JP2005025461A - 広告情報配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】広告効果を定量的に把握できる広告情報配信システムを提供する。
【解決手段】広告識別情報および広告領域情報とを含ませた広告情報を作成する広告情報作成手段21、広告情報をユーザへ向けて配信するサーバ側送受信手段23を有する広告情報配信サーバ200と、広告情報を取得する広告情報取得手段11、ユーザに関する位置情報を取得する位置情報取得手段12、ユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係を判断する判断手段13、この判断結果に応じて広告識別情報を広告情報配信サーバ200に向けて送出するユーザ側送受信手段14を有する広告情報提示装置100とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】広告識別情報および広告領域情報とを含ませた広告情報を作成する広告情報作成手段21、広告情報をユーザへ向けて配信するサーバ側送受信手段23を有する広告情報配信サーバ200と、広告情報を取得する広告情報取得手段11、ユーザに関する位置情報を取得する位置情報取得手段12、ユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係を判断する判断手段13、この判断結果に応じて広告識別情報を広告情報配信サーバ200に向けて送出するユーザ側送受信手段14を有する広告情報提示装置100とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は、ユーザに対して広告を配信する広告情報配信システムに関し、特に、実際の宣伝効果を把握することができる広告情報配信システムに関する。
【0002】
【背景技術】
基地局から無線で送信された広告情報のうち、自車両の走行地域に応じた広告情報を車両に搭載された広告表示装置に表示するという技術がある(特許文献1参照)。この技術によれば、走行地域に適した広告を行うことができる。
【0003】
しかしながら、従来の技術では、広告情報が広告事業者から一方的にユーザへ提供されるため、広告による効果を把握することができないという問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−63482号公報
【0005】
【発明の開示】
本発明は、広告の宣伝効果を定量的に把握することを目的とする。
この発明によれば、広告対象に関する広告情報をユーザに配信する広告情報配信サーバと、配信された広告情報を取得し、取得した広告情報をユーザに提示する広告情報提示装置とを有する広告情報配信システムであって、広告情報配信サーバは、広告情報を識別するための広告識別情報と、前記広告情報ごとに予め定められた広告領域情報とを含ませた広告情報をユーザへ向けて配信し、広告情報提示装置は、広告情報配信サーバから配信された広告情報を取得するとともに、ユーザに関する位置情報を取得し、取得したユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係を判断して、この判断結果に応じて広告情報の広告識別情報を広告情報配信サーバに向けて送出する広告情報配信システムを提供することができる。
これにより、広告情報の広告領域情報とユーザの位置との位置関係に応じて、その広告情報の識別情報を広告事業者側に通知することで、広告の宣伝効果を定量的に把握することができる。
【0006】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0007】
まず、図1に基づいて広告情報配信システム1の概要を説明する。図1に示すように、広告情報配信システム1は、広告事業者側の広告情報配信サーバ200とユーザ側の広告情報提示装置100とを備えている。広告情報配信システム1は、広告依頼主からの依頼に基づいて、広告対象に関する広告情報をユーザへ向けて配信する。ユーザ側の広告情報提示装置100は、広告情報配信サーバ200から配信された広告情報を取得し、取得した広告情報をユーザに提示する。
【0008】
広告情報配信サーバ200は、放送局、インターネット等の中継局を介して広告情報を配信する配信装置201と、広告情報を記憶する広告情報データベース202と、広告情報を配信する領域や広告対象の位置などを記憶した配信データベース203と、広告情報の広告対象に実際に行ったユーザ数などの広告効果の統計的データを記憶する広告効果統計データベース204とを有している。
【0009】
広告情報提示装置100は、広告情報を受信し、各種情報を広告情報配信サーバ200側に送信する送受信装置101と、広告情報をユーザに提示するディスプレイ、スピーカその他の提示装置102と、ユーザの位置情報を取得するとともに、ユーザの位置情報と広告領域情報との位置関係を判断し、判断結果に応じた情報を広告情報配信サーバ200へ送出させる制御装置103とを有している。
【0010】
図2は、本実施形態に係る広告情報配信システム1の機能ブロック図である。本実施形態の広告情報配信システム1を構成する広告情報配信サーバ200と、広告情報提示装置100とについて、それぞれ説明する。
【0011】
<広告情報配信サーバ>
本実施形態の広告情報配信サーバ200は、広告情報作成手段21と、広告情報記憶手段22と、送受信手段23と、広告効果評価手段24と、課金手段25とを有している。具体的には、少なくとも、広告情報を作成し、広告情報の配信を制御するプログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行することで、広告情報作成手段21、送受信手段23の制御手段として機能するCPUと、広告情報記憶手段22として機能するハードディスクおよびRAMとを備えている。
【0012】
「広告情報作成手段21」は、広告対象に関する広告情報を作成する。広告情報作成手段21により作成された広告情報は、デジタル形式のデータであり、テキストデータ、画像データ、音声データなどを含む。この広告情報は、広告対象を宣伝する内容のほか、広告情報を識別するための広告識別情報と、広告情報ごとに予め定められた広告領域情報とを含む。ここで広告情報は、広告依頼主からの要請に基づいて作成してもよいし、広告依頼主自体が作成した広告情報を記憶しておいてもよい。
【0013】
広告情報が含む「広告識別情報」は、広告情報を識別するための識別子であり、数値、文字の組み合わせにより表現される。
【0014】
同じく広告情報が含む「広告領域情報」は、広告情報ごとに予め定められた領域に関する情報である。広告領域情報は、広告情報を視聴したか否かを判断できる情報を含むことが好ましく、たとえば、広告対象の広告を実施する領域を含む。また、広告領域情報は、広告情報の広告対象に行ったか否かを判断できる情報を含むことが好ましく、たとえば、広告対象の所在位置に対応させた領域を含む。これらの領域は、予め、任意に定めることができる。
【0015】
広告対象の広告を実施する領域は、広告対象の所在位置を含んで設定されてもよいし、広告対象の所在位置を含むことなく設定されてもよい。広告対象の所在位置に基づいて定められる領域は、広告対象の所在位置そのものとしてもよいし、広告対象とは別に設けられた広告対象の駐車場を特定する領域としてもよい。なお、領域を規定する手法は特に限定されず、地図座標に基づいて幾何学的に定義してもよいし、市町村、都道府県等の行政区に基づいて定義してもよい。
【0016】
本実施形態の広告領域情報は、広告対象の広告を実施する領域に応じた第1エリアと、広告対象の所在位置に応じた第2エリアとを含んでいる。第1エリアは、ある広告対象について広告を行う領域を定めたものである。すなわち、第1エリアにより広告情報の配信が実施される範囲が規定され、第1エリア内に位置するユーザは広告情報を取得(視聴)したと判断することができる。第2エリアは、ある広告対象の所在位置に応じて定められる領域である。すなわち、第2エリアにより広告対象に行ったか否かの判断基準(範囲)が規定され、第2エリア内に停止したユーザは広告対象に立ち寄ったと判断することができる。
【0017】
第1エリア、第2エリアの定義手法は特に限定されず、地図座標に基づいて幾何学的に定義してもよいし、市町村、都道府県等の行政区に基づいて定義してもよい。図3(a)、(b)、(c)に第1エリア、第2エリアの態様を例示した。図3(a)に示した第1エリアと第2エリアは、所定の位置を中心とする円であって、中心座標(x1,y1)およびと半径r1と、中心座標(x2,y2)およびと半径r2とにより定義される。図3(b)に示した第1エリアと第2エリアは、座標上に特定される矩形であって、対角2点の座標(x3,y3)(x4,y4)でおよび(x5,y5)(x6,y6)により定義される。図3(c)に示した第1エリアと第2エリアは、所定の位置を中心とする円であって、中心座標(x7,y7)およびと半径r7と、中心座標(x8,y8)およびと半径r8とにより定義される。
【0018】
第1エリアと第2エリアとは、図3(a)(b)に示すように、重なった領域であってもよいし、図3(c)に示すように、重ならない領域であってもよい。図3(c)のように第1エリアと第2エリアとを異なる領域に設定することにより、所在位置に応じた第2エリアが東京である店舗(広告対象)に関し、広告情報の配信を行う第1エリアを神奈川県内に設定することも可能である。また、所在位置とは異なる場所に駐車場を有する場合などでも、第1エリアは所在位置を中心とし、第2エリアは駐車場を中心とすることができる。第1エリア、第2エリアの形状は限定されず、円、矩形のほか、店舗や施設の敷地に応じて定義してもよい。第1エリアは広告情報を配信する領域であるから、広告事業主体は、中心座標(x,y)の位置に応じて、または半径r1の距離に応じて差別化した料金を設定することができる。
【0019】
第1エリアと第2エリアの広狭関係は特に限定されないが、第2エリアは第1エリアよりも狭い領域であることが好ましい。こうすることにより、広告対象の広告を実施する領域を広くするとともに、広告対象にユーザが出向いたか否かを正確に判断することができる。本実施形態では、この観点から、第1エリアを第2エリアよりも広い範囲とした。すなわち、図3(a)の例では、r1>r2となる。
【0020】
「広告情報記憶手段22」は、作成された広告情報を記憶する。広告情報記憶手段22には、広告対象を宣伝する情報と、広告識別情報および広告領域情報(第1エリアおよび第2エリア)とが、対応づけて記憶されている。広告情報記憶手段22は、サーバ側送受信手段23のアクセスを受け付ける。つまり、サーバ側送受信手段23は、広告情報記憶手段22から広告情報を読み出して配信することができる。
【0021】
記憶された広告情報の一例を図4に示した。図4に示した広告情報は、広告情報の広告有効期限(yy:mm:dd)と、第1エリアの中心座標(X1,Y1)と、第1エリアの半径R1と、第2エリアの中心座標(X2,Y2)と、第2エリアの半径R2と、広告対象に関する広告テキストデータと、広告画像(および/または広告音声)とが、広告識別情報となる広告IDごとに定められている。
【0022】
「送受信手段23」は、広告情報作成手段21により作成され、または少なくとも一時的に記憶された広告情報をユーザ側の広告情報提示装置100へ向けて配信する。
【0023】
「広告効果評価手段24」は、広告識別情報ごとの受信回数に応じて広告の効果を評価する。本実施形態では、広告識別情報の受信回数の多い方が、広告効果が高いと評価する。また、広告効果評価手段24による評価を、広告の単価の設定、広告を実施する広告領域の設定に用いることができる。
【0024】
「課金手段25」は、広告識別情報の受信回数に基づいて広告費用の課金を行う。課金手段25は積算部251を有する。積算部251は、広告情報提示装置100から広告識別情報を受信した回数をカウントする。また、積算部251は、広告ID(広告識別情報)ごとの広告単価を記憶した課金テーブル252を有している。課金手段25は、広告単価に受信回数を乗じて広告料金を算出する。課金処理の過程を図5に示した。図5に示すように広告識別情報である広告IDと広告単価とが対応づけられており、この広告単価に今月中にカウントされた広告識別情報の通知回数(サーバ側が受信した回数)を乗じて、月ごとの合計金額を算出する。この合計金額は、請求先ごとに課金処理される。広告識別情報の受信回数が多ければ、多くのユーザが広告情報を視聴した、または広告対象に立ち寄ったと判断できる。本実施形態によれば、広告識別情報を受信した回数、すなわち広告を利用した回数に応じて広告料金を課金することができる。すなわち、広告事業者は広告の効果に応じた適正な広告費用を請求することができ、広告依頼主側も広告の効果に応じた適正な料金を支払うことができる。
【0025】
<広告情報提示装置>
本実施形態の広告情報提示装置100は、ユーザが搭乗する車両に搭載されている。この車両には、ナビゲーション装置300が搭載されており、広告情報提示装置100は、ナビゲーション装置300および車両情報検出装置400と相互に情報の授受が可能であるように車載LANにより接続されている。
【0026】
広告情報提示装置100の構成を図2および図6に基づいて説明する。広告情報提示装置100の機能ブロックを図2に示し、具体的なハードウェア構成を図6に示した。
図2に示すように、広告情報提示装置100は、広告情報取得手段11と、位置情報取得手段12と、判断手段13と、(ユーザ側)送受信手段14と、提示手段15とを有している。
【0027】
「広告情報取得手段11」は、広告情報配信サーバ200から配信された広告情報を取得する。この広告情報は、広告対象を宣伝する内容のほか、広告情報を識別するための広告識別情報と、広告情報ごとに予め定められた広告領域情報(本実施形態では第1エリアおよび第2エリア)とを含む。広告情報取得手段11は、地上デジタル放送を受信できるデジタル放送受信テレビや、移動体通信網を介したデジタルデータの送受信を行う移動体電話を用いることができる。本実施形態の広告情報取得手段11は、図6に示すように、地上デジタル放送を受信する放送受信用アンテナ111、放送受信用チューナである地上デジタル受信機112、地上デジタル受信機とのインタフェース回路を有する拡張インタフェース113と介して広告情報を取得する。
【0028】
広告情報取得手段11は、取得した画像データ、音声データ、テキストデータを含む広告情報を記憶する広告情報記憶部110を有する。本実施形態では、大容量のストレージメモリであるハードディスク600を用いた。
【0029】
また、広告情報取得手段11は、広告情報記憶部110に記憶された広告情報を更新する広告情報更新部114を有している。広告情報更新部114は、広告情報配信サーバ200へ送出した広告識別情報に対応する広告情報を広告情報記憶部110から消去する。広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ送出した場合、ユーザは広告識別情報に対応する広告情報をすでに視聴したと判断できる。視聴済みの広告情報を広告情報記憶部110に記憶させておくことは、ハードウェア資源の無駄であるため、これを削除する。これにより、広告情報記憶部110を有効に活用することができる。
【0030】
「位置情報取得手段12」は、ユーザに関する位置情報を取得する。ユーザに関する位置情報には、ユーザの現在位置、またはユーザの停止位置が含まれる。「位置情報取得手段12」は、停止位置取得機能121と現在位置取得機能122とを有している。「現在位置取得機能122」は、ユーザが搭乗する車両に搭載されたナビゲーション装置300の自車位置検出部301が検出した自車位置情報をユーザの現在位置として取得する。具体的には、ナビゲーション装置300はGPS機能(Global Positioning System)を有し、図6に示すように衛星GPSアンテナ311、GPS受信機312とを備えている。この場合ジャイロ313から取得した情報を参照して正確な自車位置を決定してもよい。
【0031】
また、「停止位置取得機能121」は、車両情報検出装置400が検出した車速情報に基づいて判断された車両の停止位置を取得する。本実施形態の「停止位置取得機能121」は、所定時間以上にわたり車速がゼロである場合、車両が停止したと判断し、そのタイミングにおける車両の現在位置を車両の停止位置とする。車両情報検出装置400は、図6に示すように、車速センサ401を有しており、車速情報は車速センサ401を介して取得される。車両が停止したときの車両の現在位置は、ナビゲーション装置300を介して取得する。なお、「停止位置取得機能121」は、ナビゲーション装置300の走行履歴検出部302が検出した自車位置情報の経時的な履歴を取得し、車両が同じ位置に所定時間以上所在する場合、車両は停止したと判断し、その位置を停止位置として取得してもよい。
【0032】
「判断手段13」は、座標値で表された位置および領域を比較する位置比較機能を有し、位置情報取得手段12により取得された「ユーザに関する位置情報」と「広告領域情報」との位置関係を判断する。ユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係とは、例えばユーザに関する位置が広告領域情報内に含まれるか否か、またはその距離関係などである。図6に示すように、「判断手段13」は、少なくとも、ユーザに関する位置情報と広告情報の広告領域情報との位置関係を判断するプログラムを格納したROM132と、このROM132に格納されたプログラムを実行することで、判断手段13として機能するCPU131と、広告情報、位置情報、その他の広告情報の提示処理に必要な情報を記憶するRAM133とを備えている。
【0033】
前述したように、本実施形態のユーザに関する位置には、ユーザが搭乗する車両の現在位置、ユーザが搭乗する車両の停止位置が含まれる。また本実施形態の広告領域情報には第1エリアと第2エリアとが含まれる。本実施形態の判断手段13は、「ユーザが搭乗する車両の停止位置」と広告対象の所在位置に応じた「第2エリア」との位置関係、すなわち「ユーザが搭乗する車両の停止位置」が「第2エリア」に含まれるか否かを判断する。この判断結果は、送受信手段14へ送出される。また、判断手段13は、「ユーザが搭乗する車両の現在位置」と広告対象の広告を実施する領域に応じた「第1エリア」との位置関係、すなわち、「ユーザが搭乗する車両の現在位置」が「第1エリア」に含まれるか否か判断する。この判断結果は提示手段15へ送出される。
【0034】
「送受信手段14」は、判断手段13の判断結果に応じて、広告情報の広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ向けて送出する。本実施形態の送受信手段14は、「ユーザが搭乗する車両の停止位置」が「第2エリア」に含まれる場合、広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ送出する。なお、送受信手段14は、「ユーザが搭乗する車両の停止位置」と「第2エリア」とが所定の距離以内となった場合、広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ送出してもよい。
【0035】
「送受信手段14」は、広告識別情報を、通信回線を通じて広告情報配信サーバ200へ送出する。図6に示すように、送受信手段14は、車載通信モジュール用のアンテナ141と、車載の通信用モジュール142と、通信用モジュールとのインタフェース回路143とを有している。広告情報配信サーバ200の「広告効果評価手段24」は、広告識別情報の受信回数に基づいて広告の宣伝効果を定量的に把握することができる。また、「課金手段25」は、広告識別情報の受信回数に基づいて、広告料金の課金を行うことができる。
【0036】
「ユーザ側送受信手段14」は「ACC信号取得部141」と「送信タイミング制御部142」とを有している。送信タイミング制御部142は、送受信手段14の広告識別情報の送信タイミングを制御する。
【0037】
「ACC信号取得部141」は、ユーザが搭乗する車両のアクセサリスイッチの入力信号を取得する。ACCの入力信号は、イグニッションキー入力装置500を介して取得する。「送信タイミング制御部142」は、予め定めたタイミングにおいてACC信号取得部141がアクセサリスイッチの入力信号を取得した場合、広告識別情報を広告情報配信サーバ200に向けて送出させる。「予め定めたタイミング」は、任意に定めることができる。ACCがオフとされた後に最初にACCオンとされたタイミングとしてもよいし、日付が変更された後、最初にACCオンとされたタイミングとしてもよい。予め定めたタイミングにおいてまとめて広告識別情報を送出することにより、回線接続、ネゴシエーションの処理が1度にできるため、通信費用を節約することができる。
【0038】
「提示手段15」は、取得した広告情報の広告内容をユーザに提示する。「提示手段15」は、判断手段13の判断結果に応じて広告情報をユーザに提示する。具体的には、判断手段13により判断された、「ユーザが搭乗する車両の現在位置」と広告対象の広告を実施する領域に応じた「第1エリア」との位置関係、すなわち、「ユーザが搭乗する車両の現在位置」が「第1エリア」に含まれるか否かの判断結果に応じて広告情報をユーザに提示する。
【0039】
本実施形態の「提示手段15」は、ユーザの現在位置が第1エリアに含まれる場合、提示手段15のディスプレイ151を介して、広告情報の広告画像をユーザに提示する。この場合において、音声情報が含まれている広告音声は、提示手段15のスピーカ152を介して、ユーザに提示する。
【0040】
以上のように構成される本実施形態の広告情報配信システム100の動作を説明する。図7に本実施形態のフローチャートを示す。
【0041】
広告情報配信サーバ200の広告情報作成手段21は、広告情報を作成する(201)。この広告情報には広告対象を広告する画像、音声、テキストを含む情報と、広告情報識別情報と、広告領域情報とを含む。また、広告領域情報には、広告対象の広告を実施する領域に応じた第1エリアと広告対象の所在位置に応じた第2エリアとが含まれている。サーバ側送受信手段23は作成された広告情報を広告情報提示装置100へ向けて送出する(202)。
【0042】
広告情報提示装置100の起動後(101)、ユーザ側送受信手段14は、配信された広告情報の受信を試みる。広告情報を取得した場合には広告情報記憶部110へ記憶する(103)。
【0043】
位置情報取得手段12の現在位置取得機能122は、ユーザが搭乗する車両の現在位置をナビゲーション装置300の現在位置検出部301を介して取得する(104)。
【0044】
判断手段13は、ユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係を比較する位置比較機能を起動させ、ユーザの現在位置と広告領域情報の第1エリアとを比較させる(105)。ユーザの現在位置が広告領域情報の第1エリアに含まれる場合、提示手段15を介して広告情報をユーザへ提示する(106)。広告情報に含まれる広告画像はディスプレイ151を介して提示し、広告音声はスピーカ152を介して提示する。提示された広告情報を識別する広告識別情報は、少なくとも一時的に保存される(107)。
【0045】
ユーザへ提示された広告がある場合、位置情報取得手段12の停止位置取得機能121は、ユーザの搭乗する車両の停止位置を取得する。本実施形態の停止位置情報取得機能121は、車両の車速情報を車両情報取得装置400から取得する(109)。停止位置情報取得機能121は、所定時間(3分、1分、30秒等)にわたり車速がゼロである場合、車両は停止したと判断し、停止したと判断されたタイミングにおける現在位置を停止位置とする。この現在位置は自車位置検出部301から取得する。
判断手段13は、位置比較機能を起動させ、ユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係、すなわちユーザの停止位置と第2エリアとを比較させる。ユーザの車両が第2エリアに停止した場合(110)、提示された広告情報の広告識別情報を少なくとも一時的に記憶する(111)。なお、提示された広告がない場合には、ステップ102へ戻る。
【0046】
送信タイミング制御部142は、提示された広告情報の広告識別情報を送出させるタイミングを制御する。送信タイミング制御部142は、予め定めたタイミングにおいてACC信号取得部141がアクセサリスイッチの入力信号を取得した場合(112)、広告識別情報を広告配信サーバ200へ向けて送出する(113)。
【0047】
広告情報更新部114は、送出された広告識別情報に対応する広告情報を広告情報記憶部110から削除し、広告情報のデータを更新する(114)。
【0048】
広告情報配信サーバ200の広告効果評価手段24は、広告情報提示装置100から送信された広告識別情報の受信回数を広告情報ごとに記憶する。広告効果評価手段24は、広告情報識別情報の受信回数によって、その広告情報の広告効果を評価する(203)。課金手段25は、広告情報識別情報の受信回数に応じて課金処理を行う(204)。
【0049】
図8は、送信タイミング制御部142の制御手順を示すフローチャート図である。送信タイミング制御部142は、図7に示すフローチャートのステップ112において広告識別情報を送出するタイミングを判断する。
【0050】
図8に示すように、送信タイミング制御部142は、広告情報提示装置100と車載LANで接続されたタイマから時間情報を取得する(301)。イグニッションキー入力手段500から入力信号を取得する。送信タイミング制御部142は、入力信号が、予め定めたタイミングにおいて取得されたか否かを判断する。具体的には、送信タイミング制御部142は、アクセサリスイッチの入力信号がオフ入力の後のオン入力であり、今日はじめてのエンジン始動であるか否かを判断する(302)。今日始めてのエンジン始動であると判断された場合、昨日までにRAM133に蓄積された広告識別情報があるか否かを判断する(303)蓄積された広告識別情報がある場合、蓄積された広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ向けてまとめて送信する(304)。この送信後、広告情報更新部114は、送信された広告識別情報に応じた広告情報を広告情報記憶部110から削除する(305)。削除後、初めてのエンジン始動ではない場合(302)、蓄積された広告識別情報がない場合(303)、終了へ向かう(306)。
【0051】
本実施形態の広告情報配信システム1は、以上にように構成され、機能するので、以下のような効果を奏する。
【0052】
本実施形態によれば、広告事業者側は広告の宣伝効果を定量的に把握することができる。すなわち、広告情報の広告領域情報とユーザに関する位置情報との位置関係から、ユーザが広告情報を取得(視聴)したか否か、またはユーザが広告対象に出向いたか否かを推測することができるため、広告情報の広告領域情報とユーザに関する位置情報との位置関係に応じて送信された広告識別情報の受信結果によって、広告事業者側および広告依頼者は広告の宣伝効果を定量的に把握することができる。
【0053】
また、ユーザの停止位置が広告領域情報に含まれる場合に、広告識別情報を広告配信サーバ200へ送出することにより、広告事業者側はユーザが広告対象に行ったか否か、広告を視聴したか否かという宣伝効果を定量的に把握することができる。
【0054】
広告領域情報に、広告対象の広告を実施する領域に応じた第1エリアと、広告対象の所在位置に応じた第2エリアとを含ませることにより、広範囲に所在するユーザに対して広告情報を配信するとともに、ユーザが広告対象に行ったか否かを判断することができる。
【0055】
ユーザの停止位置が広告対象の所在位置に応じた第2エリアに含まれる場合に広告識別情報を送出することにより、ユーザが広告対象に行ったと推測される場合に広告識別情報が送出され、広告事業者側はユーザが広告対象に行ったか否かという宣伝効果を定量的に把握することができる。
【0056】
広告識別情報の受信回数に応じて広告配信に係る課金処理を行うことにより、広告事業者は広告効果に応じた適切な料金を広告依頼主に請求することができる。
【0057】
ユーザの現在位置が第1エリアに含まれる場合、ユーザに広告情報(広告画像および/または広告音声)を提示することにより、予め設定した広告領域において広告情報の配信を計画的に行うことができる。
【0058】
広告領域の第2エリアを第1エリアよりも狭い領域とすることにより、ユーザが広告対象に行ったか否かを高い精度で判断することができ、広範囲に所在するユーザに対して広告情報を配信するとともに、ユーザが広告対象に行ったか否かを正確に判断することができる。
【0059】
予め定めたタイミングにおいてアクセサリスイッチが入力された場合に、広告識別情報を送出することにより、広告識別情報を纏めて送信することができ、通信費用を節約することができる。
【0060】
広告情報取得手段11が取得した広告情報から、広告情報配信サーバ200に向けて送出した広告識別情報に対応する広告情報を削除することにより、不必要な情報を削除することができ、メモリ容量を有効に利用することができる。
【0061】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】広告情報配信システム1の構成概要図である。
【図2】広告情報配信システム1のブロック図である。
【図3】広告領域情報を説明するための図である。
【図4】広告情報の一例を示す図である。
【図5】課金処理を説明するための図である。
【図6】広告情報提示装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図7】広告情報配信システム1の制御手順を示すフローチャート図である。
【図8】図2に示す送信タイミング制御部の制御手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…広告情報配信システム
100…(ユーザ側)広告情報提示装置
11…広告情報取得手段
12…位置情報取得手段
13…判断手段
14…(ユーザ側)送受信手段
15…提示手段
200…(広告事業者側)広告情報配信サーバ
21…広告情報作成手段
22…広告情報記憶手段
23…(サーバ側)送受信手段
24…広告効果評価手段
25…課金手段
【技術分野】
本発明は、ユーザに対して広告を配信する広告情報配信システムに関し、特に、実際の宣伝効果を把握することができる広告情報配信システムに関する。
【0002】
【背景技術】
基地局から無線で送信された広告情報のうち、自車両の走行地域に応じた広告情報を車両に搭載された広告表示装置に表示するという技術がある(特許文献1参照)。この技術によれば、走行地域に適した広告を行うことができる。
【0003】
しかしながら、従来の技術では、広告情報が広告事業者から一方的にユーザへ提供されるため、広告による効果を把握することができないという問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−63482号公報
【0005】
【発明の開示】
本発明は、広告の宣伝効果を定量的に把握することを目的とする。
この発明によれば、広告対象に関する広告情報をユーザに配信する広告情報配信サーバと、配信された広告情報を取得し、取得した広告情報をユーザに提示する広告情報提示装置とを有する広告情報配信システムであって、広告情報配信サーバは、広告情報を識別するための広告識別情報と、前記広告情報ごとに予め定められた広告領域情報とを含ませた広告情報をユーザへ向けて配信し、広告情報提示装置は、広告情報配信サーバから配信された広告情報を取得するとともに、ユーザに関する位置情報を取得し、取得したユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係を判断して、この判断結果に応じて広告情報の広告識別情報を広告情報配信サーバに向けて送出する広告情報配信システムを提供することができる。
これにより、広告情報の広告領域情報とユーザの位置との位置関係に応じて、その広告情報の識別情報を広告事業者側に通知することで、広告の宣伝効果を定量的に把握することができる。
【0006】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0007】
まず、図1に基づいて広告情報配信システム1の概要を説明する。図1に示すように、広告情報配信システム1は、広告事業者側の広告情報配信サーバ200とユーザ側の広告情報提示装置100とを備えている。広告情報配信システム1は、広告依頼主からの依頼に基づいて、広告対象に関する広告情報をユーザへ向けて配信する。ユーザ側の広告情報提示装置100は、広告情報配信サーバ200から配信された広告情報を取得し、取得した広告情報をユーザに提示する。
【0008】
広告情報配信サーバ200は、放送局、インターネット等の中継局を介して広告情報を配信する配信装置201と、広告情報を記憶する広告情報データベース202と、広告情報を配信する領域や広告対象の位置などを記憶した配信データベース203と、広告情報の広告対象に実際に行ったユーザ数などの広告効果の統計的データを記憶する広告効果統計データベース204とを有している。
【0009】
広告情報提示装置100は、広告情報を受信し、各種情報を広告情報配信サーバ200側に送信する送受信装置101と、広告情報をユーザに提示するディスプレイ、スピーカその他の提示装置102と、ユーザの位置情報を取得するとともに、ユーザの位置情報と広告領域情報との位置関係を判断し、判断結果に応じた情報を広告情報配信サーバ200へ送出させる制御装置103とを有している。
【0010】
図2は、本実施形態に係る広告情報配信システム1の機能ブロック図である。本実施形態の広告情報配信システム1を構成する広告情報配信サーバ200と、広告情報提示装置100とについて、それぞれ説明する。
【0011】
<広告情報配信サーバ>
本実施形態の広告情報配信サーバ200は、広告情報作成手段21と、広告情報記憶手段22と、送受信手段23と、広告効果評価手段24と、課金手段25とを有している。具体的には、少なくとも、広告情報を作成し、広告情報の配信を制御するプログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行することで、広告情報作成手段21、送受信手段23の制御手段として機能するCPUと、広告情報記憶手段22として機能するハードディスクおよびRAMとを備えている。
【0012】
「広告情報作成手段21」は、広告対象に関する広告情報を作成する。広告情報作成手段21により作成された広告情報は、デジタル形式のデータであり、テキストデータ、画像データ、音声データなどを含む。この広告情報は、広告対象を宣伝する内容のほか、広告情報を識別するための広告識別情報と、広告情報ごとに予め定められた広告領域情報とを含む。ここで広告情報は、広告依頼主からの要請に基づいて作成してもよいし、広告依頼主自体が作成した広告情報を記憶しておいてもよい。
【0013】
広告情報が含む「広告識別情報」は、広告情報を識別するための識別子であり、数値、文字の組み合わせにより表現される。
【0014】
同じく広告情報が含む「広告領域情報」は、広告情報ごとに予め定められた領域に関する情報である。広告領域情報は、広告情報を視聴したか否かを判断できる情報を含むことが好ましく、たとえば、広告対象の広告を実施する領域を含む。また、広告領域情報は、広告情報の広告対象に行ったか否かを判断できる情報を含むことが好ましく、たとえば、広告対象の所在位置に対応させた領域を含む。これらの領域は、予め、任意に定めることができる。
【0015】
広告対象の広告を実施する領域は、広告対象の所在位置を含んで設定されてもよいし、広告対象の所在位置を含むことなく設定されてもよい。広告対象の所在位置に基づいて定められる領域は、広告対象の所在位置そのものとしてもよいし、広告対象とは別に設けられた広告対象の駐車場を特定する領域としてもよい。なお、領域を規定する手法は特に限定されず、地図座標に基づいて幾何学的に定義してもよいし、市町村、都道府県等の行政区に基づいて定義してもよい。
【0016】
本実施形態の広告領域情報は、広告対象の広告を実施する領域に応じた第1エリアと、広告対象の所在位置に応じた第2エリアとを含んでいる。第1エリアは、ある広告対象について広告を行う領域を定めたものである。すなわち、第1エリアにより広告情報の配信が実施される範囲が規定され、第1エリア内に位置するユーザは広告情報を取得(視聴)したと判断することができる。第2エリアは、ある広告対象の所在位置に応じて定められる領域である。すなわち、第2エリアにより広告対象に行ったか否かの判断基準(範囲)が規定され、第2エリア内に停止したユーザは広告対象に立ち寄ったと判断することができる。
【0017】
第1エリア、第2エリアの定義手法は特に限定されず、地図座標に基づいて幾何学的に定義してもよいし、市町村、都道府県等の行政区に基づいて定義してもよい。図3(a)、(b)、(c)に第1エリア、第2エリアの態様を例示した。図3(a)に示した第1エリアと第2エリアは、所定の位置を中心とする円であって、中心座標(x1,y1)およびと半径r1と、中心座標(x2,y2)およびと半径r2とにより定義される。図3(b)に示した第1エリアと第2エリアは、座標上に特定される矩形であって、対角2点の座標(x3,y3)(x4,y4)でおよび(x5,y5)(x6,y6)により定義される。図3(c)に示した第1エリアと第2エリアは、所定の位置を中心とする円であって、中心座標(x7,y7)およびと半径r7と、中心座標(x8,y8)およびと半径r8とにより定義される。
【0018】
第1エリアと第2エリアとは、図3(a)(b)に示すように、重なった領域であってもよいし、図3(c)に示すように、重ならない領域であってもよい。図3(c)のように第1エリアと第2エリアとを異なる領域に設定することにより、所在位置に応じた第2エリアが東京である店舗(広告対象)に関し、広告情報の配信を行う第1エリアを神奈川県内に設定することも可能である。また、所在位置とは異なる場所に駐車場を有する場合などでも、第1エリアは所在位置を中心とし、第2エリアは駐車場を中心とすることができる。第1エリア、第2エリアの形状は限定されず、円、矩形のほか、店舗や施設の敷地に応じて定義してもよい。第1エリアは広告情報を配信する領域であるから、広告事業主体は、中心座標(x,y)の位置に応じて、または半径r1の距離に応じて差別化した料金を設定することができる。
【0019】
第1エリアと第2エリアの広狭関係は特に限定されないが、第2エリアは第1エリアよりも狭い領域であることが好ましい。こうすることにより、広告対象の広告を実施する領域を広くするとともに、広告対象にユーザが出向いたか否かを正確に判断することができる。本実施形態では、この観点から、第1エリアを第2エリアよりも広い範囲とした。すなわち、図3(a)の例では、r1>r2となる。
【0020】
「広告情報記憶手段22」は、作成された広告情報を記憶する。広告情報記憶手段22には、広告対象を宣伝する情報と、広告識別情報および広告領域情報(第1エリアおよび第2エリア)とが、対応づけて記憶されている。広告情報記憶手段22は、サーバ側送受信手段23のアクセスを受け付ける。つまり、サーバ側送受信手段23は、広告情報記憶手段22から広告情報を読み出して配信することができる。
【0021】
記憶された広告情報の一例を図4に示した。図4に示した広告情報は、広告情報の広告有効期限(yy:mm:dd)と、第1エリアの中心座標(X1,Y1)と、第1エリアの半径R1と、第2エリアの中心座標(X2,Y2)と、第2エリアの半径R2と、広告対象に関する広告テキストデータと、広告画像(および/または広告音声)とが、広告識別情報となる広告IDごとに定められている。
【0022】
「送受信手段23」は、広告情報作成手段21により作成され、または少なくとも一時的に記憶された広告情報をユーザ側の広告情報提示装置100へ向けて配信する。
【0023】
「広告効果評価手段24」は、広告識別情報ごとの受信回数に応じて広告の効果を評価する。本実施形態では、広告識別情報の受信回数の多い方が、広告効果が高いと評価する。また、広告効果評価手段24による評価を、広告の単価の設定、広告を実施する広告領域の設定に用いることができる。
【0024】
「課金手段25」は、広告識別情報の受信回数に基づいて広告費用の課金を行う。課金手段25は積算部251を有する。積算部251は、広告情報提示装置100から広告識別情報を受信した回数をカウントする。また、積算部251は、広告ID(広告識別情報)ごとの広告単価を記憶した課金テーブル252を有している。課金手段25は、広告単価に受信回数を乗じて広告料金を算出する。課金処理の過程を図5に示した。図5に示すように広告識別情報である広告IDと広告単価とが対応づけられており、この広告単価に今月中にカウントされた広告識別情報の通知回数(サーバ側が受信した回数)を乗じて、月ごとの合計金額を算出する。この合計金額は、請求先ごとに課金処理される。広告識別情報の受信回数が多ければ、多くのユーザが広告情報を視聴した、または広告対象に立ち寄ったと判断できる。本実施形態によれば、広告識別情報を受信した回数、すなわち広告を利用した回数に応じて広告料金を課金することができる。すなわち、広告事業者は広告の効果に応じた適正な広告費用を請求することができ、広告依頼主側も広告の効果に応じた適正な料金を支払うことができる。
【0025】
<広告情報提示装置>
本実施形態の広告情報提示装置100は、ユーザが搭乗する車両に搭載されている。この車両には、ナビゲーション装置300が搭載されており、広告情報提示装置100は、ナビゲーション装置300および車両情報検出装置400と相互に情報の授受が可能であるように車載LANにより接続されている。
【0026】
広告情報提示装置100の構成を図2および図6に基づいて説明する。広告情報提示装置100の機能ブロックを図2に示し、具体的なハードウェア構成を図6に示した。
図2に示すように、広告情報提示装置100は、広告情報取得手段11と、位置情報取得手段12と、判断手段13と、(ユーザ側)送受信手段14と、提示手段15とを有している。
【0027】
「広告情報取得手段11」は、広告情報配信サーバ200から配信された広告情報を取得する。この広告情報は、広告対象を宣伝する内容のほか、広告情報を識別するための広告識別情報と、広告情報ごとに予め定められた広告領域情報(本実施形態では第1エリアおよび第2エリア)とを含む。広告情報取得手段11は、地上デジタル放送を受信できるデジタル放送受信テレビや、移動体通信網を介したデジタルデータの送受信を行う移動体電話を用いることができる。本実施形態の広告情報取得手段11は、図6に示すように、地上デジタル放送を受信する放送受信用アンテナ111、放送受信用チューナである地上デジタル受信機112、地上デジタル受信機とのインタフェース回路を有する拡張インタフェース113と介して広告情報を取得する。
【0028】
広告情報取得手段11は、取得した画像データ、音声データ、テキストデータを含む広告情報を記憶する広告情報記憶部110を有する。本実施形態では、大容量のストレージメモリであるハードディスク600を用いた。
【0029】
また、広告情報取得手段11は、広告情報記憶部110に記憶された広告情報を更新する広告情報更新部114を有している。広告情報更新部114は、広告情報配信サーバ200へ送出した広告識別情報に対応する広告情報を広告情報記憶部110から消去する。広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ送出した場合、ユーザは広告識別情報に対応する広告情報をすでに視聴したと判断できる。視聴済みの広告情報を広告情報記憶部110に記憶させておくことは、ハードウェア資源の無駄であるため、これを削除する。これにより、広告情報記憶部110を有効に活用することができる。
【0030】
「位置情報取得手段12」は、ユーザに関する位置情報を取得する。ユーザに関する位置情報には、ユーザの現在位置、またはユーザの停止位置が含まれる。「位置情報取得手段12」は、停止位置取得機能121と現在位置取得機能122とを有している。「現在位置取得機能122」は、ユーザが搭乗する車両に搭載されたナビゲーション装置300の自車位置検出部301が検出した自車位置情報をユーザの現在位置として取得する。具体的には、ナビゲーション装置300はGPS機能(Global Positioning System)を有し、図6に示すように衛星GPSアンテナ311、GPS受信機312とを備えている。この場合ジャイロ313から取得した情報を参照して正確な自車位置を決定してもよい。
【0031】
また、「停止位置取得機能121」は、車両情報検出装置400が検出した車速情報に基づいて判断された車両の停止位置を取得する。本実施形態の「停止位置取得機能121」は、所定時間以上にわたり車速がゼロである場合、車両が停止したと判断し、そのタイミングにおける車両の現在位置を車両の停止位置とする。車両情報検出装置400は、図6に示すように、車速センサ401を有しており、車速情報は車速センサ401を介して取得される。車両が停止したときの車両の現在位置は、ナビゲーション装置300を介して取得する。なお、「停止位置取得機能121」は、ナビゲーション装置300の走行履歴検出部302が検出した自車位置情報の経時的な履歴を取得し、車両が同じ位置に所定時間以上所在する場合、車両は停止したと判断し、その位置を停止位置として取得してもよい。
【0032】
「判断手段13」は、座標値で表された位置および領域を比較する位置比較機能を有し、位置情報取得手段12により取得された「ユーザに関する位置情報」と「広告領域情報」との位置関係を判断する。ユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係とは、例えばユーザに関する位置が広告領域情報内に含まれるか否か、またはその距離関係などである。図6に示すように、「判断手段13」は、少なくとも、ユーザに関する位置情報と広告情報の広告領域情報との位置関係を判断するプログラムを格納したROM132と、このROM132に格納されたプログラムを実行することで、判断手段13として機能するCPU131と、広告情報、位置情報、その他の広告情報の提示処理に必要な情報を記憶するRAM133とを備えている。
【0033】
前述したように、本実施形態のユーザに関する位置には、ユーザが搭乗する車両の現在位置、ユーザが搭乗する車両の停止位置が含まれる。また本実施形態の広告領域情報には第1エリアと第2エリアとが含まれる。本実施形態の判断手段13は、「ユーザが搭乗する車両の停止位置」と広告対象の所在位置に応じた「第2エリア」との位置関係、すなわち「ユーザが搭乗する車両の停止位置」が「第2エリア」に含まれるか否かを判断する。この判断結果は、送受信手段14へ送出される。また、判断手段13は、「ユーザが搭乗する車両の現在位置」と広告対象の広告を実施する領域に応じた「第1エリア」との位置関係、すなわち、「ユーザが搭乗する車両の現在位置」が「第1エリア」に含まれるか否か判断する。この判断結果は提示手段15へ送出される。
【0034】
「送受信手段14」は、判断手段13の判断結果に応じて、広告情報の広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ向けて送出する。本実施形態の送受信手段14は、「ユーザが搭乗する車両の停止位置」が「第2エリア」に含まれる場合、広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ送出する。なお、送受信手段14は、「ユーザが搭乗する車両の停止位置」と「第2エリア」とが所定の距離以内となった場合、広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ送出してもよい。
【0035】
「送受信手段14」は、広告識別情報を、通信回線を通じて広告情報配信サーバ200へ送出する。図6に示すように、送受信手段14は、車載通信モジュール用のアンテナ141と、車載の通信用モジュール142と、通信用モジュールとのインタフェース回路143とを有している。広告情報配信サーバ200の「広告効果評価手段24」は、広告識別情報の受信回数に基づいて広告の宣伝効果を定量的に把握することができる。また、「課金手段25」は、広告識別情報の受信回数に基づいて、広告料金の課金を行うことができる。
【0036】
「ユーザ側送受信手段14」は「ACC信号取得部141」と「送信タイミング制御部142」とを有している。送信タイミング制御部142は、送受信手段14の広告識別情報の送信タイミングを制御する。
【0037】
「ACC信号取得部141」は、ユーザが搭乗する車両のアクセサリスイッチの入力信号を取得する。ACCの入力信号は、イグニッションキー入力装置500を介して取得する。「送信タイミング制御部142」は、予め定めたタイミングにおいてACC信号取得部141がアクセサリスイッチの入力信号を取得した場合、広告識別情報を広告情報配信サーバ200に向けて送出させる。「予め定めたタイミング」は、任意に定めることができる。ACCがオフとされた後に最初にACCオンとされたタイミングとしてもよいし、日付が変更された後、最初にACCオンとされたタイミングとしてもよい。予め定めたタイミングにおいてまとめて広告識別情報を送出することにより、回線接続、ネゴシエーションの処理が1度にできるため、通信費用を節約することができる。
【0038】
「提示手段15」は、取得した広告情報の広告内容をユーザに提示する。「提示手段15」は、判断手段13の判断結果に応じて広告情報をユーザに提示する。具体的には、判断手段13により判断された、「ユーザが搭乗する車両の現在位置」と広告対象の広告を実施する領域に応じた「第1エリア」との位置関係、すなわち、「ユーザが搭乗する車両の現在位置」が「第1エリア」に含まれるか否かの判断結果に応じて広告情報をユーザに提示する。
【0039】
本実施形態の「提示手段15」は、ユーザの現在位置が第1エリアに含まれる場合、提示手段15のディスプレイ151を介して、広告情報の広告画像をユーザに提示する。この場合において、音声情報が含まれている広告音声は、提示手段15のスピーカ152を介して、ユーザに提示する。
【0040】
以上のように構成される本実施形態の広告情報配信システム100の動作を説明する。図7に本実施形態のフローチャートを示す。
【0041】
広告情報配信サーバ200の広告情報作成手段21は、広告情報を作成する(201)。この広告情報には広告対象を広告する画像、音声、テキストを含む情報と、広告情報識別情報と、広告領域情報とを含む。また、広告領域情報には、広告対象の広告を実施する領域に応じた第1エリアと広告対象の所在位置に応じた第2エリアとが含まれている。サーバ側送受信手段23は作成された広告情報を広告情報提示装置100へ向けて送出する(202)。
【0042】
広告情報提示装置100の起動後(101)、ユーザ側送受信手段14は、配信された広告情報の受信を試みる。広告情報を取得した場合には広告情報記憶部110へ記憶する(103)。
【0043】
位置情報取得手段12の現在位置取得機能122は、ユーザが搭乗する車両の現在位置をナビゲーション装置300の現在位置検出部301を介して取得する(104)。
【0044】
判断手段13は、ユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係を比較する位置比較機能を起動させ、ユーザの現在位置と広告領域情報の第1エリアとを比較させる(105)。ユーザの現在位置が広告領域情報の第1エリアに含まれる場合、提示手段15を介して広告情報をユーザへ提示する(106)。広告情報に含まれる広告画像はディスプレイ151を介して提示し、広告音声はスピーカ152を介して提示する。提示された広告情報を識別する広告識別情報は、少なくとも一時的に保存される(107)。
【0045】
ユーザへ提示された広告がある場合、位置情報取得手段12の停止位置取得機能121は、ユーザの搭乗する車両の停止位置を取得する。本実施形態の停止位置情報取得機能121は、車両の車速情報を車両情報取得装置400から取得する(109)。停止位置情報取得機能121は、所定時間(3分、1分、30秒等)にわたり車速がゼロである場合、車両は停止したと判断し、停止したと判断されたタイミングにおける現在位置を停止位置とする。この現在位置は自車位置検出部301から取得する。
判断手段13は、位置比較機能を起動させ、ユーザに関する位置情報と広告領域情報との位置関係、すなわちユーザの停止位置と第2エリアとを比較させる。ユーザの車両が第2エリアに停止した場合(110)、提示された広告情報の広告識別情報を少なくとも一時的に記憶する(111)。なお、提示された広告がない場合には、ステップ102へ戻る。
【0046】
送信タイミング制御部142は、提示された広告情報の広告識別情報を送出させるタイミングを制御する。送信タイミング制御部142は、予め定めたタイミングにおいてACC信号取得部141がアクセサリスイッチの入力信号を取得した場合(112)、広告識別情報を広告配信サーバ200へ向けて送出する(113)。
【0047】
広告情報更新部114は、送出された広告識別情報に対応する広告情報を広告情報記憶部110から削除し、広告情報のデータを更新する(114)。
【0048】
広告情報配信サーバ200の広告効果評価手段24は、広告情報提示装置100から送信された広告識別情報の受信回数を広告情報ごとに記憶する。広告効果評価手段24は、広告情報識別情報の受信回数によって、その広告情報の広告効果を評価する(203)。課金手段25は、広告情報識別情報の受信回数に応じて課金処理を行う(204)。
【0049】
図8は、送信タイミング制御部142の制御手順を示すフローチャート図である。送信タイミング制御部142は、図7に示すフローチャートのステップ112において広告識別情報を送出するタイミングを判断する。
【0050】
図8に示すように、送信タイミング制御部142は、広告情報提示装置100と車載LANで接続されたタイマから時間情報を取得する(301)。イグニッションキー入力手段500から入力信号を取得する。送信タイミング制御部142は、入力信号が、予め定めたタイミングにおいて取得されたか否かを判断する。具体的には、送信タイミング制御部142は、アクセサリスイッチの入力信号がオフ入力の後のオン入力であり、今日はじめてのエンジン始動であるか否かを判断する(302)。今日始めてのエンジン始動であると判断された場合、昨日までにRAM133に蓄積された広告識別情報があるか否かを判断する(303)蓄積された広告識別情報がある場合、蓄積された広告識別情報を広告情報配信サーバ200へ向けてまとめて送信する(304)。この送信後、広告情報更新部114は、送信された広告識別情報に応じた広告情報を広告情報記憶部110から削除する(305)。削除後、初めてのエンジン始動ではない場合(302)、蓄積された広告識別情報がない場合(303)、終了へ向かう(306)。
【0051】
本実施形態の広告情報配信システム1は、以上にように構成され、機能するので、以下のような効果を奏する。
【0052】
本実施形態によれば、広告事業者側は広告の宣伝効果を定量的に把握することができる。すなわち、広告情報の広告領域情報とユーザに関する位置情報との位置関係から、ユーザが広告情報を取得(視聴)したか否か、またはユーザが広告対象に出向いたか否かを推測することができるため、広告情報の広告領域情報とユーザに関する位置情報との位置関係に応じて送信された広告識別情報の受信結果によって、広告事業者側および広告依頼者は広告の宣伝効果を定量的に把握することができる。
【0053】
また、ユーザの停止位置が広告領域情報に含まれる場合に、広告識別情報を広告配信サーバ200へ送出することにより、広告事業者側はユーザが広告対象に行ったか否か、広告を視聴したか否かという宣伝効果を定量的に把握することができる。
【0054】
広告領域情報に、広告対象の広告を実施する領域に応じた第1エリアと、広告対象の所在位置に応じた第2エリアとを含ませることにより、広範囲に所在するユーザに対して広告情報を配信するとともに、ユーザが広告対象に行ったか否かを判断することができる。
【0055】
ユーザの停止位置が広告対象の所在位置に応じた第2エリアに含まれる場合に広告識別情報を送出することにより、ユーザが広告対象に行ったと推測される場合に広告識別情報が送出され、広告事業者側はユーザが広告対象に行ったか否かという宣伝効果を定量的に把握することができる。
【0056】
広告識別情報の受信回数に応じて広告配信に係る課金処理を行うことにより、広告事業者は広告効果に応じた適切な料金を広告依頼主に請求することができる。
【0057】
ユーザの現在位置が第1エリアに含まれる場合、ユーザに広告情報(広告画像および/または広告音声)を提示することにより、予め設定した広告領域において広告情報の配信を計画的に行うことができる。
【0058】
広告領域の第2エリアを第1エリアよりも狭い領域とすることにより、ユーザが広告対象に行ったか否かを高い精度で判断することができ、広範囲に所在するユーザに対して広告情報を配信するとともに、ユーザが広告対象に行ったか否かを正確に判断することができる。
【0059】
予め定めたタイミングにおいてアクセサリスイッチが入力された場合に、広告識別情報を送出することにより、広告識別情報を纏めて送信することができ、通信費用を節約することができる。
【0060】
広告情報取得手段11が取得した広告情報から、広告情報配信サーバ200に向けて送出した広告識別情報に対応する広告情報を削除することにより、不必要な情報を削除することができ、メモリ容量を有効に利用することができる。
【0061】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】広告情報配信システム1の構成概要図である。
【図2】広告情報配信システム1のブロック図である。
【図3】広告領域情報を説明するための図である。
【図4】広告情報の一例を示す図である。
【図5】課金処理を説明するための図である。
【図6】広告情報提示装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図7】広告情報配信システム1の制御手順を示すフローチャート図である。
【図8】図2に示す送信タイミング制御部の制御手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…広告情報配信システム
100…(ユーザ側)広告情報提示装置
11…広告情報取得手段
12…位置情報取得手段
13…判断手段
14…(ユーザ側)送受信手段
15…提示手段
200…(広告事業者側)広告情報配信サーバ
21…広告情報作成手段
22…広告情報記憶手段
23…(サーバ側)送受信手段
24…広告効果評価手段
25…課金手段
Claims (11)
- 広告対象に関する広告情報をユーザに配信する広告情報配信サーバと、前記広告情報を取得し、取得した広告情報をユーザに提示する広告情報提示装置とを有する広告情報配信システムであって、
前記広告情報配信サーバは、
前記広告情報を識別するための広告識別情報と、前記広告情報ごとに予め定められた広告領域情報とを含ませた前記広告情報をユーザへ向けて配信するサーバ側送受信手段を有し、
前記広告情報提示装置は、
前記広告情報配信サーバから配信された広告情報を取得する広告情報取得手段と、
前記ユーザに関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された前記ユーザに関する位置情報と前記広告領域情報との位置関係を判断する判断手段と、
前記判断手段の判断結果に応じて、前記広告情報の広告識別情報を前記広告情報配信サーバに向けて送出するユーザ側送受信手段とを有する、
広告情報配信システム。 - 前記位置情報取得手段は、前記ユーザが停止した位置を取得し、
前記判断手段は、当該ユーザの停止位置が前記広告領域情報に含まれるか否かを判断し、
前記ユーザ側送受信手段は、前記判断手段により前記ユーザの停止位置が前記広告領域情報に含まれると判断された場合、当該広告情報の広告識別情報を前記広告情報配信サーバに向けて送出する請求項1記載の広告情報配信システム。 - 前記サーバ側送受信手段は、前記広告対象の広告を実施する領域に応じた第1エリアと、前記広告対象の所在位置に応じた第2エリアとを含む前記広告領域情報を有する広告情報を前記ユーザへ向けて配信する請求項1または2記載の広告情報配信システム。
- 前記位置情報取得手段は、前記ユーザの停止位置を含む位置情報を取得し、
前記判断手段は、当該ユーザの停止位置が前記広告領域情報の第2エリアに含まれるか否かを判断し、
前記ユーザ側送受信手段は、前記判断手段により前記ユーザの停止位置が前記第2エリアに含まれると判断された場合、当該広告情報の広告識別情報を前記広告情報配信サーバに向けて送出する請求項3記載の広告情報配信システム。 - 前記広告情報配信サーバは、広告情報の配信に対して課金処理を行う課金手段を有し、
前記課金手段は、前記ユーザ側送受信手段から取得した前記広告情報の広告識別情報の受信回数に応じて、課金を行う請求項2〜4のいずれかに記載の広告情報配信システム。 - 前記広告情報提示装置は、前記取得した広告情報の広告内容を前記ユーザに提示する提示手段を有し、
前記位置情報取得手段は、前記ユーザの現在位置を含む位置情報を取得し、
前記判断手段は、当該ユーザの現在位置が前記広告領域情報の第1エリアに含まれるか否かを判断し、
前記提示手段は、前記判断手段により前記ユーザの現在位置が前記第1エリアに含まれると判断された場合、前記広告情報の広告画像を前記ユーザに表示する請求項3記載の広告情報配信システム。 - 前記広告情報提示装置は、前記取得した広告情報の広告内容を前記ユーザに提示する提示手段を有し、
前記位置情報取得手段は、前記ユーザの現在位置を含む位置情報を取得し、
前記判断手段は、当該ユーザの現在位置が前記広告領域情報の第1エリアに含まれるか否かを判断し、
前記提示手段は、前記判断手段により前記ユーザの現在位置が前記第1エリアに含まれると判断された場合、前記広告情報の広告音声を前記ユーザに読み上げる請求項3記載の広告情報配信システム。 - 前記第2エリアは、前記第1エリアよりも狭い領域である請求項3〜7のいずれかに記載の広告情報配信システム。
- 前記ユーザ側送受信手段は、前記ユーザが搭乗する車両のアクセサリスイッチの入力信号を取得するACC信号取得部と、
予め定めたタイミングにおいて前記ACC信号取得部がアクセサリスイッチの入力信号を取得した場合、前記当該広告情報の広告識別情報を前記広告情報配信サーバに向けて送出させる送信タイミング制御部とを有する請求項2〜5のいずれかに記載の広告情報配信システム。 - 前記広告情報取得手段は、前記取得した広告情報から、前記広告情報配信サーバに向けて送出した広告識別情報に対応する広告情報を削除する請求項2〜5のいずれかに記載の広告情報配信システム。
- 広告対象に関する広告情報を外部から取得し、取得した広告情報をユーザに提示する広告情報提示装置であって、
前記広告情報を識別するための広告識別情報と、前記広告対象の所在位置に応じた広告領域情報とを含ませた前記広告情報を取得する広告情報取得手段と、
前記ユーザの停止位置を含む位置情報を取得する位置取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された前記ユーザの停止位置が前記広告領域情報に含まれるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記ユーザの停止位置が前記広告情報の広告領域情報に含まれると判断された場合、前記広告情報の広告識別情報を前記広告情報配信サーバに向けて送出するユーザ側送受信手段とを有する広告情報提示装置。
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