JP2005017901A - 貼着表示札 - Google Patents
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Abstract
【課題】運搬、保管や設置のための特別なスペースを要せず、小型の商品にもそれぞれ簡単に配置でき、更に、簡単な工程で製造できて低コストの、僅かな外力によって揺動する表示効果に優れる表示札を提供する。
【解決手段】被貼付物20に貼付して表示を行う表示札であって、長尺フィルム体を基体とし、該被貼付物に貼着される貼着部6Xと、該貼着部から延出された支持腕部7Xとを含み、該支持腕部に表示部8Xが設けられ、該貼着部が貼着された状態で、該支持腕部が自立的に保持される貼着表示札であり、前記貼着部が貼着された状態で、前記支持腕部が外力による撓みから自身の弾性で復元振動する貼着表示札であり、前記支持腕部にくびれ16又は孔を有する貼着表示札である。更に、前記貼着部と前記支持腕部との間の位置で前記基体に折り目誘発部が形成された貼着表示札である。
【選択図】 図11
【解決手段】被貼付物20に貼付して表示を行う表示札であって、長尺フィルム体を基体とし、該被貼付物に貼着される貼着部6Xと、該貼着部から延出された支持腕部7Xとを含み、該支持腕部に表示部8Xが設けられ、該貼着部が貼着された状態で、該支持腕部が自立的に保持される貼着表示札であり、前記貼着部が貼着された状態で、前記支持腕部が外力による撓みから自身の弾性で復元振動する貼着表示札であり、前記支持腕部にくびれ16又は孔を有する貼着表示札である。更に、前記貼着部と前記支持腕部との間の位置で前記基体に折り目誘発部が形成された貼着表示札である。
【選択図】 図11
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、任意の場所に簡単に取り付けることができる商品情報表示用の表示札に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品に簡単に取り付けできる商品情報表示用の表示札としては、図21に示すような広告用札110が使用されていた。この広告用札110は、紙又は薄い合成樹脂フィルムを短冊状に切り抜き、商品101に取り付けるようになっており、商品101の首部101aの径より少し大きい円形状の切り抜き穴110cを設けた係止部110aと、下方に広告内容を記載する広告記載部110bとより構成されている。この広告用札110は、前記係止部110aと広告記載部110bとの間に折り曲げ部110dを設け前記係止部110aの切り抜き穴110cを首部101aに通すことにより、吊り下げ式として使用する(例えば特許文献1参照)。
【0003】
あるいはまた、首部のない商品に付ける広告用札として、図22に示すような広告用札130がある。この広告用札130は、紙又は薄い合成樹脂フィルムを短冊状にカットした竿部130cと、その竿部130cの上方には裏面に粘着剤を塗布してある接着部130aと、竿部130cの下方には広告内容を記載する広告表示部130bと、より構成されている。前記接着部130aを商品(容器)102の蓋101cに貼り付けると、広告表示部130bの重みによって竿部130cが曲がり、商品102の側面に広告表示部130bがぶら下がる(例えば特許文献2参照)。
【0004】
又、竿部130cを補強して、広告表示部130bの重みによって竿部130cがゆるやかに前方にしなるようにした態様も開示されている(例えば特許文献3参照)。
【0005】
しかし、図21に示した吊り下げ式の広告用札110では、広告内容を記載した広告表示部110bが商品101に沿うことになり平面的であり、首部のない容器、例えば茶筒などには使用できなかった。図22に示した広告用札130では、広告表示部130bが重ければ容器101に沿って垂れ下がるため、平面的になってしまう。竿部130cを補強して、広告表示部130bの重みによって竿部130cがゆるやかに前方にしなるようにした態様においても、広告表示部130bは商品(容器)102の前方の面に略平行に垂れ下がるため、広告表示部130bは側面からは目立たない。
【0006】
更に、目立った表示効果を目的とし、僅かな外力によって揺動し、店内で商品の広告又は装飾等を助長する表示具として、基台から着脱用取付部を介して立設する立設揺動杆と、立設揺動杆に吊り下げる吊り下げ体とより成り、吊り下げ体に商品情報や装飾が付加された表示具体が開示されている(例えば特許文献4参照)。しかし、このような表示具は金属製の多くの部品から組み立てられて構成されており、僅かな外力によって揺動し、店内で商品の広告又は装飾等を助長する目的は達せられるものの、設置のためにかなりのスペースを要し、又、小型の商品のそれぞれに配置するには大きすぎる。更に、数多くの個数を配置するには高価である。更にかさだかで運搬、保管に大きなスペースを要する。
【0007】
【特許文献1】
特開2003−43919号公報(第7図)
【特許文献2】
特開2003−43919号公報(第9図)
【特許文献3】
特開2003−43919号公報(第1頁)
【特許文献4】
特開平9−222859号公報(第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これら問題点に鑑み、運搬、保管や設置のための特別なスペースを要せず、小型の商品にもそれぞれ簡単に配置でき、更に、簡単な工程で製造できて低コストの、僅かな外力によって揺動し、表示効果に優れる表示札を提供しようとする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨とするところは、被貼付物に貼付して表示を行う表示札であって、該被貼付物に貼着される貼着部と、該貼着部から延出された支持腕部とを含み、該支持腕部に表示部が設けられ、該貼着部が貼着された状態で、該支持腕部が自立的に保持される貼着表示札であることにある。
【0010】
前記貼着表示札は、長尺フィルム体を基体とし得、前記貼着部が該長尺フィルム体の一の端部に、前記支持腕部が該長尺フィルム体の長手方向中間部に、前記表示部が該長尺フィルム体の他の端部にそれぞれ設けられ得る。
【0011】
前記長尺フィルム体の長手方向には、折り筋が形成され得る。
【0012】
前記貼着表示札は、1の前記貼着部から延出された複数の前記支持腕部を備え得る。
【0013】
前記貼着表示札は、前記貼着部が貼着された状態で、前記支持腕部が外力による撓みから自身の弾性で復元振動し得る。
【0014】
前記貼着表示札は、前記支持腕部にくびれ又は孔を有し得る。
【0015】
前記貼着表示札は、前記貼着部と前記支持腕部との間の位置に形成された折り目で折られ得る。
【0016】
前記折り目は前記支持腕部の延出方向と鋭角をなし得る。
【0017】
前記貼着表示札は、前記貼着部と前記支持腕部との間の位置で折り目誘発部が形成され得る。
【0018】
前記貼着表示札は、前記支持腕部の他の端部に第二の貼着部が設けられ得、該第二の貼着部に前記表示部が貼着され得る。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係る態様を図面に基づいて詳しく説明する。図1に示される本発明の貼着表示札2は、展示物又は展示ケースや陳列棚のような展示物の付帯物から成る被貼付物1に貼付して展示物に関する表示を行うものであって、被貼付物1に貼着される貼着部6と、貼着部6から延出された支持腕部7とを含み、支持腕部7に表示部8が設けられ、貼着部6が貼着された状態で、支持腕部7が自立的に保持される。表示部8には商品に関する情報や、装飾効果のある模様等が印刷されている。この構成は、長尺フィルム体10と、長尺フィルム体10の一端部の貼着部6に相当する部分の上面に重畳された粘着層12と、長尺フィルム体10の他端部の表示部8に相当する部分の上面に印刷された印刷層9とで作られる。長尺フィルム体10は、一端を把時されて立設されたときに自立可能な剛性と、曲げに対して回復可能な弾性を有する。
【0020】
貼着表示札2は、長尺フィルム体10の支持腕部7に相当する部分が透明である。これにより、表示部8が空中に浮かんで見える効果があり、表示部8が揺動したときにあたかも空中を漂うように動いて人目を引きつける効果がある。
【0021】
図1は、被貼付物1が展示商品20であり、支持腕部7が上方に立設して自立的に保持される態様であり、図2は、被貼付物1が商品31を収める展示ケース32であり、貼着表示札2の支持腕部7が水平方向に張り出して自立的に保持される態様である。
【0022】
支持腕部7には模様や文字33が印刷されて表示部8を構成する。表示部8は着色や金属蒸着がなされていてもよい。支持腕部7に模様や文字33が記録された貼付物が貼付されて表示部8を構成してもよい。
【0023】
貼着表示札2は、被貼付物1に剥離可能に貼着されて用いられる。このため、貼着部6が粘着層12を備える。
【0024】
図3(a)は、貼着表示札2の断面模式図である。なお、長尺フィルム体10が透明な場合は、印刷層9を鏡像印刷とすることなどにより、粘着層12と印刷層9とを長尺フィルム体10のそれぞれ表裏別の面に設けることも可能である。
【0025】
図4は、展示商品20の前面に貼着されて用いられる貼着表示札2fである。図3(b)は、貼着表示札2fの断面模式図である。貼着表示札2fにおいては、粘着層12が貼着表示札2とは反対側の面に備えられる。なお、長尺フィルム体10が透明な場合は、印刷層9を鏡像印刷とすることなどにより、粘着層12と印刷層9とを長尺フィルム体10の同じ面に設けることも可能である。
【0026】
本発明においては、支持腕部7等の表示部を自立的に保持する支持腕部が風等の一時的な外力で曲げ変形して撓むと、その撓みから自身の弾性で復元し振動する。この復元振動により、表示部が、矢印Aに示すように前後に揺動する。この揺動により、表示部が人目を引きつける。
【0027】
支持腕部は表示部を自立的に保持するため、所定の剛性を有することが必要である。支持腕部の素材が剛性を有するものであってもよいが、図5に示す貼着表示札2vのように、貼着表示札2vを構成する長尺フィルム体10vに、長手方向に断面略V字あるいは略U字状の折り筋90が形成されているものであってもよい。長尺フィルム体10vが薄いものであっても、折り筋90により、支持腕部7vは長手方向と直交する直線を軸とする曲げに対して高い剛性を示し、表示部8vを自立的に保持することが出来る。長尺フィルム体は、長手方向に延出するリブを設けて曲げに対して補強されてもよい。
【0028】
本発明の他の態様においては、図6に示すように、貼着表示札2は折り目14を貼着部6と支持腕部7との境界線として略直角に折り曲げられ、貼着された状態で貼着部6から支持腕部7が上方に立ち上がる。
【0029】
本発明の更に他の態様においては、図7に示すように、貼着表示札2aが折り目14aを貼着部6aと支持腕部7aとの境界線として略直角に折り曲げられ、貼着された状態で貼着部6aから支持腕部7aが斜め上方に立ち上がる。折り目14aの方向は、支持腕部7aの長手方向と鋭角をなし、その結果、支持腕部7aの長手方向が貼着部6aの面と斜行する。この斜行により、表示部8aに視覚的な変化を与え、効果的な表示が出来る。
【0030】
図8に貼着表示札2aの折られる前の形状の平面図を示す。貼着表示札2aにおいては、平面視矩形状の貼着部6aの一辺から斜めに支持腕部7aが延出され、貼着部6aと支持腕部7aとの境界線の部分36に折り目14a(図7)が形成されることとなる。
【0031】
支持腕部(支持腕部7、支持腕部7a等)は幅が長手方向に変化するものであってもよい。図9に示す貼着表示札2bのように、支持腕部7bの貼着部6がわの端部の一部にくびれ16が形成されていると、その部分の支持腕部7bの曲げ剛性が、くびれなしの場合に比べ小さくなり、貼着表示札2bが商品20に貼着されたとき、支持腕部7bの復元振動の周期即ち表示部8の揺動の周期が視覚的に適度な刺激を与えるようにくびれ16で調節することができる。このようにして調節された支持腕部7bを備えた貼着表示札2bは、表示部8が目立って好ましい。その周期は、0.1〜1秒である。
【0032】
又、図10に示すように、支持腕部7gの貼着部6がわの端部の一部に孔55が形成されていると、その部分の支持腕部7gの曲げ剛性が、くびれなしの場合に比べ小さくなり、貼着表示札2gが商品20に貼着されたとき、支持腕部7gの復元振動の周期即ち表示部8の揺動の周期が視覚的に適度な刺激を与えるように孔55で調節することができる。
【0033】
復元振動の周期は例えば図1の態様における長尺フィルム体10の厚さ、素材の弾性率、支持腕部7の長さや幅によってもかわり、長尺フィルム体10の厚さを薄くすること、素材の弾性率を低くすること、支持腕部7の長さを長くすること、支持腕部7の幅を長手方向全部にわたって短くすることのいずれもがこの周期を長くするように働くが、これらはいずれも支持腕部の自立性、したがって表示部8の自立性を損なうことになる場合があるので、くびれ16や孔55を形成することにより、適度の復元振動の周期を得ることが更に好ましい。
【0034】
長尺フィルム体がポリエステルフィルムの場合、支持腕部7の長さは4〜20cm、幅は0.5〜5cm、厚さは0.03〜0.5mmのそれぞれの範囲内で、試行錯誤により所定の復元振動の周期を得るように定めることが出来る。又、くびれ16の最狭部の幅を支持腕部7gの幅の10〜90%の範囲で調節し、所定の復元振動の周期を得るように定めることが出来る。又、孔55の幅を支持腕部7gの幅の10〜90%の範囲で調節し、所定の復元振動の周期を得るように定めることが出来る。
【0035】
本発明の又更に他の態様においては、図11に示すように、貼着表示札2xが折り目14aを貼着部6xと支持腕部7xとの境界線として略直角に折り曲げられ、貼着された状態で貼着部6xから支持腕部7xが斜め上方に立ち上がり、支持腕部7xにくびれ16が形成されている。この斜行により、表示部8xに視覚的な変化を与え、かつくびれ16により復元振動が最適化されて更に効果的な表示が出来る。
【0036】
図12に示すように、貼着部66(貼着部6、貼着部6a等)と支持腕部77(支持腕部7、支持腕部7a等)との境界線の部分36にはミシン目状の孔35が形成されて、折り目誘発部34となっていることが好ましい。これにより、貼着表示札(貼着表示札2、貼着表示札2a等)を折り曲げたとき、折り目誘発部34が折り目となる。図13に示すように、貼着部66(貼着部6、貼着部6a等)と支持腕部77(支持腕部7、支持腕部7a等)との境界線の部分36に溝37が形成されて、折り目誘発部34aとなっていてもよい。折り目誘発部は、凸条で構成されていてもよい。図14に示すように、境界線の部分36の両端それぞれに形成されている切り込み39で折り目誘発部34bが構成されていてもよい。
【0037】
図15に本発明の更に他の態様においては、長尺フィルム体10yから成る貼着表示札2yが、2個の表示部を備える。長尺フィルム体10yの一端に位置する貼着部6yから支持腕部7yが延出され、支持腕部7yの延出端に表示部8yが設けられる。更に、表示部8yから第二の支持腕部7zが延出され、支持腕部7zの延出端に第二の表示部8zが設けられる。支持腕部7zの幅は支持腕部7yの幅より狭くなっており、これにより、第二の表示部8zは表示部8yより大きな振幅で揺動する。このように、2個の表示部がそれぞれ異なった動きをすることにより表示の効果が高まる。支持腕部7y、支持腕部7zは透明であることが、表示部8y、表示部8zが空中に浮遊しているような効果をもたらし、表示効果が高まって好ましい。
【0038】
長尺フィルム体10の素材としては、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂等が挙げられるが、フィルム形成能を有する樹脂であればこれらに限定されない。長尺フィルム体10の素材としては弾性に加えて靭性を有することが好ましい。この点からは、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂が好ましい。
【0039】
貼着部、支持腕部、表示部の各部材は連接されていることがことが好ましいが、別々の部材が接合されていてもよい。貼着部、支持腕部、表示部の素材は透明であってもよい。不透明であってもよい。
【0040】
支持腕部の素材としては、樹脂フィルムが自立性のための適度の剛性と復元振動のための適度の弾性を有し好ましいが、紙、不織布、金属シートが用いられてもよい。貼着部、支持腕部、表示部の各部材が連接されて長尺フィルム体10のような1の部材から構成されることが貼着表示札を効率よく成形して製造するうえで好ましい。
【0041】
粘着層12は、少なくとも1種の粘着剤からなるものであり、当業者に公知でかつ非粘着性台紙を裏張したラベルに一般的に用いられる粘着層を形成し得るいずれの粘着剤あるいはそれらの2以上の組み合わせでも用いられる。例えば、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、ウレタン樹脂系粘着剤、シリコン樹脂系粘着剤などが挙げられる。アクリル樹脂系粘着剤の具体例としては、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリロニトリル、イタコン酸、無水マレイン酸などからなる1種以上の重合体あるいは共重合体が挙げられる。ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤の具体例としては、ポリビニルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテルなどが挙げられる。本発明に特に好ましく用いられるのは、アクリル樹脂系粘着剤であるが、これに限定されない。
【0042】
上記の粘着剤にさらに必要に応じて、テルペン樹脂、スチレン樹脂などの粘着付与剤;シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどの充填剤;可塑剤などの軟化剤;アニリドなどの酸化防止剤;架橋剤などを配合し得る。
【0043】
粘着層を設ける方法は特に限定されないが、例えば上記の1種以上の粘着剤を適当な溶剤に溶解させて塗布する方法、適当な媒体に分散あるいは乳化させて塗布する方法、剥離紙にあらかじめ粘着剤層を塗布形成して貼合わせる方法、両面テープを積層する方法などが挙げられる。本発明において特に好ましいのは、適当な媒体に分散させたエマルジョンを塗布、塗工、あるいは積層する方法である。エマルジョン系粘着剤の場合、ホットメルト系粘着剤と異なり、樹脂の種類が限定されず、耐候性、透明性に優れ、薄く塗布することも可能だからである。
【0044】
貼着部6は、粘着剤にかえてデンプンのりのような水溶性の接着剤の層が重畳されていてもよい。このような水溶性の接着剤は濡らして展示商品20のような被貼着物に貼着されて用いられる。このような水溶性の接着剤は必ずしも剥離可能に貼着されないが被貼着物の種類によっては使用が可能である。
【0045】
本発明の貼着表示札2(2a、2b等)は、図16に示すように、並べて剥離台紙50に貼着部6を貼着してラベル52として流通過程に供されることが好ましい。ラベル52は嵩張らず、複数枚を重畳して保管、運搬が出来る。
【0046】
本発明の他の態様においては、図17に示す貼着表示札2dのように、支持腕部7dと、表示部8dとが第二の貼着部49を介して接着あるいは貼着されていてもよい。第二の貼着部49は粘着性の接着剤から成る第二の粘着層61を備え、貼着が剥離可能になされることが好ましい。これにより、表示部8dを状況に応じて交換出来る。
【0047】
貼着表示札2dに用いられるものとして、図18に示すように、帯体部48を備える表示札用粘着帯体41が好適に用いられる。帯体部48は一の端部で粘着層12を備えた貼着部40に連接し、他の端部で第二の粘着層61fを備えた第二の貼着部49に連接する。貼着部40は貼着表示札2d(図17)の貼着部6を構成することとなり、帯体部48が支持腕部7dを構成することとなり、第二の貼着部49に表示部8dが貼着されることとなる。この構成は、帯状フィルム体10cと、帯状フィルム体10cの一端部の上面に重畳された粘着層12と、帯状フィルム体10cの他端部の上面に重畳された第二の粘着層61とで作られる。
【0048】
図19に示すように、表示札用粘着帯体41は、並べて剥離台紙45に貼着部40と第二の貼着部49とを貼着して貼着表示札用ラベル60として流通過程に供されることが好ましい。このラベルは嵩張らず、複数枚を重畳して保管、運搬が出来る。
【0049】
以上本発明の表示札の態様を説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであり、これらの態様はいずれも本発明の範囲に属するものである。
【0050】
例えば、図17に示す貼着表示札2dにおいて、表示部8dを構成する葉体の裏面に粘着層が設けられて表示部8dがこの粘着層を介して支持腕部7dと接合されてもよい。
【0051】
更に、本発明の貼着表示札は、図20に示す貼着表示札2eのように、1個の貼着部6eから複数の支持腕部7eが延出されたものであってもよい。この場合は、各支持腕部7eごとに各支持腕部7eの形状や表示部8eの表示内容をかえて変化をもたせることが出来る。特に、各支持腕部7eごとに各支持腕部7eの形状をかえて各支持腕部7eごとに復元振動の周期をかえることにより、人目を引く効果を増すことが出来る。
【0052】
【発明の効果】
本発明の表示札は、運搬、保管及び設置のための特別なスペースを要せず、小型の多数の商品にもそれぞれに簡単に配置でき、更に、簡単な工程で製造できて低コストであり、僅かな外力によって効果的に揺動する表示札である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼着表示札の構成と、その貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図2】本発明の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる他の態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図3】図3(a)は、図1に示す貼着表示札の断面模式図である。図3(b)は、図4に示す貼着表示札の断面模式図である。
【図4】本発明の他の態様の貼着表示札の構成と、その貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図5】本発明の又他の態様の貼着表示札の構成を示す要部斜視模式図である。
【図6】本発明の更に他の態様の貼着表示札の構成と、その貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図7】本発明の又更に他の態様の貼着表示札の構成と、その貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図8】図7に示す貼着表示札の折られる前の形状の平面図を示す。
【図9】本発明の別の態様の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様を示す要部斜視模式図である。
【図10】本発明の更に別の態様の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様を示す要部斜視模式図である。
【図11】本発明の又更に別の態様の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様を示す要部斜視模式図である。
【図12】図1に示す本発明の貼着表示札とは異なる態様の貼着表示札を示す平面模式図である。
【図13】図12に示す本発明の貼着表示札とは異なる態様の貼着表示札を示す平面模式図である。
【図14】図13に示す本発明の貼着表示札とは異なる態様の貼着表示札を示す平面模式図である。
【図15】図13に示す本発明の貼着表示札とは更に異なる態様の貼着表示札を示す平面模式図である。
【図16】本発明の貼着表示札を並べて剥離台紙に貼着したラベルの構成を示す説明図である。
【図17】本発明の更に別の態様の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様を示す要部斜視模式図である。
【図18】図17に示す貼着表示札に用いられる本発明の表示札用粘着帯体の構成を示す平面模式図である。
【図19】図18に示す本発明の表示札用粘着帯体を並べて剥離台紙に貼着した貼着表示札用ラベルの構成を示す説明図である。
【図20】本発明の貼着表示札の更に又異なる態様を示す平面模式図である。
【図21】従来の商品情報表示用の表示札の態様の一例を示す斜視図である。
【図22】従来の商品情報表示用の表示札の態様の他の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:被貼付物
2、2a、2b、2d、2f、2v、2x、2y:貼着表示札
6、6a、6d、6e、6x、6y、40、66:貼着部
7、7a、7b、7d、7e、7v、7x、7y、7z、77:支持腕部
8、8a、8d、8e、8y、8z:表示部
12:粘着層
14、14a、14b:折り目
16:くびれ
34、34a、35b:折り目誘発部
35:ミシン目状の孔
36:境界線の部分
38:帯体部
39:切り込み
41:表示札用粘着帯体
45、50:剥離台紙
49:第二の貼着部
52:ラベル
60:貼着表示札用ラベル
61:第二の粘着層
90:筋目
【発明の属する技術分野】
本発明は、任意の場所に簡単に取り付けることができる商品情報表示用の表示札に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品に簡単に取り付けできる商品情報表示用の表示札としては、図21に示すような広告用札110が使用されていた。この広告用札110は、紙又は薄い合成樹脂フィルムを短冊状に切り抜き、商品101に取り付けるようになっており、商品101の首部101aの径より少し大きい円形状の切り抜き穴110cを設けた係止部110aと、下方に広告内容を記載する広告記載部110bとより構成されている。この広告用札110は、前記係止部110aと広告記載部110bとの間に折り曲げ部110dを設け前記係止部110aの切り抜き穴110cを首部101aに通すことにより、吊り下げ式として使用する(例えば特許文献1参照)。
【0003】
あるいはまた、首部のない商品に付ける広告用札として、図22に示すような広告用札130がある。この広告用札130は、紙又は薄い合成樹脂フィルムを短冊状にカットした竿部130cと、その竿部130cの上方には裏面に粘着剤を塗布してある接着部130aと、竿部130cの下方には広告内容を記載する広告表示部130bと、より構成されている。前記接着部130aを商品(容器)102の蓋101cに貼り付けると、広告表示部130bの重みによって竿部130cが曲がり、商品102の側面に広告表示部130bがぶら下がる(例えば特許文献2参照)。
【0004】
又、竿部130cを補強して、広告表示部130bの重みによって竿部130cがゆるやかに前方にしなるようにした態様も開示されている(例えば特許文献3参照)。
【0005】
しかし、図21に示した吊り下げ式の広告用札110では、広告内容を記載した広告表示部110bが商品101に沿うことになり平面的であり、首部のない容器、例えば茶筒などには使用できなかった。図22に示した広告用札130では、広告表示部130bが重ければ容器101に沿って垂れ下がるため、平面的になってしまう。竿部130cを補強して、広告表示部130bの重みによって竿部130cがゆるやかに前方にしなるようにした態様においても、広告表示部130bは商品(容器)102の前方の面に略平行に垂れ下がるため、広告表示部130bは側面からは目立たない。
【0006】
更に、目立った表示効果を目的とし、僅かな外力によって揺動し、店内で商品の広告又は装飾等を助長する表示具として、基台から着脱用取付部を介して立設する立設揺動杆と、立設揺動杆に吊り下げる吊り下げ体とより成り、吊り下げ体に商品情報や装飾が付加された表示具体が開示されている(例えば特許文献4参照)。しかし、このような表示具は金属製の多くの部品から組み立てられて構成されており、僅かな外力によって揺動し、店内で商品の広告又は装飾等を助長する目的は達せられるものの、設置のためにかなりのスペースを要し、又、小型の商品のそれぞれに配置するには大きすぎる。更に、数多くの個数を配置するには高価である。更にかさだかで運搬、保管に大きなスペースを要する。
【0007】
【特許文献1】
特開2003−43919号公報(第7図)
【特許文献2】
特開2003−43919号公報(第9図)
【特許文献3】
特開2003−43919号公報(第1頁)
【特許文献4】
特開平9−222859号公報(第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これら問題点に鑑み、運搬、保管や設置のための特別なスペースを要せず、小型の商品にもそれぞれ簡単に配置でき、更に、簡単な工程で製造できて低コストの、僅かな外力によって揺動し、表示効果に優れる表示札を提供しようとする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨とするところは、被貼付物に貼付して表示を行う表示札であって、該被貼付物に貼着される貼着部と、該貼着部から延出された支持腕部とを含み、該支持腕部に表示部が設けられ、該貼着部が貼着された状態で、該支持腕部が自立的に保持される貼着表示札であることにある。
【0010】
前記貼着表示札は、長尺フィルム体を基体とし得、前記貼着部が該長尺フィルム体の一の端部に、前記支持腕部が該長尺フィルム体の長手方向中間部に、前記表示部が該長尺フィルム体の他の端部にそれぞれ設けられ得る。
【0011】
前記長尺フィルム体の長手方向には、折り筋が形成され得る。
【0012】
前記貼着表示札は、1の前記貼着部から延出された複数の前記支持腕部を備え得る。
【0013】
前記貼着表示札は、前記貼着部が貼着された状態で、前記支持腕部が外力による撓みから自身の弾性で復元振動し得る。
【0014】
前記貼着表示札は、前記支持腕部にくびれ又は孔を有し得る。
【0015】
前記貼着表示札は、前記貼着部と前記支持腕部との間の位置に形成された折り目で折られ得る。
【0016】
前記折り目は前記支持腕部の延出方向と鋭角をなし得る。
【0017】
前記貼着表示札は、前記貼着部と前記支持腕部との間の位置で折り目誘発部が形成され得る。
【0018】
前記貼着表示札は、前記支持腕部の他の端部に第二の貼着部が設けられ得、該第二の貼着部に前記表示部が貼着され得る。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係る態様を図面に基づいて詳しく説明する。図1に示される本発明の貼着表示札2は、展示物又は展示ケースや陳列棚のような展示物の付帯物から成る被貼付物1に貼付して展示物に関する表示を行うものであって、被貼付物1に貼着される貼着部6と、貼着部6から延出された支持腕部7とを含み、支持腕部7に表示部8が設けられ、貼着部6が貼着された状態で、支持腕部7が自立的に保持される。表示部8には商品に関する情報や、装飾効果のある模様等が印刷されている。この構成は、長尺フィルム体10と、長尺フィルム体10の一端部の貼着部6に相当する部分の上面に重畳された粘着層12と、長尺フィルム体10の他端部の表示部8に相当する部分の上面に印刷された印刷層9とで作られる。長尺フィルム体10は、一端を把時されて立設されたときに自立可能な剛性と、曲げに対して回復可能な弾性を有する。
【0020】
貼着表示札2は、長尺フィルム体10の支持腕部7に相当する部分が透明である。これにより、表示部8が空中に浮かんで見える効果があり、表示部8が揺動したときにあたかも空中を漂うように動いて人目を引きつける効果がある。
【0021】
図1は、被貼付物1が展示商品20であり、支持腕部7が上方に立設して自立的に保持される態様であり、図2は、被貼付物1が商品31を収める展示ケース32であり、貼着表示札2の支持腕部7が水平方向に張り出して自立的に保持される態様である。
【0022】
支持腕部7には模様や文字33が印刷されて表示部8を構成する。表示部8は着色や金属蒸着がなされていてもよい。支持腕部7に模様や文字33が記録された貼付物が貼付されて表示部8を構成してもよい。
【0023】
貼着表示札2は、被貼付物1に剥離可能に貼着されて用いられる。このため、貼着部6が粘着層12を備える。
【0024】
図3(a)は、貼着表示札2の断面模式図である。なお、長尺フィルム体10が透明な場合は、印刷層9を鏡像印刷とすることなどにより、粘着層12と印刷層9とを長尺フィルム体10のそれぞれ表裏別の面に設けることも可能である。
【0025】
図4は、展示商品20の前面に貼着されて用いられる貼着表示札2fである。図3(b)は、貼着表示札2fの断面模式図である。貼着表示札2fにおいては、粘着層12が貼着表示札2とは反対側の面に備えられる。なお、長尺フィルム体10が透明な場合は、印刷層9を鏡像印刷とすることなどにより、粘着層12と印刷層9とを長尺フィルム体10の同じ面に設けることも可能である。
【0026】
本発明においては、支持腕部7等の表示部を自立的に保持する支持腕部が風等の一時的な外力で曲げ変形して撓むと、その撓みから自身の弾性で復元し振動する。この復元振動により、表示部が、矢印Aに示すように前後に揺動する。この揺動により、表示部が人目を引きつける。
【0027】
支持腕部は表示部を自立的に保持するため、所定の剛性を有することが必要である。支持腕部の素材が剛性を有するものであってもよいが、図5に示す貼着表示札2vのように、貼着表示札2vを構成する長尺フィルム体10vに、長手方向に断面略V字あるいは略U字状の折り筋90が形成されているものであってもよい。長尺フィルム体10vが薄いものであっても、折り筋90により、支持腕部7vは長手方向と直交する直線を軸とする曲げに対して高い剛性を示し、表示部8vを自立的に保持することが出来る。長尺フィルム体は、長手方向に延出するリブを設けて曲げに対して補強されてもよい。
【0028】
本発明の他の態様においては、図6に示すように、貼着表示札2は折り目14を貼着部6と支持腕部7との境界線として略直角に折り曲げられ、貼着された状態で貼着部6から支持腕部7が上方に立ち上がる。
【0029】
本発明の更に他の態様においては、図7に示すように、貼着表示札2aが折り目14aを貼着部6aと支持腕部7aとの境界線として略直角に折り曲げられ、貼着された状態で貼着部6aから支持腕部7aが斜め上方に立ち上がる。折り目14aの方向は、支持腕部7aの長手方向と鋭角をなし、その結果、支持腕部7aの長手方向が貼着部6aの面と斜行する。この斜行により、表示部8aに視覚的な変化を与え、効果的な表示が出来る。
【0030】
図8に貼着表示札2aの折られる前の形状の平面図を示す。貼着表示札2aにおいては、平面視矩形状の貼着部6aの一辺から斜めに支持腕部7aが延出され、貼着部6aと支持腕部7aとの境界線の部分36に折り目14a(図7)が形成されることとなる。
【0031】
支持腕部(支持腕部7、支持腕部7a等)は幅が長手方向に変化するものであってもよい。図9に示す貼着表示札2bのように、支持腕部7bの貼着部6がわの端部の一部にくびれ16が形成されていると、その部分の支持腕部7bの曲げ剛性が、くびれなしの場合に比べ小さくなり、貼着表示札2bが商品20に貼着されたとき、支持腕部7bの復元振動の周期即ち表示部8の揺動の周期が視覚的に適度な刺激を与えるようにくびれ16で調節することができる。このようにして調節された支持腕部7bを備えた貼着表示札2bは、表示部8が目立って好ましい。その周期は、0.1〜1秒である。
【0032】
又、図10に示すように、支持腕部7gの貼着部6がわの端部の一部に孔55が形成されていると、その部分の支持腕部7gの曲げ剛性が、くびれなしの場合に比べ小さくなり、貼着表示札2gが商品20に貼着されたとき、支持腕部7gの復元振動の周期即ち表示部8の揺動の周期が視覚的に適度な刺激を与えるように孔55で調節することができる。
【0033】
復元振動の周期は例えば図1の態様における長尺フィルム体10の厚さ、素材の弾性率、支持腕部7の長さや幅によってもかわり、長尺フィルム体10の厚さを薄くすること、素材の弾性率を低くすること、支持腕部7の長さを長くすること、支持腕部7の幅を長手方向全部にわたって短くすることのいずれもがこの周期を長くするように働くが、これらはいずれも支持腕部の自立性、したがって表示部8の自立性を損なうことになる場合があるので、くびれ16や孔55を形成することにより、適度の復元振動の周期を得ることが更に好ましい。
【0034】
長尺フィルム体がポリエステルフィルムの場合、支持腕部7の長さは4〜20cm、幅は0.5〜5cm、厚さは0.03〜0.5mmのそれぞれの範囲内で、試行錯誤により所定の復元振動の周期を得るように定めることが出来る。又、くびれ16の最狭部の幅を支持腕部7gの幅の10〜90%の範囲で調節し、所定の復元振動の周期を得るように定めることが出来る。又、孔55の幅を支持腕部7gの幅の10〜90%の範囲で調節し、所定の復元振動の周期を得るように定めることが出来る。
【0035】
本発明の又更に他の態様においては、図11に示すように、貼着表示札2xが折り目14aを貼着部6xと支持腕部7xとの境界線として略直角に折り曲げられ、貼着された状態で貼着部6xから支持腕部7xが斜め上方に立ち上がり、支持腕部7xにくびれ16が形成されている。この斜行により、表示部8xに視覚的な変化を与え、かつくびれ16により復元振動が最適化されて更に効果的な表示が出来る。
【0036】
図12に示すように、貼着部66(貼着部6、貼着部6a等)と支持腕部77(支持腕部7、支持腕部7a等)との境界線の部分36にはミシン目状の孔35が形成されて、折り目誘発部34となっていることが好ましい。これにより、貼着表示札(貼着表示札2、貼着表示札2a等)を折り曲げたとき、折り目誘発部34が折り目となる。図13に示すように、貼着部66(貼着部6、貼着部6a等)と支持腕部77(支持腕部7、支持腕部7a等)との境界線の部分36に溝37が形成されて、折り目誘発部34aとなっていてもよい。折り目誘発部は、凸条で構成されていてもよい。図14に示すように、境界線の部分36の両端それぞれに形成されている切り込み39で折り目誘発部34bが構成されていてもよい。
【0037】
図15に本発明の更に他の態様においては、長尺フィルム体10yから成る貼着表示札2yが、2個の表示部を備える。長尺フィルム体10yの一端に位置する貼着部6yから支持腕部7yが延出され、支持腕部7yの延出端に表示部8yが設けられる。更に、表示部8yから第二の支持腕部7zが延出され、支持腕部7zの延出端に第二の表示部8zが設けられる。支持腕部7zの幅は支持腕部7yの幅より狭くなっており、これにより、第二の表示部8zは表示部8yより大きな振幅で揺動する。このように、2個の表示部がそれぞれ異なった動きをすることにより表示の効果が高まる。支持腕部7y、支持腕部7zは透明であることが、表示部8y、表示部8zが空中に浮遊しているような効果をもたらし、表示効果が高まって好ましい。
【0038】
長尺フィルム体10の素材としては、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂等が挙げられるが、フィルム形成能を有する樹脂であればこれらに限定されない。長尺フィルム体10の素材としては弾性に加えて靭性を有することが好ましい。この点からは、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂が好ましい。
【0039】
貼着部、支持腕部、表示部の各部材は連接されていることがことが好ましいが、別々の部材が接合されていてもよい。貼着部、支持腕部、表示部の素材は透明であってもよい。不透明であってもよい。
【0040】
支持腕部の素材としては、樹脂フィルムが自立性のための適度の剛性と復元振動のための適度の弾性を有し好ましいが、紙、不織布、金属シートが用いられてもよい。貼着部、支持腕部、表示部の各部材が連接されて長尺フィルム体10のような1の部材から構成されることが貼着表示札を効率よく成形して製造するうえで好ましい。
【0041】
粘着層12は、少なくとも1種の粘着剤からなるものであり、当業者に公知でかつ非粘着性台紙を裏張したラベルに一般的に用いられる粘着層を形成し得るいずれの粘着剤あるいはそれらの2以上の組み合わせでも用いられる。例えば、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、ウレタン樹脂系粘着剤、シリコン樹脂系粘着剤などが挙げられる。アクリル樹脂系粘着剤の具体例としては、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリロニトリル、イタコン酸、無水マレイン酸などからなる1種以上の重合体あるいは共重合体が挙げられる。ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤の具体例としては、ポリビニルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテルなどが挙げられる。本発明に特に好ましく用いられるのは、アクリル樹脂系粘着剤であるが、これに限定されない。
【0042】
上記の粘着剤にさらに必要に応じて、テルペン樹脂、スチレン樹脂などの粘着付与剤;シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどの充填剤;可塑剤などの軟化剤;アニリドなどの酸化防止剤;架橋剤などを配合し得る。
【0043】
粘着層を設ける方法は特に限定されないが、例えば上記の1種以上の粘着剤を適当な溶剤に溶解させて塗布する方法、適当な媒体に分散あるいは乳化させて塗布する方法、剥離紙にあらかじめ粘着剤層を塗布形成して貼合わせる方法、両面テープを積層する方法などが挙げられる。本発明において特に好ましいのは、適当な媒体に分散させたエマルジョンを塗布、塗工、あるいは積層する方法である。エマルジョン系粘着剤の場合、ホットメルト系粘着剤と異なり、樹脂の種類が限定されず、耐候性、透明性に優れ、薄く塗布することも可能だからである。
【0044】
貼着部6は、粘着剤にかえてデンプンのりのような水溶性の接着剤の層が重畳されていてもよい。このような水溶性の接着剤は濡らして展示商品20のような被貼着物に貼着されて用いられる。このような水溶性の接着剤は必ずしも剥離可能に貼着されないが被貼着物の種類によっては使用が可能である。
【0045】
本発明の貼着表示札2(2a、2b等)は、図16に示すように、並べて剥離台紙50に貼着部6を貼着してラベル52として流通過程に供されることが好ましい。ラベル52は嵩張らず、複数枚を重畳して保管、運搬が出来る。
【0046】
本発明の他の態様においては、図17に示す貼着表示札2dのように、支持腕部7dと、表示部8dとが第二の貼着部49を介して接着あるいは貼着されていてもよい。第二の貼着部49は粘着性の接着剤から成る第二の粘着層61を備え、貼着が剥離可能になされることが好ましい。これにより、表示部8dを状況に応じて交換出来る。
【0047】
貼着表示札2dに用いられるものとして、図18に示すように、帯体部48を備える表示札用粘着帯体41が好適に用いられる。帯体部48は一の端部で粘着層12を備えた貼着部40に連接し、他の端部で第二の粘着層61fを備えた第二の貼着部49に連接する。貼着部40は貼着表示札2d(図17)の貼着部6を構成することとなり、帯体部48が支持腕部7dを構成することとなり、第二の貼着部49に表示部8dが貼着されることとなる。この構成は、帯状フィルム体10cと、帯状フィルム体10cの一端部の上面に重畳された粘着層12と、帯状フィルム体10cの他端部の上面に重畳された第二の粘着層61とで作られる。
【0048】
図19に示すように、表示札用粘着帯体41は、並べて剥離台紙45に貼着部40と第二の貼着部49とを貼着して貼着表示札用ラベル60として流通過程に供されることが好ましい。このラベルは嵩張らず、複数枚を重畳して保管、運搬が出来る。
【0049】
以上本発明の表示札の態様を説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであり、これらの態様はいずれも本発明の範囲に属するものである。
【0050】
例えば、図17に示す貼着表示札2dにおいて、表示部8dを構成する葉体の裏面に粘着層が設けられて表示部8dがこの粘着層を介して支持腕部7dと接合されてもよい。
【0051】
更に、本発明の貼着表示札は、図20に示す貼着表示札2eのように、1個の貼着部6eから複数の支持腕部7eが延出されたものであってもよい。この場合は、各支持腕部7eごとに各支持腕部7eの形状や表示部8eの表示内容をかえて変化をもたせることが出来る。特に、各支持腕部7eごとに各支持腕部7eの形状をかえて各支持腕部7eごとに復元振動の周期をかえることにより、人目を引く効果を増すことが出来る。
【0052】
【発明の効果】
本発明の表示札は、運搬、保管及び設置のための特別なスペースを要せず、小型の多数の商品にもそれぞれに簡単に配置でき、更に、簡単な工程で製造できて低コストであり、僅かな外力によって効果的に揺動する表示札である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼着表示札の構成と、その貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図2】本発明の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる他の態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図3】図3(a)は、図1に示す貼着表示札の断面模式図である。図3(b)は、図4に示す貼着表示札の断面模式図である。
【図4】本発明の他の態様の貼着表示札の構成と、その貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図5】本発明の又他の態様の貼着表示札の構成を示す要部斜視模式図である。
【図6】本発明の更に他の態様の貼着表示札の構成と、その貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図7】本発明の又更に他の態様の貼着表示札の構成と、その貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様の一例を示す要部斜視模式図である。
【図8】図7に示す貼着表示札の折られる前の形状の平面図を示す。
【図9】本発明の別の態様の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様を示す要部斜視模式図である。
【図10】本発明の更に別の態様の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様を示す要部斜視模式図である。
【図11】本発明の又更に別の態様の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様を示す要部斜視模式図である。
【図12】図1に示す本発明の貼着表示札とは異なる態様の貼着表示札を示す平面模式図である。
【図13】図12に示す本発明の貼着表示札とは異なる態様の貼着表示札を示す平面模式図である。
【図14】図13に示す本発明の貼着表示札とは異なる態様の貼着表示札を示す平面模式図である。
【図15】図13に示す本発明の貼着表示札とは更に異なる態様の貼着表示札を示す平面模式図である。
【図16】本発明の貼着表示札を並べて剥離台紙に貼着したラベルの構成を示す説明図である。
【図17】本発明の更に別の態様の貼着表示札が被貼着物に貼着されて用いられる態様を示す要部斜視模式図である。
【図18】図17に示す貼着表示札に用いられる本発明の表示札用粘着帯体の構成を示す平面模式図である。
【図19】図18に示す本発明の表示札用粘着帯体を並べて剥離台紙に貼着した貼着表示札用ラベルの構成を示す説明図である。
【図20】本発明の貼着表示札の更に又異なる態様を示す平面模式図である。
【図21】従来の商品情報表示用の表示札の態様の一例を示す斜視図である。
【図22】従来の商品情報表示用の表示札の態様の他の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:被貼付物
2、2a、2b、2d、2f、2v、2x、2y:貼着表示札
6、6a、6d、6e、6x、6y、40、66:貼着部
7、7a、7b、7d、7e、7v、7x、7y、7z、77:支持腕部
8、8a、8d、8e、8y、8z:表示部
12:粘着層
14、14a、14b:折り目
16:くびれ
34、34a、35b:折り目誘発部
35:ミシン目状の孔
36:境界線の部分
38:帯体部
39:切り込み
41:表示札用粘着帯体
45、50:剥離台紙
49:第二の貼着部
52:ラベル
60:貼着表示札用ラベル
61:第二の粘着層
90:筋目
Claims (10)
- 被貼付物に貼付して表示を行う表示札であって、該被貼付物に貼着される貼着部と、該貼着部から延出された支持腕部とを含み、該支持腕部に表示部が設けられ、該貼着部が貼着された状態で、該支持腕部が自立的に保持される貼着表示札。
- 長尺フィルム体を基体とし、前記貼着部が該長尺フィルム体の一の端部に、前記支持腕部が該長尺フィルム体の長手方向中間部に、前記表示部が該長尺フィルム体の他の端部にそれぞれ設けられた請求項1に記載の貼着表示札。
- 前記長尺フィルム体の長手方向に折り筋が形成された請求項2に記載の貼着表示札。
- 1の前記貼着部から延出された複数の前記支持腕部を備える請求項1乃至3のいずれかに記載の貼着表示札。
- 前記貼着部が貼着された状態で、前記支持腕部が外力による撓みから自身の弾性で復元振動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の貼着表示札。
- 前記支持腕部にくびれ又は孔を有する請求項1乃至5のいずれかに記載の貼着表示札。
- 前記貼着部と前記支持腕部との間の位置に形成された折り目で折られた請求項1乃至6のいずれかに記載の貼着表示札。
- 前記折り目が前記支持腕部の延出方向と鋭角をなす請求項7に記載の貼着表示札。
- 前記貼着部と前記支持腕部との間の位置で折り目誘発部が形成された請求項1乃至8のいずれかに記載の貼着表示札。
- 前記支持腕部の他の端部に第二の貼着部が設けられ、該第二の貼着部に前記表示部が貼着された請求項1乃至9のいずれかに記載の貼着表示札。
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