JP2005028551A - ねじ締め忘れ防止装置 - Google Patents

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    • G05B15/02Systems controlled by a computer electric

Abstract

【課題】電動ドライバを用いた組立作業において、被締結部品の付け忘れや間違いをなくす。
【解決手段】データが初期設定されかつワークがセットされると、装置1(ねじ締め忘れ防止装置)は、電動00−1に電源を供給し、該ドライバからの回転信号及びトルクアップ信号を監視して、各ねじの締め付けを検出する。設定されたねじ点数と使用したねじ点数が一致すると、OK信号を出力し、これにより、次段の装置2が動作可能となり、装置1と同様に動作する。このようにして、最終段の装置nがOK信号を出力し、ワークをリリースすると、全体の締め付けが完了する。前段の装置が首尾よくねじ締め付け作業が完了しない限り、後段の装置が動作しないので、間違ったねじ締めのまま、先に進むことがない。ねじ締め忘れ防止装置は単体としても使用できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ねじ締め忘れ防止装置に関し、より詳細には、製品組立作業等において作業者が電動ドライバにより部品をワークにねじ止めする際に、ねじ締め忘れを防止するためのねじ締め忘れ防止装置に関する。
製品組立作業において、母材に部品を固定したり、筐体にカバーを取り付けたりする必要があるが、このような部材結合を行うために、電動ドライバによるねじの締結作業工程がある。ねじによる締結作業では、作業者の不注意によるねじ止め忘れや、ねじの締付不良が生じる可能性がある。
このようなねじ止め忘れや締付不良等を防止するための装置が、以下の特許文献に記載されている。これらの従来例のねじ締め忘れ防止装置においては、予め締め付け点数を設定しておき、締結工具である電動ドライバ側で、該電動ドライバの操作と連動して、ねじ締めを行った際の締付完了信号を生成している。そして、生成された締付完了信号を検出し計数することによって得られた締め付け点数が設定点数に一致するか否かにより、作業者に締め付け作業の完了又は締め付け忘れ等の異常を報知するよう構成されている。
特開2000−47705号公報 特公平7−80128号公報 特開2003−123050号公報
ところで、締結作業中の作業者による組立ミスとして、ねじの締め付け忘れやねじの締め付け不良の他、部品の付け忘れや組み付け部品違いなども比較的高頻度で生じている。また、ねじが確実に締め付けられていても、被締結物である部品が間違っていたり、被締結物がない状態で母材にねじが締結されている場合もある。従来例のねじ締め忘れ防止装置においては、一般に、電動ドライバ1台に対して1つのねじ締め忘れ装置が接続されている。一方、近年、セル生産や屋台生産等にみられる1人生産方式では、1人の作業者が複数台の電動ドライバを用いて、1つの製品を完成品まで組立作業する場合が多い。したがって、複数の電動ドライバを使用する1人生産方式では、複数のねじ締め忘れ防止装置が必要である。
そして、1人生産方式では、複数の電動ドライバと複数のねじ締め忘れ防止装置とを1対1に接続してそれぞれのねじ締め忘れ防止装置に点数等を設定する必要があるが、その場合、作業者に対してねじを締め付ける順序や使用する電動ドライバを明確に指示することにより、手順通りの組立作業を円滑に行う必要がある。このため、外部にシーケンス制御部(プログラマブル・コントローラ)を設けて、作業者が手順通りに作業を行うことができるようにすることにより、組立作業中の作業者のミスを防止する必要がある。
しかしながら、シーケンス制御装置を導入するには、購入コストが掛かるとともに、シーケンス制御装置と複数のねじ締め忘れ防止装置とを信号線で接続したり、また、シーケンス制御装置のプログラムを設計する必要がある等の工程及び費用が掛かる。そして、このように比較的大きなイニシャル・コストが必要であることは、小規模な生産工場では、シーケンス制御装置の導入に大きな障害となっている。
また、多品種少量生産やセル生産、屋台生産等の生産方式では、組み立てる製品に合わせて組立順序や組立工程の変更が頻繁に行われており、その都度、シーケンス制御装置の設定を変更しなければならないことは多大な労力を必要としている。
なお、上記した特許文献のうち、特開2000−47705号公報には、1台のねじ締め忘れ防止装置に対して複数の電動ドライバを接続可能にした装置が記載されているが、この装置においては、電動ドライバの接続台数は固定的であるため、電動ドライバの必要数を充足しない場合があり、一方で、必要数以上となって余剰が生じてしまい不経済である。
本発明は、上記した従来例の問題点に鑑みてなされたものである。
本発明の目的は、電動ドライバを用いてねじ締めを行って製品を組み立てる際に、母材に取り付けられる被締結部品の付け忘れや間違いをなくし、確実に組立作業を行えるとともに、外部のシーケンス制御装置を用いることなく、作業者が手順通りの組立作業を行うことができ、しかも、手順変更及び工程変更等により電動ドライバの種類及び使用台数が変更されても、柔軟かつ確実に対処することができる、安価なねじ締め忘れ防止装置を提供することである。
上記した本発明の目的を達成するために、本発明(第1の本発明)は、ワークに部品をねじ締めする際のねじ締め忘れを防止するための装置において、
ワークに取り付けるべき1又は複数の部品を設定するための第1の設定手段と、
ワークに部品を取り付ける際に必要なねじ締めの点数を設定するための第2の設定手段と、
ねじが締め付けられる度に発生される信号を検出することによって、ねじ締めの残存点数を計算する第1の計算手段と、
部品が実際に取り出される度に発生される信号を検出することにより、どの部品が実際に取り出されたかを判定する第1の判定手段と、
第2の設定手段によって設定された部品がすべて取り出されたかを判定し、かつ、第1の計算手段によって得られたねじ締めの残存点数を判定して、部品がすべて取り出されかつねじ締めの残存点数がゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力する第2の判定手段と
からなることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置を提供する。
第1の本発明に係るねじ締め忘れ装置はさらに、ワークが作業位置に配置されているか否かを判定する第3の判定手段と、第1及び第2の設定手段により部品及びねじ締め点数が設定され、かつ、第3の判定手段によりワークが作業位置に配置されていると判定された場合に、電動ドライバの電源をオンにするための制御信号を出力する手段とを備えていることが好ましい。
また、第2の判定手段が部品がすべて取り出されかつねじ締めの残存点数がゼロであると判定した場合に、電動ドライバの電源をオフにするための制御信号を出力する手段を備えていることが好ましい。
上記した目的を達成するために、本発明(第2の本発明)は、ワークに部品をねじ締めする際のねじ締め忘れを防止するための装置において、
ワークに取り付けるべき1又は複数の部品の点数を設定するための第1の設定手段と、
ワークに部品を取り付ける際に必要なねじ締めの点数を設定するための第2の設定手段と、
部品が実際に取り出される度に発生される信号を検出することにより、部品の残存点数を計算する第1の計算手段と、
ねじが締め付けられる度に発生される信号を検出することによって、ねじ締めの残存点数を計算する第2の計算手段と、
第1及び第2の計算手段によって得られた部品の残存点数及びねじ締めの残存点数を監視して、これらが共にゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力する第1の判定手段と
からなることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置を提供する。
第2の本発明に係るねじ締め忘れ防止装置はさらに、ワークが作業位置に配置されているか否かを判定する第2の判定手段と、第1及び第2の設定手段により部品点数及びねじ締め点数が設定され、かつ、第2の判定手段によりワークが作業位置に配置されていると判定された場合に、電動ドライバの電源をオンにするための制御信号を出力する手段とを備えていることが好ましい。また、第1の判定手段が部品残存点数及びねじ締め残存点数の双方がともにゼロであると判定した場合に、電動ドライバの電源をオフにするための制御信号を出力する手段をさらに備えていることが好ましい。
上記した目的を達成するために、本発明(第3の本発明)はさらに、ワークに部品をねじ締めする際のねじ締め忘れを防止するための装置において、該装置は従属接続された複数のユニットからなり、各ユニットは、
ワークに部品を取り付ける際に必要なねじ締めの点数を設定するための第1の設定手段と、
ねじが締め付けられる度に発生される信号を検出することによって、ねじ締めの残存点数を計算する第1の計算手段と、
第1の計算手段によって得られたねじ締めの残存点数を監視して、該残存点数がゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力する第1の判定手段と、
前段のユニットから完了信号が出力されない限り、自身の少なくとも第1の計算手段が動作しないようにする手段と
からなることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置を提供する。
第3の本発明に係るねじ締め忘れ防止装置において、各ユニットはさらに、ワークが作業位置に配置されているか否かを判定する第2の判定手段と、第1の設定手段によりねじ締めの点数が設定され、かつ、第2の判定手段によりワークが作業位置に配置されていると判定された場合に、使用する電動ドライバの電源をオンにするための制御信号を出力する電源オン信号出力手段とを備えていることが好ましい。また、各ユニットはさらに、第1の判定手段がねじ締め残存点数がゼロであると判定した場合に、使用した電動ドライバの電源をオフにするための制御信号を出力する電源オフ信号出力手段を備えることが好ましい。
各ユニットはさらに、ワークに取り付けるべき1又は複数の部品を設定するための第2の設定手段と、部品が実際に取り出される度に発生される信号を検出することにより、どの部品が実際に取り出されたかを判定する第3の判定手段とを備え、第1の判定手段は、第2の設定手段によって設定された部品がすべて取り出されたかを判定し、かつ、第1の計算手段によって得られたねじ締めの残存点数を判定して、部品がすべて取り出されかつねじ締めの残存点数がゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力するよう構成されていることが好ましい。
第3の発明に係るねじ締め忘れ防止装置において、各ユニットは、さらに、ワークに部品を取り付けるべき1又は複数の部品の点数を設定するための第2の設定手段と、部品が実際に取り出される度に発生される信号を検出することにより、部品の残存点数を計算する第2の計算手段とを備え、第1の判定手段は、第1及び第2の計算手段によって得られたねじ締めの残存点数及び部品の残存点数を監視して、これらが共にゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力するよう構成されていることが好ましい。
また、第3の本発明に係るねじ締め忘れ防止装置において、電源オン信号出力手段を具備している場合、該手段は、第1及び第2の設定手段により部品及びねじ締め点数が設定され、かつ、第2の判定手段によりワークが作業位置に配置されていると判定された場合に、電動ドライバの電源をオンにするための制御信号を出力するよう構成されていることが好ましい。また、電源オフ信号出力手段を具備している場合、該手段は、第1の判定手段が部品がすべて取り出されかつねじ締めの残存点数がゼロであると判定した場合に、電動ドライバの電源をオフにするための制御信号を出力するよう構成されていることが好ましい。
第3の本発明に係るねじ締め忘れ防止装置において、各ユニットはさらに、全てのユニットにおける締め付け作業が完了したことを表すための全締付完了信号を出力するための手段と、最終段のユニットが全締付完了信号を出力した場合にのみ、出力した完了信号をオフにする手段とを備えていることが好ましく、また、各ユニットはさらに、各ユニットを単体で使用した場合、全締付完了信号が入力していると判定する判定手段を備えていることが好ましい。
上記した構成を有する本発明は、外部のシーケンス制御装置を用いることなく、該シーケンス制御装置を用いた場合と同等のシステムを構築することができる。
また、トータルのねじ点数を1つのねじ締め忘れ防止装置に設定する場合は、すべての作業が終わってからでないと良否が判断できないが、本発明においては、従属接続される複数のねじ締め忘れ防止装置にねじ点数が適宜分散設定されるので、1つのねじ締め忘れ防止装置に関する作業が終了する度に、作業の良否判定を出力することができる。したがって、不良箇所を特定することが容易であり、ひいては、不良箇所の修正も容易である。
さらに、本発明においては、ねじの点数だけでなくワークに固定すべき1又は複数の部品の個数も各ねじ締め忘れ防止装置に設定することができ、かつ、それらが適切に使用されたか否かを判定することができるので、ねじ締め付け作業をより適切にサポートすることができる。
さらにまた、ねじ締め忘れ防止装置は、単体として使用可能であるとともに、従属接続の台数に制限がないことから、イニシャルコスト及び時間の節約に多大な効果があり、さらには、導入後の生産工程の変更等にも柔軟に対処することが可能であるため、ランニングコスト及び時間の点からも効果がある。
したがって、製品の生産コスト削減に大きく貢献することができる。
図1は、本発明に係る、単体のねじ締め忘れ防止装置100の入出力関係を示す説明図である。図に示すように、ねじ締め忘れ防止装置100の入出力信号は、以下の通りである。
入力信号
・ワーク検出センサからの、ワークがセットされたか否かを示すWORK信号(なお、後述するように、複数のねじ締め忘れ防止装置を従属接続した場合には、初段以外のねじ締め忘れ防止装置においては、WORK信号の代わりに、前段のねじ締め忘れ防止装置からのOK信号が入力される。)
・部品取り出し検出センサからの、部品A、部品B、部品Cの取り出しをそれぞれ示すPART(A)、PART(B)信号、及びPART(C)信号
・電動ドライバ200からの回転を示す回転信号
・電動ドライバ200からの、トルクアップによりねじの締め付け完了状態を示すTORQUE_UP信号
・複数のねじ締め忘れ防止装置を従属接続した場合に、最終段以外のねじ締め忘れ防止装置が、最終段のねじ締め忘れ防止装置から受け取る、締め付け完了を示す全締付完了信号
出力信号
・ねじ締め付けが正常に完了したことを示すOK信号
・ワークが作業途中で取り出されたことを示すNG信号
・複数のねじ締め忘れ防止装置を従属接続した場合に、最終段となったねじ締め忘れ防止装置が、他のねじ締め忘れ防止装置に出力する、締め付け完了を示す全締付完了信号
なお、図1においては、3つの部品(部品A〜部品C)の取り出しについて監視する状態を示しているが、監視する部品の数は3に限定されずに任意の正の整数でよいことは勿論である。また、この場合、取り出しを監視する全ての部品がねじ締めに使用される訳ではなく、使用されない部品であっても、該部品を作業者が間違って使用してしまった場合にOK信号を出力させないようにするために、その取り出しを監視するよう構成されている。例えば、以下の実施形態においては、部品A及びBを使用し、部品Cを使用しないが、これら部品A〜Cすべての取り出しを監視している。
ねじ締め忘れ防止装置100は、図2に示すように、内部にねじ締め忘れ防止装置100における処理動作を制御するためのCPU10を備え、かつ、装置の表面に、作業員等によって初期設定を行うための操作入力部20と、操作入力部20からの入力状態、及びCPU10による処理結果を表示する表示部30を備えている。表示部30は、LED又は文字画像等の可視表示手段であるが、該表示部とともに、ブザー等の警報報知手段を含んでもよい。ねじ締め忘れ防止装置100はさらに、信号入出力部40と、ねじ締め忘れ防止装置100の動作を制御するためのプログラム及びデータを記憶する記憶部50と、電動ドライバ200に電源を供給する電源供給部60とを備えている。なお、電源供給部60の代わりに、電動ドライバ200に電源ON/OFF制御信号を供給し、該制御信号に応じて、電動ドライバ200に電源を供給するようにしてもよい。
図3〜図5のフローチャートを参照して、ねじ締め忘れ防止装置100におけるCPU10による制御動作を説明する。ねじ締め付け作業を開始する前に、作業員が表示部30を利用しつつ操作入力部20を操作することによって、初期設定を行う。初期設定されるデータは、締め付けるべきねじの点数、部品A及びBの点数、並びに、後述するねじ締め予測タイマの設定時間であり、設定されたデータは、ステップS1において、記憶部50へ記憶される。そして、ステップS2において、CPU10は、後述する全締付完了信号用トランジスタをオンし、かつ、ステップS3において、設定内容を記憶部50からCPU10の内部に読み出す。これにより、初期設定が完了する。また、作業員により、ワークが所定のワーク・ステーションに配置される。
なお、ねじ締め忘れ防止装置100を単体として用いる場合は、全締付完了信号用トランジスタを具備させる必要がない。したがって、ステップS2(及び、後述するステップS24)は不要であるが、この実施形態においては、複数従属接続して使用可能なねじ締め忘れ防止装置を、単体で使用する場合について説明する。
このような状態では、CPU10は、ステップS4において、WORK信号を監視して、WORK信号が入力されると、ワークがワーク・ステーション(ワーク載置台)に載置されていると判定する。次いで、処理をステップS5に移行させて、電源供給部60に電源ON信号を出力し、電動ドライバ200へ電源を供給する。これにより、電動ドライバ200が使用可能状態となる。
CPU10は、その後、ステップS6において、WORK信号がワークがリリースされたことを判定すると、ステップS7において、電源供給部60に電源OFF信号を出力し、さらに、ステップS8において、NG信号を出力して、表示部30にワークが取り外されたことを警告表示する。NG信号による警告が表示された場合には、ステップS4に戻り、作業者がワークを再セットすることにより、CPU10の処理及び作業員によるねじ締め付け作業を継続することができる。ワークがリリースされていないと判定した場合は、ステップS6からステップS9に移行して、PART(A)信号を監視することにより、部品Aが取り出されたか否かを判定する。
部品Aが取り出された場合、ステップS9からステップS10に進み、ステップS10において、部品Aの残存点数を1減算する。部品Aが取り出されていない場合にはステップS11に進み、PART(B)信号を監視して、部品Bが取り出されたか否かを判定する。部品Bが取り出されたときは、ステップS12に進み、部品Bの残存点数を1減算する。部品Bが取り出されていない場合には、ステップS13に進む。この実施の形態の設定においては、部品A及びBが取り出されるよう設定されるが、他の設定では、部品Cが取り出されることがあるために、部品Cの部品取り出しセンサからのPART(C)信号が入力される。そのためステップS13では、PART(C)信号を監視して、部品Cが取り出されたか否かを判定する。部品Cが取り出されたときは、これは誤って取り外されたので、ステップS7において電源供給部60に電源OFF信号を出力し、ステップS8において、NG信号を出力して、表示部30に警告表示する。
すなわち、この実施の形態では、CPU10は、部品取り出し検出センサが接続される可能性がある全ての入力ポート、すなわちPART(A)、PART(B)及びPART(C)信号を監視し、設定された部品A及びB以外の部品Cが取り出された場合にも、警告を発生する。これにより、設定された部品以外の取り出し間違いを防止することができる。
ステップS13において、部品Cが取り出されない場合には、図4のステップS14に進み、そして、ステップS14〜S19において、ねじ締め付けがあったか否かを判定する。
すなわち、まず、ステップS14において、電動ドライバ200が回転しているか否かを判定する。電動ドライバ200が回転していない場合は、ステップS6に戻り、一方、回転している場合は処理がステップS15に進んで、ねじ締め予測タイマをスタートさせる。このねじ締め予測タイマのタイムアップ時間は、ステップS1において、ねじの長さに応じて予め設定されている。その後、ステップS16において、再度電動ドライバ200が回転しているか否かを判定する。これは、ねじ締め作業の途中で一時中断したり、ねじが噛み込んでねじが浮いているのを検出するためである。電動ドライバ200が回転していない場合は、ステップS6に戻る。
電動ドライバ200が回転している場合、ステップS17において、ねじ締め予測タイマがタイムアップしているか否かを判定する。タイムアップしている場合には、ステップS18において、電動ドライバ200が回転しているか否かを再度判定する。回転していない場合、ステップS19において、TORQUE_UP信号が入力されているか否かを判定する。該TORQUE_UP信号が入力されている場合、これは正常にねじが締め付けられたことを表しており、よって、ステップS20において、ねじ残存点数から1減算する。なお、TORQUE_UP信号は、電動ドライバ200が所定の締付トルクに達してから所定時間、発生される。TORQUE_UP信号が入力されていない場合は、電動ドライバ200が空転していることを意味し、ステップS6に戻る。
ステップS10、S12及びS20において、減算結果を、部品A及び部品Bの残存点数並びにねじの残存点数として表示部30に表示させてもよい。
なお、上記説明においては、部品及びねじの取付毎に残存点数から1減算して、ゼロになったかどうかを判定するよう構成されているが、このようにする代わりに、使用済みの点数を累算して、その値が設定値に達したか否かを判定するよう構成してもよい。
次に、CPU10は、ステップS21において、ねじ、部品A、及び部品Bの全ての残存点数がゼロであるか否かを判定する。ステップS21での判定結果がNOである場合、ステップS6に戻って、上記説明したステップS6〜S20を繰り返す。
ねじ、部品A及び部品B全ての残存点数がゼロとなった場合、ステップS21から図5のステップS22に進んで、電動ドライバ200への電源供給をオフさせるよう、電源供給部60に電源OFF信号を供給し、そして、ステップS23において、ねじ締め付けが首尾よく完了したことを表すOK信号を出力する。このねじ締め付けの完了も、表示部30に表示される。作業員は、表示部30におけるねじ締め付けの完了表示をみて、ねじ締め忘れ防止装置100に接続された電動ドライバ200でのねじ締め付け動作が完了したことを知ることができる。これにより、作業員は、ワークをワークステーションから取り出す。また、ステップS24において、全締付完了信号を出力するが、この例においてはねじ締め忘れ防止装置100を単体で使用する場合であるので、実際には、全締付完了信号は外部に出力されることはない。すなわち、後述するように、ねじ締め忘れ防止装置100を単体で使用する場合には、全締付完了信号が入力されている状態にあるので、ステップS25からステップS26に進む。そして、ワークがリリースされているので、さらにステップS27に移行し、OK信号の出力をオフにする。
次に、図6及び先に説明した図3〜図5を参照して、図1に示した複数のねじ締め忘れ防止装置を従属接続した場合について説明する。図6においては、n個(ただし、nは2以上の整数)のねじ締め忘れ防止装置100(装置1、装置2、・・・、装置n)が従属接続され、これら装置1〜nに電動ドライバ200(電動ドライバ1、電動ドライバ2、・・・、電動ドライバn)が対応して接続されている場合を例示している。
なお、この例においては、部品を取り出したことを示すPART( )信号が各ねじ締め忘れ防止装置に入力されていないが、このようなPART( )信号が入力される場合であってもよいことは勿論である。なお、PART( )信号が入力されない場合、図3のステップS9〜S13の部品に関連する処理ステップが不要であるとともに、図4のステップS21における部品に関連する判定式も不要である。
また、ねじ締め忘れ防止装置それぞれに別個の電動ドライバを接続する代わりに、幾つか又は全部のねじ締め忘れ防止装置に同一の電動ドライバを接続してもよい。
ねじ締め忘れ防止装置が従属接続されている場合、後段の装置においては、WORK信号の代わりに前段の装置からのOK信号が入力される。すなわち、前段の装置からのOK信号は、図6に示すように、後段の装置においてはWORK信号として認識される。したがって、後段の装置においては、前段の装置からOK信号(図5のステップS23において発生)を受け取ったか否かは、WORK信号を受け取ったか否かと同等であり、よって、図3のステップS4において判定される。そして、ステップS4において、OK信号を受け取ったと判定しない限り、それ以降のステップが実行されない。
このように、後段の装置iにおいては、前段の装置i−1からのOK信号が供給されていないと、電動ドライバiに電源が供給されないので、ねじ締め付け作業を開始することができない。したがって、表示部30にねじ締め付け完了が表示されていないのにも拘わらず、前段のねじ締め付け作業を終了させてしまった場合であっても、作業者は、前段の作業に不備があったことを確実に認識することができる。
作業を開始する前に、作業者は、それぞれの装置1〜nの操作入力部20を操作し、ステップS1において初期設定されたデータを記憶部50へ記憶させる。そして、全締付完了信号用トランジスタをターンオンさせる。ねじ締め忘れ防止装置100においては、フォトカプラFCのフォトトランジスタが非導通のとき、全締付完了信号が入力している状態である。したがって、図6に示すように、最終段の装置nが全締付完了信号出力用のトランジスタTrをオンすると、装置1〜装置n−1のフォトカプラFCのフォトトランジスタがオン状態となり、装置1〜装置n−1は、全締付完了信号が入力していない状態となる。そして、ワークステーションにワークがセットされると、WORK信号が装置1に供給される。装置1はこれを検出して、装置1は電動ドライバ200−1に電源を供給するよう、電源供給部60にON信号を供給する(ステップS5)。これにより、電動ドライバ200−1に電力が供給される。そして、装置1の制御下で、ねじ締め付け作業が適切に実行されると、OFF信号を電源供給部60に供給して、電動ドライバ200−1の電源を遮断させ(ステップS22)、かつ装置2に対してOK信号を発生する(ステップS23)。
そして、装置1は、図5のステップS23において、全締付完了信号出力用トランジスタTrをオフにすることにより全締付完了信号を出力するが、他の装置2〜装置nとの間には、該全締付完了信号を送出するための信号線が接続されていない(すなわち、装置1の全締付完了信号を出力するためのトランジスタTrは、他の装置に接続されていない)。図6に示すように、最終段の装置nからの全締付完了信号のみが、信号線Lを介して他の装置1〜装置n−1に伝達されるよう設定されている。なお、前述のように、各装置のフォトカプラFCのフォトトランジスタが非導通状態の場合、全締付完了信号が入力されていることになる。また、ねじ締め忘れ防止装置を単体として用いる場合には、フォトカプラの入力端子がオープン状態であるので、全締付完了信号が入力された状態である。
その後、装置1は、図5のステップS25において、信号線Lを介して伝達される信号を監視して、最終段の装置nが全締付完了信号を出力したか否かを判定する。全締付完了信号が出力されている場合、ステップS26において、ワークがリリースされているかどうかを判定する。リリースされている場合、ステップS27に進み、OK信号信号をOFFにする。
一方、ステップS25において、全締付完了信号が入力されていないと判定した場合、すなわち、フォトカプラFCのフォトトランジスタが導通の場合、ステップS28に進んで、ワークがリリースされたかどうかを判定し、リリースされている場合には、ステップS29においてOK信号の出力をオフにし、リリースされていない場合には、ステップS30においてOK信号を出力し、いずれの場合も、ステップS24に戻る。なお、ワークがリリースされた場合、ステップS29においてOFF信号をオフするが、その後、ステップS25を介してステップS28に戻ったときに、ワークが再度載置されている場合がある。このような場合に対処して、一旦オフされたOK信号を、ステップS30において再度オンにする。
装置2では、OK信号(=WORK信号)が供給されたことを判定すると、電動ドライバ2の電源供給が行われ、設定されたねじ締め付け作業が実行される。その結果、適切なねじ締め付け作業が実行されると、OFF信号及びOK信号が発生される。その後も、装置1の場合と同様に処理が実行される。
同様にして、最終段の装置nにおいて、設定されたねじ締め付け作業が適切に実行されると、該装置nはOK信号を出力する。これにより、設定されたすべてのねじ締め付け作業が完了することになる。その後、装置nは、ステップS24において、全締付完了信号を出力する。該信号は、装置nの全締付完了信号出力用トランジスタTrをオフさせることによって出力され、他の装置1〜装置n−1に伝達される。これにより、これら他の装置1〜装置n−1のフォトトランジスタがオフ状態となり、各装置は、図5のステップS25において、全締付完了信号が入力されたと判定する。この状態で、作業者は、ワークをワークステーションから取り外す。
これにより、各装置1〜nは、ステップS26において、ワークがリリースされたと判定し、ステップS27において、OK信号の出力をオフにする。
本発明に係るねじ締め忘れ防止装置において入出力される信号を示す説明図である。 本発明に係るねじ締め忘れ防止装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係るねじ締め忘れ防止装置の動作を説明するためのフローチャートの一部である。 本発明に係るねじ締め忘れ防止装置の動作を説明するためのフローチャートの一部である。 本発明に係るねじ締め忘れ防止装置の動作を説明するためのフローチャートの一部であり、図3及び図4のフローチャートに続いて実行される処理を示すフローチャートである。 本発明に係る、複数のねじ締め忘れ防止装置をユニットとして従属接続した場合の実施例を示す説明図である。

Claims (17)

  1. ワークに部品をねじ締めする際のねじ締め忘れを防止するための装置において、
    ワークに取り付けるべき1又は複数の部品を設定するための第1の設定手段と、
    ワークに部品を取り付ける際に必要なねじ締めの点数を設定するための第2の設定手段と、
    ねじが締め付けられる度に発生される信号を検出することによって、ねじ締めの残存点数を計算する第1の計算手段と、
    部品が実際に取り出される度に発生される信号を検出することにより、どの部品が実際に取り出されたかを判定する第1の判定手段と、
    第2の設定手段によって設定された部品がすべて取り出されたかを判定し、かつ、第1の計算手段によって得られたねじ締めの残存点数を判定して、部品がすべて取り出されかつねじ締めの残存点数がゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力する第2の判定手段と
    からなることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  2. 請求項1記載のねじ締め忘れ装置において、該装置はさらに、
    ワークが作業位置に配置されているか否かを判定する第3の判定手段と、
    第1及び第2の設定手段により部品及びねじ締め点数が設定され、かつ、第3の判定手段によりワークが作業位置に配置されていると判定された場合に、電動ドライバの電源をオンにするための制御信号を出力する手段と
    を備えていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  3. 請求項1又は2記載のねじ締め忘れ防止装置において、該装置はさらに、
    第2の判定手段が部品がすべて取り出されかつねじ締めの残存点数がゼロであると判定した場合に、電動ドライバの電源をオフにするための制御信号を出力する手段
    を備えていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  4. ワークに部品をねじ締めする際のねじ締め忘れを防止するための装置において、
    ワークに取り付けるべき1又は複数の部品の点数を設定するための第1の設定手段と、
    ワークに部品を取り付ける際に必要なねじ締めの点数を設定するための第2の設定手段と、
    部品が実際に取り出される度に発生される信号を検出することにより、部品の残存点数を計算する第1の計算手段と、
    ねじが締め付けられる度に発生される信号を検出することによって、ねじ締めの残存点数を計算する第2の計算手段と、
    第1及び第2の計算手段によって得られた部品の残存点数及びねじ締めの残存点数を監視して、これらが共にゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力する第1の判定手段と
    からなることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  5. 請求項4記載のねじ締め忘れ防止装置において、該装置はさらに、
    ワークが作業位置に配置されているか否かを判定する第2の判定手段と、
    第1及び第2の設定手段により部品点数及びねじ締め点数が設定され、かつ、第2の判定手段によりワークが作業位置に配置されていると判定された場合に、電動ドライバの電源をオンにするための制御信号を出力する手段と
    を備えていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  6. 請求項4又は5記載のねじ締め忘れ防止装置において、該装置はさらに、
    第1の判定手段が部品残存点数及びねじ締め残存点数の双方がともにゼロであると判定した場合に、電動ドライバの電源をオフにするための制御信号を出力する手段
    を備えていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  7. ワークに部品をねじ締めする際のねじ締め忘れを防止するための装置において、該装置は従属接続された複数のユニットからなり、各ユニットは、
    ワークに部品を取り付ける際に必要なねじ締めの点数を設定するための第1の設定手段と、
    ねじが締め付けられる度に発生される信号を検出することによって、ねじ締めの残存点数を計算する第1の計算手段と、
    第1の計算手段によって得られたねじ締めの残存点数を監視して、該残存点数がゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力する第1の判定手段と、
    前段のユニットから完了信号が出力されない限り、自身の少なくとも第1の計算手段が動作しないようにする手段と
    からなることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  8. 請求項7記載のねじ締め忘れ防止装置において、各ユニットはさらに、
    ワークが作業位置に配置されているか否かを判定する第2の判定手段と、
    第1の設定手段によりねじ締めの点数が設定され、かつ、第2の判定手段によりワークが作業位置に配置されていると判定された場合に、使用する電動ドライバの電源をオンにするための制御信号を出力する電源オン信号出力手段と
    を備えていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  9. 請求項7又は8記載のねじ締め忘れ防止装置において、各ユニットはさらに、
    第1の判定手段がねじ締め残存点数がゼロであると判定した場合に、使用した電動ドライバの電源をオフにするための制御信号を出力する電源オフ信号出力手段
    を備えていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  10. 請求項7〜9いずれかに記載のねじ締め忘れを防止装置において、各ユニットはさらに、
    ワークに取り付けるべき1又は複数の部品を設定するための第2の設定手段と、
    部品が実際に取り出される度に発生される信号を検出することにより、どの部品が実際に取り出されたかを判定する第3の判定手段と
    を備え、
    第1の判定手段は、第2の設定手段によって設定された部品がすべて取り出されたかを判定し、かつ、第1の計算手段によって得られたねじ締めの残存点数を判定して、部品がすべて取り出されかつねじ締めの残存点数がゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力するよう構成されている
    ことを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  11. 請求項8に従属する請求項10記載のねじ締め忘れ装置において、電源オン信号出力手段は、第1及び第2の設定手段により部品及びねじ締め点数が設定され、かつ、第2の判定手段によりワークが作業位置に配置されていると判定された場合に、電動ドライバの電源をオンにするための制御信号を出力するよう構成されていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  12. 請求項9に従属する請求項10又は11記載のねじ締め忘れ防止装置において、電源オフ信号出力手段は、第1の判定手段が部品がすべて取り出されかつねじ締めの残存点数がゼロであると判定した場合に、電動ドライバの電源をオフにするための制御信号を出力するよう構成されていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  13. 請求項7〜9いずれかに記載のねじ締め忘れ防止装置において、各ユニットは、さらに
    ワークに部品を取り付けるべき1又は複数の部品の点数を設定するための第2の設定手段と、
    部品が実際に取り出される度に発生される信号を検出することにより、部品の残存点数を計算する第2の計算手段と
    を備え、
    第1の判定手段は、第1及び第2の計算手段によって得られたねじ締めの残存点数及び部品の残存点数を監視して、これらが共にゼロであると判定した場合に、ねじ締め付け作業の完了を示す完了信号を出力するよう構成されている
    ことを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  14. 請求項8に従属する請求項13記載のねじ締め忘れ防止装置において、電源オン信号出力手段は、第1及び第2の設定手段によりねじ締め点数及び部品点数が設定され、かつ、第2の判定手段によりワークが作業位置に配置されていると判定された場合に、使用する電動ドライバの電源をオンにするための制御信号を出力するよう構成されていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  15. 請求項9に従属する請求項13又は14記載のねじ締め忘れ防止装置において、電源オフ信号出力手段は、第1の判定手段がねじ締め残存点数及び部品残存点数の双方がともにゼロであると判定した場合に、使用した電動ドライバの電源をオフにするための制御信号を出力するよう構成されている
    ことを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  16. 請求項7〜12記載のねじ締め忘れ防止装置において、各ユニットはさらに、
    全てのユニットにおける締め付け作業が完了したことを表すための全締付完了信号を出力するための手段と、
    最終段のユニットが全締付完了信号を出力した場合にのみ、出力した完了信号をオフにする手段と
    を備えていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
  17. 請求項16記載のねじ締め忘れ防止装置において、各ユニットはさらに、
    各ユニットを単体で使用した場合、全締付完了信号が入力していると判定する判定手段
    を備えていることを特徴とするねじ締め忘れ防止装置。
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