JP2002333311A - 形状測定装置及び方法 - Google Patents

形状測定装置及び方法

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JP2002333311A JP2001139752A JP2001139752A JP2002333311A JP 2002333311 A JP2002333311 A JP 2002333311A JP 2001139752 A JP2001139752 A JP 2001139752A JP 2001139752 A JP2001139752 A JP 2001139752A JP 2002333311 A JP2002333311 A JP 2002333311A
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Keiji Kubo
圭司 久保
Yukio Imada
行雄 今田
Hiroyuki Takeuchi
博之 竹内
Koji Handa
宏治 半田
Keiichi Yoshizumi
恵一 吉住
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエーハなどの薄板材の厚み変動を高精度で
能率的に測定するのが困難であった。 【解決手段】 レンズ1で絞られた光を偏光ビームスプ
リッタ2を通し、薄板材4に2回測定光を照射すること
により、ビーム径を0.1mm程度に絞り、偏光ビーム
スプリッタ2の異なる面にレンズ5を設置することによ
り、光信号の歪みを1/2に低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状測定方法及び
装置に関し、詳しくは半導体製造用のウェーハなどの薄
板材等、面方向における形状変動の少ないことが要求さ
れる表面形状を測定する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造用のウェーハは、シリコンな
どの薄板材からなる。ウェーハ表面に半導体素子や回路
を作成するには、写真製版技術や印刷技術、各種の微細
加工技術などが適用される。
【0003】このようなウェーハに対する加工処理の際
には、ウェーハの平坦度を高めることが重要である。ウ
ェーハ表面の平坦度が劣ると、写真製版の際に、素子や
回路のパターンがウェーハ表面に不鮮明に作成された
り、ウェーハ表面にパターン状に印刷される材料の輸郭
が不明確になったりする。特に、半導体素子や回路の高
密度化あるいは大型化が進むほど、上記問題は重要にな
る。
【0004】半導体製造工程では、ウェーハの全面を、
平坦な支持面に真空吸着などの手段で保持して、各種加
工を行うことが多い。このとき、ウェーハの厚みに場所
によるバラツキがあると、ウェーハの裏面を平坦な支持
面に密着させて支持したときに、厚みのバラツキがその
ままウェーハ表面の平坦度のバラツキとして表れる。
【0005】そこで、ウェーハの厚みにバラツキ、すな
わち場所による変動を生じさせないことが要求される。
ウェーハの製造工程などで、製造されたウェーハの厚み
変動が大きいか否かを評価するには、ウェーハの厚み変
動を正確かつ能率的に測定することが必要になる。
【0006】従来におけるウェーハ厚み変動測定機とし
て、特開2000−283728号公報に記載された技
術がある。この技術では、円盤状のウェーハを垂直に立
てた状態で回転させながら、ウェーハの両面側方に配置
された光学式センサで、センサに対するウェーハ表面の
変位を測定し、左右のセンサで測定されたウェーハ表面
の変位からウェーハの厚み変動の大きさを算出する。ウ
ェーハを回転させながら、光学式センサをウェーハの半
径方向に走査することで、ウェーハの全面に対する厚み
変動の測定が可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のウェー
ハ厚み変動測定装置では、厚み変動の測定精度に限界が
あり、高精度あるいは高密度な半導体素子や回路の製造
に必要とされる高精度の厚み変動測定には将来において
十分に対応できない。
【0008】前記測定装置に用いられる光学式変位計
で、センサとウェーハの距離の変化が、レーザ光の波長
λの1/2を周期として、正弦波状の干渉信号を発生す
る。測定に使用されるレーザ光は、ISOの長さ基準と
トレーサブルを保つため、633nm程度の波長の周波
数安定化He−Neレーザが使用されている。この測定
を前記手法で行うために、正弦波状の干渉信号の強弱を
アナログ的に検出し、演算によりλ/2の波長内の距離
を検出している。
【0009】しかし、この正弦波状の干渉信号は、光の
偏光の特性を利用して発生させるため、従来の光学式変
位計で使用されるλ/4波長板等の光学部品での、ごく
わずかな偏光もれ等により、理想的な正弦波状の波形よ
り、ごくわずかずれたものとなっており、距離の測定に
誤差を発生させる。
【0010】近年、半導体素子や回路の高密度化に合わ
せて、ウェーハの厚み変動の測定を、近い将来0.00
15μm以下の精度で行うことが要求されてくるが、こ
のような高精度の厚み変動測定を、従来の光センサで実
現するのは、原理的に不可能に近い。従来の光センサで
は、0.003μm程度の精度が限界である。
【0011】半導体装置製造用のウェーハ以外にも、磁
気ディスク用の基板など、厚み変動の精度として極めて
高い精度が要求される技術分野がある。
【0012】本発明の課題は、ウェーハなどの薄板材の
厚み変動を高精度で能率的に測定できるようにすること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる薄板材の
表面形状測定方法は、薄板材の表面に測定光を照射し、
薄板材の表面で反射した測定光を受光して薄板材の表面
の変位を測定する光学式変位計を、薄板材の両面側方に
それぞれ配置しておき、それぞれの変位計で測定された
薄板材の表面の変位から薄板材の厚み変動を求める。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、形状測定装置の概略図
で、具体的には、半導体ウェーハ用の厚み変動測定装置
を示している。ウェーハwは、垂直に立てられた状態
で、円環状の中空スピンドル100に保持されており、
中空スピンドル100の回転駆動によって、ウェーハw
は垂直面内で回転する。ウェーハwの両面側方に、それ
ぞれ光学式変位計200が配置されている。図では、表
側のみが示されているが、裏側にも表側と対称位置に光
学式変位計200が配置されている。一対の光学式変位
計200は、ウェーハwの面と平行な方向に移動自在に
取り付けられており、光学式変位計200による変位の
測定位置は、ウェーハwの半径上を左右に移動する。具
体的には、光学変位計200の取付台22を、ボ一ルネ
ジ24の回転駆動によって直線的に移動させている。薄
板材の回転と光学式変位計の半径方向移動を組み合わせ
れば、薄板材の全面に対して測定を行うことができる。
光学式変位計の本体は移動させず、薄板材への測定光の
照射位置および反射した光の受光位置を変更する光学系
を備えておいても、同様の機能が達成される。このよう
な走査測定は、生産現場における品質管理などを能率的
に行うのに適している。
【0015】一対の光学式変位計で測定されたそれぞれ
の変位計に対する薄板材の両面の変位を合計演算すれ
ば、薄板材の厚みの変動が求められる。このような演算
を行って薄板材の厚み変動を求める厚み変動算出手段と
しては、電子回路で構成することができる。マイクロコ
ンピュータ等の演算処理装置を用いて、演算処理手順を
プログラミングしておくことができる。
【0016】なお、薄板材は、厚み変動を高精度で測定
することが要求されるものであれば、各種の材料および
形状寸法からなるものに適用できる。導電材料でも絶縁
材料でも構わない。場所によって材質あるいは電気的特
性が異なる材料でも良い。複数材料の積層体であっても
良い。
【0017】具体的には、シリコンなどの半導体ウェー
ハ磁気ディスクの材料となる金属板、セラミック板、樹
脂板などが挙げられる。薄板材の形状は、前記ウェーハ
などは円板状あるいは円盤状をなすものが多いが、円形
以外の形状であっても良い。薄板材の表面が、鏡面など
の光の反射性に優れた特性を有するものが好ましい。
【0018】触針反射器を用いる場合には、薄板材の表
面は反射性のないものであっても構わない。
【0019】光学式変位計には、被対象物に測定光を照
射して、被対象物の表面で反射した測定光を受光するこ
とで、被対象物までの距離あるいは距離の変化を測定
し、被対象物の表面の変位を測定する機能を有する計測
器、あるいは計測装置が使用される。
【0020】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
形状測定装置の光学式変位計の構造を示す図で、主に
0.1mm程度のスポット径で薄板材を測定する場合の
構成である。
【0021】図2に示すように、波長λで周波数安定化
された単一波長のレーザ光を光源とする光出力部より発
せられた単一波長の直線偏光のレーザ光は、偏光面を偏
光ビームスプリッタ2に対し、斜め45度に設定するこ
とにより、レンズ1を入射後、偏光ビームスプリッタ2
で、計測光と、参照光とに分岐される。この時、レンズ
1の中心にレーザ光を入射させると、薄板材4又は、ミ
ラー8により、同じ経路で反射され戻ってくるので、レ
ンズ1の光学中心から、ビーム径より太くオフセットし
た位置に入射させている。
【0022】偏光ビームスプリッタ2により分岐された
計測光は、λ/4波長板3を介して薄板材4に照射し、
1回目の反射を行う。
【0023】次に、この光を再度薄板材4に照射させ、
高精度な計測を行うために、以下の経路を通過させる。
薄板材4を反射した光は、λ/4波長板3を再度通過す
ることにより、偏光方向が90度変更され、偏光ビーム
スプリッタ2に再度入射し、入射方向とは異なる方向に
反射される。この光は、レンズ5を通ることにより、平
行光になる。それは、焦点距離を薄板材4の反射位置か
らの距離に合わせているためである。そして、λ/4波
長板6を介してミラー7に照射し、反射された光が再
度、λ/4波長板6を通過することにより、偏光面を9
0度回転させている。その後、レンズ5を介して偏光ビ
ームスプリッタ2に入射させ、偏光面を変化させられた
ことにより、入射方向とは異なる方向に透過する。この
透過した光は、焦点位置に配されたミラー8により反射
され、再度偏光ビームスプリッタ2を通過する。そし
て、再びレンズ5を通過することにより平行光になり、
λ/4波長板6を介してミラー7に照射され、反射され
た光が再度、λ/4波長板6を通過することにより、偏
光面を90度回転させられる。その後、レンズ5を介し
て偏光ビームスプリッタ2に入射させ、偏光面を変化さ
せられたことにより、偏光ビームスプリッタ2で向きを
変えて反射され、λ/4波長板3を介して、薄板材4の
同一箇所に再度この光が照射され、2回目の反射を行
う。
【0024】そして、この光を計測する受光演算部へ導
くために、再度λ/4波長板3を通過させることにより
偏光方向を変え、偏光ビームスプリッタ2を通過して再
度レンズ1を通り、受光演算部へ測定光9として導く。
【0025】薄板材4の位置の変化により、位相が変化
する測定光9と干渉させ、干渉縞を発生させる参照光を
以下の手順で生成する。
【0026】偏光ビームスプリッタ2により90度方向
に反射し、分岐された参照光は、ミラー8により反射さ
れ、再度偏光ビームスプリッタ2に光を入射する。そし
て、レンズ1の方向に反射させて、受光演算部に参照光
10として導く。
【0027】測定光9と参照光10による混合光を受光
演算部で受光し、位相差を計算する演算処理を行い、薄
板材の表面の変位を計測する。
【0028】この装置では、変位計から薄板材4の表面
までの距離の違いによって、測定光の行程は変化するの
に対し、参照光の行程は一定である。そこで、測定光と
参照光の行程差を測定することで、薄板材の表面の変位
が求められる。
【0029】これにより、測定光9を薄板材面上に2往
復させることになり、薄板材表面位置の変位dが受光演
算部上で4dの光路の変位として、高精度に検出でき
る。
【0030】光出力部では、周波数安定化されたレーザ
光で正確に波長が制御された参照光および測定光が生成
される。光分岐混合部は、偏向ビームスプリッタやλ/
4波長板、ミラーなどの光学系で構成される。受光演算
部は、光電変換素子や電気信号の処理回路、演算回路な
どで構成される。
【0031】上記のような装置の具体的構造として、本
発明者らが先に発明し、特許出願している特開平3−2
55907号公報に開示された三次元形状測定装置の技
術が適用できる。
【0032】前記光生成部と前記光分岐混合部との問
に、前記出力光を収束させて光分岐混合部に供給するレ
ンズ1を備えておくことができる。
【0033】レンズ1は、薄板材に照射される測定光を
絞り込んで、薄板材の狭い範囲のみに測定光を照射し、
測定精度を高める機能がある。このレンズ1を、光分岐
混合部と薄板材との間ではなく、光生成部と光分岐混合
部の間に配置することで、光分岐混合部から薄板材まで
の行程を短くして、変位計と薄板材との間に介在する空
気揺らぎの影響を低減することができる。またレンズか
ら薄板材までの距離を長くすることができるので、薄板
材上でのスポット径を0.1mm程度に小さくでき、薄
板材の外周1mm近くの測定を高精度に行うことが可能
である。
【0034】さらに、光分岐混合部と受光演算部との間
に、混合光を収束させて受光演算部に供給するフォーカ
スレンズによる収束光学系を備えておくことができる。
収束光学系は、レンズやミラーなどの光学部材で構成さ
れる。収束光学系は、受光演算部の受光面に主確に混合
光を受光させることで測定精度を向上させる。通常、薄
板材の表面には傾きがあるため、薄板材の表面で反射し
た測定光は、受光演算部までの光学経路に対して傾きあ
るいはズレを生じる。この傾きやズレで、受光演算部の
受光面に正確に測定光が受光されなくなる。収束光学系
を備えていれば、測定光に傾きやズレがあっても受光面
に確実に収束させることができる。
【0035】〔測定動作〕図3は、光学式変位計200
によるウェーハwの全面に対する表面変位の測定を行う
方法を説明する図である。ウェーハwは、図1に示すよ
うに、垂直面内で1方向に回転させている。これに対
し、光学式変位計200を、ウェーハwの外周Aから中
心Bに向かって半径方向に移動させながら、表面変位の
測定を行う。これによって、ウェーハwに対し、光学式
変位計200の位置は、軌跡Sで示す渦巻き線に沿って
移動することになる。この軌跡S上で、適宜の間隔をあ
けて、光学式変位計200によるウェーハwの表面変位
の測定を行えば、ウェーハwの全面に対する表面変位の
測定が能率的に行える。光学式変位計200の移動は、
水平方向に直線的に半径A−Bの距離だけ行えぱよいの
で、光学式変位計200の作動機構が簡単になる。
【0036】〔加減速過程〕ウェーハwに対する表面変
位の測定は、ウェーハwの回転を開始して、回転速度が
一定になってから行ってもよいが、以下に説明する方法
がより能率的である。
【0037】図4に示す動作線図は、1回の測定タクト
における、ウェーハwの回転速度(角速度ω)の変化
(a)と、光学式変位計の直線移動速度Vxの変化
(b)を示している。中空スピンドルに保持されたウェ
ーハwをモータなどで回転させるときには、ウェーハw
および中空スピンドルの回転部材などが有する慣性モー
メントがあるため、回転開始時に、直ちに所定の回転速
度にすることはできず、回転速度ω=0の状態から徐々
に回転速度ωを増加させ、一定時間後に所定の速度に到
達させる。測定終了時に回転を止めるときも、回転速度
ωを徐々に低下させ、一定時間経過後に0に戻って停止
させる。
【0038】同様に、光学式変位計の直線移動について
も、移動の開始時には速度Vx=0の状態から徐々に速
度を増加させ、移動の終了時は、速度Vxを徐々に低下
させて0に戻る。
【0039】ところで、ウェーハwの回転速度ωが、一
定速度の間だけ測定を行うようにすると、測定開始前の
加速時間および測定終了後の減速時間が、本来の測定時
間のほかに必要となり、測定タクトが長くなってしま
う。そこで、図4に示す方法では、ウェーハwの回転開
始と同時に光学式変位計の直線移動を開始し、さらに光
学式変位計による変位測定(データ取り込み)も開始す
る。
【0040】ウェーハwの回転速度と、光学式変位計の
直線移動速度あるいは移動位置を、ロータリエンコーダ
や位置センサなどのセンサで検出し、マイクロコンピュ
ータなどの演算手段で演算処理し、その結果にもとづい
て、ウェーハwおよび光学式変位計の駆動モータなどを
制御して、ウェーハwと光学式変位計との運動を同期さ
せれば、図3に示す渦巻き状の軌跡Sに沿って、ウェー
ハwと光学変位計とを相対的に移動させることができ
る。そして、軌跡Sの上に設定された所定位置毎に、光
学式変位計による変位測定を行う。
【0041】光学式変位計は、ウェーハwの外周位置A
から移動を開始する。図4(b)に示すように、光学式
変位計が、外周位置Aから半径A−Bの半ば近くになる
までは移動速度Vxを加速させ、一定の速度(例えば、
Vx=8mm/sec2)に達すると、直ちに減速し
て、中心位置Bで停止させる。図4(a)に示すよう
に、ウェーハwの回転速度ωは、回転開始から、光学式
変位計の移動速度Vxのピーク時点までは同期して加速
し、最大速度(例えば、ω=240rpm)に達した
後、前記ピーク時点から減速して、光学式変位計の停止
と同時に回転を停止させる。
【0042】上記のような動作を行わせることで、一定
速度に達してから測定を開始し、測定を終了してから減
速停止を行う方法に比べて、測定タクトを大幅に削減す
ることができる。
【0043】〔触針反射機〕光学式変位計で薄板材の表
面変位を測定する場合、薄板材の表面の反射性が悪い
と、測定光の反射光が十分に得られず、測定が困難にな
ったり、測定結果が不正確になり易い。薄板材の表面に
場所によって、反射性にバラツキがある場合には、測定
結果にもバラツキが生じ易くなる。
【0044】そこで、触針反射器を備えておくことで、
薄板材の表面の反射性を原因とする上記問題が解消され
る。触針反射器は、薄板材の表面に当接し、薄板材の表
面の変位に追随して移動し、測定光を反射する反射面を
有する。
【0045】触針反射器の一般的な構造は、微小な先端
を有し、ダイアモンドなどの硬質材料からなる接触子
と、接触子の背面に配置され、兵射率の高い鏡面に仕上
げられた反射面とを有している。触針反射器を、薄板材
の表面に追従させて接離方向に移動可能にするには、バ
ネ板などで構成され弾力的に変形可能な支持腕に、針部
および反射面を片持式に支持して、バネ板の弾力的な変
形により、針部および反射面を移動可能にしておくこと
ができる。支持腕として、薄板材の表面と平行に間隔を
あけて配置された一対の平行な板片からなる平行板状支
持腕が、使用できる。このような、一対の平行な板片で
構成される平行四辺形の機構は、いわゆる平行リンク機
構と呼ばれる構造である。薄板材の表面の変位によっ
て、接触子を支持する平行板状支持腕を変形させると、
一対の板片が平行を保った平行四辺形を維持したままで
変形する。平行板状支持腕の先端に支持された接触子お
よび反射面が、同じ姿勢を保ったままで平行移動を行
う。接触子および反射面の姿勢が変わらなければ、測定
光を正確に同じ方向に反射させて、前記受光部で受光さ
れる測定光の傾きやズレを低減することができる。
【0046】図5〜7に示すように、触針反射器60
は、光学式変位計のウェーハw側の先端に取り付けられ
ている基部61と、接触子62と反射面64とを有する
応動部63とが、平行板状支持腕65により連結されて
いる。
【0047】接触子62は、ダイアモンドで作製され、
先端が10μm程度の小さなものであり、先端をウェー
ハwの表面に当接して、実質的に点接触で当接する。反
射面64はガラスや金属の鏡面で構成され、測定光を効
率良く反射する。測定光の照射方向に対して反射面64
は正対し、その測定光の照射方向を延長した先に接触子
62の先端が配置されている。
【0048】平行板状支持腕65は、図6に示すよう
に、バネ板などの弾力的に変形容易な材料からなる2枚
の板片66が、上下に間隔をあけて平行に配置されてい
る。基部61と応動部63とで固定された2枚の平行な
板片66は、平行四辺形のリンク機構、いわゆる平行リ
ンク機構を構成している。板片66は、例えば、厚さが
10μm程度、長さが10mm程度の板バネ材で作製さ
れる。
【0049】図7に示すように、板片66の平面外形
は、基部61側が広く、応動部63側が狭い台形状をな
し、この台形状の外形の中央に、一回り小さな台形状の
切り抜き部67が貫通している。残った部分の板片66
は、左右に間隔をあけて配置された細い帯部68が、基
部61側では広く応動部63側では狭くなった「ハ」字
形に配置された構造になっている。
【0050】このような構造の触針反射器60におい
て、光学式変位計200に対して、ウェーハwの表面が
上方側に変位すると、接触子62は、ウェーハwの表面
に押されて上方に移動し、平行板状支持腕65を上方に
押し上げる。前記した平行リンク機構を構成する上下の
板片66は、板片66と板片66とが平行状態を保った
ままで別個に上方側に反るように変形するので、応動部
63は、基部61に対して実質的に平行状態を保ったま
まで上下動する。応動部63に備えた反射面64も平行
移動をするので、測定光1に対して正対した状態のまま
で、上下移動が行われる。その結果、ウェーハwの表面
の変位に関わらず、常に測定光の入射方向と同じ方向に
反射光を戻すことができる。
【0051】ウェーハwの表面変位は、上下両方向に生
じる可能性がある。触針反射器60を予めウェーハwの
表面に軽く押し付けて、平行板状支持腕65を弾力的に
変形させた状態で測定を行えば、上下両方向の表面変位
に対して、接触子62をウェーハwに確実に当接させる
ことができる。具体的には、平行板状支持腕65が、1
00μm程度の弾力変形をした状態で配置しておくこと
ができる。
【0052】前記したように、測定光の反射光の方向が
傾いたりズレたりすると、受光部の受光面で、正確に受
光することが困難になるが、前記した平行リンク機構を
構成する平行板状支持腕65を用いる触針反射器60で
あれば、反射光の傾きやズレを生じ難くすることができ
る。また、前記した左右の帯部68で構成される平両
「ハ」字形構造を有する平行板状支持腕66を備えてい
れば、応動部63が「ハ」字形の左右方向に傾くこと、
あるいは、平行板状支持腕65に捩れが生じることを有
効に阻止でき、測定光の反射方向をより適正に維持する
ことができる。
【0053】なお、上記反射光の傾きやズレを防止する
機能は、前記したフォーカスレンズと共通する機能であ
る。したがって、触針反射器60を備えていれぱ、フォ
ーカスレンズはなくても目的の機能は達成される。但
し、触針反射器60に加えてフォーカスレンズも備えて
おけぱ、より高い機能を発揮させることができる。
【0054】また、触針反射器60を使用することで、
反射面64による高い効率での反射機能が発揮できる。
ウェーハwの表面が反射率の低い材料であったり、場所
によって反射率が違うような構造でも、反射率が高く、
しかも常に一定である反射面64で測定光を反射させれ
ぱ、常に正確で安定した変位測定が可能になる。
【0055】図8は、本発明の第2の実施の形態に係る
形状測定装置の光学式変位計の構造を示す図で、主に
0.01mm程度のスポット径で薄板材を測定する場合
の構成である。
【0056】図8に示すように、波長λで周波数安定化
された単一波長のレーザ光を光源とする光出力部より発
せられた単一波長の直線偏光のレーザ光は、偏光面を偏
光ビームスプリッタ11に対し、斜め45度に設定する
ことにより、偏光ビームスプリッタ11で、計測光と、
参照光とに分岐される。計測光は、この後、λ/4波長
板12を介して、レンズ13に入射させるが、この時、
レンズ13の中心にレーザ光を入射させると、薄板材4
により同じ経路で反射され戻ってくるので、レンズ13
の光学中心から、ビーム径より太くオフセットした位置
に入射させている。
【0057】偏光ビームスプリッタにより分岐された計
測光は、レンズ13を介して薄板材4に照射し、1回目
の反射を行う。
【0058】次に、この光を再度薄板材4に照射させ、
高精度な計測を行うために以下の経路を通過させる。薄
板材4を反射した光は、レンズ13、λ/4波長板12
を再度通過することにより、偏光方向を90度変更さ
れ、偏光ビームスプリッタ11に再度入射し、入射方向
とは異なる方向に反射される。この光は、λ/4波長板
14を介してミラー15に照射し、反射された光が再
度、λ/4波長板14を通過することにより、偏光面を
90度回転させ、偏光面を変化させている。これによっ
て、偏光ビームスプリッタ11を透過する。この透過し
た光は、レンズ16によりその焦点位置で、ミラー17
上に照射される。この時、レンズ13と同様の理由によ
り、レンズ16の光学中心から、ビーム径より太くオフ
セットした位置に入射させている。そして、ミラー17
により反射され、レンズ16により平行光に戻された
後、再度偏光ビームスプリッタ11を通過し、λ/4波
長板14を介してミラー15に照射している。この反射
された光が、再度、λ/4波長板14を通過することに
より、偏光面を90度回転させ、偏光面を変化させられ
たことにより、偏光ビームスプリッタ11で向きを変え
て反射され、λ/4波長板12、レンズ13を介して薄
板材4の同一箇所に再度この光が照射され、2回目の反
射を行う。
【0059】そして、この光を計測する受光演算部へ導
くために、レンズ13により平行光に戻した後、再度λ
/4波長板12を通過することにより偏光方向を変え、
偏光ビームスプリッタを通過させ、受光演算部へ測定光
18として導く。
【0060】薄板材4の位置の変化により、位相が変化
する測定光18と干渉させ、干渉縞を発生させる参照光
を以下の手順で生成する。
【0061】偏光ビームスプリッタ11により90度方
向に反射し、分岐された参照光は、レンズ16を介し
て、ミラー17上に絞られて反射し、再度レンズ16を
介して偏光ビームスプリッタ11に光を入射する。そし
て、方向を変化させて、受光演算部に参照光19として
導く。
【0062】測定光18と参照光19による混合光を受
光演算部で受光し、位相差を計算する演算処理を行い、
薄板材の表面の変位を計測する。
【0063】この装置では、変位計から薄板材4の表面
までの距離の違いによって、測定光の行程は変化するの
に対し、参照光の行程は一定である。そこで、測定光と
参照光の行程差を測定することで、薄板材の表面の変位
が求められる。
【0064】これにより、測定光18を薄板材面上に2
往復させることになり、薄板材表面位置の変位dが受光
演算部上で4dの光路の変位として、高精度に検出でき
る。
【0065】前記光分岐混合部と前記薄板材との間に、
前記出力光を収束させて光分岐混合部に供給するレンズ
13を備えておくことができる。
【0066】レンズ13は、薄板材に照射される測定光
を絞り込んで、薄板材の狭い範囲のみに測定光を照射
し、測定精度を高める機能がある。レンズから薄板材ま
での距離を短くすることができるので、薄板材上でのス
ポット径を0.01mm程度に小さくでき、薄板材の面
粗さを含む測定を高精度に行うことが可能である。
【0067】さらに、光分岐混合部と受光演算部との間
に、混合光を収束させて受光演算部に供給するフォーカ
スレンズによる収束光学系を備えておくことができる。
収束光学系は、レンズやミラーなどの光学部材で構成さ
れる。収束光学系は、受光演算部の受光面に主確に混合
光を受光させることで測定精度を向上させる。通常、薄
板材の表面には傾きがあるため、薄板材の表面で反射し
た測定光は、受光演算部までの光学経路に対して傾きあ
るいはズレを生じる。この傾きやズレで、受光演算部の
受光面に正確に測定光が受光されなくなる。収束光学系
を備えていれば、測定光に傾きやズレがあっても受光面
に確実に収束させることができる。
【0068】図9は、本発明の第3の実施の形態に係る
形状測定装置の光学式変位計の構造を示す図で、主に
0.01mm程度のスポット径で薄板材を測定する場合
の構成である。
【0069】図9に示すように、波長λで周波数安定化
された単一波長のレーザ光を光源とする光出力部より発
せられた単一波長の直線偏光のレーザ光は、偏光面を偏
光ビームスプリッタ11に対し、斜め45度に設定する
ことにより、偏光ビームスプリッタ11で、計測光と、
参照光とに分岐される。計測光は、この後、λ/4波長
板12を介して、レンズ13に入射させるが、この時、
レンズ13の中心にレーザ光を入射させると、薄板材4
により同じ経路で反射され戻ってくるので、レンズ13
の光学中心から、ビーム径より太くオフセットした位置
に入射させている。
【0070】偏光ビームスプリッタにより分岐された計
測光は、レンズ13を介して薄板材4に照射し、1回目
の反射を行う。
【0071】次に、この光を再度薄板材4に照射させ、
高精度な計測を行うために以下の経路を通過させる。薄
板材4を反射した光は、レンズ13、λ/4波長板12
を再度通過することにより、偏光方向を90度変更さ
れ、偏光ビームスプリッタ11に再度入射し、入射方向
とは異なる方向に反射される。この光は、レンズ16に
よりその焦点位置で、ミラー17上に照射される。この
時、レンズ13と同様の理由により、レンズ16の光学
中心から、ビーム径より太くオフセットした位置に入射
させている。そして、ミラー17により反射され、レン
ズ16により平行光に戻された後、再度偏光ビームスプ
リッタ11を通過し、薄板材4の同一箇所に再度この光
が照射され、2回目の反射を行う。
【0072】そして、この光を計測する受光演算部へ導
くために、レンズ13により平行光に戻した後、再度λ
/4波長板12を通過することにより偏光方向を変え、
偏光ビームスプリッタを通過させ、受光演算部へ測定光
18として導く。
【0073】薄板材4の位置の変化により、位相が変化
する測定光18と干渉させ、干渉縞を発生させる参照光
を以下の手順で生成する。
【0074】偏光ビームスプリッタ11により90度方
向に反射し、分岐された参照光は、λ/4波長板14を
介してミラー15に照射し、反射された光が再度、λ/
4波長板14を通過することにより、偏光面を90度回
転させ、偏光面を変化させている。これによって、偏光
ビームスプリッタ11を透過する。この透過した光は、
レンズ16を介して、ミラー17上に絞られて反射し、
再度レンズ16を介して偏光ビームスプリッタ11を透
過する。この透過した光は、λ/4波長板14を介して
ミラー15に照射し、反射された光が再度、λ/4波長
板14を通過することにより、偏光面を90度回転さ
せ、偏光面を変化させている。これによって、方向を変
化させ、受光演算部に参照光19として導く。
【0075】測定光18と参照光19による混合光を受
光演算部で受光し、位相差を計算する演算処理を行い、
薄板材の表面の変位を計測する。
【0076】この装置では、変位計から薄板材4の表面
までの距離の違いによって、測定光の行程は変化するの
に対し、参照光の行程は一定である。そこで、測定光と
参照光の行程差を測定することで、薄板材の表面の変位
が求められる。
【0077】これにより、測定光18を薄板材面上に2
往復させることになり、薄板材表面位置の変位dが受光
演算部上で4dの光路の変位として、高精度に検出でき
る。
【0078】前記光分岐混合部と前記薄板材との間に、
前記出力光を収束させて光分岐混合部に供給するレンズ
13を備えておくことができる。
【0079】レンズ13は、薄板材に照射される測定光
を絞り込んで、薄板材の狭い範囲のみに測定光を照射
し、測定精度を高める機能がある。レンズから薄板材ま
での距離を短くすることができるので、薄板材上でのス
ポット径を0.01mm程度に小さくでき、薄板材の面
粗さを含む測定を高精度に行うことが可能である。
【0080】さらに、光分岐混合部と受光演算部との間
に、混合光を収束させて受光演算部に供給するフォーカ
スレンズによる収束光学系を備えておくことができる。
収束光学系は、レンズやミラーなどの光学部材で構成さ
れる。収束光学系は、受光演算部の受光面に主確に混合
光を受光させることで測定精度を向上させる。通常、薄
板材の表面には傾きがあるため、薄板材の表面で反射し
た測定光は、受光演算部までの光学経路に対して傾きあ
るいはズレを生じる。この傾きやズレで、受光演算部の
受光面に正確に測定光が受光されなくなる。収束光学系
を備えていれば、測定光に傾きやズレがあっても受光面
に確実に収束させることができる。
【0081】
【発明の効果】本発明にかかる薄板材の厚み変動測定方
法では、一対の光学式変位計で薄板材の両面における表
面の変位を測定して、その結果にもとづいて薄板材の厚
み変動を測定することにより、従来知られていた光学式
センサを用いる方法などに比べて、正確で高精度な測定
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】形状測定装置全体の斜視図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る形状測定装置
要部の詳細構造図
【図3】ウェーハに対する測定動作を説明する模式図
【図4】ウェーハおよび光学式変位計の経時的動作を示
す線図
【図5】触針反射器の斜視図
【図6】触針反射器の側面図
【図7】触針反射器の底面図
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る形状測定装置
要部の詳細構造図
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る形状測定装置
要部の詳細構造図
【符号の説明】
1 レンズ 2 偏光ビームスプリッタ 3 λ/4波長板 4 薄板材 5 レンズ 6 λ/4波長板 7 ミラー 8 ミラー 11 偏光ビームスプリッタ 12 λ/4波長板 13 レンズ 14 λ/4波長板 15 ミラー 16 レンズ 17 ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 半田 宏治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉住 恵一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA30 BB03 BB17 BB24 CC19 FF17 FF52 FF67 GG04 GG12 GG21 HH04 HH09 HH13 KK01 LL04 LL12 LL36 LL46 MM04 PP02 PP13 QQ25 TT02 UU07 4M106 AA01 BA05 CA48 DH03 DH12 DH32 DH38 DH39 DJ11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長λの光を出射する光源と、この光源
    から出射した光を中心からずらせた位置に入射させ、被
    検査物上に集光させる第1のレンズと、この第1のレン
    ズから出射した光を分岐させ、前記被検査物に出射させ
    る偏光ビームスプリッタと、この偏光ビームスプリッタ
    と前記被検査物の間に配置した第1のλ/4波長板と、
    前記偏光ビームスプリッタを介した前記被検査物からの
    反射光を中心からずらせた位置に入射させ、平行光にす
    る第2のレンズと、この第2のレンズから出射した光を
    反射させる第1のミラーと、この第1のミラーと前記第
    2のレンズの間に配置した第2のλ/4波長板と、この
    第2のλ/4波長板、前記偏光ビームスプリッタを介し
    た前記第1のミラーからの反射光をその焦点の位置で反
    射させ、かつ前記分岐した他方の光を反射させる第2の
    ミラーと、この第2のミラーからの反射光を前記偏光ビ
    ームスプリッタ、前記第1のレンズを介して受光する受
    光部と、この受光した干渉信号を元に前記被検査物の形
    状を測定する演算部とを有したことを特徴とする形状測
    定装置。
  2. 【請求項2】 波長λの光を出射する光源と、この光源
    から出射した光を分岐させ、被検査物に出射させる偏光
    ビームスプリッタと、この偏光ビームスプリッタと前記
    被検査物の間に配置した第3のλ/4波長板と、この第
    3のλ/4波長板から出射した光を中心からずらせた位
    置に入射させ、前記被検査物上に集光させる第3のレン
    ズと、この第3のレンズ、前記第3のλ/4波長板、前
    記偏光ビームスプリッタを介した前記被検査物からの反
    射光を中心からずらせた位置に入射させ、集光させる第
    4のレンズと、この第4のレンズから出射した光をその
    焦点位置で反射させる第3のミラーと、この第3のミラ
    ーからの反射光を前記第4のレンズ、前記偏光ビームス
    プリッタを介して反射させる第4のミラーと、この第4
    のミラーと前記偏光ビームスプリッタの間に配置した第
    4のλ/4波長板と、前記第4のミラーからの反射光を
    受光する受光部と、この受光した干渉信号を元に前記被
    検査物の形状を測定する演算部とを有したことを特徴と
    する形状測定装置。
  3. 【請求項3】 受光部に入射する光を集光させるフォー
    カスレンズを有したことを特徴とする請求項1、2のい
    ずれかに記載の形状測定装置。
  4. 【請求項4】 光源が単一周波数のレーザ光源で、出力
    光が直線偏光でかつ偏光ビームスプリッタに対し偏光方
    向が45°傾いていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の形状測定装置。
  5. 【請求項5】 被検査物の表面に当接し、表面変位に追
    随して移動し、測定光を反射する反射面を有する触針反
    射器を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の形状測定装置。
  6. 【請求項6】 光を分岐させる工程と、この分岐させた
    光の一方を被検査物に集光させる工程と、この被検査物
    からの反射光を再び被検査物の同一箇所に集光させる工
    程と、この被検査物からの2回目以降の反射光と前記分
    岐された他方の光とを干渉させる工程と、この干渉させ
    た信号から前記被検査物の形状を測定する工程とを有し
    たことを特徴とする形状測定方法。
  7. 【請求項7】 波長λの光を第1のレンズによって集光
    させる工程と、この集光させた光を偏光ビームスプリッ
    タによって分岐させる工程と、この分岐した一方の光を
    第1のλ/4波長板を介して被検査物に集光させる工程
    と、分岐した他方の光を再び前記偏光ビームスプリッタ
    に入射させる工程と、前記被検査物からの反射光を前記
    第1のλ/4波長板を介して前記偏光ビームスプリッタ
    に入射させる工程と、この入射した前記偏光ビームスプ
    リッタからの出射光を第2のレンズによって平行光にす
    る工程と、この平行光を第2のλ/4波長板を2度通過
    させ、前記第2のレンズを介して前記偏光ビームスプリ
    ッタに入射させる工程と、この入射した前記偏光ビーム
    スプリッタからの出射光をその焦点位置で反射させ、前
    記偏光ビームスプリッタに入射させる工程と、この入射
    した前記偏光ビームスプリッタからの出射光を前記第2
    のレンズによって平行光にする工程と、この平行光を前
    記第2のλ/4波長板を2度通過させ、前記第2のレン
    ズを介して前記偏光ビームスプリッタに入射させる工程
    と、この入射した前記偏光ビームスプリッタからの出射
    光を前記第1のλ/4波長板を介して被検査物の同一箇
    所に集光させる工程と、この被検査物からの反射光を前
    記第1のλ/4波長板を介して前記偏光ビームスプリッ
    タに入射させる工程と、この入射した前記偏光ビームス
    プリッタからの出射光と、前記分岐した他方の光からの
    出射光とを干渉させて前記第1のレンズを介して受光部
    に照射させる工程と、この干渉させた信号から前記被検
    査物の形状を測定する工程とを有したことを特徴とする
    形状測定方法。
  8. 【請求項8】 波長λの光を偏光ビームスプリッタによ
    って分岐させる工程と、この分岐した一方の光を第3の
    λ/4波長板、第3のレンズを介して被検査物に集光さ
    せる工程と、分岐した他方の光を第4のレンズを介して
    その焦点位置で反射させ、再びこの第4のレンズを介し
    て前記偏光ビームスプリッタに入射させる工程と、前記
    被検査物からの反射光を前記第3のレンズ、前記第3の
    λ/4波長板を介して前記偏光ビームスプリッタに入射
    させる工程と、この入射した前記偏光ビームスプリッタ
    からの出射光を第4のλ/4波長板を2度通過させ、再
    び前記偏光ビームスプリッタに入射させる工程と、この
    入射した前記偏光ビームスプリッタからの出射光を前記
    第4のレンズを介してその焦点位置で反射させ、再びこ
    の第4のレンズを介して前記偏光ビームスプリッタに入
    射させる工程と、この入射した前記偏光ビームスプリッ
    タからの出射光を前記第4のλ/4波長板を2度通過さ
    せ、再び前記偏光ビームスプリッタに入射させる工程
    と、この入射した前記偏光ビームスプリッタからの出射
    光を前記第3のλ/4波長板、前記第3のレンズを介し
    て被検査物の同一箇所に集光させる工程と、この被検査
    物からの反射光を前記第3のレンズ、前記第3のλ/4
    波長板を介して前記偏光ビームスプリッタに入射させる
    工程と、この入射した前記偏光ビームスプリッタからの
    出射光と、前記分岐した他方の光からの出射光とを干渉
    させて受光部に照射させる工程と、この干渉させた信号
    から前記被検査物の形状を測定する工程とを有したこと
    を特徴とする形状測定方法。
  9. 【請求項9】 波長λの光を偏光ビームスプリッタによ
    って分岐させる工程と、この分岐した一方の光を第3の
    λ/4波長板、第3のレンズを介して被検査物に集光さ
    せる工程と、この被検査物からの反射光を前記第3のレ
    ンズ、前記第3のλ/4波長板を介して前記偏光ビーム
    スプリッタに入射させる工程と、この入射した前記偏光
    ビームスプリッタからの出射光を第4のレンズを介して
    その焦点位置で反射させ、再びこの第4のレンズを介し
    て前記偏光ビームスプリッタに入射させる工程と、この
    入射した前記偏光ビームスプリッタからの出射光を前記
    第3のλ/4波長板、前記第3のレンズを介して被検査
    物の同一箇所に集光させる工程と、この被検査物からの
    反射光を前記第3のレンズ、前記第3のλ/4波長板を
    介して前記偏光ビームスプリッタに入射させる工程と、
    前記分岐した他方の光を第4のλ/4波長板を2度通過
    させ、再び前記偏光ビームスプリッタに入射させる工程
    と、この入射した前記偏光ビームスプリッタからの出射
    光を前記第4のレンズを介してその焦点位置で反射さ
    せ、再びこの第4のレンズを介して前記偏光ビームスプ
    リッタに入射させる工程と、この入射した前記偏光ビー
    ムスプリッタからの出射光を前記第4のλ/4波長板を
    2度通過させ、再び前記偏光ビームスプリッタに入射さ
    せる工程と、この入射した前記偏光ビームスプリッタか
    らの出射光と、前記被検査物の同一箇所から反射した光
    からの出射光とを干渉させて受光部に照射させる工程
    と、この干渉させた信号から前記被検査物の形状を測定
    する工程とを有したことを特徴とする形状測定方法。
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Cited By (2)

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