JP2005024778A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】使用初期段階後において、感光ドラム1の前回転中に所定の定電流バイアスを転写ローラ10から感光ドラム1に流して初期検出電圧Voが検出され、この検出された初期検出電圧Voが記憶手段6にストアされる。そして、NVRAM19から、補正電圧Vo′を算出する式が取り出され、この式に、記憶手段6から取り出されたカウンタ枚数が代入されて、補正電圧Vo′が求められる。そして、この求められた補正電圧Vo′を、記憶手段6から取り出した初期検出電圧Voに加算し、得られた電圧値に基づき、本レーザビームプリンタの置かれている環境を判定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式で画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図9に示すようなレーザビームプリンタが知られており、このレーザビームプリンタにおいては、像担持体と、これに当接させた転写手段との間に記録材を通過させるとともに、転写手段に転写バイアスを印加して、像担持体表面に形成されているトナー像が、記録材に転写される。
【0003】
図9に矢印Xで示す方向に回転する感光体1の表面が、高圧電源11に接続された帯電ローラ2によって一様に帯電され、該帯電面上で、画像信号に基づき変調されたレーザビーム3が走査され、帯電面上に静電潜像が形成される。感光体1上の静電潜像は、現像器4のトナー5により現像されてトナー像となって転写部位Nに到来する。帯電ローラ2は、所定の押圧力でもって感光体1の外周面に圧接され、感光体1の回転に従動回転する。帯電ローラ2には高圧電源11から芯金を介して、帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧Vppを有するAC成分とDC成分との重畳電圧が帯電ローラ2に印加され、回転駆動されている感光体1の外周面がAC印加方式で均一に接触帯電処理される。
【0004】
転写部位Nは感光体1と、感光体1に当接する導電性転写ローラ10とのニップ部からなり、感光体1上のトナー像部分がこの転写部位Nに到来するタイミングに合わせて、記録材7がニップ部を通過する。この時、転写ローラ10には電源13によって転写バイアスが印加され、感光体1側のトナー像が記録材7に転移する。その後、トナー像を担持した記録材7は転写部位Nを離れて不図示の定着部位に搬送される。
【0005】
このようなレーザビームプリンタにおいて、感光体、トナー等の消耗品の交換メンテナンスの簡便性を図る目的で、トナー収納部や現像手段、感光体、帯電手段、廃トナー容器を含むクリーニング手段などを、プロセスカートリッジとして一体化し、レーザビームプリンタに対して着脱可能に構成されているものも多い。
【0006】
また、これらカートリッジに記憶手段(メモリ)を搭載しカートリッジ情報を管理するものもある。特許文献1に記載されているように、メモリ内にカートリッジ使用量を記憶して種々のプロセス条件を変更するものもある。例えば、帯電電流値を切り替えたり、露光量を調節する。これらは、カートリッジが異なっているにも関わらず、使用された量が同じであれば同一の制御がなされている。
【0007】
また、この種のレーザビームプリンタの転写バイアス制御に関しては、先にATVC(Active Transfer Voltage Control)方式が提案されている。この方式は、転写時に転写ローラ10に印加する転写バイアスを最適化する手段であり、レーザビームプリンタの前回転中に転写ローラ10から感光ドラム1に所望の定電流バイアスを印加し、その時の初期検出電圧Voから転写ローラ10の抵抗値を検出し、転写時にその抵抗値に応じた定電圧バイアスを選択することにより、転写バイアスを最適化するものである。この場合、転写印加定電圧Vtは、A、Bを定数したとき、次の式(ATVC式)で表される。
Vt = AVo + B
【0008】
また、半導電性のゴム材等製の転写ローラ10は、その抵抗値が、装置の置かれている環境(以下「装置の置かれている環境」を「環境」ともいう。)によって大きく変化し易く、低湿環境では高湿環境より大きい。その特性は、特に、近年多く用いられているイオン導電性ソリッドゴムにおいて顕著であり、このイオン導電性ソリッドゴムは一種の環境センサとして利用することができる。例えば、プリント前に転写ローラ10を定電流制御し、感光体1を通して転写ローラ10に生じた初期検出電圧Voから装置の置かれている環境を判断することができる。
【0009】
【特許文献1】
米国特許5272503号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、導電性転写ローラ10の抵抗値に基づき環境を判断するに際して、導電性転写ローラ10以外の要因の影響により、耐久により検出精度が悪くなったり、転写不良が発生するという問題があった。
【0011】
プリント前に行う転写定電流制御は、感光体の帯電ローラにより帯電された部分にバイアスが印加される。帯電はAC印加方式を使用しており、印加電圧として正負の電圧を交互にし、放電・逆放電を繰り返すため、この放電による被帯電体である感光体の表面劣化が大きく、劣化した感光体表面部分がクリーニングブレードなどの当接部との摩擦により削り取られ、これにより感光体の感光層が次第に薄くなっていくことになる。
【0012】
このように感光体の感光層が次第に薄くなっていくと、ATVC制御によって検出される電圧Voが下がるため、この電圧Voに基づき判断される環境が使用初期段階の環境と異なってくる。
【0013】
また、電圧Voが下がることにより、転写不良等の問題が発生する。
【0014】
そこで、本発明は、上記のような問題点を解決し、使用初期から寿命の終わりまで高品質な画像を安定して形成することができるレーザビームプリンタを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、像担持体と、該像担持体の積算使用量を取得する取得手段と、該取得手段により取得された積算使用量を記憶する記憶手段と、所定のタイミングで給送された記録材上に前記像担持体上の像を転写する転写手段と、該転写手段と前記像担持体の間の圧接部位に記録材が給送されるときに該転写手段に転写バイアスを印加するバイアス印加手段とを有する画像形成装置において、画像形成前に前記圧接部位を前記バイアス印加手段により定電圧制御し電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段により検出された電圧と、前記記憶手段により記憶されている積算使用量とに基づいて、転写バイアスの補正値を算出する算出手段と、該算出手段により算出された転写バイアスの補正値に基づき前記バイアス印加手段の転写バイアスを補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項2の発明は、像担持体と、該像担持体の積算使用量を取得する取得手段と、該取得手段により取得された積算使用量を記憶する記憶手段と、所定のタイミングで給送された記録材上に前記像担持体上の像を転写する転写手段と、該転写手段と前記像担持体の間の圧接部位に記録材が給送されるときに該転写手段に転写バイアスを印加するバイアス印加手段とを有する画像形成装置において、画像形成前に前記圧接部位を定電流制御し電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段により検出された電流と、前記記憶手段により記憶されている積算使用量とに基づいて、転写バイアスの補正値を算出する算出手段と、該算出手段により算出された転写バイアスの補正値に基づき転写バイアスを補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項1又は2において、転写手段は、イオン導電性ソリッドゴム製のものとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態を示す。これはレーザビームプリンタの例であり、本レーザビームプリンタは、像担持体として感光ドラム1を有し、この感光ドラム1の周囲に、帯電ローラ2、現像器4、転写ローラ10を有し、感光ドラム1の上方に、スキャナユニット3、クリーニング容器8を有する。
【0020】
感光ドラム1、帯電ローラ2、現像器4、及びクリーニング容器8は、一体化して、レーザビームプリンタ本体に着脱自在なプロセスカートリッジ12として構成されている。
【0021】
感光ドラム1は、中空のアルミニウム製の基体上に光導電性の有機感光体を塗布してなるものである。帯電ローラ2は半導電性のゴムローラからなっている。現像器4は、カートリッジ12内に現像部として一体となっており、感光ドラム1と対向させた現像ブレード4a、現像スリーブ4b、及びトナー5を有する。
【0022】
転写ローラ10は、イオン導電性ソリッドゴム製のものであり、φ6の鉄製の芯金にイオン導電系のNBR(ニトリルブタジエンゴム)により弾性層を形成し、φ14.5、硬度45度(Asker−C 500g加重時)としたものである。転写ローラ10の抵抗値は、N/N(常温常湿)環境で700MΩ程度である。イオン導電性ソリッドゴムは、環境に応じてその抵抗値が大きく変化するという顕著な特性を有する。図5は転写ローラ10の各環境での抵抗値を表にして示す。
【0023】
感光ドラム1の表面を帯電ローラ2で一様にマイナスに帯電させた後、スキャナユニット3からのレーザビームにより、感光ドラム1を露光し、露光された領域のみを除電して潜像を形成する。そして、現像器4のトナー5を現像ブレード4aと現像スリーブ4bの間で感光ドラム1の帯電表面と同極性に摩擦帯電させ、感光ドラム2と現像スリーブ4bが対向する現像ギャップ部において、電界の作用によりトナー5を浮遊振動させつつ感光ドラム1の潜像に選択的に付着させて、その潜像をトナー像とし、その後、感光ドラム1を、転写ローラ10と感光ドラム1で形成される転写ニップ部まで回転させる。
【0024】
転写ニップ部において、感光ドラム1上のトナー像を記録材7側に静電的に引き付けて移動させるため、記録材7の裏面と接する転写ローラ10に、トナー像と逆極性の高電圧が不図示の手段で印加され、記録材7の裏面がトナー5と逆極性に帯電されて転写電荷が付与され、その結果、トナー像が記録材7に転写され保持される。本実施の形態では、転写バイアスの制御に関し、従来の技術の欄で述べたATVC方式を採用している。
【0025】
そして、トナー像が転写された記録材7は不図示の加熱定着器に搬送され、そのトナー像がこの加熱定着器より永久固着される。他方、転写後の感光ドラム1においては、その表面に、極性の異なるトナー等の付着物がわずかに残るが、この付着物は、感光ドラム1が転写ニップ部を通過した後、クリーニング容器8の位置において当接されたクリーニングブレード9により、掻き落とされ清掃される。その後、感光ドラム1は次回のプリントのために待機する。
【0026】
6は現像器4の有する記憶手段であり、感光ドラム1の表面膜が劣化開始する前の使用初期段階において前回転中に所定の定電流バイアスを転写ローラ10から感光ドラム1に流して検出された初期検出電圧Voを記憶するとともに、使用初期段階後のプリント枚数をカウントするものである。記憶手段6は、信号情報を書き換え可能に記憶、保持するものならば特に制限は受けないが、例えばRAMや、書き換え可能なROM等の電気的な記憶手段、磁気記憶媒体や磁気バブルメモリ、光磁気メモリ等の磁気的記憶手段などが使用される。本実施の形態においては、記憶手段6として、取り扱い易さやコストの点からNV(Non Volatile)RAMを使用している。
【0027】
16はエンジン制御部であり、高圧電源13と、CPU(central processing unit)14と、メモリ15と、NVRAM19とを有する。高圧電源13は、帯電ローラ2と転写ローラ10にバイアス電圧を印加するものである。CPU14は、高圧電源13を含む本レーザビームプリンタの各部を制御するものである。メモリ15は、CPU14の作業領域として使用されている。NVRAM19は、初期検出電圧Vo≦500とVo′=Cn/10(ただしCnはカウンタ枚数である。)とを対応させて記憶してあり、500<初期検出電圧Vo≦1200とVo′=Cn/15(ただしCnはカウンタ枚数である。)とを対応させ、1200<初期検出電圧VoとVo′=Cn/60(ただしCnはカウンタ枚数である。)とを対応させて記憶してある。これらプリンタ枚数と補正電圧Vo′との関係を図2(a)、(b)、及び(c)に示す。
【0028】
次に、前回転からバイアス電圧決定に至るまでの制御手順の一例を説明する。まず、使用初期段階後において、感光ドラム1の前回転中に所定の定電流バイアスを転写ローラ10から感光ドラム1に流して初期検出電圧Voを検出し、この検出した初期検出電圧Voを記憶手段6にストアする。
【0029】
そして、初期検出電圧VoがVo≦500の範囲にあると判定された場合は、NVRAM19から、補正電圧Vo′の計算式としてVo′=Cn/10(ただしCnはカウンタ枚数である。)を取り出す。
【0030】
初期検出電圧Voが500<Vo≦1200の範囲にあると判定された場合は、NVRAM19から、補正電圧Vo′の計算式としてVo′=Cn/15(ただしCnはカウンタ枚数である。)を取り出す。
【0031】
検出電圧Voが1200<Voの範囲にあると判定された場合は、NVRAM19から、補正電圧Vo′の計算式としてVo′=Cn/60(ただしCnはカウンタ枚数である。)を取り出す。
【0032】
いま、記憶手段6から取り出された初期検出電圧Voが例えば550Vであり、NVRAM19から式Vo′=Cn/10(ただしCnはカウンタ枚数である。)が取り出されたとする。そして、使用初期段階後の前回転中に、所定の定電流バイアスが転写ローラ10から感光ドラム1に流され例えば350Vが検出され、記憶手段6からカウンタ枚数Cnとして例えば3000枚が取り出されたとする。
【0033】
プリント枚数がドラム寿命の3000枚に達したとき、感光ドラム1の表面膜厚は、図3に照らすと、表面膜厚の減少量がプリント枚数に比例して約3μm/1000枚であるから、約9μm減少することになる。
【0034】
また、この例では、検出電圧Vaとして350Vが検出されたとしたが、例えばN/N(常温常湿)環境において抵抗値が0.2GΩである転写ローラの場合、使用初期段階での検出電圧Voが550Vであるのに対して、3000枚のプリント後の検出電圧は、転写ローラの抵抗値に対する検出電圧との関係の一例を示す図4に照らすと、約350Vが得られる。
【0035】
上記カウンタ枚数Cnとして3000枚が取り出された後、この枚数が補正電圧Vo′の計算式としてのVo′=Cn/10(ただしCnはカウンタ枚数である。)に代入され、この計算式から補正電圧Vo′として200Vが得られる。ついで、350V(検出された電圧)に200V(補正電圧Vo′)が加算され、補正後の電圧Vmとして550Vが得られるから、図6を参照すると、本レーザビームプリンタの置かれている環境が、N/N(常温常湿)環境)と判定されることになる。
【0036】
ちなみに、従来例における環境判断においては、本実施の形態において検出電圧として350V(<500V)が検出されたので、図6を参照すると、本レーザビームプリンタの置かれている環境がH/H(高温高湿)環境)と判定されることになる。
【0037】
したがって、ATVC制御で検出された検出電圧Voと、プリント枚数(カウンタ枚数)に応じた感光ドラム1の表面膜厚の劣化状況から、耐久によらず、レーザビームプリンタの置かれている環境を正確に判定することができる。
【0038】
また、これにより、プリント時の転写印加定電圧や、帯電バイアス、現像バイアス、定着の制御等を最適に行うことができる。
【0039】
<第2の実施の形態>
図7は本発明の第2の実施の形態を示す。これは、レーザビームプリンタの例である。図7において、図1と同一部分は同一符号を付してある。76はエンジン制御部であり、高圧電源73と、CPU74と、メモリ75と、NVRAM79とを有する。高圧電源73は、転写ローラ10に転写バイアス電圧を印加するものである。CPU74は、高圧電源73を含む本レーザビームプリンタの各部を制御するものである。メモリ75は、CPU74の作業領域として使用されている。NVRAM79は、初期検出電圧Vo≦500とVo′=Cn/10(ただしCnはカウンタ枚数である。)とを対応させて記憶してあり、500<初期検出電圧Vo≦1200とVo′=Cn/15(ただしCnはカウンタ枚数である。)とを対応させ、1200<初期検出電圧VoとVo′=Cn/60(ただしCnはカウンタ枚数である。)とを対応させて記憶してある。これらプリンタ枚数と補正電圧Vo′との関係を図2(a)、(b)、及び(c)に示す。
【0040】
17はコントローラであり、PC18からの画像データをビデオデータに変換し、エンジン制御部76及びCPU74に転送するものである。
【0041】
本実施の形態においては、ATVC制御の定電流値は4μAに設定されており、4μAの定電流値は、感光ドラム1に転写帯電による転写メモリを発生させない値として設定されている。転写電流が小さい場合、べた黒部において飛散った画像となる。転写電流が大きい場合、転写電流が記録材を突き抜けて、べた黒部及びハーフトーン画像において、白ポチ、黒ポチ状の斑点が発生することになる。
【0042】
図8は転写バイアス制御手順の一例を示すフローチャートである。ステップS1で、エンジン制御部76内のCPU74がPC18からのプリント命令を受信すると、ステップS2にて、第1の実施の形態と同様にして、感光ドラム1の前回転中に所定の定電流バイアスを転写ローラ10から感光ドラム1に流して初期検出電圧Voを検出し、検出した初期検出電圧Voを記憶手段6にストアする。そして、初期検出電圧Voに予め関係付けしてある計算式をNVRAM19から取り出し、この計算式に、記憶手段6の初期検出電圧Voを代入して補正電圧Vo′を計算する。
【0043】
そして、ステップS3にて、初期検出電圧Voと補正電圧Vo′とを、ATVC式、すなわち、
Vt = 1.2(Vo+Vo′) + 1.1
に代入して、転写印加定電圧Vtを求め、その後、ステップS4にて、プリントを開始する。
【0044】
いま、記憶手段6から取り出された初期検出電圧Voが例えば350Vであり、NVRAM19から式Vo′=Cn/10(ただしCnはカウンタ枚数である。)が取り出され、記憶手段6からカウンタ枚数Cnとして例えば3000枚が取り出されたとする。
【0045】
そうすると、このカウンタ枚数がVo′=Cn/10(ただしCnはカウンタ枚数である。)に代入されて、補正電圧Vo′として300Vが計算され、そして、初期検出電圧Voと補正電圧Vo′が上記ATVC式に代入され、転写印加定電圧Vtとして781.1(V)が計算される。
【0046】
得られた転写印加定電圧Vtは最適な転写印加電圧であり、この転写印加電圧を印加すれば、転写不良現象の発生しない領域に転写電流を制御でき、良好な画像を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、上記のように構成したので、耐久によらず常に正確な環境を検出することができる。
【0048】
また、本発明によれば、上記のように構成したので、プロセスカートリッジ耐久後においても適正な転写電圧を印加することができ、感光体劣化に起因する転写不良を防止することができ、常に安定した高品質の画像を提供することができる。
【0049】
さらに、画像形成時に適正な転写電圧を印加できる他に、帯電バイアス、現像バイアス、定着の制御等を最適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるプリント枚数と補正電圧Vo′の関係の一例を示す図である。
【図3】第1の実施の形態におけるプリント枚数と膜厚減少量の関係の一例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態における転写ローラ抵抗値とVoダウン量の関係の一例を示す図である。
【図5】第1の実施の形態における環境と転写ローラ抵抗値の関係の一例を表にして示す図である。
【図6】第1の実施の形態における検出電圧Voと環境の関係の一例を表にして示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】第2の実施の形態における転写バイアス制御の手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】レーザビームプリンタの構造の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
4 現像器
6 記憶手段
10 転写ローラ
12 プロセスカートリッジ
13 高圧電源
14 CPU
15 メモリ
17 コントローラ
18 PC
19 NVRAM
Claims (3)
- 像担持体と、
該像担持体の積算使用量を取得する取得手段と、
該取得手段により取得された積算使用量を記憶する記憶手段と、
所定のタイミングで給送された記録材上に前記像担持体上の像を転写する転写手段と、
該転写手段と前記像担持体の間の圧接部位に記録材が給送されるときに該転写手段に転写バイアスを印加するバイアス印加手段とを有する画像形成装置において、
画像形成前に前記圧接部位を前記バイアス印加手段により定電圧制御し電圧を検出する電圧検出手段と、
該電圧検出手段により検出された電圧と、前記記憶手段により記憶されている積算使用量とに基づいて、転写バイアスの補正値を算出する算出手段と、
該算出手段により算出された転写バイアスの補正値に基づき前記バイアス印加手段の転写バイアスを補正する補正手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体と、
該像担持体の積算使用量を取得する取得手段と、
該取得手段により取得された積算使用量を記憶する記憶手段と、
所定のタイミングで給送された記録材上に前記像担持体上の像を転写する転写手段と、
該転写手段と前記像担持体の間の圧接部位に記録材が給送されるときに該転写手段に転写バイアスを印加するバイアス印加手段とを有する画像形成装置において、
画像形成前に前記圧接部位を定電流制御し電流を検出する電流検出手段と、
該電流検出手段により検出された電流と、前記記憶手段により記憶されている積算使用量とに基づいて、転写バイアスの補正値を算出する算出手段と、
該算出手段により算出された転写バイアスの補正値に基づき転写バイアスを補正する補正手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2において、前記転写手段は、イオン導電性ソリッドゴム製のものであることを特徴とする画像形成装置。
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