JP2005028122A - 透析器接続用カプラージョイント - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来から使用されている透析器のコネクターと、コネクターに接続されるカプラーを何ら改変することなく、その内部に発生し得る微生物や細菌により汚染された透析液のダイアライザーへの流入を防ぎ安全な透析を可能とする。
【解決手段】 両端が開放された中空の円筒部11と、円筒部11の長手方向中間部の周方向にフランジ12を含むカプラージョイント10を、カプラージョイント10のフランジ12の一端が、透析器20のコネクター21の開口部22に液密に当接するとともに、フランジ12の他端が、カプラー30のシール面31に液密に当接するように、コネクター21とカプラー30との間に介設させる。こうすることにより、カプラー30の0−リング40を収納する凹溝32に透析液が滞留することがなくなり、細菌の繁殖を防止でき、また、細菌が生じた場合においても、透析時にその細菌のダイアライザーへの流入を防ぐことが可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、コネクターとカプラー接続する際に、コネクターとカプラーとの間に介設されるカプラージョイントに関する。また、カプラージョイントを取り付けた状態のダイアライザーコネクターの外観形状と同じ外観形状を有するダイアライザーコネクターを備えるダイアライザーに関する。
近年、幾多もの人々が腎機能障害等のため、人工透析を余儀なくされている。人工透析は腎臓の役割の一部を果たすもので、血液から老廃物を除去し、水分や電解質、pHを調節している。現在行われている人工透析では、ほとんど中空糸型の透析器(ダイアライザー)が用いられ、透析器は人工透析を監視制御する透析装置に接続される。そして透析器の中に充填された約1万本もの中空糸の内側を血液が流れ、その外側を透析液が流れる。透析装置からは、透析器に透析液を供給し排出する2本の給排液チューブが延び、この給排液チューブの先端には透析器の透析液出入口となるダイアライザーコネクターに接続するためのカプラーが設けられている。
なお、図2に示す前記ダイアライザーコネクター21の形状は国際規格(ISO8637)により定められている。そして、このダイアライザーコネクター21に接続されるカプラー30(図3参照)は、ダイアライザーコネクターに接続できる形状を備え、O−リング40、ボールベアリング50、スプリング80等、複数の部品からなるものが使用されている。
ところで、透析器はディスポーザブルであり、人工透析終了後は廃棄されるが、透析装置に設けられた給排液チューブ及びカプラーは、人工透析終了後は洗浄・消毒され継続的に再使用される。しかしながら、このカプラーは前述したとおり、ボールベアリングやO−リング等、複数の部品から構成されているため、各種部品どうしの間に必然的に隙間が形成されてしまい、人工透析中にこの隙間に透析液が浸入していた。特に図5に示すように、特にO−リング40と、O−リング40を収納する凹溝32との間の隙間に透析液が浸入しやすく、さらに、この部分は洗浄時においては洗浄液の流れが滞る場所ともなっており、洗浄が十分に行われないことが発生し得た。しかしながら、洗浄時にこの箇所が十分に洗浄されなかった場合、この箇所で細菌が繁殖するおそれがあった。そして、この細菌が産生したエンドトキシンが人工透析時に透析液に混入して透析液が汚染され、透析時にはこのエンドトキシンが透析膜を介して透析患者の血液に浸入するおそれがあった。最近の人工透析においては、透過性の高い透析器(ハイパフォーマンスメンブレン)の普及に伴って、一般に透析液の血液への逆ろ過や逆拡散が大きくなっている。その為に更なる透析液の清浄化が要求されている。そこで、前述した洗浄が完全に行えない部分が発生することに伴う透析液の汚染が問題になっている。
そこで、上記問題を解決するために、例えば特許文献1に記載されるような発明が開示されている。これは、人工透析時におけるカプラーとダイアライザーコネクターを接続するときのシール部分と、透析装置の洗浄時におけるカプラーとカプラー同士を接続するアダプターを接続する時のシール部分を異なるものにしたもので、このようにすることによって、カプラー内部の未洗浄部分を減少させるようにした発明である。
特開平9−51945号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明によると、カプラー及びアダプターの構造が複雑なため製造が容易ではなく、さらにコストアップにもつながっていた。また、特許文献1に記載の発明ではカプラー及びアダプターについては、その特殊な形状を有するものの組み合わせで用いないと所望の効果は得られなかった。
そこで、本発明者等は前記した課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に想到した。すなわち本発明は、
(1)コネクターと、コネクターに接続されるカプラーとの間に介設されるカプラージョイントであって、
両端が開放した円筒部と、円筒部の周方向に設けられたフランジとを含み、フランジの一端面はコネクターの開口部の端面に当接すると共に、フランジの他端面は、カプラーのシール面に当接するカプラージョイント、
(2)円筒部の端面がコネクターの開口部に内挿されるとともに、フランジを挟んだ円筒部の他の端面がカプラー内の、カプラージョイント挿入孔に内挿される前記(1)記載のカプラージョイント、
(3)円筒部の両端がテーパーとなっている前記(1)または(2)記載のカプラージョイント、
(4)円筒部の形成材料がフランジの形成材料と同一である前記(1)〜(3)のいずれかに記載のカプラージョイント、
(5)円筒部の形成材料がフランジの形成材料と異なっている前記(1)〜(3)のいずれかに記載のカプラージョイント、
(6)フランジが弾性を有する部材から形成されている前記(4)または(5)記載のカプラージョイント、
(7)コネクターが透析器のコネクターであり、カプラーが透析装置から延びる吸排液ホースの先端に設けられたカプラーである前記(1)〜(6)のいずれかに記載のカプラージョイント、
(8)透析器のヘッダーと、ヘッダーに冠着されるヘッダーキャップとの間に介設される請求項(1)〜(7)のいずれかに記載のカプラージョイント、
(9)上記(7)記載のカプラージョイントを取り付けた状態のダイアライザーコネクターの外観形状と同じ外観形状を有するダイアライザーコネクターを備えるダイアライザーに関する。
本発明によれば、従来から使用されている透析器のコネクターと、コネクターに接続されるカプラーを何ら改変することなく、その内部に発生し得る微生物や細菌により汚染された透析液のダイアライザーへの流入を防ぐことが可能となり安全な人工透析を実施することが出来る。また、本発明のカプラージョイントは、透析器のヘッダーに、ヘッダーキャップに収納された状態で提供されるため、カプラージョイントの紛失のおそれや、使用時にカプラージャックの所在を探すようなことはない。そして、カプラージョイントは手指等に触れることなく、無菌的にコネクターに挿着することができる。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のカプラージョイントの一部切欠縦断面図である。
図2は、透析器の一部切欠縦断面図である。
図3は、カプラーの一部切欠縦断面図である。
図4は、本発明のカプラージョイントが、透析器のコネクターとカプラーとの間に介設された状態を示す部分拡大断面図である。
図5は、透析器のコネクターと、カプラーとの従来の接続状態を示す部分拡大断面図である。
図6は、本発明のカプラージョイントが、ヘッダーキャップ内に収納された状態を示す部分拡大断面図である。図6の(a)は、本発明のカプラージョイントが、ヘッダーキャップとともにヘッダーに取り付けられた状態を示す部分拡大断面図であり、図6の(a)は、コネクターに取り付けられた状態を示す部分拡大縦断面図である。
図7は、図1のカプラージョイントをダイアライザーコネクターに取り付けた状態の外観形状と同じ外観形状を有するダイアライザーコネクターを備えるダイアライザーのダイアライザーコネクター部分の拡大外観図と拡大断面図である。
本発明のカプラージョイント10は図1に示すように、両端が開放された中空の円筒部11A・11Bと、円筒部11A・11Bの長手方向の略中間部の周方向にフランジ12を設けた構成よりなっている。図4に示すように、フランジ12の一端、円筒部11A側は、透析器20のコネクター21の開口部22の端面に液密に当接するとともに、フランジ12の他端(円筒部11B側)は、カプラー30のシール面31に液密に当接する構成よりなる。これにより、カプラー30のO−リング40は、カプラー30とコネクター21内を流れる液体、例えば透析液と接することがなくなり、O−リング40を収容する凹溝32内に透析液が滞留することもない。
カプラージョイント10の円筒部11A・11Bの直径(図1のD寸法)は8.9mm〜9.2mmであることが好ましく、9.0mm〜9.1mmであることがより好ましい。8.9mmより小さいと、カプラージョイント10の円筒部11A側では、円筒部11Aの外周表面とダイアライザーコネクターの開口部22の内周表面との間に生じる隙間が大きくなり、また、円筒部11B側では同様に円筒部11Bが内挿されるカプラー30のカプラージョイント挿入口33の内表面との隙間が大きくなり好ましくない。
また、9.2mmより大きいと、円筒部11A側ではダイアライザーコネクターへの装着が困難となり好ましくなく、また円筒部11B側ではカプラージョイントを装着したダイアライザーコネクターにカプラーを接続することが困難となり好ましくない。
また、円筒部11A・11Bの肉厚(図1のC寸法)は0.5mm〜3.0mmであることが好ましく、0.5mm〜1.5mmであることがより好ましい。0.5mmより薄いと、カプラージョイント10の強度が弱くなり好ましくなく、3.0mmより厚いと、カプラージョイント内を流れる透析液の流路が狭くなり好ましくない。
フランジ12の厚さ(図1のF寸法)は、フランジ12の端面がシール面31及びコネクター21の先端部に液密に当接し、かつ後述するカプラー30のボールベアリング50が、コネクター21の係合溝24と係合するように設定される。その厚さは、好ましくは1.0mm〜2.0mmであり、最も好ましくは1.5mmである。2.0mmよりも厚いと、カプラー30のボールベアリング50と、コネクター21の係合溝24とが係合でき無いおそれがあり好ましくなく、また、1.0mmよりも薄いとフランジ12の端面がシール面31に液密に当接することができず、フランジ12が液密に当接できないおそれがあり好ましくない。
さらに、フランジ12の外径(図1のE寸法)は前述の円筒部の外径(図1のD寸法)より1.0mm以上大きいことが好ましく13mm以下であることが好ましい。円筒部の外径との差が1.0mm以下であると本発明の目的である透析液の汚染を防ぐことが困難となるため好ましくなく、13mm以上であると、カプラーを取り付けることが出来ないおそれが有るために好ましくない。
円筒部11Aは、コネクター21の開口部22に内挿可能となっており、円筒部11Bは、カプラー30内の、カプラージョイント挿入孔33に内挿可能となっている。このカプラージョイント挿入孔33は従来からの一般的なカプラーが備えるもので、今回説明の便宜を図るためにこの様に呼ぶものである。また円筒部11A・11Bの両端はテーパー13を有している。こうすることにより、カプラージョイント10は、コネクター21及び、カプラー30及び、後述する透析器20のヘッダーキャップ60に挿入しやすい。
円筒部11A側のフランジ12の端面から円筒部11Aの端部までの長さ(図1のA寸法)は3mm〜10mmであることが好ましい。3mmより短いとカプラージョイントをダイアライザーコネクターに取り付けたときに脱落の可能性が高くなり好ましくなく、10mmより長いと、特にダイアライザーコネクターの内径とカプラージョイントの円筒部の外径の差が無い場合に、カプラージョイントをダイアライザーコネクターに装着することが困難となり好ましくない。同様に円筒部11B側のフランジ12の端面から円筒部11Bの端部までの長さ(図1のB寸法)は5mm〜11mmであることが好ましい。5mmより短いと本発明の目的である汚染防止効果が低くなる可能性が高く好ましくなく、11mmより長いと、各種寸法を有する各種のカプラーに装着することが出来ないおそれがあり好ましくない。さらに。カプラージョイントの円筒部(11B)によって、カプラー内の透析液が流入及び流出する流露を塞ぐ可能性があり好ましくない。しかしながら、カプラージョイントの円筒部11Bの外径を先端方向で縮径させることによって、透析液流路を防ぐことなくカプラージョイントの11Bの長さ(図1のB寸法)を11mm以上にすることが可能となる。この場合は使用するカプラーの内部構造によって、11Bの長さの調整を行う必要がある。
カプラージョイント10の形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの混合物、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレナフタレート、ポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン等の熱可塑性プラスチックや、ブチルゴム、塩素化ブチルコム、熱可塑性エラストマー、シリコンエラストマー等の弾性材料が挙げられるが、透析液と接しても変化を起こさないものであれば特に限定されない。特に弾性材料を用いた場合は、カプラージョイント10、カプラー30及びコネクター21の間の液密性が一層高くなり、製造時においてコネクター、カプラー、カプラージョイントの寸法誤差があった場合でも、その誤差を許容して互いを接続することが可能となる。
また、円筒部11を熱可塑性プラスチックで形成した場合であっても、フランジ12のみを前記した弾性材料により形成してもよい(図示しない)。その場合も、フランジ12を熱可塑性プラスチックのみで形成した場合に比べ、カプラージョイント10、カプラー30及びコネクター21の間の液密性を向上させることができる。このようなカプラージョイントを製造するには、弾性部材により予め成形しておいたフランジを、円筒部の長手軸方向中間部に設けた凹溝にはめ込んでよいし、インサート成形により形成してもよいし、2色成形により形成してもよい。
図2に示す透析器20のコネクター21は、国際規格(ISO8337)でその形状は定められており、コネクター21には、カプラー30内のO−リング40に液密に当接可能なように、テーパー25が設けられるとともに、長手方向中央部には、周方向に係合溝24が設けられている。コネクター21の係合溝24には、カプラー30の内周面の数カ所に設けたボールベアリング50が係合するようになっており、ダイアライザーコネクター21とカプラー30の着脱自在な接続を可能としている。
図3に示すカプラー30のカプラー本体34は、コネクター21と係合する開放口部及び給排液チューブ(図示しない)を接続可能な、ノズル35を有しており、主にステンレス等の金属材料や、ポリエチレンやポリプロピレン等のプラスチック材料から形成されている。カプラー本体34の内周面にはコネクター21の係合溝24と係合するボールベアリング50が内周面に数カ所設けられるとともに、コネクター21のマフラー23のテーパー25が当接するO−リング40を収納する凹溝32が設けられている。また、カプラー本体34の外周には、ボールベアリング50の径方向への揺動を制御する、前後に移動可能なスリーブ70及びスリーブ70の動きを規制するスプリング80が設けられている。スプリング80の弾性力に対抗してスリーブ70が後ろに移動させた際には、ボールベアリング50は径方向外側に揺動可能となり、コネクター21をカプラー30に挿入でき、スリーブ70が前に移動した際には、ボールベアリング50は揺動不能となり、コネクター21の係合溝24と係合する。なお、コネクター21もカプラー30も、カプラージョイント10が介設されることを前提とした特殊な形状ではなく、従来から使用されている一般的なものが採用可能である。このように、コネクター21とカプラー30は、従来のものを何ら改変することなく使用できるというのが、本発明の特徴でもある。
また、本発明のカプラージョイント10は、図6の(a)に示すように血液回路が接続されるヘッダー26と、ヘッダー26に冠着されるヘッダーキャップ60との間に介設された状態で提供することができる。このようにして提供されたカプラージョイント10は、ヘッダーキャップ60と一体になってヘッダー26より取り外され、そのままの状態で、図6の(b)で示すようにコネクター21に挿着され、しかる後にヘッダーキャップ60を取り外すことにより、カプラージョイント10のみがコネクター21に挿着された状態となる。このとき手指が触れるのは、カプラージョイント10が収容されたヘッダーキャップ60のみであるため、カプラージョイント10が手指に付着した細菌により汚染されることを防止することができる。ここで、カプラージョイント10は、ヘッダーキャップ60内のスカート61に挿着されるが、カプラージョイント10をコネクター21に取り付けた後ヘッダーキャップ60を取り外す際に、カプラージョイント10まで取れてしまわないよう、スカート61からカプラージョイント10を取り外すのに要す力は、コネクター21からカプラージョイント10を取り外すのに要す力よりも小さく設定しておくことが好ましい。
なお、図6では、ヘッダー26は、ルアーロックとなっているが、血液回路と接続可能なものであれば、その形状は特に限定されない。また、ヘッダーキャップ60の形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの混合物、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレナフタレート、ポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン等の熱可塑性プラスチックや、ブチルゴム、塩素化ブチルコム、熱可塑性エラストマー、シリコンエラストマー等の弾性材料が挙げられるが、医療器具の形成材料として使用実績のあるものであれば特に限定されない。
図1を用いて本発明における実施例1のカプラージョイントの説明を行う。実施例1において、カプラージョイント全体をポリエチレン樹脂において製作した。そして、各寸法については、A及びBを7mm、Cを2mm、Dを9.05mm、Eを11mm、Fを1.5mmとした。また、円筒部先端部分のテーパーとしては1mmの面取り加工を行った。本実施例によって得られたカプラージョイントをダイアライザーコネクターに装着し、通常使用しているカプラーを接続した。
図7を用いて本発明における実施例2の説明をおこなう。本実施例は図7Aに示すように、実施例1のカプラージョイントをダイアライザーコネクターに装着した状態(図4に示す。)と同じ外観形状有するダイアライザーコネクター21Aを有するダイアライザーに関するものである。図7(B)のC1、D1、E1、F1はそれぞれ実施例1のC,D,E,Fに相当し、同様の寸法で実施可能である。
本発明のカプラージョイントの一部切欠縦断面図である。 透析器の一部切欠縦断面図である。 カプラーの一部切欠縦断面図である。 本発明のカプラージョイントが、透析器のコネクターとカプラーとの間に介設された状態を示す部分拡大断面図である。 透析器のコネクターと、カプラーとの従来の接続状態を示す部分拡大断面図である。 本発明のカプラージョイントが、ヘッダーキャップ内に収納された状態を示す部分拡大断面図である。図6の(a)は、本発明のカプラージョイントが、ヘッダーキャップとともにヘッダーに取り付けられた状態を示す部分拡大断面図であり、図6の(a)は、コネクターに取り付けられた状態を示す部分拡大縦断面図である。 図1のカプラージョイントをダイアライザーコネクターに取り付けた状態の外観形状と同じ外観形状を有するダイアライザーコネクターを備えるダイアライザーのダイアライザーコネクター21A部分の拡大外観図と拡大断面図である。
符号の説明
10 カプラージョイント
11A、11B 円筒部
12フランジ
20 透析器
21 ダイアライザーコネクター
21A 実施例2におけるダイアライザーコネクター
22 開口部
25 テーパー
26 ヘッダー
30 カプラー
31 シール面
33 カプラージョイント挿入孔
60 ヘッダーキャップ
A 円筒部11Aの長さ
B 円筒部11Bの長さ
C 円筒部分の厚み
D 円筒部分の外径
E フランジの外径
F フランジの厚み

Claims (9)

  1. コネクターと、コネクターに接続されるカプラーとの間に介設されるカプラージョイントであって、
    両端が開放した円筒部と、円筒部の周方向に設けられたフランジとを含み、フランジの一端面はコネクターの開口部の端面に当接すると共に、フランジの他端面は、カプラーのシール面に当接するカプラージョイント。
  2. 円筒部の端面がコネクターの開口部に内挿されるとともに、フランジを挟んだ円筒部の他の端面がカプラー内の、カプラージョイント挿入孔に内挿される請求項1のカプラージョイント。
  3. 円筒部の両端がテーパーとなっている請求項1または2記載のカプラージョイント。
  4. 円筒部の形成材料がフランジの形成材料と同一である請求項1〜3のいずれかに記載のカプラージョイント。
  5. 円筒部の形成材料がフランジの形成材料と異なっている請求項1〜3のいずれかに記載のカプラージョイント。
  6. フランジが弾性を有する部材から形成されている請求項4または5記載のカプラージョイント。
  7. コネクターが透析器のコネクターであり、カプラーが透析装置から延びる給排液チューブの先端に設けられたカプラーである請求項1〜6のいずれかに記載のカプラージョイント。
  8. 透析器のヘッダーと、ヘッダーに冠着されるヘッダーキャップとの間に介設される請求項1〜7のいずれかに記載のカプラージョイント。
  9. 請求項7記載のカプラージョイントを取り付けた状態のダイアライザーコネクターの外観形状と同じ外観形状を有するダイアライザーコネクターを備えるダイアライザー。
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