JP2005021220A - トレーおよび積載物の分離洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離してそれぞれを洗浄することができるトレーおよび積載物の分離洗浄装置を提供する。
【解決手段】積載物1を積載したトレーTを搬送する搬送部2と、前記積載物1を洗浄する積載物洗浄部3と、前記搬送部2の下流側に設けられ、前記トレーTを洗浄するトレー洗浄部4とを備え、前記搬送部2が、前記トレーTを傾斜姿勢で搬送し、積載物1をトレーTから分離して前記積載物洗浄部3に導入する分離部6を有するトレーおよび積載物の分離洗浄装置Dであって、前記分離部6が、前記トレーTの底部裏面に当接してトレーTを傾斜姿勢に保持するガイドプレート9と、前記トレーTの底部裏面に当接して、トレーTを傾斜姿勢に保持して移動させる搬送ベルト10と、上下の微動が許容され、傾斜姿勢のトレーTの上端側の立ち上がり部分Tb表面に当接し、前記搬送ベルト10とでトレーTを挟む回転体11を有するトレー支持ガイド13とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】積載物1を積載したトレーTを搬送する搬送部2と、前記積載物1を洗浄する積載物洗浄部3と、前記搬送部2の下流側に設けられ、前記トレーTを洗浄するトレー洗浄部4とを備え、前記搬送部2が、前記トレーTを傾斜姿勢で搬送し、積載物1をトレーTから分離して前記積載物洗浄部3に導入する分離部6を有するトレーおよび積載物の分離洗浄装置Dであって、前記分離部6が、前記トレーTの底部裏面に当接してトレーTを傾斜姿勢に保持するガイドプレート9と、前記トレーTの底部裏面に当接して、トレーTを傾斜姿勢に保持して移動させる搬送ベルト10と、上下の微動が許容され、傾斜姿勢のトレーTの上端側の立ち上がり部分Tb表面に当接し、前記搬送ベルト10とでトレーTを挟む回転体11を有するトレー支持ガイド13とを備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、病院・事業所・学校など飲食を提供する際にトレーに食器類を積載する形態をとる場所にて用いられ、飲食者により返却された食器類を積載したトレーが返却されると、そのトレーおよび食器類を自動的に分離し、それぞれを洗浄するように構成されたトレーおよび積載物の分離洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特許第3086914号公報
従来のトレーおよび積載物の分離洗浄装置として、上記特許文献1に示すものがある。このトレーおよび積載物の分離洗浄装置は、食器類(積載物)を積載したトレーを搬送する搬送部と、前記食器類を洗浄する積載物洗浄部とを備え、前記搬送部による搬送途中のトレーに傾斜姿勢をとらせ、この傾斜姿勢のトレー上の食器類を積載物洗浄部に滑落させるようにしてある。
【0003】
上記の構成からなるトレーおよび積載物の分離洗浄装置では、自動的にトレーおよび食器類を分離することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のトレーおよび積載物の分離洗浄装置では、傾斜姿勢のトレー上の食器類の積載物洗浄部への滑落を保証しながらトレーの下端を支え止める低いガイドレールを設けてあるが、この低いガイドレールの上端が傾斜姿勢のトレーの下端よりも高い位置にあると、トレー上の食器類が積載物洗浄部へと滑落することが妨げられ、前記低いガイドレールの上端が傾斜姿勢のトレーの下端よりも低い位置にあると、食器類だけでなくトレーもが積載物洗浄部へと滑落するというおそれがあり、トレーとこのトレーに積載された食器類との分離を確実に行うことが困難であった。
【0005】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離してそれぞれを洗浄することができるトレーおよび積載物の分離洗浄装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のトレーおよび積載物の分離洗浄装置は、積載物を積載したトレーを搬送する搬送部と、前記積載物を洗浄する積載物洗浄部と、前記搬送部の下流側に設けられ、前記トレーを洗浄するトレー洗浄部とを備え、前記搬送部が、前記トレーを傾斜姿勢で搬送し、積載物をトレーから分離して前記積載物洗浄部に導入する分離部を有するトレーおよび積載物の分離洗浄装置であって、前記分離部が、前記トレーの底部裏面に当接してトレーを傾斜姿勢に保持するガイドプレートと、前記トレーの底部裏面に当接して、トレーを傾斜姿勢に保持して移動させる搬送ベルトと、上下の微動が許容され、傾斜姿勢のトレーの上端側の立ち上がり部分表面に当接し、前記搬送ベルトとでトレーを挟む回転体を有するトレー支持ガイドとを備えている(請求項1)。
【0007】
上記の構成からなる本発明によれば、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離してそれぞれを洗浄することができるトレーおよび積載物の分離洗浄装置を提供することが可能となる。
【0008】
すなわち、上記の構成からなるトレーおよび積載物の分離洗浄装置では、トレーを傾斜姿勢にしてトレー上の積載物を積載物洗浄部に導入する際に、前記ガイドプレートにより傾斜姿勢で保持され、かつ前記搬送ベルトにより搬送されるトレーは、その上端部が前記回転体と搬送ベルトとで挟まれていることにより、ガイドプレート上を滑落することなく搬送部の下流側に向けて搬送される。従って、従来のように、積載物だけでなくトレーもが積載物洗浄部へと滑落するというおそれは全くなく、また、上記従来の分離洗浄装置では、低いガイドレールの上端が傾斜姿勢のトレーの下端よりも高い位置にあると、トレー上の食器類が積載物洗浄部へと滑落することが妨げられるおそれがあったが、本発明の分離洗浄装置では、トレー上の積載物が積載物洗浄部へと滑落することを妨げるものが存在しないため、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離することができる。
【0009】
また、前記分離部の下流部分に、傾斜姿勢となったトレーを水平姿勢に矯正するための姿勢矯正部を有し、この姿勢矯正部が、前記搬送ベルトと、前記トレー支持ガイドと、前記搬送ベルトと平行に設けられ、下流側ほど高くなる傾斜を有する傾斜搬送ベルトとを備えていてもよい(請求項2)。この場合には、簡易な構成によって傾斜姿勢となったトレーを水平姿勢に矯正することが可能となる。
【0010】
さらに、前記トレー洗浄部が、トレーを水平姿勢にて搬送する一対の水平搬送ベルトと、トレーに向けてその上下から洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄水による洗浄後のトレーに向けて空気を噴出し、トレーに付着した水分を除去する空気噴出ノズルとを備えていてもよい(請求項3)。この場合には、簡易な構成によってトレーの十分な洗浄と乾燥とを行うことができる。
【0011】
また、前記積載物洗浄部が、洗浄水を収容し、前記分離部にてトレーから分離した積載物を受け取る洗浄槽と、前記洗浄水に一部が浸漬し、前記洗浄槽内の積載物を洗浄水から引き上げ、搬送するコンベヤと、このコンベヤにより搬送される積載物に対して洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽中の洗浄水を浄化する洗浄水浄化循環部とを備え、前記洗浄水浄化循環部が、前記洗浄槽より導出した洗浄水を下方に向けて落下させる排出口を有する排出手段と、前記排出口の下方に配置され、前記洗浄槽内に連通する洗浄水受け取り槽と、前記排出口と洗浄水受け取り槽との間に配置され、洗浄水を通過させ、洗浄水に含まれる異物を捕らえる収納かごと、この収納かごの上方に傾斜した状態で配置され、洗浄水から異物を分離するほぼくし状の分離板とを備えていてもよい(請求項4)。この場合には、積載物の洗浄を効率良く行えるとともに、積載物の洗浄に用いる洗浄水を浄化しつつ循環させることにより、用いる洗浄水の量を少なくし、ひいてはランニングコストの低減を図ることが可能となる。
【0012】
また、前記分離板の下方に洗浄水浄化フィルタを設置してもよい(請求項5)。この場合には、前記積載物の洗浄に用いる洗浄水の浄化効率が上昇し、また、前記洗浄水をより清浄にすることができるため、洗浄水による積載物の洗浄効率もが向上することとなる。
【0013】
また、前記洗浄水浄化循環部が、前記洗浄槽に対して配管上、連結および離脱自在であるとしてもよい(請求項6)。この場合には、例えば、洗浄水浄化循環部を有していない一般的な洗浄槽に対して、洗浄水浄化循環部を容易に後付けすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例に係るトレーおよび積載物の分離洗浄装置(以下、分離洗浄装置という)Dの構成を概略的に示す説明図および平面図である。
分離洗浄装置Dは、積載物1を積載したトレーTを搬送する搬送部2と、前記積載物1を洗浄する積載物洗浄部3と、前記搬送部2の下流側に設けられ、前記トレーTを洗浄するトレー洗浄部4とを備えている。
【0015】
前記積載物1は、本実施例では食器類であり、この食器類には、例えば、皿、茶碗、コップなどの食器に加えて、箸、スプーン、フォークなどの食事に用いられる道具が含まれる。
【0016】
前記トレーTは、平板部分Taと、この平板部分Taの縁部から立ち上がる立ち上がり部分Tbとを有している。
【0017】
前記搬送部2は、前記トレーTを搬送ベルトによって搬送するもので、上流側から順に、積載物1を積載したトレーTを水平姿勢で受け入れて搬送するトレー受け入れ部5と、前記トレーTを傾斜姿勢で搬送し、積載物1をトレーTから分離して前記積載物洗浄部3に導入する分離部6と、この分離部6を経て送られてきたトレーTを水平姿勢で下流側のトレー洗浄部4へと引き渡す(乗り移らせる)ためのトレー引き渡し部7とを有する。
【0018】
前記トレー受け入れ部5は、前記トレーTを水平姿勢にて搬送する一対の搬送ベルト(無端ベルト)8を有している。本実施例の搬送ベルト8は、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0019】
前記分離部6は、図3および図4に示すように、前記トレーTの平板部分Taの底部裏面に当接してトレーTを傾斜姿勢に保持するガイドプレート9と、前記トレーTの平板部分Taの底部裏面に当接して、トレーTを傾斜姿勢に保持して移動させる搬送ベルト(無端ベルト)10と、上下方向および左右方向の微動が許容され、傾斜姿勢のトレーTの上端側の立ち上がり部分Tb表面(内側面)に当接する複数の回転体11および回転体11の軸11aを保持する断面ほぼコの字形状のガイド体12を有するトレー支持ガイド13とを備えている。
【0020】
前記ガイドプレート9は、例えば、合成樹脂製のプレートからなり、傾斜姿勢のトレーTの平板部分Taの底部裏面における上端部付近を除いた部分に当接するように構成してある。
【0021】
前記搬送ベルト10は、傾斜姿勢のトレーTの平板部分Taの上端部付近における底部裏面に当接する。本実施例の搬送ベルト10は、前記搬送ベルト8と同様に、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。また、搬送ベルト10は、前記一対の搬送ベルト8の一方に連続するように配置されている。なお、搬送ベルト10を、前記一対の搬送ベルト8の一方とまとめて一つの搬送ベルトにより構成してもよく、搬送ベルト10と一対の搬送ベルト8の一方とを別体に形成してもよい。
【0022】
前記回転体11は、その軸11aまわりに回転自在となっている。また、前記軸11aに一端が連結され、他端が前記ガイド体12に連結される付勢手段11bとしてのバネが設けられており、この付勢手段11bにより回転体11は常に上方向に付勢されている。
【0023】
前記ガイド体12は、適宜の間隔で前記回転体11の軸11aを保持するように構成されている。
【0024】
また、前記分離部6は、その下流部分に、傾斜姿勢となったトレーTを水平姿勢に矯正するための姿勢矯正部14を有している。
【0025】
前記姿勢矯正部14は、前記搬送ベルト10と、前記トレー支持ガイド13と、前記搬送ベルト10と平行に設けられ、下流側ほど高くなる傾斜を有する傾斜搬送ベルト15とを備えている。
【0026】
前記傾斜搬送ベルト15は、前記搬送ベルト8,10と同様に、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0027】
また、傾斜搬送ベルト15は、その上流部が前記ガイドプレート9と重なる位置に固定されるため、前記ガイドプレート9の下流部には、前記傾斜搬送ベルト15を避けるために前記搬送ベルト10とほぼ平行に(傾斜搬送ベルト15に沿うように)切り欠き部分16が設けられている。
【0028】
前記トレー引き渡し部7は、前記トレーTを水平姿勢にて搬送する一対の搬送ベルト(無端ベルト)17を有している。本実施例の搬送ベルト17は、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0029】
図5は、前記積載物洗浄部3の構成を概略的に示す説明図である。
前記積載物洗浄部3は、洗浄水Waを収容し、前記分離部6にてトレーTから分離した積載物1を受け取る洗浄槽18と、前記洗浄水Waに一部が浸漬し、前記洗浄槽18内の積載物1を洗浄水Waから引き上げ、搬送するコンベヤ19と、このコンベヤ19により搬送される積載物1に対して洗浄水Wbを噴出する洗浄ノズル20と、前記洗浄槽18中の洗浄水Waを浄化する洗浄水浄化循環部21とを備えている。
【0030】
前記洗浄槽18は、中空で上方が開放されたほぼ直方体形状をしており、図2に示すように、洗浄槽18の一端に沿って前記搬送部2が設けられている。すなわち、洗浄槽18の一端に沿って積載物1を積載したトレーTが搬送されるように構成してある。
【0031】
前記コンベヤ19は、前記搬送部2(搬送ベルト8,10)とほぼ平行に配置されており、かつ、搬送ベルト8,10とは逆方向に積載物1を搬送するように構成されている。すなわち、コンベヤ19の上流部分が前記洗浄槽18の洗浄水Waに浸漬しており、かつ、コンベヤ19は、下流側ほど高くなる傾斜を有している。本実施例のコンベヤ19は、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成されたメッシュ状のベルト(丸ベルト)19aを有しており、このベルト19aは、積載物1との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0032】
前記洗浄ノズル20は、前記コンベヤ19のベルト19a上に載った状態で搬送される積載物1に向けてその上下から洗浄水Wbを噴出するように構成・配置されている。
【0033】
前記洗浄水浄化循環部21は、前記洗浄槽18より導出した洗浄水Waを下方に向けて落下させる排出口22aを有する排出手段22と、前記排出口22aの下方に配置され、前記洗浄槽18内に連通する洗浄水受け取り槽23と、前記排出口22aと洗浄水受け取り槽23との間に配置され、洗浄水Waを通過させ、洗浄水Waに含まれる残飯などの異物を捕らえる収納かご24と、この収納かご24の上方に傾斜した状態で配置され、洗浄水Waから異物を分離するほぼくし状の分離板25(図6(A)参照)とを備えている。
【0034】
前記排出手段22は、例えば、ポンプ22bなどによって前記洗浄槽18内の洗浄水Waを洗浄槽18の上方から吸い上げ、前記排出口22aからその吸い上げた洗浄水Waを排出するように構成されている。
【0035】
前記洗浄水受け取り槽23は、中空で上方が開放されたほぼ直方体形状をしており、その上部には、中央側ほど低くなるテーパ状のガイド23aを有する。また、洗浄水受け取り槽23は、連通管23bを介して前記洗浄槽18と連通しており、前記連通管23b中には、洗浄水受け取り槽23内に導入された洗浄水Waを洗浄槽18側へと送るためのポンプ23cが設けられている。
【0036】
前記収納かご24は、中空で上方が開放されたほぼ直方体形状をしており、底壁24aは網状に形成されている。そして、前記排出口22aから収納かご24に向けて注がれる洗浄水Waは底壁24aを通過してその下方へと落下し、洗浄水Waに含まれる一定以上の大きさを有する異物は前記底壁24a上に溜まるように構成してある。
【0037】
前記分離板25は、前記排出口22aから排出される洗浄水Waに含まれる比較的大きな異物を捕らるように構成してあり、この分離板25により捕らえられた異物は、傾斜している分離板25上を転がって収納かご24内へと落下し、収納かご24の底壁24a上において一端側に寄った位置に溜まることとなる。
【0038】
前記洗浄水WaおよびWbは、同一の洗浄水でもよいし、異なる洗浄水であってもよい。
【0039】
ここで、図6(A)に示すように、前記分離板24の下方に洗浄水浄化フィルタ26を設置すれば、前記洗浄槽18へと戻す洗浄水Waがより清浄になる。前記洗浄水浄化フィルタ26は、例えば、前記収納かご24の底壁の上側または下側に設置してもよく、前記洗浄水受け取り槽23のガイド23aに保持させてもよい。
【0040】
なお、前記洗浄水浄化循環部21は、前記洗浄槽18に対して配管上、連結および離脱自在であり、例えば、前記洗浄水浄化循環部21を有していない一般的な洗浄槽に対して、洗浄水浄化循環部21を容易に後付けすることができる。
【0041】
また、図6(B)に示すように、前記収納かご24を分離板25に比して一回り以上大きくなるように構成してもよく、この場合には、収納かご24に溜めることができる洗浄水Wa中の異物の量を増やすことができる。また、分離板25上に捕らえられた前記異物を収納かご24内へと落下させずに、図外のゴミ箱などに直接転落させることができるように、分離板25を収納かご24の側方へと延ばした状態で配置してもよい。
【0042】
上記の構成からなる積載物洗浄部3において、前記コンベヤ19における前記洗浄ノズル20の下流側に、洗浄ノズル20により洗浄水Wbがかけられて洗浄された後の積載物1に向けて空気を噴出し、積載物1に付着した水分を除去する空気噴出ノズル(図示せず)を設けてもよい。
【0043】
前記トレー洗浄部4は、前記搬送部2のトレー引き渡し部7から引き渡されたトレーTを水平姿勢にて搬送する一対の水平搬送ベルト(無端ベルト)27と、トレーTに向けてその上下(表裏両側)から洗浄水Wcを噴出する洗浄ノズル28と、前記洗浄水Wcによる洗浄後のトレーTの上下(表裏)両面側に向けて空気Aを噴出し、トレーTの表裏両面に付着した水分を除去する空気噴出ノズル29とを備えている。
【0044】
前記前記水平搬送ベルト27は、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面(平板部分Taの底部裏面)との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0045】
前記洗浄水Wcは、前記WaおよびWbと同一の洗浄水でもよいし、異なる洗浄水であってもよい。
【0046】
前記洗浄ノズル28および空気噴出ノズル29は、前記水平搬送ベルト27により搬送されるトレーTの上方および下方にそれぞれ配置されている。
【0047】
次に、上記の構成からなる分離洗浄装置Dの作動について説明する。
まず、飲食者により返却される積載物1を積載したトレーTは、前記搬送部2のトレー受け入れ部5により受け入れられ、所定の方向を向いた状態となったトレーTは、分離部6へと至る。
【0048】
分離部6に至ったトレーTは傾斜姿勢となり、トレーT上の積載物1はトレーT上を滑り落ちて積載物洗浄部3の洗浄槽18内に導入される。このとき、前記ガイドプレート9により傾斜姿勢で保持され、かつ前記搬送ベルト10により搬送されるトレーTは、その上端部が前記複数の回転体11と搬送ベルト10とで挟まれていることにより、ガイドプレート9上を滑落することなく搬送部2の下流側に向けて搬送される。
【0049】
続いて、分離部6の下流部分に設けられた姿勢矯正部14により傾斜姿勢から水平姿勢に矯正されたトレーTは、トレー引き渡し部7からトレー洗浄部4へと引き渡され、このトレー洗浄部4において、洗浄ノズル28から噴出される洗浄水Wcにより表裏両面が洗浄された後、空気噴出部29から噴出される空気Aによりその表裏両面に付着した水分が除去され(水切りされ)、乾燥した状態となる。
【0050】
トレーTはその後、図外の場所にてシュート落下により段積みされ、所定の段数だけ積み重なった状態となったトレーTは、カート(図示せず)に積載され、保管される。
【0051】
一方、前記分離部6においてトレーTから洗浄槽18に導入された積載物1は、洗浄槽18内に貯留された洗浄水Waにより一次洗浄され、その後、コンベヤ19により洗浄水Waから引き上げられ、前記洗浄ノズル20から噴出される洗浄水Wbにより表裏両面が二次洗浄(仕上げ洗浄)される。
【0052】
前記洗浄後、積載物1は図外の装置によって乾燥消毒され、その後、適宜の状態で保管される。
【0053】
そして、洗浄槽18内における残飯などの異物を含む洗浄水Waは、前記洗浄水浄化循環部21により浄化される。すなわち、洗浄槽18内の洗浄水Waは、排出部22により洗浄槽18内から導出され、その排出口22aから排出された洗浄水Waは、まず、前記分離板25を経る。そして、この分離板25により洗浄水Wa中の比較的大きな異物が除去された後、前記収納かご24の網状の底壁24aにより洗浄水Wa中の残りの異物が除去される。その後、洗浄水Waは洗浄水受け取り槽23に導入され、連通管23bを経て、洗浄槽18へと戻る。
【0054】
【発明の効果】
上記の構成によれば、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離してそれぞれを洗浄することができるトレーおよび積載物の分離洗浄装置を提供することが可能となる。
【0055】
すなわち、上記の構成からなるトレーおよび積載物の分離洗浄装置では、トレーを傾斜姿勢にしてトレー上の積載物を積載物洗浄部に導入する際に、前記ガイドプレートにより傾斜姿勢で保持され、かつ前記搬送ベルトにより搬送されるトレーは、その上端部が前記回転体と搬送ベルトとで挟まれていることにより、ガイドプレート上を滑落することなく搬送部の下流側に向けて搬送される。従って、従来のように、積載物だけでなくトレーもが積載物洗浄部へと滑落するというおそれは全くなく、また、上記従来の分離洗浄装置では、低いガイドレールの上端が傾斜姿勢のトレーの下端よりも高い位置にあると、トレー上の食器類が積載物洗浄部へと滑落することが妨げられるおそれがあったが、本発明の分離洗浄装置では、トレー上の積載物が積載物洗浄部へと滑落することを妨げるものが存在しないため、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトレーおよび積載物の分離洗浄装置の構成を概略的に示す説明図である。
【図2】上記実施例の構成を概略的に示す平面図である。
【図3】上記実施例における分離部の構成を概略的に示す説明図である。
【図4】上記実施例における分離部の構成を概略的に示す正面図である。
【図5】上記実施例における積載物洗浄部の構成を概略的に示す説明図である。
【図6】(A)は、前記積載物洗浄部の要部の構成を概略的に示す説明図、(B)は、前記積載物洗浄部の変形例の構成を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
1…積載物、2…搬送部、3…積載物洗浄部、4…トレー洗浄部、6…分離部、9…ガイドプレート、10…搬送ベルト、11…回転体、13…トレー支持ガイド、D…トレーおよび積載物の分離洗浄装置、T…トレー、Tb…立ち上がり部分。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、病院・事業所・学校など飲食を提供する際にトレーに食器類を積載する形態をとる場所にて用いられ、飲食者により返却された食器類を積載したトレーが返却されると、そのトレーおよび食器類を自動的に分離し、それぞれを洗浄するように構成されたトレーおよび積載物の分離洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特許第3086914号公報
従来のトレーおよび積載物の分離洗浄装置として、上記特許文献1に示すものがある。このトレーおよび積載物の分離洗浄装置は、食器類(積載物)を積載したトレーを搬送する搬送部と、前記食器類を洗浄する積載物洗浄部とを備え、前記搬送部による搬送途中のトレーに傾斜姿勢をとらせ、この傾斜姿勢のトレー上の食器類を積載物洗浄部に滑落させるようにしてある。
【0003】
上記の構成からなるトレーおよび積載物の分離洗浄装置では、自動的にトレーおよび食器類を分離することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のトレーおよび積載物の分離洗浄装置では、傾斜姿勢のトレー上の食器類の積載物洗浄部への滑落を保証しながらトレーの下端を支え止める低いガイドレールを設けてあるが、この低いガイドレールの上端が傾斜姿勢のトレーの下端よりも高い位置にあると、トレー上の食器類が積載物洗浄部へと滑落することが妨げられ、前記低いガイドレールの上端が傾斜姿勢のトレーの下端よりも低い位置にあると、食器類だけでなくトレーもが積載物洗浄部へと滑落するというおそれがあり、トレーとこのトレーに積載された食器類との分離を確実に行うことが困難であった。
【0005】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離してそれぞれを洗浄することができるトレーおよび積載物の分離洗浄装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のトレーおよび積載物の分離洗浄装置は、積載物を積載したトレーを搬送する搬送部と、前記積載物を洗浄する積載物洗浄部と、前記搬送部の下流側に設けられ、前記トレーを洗浄するトレー洗浄部とを備え、前記搬送部が、前記トレーを傾斜姿勢で搬送し、積載物をトレーから分離して前記積載物洗浄部に導入する分離部を有するトレーおよび積載物の分離洗浄装置であって、前記分離部が、前記トレーの底部裏面に当接してトレーを傾斜姿勢に保持するガイドプレートと、前記トレーの底部裏面に当接して、トレーを傾斜姿勢に保持して移動させる搬送ベルトと、上下の微動が許容され、傾斜姿勢のトレーの上端側の立ち上がり部分表面に当接し、前記搬送ベルトとでトレーを挟む回転体を有するトレー支持ガイドとを備えている(請求項1)。
【0007】
上記の構成からなる本発明によれば、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離してそれぞれを洗浄することができるトレーおよび積載物の分離洗浄装置を提供することが可能となる。
【0008】
すなわち、上記の構成からなるトレーおよび積載物の分離洗浄装置では、トレーを傾斜姿勢にしてトレー上の積載物を積載物洗浄部に導入する際に、前記ガイドプレートにより傾斜姿勢で保持され、かつ前記搬送ベルトにより搬送されるトレーは、その上端部が前記回転体と搬送ベルトとで挟まれていることにより、ガイドプレート上を滑落することなく搬送部の下流側に向けて搬送される。従って、従来のように、積載物だけでなくトレーもが積載物洗浄部へと滑落するというおそれは全くなく、また、上記従来の分離洗浄装置では、低いガイドレールの上端が傾斜姿勢のトレーの下端よりも高い位置にあると、トレー上の食器類が積載物洗浄部へと滑落することが妨げられるおそれがあったが、本発明の分離洗浄装置では、トレー上の積載物が積載物洗浄部へと滑落することを妨げるものが存在しないため、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離することができる。
【0009】
また、前記分離部の下流部分に、傾斜姿勢となったトレーを水平姿勢に矯正するための姿勢矯正部を有し、この姿勢矯正部が、前記搬送ベルトと、前記トレー支持ガイドと、前記搬送ベルトと平行に設けられ、下流側ほど高くなる傾斜を有する傾斜搬送ベルトとを備えていてもよい(請求項2)。この場合には、簡易な構成によって傾斜姿勢となったトレーを水平姿勢に矯正することが可能となる。
【0010】
さらに、前記トレー洗浄部が、トレーを水平姿勢にて搬送する一対の水平搬送ベルトと、トレーに向けてその上下から洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄水による洗浄後のトレーに向けて空気を噴出し、トレーに付着した水分を除去する空気噴出ノズルとを備えていてもよい(請求項3)。この場合には、簡易な構成によってトレーの十分な洗浄と乾燥とを行うことができる。
【0011】
また、前記積載物洗浄部が、洗浄水を収容し、前記分離部にてトレーから分離した積載物を受け取る洗浄槽と、前記洗浄水に一部が浸漬し、前記洗浄槽内の積載物を洗浄水から引き上げ、搬送するコンベヤと、このコンベヤにより搬送される積載物に対して洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽中の洗浄水を浄化する洗浄水浄化循環部とを備え、前記洗浄水浄化循環部が、前記洗浄槽より導出した洗浄水を下方に向けて落下させる排出口を有する排出手段と、前記排出口の下方に配置され、前記洗浄槽内に連通する洗浄水受け取り槽と、前記排出口と洗浄水受け取り槽との間に配置され、洗浄水を通過させ、洗浄水に含まれる異物を捕らえる収納かごと、この収納かごの上方に傾斜した状態で配置され、洗浄水から異物を分離するほぼくし状の分離板とを備えていてもよい(請求項4)。この場合には、積載物の洗浄を効率良く行えるとともに、積載物の洗浄に用いる洗浄水を浄化しつつ循環させることにより、用いる洗浄水の量を少なくし、ひいてはランニングコストの低減を図ることが可能となる。
【0012】
また、前記分離板の下方に洗浄水浄化フィルタを設置してもよい(請求項5)。この場合には、前記積載物の洗浄に用いる洗浄水の浄化効率が上昇し、また、前記洗浄水をより清浄にすることができるため、洗浄水による積載物の洗浄効率もが向上することとなる。
【0013】
また、前記洗浄水浄化循環部が、前記洗浄槽に対して配管上、連結および離脱自在であるとしてもよい(請求項6)。この場合には、例えば、洗浄水浄化循環部を有していない一般的な洗浄槽に対して、洗浄水浄化循環部を容易に後付けすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例に係るトレーおよび積載物の分離洗浄装置(以下、分離洗浄装置という)Dの構成を概略的に示す説明図および平面図である。
分離洗浄装置Dは、積載物1を積載したトレーTを搬送する搬送部2と、前記積載物1を洗浄する積載物洗浄部3と、前記搬送部2の下流側に設けられ、前記トレーTを洗浄するトレー洗浄部4とを備えている。
【0015】
前記積載物1は、本実施例では食器類であり、この食器類には、例えば、皿、茶碗、コップなどの食器に加えて、箸、スプーン、フォークなどの食事に用いられる道具が含まれる。
【0016】
前記トレーTは、平板部分Taと、この平板部分Taの縁部から立ち上がる立ち上がり部分Tbとを有している。
【0017】
前記搬送部2は、前記トレーTを搬送ベルトによって搬送するもので、上流側から順に、積載物1を積載したトレーTを水平姿勢で受け入れて搬送するトレー受け入れ部5と、前記トレーTを傾斜姿勢で搬送し、積載物1をトレーTから分離して前記積載物洗浄部3に導入する分離部6と、この分離部6を経て送られてきたトレーTを水平姿勢で下流側のトレー洗浄部4へと引き渡す(乗り移らせる)ためのトレー引き渡し部7とを有する。
【0018】
前記トレー受け入れ部5は、前記トレーTを水平姿勢にて搬送する一対の搬送ベルト(無端ベルト)8を有している。本実施例の搬送ベルト8は、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0019】
前記分離部6は、図3および図4に示すように、前記トレーTの平板部分Taの底部裏面に当接してトレーTを傾斜姿勢に保持するガイドプレート9と、前記トレーTの平板部分Taの底部裏面に当接して、トレーTを傾斜姿勢に保持して移動させる搬送ベルト(無端ベルト)10と、上下方向および左右方向の微動が許容され、傾斜姿勢のトレーTの上端側の立ち上がり部分Tb表面(内側面)に当接する複数の回転体11および回転体11の軸11aを保持する断面ほぼコの字形状のガイド体12を有するトレー支持ガイド13とを備えている。
【0020】
前記ガイドプレート9は、例えば、合成樹脂製のプレートからなり、傾斜姿勢のトレーTの平板部分Taの底部裏面における上端部付近を除いた部分に当接するように構成してある。
【0021】
前記搬送ベルト10は、傾斜姿勢のトレーTの平板部分Taの上端部付近における底部裏面に当接する。本実施例の搬送ベルト10は、前記搬送ベルト8と同様に、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。また、搬送ベルト10は、前記一対の搬送ベルト8の一方に連続するように配置されている。なお、搬送ベルト10を、前記一対の搬送ベルト8の一方とまとめて一つの搬送ベルトにより構成してもよく、搬送ベルト10と一対の搬送ベルト8の一方とを別体に形成してもよい。
【0022】
前記回転体11は、その軸11aまわりに回転自在となっている。また、前記軸11aに一端が連結され、他端が前記ガイド体12に連結される付勢手段11bとしてのバネが設けられており、この付勢手段11bにより回転体11は常に上方向に付勢されている。
【0023】
前記ガイド体12は、適宜の間隔で前記回転体11の軸11aを保持するように構成されている。
【0024】
また、前記分離部6は、その下流部分に、傾斜姿勢となったトレーTを水平姿勢に矯正するための姿勢矯正部14を有している。
【0025】
前記姿勢矯正部14は、前記搬送ベルト10と、前記トレー支持ガイド13と、前記搬送ベルト10と平行に設けられ、下流側ほど高くなる傾斜を有する傾斜搬送ベルト15とを備えている。
【0026】
前記傾斜搬送ベルト15は、前記搬送ベルト8,10と同様に、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0027】
また、傾斜搬送ベルト15は、その上流部が前記ガイドプレート9と重なる位置に固定されるため、前記ガイドプレート9の下流部には、前記傾斜搬送ベルト15を避けるために前記搬送ベルト10とほぼ平行に(傾斜搬送ベルト15に沿うように)切り欠き部分16が設けられている。
【0028】
前記トレー引き渡し部7は、前記トレーTを水平姿勢にて搬送する一対の搬送ベルト(無端ベルト)17を有している。本実施例の搬送ベルト17は、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0029】
図5は、前記積載物洗浄部3の構成を概略的に示す説明図である。
前記積載物洗浄部3は、洗浄水Waを収容し、前記分離部6にてトレーTから分離した積載物1を受け取る洗浄槽18と、前記洗浄水Waに一部が浸漬し、前記洗浄槽18内の積載物1を洗浄水Waから引き上げ、搬送するコンベヤ19と、このコンベヤ19により搬送される積載物1に対して洗浄水Wbを噴出する洗浄ノズル20と、前記洗浄槽18中の洗浄水Waを浄化する洗浄水浄化循環部21とを備えている。
【0030】
前記洗浄槽18は、中空で上方が開放されたほぼ直方体形状をしており、図2に示すように、洗浄槽18の一端に沿って前記搬送部2が設けられている。すなわち、洗浄槽18の一端に沿って積載物1を積載したトレーTが搬送されるように構成してある。
【0031】
前記コンベヤ19は、前記搬送部2(搬送ベルト8,10)とほぼ平行に配置されており、かつ、搬送ベルト8,10とは逆方向に積載物1を搬送するように構成されている。すなわち、コンベヤ19の上流部分が前記洗浄槽18の洗浄水Waに浸漬しており、かつ、コンベヤ19は、下流側ほど高くなる傾斜を有している。本実施例のコンベヤ19は、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成されたメッシュ状のベルト(丸ベルト)19aを有しており、このベルト19aは、積載物1との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0032】
前記洗浄ノズル20は、前記コンベヤ19のベルト19a上に載った状態で搬送される積載物1に向けてその上下から洗浄水Wbを噴出するように構成・配置されている。
【0033】
前記洗浄水浄化循環部21は、前記洗浄槽18より導出した洗浄水Waを下方に向けて落下させる排出口22aを有する排出手段22と、前記排出口22aの下方に配置され、前記洗浄槽18内に連通する洗浄水受け取り槽23と、前記排出口22aと洗浄水受け取り槽23との間に配置され、洗浄水Waを通過させ、洗浄水Waに含まれる残飯などの異物を捕らえる収納かご24と、この収納かご24の上方に傾斜した状態で配置され、洗浄水Waから異物を分離するほぼくし状の分離板25(図6(A)参照)とを備えている。
【0034】
前記排出手段22は、例えば、ポンプ22bなどによって前記洗浄槽18内の洗浄水Waを洗浄槽18の上方から吸い上げ、前記排出口22aからその吸い上げた洗浄水Waを排出するように構成されている。
【0035】
前記洗浄水受け取り槽23は、中空で上方が開放されたほぼ直方体形状をしており、その上部には、中央側ほど低くなるテーパ状のガイド23aを有する。また、洗浄水受け取り槽23は、連通管23bを介して前記洗浄槽18と連通しており、前記連通管23b中には、洗浄水受け取り槽23内に導入された洗浄水Waを洗浄槽18側へと送るためのポンプ23cが設けられている。
【0036】
前記収納かご24は、中空で上方が開放されたほぼ直方体形状をしており、底壁24aは網状に形成されている。そして、前記排出口22aから収納かご24に向けて注がれる洗浄水Waは底壁24aを通過してその下方へと落下し、洗浄水Waに含まれる一定以上の大きさを有する異物は前記底壁24a上に溜まるように構成してある。
【0037】
前記分離板25は、前記排出口22aから排出される洗浄水Waに含まれる比較的大きな異物を捕らるように構成してあり、この分離板25により捕らえられた異物は、傾斜している分離板25上を転がって収納かご24内へと落下し、収納かご24の底壁24a上において一端側に寄った位置に溜まることとなる。
【0038】
前記洗浄水WaおよびWbは、同一の洗浄水でもよいし、異なる洗浄水であってもよい。
【0039】
ここで、図6(A)に示すように、前記分離板24の下方に洗浄水浄化フィルタ26を設置すれば、前記洗浄槽18へと戻す洗浄水Waがより清浄になる。前記洗浄水浄化フィルタ26は、例えば、前記収納かご24の底壁の上側または下側に設置してもよく、前記洗浄水受け取り槽23のガイド23aに保持させてもよい。
【0040】
なお、前記洗浄水浄化循環部21は、前記洗浄槽18に対して配管上、連結および離脱自在であり、例えば、前記洗浄水浄化循環部21を有していない一般的な洗浄槽に対して、洗浄水浄化循環部21を容易に後付けすることができる。
【0041】
また、図6(B)に示すように、前記収納かご24を分離板25に比して一回り以上大きくなるように構成してもよく、この場合には、収納かご24に溜めることができる洗浄水Wa中の異物の量を増やすことができる。また、分離板25上に捕らえられた前記異物を収納かご24内へと落下させずに、図外のゴミ箱などに直接転落させることができるように、分離板25を収納かご24の側方へと延ばした状態で配置してもよい。
【0042】
上記の構成からなる積載物洗浄部3において、前記コンベヤ19における前記洗浄ノズル20の下流側に、洗浄ノズル20により洗浄水Wbがかけられて洗浄された後の積載物1に向けて空気を噴出し、積載物1に付着した水分を除去する空気噴出ノズル(図示せず)を設けてもよい。
【0043】
前記トレー洗浄部4は、前記搬送部2のトレー引き渡し部7から引き渡されたトレーTを水平姿勢にて搬送する一対の水平搬送ベルト(無端ベルト)27と、トレーTに向けてその上下(表裏両側)から洗浄水Wcを噴出する洗浄ノズル28と、前記洗浄水Wcによる洗浄後のトレーTの上下(表裏)両面側に向けて空気Aを噴出し、トレーTの表裏両面に付着した水分を除去する空気噴出ノズル29とを備えている。
【0044】
前記前記水平搬送ベルト27は、図示しないモータなどの駆動装置により駆動され、例えば、摩擦係数が0.125前後の合成樹脂で形成された丸ベルトであり、トレーTの底部裏面(平板部分Taの底部裏面)との接触部分にて十分な摩擦係合力が得られるように構成されている。
【0045】
前記洗浄水Wcは、前記WaおよびWbと同一の洗浄水でもよいし、異なる洗浄水であってもよい。
【0046】
前記洗浄ノズル28および空気噴出ノズル29は、前記水平搬送ベルト27により搬送されるトレーTの上方および下方にそれぞれ配置されている。
【0047】
次に、上記の構成からなる分離洗浄装置Dの作動について説明する。
まず、飲食者により返却される積載物1を積載したトレーTは、前記搬送部2のトレー受け入れ部5により受け入れられ、所定の方向を向いた状態となったトレーTは、分離部6へと至る。
【0048】
分離部6に至ったトレーTは傾斜姿勢となり、トレーT上の積載物1はトレーT上を滑り落ちて積載物洗浄部3の洗浄槽18内に導入される。このとき、前記ガイドプレート9により傾斜姿勢で保持され、かつ前記搬送ベルト10により搬送されるトレーTは、その上端部が前記複数の回転体11と搬送ベルト10とで挟まれていることにより、ガイドプレート9上を滑落することなく搬送部2の下流側に向けて搬送される。
【0049】
続いて、分離部6の下流部分に設けられた姿勢矯正部14により傾斜姿勢から水平姿勢に矯正されたトレーTは、トレー引き渡し部7からトレー洗浄部4へと引き渡され、このトレー洗浄部4において、洗浄ノズル28から噴出される洗浄水Wcにより表裏両面が洗浄された後、空気噴出部29から噴出される空気Aによりその表裏両面に付着した水分が除去され(水切りされ)、乾燥した状態となる。
【0050】
トレーTはその後、図外の場所にてシュート落下により段積みされ、所定の段数だけ積み重なった状態となったトレーTは、カート(図示せず)に積載され、保管される。
【0051】
一方、前記分離部6においてトレーTから洗浄槽18に導入された積載物1は、洗浄槽18内に貯留された洗浄水Waにより一次洗浄され、その後、コンベヤ19により洗浄水Waから引き上げられ、前記洗浄ノズル20から噴出される洗浄水Wbにより表裏両面が二次洗浄(仕上げ洗浄)される。
【0052】
前記洗浄後、積載物1は図外の装置によって乾燥消毒され、その後、適宜の状態で保管される。
【0053】
そして、洗浄槽18内における残飯などの異物を含む洗浄水Waは、前記洗浄水浄化循環部21により浄化される。すなわち、洗浄槽18内の洗浄水Waは、排出部22により洗浄槽18内から導出され、その排出口22aから排出された洗浄水Waは、まず、前記分離板25を経る。そして、この分離板25により洗浄水Wa中の比較的大きな異物が除去された後、前記収納かご24の網状の底壁24aにより洗浄水Wa中の残りの異物が除去される。その後、洗浄水Waは洗浄水受け取り槽23に導入され、連通管23bを経て、洗浄槽18へと戻る。
【0054】
【発明の効果】
上記の構成によれば、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離してそれぞれを洗浄することができるトレーおよび積載物の分離洗浄装置を提供することが可能となる。
【0055】
すなわち、上記の構成からなるトレーおよび積載物の分離洗浄装置では、トレーを傾斜姿勢にしてトレー上の積載物を積載物洗浄部に導入する際に、前記ガイドプレートにより傾斜姿勢で保持され、かつ前記搬送ベルトにより搬送されるトレーは、その上端部が前記回転体と搬送ベルトとで挟まれていることにより、ガイドプレート上を滑落することなく搬送部の下流側に向けて搬送される。従って、従来のように、積載物だけでなくトレーもが積載物洗浄部へと滑落するというおそれは全くなく、また、上記従来の分離洗浄装置では、低いガイドレールの上端が傾斜姿勢のトレーの下端よりも高い位置にあると、トレー上の食器類が積載物洗浄部へと滑落することが妨げられるおそれがあったが、本発明の分離洗浄装置では、トレー上の積載物が積載物洗浄部へと滑落することを妨げるものが存在しないため、トレーとこのトレーに積載された積載物とを確実に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトレーおよび積載物の分離洗浄装置の構成を概略的に示す説明図である。
【図2】上記実施例の構成を概略的に示す平面図である。
【図3】上記実施例における分離部の構成を概略的に示す説明図である。
【図4】上記実施例における分離部の構成を概略的に示す正面図である。
【図5】上記実施例における積載物洗浄部の構成を概略的に示す説明図である。
【図6】(A)は、前記積載物洗浄部の要部の構成を概略的に示す説明図、(B)は、前記積載物洗浄部の変形例の構成を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
1…積載物、2…搬送部、3…積載物洗浄部、4…トレー洗浄部、6…分離部、9…ガイドプレート、10…搬送ベルト、11…回転体、13…トレー支持ガイド、D…トレーおよび積載物の分離洗浄装置、T…トレー、Tb…立ち上がり部分。
Claims (6)
- 積載物を積載したトレーを搬送する搬送部と、前記積載物を洗浄する積載物洗浄部と、前記搬送部の下流側に設けられ、前記トレーを洗浄するトレー洗浄部とを備え、前記搬送部が、前記トレーを傾斜姿勢で搬送し、積載物をトレーから分離して前記積載物洗浄部に導入する分離部を有するトレーおよび積載物の分離洗浄装置であって、前記分離部が、前記トレーの底部裏面に当接してトレーを傾斜姿勢に保持するガイドプレートと、前記トレーの底部裏面に当接して、トレーを傾斜姿勢に保持して移動させる搬送ベルトと、上下の微動が許容され、傾斜姿勢のトレーの上端側の立ち上がり部分表面に当接し、前記搬送ベルトとでトレーを挟む回転体を有するトレー支持ガイドとを備えていることを特徴とするトレーおよび積載物の分離洗浄装置。
- 前記分離部の下流部分に、傾斜姿勢となったトレーを水平姿勢に矯正するための姿勢矯正部を有し、この姿勢矯正部が、前記搬送ベルトと、前記トレー支持ガイドと、前記搬送ベルトと平行に設けられ、下流側ほど高くなる傾斜を有する傾斜搬送ベルトとを備えている請求項1に記載のトレーおよび積載物の分離洗浄装置。
- 前記トレー洗浄部が、トレーを水平姿勢にて搬送する一対の水平搬送ベルトと、トレーに向けてその上下から洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄水による洗浄後のトレーに向けて空気を噴出し、トレーに付着した水分を除去する空気噴出ノズルとを備えている請求項1または2に記載のトレーおよび積載物の分離洗浄装置。
- 前記積載物洗浄部が、洗浄水を収容し、前記分離部にてトレーから分離した積載物を受け取る洗浄槽と、前記洗浄水に一部が浸漬し、前記洗浄槽内の積載物を洗浄水から引き上げ、搬送するコンベヤと、このコンベヤにより搬送される積載物に対して洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄槽中の洗浄水を浄化する洗浄水浄化循環部とを備え、前記洗浄水浄化循環部が、前記洗浄槽より導出した洗浄水を下方に向けて落下させる排出口を有する排出手段と、前記排出口の下方に配置され、前記洗浄槽内に連通する洗浄水受け取り槽と、前記排出口と洗浄水受け取り槽との間に配置され、洗浄水を通過させ、洗浄水に含まれる異物を捕らえる収納かごと、この収納かごの上方に傾斜した状態で配置され、洗浄水から異物を分離するほぼくし状の分離板とを備えている請求項1〜3のいずれかに記載のトレーおよび積載物の分離洗浄装置。
- 前記分離板の下方に洗浄水浄化フィルタを設置してある請求項4に記載のトレーおよび積載物の分離洗浄装置。
- 前記洗浄水浄化循環部が、前記洗浄槽に対して配管上、連結および離脱自在である請求項4または5に記載のトレーおよび積載物の分離洗浄装置。
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