JP2005028016A - マッサージシステム、マッサージ機及び制御プログラムデータベース - Google Patents

マッサージシステム、マッサージ機及び制御プログラムデータベース Download PDF

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Abstract

【課題】 従来に比してより一層効率的に被施療者の血行を改善するマッサージを実行することが可能なマッサージシステム、これが備えるマッサージ機及び制御プログラムデータベースを提供する。
【解決手段】 マッサージシステムは、被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構を有するマッサージ機1と、該マッサージ機1と通信することが可能であるように接続され、前記マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶するマッサージプログラムデータベース3とを備える。マッサージ機1は、被施療者の加速度脈波を測定し、当該加速度脈波に基づき被施療者の疲労度を推定する。マッサージプログラムデータベース3は、前記疲労度に基づいて特定の制御プログラムを選択し、マッサージ機1が当該制御プログラムを実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被施療者の身体を施療するマッサージ機、該マッサージ機を用いたマッサージを実行するためのマッサージシステム、及び前記マッサージ機の動作を制御するために用いられる制御プログラムを記憶する制御プログラムデータベースに関する。
椅子型又はマットレス型等のマッサージ機が広く知られている。例えば椅子型のマッサージ機は、座部と背凭れ部とを有し、人体の施療を行うための施療子を前記背凭れ部に設けた構造とされており、内蔵する複数の電動モータの駆動の組み合わせにより、施療子に複数の動作(例えば揉み動作、叩き動作、施療部位の変更等)を選択的に行わせることが可能とされたものが一般的である。このように複数種類の施療動作が可能なマッサージ機は一般的に操作部を有しており、この操作部を被施療者が操作することにより、被施療者が所望する刺激の種類(例えば揉み、叩き等)及び強さ(例えば、強、中、弱等)を選択することが可能とされており、選択した刺激の種類及び強さに応じた施療動作をマッサージ機に行わせることができる。
ところで、施療を受けるときの被施療者の生理状態(例えば疲労が激しい等)によって適した刺激は異なる。しかし、上述したようなマッサージ機における施療動作は、通常の成人が嗜好する刺激の強さ等に基づいて予めプログラムされたものであるため、必ずしも個々の被施療者に適した刺激であるとはいえない。そこで、被施療者の心拍数、血圧値、体温又は皮膚電気反射等の生体情報を測定し、測定した生体情報に基づいて施療動作を切り替えるマッサージ機が提案されている(特許文献1及び2参照)。
ところが、マッサージは被施療者の血行を改善することによって、疲労回復、リラックス、各種内臓の機能調整等の効果を得るものであるが、かかる従来のマッサージ機において測定していた心拍数、血圧値、体温又は皮膚電気反射等の生体情報は、何れも被施療者の血流量と直接関係したものではなく、このためこのような生体情報が改善されたとしても、必ずしも血行が改善されているとはいえない。そこで、被施療者の脈波を測定し、この脈波から被施療者の血流量を求め、該血流量に基づいて被施療者のリラックス度合いを判断し、このリラックス度合いに基づいて施療動作を制御するマッサージ機が提案されている(特許文献3参照)。かかる従来のマッサージ機にあっては、被施療者の脈波を測定し、当該脈波に基づいたリラックス度合いを改善すべく施療動作を制御するものであるため、効率的に被施療者の血行を改善するマッサージを実行することができる。
特開平9−192186号公報 特開2002−165853号公報 特開平10−201806号公報
しかしながら、特許文献3に開示されているマッサージ機にあっては、脈波から血流量を求めているが、脈波はその基線が安定せず、また波形の起伏に乏しく、変曲点を評価することが困難であるという性質を有しているため、求めた血流量に誤差が含まれていることが多く、マッサージによって被施療者の血行を改善することが実質的には困難であるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、従来に比してより一層効率的に被施療者の血行を改善するマッサージを実行することが可能なマッサージ機、該マッサージ機を用いたマッサージを実行するためのマッサージシステム、及び前記マッサージ機の動作を制御するために用いられる制御プログラムを記憶する制御プログラムデータベースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るマッサージシステムは、被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構を有するマッサージ機と、該マッサージ機と通信することが可能であるように接続され、前記マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する制御プログラムデータベースとを備えるマッサージシステムであって、前記マッサージ機は、前記マッサージ機構を駆動する駆動部と、該駆動部の前記マッサージ機構に対する駆動動作を制御する制御部と、被施療者の加速度脈波を測定する加速度脈波測定部とを有し、前記制御プログラムデータベースは、前記マッサージ機の加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択する制御プログラム選択部と、該制御プログラム選択部によって選択された制御プログラムを前記マッサージ機に対して送信する制御プログラム送信部とを有し、前記マッサージ機は更に、前記制御プログラムデータベースから送信された制御プログラムを受信する制御プログラム受信部を有し、前記制御部は、前記制御プログラム受信部によって受信された制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてあることを特徴とする。
加速度脈波とは脈波の時間についての2次微分波であり、当該加速度脈波は、脈波に比べて基線が安定しており、一層識別しやすい波形であるという性質を有している。従って本発明に係るマッサージシステムにあっては、被施療者から測定した加速度脈波を使用することによって、被施療者の血行を改善し得る制御プログラムを正確に特定することができ、よって従来に比してより一層効率的に被施療者の血行を改善するマッサージを実行することができる。
この場合においては、前記マッサージ機が更に、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部と、該生理状態推定部によって推定された生理状態を示す生理状態情報を前記制御プログラムデータベースへ送信する生理状態情報送信部とを有し、前記制御プログラムデータベースが更に、前記マッサージ機から送信された生理状態情報を受信する生理状態情報受信部を有し、前記制御プログラム選択部が、前記生理状態情報受信部によって受信された生理状態情報に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択すべくなしてある構成とするか、又は前記マッサージ機が更に、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波を示す加速度脈波情報を前記制御プログラムデータベースへ送信する加速度脈波情報送信部を有し、前記制御プログラムデータベースが更に、前記マッサージ機から送信された加速度脈波情報を受信する加速度脈波情報受信部と、該加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部とを有し、前記制御プログラム選択部が、前記生理状態推定部によって推定された生理状態に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択すべくなしてある構成とすることが好ましい。
脈波は、疲労(肉体的疲労及び精神的疲労)に関する生理状態、即ちその人の疲労、リラックス(ストレス)、老化度等と特に密接に関係しており、上記構成とすることによって、このような生理状態を正確に推定することが可能である。また、このように推定した生理状態に基づいて、かかる生理状態を改善するような制御プログラムを選択することによって、より一層個々の被施療者に適したマッサージを実行することができる。
上記発明においては、前記生理状態推定部を、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に含まれる第2成分波の大きさに応じて、被施療者の疲労に関する生理状態を推定するように構成することができ、この場合においては、前記生理状態推定部が、前記第2成分波の大きさの当該加速度脈波に含まれる第1成分波の大きさに対する比率を被施療者の疲労度として演算する構成とすることが好ましい。
上記発明においては、特定の生理状態における加速度脈波のパターンを示すテンプレートを記憶するテンプレート記憶部を更に備え、前記生理状態推定部が、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートとをパターンマッチングにより比較し、当該比較結果に基づいて被施療者の疲労度を決定するように構成されていてもよく、この場合においては、前記テンプレート記憶部が、複数のテンプレートを記憶することが可能であるように構成されており、前記生理状態推定部が、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートのうちの選択された一又は複数のテンプレートとをパターンマッチングにより比較することによって、被施療者の疲労度を決定するような構成とすることが好ましい。
これにより、例えば被施療者が疲労していないときの加速度脈波をテンプレートとして記憶させておくことにより、個々の被施療者の疲労度を正確に求めることができる。また、例えば家庭においてマッサージ機が使用される場合等にあっては、家人の各々の疲労していないときの加速度脈波をテンプレートとして夫々記憶させておくこともできる。更に、例えば年齢別に標準的な加速度脈波をテンプレートとして記憶させておき、被施療者の年齢のテンプレートを選択することによって、その年齢における基準のデータと比較した被施療者の疲労度を求めることができる。
本発明に係るマッサージ機は、被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構と、該マッサージ機構を駆動する駆動部と、該駆動部の前記マッサージ機構に対する駆動動作を制御する制御部と、被施療者の加速度脈波を測定する加速度脈波測定部と、該加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部と、該生理状態推定部によって推定された生理状態を示す生理状態情報を外部へ送信する生理状態情報送信部と、前記マッサージ機構を所定の動作パターンに従って動作させるための制御プログラムを外部から受信する制御プログラム受信部とを備え、前記制御部は、前記制御プログラム受信部によって受信された制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてある。
かかる構成とすることにより、マッサージ機に多数の制御プログラムを記憶させておく必要がなく、必要とされた制御プログラムのみを外部から受信することによって、マッサージ機に搭載するメモリ量を削減しながら、選択できる制御プログラムのバリエーションを増やすことができる。
この場合においては、マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶するデータベースと通信することが可能であるように接続されており、前記制御プログラム受信部が、前記データベースに記憶されている複数の制御プログラムから前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて選択された特定の制御プログラムを前記データベースから受信すべく構成されていてもよい。
また、本発明に係るマッサージ機は、被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構と、該マッサージ機構を駆動する駆動部と、該駆動部の前記マッサージ機構に対する駆動動作を制御する制御部と、被施療者の加速度脈波を測定する加速度脈波測定部と、該加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部と、該生理状態推定部によって推定された施療前後での被施療者の生理状態を示す情報を対応付けて出力する出力部とを備える。
かかる構成とすることにより、被施療者が施療前の生理状態と施療後の生理状態とを容易に比較することができ、その結果マッサージ機による施療の効果がどの程度であったのかを客観的に把握することができる。
この場合においては、前記制御部を、前記生理状態推定部によって推定された被施療者の生理状態に基づいて前記駆動動作を制御するように構成することができる。これにより、被施療者の生理状態に応じた適切な施療を実行することができる。
上記発明においては、マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する記憶部を更に備え、前記制御部が、前記生理状態推定部によって推定された生理状態に基づいて前記記憶部に記憶されている制御プログラムから特定の制御プログラムを選択し、選択した制御プログラムに従って前記駆動動作を制御するような構成としてもよい。これにより、被施療者の生理状態に応じた適切な施療を実行することができる。
上記発明においては、マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する記憶部を更に備え、前記制御部が、前記記憶部に記憶されている制御プログラムのうちの一の制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてあり、しかも前記生理状態推定部によって推定された生理状態に基づいて前記一の制御プログラムを修正し、修正した制御プログラムに従って前記駆動動作を制御するような構成としてもよい。これにより、被施療者の生理状態に応じた適切な施療を実行することができる。
上記発明においては、前記生理状態推定部を、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に含まれる第2成分波の大きさに応じて、被施療者の疲労に関する生理状態を推定するように構成することができ、この場合においては、前記生理状態推定部が、前記第2成分波の大きさの当該加速度脈波に含まれる第1成分波の大きさに対する比率を被施療者の疲労度として演算する構成とすることが好ましい。
上記発明においては、特定の生理状態における加速度脈波のパターンを示すテンプレートを記憶するテンプレート記憶部を更に備え、前記生理状態推定部が、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートとをパターンマッチングにより比較し、当該比較結果に基づいて被施療者の疲労度を決定するように構成されていてもよく、この場合においては、前記テンプレート記憶部が、複数のテンプレートを記憶することが可能であるように構成されており、前記生理状態推定部が、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートのうちの選択された一又は複数のテンプレートとをパターンマッチングにより比較することによって、被施療者の疲労度を決定するような構成とすることが好ましい。
本発明に係るマッサージ機は、被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構と、該マッサージ機構を駆動する駆動部と、該駆動部の前記マッサージ機構に対する駆動動作を制御する制御部と、被施療者の加速度脈波を測定する加速度脈波測定部と、該加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波を示す加速度脈波情報を外部へ送信する加速度脈波情報送信部と、前記マッサージ機構を所定の動作パターンに従って動作させるための制御プログラムを外部から受信する制御プログラム受信部とを備え、前記制御部は、前記制御プログラム受信部によって受信された制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてある。
本発明に係る制御プログラムデータベースは、被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構を有するマッサージ機と通信することが可能であるように接続され、前記マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する制御プログラムデータベースであって、前記マッサージ機から送信された被施療者の疲労に関する生理状態を示す生理状態情報を受信する生理状態情報受信部と、該生理状態情報受信部によって受信された生理状態情報に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択する制御プログラム選択部と、該制御プログラム選択部によって選択された制御プログラムを前記マッサージ機に対して送信する制御プログラム送信部とを備えることを特徴とする。
かかる構成とすることにより、多数の制御プログラムを一つ又は幾つかの制御プログラムデータベースで集中管理することができ、各々のマッサージ機に多くの制御プログラムを記憶させる必要がない。また、制御プログラムのバージョンアップ等の更新又は追加においては、制御プログラムデータベースの制御プログラムのみを更新し又は追加するだけでよく、各々のマッサージ機の制御プログラムを個別に更新し又は追加する手間が削減できる。
本発明に係る制御プログラムデータベースは、被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構を有するマッサージ機と通信することが可能であるように接続され、前記マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する制御プログラムデータベースであって、前記マッサージ機から送信された被施療者の加速度脈波を示す加速度脈波情報を受信する加速度脈波情報受信部と、該加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部と、該生理状態推定部によって推定された生理状態に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択する制御プログラム選択部と、該制御プログラム選択部によって選択された制御プログラムを前記マッサージ機に対して送信する制御プログラム送信部とを備えることを特徴とする。
かかる構成とすることにより、多数の制御プログラムを一つ又は幾つかの制御プログラムデータベースで集中管理することができ、また、制御プログラムのバージョンアップ等の更新又は追加においては、制御プログラムデータベースの制御プログラムのみを更新し又は追加するだけでよく、各々のマッサージ機の制御プログラムを個別に更新し又は追加する手間が削減できる。しかも、生理状態の推定が複雑な演算処理を必要とする場合にあっては、制御プログラムデータベースで集中的にかかる演算処理を実行すればよく、各々のマッサージ機において個別にかかる演算処理を実行する必要がない。
上記発明においては、前記生理状態推定部を、前記加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報が示す加速度脈波に含まれる第2成分波の大きさに応じて、被施療者の疲労に関する生理状態を推定するように構成することができ、この場合においては、前記生理状態推定部が、前記第2成分波の大きさの当該加速度脈波に含まれる第1成分波の大きさに対する比率を被施療者の疲労度として演算する構成とすることが好ましい。
上記発明においては、特定の生理状態における加速度脈波のパターンを示すテンプレートを記憶するテンプレート記憶部を更に備え、前記加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報が示す加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートとをパターンマッチングにより比較し、当該比較結果に基づいて被施療者の疲労度を決定するように構成されていてもよく、この場合においては、前記テンプレート記憶部が、複数のテンプレートを記憶することが可能であるように構成されており、前記生理状態推定部が、前記加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報が示す加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートのうちの選択された一又は複数のテンプレートとをパターンマッチングにより比較することによって、被施療者の疲労度を決定するような構成とすることが好ましい。
本発明に係るマッサージシステム、マッサージ機及び制御プログラムデータベースによる場合は、被施療者から測定した加速度脈波を使用することによって、被施療者の血行を改善し得る制御プログラムを正確に特定することができ、よって従来に比してより一層効率的に被施療者の血行を改善するマッサージを実行することができる。
以下、本発明の実施の形態に係るマッサージシステム及びマッサージ機について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るマッサージシステムの構成を示す概念図である。本実施の形態に係るマッサージシステムは、後述するマッサージ機1と、インターネット2に接続可能なマッサージプログラムデータベース(本発明に係る制御プログラムデータベース)3とを備えている。
図2は、本発明の実施の形態1に係るマッサージシステムが備えるマッサージ機の全体の構成を示す斜視図である。図2に示す如く、本実施の形態1に係るマッサージ機1は、椅子型をなしており、座部4,背凭れ部5,フットレスト6,及びアームレスト7から主として構成されている。座部4は、水平配置された棒状の脚部4aをその下部両側に夫々有するフレーム構造32(図9参照)の上部に、上部が座面4bとして用いられるように略平坦に形成されたクッション部4cが配されて構成されている。クッション部4cは、ウレタンフォーム,スポンジ,又は発泡スチロール製の内装材(図示せず)がフレーム構造32の上面に載置されており、更にこれをポリエステル製の起毛トリコット,合成皮革,又は天然皮革等からなる外装材(カバー)にて覆って構成されている。
座部4の上部前側(マッサージ機1に着座した被施療者から見たときの前側をいう。また、以下において左とはマッサージ機1に着座した被施療者から見たときの左をいい、右とは同被施療者から見たときの右をいう。)には、被施療者の足首及び脹脛をマッサージするためのフットレスト6の上端部が枢着されている。これにより、フットレスト6は、その上端部を中心にして前後に回動可能とされている。
かかるフットレスト6は、略平板状の下腿支持部6aを有している。該下腿支持部6aはその主面を前方へ向けた状態で、その上端が座部4の前側に枢着されており、これによって前後方向へ揺動することが可能となっている。下腿支持部6aの前面の両端には施療部6bが設けられており、下腿支持部6aの前面の幅方向中央部分には中間施療部6cが設けられている。そして、中間施療部6cの両側方であって、中間施療部6cと施療部6bとの間の箇所は、被施療者の脹脛(ふくらはぎ)の後部を支持する支持面6dとされている。
更に詳しくフットレスト6の構成について説明する。図3は、フットレスト6の構成を示す正面図であり、図4及び図5はその平面図である。なお、以下の記載においては、説明を簡単にするために、特に文中に示した場合を除き、フットレスト6を座面の前端から略下方へ延ばした状態について説明する。図3〜5に示すように、下腿支持部6aの支持面6dの左右両側には、支持面6dよりも一段低く形成された、支持面6dと略平行な取付面6eが夫々設けられている。各取付面6eには、後側空気袋8、受板9及び前側空気袋10から主として構成された施療部6bが取り付けられている。
図6は、収縮している状態の後側空気袋8の構成を示す平面断面図であり、図7は、膨張している状態の後側空気袋8の構成を示す平面断面図である。図6及び図7に示すように、後側空気袋8は、複数(図6及び図7では3つ)の空気袋8a〜cが重合された如き構成となっている。空気袋8a〜cのうちの相隣する2つ、即ち空気袋8a及び8b、並びに空気袋8b及び8cの接合部分には、孔8dが設けられており、これにより空気袋8a〜cが連通されている。また、取付面6eに接する空気袋8cには、空気の給排に用いられるエアホース8eが接続されている。下腿支持部6aの取付面6eには、図示しない孔が設けられており、この孔を通じてエアホース8eが座部4又は背凭れ部5に設けられた給排気装置12に接続されており(図12参照)、該給排気装置12からの給排気によって後側空気袋8が膨張又は収縮するように構成されている。
後側空気袋8の外側端、即ち支持面6dと離反する側の端部は、蛇腹状に展開することが可能となっている。一方、後側空気袋8の内側端、即ち支持面6dに近接する側の端部は展開規制部8fとなっており、空気袋8a〜cの端部同士が互いに離反しないように構成されている。この展開規制部8fにおいては、空気袋8aの端部と空気袋8cの端部とが接続せしめられており、これによって空気袋8a及び8cの端部が互いに離反しないようになっている。空気袋8bは、空気袋8a及び8cの間に介在されているため、空気袋8a及び8cの端部が互いに離反しなければ、空気袋8bの端部がこれらから離反することはない。このように、後側空気袋8の内側端は展開しないように構成されている。
図6に示すように、後側空気袋8から空気を排出した状態のときには、後側空気袋8は略扁平な状態となる。かかる状態から後側空気袋8に空気を供給した場合には、図7に示すように、後側空気袋8の内側端が展開しないまま外側端が展開し、この結果、後側空気袋8が略扇状に膨張することとなる。
このような後側空気袋8は、その展開規制部8fが取付面6eに固着されて、取付面6eに取り付けられている。これにより、後側空気袋8が扇状に膨張したときに、後側空気袋8の内側端が取付面6eから離反することがない。
このような後側空気袋8の前方には受板9が配されている。受板9は、後側空気袋8の主面部分より若干大きい面積の略四角板状をなしており、後側空気袋8の全体を覆い隠すように、後側空気袋8の前方に配されている。また、受板9は、その主面が取付面6eよりも若干小さい面積を有しており、その内側端中央部が下腿支持部6aの取付面6eと支持面6dとの段部近傍にヒンジ11によって枢着されており、このヒンジ11にて縦方向に延びた枢軸を中心として前後に回動することが可能であるように構成されている。また、受板9はヒンジ11の近傍に配されたバネ(図示せず)によって取付面6eに近接する方向へ付勢されており、後側空気袋8が膨張したときには、当該バネの付勢力に抗して受板9が前方へ回動し、後側空気袋8が収縮したときにはバネの付勢力により受板9が取付面6eと略平行となる位置まで復帰するようになっている。
受板9の前面には、2つの前側空気袋10が上下に並設されている。前側空気袋10は、後側空気袋8と同様の構成であって、そのサイズを小さくした如き構成となっており、後側空気袋8と同様、略扁平な状態から給気されたときに扇状に膨張するようになっている。かかる前側空気袋10は、その幅方向の寸法が受板9の幅方向寸法の約半分とされており、受板9の前面の略外側半分の部分に取り付けられている。各前側空気袋10は、その展開不能端を内側、即ち支持面6dと近接する側に向け、その展開可能端を外側、即ち支持面6dと離反する側に向けた状態で配されており、展開規制部10f(図6,7参照)が受板9に固着されて、受板9に取り付けられている。
更に、図3〜5に示すように、下腿支持部6aは、その幅方向略中央部分が中間施療部6cを取り付けるための中間取付面6f(図3中二点鎖線にて囲まれた台形状の部分)となっている。また、中間取付面6f及び支持面6dは互いに平行であって、一平面を構成するように、即ち高さを揃えて形成されている。
このような中間取付面6fには、一対の中間空気袋13が左右に並べられて夫々取り付けられている。中間空気袋13は、後側空気袋8の横幅を小さくした如き形状をなしており、後側空気袋8及び前側空気袋10と同様に、略扁平な状態から給気されたときに扇状に膨張するようになっている。各中間空気袋13は、その展開可能端を相近接させ、その展開不能端を相離反させ、また下方へ向かうに従って離隔距離が大きくなるように、ハ字状をなして中間取付面6fに取り付けられている。かかる中間空気袋13は、後側空気袋8の取付面6eへの取付構造と同様に、その展開規制部が中間取付面6fに固着されて、中間取付面6fに取り付けられている。
なお、被施療者の下腿は支持面6dのみによって支持される必要はなく、支持面6dによって脹脛の一部が支持され、残りの一部が収縮しているときの中間空気袋13によって支持されるように構成されていてもよい。このような場合には、常に中間空気袋13が被施療者の下腿に当接することとなり、より一層効率的に中間空気袋13の押圧力を被施療者の下腿に与えることが期待できる。
このような構成により、マッサージ機1を使用していないときには、図4に示す如く、後側空気袋8,前側空気袋10及び中間空気袋13を夫々収縮させることによって、施療部6b及び中間施療部6c夫々の前側部分が支持面6dと略平坦面を形成するので、フットレスト6が外観上略平板形状をなし、マッサージ機1の全体がシンプルな美観を呈することとなる。
また、このような状態のマッサージ機1に被施療者が着座するときには、フットレスト6の前面が略平坦面となっているので、被施療者がフットレスト6に下腿を載せやすい。また、下腿部分のマッサージを行わない場合、又はマッサージ機1を単に安楽椅子として使用する場合等にあっては、フットレスト6の前面が略平坦面となっていることによって、被施療者の下腿が拘束されず、被施療者は所望する姿勢を自由にとることができる。
更に、被施療者の脹脛部分を支持面6dに載置した状態で、後側空気袋8及び前側空気袋10を膨張させたときには、後側空気袋8が扇状に膨張することによって、左右の受板9が被施療者の下腿の外側部分と略対向するようにヒンジ11によって前方へ回動し、前側空気袋10が扇状に膨張することによって、左側の前側空気袋10の前面たる押圧面が右後方へ、右側の前側空気袋10の押圧面が左後方へ夫々回動することとなり、これによって三里、豊隆等の経穴が存在する臑の外側部分が内側後方へ向けて押圧される。従って、被施療者の血行促進、疲労回復、リラックス、各種内臓の機能調整等の効果を得ることが期待できる。
また、後側空気袋8をある程度膨張させてその膨張状態を維持したまま、前側空気袋10及び中間空気袋13の夫々を同期させて繰り返し膨張・収縮させることによって、被施療者の臑の外側部分に前側空気袋10が、脹脛の内側部分に中間空気袋13が夫々当接して、前側空気袋10と中間空気袋13とによって被施療者の下腿を挟むように押圧して当該下腿に圧迫刺激を与える脚揉み動作を実行することができる。
更に、後側空気袋8,前側空気袋10及び中間空気袋13を夫々膨張させて、被施療者の下腿を前側空気袋10及び中間空気袋13で挟んだ状態とし、その後に後側空気袋8のみを収縮させることによって、前述したバネの付勢力によって受板9が後方へ回動し、これと共に前側空気袋10が後退することとなり、被施療者の下腿が前側空気袋10と中間空気袋13とで挟まれたまま後方へ引っ張られる引き揉み動作を実行することができる。
なお、後側空気袋8,前側空気袋10及び中間空気袋13の夫々は互いに独立して膨張・収縮させることが可能であり、このような脚揉み動作及び引き揉み動作以外の動作も可能であることは言うまでもない。
次に、座部4及び背凭れ部5の構成について説明する。座部4の内部であって、座面下側の箇所には、複数の空気袋14aが配されている。これらの空気袋14aもまた、エアホースを介して給排気装置12に接続されており、給排気装置12からの給排気によって膨張又は収縮するように構成されている。また、座部4の座面中央の下側には、バイブレータ14b(図12参照)が設けられている。該バイブレータ14bは、例えばDCサーボモータの出力軸に偏心質量が取り付けられた如き構成のものであり、駆動されることによって振動を発生することができる。このような構成により、被施療者が座部4に着座した状態で空気袋14aの膨張・収縮を繰り返すことで、被施療者の臀部に圧迫刺激を与える臀部揉み動作を行うことができ、同状態でバイブレータ14bを駆動することで、被施療者の肛門部に振動刺激を与える肛門部バイブレーション動作を行うことができる。
更に座部4の後部には、背凭れ部5が設けられている。背凭れ部5は、被施療者の上半身を支持すべく、一般的な体格の成人がマッサージ機1に着座した際に、該成人の身体の一部がその外部にはみ出ない程度の大きさとされており、前面視略長方形をなしている。背凭れ部5の下端部は、後述するように座部4の後部に横方向の枢軸によって枢支されており、この枢軸を中心に背凭れ部5が回動することにより、前後にリクライニングが可能とされている。また背凭れ部5の両側部には、座部4に固定支持されたアームレスト7が夫々設けられている。このアームレスト7は、背凭れ部5の両側部から前方へ延びていて、被施療者がマッサージ機1に着座したときに、肘置きとして用いることができるようになっている。
背凭れ部5の内部には、図8に示す如き背部マッサージ機構15が設けられている。図8は、本発明の実施の形態に係るマッサージ機が有する背部マッサージ機構の構成を示す分解斜視図である。背部マッサージ機構15は被施療者の身体に機械的刺激を与える4つのローラ状の施療子16を有している。また、この施療子16を変位駆動するDCサーボモータのモータ17a,17bが設けられている。施療子16は2つのV字状のアーム18の先端それぞれに取り付けられている。夫々のアーム18は、略V字状をなす2つのコンロッド19に所定の範囲内で回転可能であるように夫々取り付けられている。各コンロッド19には、嵌合孔19aが設けられており、この嵌合孔19aに回転軸20の両端に設けられた傾斜部20aが遊嵌されている。この傾斜部20aは、回転軸20の軸長方向に対して所定角度傾斜した状態で設けられたものである。回転軸20の中間部分には、ヘリカルギヤ21aが同軸的に設けられており、このヘリカルギヤ21aがウォーム21bと噛合している。このように、ヘリカルギヤ21aとウォーム21bとでウォームギヤ機構21が構成されている。
ウォーム21bの一端には、プーリ22aが同軸的に設けられており、ベルト22bによってこのプーリ22aとモータ17aの出力軸に設けられたプーリ22cとが連結されている。従って、モータ17aの回転運動はベルト22bを介してウォーム21bへ伝達され、ウォーム21bの回転によって回転軸20が回転する。そして、回転軸20の回転に伴い、傾斜部20aが円錐形の軌跡を描くように変位し、これによってコンロッド19が規則的に動作して、左右の施療子16が近接・離反するように左右及び上下方向へ略楕円を描くように移動する。これが施療子16の揉み動作となる。なお、施療子16の揉み動作には、左右の施療子16が近接するときに前方(施療者側)へ移動し、左右の施療子16が離反するときに後方へ移動する動作も含まれる。このように、揉み動作では、施療子16が3次元的に移動することとなる。
また、図8に示すように、コンロッド19の下部には嵌合穴19bが設けられており、この嵌合穴19bに連結部材23に設けられた突出部23aが挿入されている。連結部材23には、横方向の孔23bが設けられており、この孔23bに、回転軸24の両端部に設けられた偏心部25が遊嵌している。また、回転軸24の中間部分にはプーリ26aが同軸的に設けられており、ベルト26bによってこのプーリ26aとモータ17bの出力軸に設けられたプーリ26cとが連結されている。従って、モータ17bの回転運動はベルト26bを介して回転軸24に伝達され、回転軸24の両端の偏心部25の公転によって連結部材23が略上下に移動する。この結果、コンロッド19が嵌合孔19aを中心に往復回動するので施療子16が円弧を描くように略上下に往復移動する。モータ17bを一定速度で回転させたときには、一定の周期で施療子16が往復移動することとなり、こが施療子16のたたき動作となる。また、モータ17bをその回転速度を変化させながら回転させたときには、変則的な周期で施療子16が往復移動することとなり、これが施療子16の指圧動作となる。
このように、モータ17aの駆動によって施療子16の揉み動作が、モータ17bの駆動によって施療子16のたたき動作及び指圧動作が行われ、モータ17a,17bを同時に駆動することにより、揉み動作及びたたき動作又は揉み動作及び指圧動作が合成されて行われることとなる。もちろん、各動作を独立に行うことも可能である。
このような背部マッサージ機構15は、図2に示すように昇降台28に取り付けられており、この昇降台28の両側端にはローラ28aが設けられている。該ローラ28aは、ガイドレール29に転動することが可能であるように支持されている。また昇降台28には図示しないナットが設けられており、このナットに前記ガイドレール29と平行に設けられたねじ棒30が螺合せしめられている。該ねじ棒30その上下端が枢支されており、またその下端が背凭れ部5の下部に設けられたモータ31の出力軸に連結されている。従って、モータ31の駆動によってねじ棒30が回転したときには、ローラ28aがガイドレール29に係合していることによって、前記ナットを有する昇降台28がねじ棒30と一体的に回転することが規制され、前記ナットと前記ねじ棒30とが相対的に回転して、昇降台28及び背部マッサージ機構15が昇降することとなる。このような構成により、被施療者が背凭れ部5に上半身を凭れかけた状態で背部マッサージ機構15を昇降させることで、被施療者の背中を上下に施療子16が転動するローリング動作を行うことができる。
本実施の形態1においては、以上説明した如き構成の背部マッサージ機構15と、施療部6bと、中間施療部6cと、空気袋14aとによって本発明に係るマッサージ機構が構成されている。
図9は、フットレスト4の回動構造を説明する側面図である。図9に示す如く、座部2の内部にはフレーム構造32が設けられており、このフレーム構造32に2つの直動式アクチュエータ33,34が取り付けられている。一方の直動式アクチュエータ33は、横方向へ延びた枢軸を中心として揺動することが可能であるようにフレーム構造32にその一端が枢着されており、他端が背凭れ部5の下端部に横方向へ延びた枢軸を中心として揺動することが可能であるように枢着されている。直動式アクチュエータ33,34は、夫々電動モータを有しており、該電動モータの出力軸の回転運動を直線運動へ変換して、直動式アクチュエータ33,34自体が伸縮することができるような構造となっている。この直動式アクチュエータ33とフレーム構造32との枢着位置は、直動式アクチュエータ33と背凭れ部5との枢着位置よりも前方にあり、直動式アクチュエータ33は略前後方向へ延びるように配置されている。また、背凭れ部5は、その下端部近傍において、横方向へ延びた枢軸35によってフレーム構造32に枢支されている。これにより、直動式アクチュエータ33が伸縮したときには、背凭れ部5が枢軸35を中心として前後方向へ回動することとなり、これによりリクライニング角度の変更(リクライニング角度変更動作)が行われるようになっている。
また、直動式アクチュエータ34は、横方向へ延びた枢軸を中心として揺動することが可能であるようにフレーム構造32にその一端が枢着されており、他端がフットレスト6の後部に横方向へ延びた枢軸を中心として揺動することが可能であるように枢着されている。この直動式アクチュエータ34とフレーム構造32との枢着位置は、直動式アクチュエータ34とフットレスト6との枢着位置よりも後方にあり、直動式アクチュエータ34は略前後方向へ延びるように配置されている。また、フットレスト6は、その上端近傍において、横方向へ延びた枢軸36によってフレーム構造32に枢支されている。これにより、直動式アクチュエータ34が伸縮したときには、フットレスト6が枢軸36を中心として前後方向へ回動することとなり、これによりフットレスト6の傾倒角度の変更(フットレスト角度変更動作)が行われるようになっている。
また、マッサージ機1は、図2に示すとおり、リモートコントローラ37及び加速度脈波測定器38を備えている。
リモートコントローラ37は、キー入力が可能な操作部37aと、液晶ディスプレイ等で構成された表示部37bとを有している。被施療者によって操作部37aが操作された場合、その操作に応じた出力信号を発生するようになっている。リモートコントローラ37からの出力信号はマッサージ機1に入力され、これによって被施療者からの動作指示がマッサージ機1に与えられる。
加速度脈波測定器38は、座部4の左側面から延設されたフレキシブルアーム38aの先端に設けられている。フレキシブルアーム38aは、柔軟に構成されていて湾曲することが可能であり、これによって加速度脈波測定器38をその可動範囲内において自由に移動させることができるようになっている。
図10は、本発明の実施の形態1に係るマッサージ機が備える加速度脈波測定器の外観を示す拡大斜視図である。図10に示す如く、加速度脈波測定器38は、標準的な体格の成人の左手よりも若干大きく、この左手を載置しやすいように略半楕円球形状をなしており、被施療者が左手を載置したときに人差し指が位置する箇所には、当該人差し指をを挿入する挿入穴38bが設けられている。
図11は、本発明の実施の形態1に係るマッサージ機が備える加速度脈波測定器の構成を示す部分側面断面図である。図11に示す如く、この挿入穴38bの奥部には、発光素子38cと受光素子38dとが並設されている。発光素子38cは、近赤外光を発すべく構成されており、受光素子38dは、近赤外光を受光すべく構成されている。被施療者が左手の人差し指を挿入穴38bに挿入した場合に、発光素子38cから発せられた近赤外光が当該人差し指の指尖に照射され、当該指尖の血液中ヘモグロビンに反射した近赤外光が受光素子38dによって受光されることとなる。受光素子38dは、受光量に応じた電気信号を出力すべく構成されており、これによって被施療者の指尖の容積脈波を得ることができる。
容積脈波とは、動脈の内圧変化によって生じる血流の容積変動を示したものであり、その人の心臓の拍出の態様、血管の性状、血管壁の状態、血液の特性等がその波形に現れる。脈波の波形に影響を与えるこれらの因子は、疲労(肉体的疲労及び精神的疲労)に関する生理状態、即ちその人の疲労、リラックス(又はストレス)、老化度等と密接に関係しており、かかる脈波を解析することによってその人の前記生理状態を推定することが可能である。
受光素子38dの後段にはA/D変換器38e及び演算回路38fが設けられており(図12参照)、受光素子38dから出力された脈波を示すアナログ信号がA/D変換器38eにてデジタル信号へ変換され、更にこのデジタル信号が演算回路38fによって2階微分されて、加速度脈波を示すデジタル信号が加速度脈波測定器38から出力されるようになっている。
図12は、本発明の実施の形態1に係るマッサージシステムが備えるマッサージ機の構成を示すブロック図である。マッサージ機1の背凭れ部5の下部には、制御部40が内蔵されている。この制御部40は、図12に示すように、CPU41,ROM42,RAM43,入出力インタフェース44から主として構成されている。また、入出力インタフェース44には制御部40の外部に設けられた通信部51、リモートコントローラ37及び加速度脈波測定器38が接続されている。
CPU41は、ROM42に記憶されているプログラム及び/又はRAM43にロードされたプログラムを実行することが可能である。
ROM42は、EEPROM、フラッシュメモリ等の書き換え可能な素子から構成されており、CPU41に実行されるプログラム及び各種のデータ等が記憶されている。このROM42に記憶されているプログラムには、本発明に係るマッサージ機構たる背部マッサージ機構15,施療部6b,中間施療部6c及び空気袋14aの動作パターンを示すマッサージプログラムが含まれる。即ち、かかるマッサージプログラムは、揉み動作、たたき動作、指圧動作、ローリング動作、脚揉み動作、引き揉み動作、臀部揉み動作、肛門部バイブレーション動作のうちの一を特定の速度(一定速度に限らず、速度が変化してもよい)で実行し、又は上記の各動作の複数を組み合わせ、所定の手順で(同時又は順次に)、特定の速度で実行するものである。なお、マッサージプログラムは、上記のようなマッサージ機構の各種の動作だけでなく、リクライニング角度変更動作及び/又はフットレスト角度変更動作も更に組み合わせたマッサージ機1の動作パターンを示すものであってもよい。CPU41は、ROM42に記憶されているプログラムを実行することにより、本実施の形態に係るマッサージ機1に後述するような動作を行わせることができる。
RAM43は、SRAM又はDRAM等により構成されている。RAM43は、ROM42に記憶されているプログラムを実行するときに、CPU41の作業領域として利用される。
入出力インタフェース44は、例えばUSB、IEEE1394、RS-232C等のシリアルインタフェース、SCSI、IDE、IEEE1284等のパラレルインタフェース、D/A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェース等により構成されている。
また、入出力インタフェース44には、モータ17a,17b,31を夫々駆動するための駆動回路45a,45b,45cが接続されている。駆動回路45a〜45cは、図示しない電源に接続されており、入出力インタフェース44から出力されたパルス信号に応じた電流をモータ17a,17b,31に夫々供給するようになっている。更に具体的に説明すると、CPU41がモータ17a,17b,31の回転方向及び回転速度を決定し、決定した回転方向及び回転速度に応じたパルス信号を発生させるように、入出力インタフェース44が備えるパルス発生器に指示信号を与える。パルス発生器は、CPU41から指示されたパルス幅のパルス信号を発生し、駆動回路45a〜45cに与える。このようなPWM制御により、駆動回路45a〜45cはモータ17a,17b,31にパルス信号に応じた電流を供給し、モータ17a,17b,31を所要の回転方向、回転速度にて駆動する。
なお、モータ17a,17b,31はDCサーボモータであっても、ACサーボモータであってもよい。また、このような駆動対象のモータの種類に応じて駆動回路45a〜45cの構成が変更されることは言うまでもない。
更に、入出力インタフェース44には、給排気装置12を駆動するための駆動回路45d,直動式アクチュエータ33,34を夫々駆動するための駆動回路45e,45f及びバイブレータ14bを駆動するための駆動回路45gが接続されている。かかる駆動回路45d〜45gもまた、図示しない電源に電力の供給を受けるべく接続されている。また、これらの駆動回路45d〜45gは、入出力インタフェース44から与えられた信号に従って給排気装置12,直動式アクチュエータ33,34及びバイブレータ14bへ夫々電力を供給することによって、CPU41から指示された動作内容で給排気装置12,直動式アクチュエータ33,34,バイブレータ14bを夫々駆動すべく構成されている。
通信部51は、モデム、TA及びDSU等から構成されており、インターネット2に接続された他の機器との間でデータの送受信を行うことを可能とし、外部から受信したデータを制御部40へ出力し、制御部40から入力したデータを外部へ送信することができるようになっている。
なお、本実施の形態1においては、加速度脈波測定器38によって、被施療者の脈波を取得し、当該脈波を2階微分して加速度脈波を得る構成について述べたが、これに限定されるものではなく、被施療者の脈波を測定する脈波測定器をマッサージ機1に設け、当該脈波測定器によって測定した脈波を例えば制御部40が有するCPU41によって2階微分することによって加速度脈波を得る構成としてもよい。この場合、本発明に係る加速度脈波測定部は、脈波測定器,CPU41及び当該CPU41に前記2階微分の処理を実行させるためのプログラムコードを記憶しているROM42又はRAM43等によって構成されることとなる。
次に、本発明の実施の形態1に係るマッサージシステムが備えるマッサージプログラムデータベースの構成について説明する。マッサージプログラムデータベース(以下、マッサージプログラムDBという)3は、マッサージ機1が有する背部マッサージ機構15,施療部6b,中間施療部6c及び空気袋14aの動作の制御プログラムであるマッサージプログラムを後述するように複数記憶している。そして、その記憶している複数のマッサージプログラムの中から後述するようにして選択したマッサージプログラムをマッサージ機1に対して送信する。
図13は、マッサージプログラムDB3の構成を示すブロック図である。マッサージプログラムDB3は、図13に示すように、CPU55,ROM56,RAM57,ハードディスク装置58,通信インタフェース59から主として構成されている。
CPU55は、ROM56に記憶されているプログラム及び/又はRAM57にロードされたプログラムを実行することが可能である。
ROM56は、EEPROM、フラッシュメモリ等の書き換え可能な素子から構成されており、CPU55に実行されるプログラム及び各種のデータ等が記憶されている。
RAM57は、SRAM又はDRAM等により構成されている。RAM57は、ROM56に記憶されているプログラムを実行するときに、CPU55の作業領域として利用される。
ハードディスク装置58は、オペレーティングシステム、通信プログラム、データベース管理システム(DBMS)及びデータベース58a等が記憶されている。CPU55は、ROM56及びハードディスク装置58に記憶されているプログラムを実行することにより、本実施の形態に係るマッサージプログラムDB3に後述するような動作を行わせることができる。
また、ハードディスク装置58は、本発明に係る生理状態情報として、例えば30代の男性の疲労度50%の場合に適したマッサージプログラム等のように、年齢及び性別等の属性並びに疲労度に応じて規定されたマッサージプログラムをデータベース58aに記憶している。かかるデータベース58aは、年齢、性別及び疲労度に夫々対応付けたマッサージプログラムが格納されており、年齢、性別及び疲労度をキーとして対応するマッサージプログラムを検索することが可能であるように構成されている。
通信インタフェース59は、ネットワークカード、モデム、TA及びDSU等から構成されており、インターネット2に接続された他の機器との間でデータの送受信を行うことを可能とし、外部から受信したデータをCPU55又はRAM57へ出力し、CPU55又はRAM57から入力したデータを外部へ送信することができるようになっている。
次に、本発明の実施の形態1に係るマッサージシステムの動作について説明する。図14及び図15は、本実施の形態に係るマッサージシステムの動作の手順を示すフローチャートである。なお、図14に示す手順に先立って、被施療者はマッサージ機1に対して自己の属性データ(年齢、性別等)を入力しておく。この属性データの入力は、リモートコントローラ37の操作部37aを用いて行ってもよいが、これには限定されない。例えばICカード等の可搬型記録媒体に記録されている情報を読み出すことができるようにマッサージ機1を構成し、被施療者が予め属性データが登録された可搬型記録媒体をマッサージ機1に挿入することによって属性データの入力を行うことも可能である。
被施療者は、マッサージプログラムDB3を管理する機関との間でマッサージプログラムの提供を受ける旨の契約を予め締結しておき、その機関が発行したID情報を取得する。そして、マッサージプログラムの提供を受ける場合、そのID情報を、リモートコントローラ37の操作部37aを用いてマッサージ機1に対して入力する。マッサージ機1は、入力されたID情報をマッサージプログラムDB3に対して送信する(S401)。
マッサージプログラムDB3は、マッサージ機1から送信されたID情報を受信した場合(S501)、受信したID情報に基づいて認証処理を実行し(S502)、認証に成功したか又は失敗したかを判定する(S503)。その結果、認証に失敗したと判定した場合(S503で失敗)、認証に失敗した旨を示す認証失敗情報をマッサージ機1に対して送信する(S504)。
マッサージ機1は、マッサージプログラムDB3から送信された認証失敗情報を受信した場合(S402)、処理を終了する。この場合、被施療者はマッサージプログラムDB3からマッサージプログラムの提供を受けることができない。
一方、ステップS503にて認証に成功したと判定した場合(S503で成功)、マッサージプログラムDB3は、認証に成功した旨を示す認証成功情報をマッサージ機1に対して送信する(S505)。マッサージ機1は、この認証成功情報を受信した場合(S403)、以下の処理を実行する。
まず被施療者は、左手を加速度脈波測定器38に載置し、左手の人差し指を挿入穴38bに挿入する。この結果、マッサージ前の被施療者の加速度脈波が加速度脈波測定器38によって測定され、当該加速度脈波を示す信号が制御部40へ出力される。このようにしてマッサージ機1は被施療者の加速度脈波を取得する(S404)。
次に、マッサージ機1は、取得した加速度脈波から当該被施療者の疲労度を推定する(S405)。かかる処理を更に具体的に説明する。図16は、加速度脈波の波形の一例を示すグラフである。図16に示す如く、加速度脈波は、5つの成分波によって主として構成されている。以下の説明においては、第1成分波をa波、第2成分波をb波、第3成分波をc波、第4成分波をd波、及び第5成分波をe波ということとする。加速度脈波の特徴は、かかる成分波に着目することによって以下のように説明することができる。a波の頂点は、脈波における収縮波(心臓収縮期の成分波)の起点(即ち、拡張波(心臓拡張期の成分波)の終点)であり、e波の頂点は、脈波における拡張波の起点(即ち、収縮波の終点)である。また、a波の頂点からe波の頂点までの時間間隔は心臓の収縮時間に対応している。図16において、破線で示した基準線より上を正の象限、基準線より下を負の象限としたとき、a波は常に陽性波(頂点が正の波)であり、b波は常に陰性波(頂点が負の波)である。またc波及びe波は理想的な加速度脈波においては陽性波であるが、生理状態によって陰性波ともなり得、d波は生理状態によって陽性波とも陰性波ともなり得る。
図17は、年齢別の標準的な加速度脈波の波形を示すグラフであり、(a)は25歳、(b)は35歳、(c)は45歳、(d)は55歳、(e)は65歳における標準的な加速度脈波の波形を夫々示している。図17に示す如く、加速度脈波は年齢によって波形が異なっており、このため加速度脈波を解析することによって身体の年齢又は老化度(実年齢に対する老化の程度)等を推定することができる。また、かかる加速度脈波の波形は、疲労(肉体的疲労及び精神的疲労)によっても老化と略同様の変化を示すことがわかっており、このため加速度脈波を解析することによってその人の疲労度を推定することも可能である。
b波の大きさ、即ちb波の頂点の大きさと血流量との間には、b波が大きい程、即ちb波の頂点が負の大きな値になる程血流量が多くなるという関係があることがわかっている。従って、本実施の形態1に係るマッサージシステムのステップS405の処理においては、a波の頂点の値をa、b波の頂点の値をbとしたときに、b/aを疲労度として算出する。
なお、上記構成とすることに限定されず、例えばb波の頂点の値をそのまま疲労度としてもよいし、c波の頂点、d波の頂点及び/又はe波の頂点の値を用いて疲労度を推定してもよい。
そして、推定した疲労度の数値をリモートコントローラ37の表示部37bに表示させる(S406)。これにより、被施療者は、マッサージ前の疲労度を確認することができる。そして、ステップS405にて推定した疲労度を示すデータ(本発明に係る生理状態情報。以下、疲労度データという)及び予め入力された被施療者の属性データをマッサージプログラムDB3に対して送信する(S407)。
マッサージプログラムDB3は、マッサージ機1から送信された被施療者の疲労度データ及び属性データを受信した場合(S509)、受信した疲労度データ及び属性データを検索キーとして、データベース58aから当該疲労度、年齢及び性別に対応したマッサージプログラムを検索する(S510)。マッサージプログラムDB3は、このようにして検索したマッサージプログラムをマッサージ機1に対して送信する(S511)。
マッサージ機1は、マッサージプログラムDB3から送信されたマッサージプログラムを受信した場合(S408)、受信したマッサージプログラムにしたがってマッサージ動作を開始する(S409)。そして、そのマッサージプログラムによって定められた時間だけマッサージ動作を継続した後にマッサージ動作を終了する(S410)。
マッサージ機1によるマッサージ動作の終了を確認した被施療者は、マッサージ前と同様にして再度加速度脈波の測定を試みる。その結果、マッサージ機1は、被施療者の加速度脈波を取得する(S411)。そして、ステップS405と同様の処理によって、被施療者の疲労度を推定する(S412)。続いて、マッサージ機1のCPU41は、推定した疲労度の数値をリモートコントローラ37の表示部37bに表示させる(S413)。
図18は、表示部37bの表示例を示す概念図である。図18に示すとおり、表示部37bには、マッサージ前及びマッサージ後の疲労度が対応付けられて表示される。これにより、被施療者は、マッサージ機1のマッサージによって疲労度がどの程度改善されたのかを確認することができる。これにより、被施療者はマッサージ機1によるマッサージの効果を客観的に把握することが可能となる。
次に、マッサージ機1は、マッサージ前後の疲労度データ及び前記受信したマッサージプログラムをROM42に記憶する(S414)。このようにしてマッサージ機1が疲労度データを記憶するので、被施療者はこれらの情報の履歴等を容易に確認することができる。また、マッサージ機1がマッサージプログラムDB3から提供されたマッサージプログラムを記憶するので、そのマッサージプログラムに関しては再度マッサージプログラムDB3から提供を受ける必要はない。そのため、マッサージ機1は、マッサージ前に取得した被施療者の疲労度が以前に取得した疲労度と同一又は近似している場合、その疲労度を推定したときに実行したマッサージプログラムをROM42から読み出すことによってマッサージプログラムDB3との間での通信処理を経ることなく適切なマッサージを行うことが可能となる。
以上のように、本実施の形態に係るマッサージシステムが備えるマッサージ機1は、マッサージプログラムDB3からマッサージプログラムを取得することができる。そのため、マッサージ機1はマッサージプログラムを随時更新することができるので、被施療者の様々な身体の状態に応じた適切なマッサージを実行することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、マッサージ機1にて加速度脈波から被施療者の疲労度を推定する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、マッサージ機1から加速度脈波のデータをマッサージプログラムDB3へ送信し、マッサージプログラムDB3が当該加速度脈波に基づいて被施療者の疲労度を推定し、推定した疲労度からマッサージプログラムを選択し、マッサージプログラムと共に前記疲労度のデータもマッサージ機1へ送信する構成とすることもできる。この場合においては、各マッサージ機1が疲労度推定の演算処理を行う必要がなく、このためCPU41を演算処理性能の高いものとする必要がない。
(実施の形態2)
図12に示す如く、本実施の形態に係るマッサージ機61は、ROM62を有している。当該ROM62は、EEPROM、フラッシュメモリ等の書き換え可能な素子から構成されており、CPU55に実行されるプログラム及び各種のデータ等が記憶されている。また、ROM62には、複数のテンプレートのデータが記憶されている。
ROM62に記憶されているテンプレートデータは加速度脈波のパターンを示すデータである。そして、ROM62には、年齢、性別及び疲労度毎に分類された複数のテンプレートデータが記憶されている。
次に、本実施の形態2に係るマッサージシステムの動作について説明する。本実施の形態2に係るマッサージ機61は、被施療者の疲労度を推定する処理(図15のステップS606,S612)において、ステップS404,S411で取得した被施療者の加速度脈波と前記テンプレートとを公知のパターンマッチング処理によって比較して、当該比較結果に基づいて被施療者の疲労度を推定する。
被施療者の疲労度推定処理について更に詳しく説明する。マッサージ機61のCPU41は、ROM62に記憶されている複数のテンプレートデータの中から、予め入力された被施療者の性別及び年齢(属性データ)に略合致する性別及び年齢のテンプレートデータを選択し(1つであってもよいし、複数であってもよい。以下においては、複数選択された場合について説明する。)、公知のパターンマッチング処理によって、選択したテンプレートの中で取得した加速度脈波のパターンに最も近いものが何れであるかを認識する。そして、このようにして得られた前記加速度脈波のパターンに最も近いテンプレートに対応付けられている疲労度を、当該被施療者の疲労度として推定する。
このように、公知のパターンマッチング処理を利用することにより、被施療者の疲労度を比較的容易であって、しかも比較的高精度に推定することができる。
なお、本発明の実施の形態2に係るマッサージ機61のその他の構成及び作用効果は、実施の形態1に係るマッサージ機1の構成及び作用効果と同様であるので、同一の構成要素については同符号を付し、構成及び作用効果の説明を省略する。
また、被施療者の疲労度の推定処理は、本実施の形態で説明した処理に限定されるものではなく、パターンマッチング処理を利用した他の処理によって被施療者の疲労度を推定してもよい。一例として、複数の性別及び年齢(例えば、20歳男性、20歳女性、25歳男性、25歳女性、30歳男性、30歳女性、35歳男性、35歳女性、…)について、疲労度が0%のときの加速度脈波のパターンを示すデータをテンプレートデータとしてROM62に記憶させておき、マッサージの際に、予め入力された被施療者の性別及び年齢(属性データ)に略合致する性別及び年齢のテンプレートデータを1つ選択し、取得した被施療者の加速度脈波のパターンと当該テンプレートとを公知のパターンマッチング処理の類似度演算又は距離演算により類似度又は距離を演算し、類似度が小さい程疲労度が大きい、又は距離が大きい程疲労度が大きいというように予め定められた規則に従って、当該類似度又は距離に基づいて被施療者の疲労度を推定する手法が考えられる。これにより、前述した処理に比べてテンプレートの数を減ずることができ、ROM62を容量の小さいものとすることができる。
また、他の例として次のようなものが考えられる。マッサージ後等に、被施療者が疲労していないときの加速度脈波を予め測定しておき、この加速度脈波のパターンをテンプレートとしてROM62に記憶しておく。このとき、テンプレートデータには、当該被施療者を特定するデータ(ユーザ名、ID番号等)を対応付けておく。そして、マッサージの前に、属性データとして被施療者を特定するデータを入力させるようにし、マッサージの際には、この入力されたデータによって特定されるテンプレートデータを選択し、取得した被施療者の加速度脈波のパターンと当該テンプレートとを公知のパターンマッチング処理の類似度演算又は距離演算により類似度又は距離を演算し、類似度が小さい程疲労度が大きい、又は距離が大きい程疲労度が大きいというように予め定められた規則に従って、当該類似度又は距離に基づいて被施療者の疲労度を推定する。同程度の疲労度であっても加速度脈波は被施療者毎に相違するが、このようにすることによって、夫々の被施療者に各別に合致したテンプレートを選択することができるため、疲労度の推定の精度をより一層向上させることができる。
(実施の形態3)
上述した実施の形態1及び2においては、マッサージ機1,61とマッサージプログラムDB3とを有するマッサージシステムについて述べたが、本発明の実施の形態3に係るマッサージ機は、当該マッサージ機がマッサージプログラムDB3等の外部の機器と通信ネットワークを介して接続されておらず、当該マッサージ機のみが単独で動作するものである。
以下に、本発明に実施の形態3に係るマッサージ機の構成について説明する。図19は、本発明の実施の形態3に係るマッサージ機の構成を示すブロック図である。図19に示す如く、本実施の形態3に係るマッサージ機71は、実施の形態1において入出力インタフェース44に接続された通信部51が設けられておらず、実施の形態1において説明したデータベース管理システム(DBMS)及びデータベース58aと同様の構成のデータベース72aが記憶されているROM72を有している他は、実施の形態1に係るマッサージ機1の構成と同様であるので、同一構成要素については同符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態3に係るマッサージ機の動作について説明する。図20は、本実施の形態に係るマッサージ機の動作の手順を示すフローチャートである。なお、本実施の形態においても、実施の形態1において説明したように、図20に示す手順に先立って、被施療者はマッサージ機71に対して自己の属性データ(年齢、性別等)を入力しておく。まず、マッサージ機71は、被施療者の加速度脈波を取得し(S701)、取得した加速度脈波から当該被施療者の疲労度を推定し(S702)、推定した疲労度の数値をリモートコントローラ37の表示部37bに表示させる(S703)。ステップS701〜S703の処理は、実施の形態1において説明したステップS404〜S406の処理と同様であるので、その説明を省略する。なお、ステップS702の疲労度を推定する処理は、実施の形態2において説明したステップS606の処理と同様に、取得した被施療者の加速度脈波と所定のテンプレートとを公知のパターンマッチング処理によって比較して、当該比較結果に基づいて被施療者の疲労度を推定するようにしてもよい。
次に、マッサージ機71は、このようにして得た疲労度データと属性データとを検索キーとして、前述したデータベース72aから当該疲労度、年齢及び性別に対応したマッサージプログラムを検索する(S704)。マッサージ機71は、こうして検索したマッサージプログラムに従ってマッサージ動作を開始する(S705)。そして、そのマッサージプログラムによって定められた時間だけマッサージ動作を継続した後にマッサージ動作を終了する(S706)。
次に、マッサージ機71は、再度被施療者の加速度脈波を取得し(S707)、当該被施療者の疲労度を推定し(S708)、推定した疲労度の数値をリモートコントローラ37の表示部37bに表示させる(S709)。その結果、図18に示すように、表示部37bにマッサージ前及びマッサージ後の疲労度が対応付けられて表示され、被施療者がマッサージ機71によるマッサージの効果を客観的に把握することが可能となる。
このようにすることにより、マッサージ機71をマッサージプログラムDB3のような外部の機器に接続しなくても、被施療者の疲労度に応じたマッサージを実行することができ、マッサージ機71をインターネット2に接続させるために、例えば電話線等の公衆回線網に接続するためのモジュラジャックの近傍にマッサージ機71を配置する必要がなく、またインターネット2の接続に必要なコストが削減できる。
なお、本実施の形態においては、ROM72にマッサージプログラムのデータベース72aを記憶させておき、被施療者の疲労度に対応したマッサージプログラムを当該データベース72aから読み出し、これを実行する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、複数種類のマッサージプログラムをROM72に記憶させておき、被施療者が所望のマッサージプログラムを選択することができるように構成し、当該マッサージプログラムを実行する前後に、被施療者の疲労度を夫々推定し、これらの疲労度を対応付けて表示部37bに表示させるようにしてもよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係るマッサージ機は、マッサージを行っている間に被施療者加速度脈波を測定し、当該加速度脈波に基づいて疲労度を推定し、推定した疲労度に応じてマッサージ内容を変更するものである。なお、本実施の形態に係るマッサージ機の構成については実施の形態3の場合と同様であるので、同一構成要素については同符号を付し、その説明を省略する。
以下に、本発明の実施の形態4に係るマッサージ機の動作について説明する。図21は、本実施の形態に係るマッサージ機の動作の手順の一例を示すフローチャートである。なお、本実施の形態においても、実施の形態1において説明したように、図21に示す手順に先立って、被施療者はマッサージ機81(図19参照)に対して自己の属性データ(年齢、性別等)を入力しておく。まず、マッサージ機81は、被施療者の加速度脈波を取得し(S801)、取得した加速度脈波から当該被施療者の疲労度を推定し(S802)、推定した疲労度の数値をリモートコントローラ37の表示部37bに表示させる(S803)。ステップS801〜S803の処理は、実施の形態1において説明したステップS404〜S406の処理と同様であるので、その説明を省略する。
次に、マッサージ機81は、所定のマッサージプログラムに従ってマッサージ動作を開始する(S804)。このステップS804においては、実施の形態3の場合のように疲労度データと属性データとを検索キーとして、前述したデータベース72aから当該疲労度、年齢及び性別に対応したマッサージプログラムを検索し、この検索したマッサージプログラムに従ってマッサージ動作を開始するようにしてもよいし、被施療者がマッサージプログラムを選択し、この選択したマッサージプログラムに従ってマッサージ動作を開始するようにしてもよい。
マッサージ機81は、ステップS804にて開始したマッサージ動作を継続しながら、再度被施療者の加速度脈波を取得し(S805)、当該被施療者の疲労度を推定する(S806)。マッサージ機81は、このようにして推定した疲労度を前回推定した疲労度と比較することによって、被施療者の疲労度が改善されたか否かを判定する(S807)。その結果、改善されていないと判定した場合(S807でNO)、その際に実行しているマッサージプログラムとは異なるマッサージプログラムを選択し(S808)、選択したマッサージプログラムに従ってマッサージ動作を開始する(S804)。これ以降、ステップS807で被施療者の疲労度が改善されたと判定するまで、ステップS804乃至S808を繰り返す。そして、ステップS807にて被施療者の疲労度が改善されたと判定した場合(S807でYES)、マッサージ機81はマッサージ動作を終了する(S809)。
マッサージ機81によるマッサージ動作の終了を確認した被施療者は、マッサージ前と同様にして再度加速度脈波の測定を試みる。その結果、マッサージ機71は、被施療者の加速度脈波を取得し(S810)、当該被施療者の疲労度を推定し(S811)、推定した疲労度の数値をリモートコントローラ37の表示部37bに表示させる(S812)。
以上のように、本実施の形態に係るマッサージ機81は、マッサージ中の被施療者の疲労度に基づいてマッサージプログラムを適宜切り替えてマッサージを行う。そのため、マッサージを受けることによって変化する被施療者の疲労度に応じた適切なマッサージを実行することが可能となる。
ところで、ステップS808のように新たなマッサージプログラムを選択するのではなく、現在行っているマッサージに係るマッサージプログラムを一部修正することによってマッサージ動作を変更することも可能である。
図22は、本実施の形態に係るマッサージ機の動作の手順の他の例を示すフローチャートである。図22に示す如く、マッサージ機81は、ステップS806にて推定した疲労度をその前に推定した疲労度と比較することによって、被施療者の疲労度が改善されていないと判定した場合(S807でNO)、その際に実行しているマッサージプログラムを前記ステップS806にて推定した疲労度に基づいて修正する(S813)。これにより、例えばステップS806にて推定した疲労度が50%であった場合、修正前のマッサージプログラムで揉み動作を10回行うと規定している箇所を、修正後のマッサージプログラムでは揉み動作を20回行う(又はたたき動作を連続して10回行う等)ように修正する。そして、これ以降、ステップS807で被施療者の疲労度が改善されたと判定するまで、ステップS804乃至S807及びS813を繰り返す。
このようにマッサージプログラムを一部修正することによって、被施療者の疲労度に応じた適切なマッサージを実行することも可能である。
なお、以上説明した実施の形態1〜4においては、マッサージ機1,61,71,81を椅子型に構成した場合について述べたが、これに限定されるものではなく、マッサージ機をベッド型、マット型等に構成してもよい。
本発明に係るマッサージシステム、マッサージ機及び制御プログラムデータベースは、被施療者から測定した加速度脈波を使用することによって、被施療者の血行を改善し得る制御プログラムを正確に特定することができ、よって従来に比してより一層効率的に被施療者の血行を改善するマッサージを実行することができ、被施療者の身体を施療するマッサージ機、該マッサージ機を用いたマッサージを実行するためのマッサージシステム、及び前記マッサージ機の動作を制御するために用いられる制御プログラムを記憶する制御プログラムデータベース等として有用である。
本発明の実施の形態1に係るマッサージシステムの構成を示す概念図である。 本発明の実施の形態1に係るマッサージシステムが備えるマッサージ機の全体の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るマッサージ機のフットレストの構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るマッサージ機のフットレストの構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係るマッサージ機のフットレストの構成を示す平面図である。 収縮している状態の後側空気袋の構成を示す平面断面図である。 膨張している状態の後側空気袋の構成を示す平面断面図である。 本発明の実施の形態に係るマッサージ機が有する背部マッサージ機構の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るマッサージ機のフットレストの回動構造を説明する側面図である。 本発明の実施の形態1に係るマッサージ機が備える加速度脈波測定器の外観を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るマッサージ機が備える加速度脈波測定器の構成を示す部分側面断面図である。 本発明の実施の形態1に係るマッサージシステムが備えるマッサージ機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るマッサージシステムが備えるマッサージプログラムデータベースの構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るマッサージシステムの動作の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るマッサージシステムの動作の手順を示すフローチャートである。 加速度脈波の波形の一例を示すグラフである。 年齢別の標準的な加速度脈波の波形を示すグラフであり、(a)は25歳、(b)は35歳、(c)は45歳、(d)は55歳、(e)は65歳における標準的な加速度脈波の波形を夫々示している。 本発明の実施の形態1に係るマッサージ機の表示部の表示例を示す概念図である。 本発明の実施の形態3に係るマッサージ機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るマッサージ機の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るマッサージ機の動作の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るマッサージ機の動作の手順の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 マッサージ機
2 インターネット
3 (制御プログラムデータベース)
4 座部
4a 脚部
4b 座面
4c クッション部
5 背凭れ部
6 フットレスト
6a 下腿支持部
6b 施療部
6c 中間施療部
6d 支持面
6e 取付面
6f 中間取付面
7 アームレスト
8 後側空気袋
8a〜8c 空気袋
8d 孔
8e エアホース
8f 展開規制部
9 受板
10 前側空気袋
10d 展開規制部
11 ヒンジ
12 給排気装置
13 中間空気袋
14a 空気袋
14b バイブレータ
15 背部マッサージ機構
16 施療子
17a モータ
17b モータ
18 アーム
19 コンロッド
19a 嵌合孔
19b 嵌合穴
20 回転軸
20a 傾斜部
21 ウォームギヤ機構
21a ヘリカルギヤ
21b ウォーム
22a プーリ
22b ベルト
22c プーリ
23 連結部材
23a 突出部
23b 孔
24 回転軸
25 偏心部
26a プーリ
26b ベルト
26c プーリ
28 昇降台
28a ローラ
29 ガイドレール
30 棒
31 モータ
32 フレーム構造
33 直動式アクチュエータ
34 直動式アクチュエータ
35 枢軸
36 枢軸
37 リモートコントローラ
37a 操作部
37b 表示部
38 加速度脈波測定器
38a フレキシブルアーム
38b 挿入穴
38c 発光素子
38d 受光素子
38e A/D変換器
38f 演算回路
40 制御部
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 入出力インタフェース
45a〜45g 駆動回路
51 通信部
55 CPU
56 ROM
57 RAM
58 ハードディスク装置
58a データベース
59 通信インタフェース
61 マッサージ機
62 ROM
71 マッサージ機
72 ROM
81 マッサージ機

Claims (24)

  1. 被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構を有するマッサージ機と、該マッサージ機と通信することが可能であるように接続され、前記マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する制御プログラムデータベースとを備えるマッサージシステムであって、
    前記マッサージ機は、
    前記マッサージ機構を駆動する駆動部と、
    該駆動部の前記マッサージ機構に対する駆動動作を制御する制御部と、
    被施療者の加速度脈波を測定する加速度脈波測定部とを有し、
    前記制御プログラムデータベースは、
    前記マッサージ機の加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択する制御プログラム選択部と、
    該制御プログラム選択部によって選択された制御プログラムを前記マッサージ機に対して送信する制御プログラム送信部とを有し、
    前記マッサージ機は更に、
    前記制御プログラムデータベースから送信された制御プログラムを受信する制御プログラム受信部を有し、
    前記制御部は、前記制御プログラム受信部によって受信された制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてあることを特徴とするマッサージシステム。
  2. 前記マッサージ機は更に、
    前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部と、
    該生理状態推定部によって推定された生理状態を示す生理状態情報を前記制御プログラムデータベースへ送信する生理状態情報送信部とを有し、
    前記制御プログラムデータベースは更に、
    前記マッサージ機から送信された生理状態情報を受信する生理状態情報受信部を有し、
    前記制御プログラム選択部は、前記生理状態情報受信部によって受信された生理状態情報に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択すべくなしてある請求項1に記載のマッサージシステム。
  3. 前記マッサージ機は更に、
    前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波を示す加速度脈波情報を前記制御プログラムデータベースへ送信する加速度脈波情報送信部を有し、
    前記制御プログラムデータベースは更に、
    前記マッサージ機から送信された加速度脈波情報を受信する加速度脈波情報受信部と、
    該加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部とを有し、
    前記制御プログラム選択部は、前記生理状態推定部によって推定された生理状態に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択すべくなしてある請求項1に記載のマッサージシステム。
  4. 前記生理状態推定部は、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に含まれる第2成分波の大きさに応じて、被施療者の疲労に関する生理状態を推定すべくなしてある請求項2又は3に記載のマッサージシステム。
  5. 前記生理状態推定部は、前記第2成分波の大きさの当該加速度脈波に含まれる第1成分波の大きさに対する比率を被施療者の疲労度として演算する請求項4に記載のマッサージシステム。
  6. 特定の生理状態における加速度脈波のパターンを示すテンプレートを記憶するテンプレート記憶部を更に備え、
    前記生理状態推定部は、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートとをパターンマッチングにより比較し、当該比較結果に基づいて被施療者の疲労度を決定する請求項1又は2に記載のマッサージシステム。
  7. 前記テンプレート記憶部は、複数のテンプレートを記憶することが可能であるように構成されており、
    前記生理状態推定部は、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートのうちの選択された一又は複数のテンプレートとをパターンマッチングにより比較することによって、被施療者の疲労度を決定すべくなしてある請求項6に記載のマッサージシステム。
  8. 被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構と、
    該マッサージ機構を駆動する駆動部と、
    該駆動部の前記マッサージ機構に対する駆動動作を制御する制御部と、
    被施療者の加速度脈波を測定する加速度脈波測定部と、
    該加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部と、
    該生理状態推定部によって推定された生理状態を示す生理状態情報を外部へ送信する生理状態情報送信部と、
    前記マッサージ機構を所定の動作パターンに従って動作させるための制御プログラムを外部から受信する制御プログラム受信部とを備え、
    前記制御部は、前記制御プログラム受信部によって受信された制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてあるマッサージ機。
  9. マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶するデータベースと通信することが可能であるように接続されており、
    前記制御プログラム受信部は、前記データベースに記憶されている複数の制御プログラムから前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて選択された特定の制御プログラムを前記データベースから受信すべくなしてある請求項8に記載のマッサージ機。
  10. 被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構と、
    該マッサージ機構を駆動する駆動部と、
    該駆動部の前記マッサージ機構に対する駆動動作を制御する制御部と、
    被施療者の加速度脈波を測定する加速度脈波測定部と、
    該加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部と、
    該生理状態推定部によって推定された施療前後での被施療者の生理状態を示す情報を対応付けて出力する出力部と
    を備えるマッサージ機。
  11. 前記制御部は、前記生理状態推定部によって推定された被施療者の生理状態に基づいて前記駆動動作を制御すべくなしてある請求項10に記載のマッサージ機。
  12. マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記生理状態推定部によって推定された生理状態に基づいて前記記憶部に記憶されている制御プログラムから特定の制御プログラムを選択し、選択した制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてある請求項10又は11に記載のマッサージ機。
  13. マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている制御プログラムのうちの一の制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてあり、しかも前記生理状態推定部によって推定された生理状態に基づいて前記一の制御プログラムを修正し、修正した制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてある請求項10又は11に記載のマッサージ機。
  14. 前記生理状態推定部は、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波に含まれる第2成分波の大きさに応じて、被施療者の疲労に関する生理状態を推定すべくなしてある請求項8乃至13の何れかに記載のマッサージ機。
  15. 前記生理状態推定部は、前記第2成分波の大きさの当該加速度脈波に含まれる第1成分波の大きさに対する比率を被施療者の疲労度として演算する請求項14に記載のマッサージ機。
  16. 特定の生理状態における加速度脈波のパターンを示すテンプレートを記憶するテンプレート記憶部を更に備え、
    前記生理状態推定部は、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートとをパターンマッチングにより比較し、当該比較結果に基づいて被施療者の疲労度を決定する請求項8乃至13の何れかに記載のマッサージ機。
  17. 前記テンプレート記憶部は、複数のテンプレートを記憶することが可能であるように構成されており、
    前記生理状態推定部は、前記加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートのうちの選択された一又は複数のテンプレートとをパターンマッチングにより比較することによって、被施療者の疲労度を決定すべくなしてある請求項16に記載のマッサージ機。
  18. 被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構と、
    該マッサージ機構を駆動する駆動部と、
    該駆動部の前記マッサージ機構に対する駆動動作を制御する制御部と、
    被施療者の加速度脈波を測定する加速度脈波測定部と、
    該加速度脈波測定部によって測定された加速度脈波を示す加速度脈波情報を外部へ送信する加速度脈波情報送信部と、
    前記マッサージ機構を所定の動作パターンに従って動作させるための制御プログラムを外部から受信する制御プログラム受信部とを備え、
    前記制御部は、前記制御プログラム受信部によって受信された制御プログラムに従って前記駆動動作を制御すべくなしてあるマッサージ機。
  19. 被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構を有するマッサージ機と通信することが可能であるように接続され、前記マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する制御プログラムデータベースであって、
    前記マッサージ機から送信された被施療者の疲労に関する生理状態を示す生理状態情報を受信する生理状態情報受信部と、
    該生理状態情報受信部によって受信された生理状態情報に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択する制御プログラム選択部と、
    該制御プログラム選択部によって選択された制御プログラムを前記マッサージ機に対して送信する制御プログラム送信部と
    を備えることを特徴とする制御プログラムデータベース。
  20. 被施療者の身体へ刺激を与えるためのマッサージ機構を有するマッサージ機と通信することが可能であるように接続され、前記マッサージ機構を相異なる複数の動作パターンに従って夫々動作させるための複数の制御プログラムを記憶する制御プログラムデータベースであって、
    前記マッサージ機から送信された被施療者の加速度脈波を示す加速度脈波情報を受信する加速度脈波情報受信部と、
    該加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報に基づいて被施療者の疲労に関する生理状態を推定する生理状態推定部と、
    該生理状態推定部によって推定された生理状態に基づいて前記複数の制御プログラムから特定の制御プログラムを選択する制御プログラム選択部と、
    該制御プログラム選択部によって選択された制御プログラムを前記マッサージ機に対して送信する制御プログラム送信部と
    を備えることを特徴とする制御プログラムデータベース。
  21. 前記生理状態推定部は、前記加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報が示す加速度脈波に含まれる第2成分波の大きさに応じて、被施療者の疲労に関する生理状態を推定すべくなしてある請求項20に記載の制御プログラムデータベース。
  22. 前記生理状態推定部は、前記第2成分波の大きさの当該加速度脈波に含まれる第1成分波の大きさに対する比率を被施療者の疲労度として演算する請求項21に記載の制御プログラムデータベース。
  23. 特定の生理状態における加速度脈波のパターンを示すテンプレートを記憶するテンプレート記憶部を更に備え、
    前記生理状態推定部は、前記加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報が示す加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートとをパターンマッチングにより比較し、当該比較結果に基づいて被施療者の疲労度を決定する請求項20に記載のマッサージ機。
  24. 前記テンプレート記憶部は、複数のテンプレートを記憶することが可能であるように構成されており、
    前記生理状態推定部は、前記加速度脈波情報受信部によって受信された加速度脈波情報が示す加速度脈波のパターンと、前記テンプレート記憶部に記憶されているテンプレートのうちの選択された一又は複数のテンプレートとをパターンマッチングにより比較することによって、被施療者の疲労度を決定すべくなしてある請求項23に記載のマッサージ機。
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