JP2005018972A - 光ピックアップ用アクチュエータの副共振測定装置 - Google Patents

光ピックアップ用アクチュエータの副共振測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】組立てが非常に安価に製作することができ、光ピックアップの生産ラインでアクチュエータの副共振を実時間で測定することができ、小型化を実現することが可能な副共振測定装置を提供する。
【解決手段】本発明の副共振測定装置は、レーザ光源と、該レーザ光源からの光を2本の光ビームに分割し、その1本の光ビームをその内部で一部反射させ一部透過させる基準面、および残りの光ビームを散乱させる拡散面を有する光分割器と、光分割器内で反射された光ビームと基準面を一部透過して測定対象面によって反射された光ビームを検出する光検出器とを含んでなる。さらに、拡散面がすりみがきによって加工され、光分割器が立方体型であり、レーザ光源がHe−Neレーザであってビームエキスパンダを通過していない直径0.5〜1.5mmのレーザ光を出力する。なお、基準面の光反射率が4%であり、光透過率が96%であることが好ましい。
【選択図】図3a

Description

本発明は、非常に簡単な干渉計を用いて光ピックアップアクチュエータの基本周波数特性と変位を同時に測定することが可能な副共振測定装置に関し、より具体的には、既存のマイケルソン干渉計または高価な付加的な装備を必要とするヘテロダイン干渉計とは異なり、光分割器の一面を基準面として用いるため、整列(組立て)が非常に安価に低価で製作することができ、光ピックアップの生産ラインでアクチュエータの副共振を実時間で測定することができるほど測定速度が速いうえ、小型化も実現することが可能な副共振測定装置に関する。
光ピックアップは、光記録/再生装置に取り付けられ、記録媒体のCDまたはDVDのようなディスクの半径方向に移動しながら、非接触式でターンテーブルに搭載されたディスクに対して情報の記録および再生を行う装置である。このような光ピックアップには、ディスクの所望のトラック位置にスポットが照射されるように対物レンズをディスクのトラック方向とフォーカス方向に駆動するアクチュエータがある。
対物レンズの光軸とアクチュエータの駆動中心軸とが異なる場合、あるいはフォーカシングコイルとトラッキングコイルが非対称的に構成されている場合のように、ある構造的に非対称的な問題があれば、アクチュエータに副共振(sub-resonance)が発生することがある。このような副共振によるピッチングモード(pitching mode)やローリングモード(rolling mode)などの回転振動モードは、フォーカシングおよびトラッキング動作の際に基本周波数特性の位相と変位に悪影響を与えることにより、光信号の劣化をもたらす。しかも、高倍速・高密度光記録再生装置では、ピッチングモードとローリングモード現象がさらに激しく発生するので、高倍速化が進んでいる光記録/再生装置に適した光ピックアップアクチュエータを開発するためには、基本周波数特性、位相の変化量および変位量などを正確に測定することが可能な光ピックアックアクチュエータの副共振測定装置が必須である。
従来の技術において、一般に精密な変位センサには、マイケルソン干渉計(Michelson Interferometer)やヘテロダイン干渉計(Heterodyne Interferometer)などの光学的な非接触式方法を主に利用している。干渉計において、変位情報が光の位相に含まれているため、位相検出がどれほどの分解能で検出できるかによって変位測定の分解能が決定される。これまでの位相検出回路に関する研究は多くの進展があった。商業用干渉計の場合には約0.3nmの分解能を得ている。
図1は従来の変位測定装置として使用されるマイケルソン干渉計100の概略図である。
図1に示すように、ヘリウム−ネオン(He−Ne)レーザ光源101からの光の直径をビームエキスパンダ(beam expander)102で拡大させる。この光は光分割器(beam splitter)103で2本の光ビームに分割され、第1ミラー104および第2ミラー105で反射された後、さらに光分割器103で2本の光ビームが結合される。この際、2本の光ビームが互いに干渉し、等間隔の干渉模様が作られる。互いに干渉した光ビームは光検出器(detector)106に入射し、光検出器106は干渉模様に対する光信号を電気的信号に変換する。
特許文献1ではこのようなマイケルソン干渉計の一例を開示している。
図2は従来の変位測定装置として使用されるヘテロダイン干渉計200の概略図である。
図2に示すように、ヘテロダイン干渉計200の基本構成は、前述したマイケルソン干渉計100と非常に類似している。ただし、ヘテロダイン干渉計において、レーザ光源201から生成されたレーザ光をビーム分割器202で2本の光ビームに分割し、2本の光ビームはそれぞれAOM(Acoustic-Optical Modulator)を用いて偏光状態および周波数成分の異なる2本のビームに変換され、2本のビームは結合されて光源となる。結果的に、結合された光源は、偏光状態が異なる2つの周波数成分ω1、ω2を有する。
2つの周波数成分ω1、ω2を有するレーザ光源を用いてマイケルソン干渉計と類似の構造で干渉計を構成し、動く測定対象キュービックコーナー(corner cube reflector)205の位置変化(あるいは速度変化)による周波数変化をドップラー効果を用いて測定し、その変位量を求める。
レーザ光源201から生成された2つの周波数成分を有する光ビームは、光分割器202によって分割され、一部は偏光器206を通過して光検出器208を経て信号処理部210に送られて基準信号Irとして用いられる。
分割された光ビームの残りの一部は、偏光ビーム分割器203によって、偏光状態に応じてω1およびω2の周波数成分を有する第1信号Acosω1t+βcosω2tおよび第2信号Bcosω2t+αcosω1tに分割される。第1信号は停止状態のキュービックコーナー204によって反射され、第2信号は変位と周波数−位相シフトが測定対象である動くキュービックコーナー205によって反射される。測定対象キュービックコーナー205によって反射された光は、ドップラー効果によって周波数成分が変わる。この2本の反射された光を含む信号Imは、偏光器207および光検出器209を経て信号処理部210に送られる。
信号処理部210は、基準信号Irおよび測定対象信号Imを分析し、ドップラー効果による周波数成分の変化から測定対象キュービックコーナーの移動速度、変位および周波数−位相シフトを計算する。
このような信号処理部210の役割を果たすためにヘテロダイン干渉計を用いたレーザ振動計(laser vibrometer)は、光ピックアップアクチュエータの周波数特性を測定するために、周波数変換装置である高価なFFT(Fast Fourier Transfer)装置を用いる。ヘテロライン干渉計200は、マイケルソン干渉計100とは異なり、光学系の整列が容易で信号対雑音比が良いので、商業用レーザ変位センサとして多く用いられる。ところが、前述したように、付加的な装備によって非常に高価であるという欠点がある。
特許文献2にはこのようなヘテロダイン干渉計を用いる三つの周波数ヘテロダインレーザ干渉計を開示している。
国際特許公開第91/16606号パンフレット 韓国特許公開第1997−0005500号公報
本発明の目的は、既存のマイケルソン干渉計または高価の付加的な装備を必要とするヘテロダイン干渉計とは異なり、光分割器の一面を基準面として用いるため、整列(組立て)が非常に容易で低価で製作することができ、光ピックアップの生産ラインでアクチュエータの副共振を実時間で測定することができるほど測定速度が速いうえ、小型化を実現することが可能な副共振測定装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の副共振測定装置は、レーザ光源と、
前記レーザ光源からの光を2本の光ビームに分割し、その1本の光ビームをその内部で一部反射させ一部透過させる基準面、および前記残りの光ビームを散乱させる拡散面を有する光分割器と、
前記光分割器内で反射された光ビームと前記基準面を一部透過して測定対象面によって反射された光ビームを検出する光検出器とを含んでなる。
本発明の光ピックアックアクチュエータの副共振測定装置は、レーザ光源と、
前記レーザ光源からの光を2本の光ビームに分割し、その1本の光ビームをその内部で一部反射させ一部透過させる基準面、および前記残りの光ビームを散乱させる拡散面を有する光分割器と、
光ピックアップをトラック方向およびフォーカス方向に移動させる光ピックアップアクチュエータと、
前記アクチュエータに取り付けられ、前記基準面を透過した光ビームを一部反射させる対物レンズと、
前記光分割器の基準面で一部反射された光ビームと前記対物レンズによって一部反射された光ビームを検出する光検出器と、
基準周波数を生成して前記アクチュエータに提供し、前記光検出器から前記光分割器内で反射された光ビームと前記対物レンズによって反射された光ビームとを受信して比較する信号処理部とを含んでなる。
また、前記拡散面がすりみがき加工によって加工されたことを特徴とする。
さらに、前記光分割器が立方体型の光分割器であることを特徴とする。
また、前記レーザ光源がHe−Neレーザ光源であることを特徴とする。
またさらに、前記レーザ光源が、ビームエキスパンダを通過していない直径0.5〜1.5mmのレーザ光を出力することを特徴とする。
なお、前記基準面の光反射率が4%であり、光透過率が96%であることが好ましい。
本発明の副共振測定装置は、既存のマイケルソン干渉計高価の付加的な装備を必要とするヘテロダイン干渉計とは異なり、光分割器の一面を基準面として用いるため、整列が非常に容易で低価で製作することができ、光ピックアップの生産ラインでアクチュエータの副共振を実時間で測定することができるほど測定速度が速いうえ、小型化を実現することができるという利点がある。
以下、図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
図3aは本発明に係る光ピックアップアクチュエータの基本周波数特性と変位を同時に測定することが可能な副共振測定装置の概略的構成図、図3bは本発明に係る副共振測定装置に採用される立方体型の光分割器(ビームスプリッタ)を示す斜視図である。図3aにおいて、本発明の一実施の形態にかかわる光ピックアップアクチュエータの副共振測定装置300は、He−Neレーザなどからなるレーザ光源301を有する。レーザ光源301から照射される光ビームは、光分割器302によって2つの光ビームに分割される。分割された2つの光ビームの一方は、拡散面305によって散乱され、他方の光ビームは基準面306によってその一部が反射され、残りの一部が透過される。基準面306を透過した光ビームは測定対象面304で反射される。測定対象面304はトラッキングやフォーカシング動作によって変位し、基準面306と測定対象面304の光路長が変化する。光分割器302の基準面306と反対側の面に対向するように、光検出器303が設置されている。光検出器303は基準面306と測定対象面304からそれぞれ反射された2つの光を検出する。図3bに示すように、副共振測定装置300は、一面を拡散面として加工した立方体型の光分割器302を用いた簡単な干渉計から構成される。拡散面は立方体型の光分割器302の一面をすりみがき加工することにより形成される。
レーザ光源301からの光は、平行光なので、ビームエキスバンダを通過させず、約0.5〜1.5mmの直径を有するレーザ光の干渉模様を直接検出するために使用することができる。レーザ光源301からの光は、まず光分割器302で2本の光ビームに分割される。その一本の光ビームは拡散面305、他の一本は下の基準面306にそれぞれ向かう。拡散面305に向かった光ビームはその面で散乱し、基準面306に向かった光の一部は内部反射され、一部は透過する。
本発明に係る立方体型の光分割器302は、光を散乱させる面305をすりみがき加工などの方法で加工して光が反射または透過しないようにする。
光分割器302内の基準面306で反射された光R1は、光分割器302を通過して光検出器303に向かう。この内部反射光R1を基準光線として定める。光分割器を透過した光は、測定しようとする平面304に向かう。測定対象面304で反射された光R2は、さらに光分割器302を通過して光検出器303に向かう。したがって、光分割器302の内部で反射された光R1と測定面で反射された光R2が互いに干渉を起こす。
次に、図4aおよび図4bを参照して干渉によって干渉模様が作られる原理を説明する。
図4aにおいて、干渉模様は互いに異なる2つのミラーまたはその反射面で反射された光の経路差によって作られる。すなわち、干渉模様は2つの経路差がレーザ光波長の1/2の整数倍、すなわち
ΔL=λ・n/2
(ここで、ΔLは特定の位置における互いに異なる2つのミラーによって反射された光の経路差、すなわちΔL=L1−L2、λはレーザ光波長、nは整数を示す)に該当する地点で作られる。もし2つのミラーが平行になれば、干渉模様の間隔は無限大になり、全体が明るくあるいは暗くなる。したがって、干渉模様の変化量(ΔL)を測定すると、測定対象となるミラーの相対的な変位を求めることができる。
図4bは時間による干渉模様の強度I(t)を示すもので、正弦波の最大値が現れる時間で干渉模様の明るさが最大になり、正弦波の最小値が現れる時間で干渉模様の明るさが最小になる。
さらに図3aに戻ると、光分割器302の内部で反射された基準光R1と測定面304で反射された光R2の光経路差がレーザ光源の波長λの1/2の整数倍になることによって干渉模様を作る。測定しようとする面を基準面に対してやや傾斜させると、光分割器の内部で反射された基準光R1と測定面で反射された光R2は互いに干渉して等間隔の干渉模様を作る。このような干渉模様の間隔は2つの光波面(optical wavefront)の傾斜角によって定めることができる。等間隔の干渉模様が作られた後、測定しようとする面に変位が発生すると、図4aにおいて光検出器の実線で表示された地点から点線で表示された地点へ干渉模様が移動する。
干渉模様の移動方向は、測定面304の変位方向によって異なる。測定面304が規則的に変わると、図4bに示すような干渉模様の変化による信号の強度変化を得ることができる。
測定面304が振動すると、その振動数に応じて干渉模様の変化が生ずる。前述したような方式によって干渉模様の変化量を求めると、この変化量から測定面の振動周波数を測定することができる。ある周波数領域で光ピックアックアクチュエータに副共振が起こると、その周波数でアクチュエータの振動振幅が増加し、位相のシフトが生ずる。したがって、光ピックアックアクチュエータの副共振は直ちに干渉模様の変化量で測定することが可能である。
この副共振測定センサは、既存のマイケルソン干渉計100または高価の精密な付加的装備を必要とするヘテロダイン干渉計200とは異なり、光分割器302の一面を基準面として用いるため、整列(組立て)が非常に容易で小さく製作することができるという利点がある。
図5は本発明の光ピックアップ副共振測定装置を用いて実際に光ピックアップアクチュエータの周波数特性を測定するように実現された装置の概略図である。レーザ光源501、光分割器502および光検出器503は、図3におけるレーザ光源301、光分割器302および光検出器303とそれぞれ機能的に同等である。
He−Neレーザ光源501からのレーザ光は、光分割器502で2本の光ビームに分割される。その1本の光ビームは拡散面505によって散乱し、他の光ビームは光分割器502内の基準面506で約4%が反射され、約96%が透過してアクチュエータ507の支持台504上の対物レンズ508で反射される。
光分割器502の基準面506で内部反射された光の一部は、さらに光分割器502を透過して光検出器503に向かう。光分割器502を透過した光は、光ピックアップアクチュエータ507の支持台504に取り付けられた対物レンズ508で一部(約1%)反射されて光分割器を一部透過した後光検出器503に向かう。したがって、光分割器502の基準面506で内部反射された光と、光ピックアップアクチュエータ507の対物レンズ508で反射された光とは互いに干渉する。ここで、対物レンズ508で反射される光は、曲面を有する対物レンズ508自体ではなく枠の平面で反射された光を用いる。一般に、光ピックアップに使用される対物レンズ508の枠は平面に加工されるため、この光学平面で約1%の反射光を得る。光検出器503は検出した光を電気信号に変換して信号処理部509へ伝送する。
信号処理部509から光ピックアップアクチュエータ507に発振周波数を印加すると、光検出器503から干渉模様の変化による信号を得る。信号処理部509は、光ピックアップアクチュエータ507に印加された周波数と光検出器503から得た周波数とを比較し、光ピックアップアクチュエータ507の周波数特性、位相シフトおよび変位量を測定することができる。したがって、本発明の装置を用いて光ピックアップアクチュエータの副共振による位相シフトを容易に測定することができる。
図6は、本発明の光ピックアップアクチュエータ副共振測定装置を用いて実際に副共振を起こす光ピックアップアクチュエータに対して測定して得た干渉模様変化信号の波形図である。第1信号607は光ピックアップアクチュエータに印加された周波数を有する信号を示し、第2信号608は本発明の測定装置を直接用いて測定した光ピックアップアクチュエータ507の反応信号を示す。すなわち、第1信号607は測定の基準となる信号であり、第2信号608は測定の対象となる光ピックアップアクチュエータ507の反応によって変化した信号である。この測定結果より、光ピックアップアクチュエータ507に副共振による位相シフトが存在することを容易に確認することができ、定量的な分析も可能である。
図6に示すように、第1信号607の周波数である基準周波数は、公知の値であって、これを第2信号608と比較することにより、第2信号の周波数、すなわち測定対象のアクチュエータ507の振動周波数特性を測定することができる。
図6においてアクチュエータ507の反応によって測定された第2信号608をみれば、規則的な周期性を見付けることができる。詳細に考察すると、測定された第2信号608は周期の大きい信号602、604、605および606とその間の周期の小さい信号とから構成される。ここで、周期の大きい信号602、604、605および606は、アクチュエータが周期的な運動を行うときに現われるターニングポイント、すなわち振動するアクチュエータ507が移動方向を変える時点を示す。そして、周期の小さい信号は、振動するアクチュエータ507が動く振幅を示す。周期の大きい信号602、604、605および606をみれば、奇数に該当する信号602、605と偶数に該当する信号604、606は類似したパターンを示す。また、周期の小さい信号をみれば、周期の大きい信号602、604、605および606の間に同一個数の信号が含まれている。
図6に示すように、横軸上の中央を基準として第1信号607の最大値601または最小値603に該当する位置と、第2信号608の周期の大きい信号602、604、605および606の中央位置との差によって位相シフトを求めることができる。
また、干渉模様の数からさらに光ピックアップアクチュエータ507の振動振幅も得ることができる。第2信号608の最大値602、604、605および606は、振動するアクチュエータが移動して方向を変える点、すなわちターニングポイントに該当し、最大値602、604、605および606の間に存在する周期の小さい信号の極大値の数(ここでは5)がアクチュエータの振動変位、すなわち振動幅に該当する。図6の場合、第2信号の最大値602、604、605および606の間に極大値が5つ存在するので、アクチュエータの振動振幅Aは、
A=λ/2×5
となり、ここで、λはレーザ光源の波長である。
従来の変位測定装置として使用されるマイケルソン干渉計の概略図である。 従来の変位測定装置として使用されるヘテロダイン干渉計の概略図である。 本発明に係る光ピックアップアクチュエータの基本周波数特性と変位を同時に測定することが可能な副共振測定装置の概略的構成図である。 本発明によって一面を拡散面として加工した立方体型の光分割器を示す斜視図である。 干渉によって干渉模様が作られる原理を説明する図である。 時間による干渉模様の強度I(t)を示す図である。 本発明の光ピックアップ副共振測定装置を用いて実際に光ピックアップアクチュエータの周波数特性を測定するように実現された装置の概略図である。 本発明の光ピックアップアクチュエータの副共振測定センサを用いて実際に副共振を起こす光ピックアップアクチュエータに対して測定して得た干渉模様の変化信号の波形図である。
符号の説明
301、501 レーザ光源
302、502 立方体型の光分割器
303、503 光検出器
304 測定対象面
305、505 拡散面
306、506 基準面
504 支持台
507 光ピックアップアクチュエータ
508 対物レンズ
509 信号処理部

Claims (12)

  1. レーザ光源と、
    前記レーザ光源からの光を2本の光ビームに分割し、その1本の光ビームをその内部で一部反射させ一部透過させる基準面、および前記残りの光ビームを散乱させる拡散面を有する光分割器と、
    前記光分割器内で反射された光ビームと前記基準面を一部透過して測定対象面によって反射された光ビームを検出する光検出器とを含む副共振測定装置。
  2. 前記拡散面がすりみがき加工によって加工されたことを特徴とする請求項1記載の副共振測定装置。
  3. 前記光分割器が立方体型の光分割器であることを特徴とする請求項1記載の副共振測定装置。
  4. 前記レーザ光源がHe−Neレーザ光源であることを特徴とする請求項1記載の副共振測定装置。
  5. 前記レーザ光源が、ビームエキスパンダを通過していない直径0.5〜1.5mmのレーザ光を出力することを特徴とする請求項4記載の副共振測定装置。
  6. 前記基準面の光反射率が4%であり、光透過率が96%であることを特徴とする請求項1記載の副共振測定装置。
  7. レーザ光源と、
    前記レーザ光源からの光を2本の光ビームに分割し、その1本の光ビームをその内部で一部反射させ一部透過させる基準面、および前記残りの光ビームを散乱させる拡散面を有する光分割器と、
    光ピックアップをトラック方向およびフォーカス方向に移動させる光ピックアップアクチュエータと、
    前記アクチュエータに取り付けられ、前記基準面を透過した光ビームを一部反射させる対物レンズと、
    前記光分割器の基準面で一部反射された光ビームと前記対物レンズによって一部反射された光ビームを検出する光検出器と、
    基準周波数を生成して前記アクチュエータに提供し、前記光検出器から前記光分割器内で反射された光ビームと前記対物レンズによって反射された光ビームとを受信して比較する信号処理部とを含む光ピックアックアクチュエータの副共振測定装置。
  8. 前記拡散面がすりみがき加工によって加工されたことを特徴とする請求項7記載の副共振測定装置。
  9. 前記光分割器が立方体型の光分割器であることを特徴とする請求項7記載の副共振測定装置。
  10. 前記レーザ光源がHe−Neレーザ光源であることを特徴とする請求項7記載の副共振測定装置。
  11. 前記レーザ光源が、ビームエキスパンダを通過していない直径0.5〜1.5mmのレーザ光を出力することを特徴とする請求項10記載の副共振測定装置。
  12. 前記基準面の光反射率が4%であり、光透過率が96%であることを特徴とする請求項7記載の副共振測定装置。
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