JP2005019154A - 車両用照明装置 - Google Patents

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JP2005019154A
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Katsuhiro Murahashi
克広 村橋
Yusuke Kobayashi
祐介 小林
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

【課題】複数箇所を照明することができることと、複数箇所の照明の明るさを簡単に調整することができることとを目的とする。
【解決手段】LED光源1からの光が光伝達路2の入射端10に入射し、かつ、8本の分岐光伝達路27(5本の分岐伝達路11〜15)の出射端18からそれぞれ出射して、8つの照明箇所28〜35を照明することができる。また、8つの箇所28〜35の照明の明るさを求められている必要光束量に応じて、光ファイバー素線7の本数を増減することにより、簡単に設計分配することができ、LED光源1からの光を無駄なく利用することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、LEDを光源とし、光ファイバーを光伝達路とする車両用照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LEDを光源とし、光ファイバーを光伝達路とする車両用照明装置は、従来からある(たとえば、特許文献1参照)。この車両用照明装置は、LED光源(1)と投光レンズ(2)との間に複数の光ファイバー(3)を設けたものであって、LED光源(1)からの光が複数の光ファイバー(3)で伝達されて透孔レンズ(2)を経て所定の発光パターンで照明されるものである。
【0003】
【特許文献1】
実開平4−87802号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、前記の車両用照明装置の改良にかかり、この発明の目的とするところは、車両の複数箇所を照明することができる車両用照明装置を提供することにある。また、この発明の目的とするところは、車両の複数箇所の照明の明るさを求められている明るさにそれぞれ簡単に調整することができる車両用照明装置を提供することにある。さらに、この発明の目的とするところは、照明を1/1000(lm)オーダーの光束量で制御することができる車両用照明装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、光伝達路が複数本に分岐された分岐光伝達路から構成されており、この複数本の分岐光伝達路がそれぞれ樹脂製の光ファイバー素線を複数本束ねたバンドルファイバーから構成されており、この複数本の分岐光伝達路の一端を、一つに束ねてLED光源に対向させた入射端とし、一方、複数本の分岐光伝達路の他端を、車両の照明したい複数箇所にそれぞれ配置させる出射端とする、ことを特徴とする。
【0006】
この結果、請求項1にかかる発明は、LED光源からの光が複数本の分岐光伝達路の一端の入射端に入射しかつ複数本の分岐光伝達路の他端の出射端からそれぞれ出射して、車両の複数箇所を照明することができる。しかも、請求項1にかかる発明は、LEDを光源とすることにより、白熱電球やハロゲン電球と比較して発熱量が極めて少ないので、光伝達路としてフレキシブル性が十分な樹脂製の光ファイバー素線を使用することができる。このために、請求項1にかかる発明は、フレキシブル性が十分な光伝達路を複数箇所に簡単に配線することができ、車両の複数箇所を照明することに最適である。
【0007】
また、請求項2にかかる発明は、複数本の分岐光伝達路がそれぞれ車両の照明したい複数箇所において求められている光束量に応じて前記光ファイバー素線の本数が増減設定されている、ことを特徴とする。
【0008】
この結果、請求項2にかかる発明は、複数本の分岐光伝達路の光ファイバー素線の本数をそれぞれ増減設定することにより、照明の求める明るさが簡単に得られる。すなわち、請求項2にかかる発明は、車両の複数箇所の照明の明るさを求められている明るさにそれぞれ簡単に調整することができる。
【0009】
また、請求項3にかかる発明は、LED光源として低光束量を出力するLEDを使用し,光ファイバー素線の直径が、約0.1mm〜約0.3mmである、ことを特徴とする。
【0010】
この結果、請求項3にかかる発明は、上記の構成により、照明を1/1000(lm)オーダーの光束量で簡単に制御することができるる。これにより、請求項3にかかる発明は、間接照明的な高級感のある照明が簡単に得られる。しかも、請求項3にかかる発明は、直径が約0.1mm〜約0.3mmの光ファイバー素線を使用するので、光ファイバー素線を複数本束ねたバンドルファイバーから構成されている分岐光伝達路においても十分なフレキシブル性が得られる。このために、請求項3にかかる発明は、分岐光伝達路が曲がり易く、配線し易いので、その分、配線組み付け作業が簡単となり、配線組付け作業のコストを安価にすることができる。このように、請求項3にかかる発明は、微細な照明とフレキシブル性とがバランス良く得られる。さらに、請求項3にかかる発明は、コスト的に安くしかも十分な性能が得られる直径約0.1〜約0.3mmの光ファイバー素線を使用するので、コスト面と性能面とに優れている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる車両用照明装置の実施の形態の1例を添付図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0012】
「実施の形態の構成の説明」
以下、この発明にかかる車両用照明装置の実施の形態の構成について説明する。この実施の形態にかかる車両用照明装置は、図1に示すように、光源1と光伝達路2とから構成されている。
【0013】
前記光源1は、いわゆる砲弾型のLEDであって、熱がほとんど発生せず、温度放射がほとんどない。このLED光源1としては、たとえば、波長587(λd)、半値角7〜25(°)、光度2200〜13000(TYP If=20mA)の主使用のものが使用されている。このLED光源1は、リード線3を介して基板4に取り付けられている。この基板4には、ハーネスコード5が接続されている。前記LED光源1は、基板4を介してケース(本体)5内に収納されている。
【0014】
前記ケース6は、たとえば樹脂製からなり、筒形状をなす。このケース6の一端部には、前記基板4が固定されており、この結果、ケース6内の一端部側には、前記LED光源1が収納されることとなる。また、前記ケース6の一端から前記ハーネスコード5が外部に引き出されている。
【0015】
前記光伝達路2は、複数本、この例では、5本に分岐された第1分岐光伝達路11、第2分岐光伝達路12、第3分岐光伝達路13、第4分岐光伝達路14、第5分岐光伝達路15から構成されている。この5本の分岐光伝達路11〜15は、それぞれ、樹脂製(たとえば、アクリル樹脂製)の光ファイバー素線7を複数本束ねたバンドルファイバーから構成されている。このために、各分岐光伝達路11〜15の光ファイバー素線7の本数の設定が自由である。また、前記5本の分岐光伝達路11〜15は、図6(A)、(B)に示すように、それぞれ、柔軟軽量材からなる保護被覆管、たとえば、ゴムチューブ8中に複数本(図6においては7本)の前記光ファイバー素線7を通し、かつ、接着剤9で接着固定してなる。
【0016】
前記5本の分岐光伝達路11〜15は、それぞれ、車両の照明したい複数箇所において求められている光束量に応じて前記光ファイバー素線7の本数が増減設定されている。たとえば、前記第1分岐光伝達路11は、20本の光ファイバー素線7が束ねられている。また、前記第2分岐光伝達路12と前記第3分岐光伝達路13とは、10本の光ファイバー素線7がそれぞれ束ねられている。さらに、前記第4分岐光伝達路14と前記第5分岐光伝達路15とは、5本の光ファイバー素線7がそれぞれ束ねられている。この結果、5本の分岐光伝達路11〜15から構成されている前記光伝達路2は、50本の光ファイバー素線7が束ねられていることとなる。前記5本の分岐光伝達路11〜15には、束ねられている光ファイバー7の本数が一目で判別できるマークを付したり、色分けしたりする。
【0017】
前記光ファイバー素線7の直径と長さとは、この例では、約0.25mmと約1000mmとである。これにより、50本の光ファイバー素線7を束ねた光伝達路2の直径は、約2mmとなる。また、20本の光ファイバー素線7を束ねた前記第1分岐光伝達路11の直径は、約1.3mmとなる。さらに、10本の光ファイバー素線7を束ねた前記第2分岐光伝達路12と前記第3分岐光伝達路13との直径は、それぞれ、約1mmとなる。さらにまた、5本の光ファイバー素線7を束ねた前記第4分岐光伝達路14と前記第5分岐光伝達路15との直径は、それぞれ、0.75mmとなる。
【0018】
前記5本の分岐光伝達路11〜15の一端は、一つに束ねて前記1個のLED光源1に対向させた入射端10(受光端、受光面、または、入力端)とする。すなわち、図4、図5に示すように、前記5本の分岐光伝達路11〜15の全光ファイバー素線7(50本の光ファイバー素線7)の一端を入射側口金(入射側ホルダ)16中に挿入し、かつ、接着剤17で接着固定する。前記入射側口金16は、たとえば、樹脂製もしくはアルミ製からなり、ほぼ円筒形状をなす。このために、前記入射側口金16中に接着剤16で一つに束ねられた50本の光ファイバー素線7の入射端10は、ほぼ円形をなすこととなる。
【0019】
前記入射側口金16は、前記ケース6の他端部側に固定され、前記光伝達路2(前記5本の分岐光伝達路11〜15)の入射端10は、前記LED光源1に対向する。前記LED光源1からの光線出射角θ(図1参照)は、前記光伝達路2の限界入射角以下とする。前記の限界入射角は、arcSin(NA)で定義される。前記のNAは、光ファイバーの開口数である。前記LED光源1からの光線出射角θを前記光伝達路2の限界入射角以下とすることにより、図1に示すLED光源1と光伝達路2との設定位置(隙間Cを有する設定位置)において作るLED光源1の照射面の直径、幅が、光伝達路2の入射端10の受光径、幅D(図1参照)と同等以下となる。このように、光線出射角θを小さくすると、光伝達路2の入射端10において、受光面積当たりの光束密度が増加するので、数少ない光ファイバー素線7(入射端10の面積が小さい)で高密度の光束の光を伝達することができ、その分、コストが安い光伝達路2を使用することができる。
【0020】
一方、前記5本の分岐光伝達路11〜15の他端は、車両の照明したい複数箇所にそれぞれ配置させる出射端18(出射面、または、出力端)とする。すなわち、図2、図3に示すように、前記5本の分岐光伝達路11〜15の他端を出射側口金(出射側ホルダ)19中に挿入固定する。前記出射側口金19は、たとえば、樹脂製もしくはアルミ製からなり、ほぼ円筒形状をなす。前記出射側口金19は、車両の照明したい複数箇所の取付パネル20に、バルブソケットに近似した構造でワンタッチで簡単に取り付けられる構造を有する。
【0021】
たとえば、図2に示すように、前記出射側口金19の先端には、2個のL字形状の係合部21と環状形状のリブ24とが設けられている。一方、取付パネル20には、円形の取付孔22が設けられており、この取付孔22の内面には、2本の係合溝23が設けられている。前記出射側口金19を取付パネル20の取付孔22中に矢印A方向に挿入し、かつ、前記出射側口金19を矢印B方向に回すことにより、前記出射側口金19の係合部21が取付パネル20の係合溝23に係合されて、前記出射側口金19は、取付パネル20にワンタッチで取り付けられることとなる。なお、前記出射側口金19を矢印Bと逆方向に回して、前記出射側口金19の係合部21を取付パネル20の係合溝23から外し、前記出射側口金19を取付パネル20の取付孔22から矢印Aと逆方向に抜くことにより、前記出射側口金19を取付パネル20からワンタッチで取り外すことができる。
【0022】
また、たとえば、図3に示すように、前記出射側口金19の先端には、2個のランス形状の弾性係合部25と環状形状のリブ24とが設けられている。一方、取付パネル20には、円形の取付孔22が設けられている。前記出射側口金19を取付パネル20の取付孔22中に矢印A方向に挿入することにより、前記出射側口金19の弾性係合部25が取付パネル20の取付孔22の縁に矢印C方向に弾性係合して、前記出射側口金19は、取付パネル20にワンタッチで取り付けられることとなる。なお、前記出射側口金19の弾性係合部25を矢印Cと逆方向に弾性変形させて、前記出射側口金19の弾性係合部25を取付パネル20の取付孔22の縁から外し、前記出射側口金19を取付パネル20の取付孔22から矢印Aと逆方向に抜くことにより、前記出射側口金19を取付パネル20からワンタッチで取り外すことができる。なお、前記の出射側口金19の構造を入射側口金16に用いても良い。また、口金16、19を樹脂製とすると、複雑な形状の構造でも製造することができ、しかも、バンドルファイバーと一体化構造とすることができる。
【0023】
「実施の形態の作用の説明」
この実施の形態にかかる車両用照明装置は、上記のごとき構成からなり、以下、その作用、すなわち、車両用照明装置の使用例について図7を参照して説明する。
【0024】
図7は、この実施の形態にかかる車両用照明装置を車両のドア26の照明に使用した例を示す。特に、夜間照明が欲しい箇所に使用した例である。ドア26の内装板と外装板との間に、ケース6を取り付けるとともに、複数本、この図7においては、8本の分岐光伝達路27を配線する。この8本の分岐光伝達路27の出射側口金19を車両のドア26の照明したい複数箇所、この図7においては、8箇所の取付パネル20にそれぞれ取り付けて配置させる。
【0025】
前記の8つの照明箇所は、ドアロックノブ28、アウトサイドハンドル29、インサイドハンドル30、灰皿スイッチ31、ドアハンドル32、後方被視認するためのドア後端面33、第1ドアポケット34、第2ドアポケット35である。また、前記の8つの照明箇所において求められている光束量に応じた分岐光伝達路27を配線する。たとえば、大光束量を必要とする照明箇所には、20本の光ファイバー素線7が束ねられている分岐光伝達路27(第1分岐光伝達路11)を配線する。また、中光束量を必要とする照明箇所には、10本の光ファイバー素線7が束ねられている分岐光伝達路27(第2分岐光伝達路12、第3分岐光伝達路13)を配線する。さらに、小光束量を必要とする照明箇所には、5本の光ファイバー素線7が束ねられている分岐光伝達路27(第4分岐光伝達路14と前記第5分岐光伝達路15)を配線する。
【0026】
ここで、この実施の形態にかかる車両用照明装置の光束量の具体的な数値の1例を以下に説明する。LED光源1としては、たとえば、波長587(λd)、半値角25(°)、光度2200(TYP If=20mA)のものであって、光束量が1(lm)の低光束量を出力するLEDを使用する。光伝達路2としては、たとえば、直径約0.25mmの光ファイバー素線7を合計で50本束ねたものを使用する。この光伝達路2の入射端10の直径は、約2mmとなる。前記LED光源1と前記光伝達路2の入射端10との間の隙間C(mm)と、前記光伝達路2の入射端1における光束量(lm)と、前記1本の光ファイバー素線7の出射端における光束量(lm/本)との相対関係値を下記の表1に示す。
【0027】
【表1】
Figure 2005019154
【0028】
上記の表1から、隙間Cが0mmの場合、伝達路2の入射端1における光束量は、0.0553(lm)となり、1本の光ファイバー素線7の出射端における光束量(lm/本)は、0.00111となる。この場合において、光ファイバー素線7を20本束ねた分岐光伝達路27(第1分岐光伝達路11)の出射端の光束量は、0.00111×20=0.0222(lm)となり、光ファイバー素線7を10本束ねた分岐光伝達路27(第2分岐光伝達路12、第3分岐光伝達路13)の出射端の光束量は、0.00111×10=0.0111(lm)となり、光ファイバー素線7を5本束ねた分岐光伝達路27(第4分岐光伝達路14、第5分岐光伝達路15)の出射端の光束量は、0.00111×5=0.00555(lm)となる。
【0029】
また、隙間Cが1mmの場合、伝達路2の入射端1における光束量は、0.0471(lm)となり、1本の光ファイバー素線7の出射端における光束量(lm/本)は、0.00094となる。この場合において、光ファイバー素線7を20本束ねた分岐光伝達路27(第1分岐光伝達路11)の出射端の光束量は、0.00094×20=0.0188(lm)となり、光ファイバー素線7を10本束ねた分岐光伝達路27(第2分岐光伝達路12、第3分岐光伝達路13)の出射端の光束量は、0.00094×10=0.0094(lm)となり、光ファイバー素線7を5本束ねた分岐光伝達路27(第4分岐光伝達路14、第5分岐光伝達路15)の出射端の光束量は、0.00094×5=0.0047(lm)となる。
【0030】
さらに、隙間Cが2mmの場合、伝達路2の入射端1における光束量は、0.0407(lm)となり、1本の光ファイバー素線7の出射端における光束量(lm/本)は、0.00081となる。この場合において、光ファイバー素線7を20本束ねた分岐光伝達路27(第1分岐光伝達路11)の出射端の光束量は、0.00081×20=0.0162(lm)となり、光ファイバー素線7を10本束ねた分岐光伝達路27(第2分岐光伝達路12、第3分岐光伝達路13)の出射端の光束量は、0.00081×10=0.0081(lm)となり、光ファイバー素線7を5本束ねた分岐光伝達路27(第4分岐光伝達路14、第5分岐光伝達路15)の出射端の光束量は、0.00081×5=0.00405(lm)となる。
【0031】
前記LED光源1を点灯すると、LED光源1からの光は、光伝達路2の入射端10に入射し、この光伝達路2の50本の光ファイバー素線7中を伝達するとともに、8本の分岐光伝達路27(5本の分岐伝達路11〜15)に沿って分岐する。この8本の分岐光伝達路27(5本の分岐伝達路11〜15)に沿って分岐された光は、各分岐光伝達路27(分岐伝達路11〜15)の出射端18から各照明箇所28〜35を求められる明るさ(光束量)で照明することができる。特に、少ない光束量、たとえば、約1/1000(lm)の光束量の照明が制御して得られる。
【0032】
「実施の形態の効果の説明」
この実施の形態にかかる車両用照明装置は、上記のごとき構成からなり、以下、その効果について説明する。
【0033】
この実施の形態にかかる車両用照明装置は、1個のLED光源1からの光が光伝達路2の入射端10に入射し、かつ、8本の分岐光伝達路27(5本の分岐伝達路11〜15)の出射端18からそれぞれ出射して、8つの照明箇所28〜35を照明することができる。すなわち、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、1個のLED光源1で8つの箇所28〜35を照明することができる。しかも、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、LED光源1が1個で済み、8つの箇所にそれぞれLED光源を配置するものと比較して、コストを安価にすることができ、しかも、消費電力を大幅に減少させることができる。また、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、必要光束量が比較的少ない箇所の照明に最適である。しかも、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、出射端18を小型化することができるので、細細とした複数の箇所を照明するのに最適であり、その上、取付箇所や取付スペースを小さくすることができ、その分、インテリアとして好ましく、デザイン上や取付上の自由度が増す。
【0034】
また、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、8本の分岐光伝達路27(5本の分岐伝達路11〜15)として、バンドルファイバーを使用するので、光ファイバー素線7の本数を増減することにより、たとえば、それぞれ20本、10本、5本と増減設定することにより、照明の求める明るさが簡単に得られる。すなわち、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、8つの箇所28〜35の照明の明るさを求められている必要光束量に応じて、光ファイバー素線7の本数を増減することにより、簡単に設計分配することができ、LED光源1からの光を無駄なく利用することができる。たとえば、インサイドハンドル30の照明は、必要光束量が比較的に少なくて良いため、光ファイバー素線7の本数が少ない分岐光伝達路27(第2分岐光伝達路12、第3分岐光伝達路13、または、第4分岐光伝達路14、第5分岐光伝達路15)を使用することにより、光束量が少ない照明が得られる。一方、第1ドアポケット34、第2ドアポケット35の照明は、必要光束量が比較的に多いため、光ファイバー素線7の本数が多い分岐光伝達路27(第1分岐光伝達路11、または、第2分岐光伝達路12、第3分岐光伝達路13)を使用することにより、光束量が多い照明が得られる。
【0035】
また、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、照明を1/1000(lm)オーダーの光束量で簡単に制御することができる。これにより、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、間接照明的な高級感のある照明が簡単に得られる。しかも、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、直径が約0.25mmの光ファイバー素線7を使用するので、光ファイバー素線7を複数本束ねたバンドルファイバーから構成されている分岐光伝達路11〜15、27においても十分なフレキシブル性が得られる。このために、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、分岐光伝達路11〜15、27が曲がり易く、配線し易いので、その分、配線組み付け作業が簡単となり、配線組付け作業のコストを安価にすることができる。このように、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、微細な照明とフレキシブル性とがバランス良く得られる。さらに、この実施の形態にかかる車両用照明装置は、コスト的に安くしかも十分な性能が得られる直径約0.25mmの光ファイバー素線7を使用するので、コスト面と性能面とに優れている。
【0036】
「実施の形態以外の例の説明」
なお、光伝達路2や分岐光伝達路11〜15、27の光ファイバー素線7の本数は、上記の実施の形態に限定されない。また、光ファイバ素線7の直径は、上記の実施の形態に限定されない。さらに、LED光源1は、上記の実施の形態においては1個使用するものであるが、複数個使用しても良いし、また、LED光源1は、蒸気の実施の形態に限定されない。さらにまた、照明箇所は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、車室内の天井エリアやフロアエリアなどでも良いし、その他の信号灯や前照灯として使用しても良い。
【0037】
【発明の効果】
以上から明らかなように、この発明にかかる車両用照明装置(請求項1)によれば、LED光源からの光が複数本の分岐光伝達路の一端の入射端に入射しかつ複数本の分岐光伝達路の他端の出射端からそれぞれ出射して、車両の複数箇所を照明することができる。
【0038】
また、この発明にかかる車両用照明装置(請求項2)によれば、複数本の分岐光伝達路の光ファイバー素線の本数をそれぞれ増減設定することにより、照明の求める明るさが簡単に得られる。すなわち、この発明にかかる車両用照明装置(請求項2)は、車両の複数箇所の照明の明るさを求められている明るさにそれぞれ簡単に調整することができる。
【0039】
さらに、この発明にかかる車両用照明装置(請求項3)によれば、照明を1/1000(lm)オーダーの光束量で簡単に制御することができる。これにより、この発明にかかる車両用照明装置(請求項3)は、間接照明的な高級感のある照明が簡単に得られる。しかも、この発明にかかる車両用照明装置(請求項3)は、直径が約0.1mm〜約0.3mmの光ファイバー素線を使用するので、光ファイバー素線を複数本束ねたバンドルファイバーから構成されている分岐光伝達路においても十分なフレキシブル性が得られる。このために、この発明にかかる車両用照明装置(請求項3)は、分岐光伝達路が曲がり易く、配線し易いので、その分、配線組み付け作業が簡単となり、配線組付け作業のコストを安価にすることができる。このように、この実施の形態にかかる車両用照明装置(請求項3)は、微細な照明とフレキシブル性とがバランス良く得られる。さらに、この実施の形態にかかる車両用照明装置(請求項3)は、コスト的に安くしかも十分な性能が得られる直径約0.1〜約0.3mmの光ファイバー素線を使用するので、コスト面と性能面とに優れている。
【0040】
さらにまた、この発明にかかる車両用照明装置(請求項1、2、3)は、光源としてLEDを使用するので、LED光源の熱の発生量が少なく、その結果、光伝達路としてコストが安くかつフレキシブル性に富んだ樹脂製の光ファイバーを使用することができる。しかも、LED光源の熱の発生量が少ないので、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両用照明装置の実施の形態を示す断面図である。
【図2】(A)は、分岐光伝達路の出射側口金の1例(嵌合式)を示す斜視図、(B)は、同じく分岐光伝達路の出射側口金を取付パネルに取り付けた状態を示す断面図である。
【図3】(A)は、分岐光伝達路の出射側口金の1例(弾性嵌合式)を示す斜視図、(B)は、同じく分岐光伝達路の出射側口金を取付パネルに取り付けた状態を示す断面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線矢視図(入射端を示す正面図)である。
【図5】入射側口金に光ファイバー素線を挿入接着固定する状態を示す斜視図である。
【図6】(A)は、図1におけるVI−VI線断面図、(B)は、(A)におけるB−B線断面図である。
【図7】ドアに使用した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 LED光源
2 光伝達路
3 リード線
4 基板
5 ハーネスコード
6 ケース(本体)
7 光ファイバー素線
8 ゴムチューブ(保護被覆管)
9、17 接着剤
10 入射端
11 第1分岐光伝達路
12 第2分岐光伝達路
13 第3分岐光伝達路
14 第4分岐光伝達路
15 第5分岐光伝達路
16 入射側口金(入射側ホルダ)
18 出射端
19 出射側口金(出射側ホルダ)
20 取付パネル
21 係合部
22 取付孔
23 係合溝
24 リブ
25 弾性係合部
26 ドア
27 分岐光伝達路
28 ドアロックノブ
29 アウトサイドハンドル
30 インサイドハンドル
31 灰皿スイッチ
32 ドアハンドル
33 後方被視認するためのドア後端面
34 第1ドアポケット
35 第2ドアポケット

Claims (3)

  1. LEDを光源とし、光ファイバーを光伝達路とする車両用照明装置において、
    前記光伝達路は、複数本に分岐された分岐光伝達路から構成されており、前記複数本の分岐光伝達路は、それぞれ、樹脂製の光ファイバー素線を複数本束ねたバンドルファイバーから構成されており、前記複数本の分岐光伝達路の一端を、一つに束ねて前記LED光源に対向させた入射端とし、一方、前記複数本の分岐光伝達路の他端を、車両の照明したい複数箇所にそれぞれ配置させる出射端とする、ことを特徴とする車両用照明装置。
  2. 前記複数本の分岐光伝達路は、それぞれ、車両の照明したい複数箇所において求められている光束量に応じて前記光ファイバー素線の本数が増減設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記LED光源は、低光束量を出力するLEDであり、前記光ファイバー素線の直径は、約0.1mm〜約0.3mmである、ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用照明装置。
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