JP3469187B2 - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP3469187B2
JP3469187B2 JP2000300389A JP2000300389A JP3469187B2 JP 3469187 B2 JP3469187 B2 JP 3469187B2 JP 2000300389 A JP2000300389 A JP 2000300389A JP 2000300389 A JP2000300389 A JP 2000300389A JP 3469187 B2 JP3469187 B2 JP 3469187B2
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浩史 白井
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R33/00Coupling devices specially adapted for supporting apparatus and having one part acting as a holder providing support and electrical connection via a counterpart which is structurally associated with the apparatus, e.g. lamp holders; Separate parts thereof
    • H01R33/74Devices having four or more poles, e.g. holders for compact fluorescent lamps
    • H01R33/76Holders with sockets, clips, or analogous contacts adapted for axially-sliding engagement with parallely-arranged pins, blades, or analogous contacts on counterpart, e.g. electronic tube socket
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/193Means for increasing contact pressure at the end of engagement of coupling part, e.g. zero insertion force or no friction
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0271Arrangements for reducing stress or warp in rigid printed circuit boards, e.g. caused by loads, vibrations or differences in thermal expansion
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components
    • H05K3/3436Leadless components having an array of bottom contacts, e.g. pad grid array or ball grid array components

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  • Connecting Device With Holders (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリックス状に
配列されたピンコンタクトを有するPGA(ピン・グリ
ッド・アレ−)型のIC(集積回路)を回路基板に接続
するためのICソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、マトリックス状に配列されたピン
コンタクトを有するPGA型のICを回路基板に接続す
るためのICソケットは、多数のコンタクトを有してい
るため、各コンタクトに取り付けた半田ボ−ルを一括し
て加熱することによって、回路基板に半田付けされると
いう手段が取られる。
【0003】ここで、回路基板を形成する樹脂としては
ガラス繊維入りエポキシ樹脂が多く使用され、コンタク
トを保持するハウジングとしてはPBT(ポリブチレン
テレフタレ−ト)等の絶縁性樹脂が多く使用されてい
る。しかし、前述した2つの樹脂における線膨張係数が
異なることによって、ICソケットを回路基板に実装し
た後に、半田ボ−ルに負荷がかかってしまい、これが起
因となって、半田クラックを生じることで、ICと回路
基板との間が電気的に不導通となってしまう恐れがあっ
た。
【0004】また、線膨張係数の差によって、コネクタ
本体及び基板に反りが生じやすく、この反りによって半
田付け部に応力がかかると、電気的導通の信頼性を低下
させてしまう危険性があった。そこで、このような課題
を解決するため、特開昭62−37887における発明
において、熱膨張及び熱収縮吸収部をハウジングに形成
する技術が開示されている。前記発明によると、線膨張
係数の差を吸収するために、図6(A)に示すように、
コンタクト130の所定列間に、ハウジング120の短
手方向における一方の壁部からハウジング120内部に
向かって延びるスリット150aと、他方の壁部からハ
ウジング120内部に向かって延びる、スリット150
aと同一深度のスリット150bとを交互に形成する手
段と、図6(B)に示すように、コンタクト130の所
定列間に、コンタクト130の直径よりも大きな長孔1
51を形成する手段とが提案されている。
【0005】このような提案によって、ハウジング及び
基板における線膨張係数の差が吸収されるため、半田ボ
−ルへの負担が軽減され、半田クラックが生じにくくな
り、さらに、コネクタ及び基板の反りも起こりにくくな
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案によると、スリット150a、150b及び長孔15
1は、ハウジング120の上下面に貫通して形成されて
いるため、ハウジング120の強度が保持されないばか
りでなく、ハウジング120を成形する際、成形材料で
ある合成樹脂の流れが悪くなり、所望形状のハウジング
を製造しにくい。
【0007】そこで、本発明は、ハウジングの強度を低
下させることなく、ハウジング及び基板における線膨張
係数の差を吸収することで、半田クラックや反りの発生
を防止することができるICソケットを提案することを
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、請求項1に係る発明は、ICを回路基板に接
続させるためのコンタクトの圧入部を受容するコンタク
ト圧入部受容孔が、ハウジングの上下面を貫通した状態
で、マトリックス状に配列されており、前記コンタクト
圧入部受容孔の上面には、前記ICに形成されたピンコ
ンタクトを受容するためのピンコンタクト受容開口部
が、下面には、前記回路基板に接続するための半田ボー
ルを受容するための半田ボール受容開口部が、それぞれ
前記コンタクト圧入部受容孔よりも広く形成されている
ICソケットにおいて、前記ピンコンタクト受容開口部
の所定列間には、前記ハウジングの前記上面から前記
面に向かって延びる有底の第1スリットが形成され、前
記半田ボール受容開口部の所定列間であって、前記第1
スリットが形成されていない位置には、前記ハウジング
前記下面から前記上面に向かって延びる有底の第2ス
リットが形成され、前記第1及び第2スリットは、とこ
ろどころ途切れた状態で形成されていることを特徴とす
るICソケットとしている。
【0009】請求項1に係る発明において、ハウジング
上面に形成したピンコンタクト受容開口部の所定列間に
設けた第1スリットと、ハウジング下面に形成した半田
ボ−ル受容開口部の所定列間に設けた第2スリットと
を、互いに重ならないように形成したことによって、ハ
ウジング及び基板における線膨張係数の差を吸収するこ
とができるため、半田クラック及び反りの発生を防止す
ることが可能となる。
【0010】また、有底の第1スリット及び第2スリッ
トを設けたことによって、ハウジングの強度を保持する
ことができ、且つ、ハウジングの成形時に、ハウジング
形成材料の流れを良好にするために有効である。また、
請求項2に係る発明は、請求項1記載のICソケットに
おいて、前記第1スリットが、前記第2スリットよりも
浅く形成されているものとしている。
【0011】請求項2に係る発明において、第1スリッ
トを第2スリットよりも浅く形成したことによって、ハ
ウジング上部と、ハウジング下部とにおけるハウジング
形成材料の分布が偏らないため、ハウジングの反りを防
止するために効果的である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明における一実施形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本発明における
ICソケットを示し、(A)は、平面図で、(B)は、
正面図であり、(C)は、右側面図である。図2は、図
1(A)に示すICソケットの裏面図である。図3は、
本発明のICソケットを示し、(A)は、図1(A)に
おいて、スライダを外した状態の一部拡大平面図であ
り、(B)は、図2に示すICソケットの一部裏面拡大
図である。図4は図1(A)において、スライダを外し
た状態の4−4線に沿った一部拡大断面図である。図5
は、本発明のICソケットに使用されるハウジングを示
し、(A)は、平面図であり、(B)は、正面図であ
り、(C)は、右側面図であり、(D)は、裏面図であ
る。
【0013】本発明におけるICソケット1は、図1乃
至図4に示すように、半田ボ−ル33を介して回路基板
(図示しない)に接続される複数のコンタクト30が、
マトリックス状に配列されているハウジング20と、ハ
ウジング20の上面を左右方向(図1(A)における左
右方向)に摺動可能であるとともに、IC(図示しな
い)を搭載するスライダ40と、スライダ40を左右に
摺動させるための工具(図示しない)を受容する工具挿
入穴41とから形成されている。
【0014】ここで、ハウジング20は、図5(A)乃
至(D)に示すように、PBT等の絶縁性樹脂を成形す
ることによって形成された略矩形体であり、ハウジング
20の前後壁(図5(A)における上下壁)22には、
左右方向において所定距離をおいた夫々2つの突起部2
3が突出形成されている。また、ハウジング20の右壁
24には、成形材料を流し込むためのゲ−ト部21が残
存しているが、これは、ICソケット1を回路基板に接
続させた後には、折取られて除去される。
【0015】また、図4に示すように、回路基板に接続
するための複数のコンタクト30が、ハウジング20の
上下面を貫通して圧入された状態で、マトリックス状に
配列されている。コンタクト30の圧入部30aを受容
するコンタクト圧入部受容孔31の上面には、ICに形
成されたピンコンタクト(図示しない)を受容するため
のピンコンタクト受容開口部32が、下面には、回路基
板に接続するための半田ボ−ル33を受容する半田ボ−
ル受容開口部34が、夫々コンタクト圧入部受容孔31
よりも広く開口されている。
【0016】さらに、図5(A)に示すように、ハウジ
ング20の上面に設けられたピンコンタクト受容開口部
32の所定列間には、少なくともコンタクト30が圧入
される領域にわたって、左右方向に向かう有底の第1ス
リット50aが複数形成されている。この第1スリット
50aは、左右方向に一直線につながっているのではな
く、ところどころ途切れた状態で形成されている。ここ
では、図3(A)に示すように、ピンコンタクト受容開
口部32の4列毎にスリット50aが設けられている。
【0017】さらに、図5(D)に示すように、ハウジ
ング20の下面に設けられた半田ボ−ル受容開口部34
の所定列間には、少なくともコンタクト30が圧入され
る領域にわたって、左右方向に向かう有底の第2スリッ
ト50bが複数形成されている。この第2スリット50
bも、第1スリット50aと同様に、左右方向に一直線
で繋がっているのではなく、ところどころ途切れた状態
で形成されている。ここでは、図3(B)に示すよう
に、半田ボ−ル受容開口部34の2列毎にスリット50
bが設けられている。
【0018】つまり、第1スリット50aと、第2スリ
ット50bとは、互いに重ならないように形成されてい
る。さらに、図4に示すように、ハウジング20の上面
に設けられた第1スリット50aは、ハウジング20の
上面から下面に向けて切り込まれており、その深度は、
ピンコンタクト受容開口部32の底面と略同一、つま
り、ハウジング20の厚さの略4割まで切り込みが入れ
られている。また、ハウジング20の下面に設けられた
第2スリット50bは、ハウジング20の下面から上面
に向けて切り込まれており、その深度は、ピンコンタク
ト受容開口部32の底面よりも上部まで、つまり、ハウ
ジング20の厚さの略7割まで切り込みが入れられてい
る。ここで、ハウジング20上下面を貫通しない有底の
スリット50a、50bを形成したことによって、ハウ
ジング20の強度を保持することが可能となる。
【0019】さらに、第1スリット50aと、第2スリ
ット50bの切れ込みの深度は異なり、第1スリット5
0aの方が、第2スリット50bよりも浅い切り込み深
度となっている。これは、ハウジング20の上部と、ハ
ウジング20の下部におけるハウジング20の形成材料
の分布の偏りを少なくするためであり、このため、ハウ
ジング20の反りを効果的に防止することが可能とな
る。
【0020】また、コンタクト30は、プレスで打ち抜
いた金属板を折り曲げることによって形成しており、図
4に示すように、ハウジング20のコンタクト圧入部受
容孔31に圧入される圧入部30aと、ピンコンタクト
を受容接触可能な弾性接触片部30bと、圧入部30a
から下方に延びる、半田ボ−ルが接続される半田ボ−ル
接続部30cと、から構成されている。ここで、図3
(A)に示すように、弾性接触片部30bは、圧入部3
0aの上端から左側に突出する一対の弾性接触片をな
し、一対の弾性接触片がなす圧入部30a側の幅は、比
較的大きく形成され、圧入部30aから離れた左側の幅
は、比較的小さく形成されている。従って、ピンコンタ
クトがコンタクト30の右側(圧入部30a側)に位置
する際には接触せず、ICは無負荷挿抜が可能な状態で
ある。一方、ピンコンタクトがコンタクト30の左側に
位置する際には、ピンコンタクトは弾性接触片部30b
に接触した状態となる。
【0021】さらに、スライダ40は、図1(A)乃至
(C)に示されるように、PBT等の絶縁性樹脂を成形
することによって形成され、ハウジング20と略同一寸
法の略矩形体をしており、前後2辺から垂直方向に向か
って、前後壁(図1(A)における上下壁)42を具備
している。これら前後壁42には、ハウジング20に形
成された突起22と対応する位置に、開口部43が設け
られており、この開口部の範囲のみ突起22が左右に移
動可能となることで、スライダ40を左右に摺働可能に
するとともに、スライダ40がハウジング20から上方
へ外れないように抜け止めとしての役割を果たしてい
る。
【0022】また、図1(A)に示すように、ハウジン
グ20の左側には、スライダ40を左右に移動させるた
めの工具挿入穴41が形成されており、工具挿入穴41
に挿入した工具をロック方向に回転させると、スライダ
40は左方向に移動し、一方、工具をオ−プン方向に回
転させると、スライダ40は右方向に移動する構成をし
ている。また、ICに形成されているピンコンタクトを
受容するためのピンコンタクト受容開口部44が、ハウ
ジング20に形成したコンタクト30と対応するよう
に、マトリックス状に設けられている。
【0023】次に、ICソケット1の製造及びICソケ
ット1と回路基板との接続方法について説明する。ま
ず、ICソケット1を構成しているハウジング20の成
形材料である樹脂を、図5(A)に示すように、ゲ−ト
部21より流し入れて射出成形し、ハウジング20を形
成する。ここで、図4に示すように、ハウジング20に
は、コンタクト圧入部受容孔31と、ピンコンタクト受
容開口部32と、半田ボ−ル受容開口部34と、第1ス
リット50a及び第2スリット50bとが形成される。
その後、コンタクト30の圧入部30aを、コンタクト
圧入部受容孔31に圧入し、半田ボ−ル受容開口部34
に半田ボ−ル33を形成して、半田ボ−ル接続部30c
に半田ボ−ルを取り付ける。
【0024】同様に、スライダ40も、スライダ40の
成形材料である樹脂を射出成形することによって形成さ
れ、ここで、ICに設けられたピンコンタクトを受容す
るためのピンコンタクト受容開口部44が、ハウジング
20に形成したコンタクト30と対応するように、マト
リックス状に形成される。ここで、ハウジング20の上
面に、左右方向に摺動可能となるように、スライダ40
を取り付けることによって、ICソケット1を完成させ
る。
【0025】そして、ハウジング20の下面に形成した
半田ボ−ル33を一括して加熱することによって、回路
基板にICソケット1を接続させる。ここで、半田付け
する際にかかる熱によるハウジング20の反りを防止す
るために、ハウジング20の射出成形に利用したゲ−ト
部21は取り付けたままにしておき、半田付け終了後に
折取られる。
【0026】このICソケット1を利用して、ICに形
成されたピンコンタクトと、回路基板とを電気的に接続
するためには、工具をロック方向に回転させて、スライ
ダ40を右側に位置した状態から、左方向に移動させ
る。すると、ピンコンタクトがコンタクト30の弾性接
触片部30bに接触するため、電気的に導通となる。一
方、工具をオ−プン方向に回転させて、スライダ40を
左側に位置した状態から、右方向に移動させると、ピン
コンタクトと弾性接触片部30bとの接触が解除される
ため、再び電気的に不導通の状態となる。
【0027】このように、ハウジング20の上面に、左
右方向に摺動可能であるスライダ40を取り付けること
によって、ICに形成したピンコンタクトと回路基板と
を接続させる。これは、ICが多ピンである故、コンタ
クト30に直接挿抜させる際にはかなりの挿入力が必要
であり、接続作業が困難であるという問題を回避するた
めに有効な手段である。
【0028】ここで、ハウジング20に線膨張係数の差
を吸収するための有底のスリット50a、50bを設け
るという簡単な構成で、ハウジング20及び回路基板に
おける線膨張係数の差に起因する半田ボ−ル33への応
力を防止することができるため、ICソケット1を回路
基板に実装した後において、半田クラックを確実に防止
することが可能となる。
【0029】さらに、スリット50の深さ、本数、形成
位置等を変えることで、成形後の反りの調整が可能であ
るため、品質管理が容易に行えるという利点がある。さ
らに、スライダ40は、左右方向に摺動可能とするもの
であれば、本実施の形態における工具挿入穴41及び工
具に限らず、例えば、回動操作によって摺動可能とさせ
るカムシャフト等を使用して駆動してもよい。
【0030】さらに、本実施の形態において、ICに形
成したピンコンタクトを容易に回路基板に接続させるた
めにスライダ40を使用したICソケット1について説
明したが、スライダ40を取り除いた状態のハウジング
20に、直接ピンコンタクトを接続する場合において
も、同様の効果を得ることができる。なお、第1スリッ
ト50aと第2スリット50bの切り込み深度は、ハウ
ジング20の上部及び下部における成形材料の分布が偏
らないように形成されるのであれば、本実施の形態に限
らない。また、第1スリット50aと第2スリット50
bが重ならないように形成されるのであれば、スリット
50の形成位置及び本数も、本実施の形態に限らない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によると、ハウジング上面に形成したピンコンタクト
受容開口部の所定列間に設けた第1スリットと、ハウジ
ング下面に形成した半田ボ−ル受容開口部の所定列間に
設けた第2スリットとを、互いに重ならないように形成
したことによって、ハウジング及び基板における線膨張
係数の差を吸収することができ、半田クラック及び反り
の発生を防止することが可能となる。
【0032】また、有底の第1スリット及び第2スリッ
トを設けたことによって、ハウジングの強度を保持する
ことができ、且つ、ハウジングの成形時に、成形材料の
流れを良好にするために有効であるため、所望形状のハ
ウジングを容易に製造することができる。よって、ハウ
ジングの強度を低下させることなく、電気的導通におけ
る信頼性の高いICソケットを形成することができる。
【0033】また、請求項2に係る発明によると、第1
スリットを第2スリットよりも浅く形成したことによっ
て、ハウジング上部と、ハウジング下部におけるハウジ
ング成形材料の分布が偏らないため、効果的にハウジン
グの反りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICソケットを示し、(A)は平面図
で、(B)は正面図で、(C)は右側面図を示してい
る。
【図2】図1(A)のICソケットにおける裏面図であ
る。
【図3】本発明のICソケットを示し、(A)は図1
(A)においてスライダを取り外した状態の一部平面拡
大図で、(B)は図2における一部裏面拡大図である。
【図4】図1(A)において、スライダを外した状態の
4−4面に沿った一部拡大断面図である。
【図5】本発明のICソケットに使用されるハウジング
を示し、(A)は平面図で、(B)は正面図で、(C)
は右側面図で、(D)は裏面図である。
【図6】従来のハウジングを示し、(A)は一従来例を
示す平面図で、(B)は他の従来例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ICソケット 20 ハウジング 30 コンタクト 30a 圧入部 31 コンタクト圧入部受容孔 32 ピンコンタクト受容開口部 33 半田ボ−ル 34 半田ボ−ル受容開口部 50a 第1スリット 50b 第2スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−188161(JP,A) 実開 平3−2564(JP,U) 実公 昭50−29116(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 33/76 504 G01R 1/073 G01R 31/26 H01L 23/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICを回路基板に接続させるためのコン
    タクトの圧入部を受容するコンタクト圧入部受容孔が、
    ハウジングの上下面を貫通した状態で、マトリックス状
    に配列されており、前記コンタクト圧入部受容孔の上面
    には、前記ICに形成されたピンコンタクトを受容する
    ためのピンコンタクト受容開口部が、下面には、前記回
    路基板に接続するための半田ボールを受容するための半
    田ボール受容開口部が、それぞれ前記コンタクト圧入部
    受容孔よりも広く形成されているICソケットにおい
    、 前記ピンコンタクト受容開口部の所定列間には、前記ハ
    ウジングの前記上面から前記下面に向かって延びる有底
    の第1スリットが形成され、 前記半田ボール受容開口部の所定列間であって、前記第
    1スリットが形成されていない位置には、前記ハウジン
    グの前記下面から前記上面に向かって延びる有底の第2
    スリットが形成され 前記第1及び第2スリットは、ところどころ途切れた状
    態で形成されている ことを特徴とするICソケット。
  2. 【請求項2】 前記第1スリットが、前記第2スリット
    よりも浅く形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のICソケット。
JP2000300389A 2000-09-29 2000-09-29 Icソケット Expired - Fee Related JP3469187B2 (ja)

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