5を引き出して必要充分な長さのたるみをとり、ラッシングベルトシステムの両端のフックを所定の箇所(図7においてはトラックの荷台のアオリの下のフック)に掛け止め、その後ラチェットバックルのハンドル6によってラチェットを回転させてベルト5をラチェットバックルに巻き取って積載貨物を固定する。
また別のものとしては、カムバックル9を用いたラッシングベルトがある。図8に示すように、一端にフックの掛け止め手段7を有する一定長の固定ベルト8をカムバックル9に固定的に取り付けるとともに、一端にフックの掛け止め手段10を有する別のベルト11を、フック10を取りつけてない側をカムバックルの不動方向側から可動方向側に向けてカムバックル9に挿通してフック10を取りつけてある端部をU字状に折り返した。
このタイプのラッシングベルトも用途と操作方法は基本的には図6のラッシングベルトと同じであるが、その操作方法においてベルト11の自由端側(フックの取り付けられていない側)12を引っ張ることによってベルトを締める点において異なる。
これらのラッシングベルトは従来のロープのみで荷締めすることに比べれば格段に便利で能率的で且つ効果的であるが、前記両方のベルトともに固定側のベルト3、8の長さが一定で可変ではないためにラチェットバックル1、カムバックル9のフック2、7からの位置が一定であるのに対して、積載したり置いておく場所などや荷締めして固定すべき貨物などの大きさ、形状、態様などが非常に種々雑多であるので、ラッシングベルトシステムがそれらの多様性に好適に対応しきれず、荷締め作業が制限され、作業し難い問題がある。
さらに、また固定側のベルト3、8の長さが一定で可変ではないためにこの固定側のベルトには常に同じ箇所に負担がかかるのでベルトの磨耗が激しく耐久性が悪くなる。
また、可変側のベルトも比較的短い範囲の箇所に集中してラチェットバックルやカムバックルと接触することになるのでやはり固定側のベルトと同様に磨耗が激しくベルトの耐久性が悪くなるという問題がある。ラチェットバックルを用いたラッシングベルトシステムでは、ラチェットバックルの重量が非常に重く作業性を損なっていると共に場合によっては危険でもある。
カムバックルを用いたラッシングベルトシステムでは、移動するベルトがカムバックルのベースプレートのところでUターンしているので、荷締めのためにベルト12を引っ張ったときに大きな抵抗を受けて、荷締めに非常に大きな力が必要になる。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、荷締時に横ズレを起こすことが少なく、かつ作業性が極めてよく耐久性の高いラッシングベルトを提供することにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の本考案は、先端にフックの掛け止め手段を有する固定用ベルトと巻き取り側のベルトとをバックルによる締付け具を介して組み合わせるラッシングベルトにおいて、中央に巻き取り側のベルトがあり、この中央の巻き取り側のベルトの左右にバックルによる締付け具を介して固定用ベルトを設けたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本考案によれば、ラッシングベルトにバックルを2ヶ所取付けることにより、荷締時の荷物の横ずれを左右バランスを取りながら締め付けることができる。
さらに、固定用ベルトの長さが一定で可変ではないためにこの固定側のベルトには分散して負担がかかるのでベルトの磨耗が激しく耐久性が悪くなることを防止できる。
また、可変側のベルトである中央の巻き取り側のベルトについてもラチェットバックルやカムバックルが左右に分散してあり、比較的短い範囲の箇所に集中してラチェットバックルやカムバックルと接触することになるのでやはり固定側のベルトと同様に磨耗が激しくベルトの耐久性が悪くなるという問題がなくなる。
カムバックルを用いたラッシングベルトシステムでは、移動するベルトがカムバックルのベースプレートのところでUターンしているので、荷締めのためにベルトを引っ張ったときに大きな抵抗を受けて、荷締めに非常に大きな力が必要になるということも左右に分散することで解消できる。
請求項2記載の本考案は、中央の巻き取り側のベルトの左右に締結する固定用ベルトの長さは、これを同一とすることを要旨とするものである。
請求項2記載の本考案によれば、中央の巻き取り側のベルトの左右に締結する固定用ベルトの長さは、これを同一とすることでより確実に左右バランスを取ることができ、作業性が極めてよく耐久性の高いものとすることができる。
以上述べたように本考案のラッシングベルトは、荷締時に横ズレを起こすことが少なく、かつ作業性が極めてよく耐久性の高いものである。
本考案のラッシングベルトの1実施形態を示す正面図である。 本考案のラッシングベルトの使用状態を示す側面図である。 ラチェットバックルの斜視図である。 ラチェットバックルの使用を示す斜視図である。 オーバーセンターバックルの使用を示す斜視図である。 従来例を示す側面図である。 従来例の使用状態を示す斜視図である。 他の従来例を示す側面図である。
以下、図面について本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は本考案のラッシングベルトの1実施形態を示す正面図、図2は同上の使用状態を示す側面図である。
本考案のラッシングベルトも、先端にフックの掛け止め手段13を固定用ベルト14と巻き取り側のベルト15とをバックルによる締付け具16を介して組み合わせるものであるが、中央に巻き取り側のベルト15を置き、その左右にバックルによる締付け具16を介して固定用ベルト14を設けた。
すなわち、本考案のラッシングベルトはバックルによる締付け具16を2ヶ所に取り付けるものである。
バックルは固定用ベルト14のフックの掛け止め手段13を設けた端と反対側の端に固定的に取り付けるもので、巻き取り側のベルト15はバックルに長さ調節可能に巻回する。
また、締付け具16を介して巻き取り側のベルト15の左右に結合する固定用ベルト14はその長さは相互に同じ長さであることが望ましい。
締付け具16であるバックルは、ラチェットバックル、カムバックル、オーバーセンターバックルのいずれを用いてもよい。
ラチェットバックルによる締付け具16の例を図3に示す。ラチェットホイール17が固定されたバンド巻取軸18を本体19の基端部の軸孔とハンドル20の基端部の軸孔に嵌挿して本体19にハンドル20を回転可能に連結し、バンド巻取軸18に巻き取り側のベルト15の一方の端部を巻き掛け、本体20の先端部のバンド固定棒21に固定用ベルト14の端部を取り付けた。
ハンドル20のガイド孔に摺動可能に嵌め入れた駆動プレート22をバネによってラチェットホイール17に向けて前進付勢し、本体19のガイド孔に摺動可能に嵌め入れたラチェットをバネによってラチェットホイール17に向けて前進付勢する。
ハンドル20の特定方向への回転時に、駆動プレート22をラチェットホイール17の歯の受動面に係合させてバンド巻取軸18をバンド巻き取り方向に回転させる一方、ラチェット(図示せず)をラチェットホイール17の歯の逃がし面に沿って逃がし、ハンドル20の逆回転時に、ラチェットをラチェットホイール17の歯の受動面に係合させてバンド巻取軸18の逆回転を阻止する一方、駆動プレート22をラチェットホイール17の歯の逃がし面に沿って逃がすようにした。
使用に当たっては、例えばトラック25の荷台に積載した荷物26を荷崩れ、移動などすることがないように所謂荷締めするのであるが、その操作は先ずラチェットバックルをフリー状態にして巻き取り側のベルト15を引き出して必要充分な長さのたるみをとり(図4参照)、固定用ベルト14のフックの掛け止め手段13を所定の箇所(例えばトラック25の荷台のアオリ27の下のフック28に掛け止め、その後ラチェットバックルのハンドル20によってラチェットを回転させてベルト15をラチェットバックルに巻き取って荷物26を固定する。
なお、先に一方の固定用ベルト14のフックの掛け止め手段13を所定の箇所(例えばトラック25の荷台のアオリ27の下のフック28に掛け止め、巻き取り側のベルト15を荷物26の上に回したあとで、他方の固定用ベルト14のフックの掛け止め手段13を止める。
この状態でラチェットバックルを締めれば、荷物26は左右ほぼ均一な状態で締め固定できる。
図5にオーバーセンターバックル23の場合のベルトの通し方を示す。
カムバックルの場合は、前記図8に示したように、一端にフックの掛け止め手段を有する一定長の固定ベルトをカムバックルに固定的に取り付けるとともに、他のベルトをカムバックルの不動方向側から可動方向側に向けてカムバックルに挿通し端部をU字状に折り返す。
1…ラチェットバックル
2,4…フックの掛け止め手段
3,5…ベルト
6…ハンドル
7,10…フックの掛け止め手段
8,11,12…ベルト
9…カムバックル
13…掛け止め手段
14…固定用ベルト
15…巻き取り側のベルト
16…締付け具
17…ラチェットホイール
18…バンド巻取軸
19…本体
20…ハンドル
21…バンド固定棒
22…駆動プレート
23…オーバーセンターバックル
25…トラック
26…荷物
27…アオリ
28…フック

Claims (2)

  1. 先端にフック等の掛け止め手段を有する固定用ベルトと巻き取り側のベルトとをバックルによる締付け具を介して組み合わせるラッシングベルトにおいて、中央に巻き取り側のベルトがあり、この中央の巻き取り側のベルトの左右にバックルによる締付け具を介して固定用ベルトを設けたことを特徴とするラッシングベルト。
  2. 中央の巻き取り側のベルトの左右に締結する固定用ベルトの長さは、これを同一とする請求項1記載のラッシングベルト。
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