JP2005028115A - ワイパー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のワイパーは、長繊維不織布で構成され、かつ拭き取り面における単繊維繊度が0.001〜1.0デシテックスであり、KES−FB2システムにおける曲げ剛性が0.1〜8.0×10−3 Ncm2 /cm、目付が20〜300g/m2 であることを特徴とするものである。
【選択図】図1
Description
(1)複合繊維の中空率
光学顕微鏡にて複合繊維断面を100個ランダムに観察し、単繊維の面積における中空部の面積の割合を測定して平均化した値を中空率とした。
(2)繊維繊度
光学顕微鏡にて繊維断面を100個ランダムに観察し、平均化した面積と繊維の比重から計算により求めた。なお、比重はJIS L 1015に基づいて測定した。
(3)曲げ剛性
カトーテック(株)製KES−FB2システムにより、任意に3箇所を20cm四方の大きさでサンプリングしてタテ方向とヨコ方向について測定し、その平均値を求めた。この時の該システムにおけるトルク感度(SENS)を「2×1」(標準)とし、最大曲率±2.5(cm−1)、25℃、湿度60%の条件で測定した。
(4)目付、見掛け密度
目付はJIS L 1096 8.4.2(1999)の方法で測定した。また、厚みをダイヤルシックネスゲージ((株)尾崎製作所製、商品名“ピーコックH”)により測定し、目付の値から計算によって見掛け密度を求めた。
(5)引張強力
JIS L 1096 8.12.1(1999)により、幅5cm、長さ20cmのサンプルを採取し、つかみ間隔10cmで定速伸長型引張試験器にて、引張速度10cm/分にて伸長させた。得られた値を幅1cm当たりに換算して引張強力とした。
(6)吸水率
JIS L 1907に基づいて測定した。
(7)吸水速度
JIS L 1907(バイレック法)に基づいてタテ方向、ヨコ方向を測定し、大きい方の数値を用いた。
(8)発塵性
長繊維不織布をクリーンルーム内で洗剤と超純水によって40℃で5分、60℃で10分洗浄した後、超純水を用いて3回濯ぎ、乾燥した。ついで、JIS B 9923(タンブラー法)に準じて、発生する1μ以上の粒子を測定した。なお、サンプルは5枚ランダムに採取し、それぞれについて評価を行った後、平均値をその結果とした。
(9)拭き取り性
シリコーンオイルSH200(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)を注射針で5mgガラス板上に落とし、直径45mm、重さ1kgの円柱状荷重の一端面に厚さ約1mmの織物を介して固定された試料をガラス板上に載せ、1m/minの速度で平行移動させてシリコーンオイルを拭き取った。次いで、乾式複写機用トナー(シャープ(株)製、商品名“SF−76T”)をガラス板上に振りかけ、そのトナーを圧縮空気(1kg/cm2 )で吹き飛ばした。このようにして得られたガラス板表面に、セキスイセロテープ(登録商標)(積水化学工業(株)製)を貼り付けてガラス板上の残留トナーをはぎ取り、そのはぎ取ったトナーの量を目視にて判定した。トナーが全く付着しないもの(すなわち、ガラス板上に落としたオイルを完全に試料が拭き取ったもの)を5級とし、逆にトナーが極めて多量にテープに付着したものを1級とした。なお、サンプルは5枚ランダムに採取し、それぞれについて評価を行った後、中心値をその結果とした。
ポリエチレンテレフタレート(固有粘度0.66)とナイロン6(相対粘度2.40)を用い、図1のaに示す断面形状に類似した24分割の繊維断面になる矩形口金を用い、複合比1:1、紡糸温度290℃、にて紡糸した後、矩形エジェクター(エジェクター圧0.35MPa)を用いて、紡糸速度4650m/分で吸引下にあるネットコンベアー(捕集シート)上に捕集した。この時、ネットコンベアー上に捕集した繊維を採取し、観察した結果、複合繊維の単繊維繊度は2.4デシテックス、中空率は9%であった。
ウォータージェットパンチを行った後、水酸化ナトリウム3%水溶液にて90℃で処理し、全重量の20%を除去した。得られた長繊維不織布について、実施例1同様の物性を評価し、結果を表1に示した。これにより得られた不織布は、実施例1で得られた不織布と比較して、柔軟な風合いを有していたが発塵量が上昇した。
目付を210g/m2とした以外は実施例1同様にして長繊維不織布を得た。ついで実施例1同様に評価し、結果を表1に示した。
ウォータージェットパンチの圧力を表4MPa、裏10MPa、表10MPa、裏10MPa、表10MPaとした以外は実施例1同様にして長繊維不織布を得た。ついで実施例1同様に評価し、結果を表1に示した。
ウォータージェットパンチ処理を表1MPa、裏1MPaとした以外は実施例1同様に処理した。得られた不織布の表面はほとんど分割されていない状態であり、主として2.4デシテックスの複合繊維から構成されていた。
実施例1同様のウェブを凸部の面積が21%のエンボスカレンダーにより230℃で熱接着した以外は、実施例1同様に処理した。得られた長繊維不織布の表面は、熱接着部分が分割されずに存在していた。この不織布について、実施例1同様に物性を評価し、結果を表1に示した。これにより得られた不織布はやや堅く、拭き取り性にも劣っていた。
実施例1で得られた不織布に、エーテル系エマルジョンポリウレタン(日華化学(株)製“エバファノールAP−12”)を固形分27%付与するように含浸した後、130℃で熱処理した。得られた長繊維不織布について、実施例1と同様に評価し、結果を表1に示した。これにより得られた不織布はやや堅く、また発塵量が多く、クリーンルーム用には不適であった。
吐出量とネットコンベアーの送り速度を上げて、複合繊維の単繊維繊度を4.8デシテックスとし、さらにウォータージェットパンチの処理速度を15m/分とした以外は実施例1と同様に処理した。得られた不織布について、実施例1と同様に評価し、結果を表1に示した。これにより得られた不織布は、やや堅く反発感がなく、ごわごわした風合いであり、取り扱いづらいものであった。また、繰り返し使用すると、厚みが増加し、さらに使いづらいものとなった。
2:成分B
3:中空部分
Claims (9)
- 長繊維不織布で構成され、かつ拭き取り面における単繊維繊度が0.001〜1.0デシテックスであり、KES−FB2システムにより測定される曲げ剛性が0.1〜8.0×10−3 Ncm2 /cm、目付が20〜300g/m2 であることを特徴とするワイパー。
- 該長繊維不織布が、ポリエステル系繊維とポリアミド系繊維に分割可能な分割型複合繊維を原料として構成されていることを特徴とする請求項1に記載のワイパー。
- 該長繊維不織布が、15〜200N/cmの引張強力を有するものであることを特徴とする請求項1または2に記載のワイパー。
- 該長繊維不織布の見掛け密度が0.2〜0.5g/cm3 であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のワイパー。
- 該長繊維不織布の吸水率が200%以上であることを特徴とする請求項記載1〜4のいずれかに記載のワイパー。
- JIS L 1096(バイレック法)で測定される該長繊維不織布の吸水速度が80mm以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のワイパー。
- JIS B 9923に基づいて測定される該長繊維不織布の汚染粒子の発生量で示される発塵量が、1μ以上の粒子が1500個/ft3・100cm2以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のワイパー。
- 該長繊維不織布の表面に熱接着部分が実質的に存在しないことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のワイパー。
- クリーンルームで使用することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のワイパー。
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JP2004165449A JP2005028115A (ja) | 2003-06-18 | 2004-06-03 | ワイパー |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009024307A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-05 | Toray Ind Inc | 布帛の製造方法 |
JP2015167700A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | クラレクラフレックス株式会社 | ワイパー |
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2004
- 2004-06-03 JP JP2004165449A patent/JP2005028115A/ja active Pending
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