JP2005019284A - Icソケット - Google Patents
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- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/7076—Coupling devices for connection between PCB and component, e.g. display
Abstract
【課題】ICソケットにおいて、電気コンタクトを高密度に配置することが可能であると共に、電気コンタクトが外力により変形しないようにする。
【解決手段】ICソケット1は、ICパッケージ76を受容するICパッケージ受容凹部14を有する絶縁ハウジング2を備える。コンタクト8は、ICパッケージ受容凹部14にマトリックス状に配置されたキャビティ30に配置される。各コンタクト8は、キャビティ30に圧入される基部40と、基部40の上側に一方向に隣接するキャビティ30の上にオフセットして延びる接触アーム部44と、基部40の下側に基板20と電気的に接続される接続部48とを有する。絶縁ハウジング2は、前記一方向と直交する他方向に隣接するキャビティ30の列間に、一方向に隣接するキャビティ30の列間のハウジング壁72より高さの高い他のハウジング壁70が形成されている。
【選択図】 図7
【解決手段】ICソケット1は、ICパッケージ76を受容するICパッケージ受容凹部14を有する絶縁ハウジング2を備える。コンタクト8は、ICパッケージ受容凹部14にマトリックス状に配置されたキャビティ30に配置される。各コンタクト8は、キャビティ30に圧入される基部40と、基部40の上側に一方向に隣接するキャビティ30の上にオフセットして延びる接触アーム部44と、基部40の下側に基板20と電気的に接続される接続部48とを有する。絶縁ハウジング2は、前記一方向と直交する他方向に隣接するキャビティ30の列間に、一方向に隣接するキャビティ30の列間のハウジング壁72より高さの高い他のハウジング壁70が形成されている。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LGA(ランドグリッドアレイ)型あるいはBGA(ボールグリッドアレイ)型のICパッケージを搭載して基板に取付けられるICソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のICソケットは、ICパッケージを受容するICパッケージ受容凹部の底面に、ICパッケージと電気的に接続される電気コンタクト(以下、単にコンタクトという)がマトリックス状(行列状)に多数配置された構造を有しているのが一般的である。
【0003】
このような構造のICソケットの一例として、ICパッケージ受容凹部内に、コンタクトがマトリックス状に多数植設されたバーンインソケットが知られている(特許文献1、図2)。このバーンインソケットに使用されるコンタクトは、このコンタクトの基部から斜めに段状に延びる過渡部を有し、接触部は、この自由端に形成されている。この接触部は、ハウジングに形成されたICパッケージ受容凹部内で上方に突出し、露出している。
【0004】
また,他の従来技術として、コンタクトが矩形のICパッケージ受容凹部内の4つの壁に沿って配置されたICソケットが知られている(特許文献2、図2、図3)。このコンタクトは、その自由端のエッジ部がコンタクトキャビティ内に収容されており、コンタクトキャビティに突出していない。
【0005】
【特許文献1】
実開平5−90378号公報
【0006】
【特許文献2】
特開昭63−253654号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示された従来技術にあっては、コンタクトの接触部がICパッケージ受容凹部内で上方に突出しているので、ICパッケージをICソケットに装着し、或いは取り外す際に、コンタクトの露出した接触部に指等の外部物体が当たることがある。特にICパッケージ内のCPU(中央演算処理装置)の検査を行うバーンインソケットとして使用するときには、ICパッケージの取付け、取り外しを手で行うので、このようなミスの可能性が大きくなる。指が接触した場合、コンタクトの接触部に外力が付加され、接触部が塑性変形してICパッケージを搭載したときのICパッケージとの電気的接触が不良となる虞がある。
【0008】
また、上記特許文献2に開示されたICソケットにおいては、指がコンタクトに接触してもコンタクトの自由端のエッジを指で引っ掛けることがないので、コンタクトの変形は防止される。しかし、コンタクトを収容するキャビティが大きくなり、コンタクトを高密度に配置することができないという問題がある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、コンタクトを高密度に配置することができると共に、ICパッケージと接触するコンタクトの接触部が外部物体により塑性変形する虞のないICソケットを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のICソケットは、ICパッケージ受容凹部にマトリックス状に配置されたキャビティを有する絶縁ハウジングと、キャビティに配置された多数のコンタクトと、ICパッケージ受容凹部にICパッケージを固定する固定部とを有する、基板に取付けられるICソケットにおいて、各コンタクトが、キャビティ内に圧入される基部と、基部の上側に、一方向に隣接するキャビティの上にオフセットして延びる、ICパッケージと電気的に接触する接触アーム部と、基部の下側に基板と電気的に接続される接続部とを有し、絶縁ハウジングに、一方向と直交する他方向に隣接するキャビティの列間に、一方向に隣接するキャビティの列間のハウジング壁より高さの高い他のハウジング壁が形成されてなることを特徴とする。
【0011】
接触アーム部の自由端部のICパッケージ側が凸状に湾曲して下方に延びており、一方向に隣接するキャビティが、接触アーム部の自由端部の下降を許容する空間を有するよう構成してもよい。
【0012】
【発明の効果】
本発明のICソケットは、ICパッケージ受容凹部にマトリックス状に配置されたコンタクトが、キャビティ内に圧入される基部と、基部の上側に、一方向に隣接するキャビティの上にオフセットして延びる、ICパッケージと電気的に接触する接触アーム部と、基部の下側に基板と電気的に接続される接続部とを有しており、ハウジングには、一方向と直交する他方向に隣接するキャビティの列間に、一方向に隣接するキャビティの列間のハウジング壁より高さの高い他のハウジング壁が形成されているので、次の効果を奏する。
【0013】
即ち、指等の外部物体がコンタクトの接触アーム部に触れても、他のハウジング壁によって外部物体の移動が阻止され、コンタクトの接触アーム部が塑性変形するほど変形することがない。またコンタクトの弾性アーム部を一方向に隣接するキャビティまで延出させて配置するので、接触アーム部に十分な弾性を付与すると共に高密度に配置することができる。これにより、コンタクトの高密度配置を実現しながら、外部物体による接触アーム部の変形を防止することができる。
【0014】
また、接触アーム部の自由端部のICパッケージ側が凸状に湾曲して下方に延びており、一方向に隣接するキャビティが、接触アーム部の自由端部の下降を許容する空間を有するよう構成されている場合は、接触アーム部の自由端をさらに下方に延長することができ、指等の外部物体が引っ掛かる虞をさらに低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明のICソケットの断面図である。以下、図1を参照して説明する。ICソケット1は、基板20に取付けられる絶縁ハウジング(以下、単にハウジングという)2、このハウジング2の底面74側に配置された金属製の補強プレート4、この補強プレート4に回動可能に軸支された金属製のカバー部材6を有する。
【0016】
ハウジング2にはコンタクト受容凹部14が形成されており、このコンタクト受容凹部14に多数のコンタクト8が植設されている。そして、ハウジング2の上部を覆うカバー部材6は、カバー部材6の軸受け10に補強部材4の回動軸12が軸支されて回動可能となっている。ICパッケージ76(図7)をハウジング2に固定するには、カバー部材6がICパッケージ76にコンタクト8を押圧させるように下方に押し下げられて、カバー部材6の先端の係止片16がレバー18により係止されて、ハウジング2に固定される。これらの補強部材4、カバー部材6およびレバー18を総括して固定部という。なお、図1では、ICパッケージ76は省略されている。この構成は、本願出願人の出願による特願2002−379635号(平成14年12月27日出願)の明細書に記載された構成と概略同じものである。
【0017】
次に、このICソケット1に使用されているハウジング2について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、ハウジング2を拡大して示し、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図を夫々示す。また、図3は図2のハウジングの左側面図を示す。ハウジング2は絶縁性の合成樹脂から成型され、矩形状を呈している。前述のICパッケージ受容凹部14は、矩形形状であり、外周壁24(24a、24b、24c、24d)によって囲まれて形成されている。ICパッケージ受容凹部14の底面26には矩形の開口28が形成されており、この開口28を除く底面26の領域には、コンタクト8を受容するキャビティ30がマトリックス状に形成されている。なお、図2(A)では、キャビティ30及びコンタクト8は、一部のみを示し、他は省略している。各キャビティ30には、コンタクト8が取付けられている。コンタクト8の取付け状態については後述する。
【0018】
次に、図4及び図5を参照して、コンタクト8について説明する。図4は、本発明のICソケット1に使用されるコンタクト8を示し、図4(A)は背面図、図4(B)は左側面図、図4(C)は正面図、図4(D)は右側面図を夫々示す。図5は、図4のコンタクトを示し。図5(A)は平面図、図5(B)は底面図を夫々示す。コンタクト8は、上下方向に長い基部40と、この基部40の側縁42から一体に基部40上に折り返されて上方に延出する接触アーム部44と、基部40の下方に延出して段部46を経て基部と直角に接触アーム部44と同じ側に折り曲げられた接続部48とを有する。なお、ここで上下とは、便宜上、図4における上下方向を意味する。
【0019】
基部40の側縁42、50には、上下方向に離隔してバーブ(突起)52(52a、52b、52C、52d)が形成されている。これらのバーブ52は、キャビティ30への圧入時にキャビティ30の内壁と係合する。接触アーム部44は、基部40から折り返された折返部58と、折返部58から上方に延出する延長部60、延長部60からオフセットして斜め上方に延びるオフセット部62、このオフセット部62から更に湾曲しながら延出する自由端部64から構成されている。自由端部64は上側即ちICパッケージ76側が凸状に湾曲して、この自由端部64の上面がICパッケージ76との電気的接点となる。基部40の側縁42側には、切欠54、56が形成されて接触アーム部44の折返部58に弾性を付与している。
【0020】
他方、前述の接続部48は、先端部68が下向きに凹んだ円形となっており、この円形部分の下面に、基板20と接続されるはんだボール66(図6(A))が形成されるが、図4ではこのはんだボール66は省略されている。
【0021】
次に、このコンタクト8をハウジング2に取付けた状態について、図6及び図7を参照して詳細に説明する。図6は、ハウジング2にコンタクト8を圧入した状態を示し、図6(A)はハウジング2の部分断面図であり、図6(B)はコンタクト8の配列状態を示すハウジング2の部分平面図である。図7は、ICパッケージ76を搭載したときのコンタクト8の形状を示し、図7(A)はハウジング2の部分断面図であり、図7(B)はコンタクト8の配列状態を示す、図6(B)に対応したハウジング2の部分平面図である。
【0022】
図6(A)に示すように、ハウジング2のICパッケージ受容凹部14の底面26には、ハウジング2を上下に貫通するよう多数のキャビティ30が形成されている。そして、これらのキャビティ30は、互いに直交する隔壁(他のハウジング壁)70、隔壁(ハウジング壁)72によってマトリックス状に画成されている。
【0023】
コンタクト8がキャビティ30に圧入されると、基部40が前述の如くキャビティ30内の壁と干渉係合して、コンタクト8がキャビティ30内に係止される。この時、コンタクト8の接続部48に形成されたはんだボール66はハウジング2の底面74から僅かに突出する。そして接触アーム部44の自由端部64は、ハウジング2のICパッケージ受容凹部14の底面26より上方に突出している。前述の隔壁70、72のうち隔壁70の頂部70aは、底面26と略同じ高さに形成されている。頂部70aは、成型時にバリが生じることがあるので、実際は底面26より僅かに低く設定されている。他方、隔壁72の頂部72aは、隔壁70の頂部70aより低く形成されている。
【0024】
また、ハウジング2の頂部72aと同じ高さの段部78には、隔壁70、70の間に凹部80が形成されている。この凹部80は、コンタクト8の自由端部64が、下方に降下し、即ち撓んだときに、自由端部64の先端64aがハウジング2の段部78と干渉しないような位置および深さに形成されている。図6には、オフセットされた自由端部64が、一方向に隣接するキャビティ30、即ち自由端部64が延出している方向のキャビティ30にオーバーラップするように延びているのが明瞭に示されている。これにより、接触アーム部44に十分な弾性を付与すると共に、コンタクト8の高密度の配置が可能となる。また、オフセット部62の形成により、自由端部64は、隣接するコンタクト8の接触アーム部44と干渉しない。
【0025】
次にICパッケージ76を搭載したときのコンタクト8の形状について図7を参照して説明する。なお、図中ICパッケージ76は、仮想線でその輪郭を示しており、図7ではLGA型のICパッケージ76を示している。ICパッケージ76を搭載すると、接触アーム部44は、ICパッケージ76のLGA型電極(図示せず)に押圧されて下方に撓む。このとき、接触アーム部44は、高さの低い隔壁72と干渉することなく一方向に隣接するコンタクト8のキャビティ30の空間30aにオーバーラップして撓むことができる。
【0026】
ICパッケージ76を装着し、或いは取り外す場合、図示しない指で接触アーム部44を押圧したとしても、指は隔壁70により下方への移動を規制され、また、接触アーム部44は、このとき弾性変形範囲内にあるので、接触アーム部44が塑性変形することが防止される。
【0027】
以上、説明したように、本発明のICソケット1は、ハウジング2のキャビティ30を画成する隔壁70、72の形状およびコンタクト8の形状との共同作用により所望の効果が得られるものである。従って、これらの形状、位置関係が維持されている限り、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能であることはいうまでもない。また、上記実施形態ではLGA型のICパッケージ76が使用されたが、BGA型のICパッケージであってももちろんよい。LGA型のICパッケージが使用される場合は、コンタクト8の自由端部64の撓みの程度は大きくなるが、前述のキャビティ30の空間30aおよび凹部80により、その撓みは許容される。
【0028】
また、接触アーム部44の先端64aは、キャビティ30および凹部80に許容される限り、図6および図7に示した形状よりも長く下方に延出させてもよい。この場合は、接触アーム部の先端が指等により引っ掛けられる虞がさらに低減するので、一層コンタクトの変形を効果的に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICソケットの断面図
【図2】図1のICソケットの絶縁ハウジングを拡大して示し、(A)は平面図、(B)は正面図を夫々示す。
【図3】図2の絶縁ハウジングの左側面図
【図4】本発明のICソケットに使用される電気コンタクトを示し、(A)は背面図、(B)は左側面図、(C)は正面図、(D)は右側面図を夫々示す。
【図5】図4の電気コンタクトを示し(A)は平面図、(B)は底面図を夫々示す。
【図6】絶縁ハウジングにコンタクトを圧入した状態を示し、(A)は絶縁ハウジングの部分断面図であり、(B)は電気コンタクトの配列状態を示す絶縁ハウジングの部分平面図である。
【図7】ICパッケージを搭載したときの電気コンタクトの形状を示し、(A)は絶縁ハウジングの部分断面図であり、(B)は電気コンタクトの配列状態を示す、図6(B)に対応した絶縁ハウジングの部分平面図である。
【符号の説明】
1 ICソケット
2 絶縁ハウジング
4、6、18 固定部
8 電気コンタクト
14 ICパッケージ受容凹部
20 基板
26 底面
30 キャビティ
30a 空間
40 基部
44 接触アーム部
48 接続部
64 自由端部
70 隔壁(他のハウジング壁)
72 隔壁(ハウジング壁)
70a 頂部
76 ICパッケージ
【発明の属する技術分野】
本発明は、LGA(ランドグリッドアレイ)型あるいはBGA(ボールグリッドアレイ)型のICパッケージを搭載して基板に取付けられるICソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のICソケットは、ICパッケージを受容するICパッケージ受容凹部の底面に、ICパッケージと電気的に接続される電気コンタクト(以下、単にコンタクトという)がマトリックス状(行列状)に多数配置された構造を有しているのが一般的である。
【0003】
このような構造のICソケットの一例として、ICパッケージ受容凹部内に、コンタクトがマトリックス状に多数植設されたバーンインソケットが知られている(特許文献1、図2)。このバーンインソケットに使用されるコンタクトは、このコンタクトの基部から斜めに段状に延びる過渡部を有し、接触部は、この自由端に形成されている。この接触部は、ハウジングに形成されたICパッケージ受容凹部内で上方に突出し、露出している。
【0004】
また,他の従来技術として、コンタクトが矩形のICパッケージ受容凹部内の4つの壁に沿って配置されたICソケットが知られている(特許文献2、図2、図3)。このコンタクトは、その自由端のエッジ部がコンタクトキャビティ内に収容されており、コンタクトキャビティに突出していない。
【0005】
【特許文献1】
実開平5−90378号公報
【0006】
【特許文献2】
特開昭63−253654号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示された従来技術にあっては、コンタクトの接触部がICパッケージ受容凹部内で上方に突出しているので、ICパッケージをICソケットに装着し、或いは取り外す際に、コンタクトの露出した接触部に指等の外部物体が当たることがある。特にICパッケージ内のCPU(中央演算処理装置)の検査を行うバーンインソケットとして使用するときには、ICパッケージの取付け、取り外しを手で行うので、このようなミスの可能性が大きくなる。指が接触した場合、コンタクトの接触部に外力が付加され、接触部が塑性変形してICパッケージを搭載したときのICパッケージとの電気的接触が不良となる虞がある。
【0008】
また、上記特許文献2に開示されたICソケットにおいては、指がコンタクトに接触してもコンタクトの自由端のエッジを指で引っ掛けることがないので、コンタクトの変形は防止される。しかし、コンタクトを収容するキャビティが大きくなり、コンタクトを高密度に配置することができないという問題がある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、コンタクトを高密度に配置することができると共に、ICパッケージと接触するコンタクトの接触部が外部物体により塑性変形する虞のないICソケットを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のICソケットは、ICパッケージ受容凹部にマトリックス状に配置されたキャビティを有する絶縁ハウジングと、キャビティに配置された多数のコンタクトと、ICパッケージ受容凹部にICパッケージを固定する固定部とを有する、基板に取付けられるICソケットにおいて、各コンタクトが、キャビティ内に圧入される基部と、基部の上側に、一方向に隣接するキャビティの上にオフセットして延びる、ICパッケージと電気的に接触する接触アーム部と、基部の下側に基板と電気的に接続される接続部とを有し、絶縁ハウジングに、一方向と直交する他方向に隣接するキャビティの列間に、一方向に隣接するキャビティの列間のハウジング壁より高さの高い他のハウジング壁が形成されてなることを特徴とする。
【0011】
接触アーム部の自由端部のICパッケージ側が凸状に湾曲して下方に延びており、一方向に隣接するキャビティが、接触アーム部の自由端部の下降を許容する空間を有するよう構成してもよい。
【0012】
【発明の効果】
本発明のICソケットは、ICパッケージ受容凹部にマトリックス状に配置されたコンタクトが、キャビティ内に圧入される基部と、基部の上側に、一方向に隣接するキャビティの上にオフセットして延びる、ICパッケージと電気的に接触する接触アーム部と、基部の下側に基板と電気的に接続される接続部とを有しており、ハウジングには、一方向と直交する他方向に隣接するキャビティの列間に、一方向に隣接するキャビティの列間のハウジング壁より高さの高い他のハウジング壁が形成されているので、次の効果を奏する。
【0013】
即ち、指等の外部物体がコンタクトの接触アーム部に触れても、他のハウジング壁によって外部物体の移動が阻止され、コンタクトの接触アーム部が塑性変形するほど変形することがない。またコンタクトの弾性アーム部を一方向に隣接するキャビティまで延出させて配置するので、接触アーム部に十分な弾性を付与すると共に高密度に配置することができる。これにより、コンタクトの高密度配置を実現しながら、外部物体による接触アーム部の変形を防止することができる。
【0014】
また、接触アーム部の自由端部のICパッケージ側が凸状に湾曲して下方に延びており、一方向に隣接するキャビティが、接触アーム部の自由端部の下降を許容する空間を有するよう構成されている場合は、接触アーム部の自由端をさらに下方に延長することができ、指等の外部物体が引っ掛かる虞をさらに低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明のICソケットの断面図である。以下、図1を参照して説明する。ICソケット1は、基板20に取付けられる絶縁ハウジング(以下、単にハウジングという)2、このハウジング2の底面74側に配置された金属製の補強プレート4、この補強プレート4に回動可能に軸支された金属製のカバー部材6を有する。
【0016】
ハウジング2にはコンタクト受容凹部14が形成されており、このコンタクト受容凹部14に多数のコンタクト8が植設されている。そして、ハウジング2の上部を覆うカバー部材6は、カバー部材6の軸受け10に補強部材4の回動軸12が軸支されて回動可能となっている。ICパッケージ76(図7)をハウジング2に固定するには、カバー部材6がICパッケージ76にコンタクト8を押圧させるように下方に押し下げられて、カバー部材6の先端の係止片16がレバー18により係止されて、ハウジング2に固定される。これらの補強部材4、カバー部材6およびレバー18を総括して固定部という。なお、図1では、ICパッケージ76は省略されている。この構成は、本願出願人の出願による特願2002−379635号(平成14年12月27日出願)の明細書に記載された構成と概略同じものである。
【0017】
次に、このICソケット1に使用されているハウジング2について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、ハウジング2を拡大して示し、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図を夫々示す。また、図3は図2のハウジングの左側面図を示す。ハウジング2は絶縁性の合成樹脂から成型され、矩形状を呈している。前述のICパッケージ受容凹部14は、矩形形状であり、外周壁24(24a、24b、24c、24d)によって囲まれて形成されている。ICパッケージ受容凹部14の底面26には矩形の開口28が形成されており、この開口28を除く底面26の領域には、コンタクト8を受容するキャビティ30がマトリックス状に形成されている。なお、図2(A)では、キャビティ30及びコンタクト8は、一部のみを示し、他は省略している。各キャビティ30には、コンタクト8が取付けられている。コンタクト8の取付け状態については後述する。
【0018】
次に、図4及び図5を参照して、コンタクト8について説明する。図4は、本発明のICソケット1に使用されるコンタクト8を示し、図4(A)は背面図、図4(B)は左側面図、図4(C)は正面図、図4(D)は右側面図を夫々示す。図5は、図4のコンタクトを示し。図5(A)は平面図、図5(B)は底面図を夫々示す。コンタクト8は、上下方向に長い基部40と、この基部40の側縁42から一体に基部40上に折り返されて上方に延出する接触アーム部44と、基部40の下方に延出して段部46を経て基部と直角に接触アーム部44と同じ側に折り曲げられた接続部48とを有する。なお、ここで上下とは、便宜上、図4における上下方向を意味する。
【0019】
基部40の側縁42、50には、上下方向に離隔してバーブ(突起)52(52a、52b、52C、52d)が形成されている。これらのバーブ52は、キャビティ30への圧入時にキャビティ30の内壁と係合する。接触アーム部44は、基部40から折り返された折返部58と、折返部58から上方に延出する延長部60、延長部60からオフセットして斜め上方に延びるオフセット部62、このオフセット部62から更に湾曲しながら延出する自由端部64から構成されている。自由端部64は上側即ちICパッケージ76側が凸状に湾曲して、この自由端部64の上面がICパッケージ76との電気的接点となる。基部40の側縁42側には、切欠54、56が形成されて接触アーム部44の折返部58に弾性を付与している。
【0020】
他方、前述の接続部48は、先端部68が下向きに凹んだ円形となっており、この円形部分の下面に、基板20と接続されるはんだボール66(図6(A))が形成されるが、図4ではこのはんだボール66は省略されている。
【0021】
次に、このコンタクト8をハウジング2に取付けた状態について、図6及び図7を参照して詳細に説明する。図6は、ハウジング2にコンタクト8を圧入した状態を示し、図6(A)はハウジング2の部分断面図であり、図6(B)はコンタクト8の配列状態を示すハウジング2の部分平面図である。図7は、ICパッケージ76を搭載したときのコンタクト8の形状を示し、図7(A)はハウジング2の部分断面図であり、図7(B)はコンタクト8の配列状態を示す、図6(B)に対応したハウジング2の部分平面図である。
【0022】
図6(A)に示すように、ハウジング2のICパッケージ受容凹部14の底面26には、ハウジング2を上下に貫通するよう多数のキャビティ30が形成されている。そして、これらのキャビティ30は、互いに直交する隔壁(他のハウジング壁)70、隔壁(ハウジング壁)72によってマトリックス状に画成されている。
【0023】
コンタクト8がキャビティ30に圧入されると、基部40が前述の如くキャビティ30内の壁と干渉係合して、コンタクト8がキャビティ30内に係止される。この時、コンタクト8の接続部48に形成されたはんだボール66はハウジング2の底面74から僅かに突出する。そして接触アーム部44の自由端部64は、ハウジング2のICパッケージ受容凹部14の底面26より上方に突出している。前述の隔壁70、72のうち隔壁70の頂部70aは、底面26と略同じ高さに形成されている。頂部70aは、成型時にバリが生じることがあるので、実際は底面26より僅かに低く設定されている。他方、隔壁72の頂部72aは、隔壁70の頂部70aより低く形成されている。
【0024】
また、ハウジング2の頂部72aと同じ高さの段部78には、隔壁70、70の間に凹部80が形成されている。この凹部80は、コンタクト8の自由端部64が、下方に降下し、即ち撓んだときに、自由端部64の先端64aがハウジング2の段部78と干渉しないような位置および深さに形成されている。図6には、オフセットされた自由端部64が、一方向に隣接するキャビティ30、即ち自由端部64が延出している方向のキャビティ30にオーバーラップするように延びているのが明瞭に示されている。これにより、接触アーム部44に十分な弾性を付与すると共に、コンタクト8の高密度の配置が可能となる。また、オフセット部62の形成により、自由端部64は、隣接するコンタクト8の接触アーム部44と干渉しない。
【0025】
次にICパッケージ76を搭載したときのコンタクト8の形状について図7を参照して説明する。なお、図中ICパッケージ76は、仮想線でその輪郭を示しており、図7ではLGA型のICパッケージ76を示している。ICパッケージ76を搭載すると、接触アーム部44は、ICパッケージ76のLGA型電極(図示せず)に押圧されて下方に撓む。このとき、接触アーム部44は、高さの低い隔壁72と干渉することなく一方向に隣接するコンタクト8のキャビティ30の空間30aにオーバーラップして撓むことができる。
【0026】
ICパッケージ76を装着し、或いは取り外す場合、図示しない指で接触アーム部44を押圧したとしても、指は隔壁70により下方への移動を規制され、また、接触アーム部44は、このとき弾性変形範囲内にあるので、接触アーム部44が塑性変形することが防止される。
【0027】
以上、説明したように、本発明のICソケット1は、ハウジング2のキャビティ30を画成する隔壁70、72の形状およびコンタクト8の形状との共同作用により所望の効果が得られるものである。従って、これらの形状、位置関係が維持されている限り、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能であることはいうまでもない。また、上記実施形態ではLGA型のICパッケージ76が使用されたが、BGA型のICパッケージであってももちろんよい。LGA型のICパッケージが使用される場合は、コンタクト8の自由端部64の撓みの程度は大きくなるが、前述のキャビティ30の空間30aおよび凹部80により、その撓みは許容される。
【0028】
また、接触アーム部44の先端64aは、キャビティ30および凹部80に許容される限り、図6および図7に示した形状よりも長く下方に延出させてもよい。この場合は、接触アーム部の先端が指等により引っ掛けられる虞がさらに低減するので、一層コンタクトの変形を効果的に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICソケットの断面図
【図2】図1のICソケットの絶縁ハウジングを拡大して示し、(A)は平面図、(B)は正面図を夫々示す。
【図3】図2の絶縁ハウジングの左側面図
【図4】本発明のICソケットに使用される電気コンタクトを示し、(A)は背面図、(B)は左側面図、(C)は正面図、(D)は右側面図を夫々示す。
【図5】図4の電気コンタクトを示し(A)は平面図、(B)は底面図を夫々示す。
【図6】絶縁ハウジングにコンタクトを圧入した状態を示し、(A)は絶縁ハウジングの部分断面図であり、(B)は電気コンタクトの配列状態を示す絶縁ハウジングの部分平面図である。
【図7】ICパッケージを搭載したときの電気コンタクトの形状を示し、(A)は絶縁ハウジングの部分断面図であり、(B)は電気コンタクトの配列状態を示す、図6(B)に対応した絶縁ハウジングの部分平面図である。
【符号の説明】
1 ICソケット
2 絶縁ハウジング
4、6、18 固定部
8 電気コンタクト
14 ICパッケージ受容凹部
20 基板
26 底面
30 キャビティ
30a 空間
40 基部
44 接触アーム部
48 接続部
64 自由端部
70 隔壁(他のハウジング壁)
72 隔壁(ハウジング壁)
70a 頂部
76 ICパッケージ
Claims (2)
- ICパッケージ受容凹部にマトリックス状に配置されたキャビティを有する絶縁ハウジングと、前記キャビティに配置された多数の電気コンタクトと、前記ICパッケージ受容凹部にICパッケージを固定する固定部とを有する、基板に取付けられるICソケットにおいて、
前記各電気コンタクトが、前記キャビティ内に圧入される基部と、該基部の上側に、一方向に隣接する前記キャビティの上にオフセットして延びる、前記ICパッケージと電気的に接触する接触アーム部と、前記基部の下側に前記基板と電気的に接続される接続部とを有し、
前記絶縁ハウジングに、前記一方向と直交する他方向に隣接する前記キャビティの列間に、前記一方向に隣接する前記キャビティの列間のハウジング壁より高さの高い他のハウジング壁が形成されてなることを特徴とするICソケット。 - 前記接触アーム部の自由端部の前記ICパッケージ側が凸状に湾曲して下方に延びており、前記一方向に隣接する前記キャビティが、前記接触アーム部の前記自由端部の下降を許容する空間を有していることを特徴とする請求項1記載のICソケット。
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