JP2005028564A - 工作物や載置物の支持装置とそれを具える挾持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は薄鋼板を圧型成形した車体部品や表面形状が複雑でかつ凹凸のある工作物などを加工、溶接するときに、これらを安定かつ確実に支持する支持装置と、工作物などを確実にクランプして加工、溶接できる挾持装置とを提案する。
【解決手段】作動流体30の圧力でピストンロッド11をシリンダケ−ス12内で加圧摺動させてその先端を工作物や載置物Wの平坦でない受け面Sに当接させることにより工作物や載置物Wを支持する少なくとも2つの流体ピストン・シリンダ・ユニット10と、これらピストン・シリンダ・ユニット10内の作動流体30が連通通路13を経て連通する流体溜め20と、この連通通路13を開閉する開閉装置50とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は工作物や載置物の支持装置とそれを具える挾持装置に係り、詳しくは、例えば、薄鋼板を圧型成形した車体部品や表面形状が複雑でかつ凹凸のある工作物などを加工、溶接するときに、これらを安定かつ確実に支持する支持装置に係るものである。本発明はさらに、工作物などを確実にクランプして加工、溶接できる挾持装置に係る。
例えば、自動車ボディや車体などは、板厚1mm前後の薄鋼板を所定の金型を用いて成形し、これに所要の治具にセットし、例えばスポット溶接などで組立てられ製造されている。この自動車車体の組立て作業は、複雑な形状の部品を組み合わせて各種部品をつくる作業である。また、この車体の組立ては工程は細分化され、各工程ごとに精度を維持しながら所定モデル通りにつくるように合理化されており、それに適合する治具(Jig)や工具を設計し、この治具や工具が適合しているかどうかが自動車の品質を左右することになるとさえいわれている。
このような治具や工具として、自動車の車体の組立てでは、車体部品は複雑な形状や構造であることから、その形状に合わせて位置決めやクランプ支持のための専用の治具(Jig)が必要となっている。このような専用の治具は車種又は型が変わる毎に設計、製作されるものである。このため、専用の治具の設計や製作に多大の投資や時間が伴い、車種や型の変更によって部品の形状や構造が変化しても、この変化にかかわらず、共通して用いることができる治具、つまり、その支持装置や挾持装置が求められている。
しかしながら、このような支持装置や挾持装置は未だ提案されていなかったが、このところは、本発明者らは、先に特願2003−172148号明細書に記載されるように、工作物などの支持装置を提案した。この装置は図3に示す通りの構造から成っているが、この装置はこの要求を必ずしも十分に充たすものでなく、その点での改善が求められているものである。
図3は本発明者らが先に提案した工作物などの支持装置100の構造を示す説明図である。これは少なくとも2つ、つまり5つのピストン・シリンダ・ユニット110および流体溜め120から成っている。これらピストン・シリンダ・ユニット110と流体溜め120とはハウジング130内に設けられ、各ピストン・シリンダ・ユニット110は作動流体140の作動によって作動し、工作物などWが支持される構造となっている。
すなわち、平坦でない凹凸をもつ受け面から成る工作物Wはハウジング130内に設けられた各ピストン・シリンダ・ユニット110のピストンロッド111の上端を当接させることによって支持されることになる。各ピストン・シリンダ・ユニット110は作動流体140によって作動され、この作動流体140は連通孔112を介して流体溜め120に連通し、流体溜め120内の作動流体140の一部が各ピストン・シリンダ・ユニット110内に張り出すように構成されている。
したがって、この工作物などの支持装置は、先に提案した通り構成されている。このため、支持すべき工作物Wの突起部分に1つのピストンロッド111が当ると、それによって下向きに加圧されて下降する。このように下降すると、その下降によってシリンダ内の作動流体140は押され、連通孔112を経て作動流体140は流体溜め120に向けて排出され、流体溜め120内の圧力は高められる。流体溜め120内の圧力が高くなると、それに応じて他のピストン・シリンダ・ユニット110のピストンロッド111は上昇し、工作物Wの裏面、それが平坦でなく凹凸であっても、それに応じて当たって支持するようになっている。
このように流体溜め120内の作動流体140によって各ピストン・シリンダ・ユニット110を作動させて支持すると、工作物などの形状に応じて各ピストン・シリンダ・ユニット110のピストンロッド111は昇降する。このため、例えば自動車ボディの形状が変化しても図3に示す支持装置を用いると、工作物などを支持できる。
しかしながら、図3に示す支持装置がこのような利点をもっているのにも拘らず、支持するときや支持されている状態で、衝撃的などに荷重が瞬間的に加わると、どうしても作動流体140が各ピストン・シリンダ・ユニット110から例えば流体溜め120に向って逆流することになり、工作物などの支持や挾持の安定性が損なわれることが起こった。
特願2003−172148号明細書
本発明は上記のところから成立したものであって、具体的には、例えば、薄鋼板を圧型成形した車体部品のように、形状が複雑で支持若しくは保持すべき受け面に複雑な凹凸がある工作物などであって、安定かつ確実に位置決めして支持し、クランプでき、例えば、自動車車体の組立てプロセスやそれに伴う車体部品などの搬送などの合理化が達成できる支持装置を提案し、併せてこの支持装置を利用してクランプする挾持装置を提案する。
すなわち、本発明に係る支持装置は、作動流体の圧力でピストンロッドをシリンダ内で加圧摺動させてその先端を工作物や載置物の平坦でない受け面に当接させることにより工作物や載置物を支持する少なくとも2つの流体ピストン・シリンダ・ユニットと、
これらピストン・シリンダ・ユニット内の作動流体が連通通路を経て連通する流体溜めとを
設けて成ることを特徴とし、更に、
この連通通路を開閉する開閉装置を
設けて成ることを特徴とする。
また、少なくとも2つの工作物や載置物の支持装置を工作物や載置物をはさんで対向させて設けることを特徴とする。
また、このような装置において連通通路は開閉装置により開閉されるため、支持又は挾持したときにピストン・シリンダ・ユニット内の作動流体は遮断されることから衝撃的な荷重が加わったり、振動などが生じたときでも確実に安定して支持又は挾持できる。
そこで、これら手段たる構成について図示の実施例にもとずいて詳しく説明すると、つぎのとおりである。
なお、図1は本発明の一つの実施例に係る支持装置の正面からみた内部構造を示す断面図である。
図2は図1における矢視A−A方向からみた縦断面図である。
図3は本発明者らが先に提案した支持装置の一例の正面からみた内部構造を示す断面図である。
図4は本発明者らが先に提案した支持装置の他の例の正面からみた内部構造を示す部分断面図である。
まず、図1および図2において、符号1は本発明における一つの実施例に係る支持装置を示す。図1および図2において、本発明の一つの実施例に係る支持装置1が少なくとも1つ設けられている。このような支持装置1を少なくとも2つ上下又は左右に対向して配置すると、請求項2に示す挾持装置が構成できる。
すなわち、2つの支持装置の間におかれた被加工物W、例えば工作物Wは表裏両面からそれぞれの支持装置1、1によって押圧されて支持されることになって、被工作物Wをはさんでクランプする挾持装置として構成できる。また、図1および図2に示す支持装置を例えば上下に設けてこれら支持装置によって工作物Wを上下からはさむと挾持装置は構成できる。
支持装置1には少なくとも2つのピストン・シリンダ・ユニット10が設けられ、各ピストン・シリンダ・ユニット10はピストンロッド11とシリンダケ−ス12とから成って、ピストンロッド11が油などの液体や空気その他の気体(以下、作動流体30と略称する)の圧力によってシリンダケ−ス12内を摺動する。すなわち、ピストンロッド11はシリンダケ−ス12内を貫通して上向きに突出する。したがって、ピストンロッド11が伸長すると、その先端は鋼板その他の工作物、被加工物又は載置物W(以下、単に、工作物などと略称する)の裏面に衝突し、ピストンロッド11によって工作物などWは局部的に支承されることになる。
また、支持装置1には、図1に示されるように、2つ又は2つ以上(図1の例では5つ)のピストン・シリンダ・ユニット10を設け、これらピストン・シリンダ・ユニット10は共通する一つの流体溜め20に連通させる。
この流体溜め20の内部には空気その他の気体や油などが作動流体30として収納され、この作動流体30が各ピストン・シリンダ・ユニット10に連通し、作動流体30の圧力によって各ピストン・シリンダ・ユニット10のピストンロッド11が昇降する。この昇降によって、工作物などWの受け面Sは、表面性状に応じて平坦でなく凹凸、半球状、円弧状などの表面であっても支承され、挾持するときには、上下から伸びるピストンロッド11によって確実に工作物などWを把持又は挾持する。
すなわち、支持装置1には2つ又は2つ以上のピストン・シリンダ・ユニット10が共通する流体溜め20と一体に結合され連通されている。各ピストン・シリンダ・ユニット10に対する流体溜め20からの作動流体30の侵入又は排出に応じて各ピストン・シリンダ・ユニット10においてはそれぞれのピストンロッド11は伸縮又は昇降し、この伸縮又は昇降によって工作物などWの受け面Sは支承される。
また、以上のとおり構成される少なくとも2つのピストン・シリンダ・ユニット10と流体溜め20とは、図1および図2に示すように、一体に構成し、これらはハウジング40内に一体に収容するよう構成する。
要するに、少なくとも2つのピストン・シリンダ・ユニット10はハウジング40内に一体に構成し、これらピストン・シリンダ・ユニット10の下部に流体溜め20を設け、各ピストン・シリンダ・ユニット10と流体溜め20の間に連通通路13を設けて互いに連通させる。このように構成すると、支持装置1の構造がコンパクトであって、連通通路13の断面は各シリンダケ−ス12の断面より小さいため、工作物などWを支持するときの各ピストン・シリンダ・ユニット10におけるピストンロッド11の応答性も高めることができる。
各ピストン・シリンダ・ユニット10は、すぐに説明したとおり、流体溜め20と連通し、工作物などWの受け面Sを少なくとも2つ又はそれ以上の点接触あるいは局部接触によって支承している。したがって、1つのピストン・シリンダ・ユニット10をみると、それは局部的に支承する荷重に応じて伸縮又は昇降し、この伸縮又は昇降によって受け面Sは支承されるが、支承されるのは局部に限られる。例えば、図1に示すように、支承すべき工作物などWが鋼板でありその受け面Sが平坦でない受け面であると、図1の紙面に向って右端のピストン・シリンダ・ユニット10のピストンロッド11がはじめに受け面Sの突出部分にあたって下降する。これによって右端のピストン・シリンダ・ユニット10内の作動流体30は押されて連通通路13を通って流体溜め20に排出されるのに対し、他のピストン・シリンダ・ユニット10、例えば、図1の紙面に向って左端のピストン・シリンダ・ユニット10は工作物などWにまだあたらず荷重がかからないため昇降しない。しかしながら、このように1つのピストン・シリンダ・ユニット10から流体溜め20に作動流体30が送られると、それに見合って他のピストン・シリンダ・ユニット10、正確には、そのピストンロッド11が押し上げられ、受け面Sの突出部に当って支承され、このようにピストン・シリンダ・ユニット10が順次昇降して受け面Sに当り、全てのピストン・シリンダ・ユニット10の点接触あるいは局部接触によって受け面Sは支承される。
要するに、本発明に係る支持装置1では、受け面Sの形状に応じてピストン・シリンダ・ユニット10がそれぞれ作動し、各ピストン・シリンダ・ユニット10の上端、つまり、各ピストンロッド11の上端を結ぶ面は、工作物などWの受け面Sの形状、つまり、凹凸や曲面に整合するものとなって、確実に受け面Sを支承することができる。
更にくわしく説明すると、流体溜め20と連通する各ピストン・シリンダ・ユニット10は、シリンダケ−ス12とその中を昇降するピストンロッド11とから成っている。シリンダケ−ス12には、流体溜め20への連通通路13が設けられている。このため、流体溜め20内の油や空気などの作動流体30は流体溜め20内に連通するようになっている。平たくいうと、工作物などWを支承しているときには、流体溜め20内の作動流体30の一部が各ピストン・シリンダ・ユニット10内にそれぞれ張り出している。このため、各ピストン・シリンダ・ユニット10は流体溜め20内の作動流体30の圧力などによって支配されている。
このため、先にのべたとおり、受け面Sの突出部に1つのピストン・シリンダ・ユニット10のピストンロッド11の上端が当り、それにともなってピストンロッド11が押し下げられ、それに応じて1つのピストン・シリンダ・ユニット10内に張り出されている作動流体30は下向きに押され、連通通路13を介して連絡される流体溜め20内に排出される。これによって流体溜め20内の作動流体30が押され、これにともなって他のピストン・シリンダ・ユニット10内に張り出されている作動流体30も押されて、他のピストン・シリンダ・ユニット10内のピストンロッド11も上昇し、その上端が工作物などWの受け面Sに当って支承される。
このように工作物などWの受け面Sの形状や性状に合わせて少なくとも2つのピストン・シリンダ・ユニット10を昇降させて支承し、この昇降は作動流体30により行なわれる。
なお、作動流体30は油などのような非圧縮性のものが好ましいが、所望に応じて空気その他の気体も用いることができる。
作動流体30は、支持すべき荷重や使用すべき環境などに応じて選び、その条件として、適度な粘性で流動性が確保でき難燃性や酸化に対しての安定性などがあるが、くり返しの使用により劣化することがないものが好ましい。例示するまでもなく、油としては鉱物系、合成系、水分系などの作動油を用いることもでき、気体としても空気、アルゴン、窒素など圧縮性が低いものはいずれも用いることができる。
また、各ピストン・シリンダ・ユニット10は、図1に示すように、連通通路13を介して流体溜め20に連通させても上記の通りの効果が達成できるが、図1に示すように各連通通路13に以下に示すとおりの開閉装置50を設けることができ、このように開閉装置50を設けると、各連通通路13は同時に開いたり閉じたりでき、工作物などWの安定した支持や挾持を達成できる。
すなわち、開閉装置50は円筒状回転体51とその壁面を貫通する開閉孔から構成する。円筒状回転体51は、その流体溜め20の内面21に整合するように構成されている。この回転体は要するに円筒状から成って、これが円柱状の流体溜め20の軸心に沿って自由に回転できるように構成されている。
回転体51は壁面を貫通して開閉孔52を設けている。この開閉孔52は各ピストン・シリンダ・ユニット10に連通する各連通通路13の開孔部分と一致するように構成する。この開孔部分が開閉孔52に整合するときに作動流体30が流動し、閉じられたときに流動しないようになる。このように構成すると、流体溜め20の内面21と回転体51と開閉孔52とによって一種の開閉弁が構成できる。円柱状の流体溜め20の内面21とその内面21に沿って回転する回転体51とによって一種の開閉弁として作動流体30の流動をコントロ−ルでき、工作物などWのクランプの際の圧力をコントロ−ルできる。
例えば、図3に示すように連通通路13と開閉弁が一致したところに位置させると、作動流体30はそのまま開閉孔52と連通通路13を通って自由に流動でき、このような状態で工作物などWを支承すると、各ピストンロッド11の先端は工作物などWの裏面に当たりバランスよく支持できる。この支持したときに回転体51を回転させると、連通通路13は閉じられて支持状態になる。この支持状態はピストン・シリンダ・ユニット10内の作動流体30は流体溜め20内の作動流体30と遮断されることになって、このような状態でどのような荷重がかかっても流体溜め20の方向には逆流することがなく支持状態は維持できる。
とくに、この支持状態であると、それぞれのピストン・シリンダ・ユニット10を押しあげる作動流体30の圧力はきわめて平均にバランスし、ことごとくそれぞれのピストン・シリンダ・ユニット10のピストンロッド11は等しい力によって工作物などWを押しあげることになる。
例えば、このような支持又は押しあげが上下から行なわれると、確実に工作物などWが支持でき、要するに、工作物などWもクランプして挾持することができる。
なお、このような支持は必ずしも上下から行なう必要もなく、左右から平面的に行なうことも可能である。工作物などWの表面の凹凸にかかわらず平面的に支持できるということはきわめて多方面の加工あるいは溶接、なかでも、いかなる溶接姿勢であっても溶接でき、きわめて有効である。
また、回転体51の回転は回転体の一端に回転機構を設ければ、どのようにも回転させることができる。つまり、回転の度合によって流体溜め20と各ピストン・シリンダ・ユニット10との連通が制御できるため、回転機構に制御装置を連通し、併せて、連通する開度を調整すると、きわめて取り扱い易い支持装置や挾持装置を構成できる。とくに、支持や挾持の際の作動流体30による圧力が調整できるため、工作物などWの性質に応じてどのようなものでも支持したり挾持したりすることができる。
なお、回転機構やその制御機構としてはいずれのものも用いることができるが、このようなものの一つとしてピニオン・ラック機構を用いることもでき、その他いずれの機構にも構成できる。例えば、この回転度合を電気信号として検出し、それにもとづいて制御するような型式のものとしても構成できる。
また、開閉装置50は作動流体30の流動を連通通路13の開閉により流体溜め20との間で閉塞できれば上述のように円筒状回転体51を具えるものとして構成しなくともいずれにも構成できる。例えば、円筒状回転体51のかわりに流体溜め20の内面21に連通孔に整合する板状材(図示せず)を設けて、その板状材に連通通路13と連通する開閉孔を設ける。これを軸方向に移動させると容易に連通通路13の開閉を行なうこともできる。また、円筒状回転体51そのものを必ずしも回転できるように構成しなくともその軸方向に移動できるよう構成し、連通通路13自体を閉塞するように構成することもできる。
また、図4に示すように、少なくとも2つの支持装置1を例えば連絡ダクト70によって結合して支持装置1を構成することができる。
すなわち、2つの支持装置1を直列に並べて配置し、これらの間を連絡ダクト70によって連絡し、連絡ダクト70には方向制御弁80を設け、この方向制御弁80にアキュムレ−タ90を接続する。
このように構成すると、工作物などWを支承するときに衝撃荷重が作用しても吸収緩和でき、工作物などWの形がスプリングバックによって僅かに変形していても、例えば、この変形を調整して適正位置に合わせて溶接することもできる。
本発明は自動車ボディなどのように、凹凸の多い工作物が凹凸面に応じて支持できるため、それぞれにつきこれを用いると、車種の変更などに応じて新しく治具を設計したり製作したりする必要がない。
また、工作物などは必ずしも自動車ボディのものでなくとも板やパイプあるいは形鋼その他にも用いられる。
本発明の一つの実施例に係る支持装置の正面からみた内部構造を示す断面図である。 図1における矢視A−A方向からみた縦断面図である。 本発明者らが先に提案した支持装置の一例の正面からみた内部構造を示す断面図である。 本発明者らが先に提案した支持装置の他の例の正面からみた内部構造を示す部分断面図である。
符号の説明
1 支持装置
10 ピストン・シリンダ・ユニット
11 ピストンロッド
12 シリンダケ−ス
13 連通通路
20 流体溜め
30 作動流体
40 ハウジング
50 開閉装置
W 工作物など
S 受け面

Claims (5)

  1. 作動流体の圧力でピストンロッドをシリンダ内で加圧摺動させてその先端を工作物や載置物の平坦でない受け面に当接させることにより前記工作物や載置物を支持する少なくとも2つの流体ピストン・シリンダ・ユニットと、
    これらピストン・シリンダ・ユニット内の作動流体が連通通路を経て連通する流体溜めと、
    この連通通路を開閉する開閉装置と、
    を設けて成ることを特徴とする工作物や載置物の支持装置。
  2. 少なくとも2つの前記工作物や載置物の支持装置を前記工作物や載置物をはさんで対向させて設けることを特徴とする請求項1記載の工作物や載置物の挾持装置。
  3. 前記流体溜めを円柱状に形成することを特徴とする請求項1又は2記載の工作物や載置物の支持装置とそれを具える挾持装置。
  4. 前記開閉装置において円柱状に構成した前記流体溜め内に円筒状体をその軸心の周りに回転するよう設け、この円筒状体に放射線方向に前記連通通路を開閉する開閉孔を設けることを特徴とする請求項1、2又は3記載の工作物や載置物の支持装置とそれを具える挾持装置。
  5. 前記円筒状体の一端に前記円筒状体を回転させる回転機構を設けて成ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の工作物や載置物の支持装置とそれを具える挾持装置。
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